







2019年6月6日17時59分にNHK神奈川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日朝、横浜市で、市営地下鉄ブルーラインの始発電車がレールに置かれたままになっていた装置に乗り上げ脱線した事故で、当時、現場では装置の置き忘れを防ぐための警告灯やブザーのスイッチが切られていたことがわかった。
市の交通局は、作業手順にミスがあったとして、詳しい状況を調べている。
ブルーラインは、今も一部の区間で運転できなくなっている。
6日午前5時20分ごろ、横浜市営地下鉄ブルーラインの始発電車が横浜市泉区の下飯田駅を出て、120mほどの場所で脱線した。
横浜市交通局によると、事故を起こしたのは湘南台発あざみ野行きの6両編成の上り電車で、前から5両が進行方向の左側に脱線して止まったという。
車内には乗客およそ120人から130人がいたが、6日夕方になって、肩を打撲したという女性から病院で診察を受けると連絡があったという。
事故の影響で、ブルーラインは今も湘南台駅と踊場駅の間で運転できない状態が続いていて、踊場駅とあざみ野駅の間で折り返し運転を行っている。
全線での運行再開は、早くても今月9日の始発からになる見込みだという。
横浜市交通局によると、営業運転が始まる前の6日未明から早朝にかけて、作業員が工事用車両を通すための「横取り装置」と呼ばれる補助レールを点検していたが、この装置をレールの上に置いたまま撤去し忘れ、そこに始発電車が乗り上げたという。
本来、装置を使った場合は、撤去するまで警告灯をつけてブザー音を鳴らす決まりになっているが、脱線が起きたとき、そのスイッチは切られた状態だったという。
横浜市交通局は、作業手順にミスがあったとして、当時の詳しい状況を調べている。
一方、国の運輸安全委員会も鉄道事故調査官3人を現地に派遣して、原因の調査を進めている。
装置は、保守点検のための車両が上りと下りの線路を自在に行き来できるようレールの上に置くもので、長さはおよそ3.5mある。
横浜市営地下鉄ブルーラインでは、全部で6か所のポイント付近にこの装置が設置されているという。
スイッチを入れれば警告灯がつきブザー音が鳴る仕組みで、交通局の指令室でも使用状況を把握できるようになっている。
一方で、スイッチを切ってしまうと、横取り装置がレールの上に置かれた状態でも警告灯やブザー音はやんでしまうということで、交通局が事故当時の状況を引き続き調べている。
出典
『横浜市営地下鉄が脱線 一部不通』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20190606/1050006443.html
6月6日22時8分に神奈川新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市によると、営業運転中の市営地下鉄が脱線事故を起こしたのは1972年の開業以来、初めて。
市によると、電車は同駅から約150m走行した地点で、先頭車両の6号車から5両目の2号車までが進行方向左側に脱線。
運転士がブレーキを掛け、電車は40m先で停車した。
時速35km程度出ていたとみられる。
乗客は最後尾の非常口から降車し、線路脇を歩いて同駅に避難した。
装置は「横取り装置」と呼ばれ、長さは約3.5m。
工事用車両を移動させるために、本線と保守用の側線との分岐部分にかぶせて使用する。
6日午前1時半から同3時45分ごろまで、作業員3人が線路上で装置を点検。
終了後に撤去したと思い込み、装置が線路上にあることを知らせる警告灯やブザーを止めた。
そのため、司令所も運転士も装置が置かれたままになっていることに気付かなかった。
出典
『撤去忘れ装置に電車乗り上げ 脱線は1972年の開業後初』
https://www.kanaloco.jp/article/entry-172929.html
6月6日22時14分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市は、作業員が装置を元の場所に戻すのを忘れたとみて調べている。
装置は、置き忘れを防ぐため、使用時にピンを抜くと警告が出て、作業後にピンを戻すと止まる仕組み。
しかし、今回の事故では、装置がレールに残ったままピンだけ戻され、警告が消えた状態だった。
出典
『脱線後の地下鉄車内「煙で白くなって異臭が…」』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190606-OYT1T50307/
6月8日13時56分に神奈川新聞からは、復旧作業が難航しているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
横浜市は8日、復旧作業が難航し、全線運行再開の見通しが立っていない状況を明らかにした。
市交通局によると、脱線した車両5両のうち、3両はレール上に引き上げられたが、残り2両は、コンクリート製の枕木の損傷が激しく、車輪が枕木の下の砂利に沈み込んでいる。
このため、車体が傾いてトンネル側壁に接近し、作業スペースが確保できないことから、残り2両を引き上げるのが困難になっている。
また、レール上に引き上げた車両1両でも台車部分にひずみが見つかり、車両基地までの搬送に耐えられない可能性が出てきており、市交通局は撤去方法を再検討している。
市交通局はJR東日本、東急電鉄などにも協力を仰ぎ、ここまで延べ650人が復旧作業にあたっているという。
出典
『復旧作業難航 全線再開、見通し立たず』
https://www.kanaloco.jp/article/entry-173332.html
6月10日10時8分に朝日新聞からは、10日朝に運転を再開したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
横浜市交通局は10日午前10時、運行休止が続いていた湘南台~踊場(おどりば)間の運行を再開した。
当初は9日の始発からの再開をめざしていたが、脱線車両のレールへの引き上げなどに時間がかかったという。
破損した枕木などの復旧を10日未明に終え、試運転を行ったうえで運行を再開した。
事故車両は車両基地へ移動させる時間がなく、湘南台駅の2番線に暫定的に停車させている。
このため、運行本数の多い夕方ラッシュ時は、一部を踊場~あざみ野間での折り返し運転とした。
出典
『ブルーラインが運行再開 事故車両、駅に暫定停車のまま』
https://www.asahi.com/articles/ASM6B30P6M6BULOB002.html
(ブログ者コメント)
以下は、NHK映像の1コマ。
白が装置の通常時の状態で、脱線時は黄色のようになっていたとのこと。
2019年6月5日21時53分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後5時前、北広島市大曲にあるリサイクル会社の敷地内で、アルバイト従業員の手小さん(男性、71歳)がフォークリフトのフォーク部分と地面の間に頭を挟まれ倒れているのを近くにいた社員が見つけた。
手小さんは病院に運ばれたが、およそ1時間後に死亡が確認された。
警察によると、当時、手小さんはフォークリフトで鉄くずを運ぶ作業を1人でしていたという。
警察は、手小さんがフォークリストの運転席から降りてフォーク部分近くで作業をしていた際、何らかの理由で頭を挟まれたとみて、原因について詳しく調べている。
出典
『フォークリフトに挟まれ男性死亡』
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190605/0010868.html
2019年6月7日19時37分にNHK島根から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月5日、救急出動の要請を受けた大田市の大田市消防本部で119番通報を知らせる受信機の音が鳴らず、4分にわたって見逃していたことがわかった。
大田市消防本部によると、今月5日の午前4時ごろ、市内の住宅から「家族の男性の意識がない」と救急車の出動を要請する119番通報があった。
消防本部の通信指令室にある119番の受信機は、通常、電子音と緑色のランプの点滅で通報が入ったことを知らせるが、この時は機器の音が鳴らず、当直の職員は見逃したという。
男性の家族は119番に電話をかけ続け、通信指令室の職員は最初の通報から4分後の5回目の通報でようやくランプの点滅に気づき、救急車に現場へ向かうよう指示したが、男性は心肺停止の状態で病院に搬送され、搬送先の病院で死亡が確認された。
医師の診断の結果、男性は最初の通報よりも前に死亡していたことが確認されたということで、大田市消防本部では「死亡との因果関係はない」としているが、遅れについて遺族に謝罪したという。
受信機が鳴らなかった原因については調査中ということだが、大田市消防本部では、受信機を点検に出すとともに予備のものに交換し、現在は正常に作動しているという。
大田市消防本部の幸村消防長は、「市民の皆様に多大なご迷惑をお掛けし申し訳ございません。こうしたことを二度と起こさないよう、再発防止と原因究明を徹底して参ります」と話している。
出典
『救急要請4分にわたって見逃し』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/matsue/20190607/4030002897.html
(ブログ者コメント)
当直の職員は1人だけだったのだろうか?
