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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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(1/2 より続く)

 

 

912213分 産経新聞)

浸水想定、周知足らず 専門家「ハザードマップ、理解促す取り組みを」

常総市では、河川の氾濫による浸水想定を示した「ハザードマップ」が作られ、市内の全戸に配布されていたが、今回の災害でも十分に活用されていなかった。

今回の浸水域はマップとほぼ一致するが、自宅が浸水した男性(28)は、「家にあるとは思うけれど、ちゃんと見たことはない。何十年も水害なんてないので大丈夫だと思っていた」と話した。

マップでは、市役所は1~2m未満の浸水が予測されていたが、市は今回、「ここまで水はこない」と判断し災害対策本部を設置。
結局、マップ通りに浸水して機能不全となった。

http://www.sankei.com/affairs/news/150912/afr1509120040-n1.html

 

 

9162340分 産経新聞)

水没した対策本部、混乱する避難所、県警との連携…問われる自治体の危機管理

 

常総市で、災害対策本部が置かれていたものの冠水で孤立した市庁舎は、もともと想定浸水域にあった上、停電時の命綱である非常電源設備が、浸水しやすい地面に置かれていたことが判明した。

 

避難所での想定外の混乱や行方不明者数をめぐる関係機関との連携不足もみられ、自治体の危機管理力が改めて問われそうだ。

 

http://www.sankei.com/affairs/news/150916/afr1509160041-n1.html

 

 

914 1817分 NHK水戸)

堤防で決壊の前兆「漏水」記録

 

鬼怒川では、決壊した場所からおよそ15kmも離れた上流でも堤防が決壊する前兆と見られる「漏水」と呼ばれる現象が発生し、その様子が映像で記録されていた。

 

早稲田大学理工学術院の関根正人教授は「大きな被害が出た常総市以外でも堤防が決壊する恐れがあった。こうした現象を重く受け止め、いち早く避難を行う態勢作りなど今後の対策に生かさなければいけない」と話している。

 

http://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/1076881181.html?t=1442264793989

 

 

9141531分 読売新聞)

川の中の木で水位上昇鬼怒川決壊で専門家調査

 

山田正・中央大教授は現地調査後、「川の中に木が生えていると、流れが遅くなり水位が上がる」と指摘。

現場付近は、上流に比べて川幅が狭くなっていることも、水位が上がった理由に挙げた。

こうした要因が重なり、堤防から水があふれ出し、外側の地盤が削られて堤防が崩壊したとの見方を示した。

 

清水義彦・群馬大教授も調査後、現場付近では川の流れが遅かった可能性を指摘。

「川の流れが堤防を浸食したとは考えにくい。決壊した堤防の外側には、大きなくぼみができており、あふれ出した水による浸食がかなり強かったとみられる」と話した。

 

http://www.yomiuri.co.jp/national/20150914-OYT1T50041.html

 

 

9151348分 産経新聞)

東日本豪雨 水でえぐられた地盤 専門家も「越水破堤」指摘

鬼怒川の堤防決壊現場を調査した山田正中央大教授は取材に、増水した川の水が堤防を越えてあふれ、外側の土手を削り取って決壊に至る「越水破堤」の可能性が高いとの見方を示した。

http://www.sankei.com/affairs/news/150915/afr1509150021-n1.html

 

 

 

以下は、大崎市関連で今後の教訓となりそうな事項などの報道(タイトルならびに本文抜粋)。

 

9121934分 NHK東北NEWS WEB)

大崎市 堤防決壊の情報伝えず

 

大崎市は、11日、特別警報が出される中、午前4時半に避難準備情報を出したが、避難指示や勧告は出さないまま、午前4時56分に渋井川の堤防が決壊したという通報が寄せられた。


しかし、大崎市はその後も周辺の住民に対し、堤防が決壊したことや外への避難が危険なことを伝えず、家の中で2階など高い場所に上がる「垂直避難」など具体的な方法についての避難指示もしていなかった。

 

大崎市防災安全課の岩崎課長は、「暗い中、避難させても2次被害が出るおそれがあるので、垂直避難のほうが安全だと判断し、避難勧告を出さなかった。今思えば、河川が決壊していることを伝え垂直避難を呼びかけるべきだった」と話している。

 

http://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20150912/4879091.html

 

 

9121934分 NHK東北NEWS WEB)

渋井川の水位観測装置故障放置

 

宮城県によると、堤防が決壊した付近には県が設置した川の水位を測る観測装置があったが、およそ2年前に故障し、そのまま放置した状態になっていて、データが残っていないことが新たにわかった。

 

県土木部河川課は、「観測装置は避難を判断するためのものではなかったことと、予算の関係で、修理に手が回っていなかった。今後は、どこに観測装置を設置するかも含め改めて検討していきたい」と話している。

 

http://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20150912/4895381.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

今回の豪雨は数10年に一度、マスコミによっては数100年に一度のことだと報道されていた。

 

参考)91230分 朝日新聞

東京)荒川決壊で死者3500人の恐れも 内閣府想定

出典URL

http://digital.asahi.com/articles/ASH9C5DNXH9CUTIL05C.html

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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