







2017年8月19日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正3として掲載します。
第1報は下記参照。
(1/2)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7478/
(2/2)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7477/
(2019年1月24日 修正3 ;追記)
2019年1月17日19時26分に大分合同新聞から、危険性を認識しながら作業させた当時の支配人などが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月18日3時1分に大分新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
県警は17日、業務上過失致死傷の疑いで、施設の責任者だった男性や死傷した2人を含む4人を書類送検した。
それぞれが安全確保のための措置を怠り、事故に結び付いたと判断した。
書類送検したのは、いずれも同パークの運営会社「城島高原オペレーションズ」の男性社員で、当時の支配人(54)と運行管理者(50)、点検責任者(47)。
亡くなった点検業者の男性=当時(44)=も、容疑者死亡のまま書類送検した。
支配人の送検容疑は、車両を走らせながら点検する危険性を認識しながら、指導・改善を行わず、作業させた疑い。
運行管理者は、走路上から作業者が退避したことを確認せずに車両を走らせた疑い。
死傷した2人は、車両を停止させずに走路上で作業した疑い。
県警などによると、2人は点検に集中していたため、気付くのが遅れたらしい。
同パークは事故発生から約2カ月間、ジュピターの運行を休止した。
再開に当たって、走路の監視カメラを4台から13台に増設。
作業マニュアルも見直すなど、再発防止策を講じた。
出典
『4人書類送検 安全確認怠った疑い 城島ジュピター』
https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2019/01/18/JD0057702622
『ジュピター死亡事故で4人を書類送検』
http://www.e-obs.com/news/detail.php?id=01170043889&day=20190117
2019年1月21日16時52分に熊本朝日放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月21日17時21分にNHK熊本からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
18日、熊本市の国際交流会館で壁の一部が落下し女性1人がけがをした事故を受け、熊本市は、市が所有する同様の施設の点検を始めた。
落下があった国際交流会館では、21日午後から修繕工事を行った。
落下事故があったのは18日。
壁の一部85cm四方、重さ10kgのアルミ板1枚が、高さおよそ3mの壁から落ち、当時、現場の6階ホールで会議に出席し、壁のそばにいた女性の左肩にあたって軽いけがをした。
落下したアルミ板は音楽ホールなどで使用されている吸音板で、コンクリートの下地に専用の接着剤で固定されていた。
熊本市営繕課は、工法は一般的なもので不適切なものではないとし、落下した原因については、熊本地震や余震の影響も考えられるとしている。
熊本地震発生直後の2016年4月に、一度、目視による点検を実施しているが、その際は異常は見られなかったという。
熊本市の大西市長は今日の会見で謝罪し、次のように話した。
「パネルボードが落下するということはあってはなりませんし、負傷された方、主催者、会社などには誠意をもって対応させていただきたい」
パネルが落下し、女性がけがをした後も会議を続けたことについては、施設管理者と主催者などの協議の上決めたもので、問題はなかったとしている。
また市は、同様の工法で吸音板が固定されている熊本市民会館のホールなど、熊本市所有の10施設全てについて緊急点検を実施し、吸音材と下地との間に隙間が空いていないか、たるみが発生していないかなどを確認した。
各施設の点検作業は23日までに行う予定で、異常が見つかった場合は修繕も検討している。
出典
『熊本市 壁落下受け他施設でも緊急点検』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/20190121/5000004355.html
1月21日19時5分にテレビ熊本からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
民間企業が会議をしていたところ、壁のパネルボードが落下。
近くに座っていた女性の肩に当たり、軽いケガをした。
パネルボードは1994年に接着剤で取り付けられた。