また4分の間、どこで何をしていたのだろうか?
もし、通報に備えて所定の席で待機していたが、そこからはランプの点滅が見えなかった・・・ということであれば問題だ。
2019年6月4日20時32分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
神戸市立医療センター西市民病院(長田区)は4日、救急病棟に入院していた県内の40代男性患者が3月に亡くなった際、心電図などのデータをナースステーションのモニターに送る発信機の電池が切れていたと発表し、謝罪した。
病院によると、男性は昨年11月、頸椎椎間板ヘルニアで入院。
その後、誤嚥性肺炎を発症し、人工呼吸器を一時装着したが、2月13日からは自発呼吸で治療を受けていた。
3月24日午前零時前、看護師が血糖値を測定した際は異常なかったが、約1時間後に別の看護師が同室を訪ねた際、呼吸停止に気付いた。
当時、同病棟で電池式発信機を使っていたのはこの男性だけで、マニュアルで定める電池の入れ替えもされていなかった。
また、電池切れを示すアラーム音量を小さくしていたため、同病棟の当直スタッフ4人の誰も気付かなかった。
外部有識者も含めた「医療事故検討・対策委員会」が5月に開かれ、死因は特定できなかった。
出典
『神戸・西市民病院で死亡の男性 発信機が電池切れ』
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201906/0012395945.shtml
6月4日18時27分にYAHOOニュース(ABCテレビ)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
男性は健康状態を測る装置をつけていて、異常時はナースステーションでアラームが鳴るが、男性が呼吸停止の状態で発見された時、装置の電池は切れていた。
この日、24時間で交換するはずの装置の電池は交換されておらず、病院側は、早く急変に気づいていれば対応できたかもしれないとして、家族に謝罪したという。
出典
『患者の異変知らせる装置が電池切れで40代男性死亡 神戸』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190604-00022057-asahibc-l28
6月4日18時1分にNHK兵庫からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
男性患者は去年11月、椎間板ヘルニアの手術を受けたあと、合併症の影響で誤えん性肺炎となり、入院して治療を受けていたが、ことし3月、定期的なたんの吸引のために看護師が訪れたところ、呼吸が停止した状態で見つかり、その後、死亡した。
男性は、心拍数や心電図などの情報をナースステーションに送るための装置を着けていたが、看護師が異変に気づいたとき、この装置は電池切れで正常に作動していなかったという。
本来、電池が少なくなった場合には、モニターのアラームが鳴って知らせることになっているが、当時は、ほかの入院患者に迷惑にならないように、その音量を小さく設定していたという。
出典
『電池切れで発見遅れたか患者死亡』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20190604/2020004005.html
6月4日19時46分に関西テレビからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
電池の交換は24時間おきに必要だったが、引継ぎが不十分で交換していなかったという。
出典
『発信器の”電池交換”忘れ…患者の急変に気付かず、不適切対応で男性死亡 神戸市』
https://www.ktv.jp/news/articles/86d324aa506c4c8f8d1d5519fbc1bfac.html
6月4日付で同病院からは、下記趣旨の記者発表資料がネット公開されていた。
再発防止策:
モニターの管理について再検討を行い、管理体制の整備、使用方法の徹底により強化する。
また、救急病棟においては電池式の発信機は使用せず、すべてベッドサイドモニターを使用して、セントラルモニターと併せてモニタリングすることとする。
出典
『神戸市立医療センター西市民病院における死亡事例について』
http://www.city.kobe.lg.jp/information/press/2019/06/20190604136501.html
2019年6月4日17時26分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
日本医療安全調査機構は4日、入院中にベッドなどから転落、転倒し、頭部外傷で亡くなった患者11人を調べた結果、うち8人は頭を打った直後、意識がはっきりしていたものの、その後、症状が急速に悪化して死亡していたと発表した。
急性硬膜下血腫などを起こしており、早く対応していれば、救えた可能性がある。
機構は同日発表した提言で、転落、転倒した患者に関しては、異常がなくてもコンピューター断層撮影装置(CT)で頭部を検査するよう勧めている。
医療事故調査制度が始まった2015年10月から昨年末までに、ベッドの周囲や病室内で転落するなどして死亡した患者18人のうち、頭を打ったことと死亡との因果関係が明らかな11人を分析。
全員が60代以上で、うち7人は血液が凝固しにくくなる薬を内服しており、出血量の増大に影響したとみられる。
提言では、ベッドに転落防止用の柵を設けたり、頭部を守る保護帽を着用させたりすることを推奨。
「少ない人員で対応していることが現場の疲弊を招いている」として、看護助手などの増員を検討するべきだとしている。
〔共同〕
出典
『転落患者にはCT検査を 意識障害なくても容体急変』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45672120U9A600C1CR8000/
(ブログ者コメント)
産業現場でも、転倒などして頭部を打った場合は要注意だ。
2019年6月6日8時51分に埼玉新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午後4時ごろ、埼玉県深谷市榛沢の太陽光パネル設備会社「Hメンテナンス」で、作業場の改修作業をしていた会社員の須川さん(男性、48歳)が、倒れてきた鉄骨の下敷きになり死亡した。
警察によると、須川さんは建物内で鉄骨と鉄骨をつなぎ合わせる作業をしていたところ、立て掛けてあったコの字形の鉄骨が倒れてきたという。
警察で事故原因を調べている。
出典
『下敷きになり男性死亡、鉄骨が倒れる 会社の作業場、鉄骨と鉄骨をつなぐ作業中に/深谷』
https://this.kiji.is/509153216842089569?c=39546741839462401
2019年6月4日17時47分にNHK神奈川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午後3時すぎ、相模原市中央区小町通で、「工場で爆発音がして火が出ている」と、消防に通報があった。
消防車など26台が出て消火にあたっているが、消防によると、午後5時半の時点で周囲に燃え広がるおそれはほぼないものの、火は消し止められていないという。
警察によると、この火事で、これまでに50代の男性1人が軽いやけどをして病院に搬送されたという。
午後4時ごろにNHKのヘリコプターから撮影した映像では、工場から灰色の煙が立ち上り、周辺の住宅地に広がっている様子が確認できる。
警察によると、現場では刺激臭がしているということで、警察は近くの住民などに避難を呼びかけている。
火が出たのは「T電化工業」の工場で、会社のホームページによると、金属加工などを行っているという。
現場は相模原市役所から西に1.5kmほど離れた場所で、周辺には住宅や工場が建ち並んでいる。
この火事について相模原市は、現場の近くの地域の住民にメールや無線を使って、煙を吸い込まないように窓を閉めることや現場に近づかないことを呼びかけている。
また、自主的に避難する住民がいれば、現場近くにある2つの公民館で受け入れることにしている。
出典
『相模原で工場火災 避難呼びかけ』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20190604/1050006411.html
6月4日22時49分に神奈川新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午後3時15分ごろ、相模原市中央区小町通2丁目の金属加工会社「T電化工業」の工場から出火した。
警察や消防によると、同社の建物などを焼き、男性従業員(55)が手に軽いやけどを負った。
出火当時、工場内では金属の加工作業が行われていたとみられ、警察が出火原因を調べている。
現場付近には煙が充満し、刺激臭がしたため、警察などが近隣住民に避難を呼び掛け、市は公民館2カ所を避難所として開設。
複数人が避難したが、午後8時半までに帰宅した。
工場近くの小学校3校では、下校時に教員が児童を引率。
中学校1校では屋外での部活動を中止した。
出典
『相模原の金属加工会社から出火 住民避難も、1人軽傷』
https://www.kanaloco.jp/article/entry-172327.html
2019年6月4日18時32分にABCニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日、西宮市の入浴施設で、洗い場を仕切っている石の壁が突然倒れ、下敷きになった男性が太ももの骨を折る重傷を負った。
午後1時40分ごろ、西宮市鳴尾浜にあるスーパー銭湯「Kの郷」の浴室で「突然、壁が倒れて客の男性がけがをしている」と職員の男性から警察に通報が入った。
警察によると、入浴客の25歳の男性が体を洗い終えたあと、洗い場を仕切る石の壁に触れた際に、石の壁が男性に向かって倒れてきたという。
男性は右足の太ももの骨を折る重傷。
(記者リポート)
「男性が下敷きになった壁は1枚の石で出来ていて、男性1人の力では持ち上げることが出来ないくらい重かったということです」。
「Kの郷」は開業して約15年が経っていたということで、警察は施設の老朽化が一因とみて関係者から事情を聞いている。
出典
『スーパー銭湯で洗い場の仕切り壁が突然倒れ男性重傷 老朽化が原因か 兵庫・西宮市』
https://www.asahi.co.jp/webnews/pages/abc_2056.html
6月4日17時38分に神戸新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、同施設の浴室内に設置された洗い場の仕切り壁が倒れ、男性客(25)=尼崎市=が下敷きになり、右大腿骨を折る重傷を負った。
警察によると、仕切り壁は石でできており、高さ約140cm、横約120cm、厚さ約5cm。
出典
『浴室の仕切り壁倒れ客が下敷きに 西宮、入浴施設』
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201906/0012395297.shtml
2019年6月3日18時43分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
横断歩道の赤信号を無視して交差点を歩いて渡り、バイクと衝突して転倒させ、バイクの運転手を死亡させたとして、静岡県警静岡中央署は3日、静岡市駿河区の男性会社員(41)を重過失致死容疑で静岡地検に書類送検した。
容疑は、1月16日午後11時45分ごろ、静岡市葵区の国道交差点で、赤信号を無視して横断歩道を歩いて渡り、青信号で進入してきたバイクと衝突。
バイクを転倒させ、運転手の同区の男性(当時47歳)を死亡させたとしている。
男性会社員も首の骨を折る重傷を負って入院したが、現在は退院しているという。
同署によると、男性会社員は、当時飲酒していたとみられ、赤信号を渡ったことは認めているが、「詳細は覚えていない」と話しているという。
重過失致死罪は、不注意の程度が大きい過失で人を死亡させた場合に適用されるが、同署は
▽赤信号を無視して渡れば事故を招くことが予見できた
▽バイクの進行に気づいたのに回避措置をとらなかった
ことが重大な過失に当たると判断した。
同署は、バイクの男性も、自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)容疑で、容疑者死亡のまま書類送検した。
同署は2016年に原付きバイクと衝突した歩行者を、17年は自転車とぶつかった歩行者を、それぞれ重過失致傷容疑で立件している。
同署は、「信号無視で歩行者が立件されるのは珍しい。車両の運転手に限らず、歩行者も処罰対象になることはあるので、交通ルールを順守してほしい」としている。
出典
『信号無視の歩行者、衝突したバイク男性死なせた疑いで書類送検 北九州市でも2018年11月に類似事例あり』
https://mainichi.jp/articles/20190603/k00/00m/040/119000c
(ブログ者コメント)
同様な赤信号無視歩行者の書類送検事例は、2018年11月に北九州市でも起きている。(本ブログ紹介スミ)
2019年5月22日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9663/
(2019年6月10日 修正1 ;追記)
2019年6月3日7時0分に毎日新聞から、廃棄電気製品などの保管場所で大規模火災が相次いでいる、常総市の業者は古物商の許可しか持っていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国内でプラスチックごみの処理が追いつかなくなる中、プラスチックを多く含んだ廃棄電気製品などの保管場所で大規模火災が相次いでいる。