市の担当者は、「劣化というよりも、熊本地震を含めた地震の影響があるのではないか」と話している。
出典
『熊本市国際交流会館の壁の一部落下で 大西市長が陳謝 他施設も点検』
(ブログ者コメント)
1月18日20時50分にネット配信された日本経済新聞の記事には、パネルが脱落した状態の壁の写真が掲載されている。
それを見ると、パネル1枚あたり10か所ほど、団子状の接着剤で接着されていた模様。
出典
『10キロパネル落下、1人軽傷 熊本市国際交流会館の内壁』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40205520Y9A110C1ACYZ00/
2019年1月18日23時49分に埼玉新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午前10時45分ごろ、埼玉県富士見市東みずほ台2丁目、東武東上線みずほ台駅のホーム上で、富士見市の無職男性(81)が、元町・中華街発森林公園行き下り急行列車(10両編成)と接触した。
跳ね飛ばされた男性は、弾みでホーム上の女性2人に衝突した。
男性は頭などを強く打って死亡、女性2人は頭や肘などにけがを負った。
警察が詳しい事故原因を調べている。
警察によると、80代女性が頭を強く打ち、20代の女性が手などにけがを負って病院に搬送されたが、意識はあるという。
列車が同駅を通過する際、ホームの端で線路上をのぞき込むように立っていた男性を運転士が発見し、急ブレーキをかけたが間に合わず、接触したという。
東武鉄道によると、同線は志木~川越市間の運転を見合わせ、午後0時25分ごろ、運転を再開した。
後続の上下34本が運休、最大1時間48分の遅れ、乗客約1万4000人に影響が出た。
出典
『駅ホームから線路のぞく男性、列車と接触して死亡 跳ね飛ばされた男性に衝突して女性2人けが』
https://this.kiji.is/459007165858088033?c=39546741839462401
2019年1月18日21時2分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午前10時ごろ、沼津市大諏訪のT鉄工所大諏訪工場から「火事でけが人も出ている」と、従業員から消防に通報があった。
消防がポンプ車など10台を出して消火にあたり、火は2時間ほどで消し止められたが、この火事で、工場の作業場およそ100m2が焼け、作業員6人がけがをした。
警察などによると、このうち1人が体の広い範囲にやけどをして、ドクターヘリで病院に搬送されたという。
ほかの5人は、いずれもけがの程度は軽いという。
工場によると、この工場では主に半導体を製造していて、火事が起きたときは作業場で製造された部品をシンナーで洗浄する作業をしていたという。
現場はJR沼津駅から北西におよそ2kmの、住宅やマンションが建つ地域で、警察と消防が火事の詳しい原因を調べている。
出典
『沼津市の鉄工所で火事6人けが』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20190118/3030001723.html
1月18日11時55分にFNN PRIME(テレビ静岡)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午前10時頃、沼津市大諏訪のT鉄工所・大諏訪工場の職員から「火を起こしてしまった。ケガ人がいる」と消防に通報があった。
消防による消火で午前11時56分に鎮火し、他の建物への延焼はないという。
消防によると、この火事で、建物内で働いていたとみられる男女6人がケガをしていて、うち5人は煙を吸うなどの軽傷だが、男性1人は体にヤケドをしてドクターヘリで病院に搬送されている。
工場の従業員によると、燃えたのは精密部品を溶剤を使って洗浄する部屋で、火災報知器が鳴り、すぐに火が広がったという。
出典
『「すぐ火が広がった」 鉄工所で火災6人ケガ 1人はドクヘリで搬送 静岡・沼津市』
https://www.fnn.jp/posts/2019011800000001SUT
2019年1月19日9時55分に読売新聞から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
18日午前8時10分頃、甲府市のJR中央線朝日町ガードの下を通ろうとした大型トラックの荷台がガードに衝突、荷台がひしゃげて挟まり動けなくなった。
トラックは約1時間20分後にレッカー車で撤去され、男性運転手にけがはなかった。
JR東日本によると、ガードの高さ制限は3.2m。
事故による設備の破損や電車の運行への影響はなかった。
現場近くにいた警備員男性は、「『ドーン』という大きな音に驚いて見に行ったら、トラックが動けなくなっていた」と話した。
出典
『ガード下を通れず、トラックが挟まる…80分間』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190119-OYT1T50007.html
(ブログ者コメント)
写真によれば、トラ塗装の梁の下部に箱型荷台の先端が引っ掛かっている。
見た目、あと数cm荷台が低ければギリギリ通過できたかも・・・といった感じだ。
2019年1月17日16時0分に読売新聞(栃木版?)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
寒さが厳しくなり、栃木県警が道路の積雪や路面の凍結によるスリップ事故の増加に警戒を強めている。
県内では昨年1月下旬に平野部でも30cm近く雪が積もり、22日から25日にかけての4日間だけで、計623件ものスリップ事故が発生した。
日陰になったトンネル出入り口などでは、雪や氷が解けてぬれた路面と見分けがつかない「ブラックアイスバーン」状態になりやすく、一般的な凍結路面と同様に、ブレーキをかけても車が止まりにくいため、県警は特に注意を呼びかけている。
県警交通企画課によると、昨年は1月18日未明から朝にかけても、前日に降った雨により路面が凍結するなどしてスリップ事故が相次ぎ、宇都宮市や鹿沼市など県央地区を中心に、人身・物損で計289件の事故が発生した。
この時の事故について県警が分析すると、事故車の約8割が、スタッドレスタイヤを装着していたにもかかわらず、停止できずに前の車に追突したり、道路外にはみ出してガードレールに衝突したりしていたという。
同課の担当者は、「スタッドレスタイヤを過信せず、適切な速度や車間距離で走ることが何よりの事故防止になる」と話す。
日本自動車連盟(JAF)の実験でも、その言葉の通りの結果が出ている。
時速40kmで走る車が圧雪路面でブレーキをかけて止まるまでの距離を計測したところ、スタッドレスタイヤを装着した車は17.3mで、ノーマルタイヤ(29.9m)やチェーン装着(28.4m)よりも、大幅に短い距離で停止することができた。
しかし、凍結路面(アイスバーン)では、スタッドレスタイヤは78.5mで、ノーマルタイヤの105.4mよりも短かったが、チェーン装着の59.0mと比べると、効果が十分とは言えない結果となった。
県警やJAFが特に注意を呼びかけているのが、ブラックアイスバーンだ。
路面に張る氷の膜が薄いため、ぬれただけのように黒く見える。
その分、路面の凍結に気づきにくく、スピードを緩めないまま走行して、スピンするなど事故につながるケースが多い。
ブラックアイスバーンは、トンネルの出入り口のほか、冷たい風にさらされる橋の上などで、夜や明け方に発生しやすい。
東日本高速道路・宇都宮管理事務所は、東北自動車道の佐野藤岡インターチェンジ(IC)~栃木IC間、北関東自動車道の足利IC~太田桐生IC間などの高架橋やトンネル周辺で、重点的に凍結防止剤をまくなどの対策を施している。
JAFの担当者は、「路面凍結が予想される寒い日には、急アクセルや急ブレーキなど『急』のつく操作を控え、車間距離を多めにとってほしい。もしブラックアイスバーンなどに遭遇しても、ハンドルを動かすと大変危険なので、必ず固定するようにしてほしい」と話している。
出典
『「黒い氷」見分けつかない、スリップ事故多発』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190117-OYT1T50080.html
※本件、昨2018年12月9日19時0分にJ-CASTニュースからも、同趣旨の記事が
ネット配信されていた。
冬になるとドライバーを悩ませるのが、凍った路面だ。
気を付けて運転しているつもりでも、「凍結した路面でスリップした」、「ブレーキを踏んでも車が止まらなかった」という経験をした人はいるだろう。
なかでも昨今、冬場の道路の危険現象としてツイッターで指摘されているのが「ブラックアイスバーン」だ。
その「正体」を探るため、J‐CASTトレンドはJAF(日本自動車連盟、東京都港区)に取材した。
【アスファルトの色が見えているので油断しがち】
「『ブラックアイスバーン』は路面に薄い氷の膜ができ、濡れた路面のように見える状態のことです」
JAF広報部から、このような回答を得た。
ブラックアイスバーンは、見た目として道が凍っているのか濡れているのか判断がつかないのが特徴のようだ。
だが、単に濡れた道とは危険度が段違いに高い。
JAFはウェブサイトで、時速40km走行する車が、ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)が作動する急ブレーキをかけて停止するまでの距離を計測したテスト動画を公開している。
その距離は、路面が雨などで濡れている状態で11mなのに対して、ブラックアイスバーン状態では69.5m、6倍以上という結果が出ている。
動画では、ブラックアイスバーンについて「アスファルトの色が見えているので油断しがちだが、表面が凍っているため、氷盤と同じように滑ってしまう」と説明している。
【寒さが厳しい地域特有ではない!】