中国がリサイクル資源としてのプラごみ輸入を2017年末に原則禁止して以降、処理業者のプラごみ保管量は増加しており、更なる火災の発生が懸念されている。
環境省は相次ぐ火災について、電気製品のリチウムイオン電池が出火元の可能性があるとして、5月20日、都道府県などに注意を呼びかける通知を出した。
5月15日早朝、茨城県常総市の資材置き場で火災が起きた。
消防車など延べ約240台が出動し、消防隊員ら延べ約1360人が消火活動に当たって、27日に鎮火した。
現場は敷地約5000m2に、企業や家庭から回収したとみられる洗濯機や冷蔵庫といった廃棄電気製品などが、高さ約10mに積み上げられていたという。
火災で黒煙が上がり、近くの小学生ら数10人が一時、のどや目の痛みを訴えた。
環境省によると、この他にも4月以降、東京都、埼玉県、栃木県などの廃棄物処理業者の敷地内で、プラごみなどが燃える大規模な火災が起きている。
プラごみの8割近くは企業などが出す産業廃棄物だが、中国の原則禁輸後、首都園を中心に処理が追いつかず、中間処理業者の敷地に山積みされるケースも目立つ。
禁輸前は、金属などを取り除いた廃棄電気製品もプラスチック資源として中国に輸出されており、常総市の火災では業者が茨城県の聞き取りに、「輸出できず、廃棄電気製品がだぶついていた」と説明した。
相次ぐ火災は、原因が特定できていないものもあるが、環境省は一部について、廃棄電気製品から分別されずに残ったリチウムイオン電池の発火が原因とみる。
山積みになった石油由来のプラごみが燃えれば、大規模火災につながる。
早期の注意喚起が必要として、環境省は5月20日、業者への分別徹底や火災防止の指導、消防との連携を求める通知を都道府県などに出した。
一方、常総市などによると、5月15日に火災が起きた業者は古物商の許可しかなく、産業廃棄物や家電を回収できる許可は得ていなかった。
各地で違法な廃品回収が行われているとされ、産廃処理業者などで構成する東京都産業資源循環協会の担当者は、「違法業者にまで火災予防を徹底するのは困難」と苦慮している。
出典
『リチウムイオン電池が火元か 資材置き場で火災頻発 プラごみに紛れ』
https://mainichi.jp/articles/20190602/k00/00m/040/225000c
(ブログ者コメント)
たしかに最近、このような廃棄物置き場での火災事故が増えている感がある。
2019年6月4日12時36分にNHK富山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後10時半すぎ、黒部市岡にある「Hゴム工業」の工場で従業員の男性が機械に挟まれているのを同僚の男性が見つけ、会社の警備員を通じて消防に通報した。
警察によると、男性は黒部市田家新に住む「Hゴム工業」の社員・田村さん(男性、36歳)で、病院に搬送されたが頭部を損傷していて、約1時間後に死亡した。
田村さんは、ゴム製品の材料を冷やす機械の内部で作業をしていたところ、回転する鉄製の棒と、その上にある鉄製のパイプの間に頭を挟まれたという。
当時、工場には7人の従業員がいたが、田村さんは一人で作業をしていたとみられるということで、警察は工場の関係者に話を聞いて、事故の詳しい状況や会社の安全管理に問題がなかったかどうか調べることにしている。
Hゴム工業は、「二度とこういった事故が起きないよう、設備面の安全対策を徹底するとともに、従業員の安全意識を高めていきたい」と話している。
出典
『ゴム工場で機械に挟まれ男性死亡』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20190604/3060002014.html
6月4日15時45分にYAHOOニュース(富山テレビ)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日夜、黒部市のゴム製品を製造する工場で、作業をしていた男性が機械に頭をはさまれ、死亡した。
3日午後10時45分頃、黒部市岡のHゴムの工場で、作業をしていた黒部市田家新の田村さん(36)がゴム製品の材料を吊るす鉄製のハンガーとパイプの間に頭をはさまれた。
同じ製造ラインで働く男性従業員が見つけ、田村さんは病院に運ばれたが、およそ1時間後に死亡が確認された。
警察によると、事故当時、工場には7人の従業員がいたが、田村さんは一人で作業をしていたとみられるという。
警察は、工場関係者から話を聞くなどして、事故の原因や会社の安全管理に問題がなかったかどうかを調べている。
出典
『黒部市の工場で機械にはさまれ死亡』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190604-00000005-bbt-l16
(2020年3月10日 修正1 ;追記)
2020年3月9日19時47分にNHK富山からは、別の従業員が誤って装置を作動させたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
去年6月黒部市の工場で、作業していた従業員が機械に挟まれて死亡した事故で、魚津労働基準監督署は9日、会社と責任者の男性を、安全管理の指導を怠ったとして労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。
この事故は去年6月、黒部市の工場で、従業員の男性がゴム製品の材料を冷やす機械の中で掃除をしていたところ、一緒に作業をしていた従業員が誤って装置を作動させ、回転する鉄製の棒とその上にある鉄製のパイプの間に頭を挟まれ死亡しました。
この事故で魚津市労働基準監督署は9日、黒部市のゴム製品製造会社の「Hゴム工業」と安全対策の責任者を務める57歳の男性を、安全管理の指導を怠ったとして富山地方検察庁魚津支部に労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。
「Hゴム工業」はNHKの取材に対し、「事故が二度と起こらないよう、今後も再発防止を徹底していきたい」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20200309/3060003924.html
(ブログ者コメント)
以下は、映像の1コマ。
結構大きな工場だ。
2019年6月4日10時0分にYAHOOニュース(徳島新聞)から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
3日午後5時10分ごろ、徳島市応神町古川の吉野川橋北詰め県道のアンダーパスで、クレーン付き14トントラックが高さ制限ゲート(高さ3.8m、幅8.8m)に衝突し、倒れたゲートが後続のトラックや対向する乗用車にぶつかるなど、計10台が絡む事故があった。