ブラックアイスバーン状態になっている道では、スリップによる落輪や衝突事故が想定される。
対策についてJAFは、「急ブレーキ・急ハンドル・急アクセルなど、『急』のつく運転をしないこと」、「前方をよく見て車間距離をあけ、早めのブレーキ操作を心がけること」を挙げた。
JAFによると、ブラックアイスバーンが発生しやすい時間は、「昼間に積もった雪がとけたり、雨が降ったりした後の冷え込みが強くなる夜間や明け方」。
また、場所は「多くの車が停止や発進をくりかえす交差点」が考えられるという。
北海道や東北などの寒さが厳しい地域特有の現象ではない。
条件次第では関東でも発生する可能性があり、注意が必要だ。
出典
『濡れた路面と思ったらブレーキ効かない 超危険「ブラックアイスバーン」の
恐怖』
https://www.j-cast.com/trend/2018/12/09345343.html?p=all
2019年1月19日2時41分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午後10時25分ごろ、北海道当別町茂平沢の無職、古市さん(男性、66歳)の自宅玄関の数10cm手前で古市さんが倒れているのを、警察官が見つけた。
古市さんは搬送先の病院で死亡が確認された。
死因は低体温症による凍死だった。
現場付近は、当時、吹雪で視界が遮られる「ホワイトアウト」で、古市さんは玄関前にたどりつきながら、力尽きたとみられる。
そばには玄関の鍵が落ちていた。
当別町は札幌市の北側にあり、札幌管区気象台によると、当時の当別町内の気温は不明だが、隣接する石狩市は氷点下11.2℃にまで冷え込んでいた。
警察によると、古市さんから17日午後4時20分ごろ、「車が雪山に突っ込んだ」と110番があった。
「自力で脱出できる」とも語ったが、その後、連絡が途絶えた。
署員が捜したところ、午後10時過ぎ、自宅から約120mの路上で雪山に突っ込んだ車を発見。
自宅に向かい、古市さんを見つけた。
古市さんは1人暮らし。
運転中にホワイトアウトで視界が利かず、雪山に数回突っ込んだ後、車を置いて徒歩で自宅に向かっていたとみられる。
出典
『猛吹雪「ホワイトアウト」で家見えず 自宅数十センチ手前で凍死 北海道当別町』
https://mainichi.jp/articles/20190118/k00/00m/040/201000c
1月18日21時11分にNHK北海道からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午後4時20分ごろ、当別町茂平沢の古市さん(66)から、「雪山に車が突っ込んでしまった」と携帯電話で警察に通報があった。
警察官6人が携帯電話の位置情報を元に、自宅を含む半径およそ3kmの範囲を中心に捜索したところ、およそ6時間後の17日午後10時すぎになって、古市さんが自宅の玄関前で倒れているのが見つかった。
また、同じころ、車も自宅からおよそ100m離れた路上で見つかったという。
古市さんはまもなく死亡が確認され、警察が調べた結果、18日午後になって死因は低体温症とわかったという。
警察によると、当時、現場周辺は吹雪で視界がほとんどない状態だったという。
また、捜索を始めた当初は、自宅やその近くに車も古市さんの姿もなかったということで、警察は、古市さんが自ら車を雪山から出したあと、自宅に戻ろうと周辺をさまよっていた可能性もあるとみて、当時の状況を詳しく調べている。
古市さんを発見するまでにおよそ6時間かかったことについて、対応にあたった北警察署は、「男性の通報内容では現場の特定につながる情報が得られなかった上、その後、繰り返し電話をかけても通じず、発見に至らなかった。残念な結果となったが、当時は暴風雪に伴う事故などが相次ぎ、人員が限られる中で捜索にあたったもので、最善は尽くしたと考えている」とコメントしている。
出典
『自宅前で男性が低体温症で死亡』
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190118/0007152.html
(ブログ者コメント)
前も見えないほどの暴風雪で命が失われた事故として、6年前の特に湧別町の事例を思い出した。
(2013年3月3日付 日本経済新聞)
想像を超える暴風雪の猛威が、家族の命を次々と奪った。
北海道中標津町で母子4人が車内に閉じ込められ、湧別町では寒さから守るように父親が娘に覆いかぶさったまま力尽きた。
「もう少し早ければ」。
救出に当たった隊員は唇をかんだ。
「車が雪に埋もれ、人が中に閉じ込められている」。
2日夜、4人が閉じ込められた中標津町の現場近くの人から119番があった。
中標津消防署によると、隊員18人が救急車や指揮車に分乗し、署を飛び出した。
現場まで約11km。
猛吹雪で視界はなく、除雪車の先導で向かった。
通報から到着まで約2時間。
隊員の一人は「30年やっているが、こんな雪と風は初めてだ」と話した。