うち、1.5トントラック1台が横転し、運転していた北島町の40代会社員男性が頭を切り、助手席の徳島市の50代会社員男性が肋骨を折るけがをした。
警察によると、現場は吉野川橋をくぐる片側1車線の直線道路。
徳島市の40代会社員男性のクレーン付きトラックが衝突したゲートは、後続の12トントラックの荷台部分に挟まった。
トラックは引きずる状態で約60m走行し、対向する乗用車やトラックなど数台にぶつかった。
警察が詳しい事故原因を調べている。
事故の影響で、アンダーパスの全区間約600mは約3時間通行止めとなり、約2km渋滞した。
出典
『ゲート衝突が発端に、10台絡む事故 徳島・吉野川橋アンダーパス』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190604-03211051-tokushimav-l36
6月4日5時23分にNHK徳島からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後5時すぎ、徳島市の県道で、吉野川に架かる吉野川橋北詰アンダーパスに設置された高さ制限のゲートにクレーンのついたトラックが衝突した。
事故の衝撃でゲートは倒れ、後続の大型トラックの荷台部分にめり込んだうえ、対向車線を走ってきた複数台の車もそのゲートに次々と衝突した。
このうちトラック1台が横転し、警察によると、乗っていた男性2人が肋骨を折るなどのけがをしたが、命に別状はないという。
現場は徳島市中心部に近い吉野川沿いを通る片側1車線の直線道路で、倒れたゲートは地上からおよそ3m80cmの高さに設置されていたという。
警察は、最初にゲートに衝突したトラックの運転手から話を聞くなどして、当時の状況を詳しく調べている。
出典
『高さ制限ゲートに車衝突2人けが』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tokushima/20190604/8020004735.html
(2020年2月21日 修正1 ;追記)
2020年2月20日18時8分にNHK徳島から、両方の車の運転手がともに書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年6月、徳島市の県道で、直前の接触事故で傾いた高さ制限のゲートに後続の大型トラックが衝突し、引きずられたゲートに対向車線の車が次々と巻き込まれて、男性3人が骨折などのけがをしました。
警察は任意で事情を聞くなどして捜査を進めた結果、20日、先にゲートに接触したクレーン付きのトラックを運転していた徳島市の40代の会社員の男性を道路法違反と過失運転傷害の疑いで書類送検しました。
警察によりますと、クレーンのアームをしっかりと降ろさないまま、道路の高さ制限の3.8メートルを超えた車高で走行していたということです。
また、ゲートを引きずって走行した後続の大型トラックを運転していた阿波市の20代の男性も過失運転傷害の疑いで書類送検されました。
警察の調べに対し、2人とも容疑を認めているということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tokushima/20200220/8020006903.html
(ブログ者コメント)
以下は、映像の7コマ。
事故に巻き込まれた車のドラレコ映像などが放映されていたが、クレーンがゲートに接触したシーンは放映されていなかった。
(2020年5月10日 修正2 ;追記)
2020年5月8日23時22分にNHK徳島から、運転手に罰金50万円という、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
徳島区検察庁は、ゲートを安全に通過できるか確認せず進行したなどとして、クレーン付きのトラックを運転していた徳島市の45歳の男を道路法違反と過失運転傷害の罪で略式起訴しました。
男は徳島簡易裁判所から罰金50万円の略式命令を受け、8日までに納付したということです。
ゲートを引きずったなどとして過失運転傷害の疑いで書類送検された大型トラックの20代の男性運転手は不起訴となりました。
検察は不起訴の理由を明らかにしていません。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tokushima/20200508/8020007545.html
2019年6月4日19時45分に神奈川新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後2時10分ごろ、厚木市緑ケ丘5丁目の金属加工会社の工場で、厚木市三田南2丁目、会社員の男性(32)が工場内で倒れているのを同僚の男性(42)が見つけた。
男性は胸などを強く打っており、病院で死亡が確認された。
警察によると、亡くなった男性は当時、鉄板を加工するプレス機から出てくる鉄くずを処理する作業をしていた。
大きな音がしたため同僚男性が駆け付けたところ、うつぶせで倒れていたという。
近くには鉄くずを集める箱(高さ約65cm、幅約310cm、奥行き約60cm)が傾いており、亡くなった男性が何らかの原因でこの箱と別の機材の間に挟まれた可能性もあるとみて、警察は死因や経緯などを調べている。
出典
『工場で作業中の男性が死亡 鉄くず処理の作業に従事』
https://www.kanaloco.jp/article/entry-172388.html
2019年6月4日6時42分にNHK新潟から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後、阿賀町で、「砂防えん堤」の建設に伴う、道路の補強工事にあたっていた50歳の男性作業員が落下した鉄板に挟まれて、まもなく死亡した。
死亡したのは、阿賀町に住む建設会社の50歳の男性作業員。
男性は、阿賀町豊実で「砂防えん堤」の建設に伴う道路の補強工事のため、同じ会社の2人とともにトレーラーの荷台からショベルカーを使って鉄板を運ぶ作業にあたっていたが、突然、鉄板の穴にかけていたショベルカーのフックが外れ、縦6m、横1.5m、重さ1.6トンの鉄板が落下したという。
この事故で男性は鉄板とトレーラーの間に挟まれ、胸などを強く打ち、病院に搬送されたが、およそ2時間40分後に死亡が確認された。
警察は、一緒に作業にあたっていたほかの作業員から事情を聴くなどして、事故の詳しい状況を調べている。
出典
『工事中に鉄板落下 作業員死亡』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20190604/1030007960.html
(ブログ者コメント)
フックが穴から外れたのだろうか?
それとも、フック自体がショベルカーから外れたのだろうか?
それはさておき、クレーン機能のないショベルカーで資材を吊り上げていて事故を起こした法令違反事例を、本ブログでは過去に何件か紹介している。
もしかすると、今回の事例も、そのようなパターンだったのかもしれない。
2019年6月2日2時15分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後8時15分ごろ、横浜市南部を走る無人運転の新交通システム「シーサイドライン」新杉田駅(同市磯子区)で、列車が進行方向とは逆に走り出して、車止めに衝突した。
警察によると、14人がけがをし、そのうち6人が骨折などの重傷。
命に別条はないという。
運営会社の横浜シーサイドラインによると、列車は新杉田発並木中央行きで、5両編成。
乗客は50人以上いたとみられ、始発駅の新杉田駅でドアが閉まった後に逆走した。
警察によると、本来の停車位置から約25m逆走したという。
同社は2日未明に記者会見し、「事故原因は調査中」と説明した。
運転再開の見通しも立っていないという。
国交省は同社に対し、安全が確認できるまで運行を再開しないよう指示した。
シーサイドラインは1989年に開業。
新杉田~金沢八景(横浜市金沢区)の約11kmを結ぶ新交通システムで、運転士が乗車していない完全自動運転が特徴だ。
同社ウェブサイトによると、あらかじめ登録されたダイヤ情報をもとに、司令所にある運行管理装置で進路設定や発車時刻などを制御。
運行管理装置からの情報をもとに、自動運転装置でプログラムに沿った無人運転をしているという。
事故を受けて、国の運輸安全委員会は1日夜、鉄道事故調査官を現地に派遣した。
出典
『シーサイドライン25m逆走し衝突、14人重軽傷 横浜』
https://www.asahi.com/articles/ASM616WP6M61ULOB00Q.html
6月2日3時2分に神奈川新聞からは、事故時の車内の様子などに関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故車両の2両目に乗っていた男性会社員(46)は、事故の衝撃で車内のポールに手足をぶつけた。
「発車から5秒後に事故があった。ドンという大きな音がして、買い物袋に入っていた牛乳が飛んだ。突然の衝撃で何があったのかわからなかった」と話した。
同じ車両に乗っていた女性会社員(51)は「ものすごい衝撃だった」と回顧。
女性は座っていてけがはなかったが、座席から投げ出された他の乗客は、頭から血を流したり、うずくまったりしていたという。
「車内でしばらく何も説明がなく、怖かった」と憔悴した様子だった。
衝突から数分後に先頭車両から避難できるとアナウンスがあり、2人ともほかの乗客とともに誘導されて車外に出た。
しばらくドアが開かず、「早く出せ」と怒鳴り声が飛んだり、子どもが泣き叫んだりして混乱していたという。
車両を制御する司令所は並木中央駅の本社にある。
出典
『シーサイドライン逆走し、衝突 重傷6人、軽傷9人』
https://www.kanaloco.jp/article/entry-171795.html
6月2日20時56分に朝日新聞からは、車両側のシステムに問題があった可能性があるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
列車が逆走を始める直前まで、駅の機器室と車両側のやりとりが正常だったことが、運営会社への取材でわかった。
駅側が出発の合図を出した直後に逆走しており、合図を受ける車両側のシステムに問題があった可能性がある。
同社の自動運転システムは、駅にある無人の機器室と車両の双方に付いている装置が、進路変更などの信号をやりとりして運行を管理する仕組み。
新杉田駅は折り返しの始発駅で、事故直前に駅側の装置が進行方向の切り替えを指示し、車両側から切り替えが終わったとの返答があった。
続いて駅側が出発の合図を出した直後に、列車が逆走を始めたという。
このとき、本社では3人の職員が遠隔で運行状況を監視していたが、衝突前に異常を知らせる表示はなかった。
逆走時に自動停止する仕組みはなく、車両の障害物検知装置は接触までブレーキがかからない上、今回は作動しなかったという。
シーサイドラインは1989年に開業し、94年から運転士が乗らない完全自動運転になった。
現在の2000型車両は2010年に導入し、4年かけて更新した。
出典
『車両側のシステムに問題か 逆走したシーサイドライン』
https://www.asahi.com/articles/ASM625K4ZM62UTIL00Z.html
6月3日1時38分に毎日新聞からは、逆走を想定した自動停止システムがなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・・・
シーサイドラインのシステムには、車両が逆走しても自動で止まる仕組みがなかったことも明らかになった。
これまでに国内の新交通システムで逆走した事例はなく、同社は「逆走するという想定がなかった」としている
・・・・・
出典
『運行会社「逆走の想定なかった」 自動停止の仕組みなし シーサイドライン逆走』
https://mainichi.jp/articles/20190602/k00/00m/040/157000c
6月3日9時9分に産経新聞からは、車止めが衝撃を吸収したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
車両が車止めに衝突した後、約1m動いて停止していたことが3日、運営会社への取材で分かった。
車止めは衝撃を吸収するために動くよう設計されており、運輸安全委員会や運営会社は強い衝撃が加わったとみて、事故の状況を詳しく調べる。
運営会社によると、車止めは油圧式ダンパーで支えられており、元々の位置から最大で約1m動く。
衝突時にブレーキはかかっておらず、車止めが衝撃を吸収したことで停車した。
計算上、時速10km以上で衝突した可能性があるという。
出典
『衝突後、1メートル移動 横浜シーサイドライン 車止めが衝撃を吸収』
https://www.sankei.com/affairs/news/190603/afr1906030008-n1.html
6月3日21時22分に朝日新聞からは、無人運転各社が職員をホームに配置するなどの緊急対策を始めたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同様に無人運転をしている全国の路線が3日、職員をホームに配置するなどの緊急対策を始めた。
各社とも、逆走は「想定外」と説明。
原因が特定されない中、乗客の安心や安全を図る目的がある。
・・・・・
ゆりかもめは、職員を始発駅のホームに置き、出発時にいつでも非常停止ボタンを押せるようにした。
・・・・・
出典
『逆走のシーサイドライン、時速20キロ以上で衝突か』
https://www.asahi.com/articles/ASM634VS9M63ULOB00S.html
(2/2へ続く)
(1/2から続く)
6月6日21時33分に朝日新聞からは、電気系統の断線が原因か?という、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故車両(5両編成)を調べたところ、1号車の電気系統に断線が見つかった。
駅側から出した進行方向の切り替え指示は、2号車にあるATO装置から、1号車を通る配線を経由して、モーターの回転方向などを制御する装置に伝えられる。
断線によって指示が制御装置に伝わらなかった可能性があり、方向転換の指示が各車両に行き渡らないまま発車したため、逆走して車止めに衝突したとみられる。
断線を警告するシステムはなかったという。
断線箇所は1両目の車体下部の、外部から見えない場所にあるという。
同社では定期的に動作確認をしてきたが、目視での配線の確認は4年に1度。
多数の配線をすべて確認するのは困難という。
同社は、「こうした事態を想定して安全に停止させるシステムがなかった」と運行システムに欠陥があったと認めたうえで、「早急な修正が必要」とした。
出典
『逆走事故、電気系統の断線確認 運行会社、欠陥認める』
https://www.asahi.com/articles/ASM6644JMM66ULOB00R.html
6月6日21時45分に読売新聞からは、断線が原因で異常時に列車を停止する装置も作動しなかったなど、下記趣旨の記事が解説図付きでネット配信されていた。
運営会社が事故車両を調べたところ、1両目の配線1本に断線を発見した。
この配線は、2両目に搭載されたATOから進行方向の切り替えの信号を全車両のモーターに伝える役割を担っていた。
同社が記録を確認したところ、発車する前の段階で切り替え信号は途切れ、モーターに伝わっていなかった。
また、断線のため、逆走など異常があると列車を停止する装置にも進行方向の信号が伝わらず、作動しなかったという。
断線があった回路は6年ほど前から使用し、事故の3日前に実施した点検では異常はなかったという。
出典
『シーサイドライン逆走、断線で進行方向伝わらず』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190606-OYT1T50302/
6月6日16時13分にNHK神奈川からは、3日前に実施した電気を通す点検では異常なかったなど、同趣旨の記事がネット配信されていた。
先頭車両にある進行方向を制御する装置につながる回路で断線した箇所が見つかったという。
この回路は車両を導入した6年前から使われていて、事故の3日前に電気を通す点検で異常は見つからなかったが、目視では確認していなかったという。
出典
『先頭車両の制御装置付近で断線』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20190606/1050006439.html
6月6日21時9分に神奈川新聞からは、断線した配線は束の中の1本だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
運営会社によると、断線していたのは、1号車後方部分に設置された「機器箱」内の回路。
100本以上が束になって収納されており、うち1本が切れていた。
1号車の回路は他の車両の回路と連動しており、全てのモーターが後方に進むと認識。
その結果、車両は逆走して約25m後方の車止めに衝突した。
車両の後退を検知すると急停車する仕組みも機能しなかった。
会見した同社の担当者は、「車両全体が金沢八景駅に向かって走るよう認識すべきところ、一部の回路だけ、その認識が伝わっていなかった」とし、回路の断線が逆走の直接的な原因とみられると説明した。
また、断線で一部の指示が伝わらない事態を想定したバックアップ体制を取っておらず、その点は「システムの欠陥」との見方も示した。
事故車両の回路は6年前から使用。
同社は、断線した原因や時間を特定するとともに、無人による自動運転での運行再開のためにシステムを改修するとした。
出典
『車内で断線、方向切り替え伝わらず システム欠陥も認める』
https://www.kanaloco.jp/article/entry-172922.html
6月8日4時48分にNHK NEWS WEBからは、フェイルセーフ設計になっていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
これまでの運行会社の調査などで、先頭車両にある進行方向を制御する装置につながる回路が断線しているのが見つかり、逆走につながったとみられている。
また、この回路が断線した場合に車両を動かなくする「フェイルセーフ」と呼ばれる設計になっていなかったということで、現在は有人運転を行っている。
一方、NHKが全国のほかの無人運転の新交通システム6社に取材したところ、5社は、回路が断線した場合、車両を動かなくする設計になっていることを確認したという。
国交省は新交通システムの運行会社などでつくる協議会を立ち上げ、フェイルセーフの設計が徹底されているかや想定外のリスクがないか検証し、再発防止策を検討することにしている。
出典
『シーサイドライン逆走 回路断線で車両止める設計なし』
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190608/k10011945411000.html
(2019年6月21日 修正1 ;追記)
2019年6月14日22時20分に神奈川新聞からは、回路断線が事故前の走行中に起きていたなど、下記趣旨の記事が配線束の写真付きでネット配信されていた。
運行会社によると、事故が発生した1日午後8時15分、新杉田発金沢八景行き下り列車は、新杉田駅で地上側ATOからの信号は正常に送られていたが、車両内の下り方向に進むよう指示する回路が断線していて進行方向の切り替え指示が伝わらなかったため、車両は逆走した。
同社などによると、断線したのは、1本前の下り列車が幸浦~産業振興センター間を走行中の午後7時25分ごろ。
金沢八景到着後、新杉田へ折り返す際に、上り方向を指示する別の回路は正常だったため、通常通り金沢八景駅を出発した。
断線した回路は1号車後方に設置された「機器箱」に収納され、直径2~3mm。
一部はステンレス製車体の内骨に接触し、溶けていた。
同社や国の運輸安全委員会は断線が事故の原因とみて、さらに詳しく調べる。
出典
『逆走事故前、走行中に回路断線 自動運転再開メド立たず』
https://www.kanaloco.jp/article/entry-174821.html
6月14日22時23分に産経新聞からは、骨組みとの摩擦で配線が切れた可能性があるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
上り、下りの進行方向をモーター制御装置にそれぞれ伝える電線2本のうち、下り方向を指示する1本が1両目で断線していた。
走行による振動で電線と骨組みが摩擦を起こし、切れた可能性がある。
電線は先が溶けた状態で車体内部に付着していた。
出典
『車体骨組みに接触し断線か 事故50分前 横浜の自動運転逆走』
https://www.sankei.com/affairs/news/190614/afr1906140033-n1.html
2019年6月1日13時12分にNHK岡山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午前4時半ごろ、倉敷市水島川崎通にあるJFEスチール西日本製鉄所の工場で、「作業員が重機にひかれた」と消防に通報があった。
警察によると、事故が起きたのはコークスを製造する工場で、下請け会社の従業員で岡山県津山市の宿野さん(男性、62歳)が、別の作業員が運転していた重機にひかれたという。
宿野さんは近くの病院に運ばれたが、およそ1時間後に死亡した。
警察によると、当時は、宿野さんを含む3人ができあがったコークスをスコップで回収する作業をしていて、宿野さんはバックしてきた重機と接触して転倒し、下敷きになったという。
警察は、重機を運転していた作業員から話を聴くなどして、当時の詳しい状況を調べている。
JFEスチール西日本製鉄所の担当者は、NHKの取材に対し、「事故の原因を究明し、再発防止に取り組みます」と話している。
出典
『JFE製鉄所で重機にひかれ死亡』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20190601/4020002876.html
(2019年12月6日 修正1 ;追記)
2019年12月3日17時13分にNHK岡山からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
倉敷労働基準監督署は、作業の指揮をしていた下請け会社の47歳の男性が安全管理を怠り、宿野さんを、重機と接触するおそれがある場所に立ち入らせたとして、この男性と、下請け会社の広島県福山市に本社がある「U社」を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20191203/4020004235.html
2019年5月31日20時32分にNHK山梨から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月11日の夜、北杜市と韮崎市を中心に停電が発生し、最大4万戸余りが影響を受け、復旧までにおよそ4時間かかった。
東京電力が原因を調査した結果、北杜市にある北巨摩変電所でヘビが高圧電流が流れる「断路器」と呼ばれる設備に触れ、設備の内部でショートを起こし、管轄する地域に電気を送ることができなくなったことが分かった。
変電所のフェンスには小動物の侵入を防ぐネットが設置されているが、一部で植物のツタが垂れていて、東京電力はここからヘビが入ったものとみて、再発防止のためツタをすべて刈り取ったという。
この調査結果について、東京電力は来週にも、電気事業法に基づいて経済産業省に報告することにしている。
出典
『4万戸余の停電 原因はヘビか』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20190531/1040006627.html
(ブログ者コメント)
本ブログでは、ヘビや伸びたツル草が原因で停電した事例を過去に何件か紹介している。
2019年5月31日22時56分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
31日午後2時ごろ、広島県福山市にあるJFEスチール西日本製鉄所の第2製鋼工場で「ダクトの清掃作業をしていた作業員が倒れた」と警察に通報があった。
警察によると、倒れたのは男性3人で、市内の病院に運ばれたが、このうち市内に住む村上さん(男性、32歳)がおよそ2時間後に死亡した。
さらに、40代の男性が意識不明の重体になっているほか、30代の男性が体調不良を訴えているものの、命に別状はないという。
警察によると、清掃を行っていたダクトは、溶鉱炉から出る高い濃度の一酸化炭素を含んだガスを排出するためのもので、警察は、作業の手順を誤ったことで漏れ出した一酸化炭素を吸い込んだと見て、事故の詳しい原因を調べている。
出典
『一酸化炭素吸い込んだか 製鉄所で1人死亡1人重体 広島 福山』
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190531/k10011936891000.html
5月31日付で中国新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
31日午後2時ごろ、福山市鋼管町のJFEスチール西日本製鉄所福山地区の第2製鋼工場で、ダクトを清掃していた作業員が倒れ、3人が病院に搬送された。
同市南松永町1丁目の会社員村上さん(32)が死亡。
40歳代の男性が意識不明の重体、30歳代の男性が軽症を負った。
警察によると、3人が複数のダクトを清掃中、ガスの漏出防止措置が取られていないふたを開けたため、一酸化炭素の濃度が高い有毒ガスが漏れ出し、吸い込んだとみられる。
村上さんはJFEの取引会社の社員という。
工場周辺への影響はなかった。
出典
『有毒ガスか、1人死亡 福山のJFE西工場、1人重体』
6月5日12時54分にNHK広島からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察などによると事故が起きたダクトは、溶かした鉄の成分を調整する炉から出る高濃度の一酸化炭素を含むガスを排出するためのもので、当時は稼働していない炉につながるダクトを清掃する予定だったが、何らかの原因で稼働中の炉につながるダクトのフタを開けたとみられるという。
出典
『福山のJFE事故で現場検証』
https://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20190605/0004556.html
(2020年3月31日 修正1 ;追記)
2020年3月30日21時2分にNHK広島からは、工事業者が安全確保に必要な情報の周知を怠っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年5月、福山市にある製鉄所で、ダクトの作業中に、一酸化炭素を含んだ有毒ガスを吸って作業員2人が死亡した事故で、福山労働基準監督署は、30日、工事を委託していた会社と工事責任者を、労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。
書類送検されたのは、福山市曙町にあるS興業と、30歳の工事責任者です。
福山市にあるJFEスチール西日本製鉄所の工場では、去年5月、ダクトの清掃に関わる作業にあたっていた作業員の男性3人が一酸化炭素を含めた有毒ガスを吸って倒れ、このうち2人が亡くなりました。
福山労働基準監督署によりますと、現場検証や関係者からの聞き取りなどの結果、工事を委託していたS興業が、現場の安全確保に必要な情報の周知を怠るなど、安全管理に問題があったことがわかったということです。
このため、福山労働基準監督署は、きょう、この会社と工事責任者を労働安全衛生法違反の疑いで、広島地方検察庁福山支部に書類送検しました。
労働基準監督署は会社側の認否を明らかにしておらず、書類送検された会社は30日午後8時半の時点でNHKの取材に応じていません。
https://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20200330/4000007194.html
(2020年5月25日 修正2 ;追記)
2020年5月25日付で労働新聞からは、作業場所を移動中に通路を誤って生産ラインに入ったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
広島・福山労働基準監督署は、令和元年5月に発生した死亡労働災害に関連して、設備補修業のS興業㈱(広島県福山市)と同社工事担当者を労働安全衛生法第31条(注文者の講ずべき措置)違反の容疑で広島地検福山支部に書類送検した。
下請の労働者2人が一酸化炭素中毒で死亡している。
労災は福山市内の大手製鉄所内で行っていた転炉ダクト(銑鉄を鋼に製鉄するための生産設備である「転炉」から出るガスを排出するための設備)の補修工事で発生した。
ダクトのマンホールの蓋を開ける作業を行っていた下請会社の労働者2人が被災している。
作業場所を移動中に通路を誤って別に生産ラインに入り、稼働中の転炉ダクトのマンホールの蓋を開け、噴出してきた一酸化炭素濃度が高い有毒ガスを吸い込んだ。
同社は、事前に上位請負会社から交付されていた作業の安全事項を記載した文書の写しを下請会社に交付しなければならなかったのに、これを怠っていた疑い。
https://www.rodo.co.jp/column/90765/
(ブログ者コメント)
協力会社の人だけで作業場所を移動していたのだろうか?
ここが作業場所だということを、製鉄所は協力会社に、どのように伝えていたのだろうか?
作業場所には、ここが作業場所だと表示されていたのだろうか?
そういった点が不明につき、事故報告書でもないかと調べてみたが、見つからなかった。
2019年5月31日20時32分にNHK山梨から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月2日18時13分にNHK山梨からは、男性が死亡したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
31日午前10時すぎ、笛吹市石和町唐柏の食肉処理場で馬が突然暴れだし、神奈川県大井町の家畜商、Nさん(男性、57歳)が頭を踏まれた。
警察などによると、馬は体重およそ700kgの4歳の雄のサラブレッドで、持ち主のNさんが食肉処理に立ち合うためトラックから下ろしたところ、突然前足を高く上げ、Nさんの頭を踏みつけた。
Nさんは、食肉処理場の職員の通報で駆けつけた消防隊によって甲府市内の病院に搬送されたが、2日午後1時半ごろ死亡した。
警察が、作業中の家畜の管理のしかたなどについて詳しく調べている。
出典
『食肉処理場で馬に踏まれ男性重体』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20190531/1040006628.html
『馬に踏まれ重体の男性死亡 笛吹』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20190602/1040006636.html


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。