現場周辺は2~4mの雪に埋もれ、隊員はスコップで掘り進んだ。
車内にMさん(40)と子供の姿があったが、心肺停止の状態。
病院で死亡が確認された。
Mさん方の近所に住む酪農業の女性(59)は、「Mさんは、私が1カ月ほど入院したとき、代わりに犬の散歩をしてくれる、親切で明るい人だった。子供たちも、挨拶をするいい子だった」と、声を落とした。
湧別町の農業用倉庫前では、2日夜から車を残し、行方不明になっていた近くの漁師、Oさん(男性、53歳)と長女のKさん(9歳)が倒れているのが見つかった。
Oさんは、倉庫の扉と自分との間にスペースを作ってKさんを入れ、覆いかぶさっていた。
Kさんは問い掛けに泣き声を上げたが、Oさんは搬送先の病院で死亡が確認された。
凍死だった。
捜索を指揮した遠軽署幹部は、「風雪から娘をかばったのだろうか」とつぶやいた。
3日の夜明けから始まった捜索。
「どこかの建物に避難していてほしい」。
遠軽署員らは祈るような気持ちで、周囲に点在する住宅や牧場を徒歩で回った。
途中、車体が雪に埋まり乗り捨てられた車を何台も見かけた。
〔共同〕
出典
『体張り9歳の娘守った父が凍死 風雪猛威、命奪う』
https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG0301E_T00C13A3CR8000/
(2019年1月26日 修正1 ;追記)
2019年1月25日18時54分にNHK北海道から、下記趣旨の検証的音声情報がネット配信されていた。
「雪山に車が突っ込んでしまった」と警察に通報してきたが、名前や具体的な場所は言わないまま、電話は切れた。
携帯電話の契約者情報から男性の身元がわかり、携帯電話の位置情報を頼りに捜索を始めた。
しかし、位置情報でわかるのは自宅周辺の半径3kmの範囲まで。
猛吹雪で見つけられないまま6時間が経った頃、車と男性を見つけた。
数年に1度の猛吹雪で、立ち往生の車が少なくとも23台(去年までの3年間は2台だけ)あったため、警察などは対応に追われ、男性の捜索に当たれたのは警察官6人だけだった。
道内で9人が犠牲になった平成25年3月の暴風雪を教訓に、町は警察や消防などと連携して対応する新たな仕組みを作ったが、今回は活用されなかった。
町の仕組みでは、車が立ち往生するなどした場合、町の建設課が警察や消防から一元的に情報提供を受けることになっている。
町は、この情報をもとに、除雪車を出動させたり救助を要請したりといった対応にあたり、その結果を関係機関に提供して情報を共有する。
現場がはっきりわからない場合は、町がパトロールの車を出すこともあるという。
しかし今回、警察から町に連絡があったのは、男性が見つかった翌日だったということで、町が対応する余地がなかった。
警察は取材に対し、町に連絡する必要はないと考えていたと話している。
町の関係者は、仕組みができてから5年以上たち、関係機関で認識が薄れていた可能性があるとしている。
一方、関係機関への周知不足も背景にあったとみられ、町は今回の事態を受けて、近く、関係機関が顔を合わせて話し合う場を設けたいと考えている。
出典
『猛吹雪の中死亡 そのとき何が』
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190125/0007350.html
(ブログ者コメント)
以下は映像の1コマ。
新たな仕組みを使った訓練などは行われていたのだろうか?
2019年1月18日21時38分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
中部電力は18日、三重県四日市市から愛知県弥富市へ、公道を通って変圧器1台(15トン)をトレーラーで輸送する途中、人体に有害なポリ塩化ビフェニール(PCB)を含む油が最大約50mℓ流出した可能性があると発表した。
油が漏れないようにする処置が不十分だった。
少量で、トレーラー監視のため後方を走っていた輸送業者の車には油が付着しておらず、飛散は限定的とみられるとして、中部電は「ただちに健康や環境に影響はないと判断している」と説明した。
四日市火力発電所1、2号機の廃止に伴い、17日午後2時から3時半にかけ、変圧器を弥富市の処理施設に運んだ。
流出跡が到着後に見つかり、200mℓあった油が150mℓに減っていた。
PCBは熱に強く、電気機器の絶縁油などに使われる。
毒性が強く、自然界では分解が難しい。
〔共同〕
出典
『中部電、輸送中PCB流出 人体に有害、三重―愛知間 』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40209740Y9A110C1CN8000/
1月19日10時0分に伊勢新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
中部電力は18日、四日市火力発電所(三重県四日市市三郎町)から変圧器を搬出した際、絶縁油に含まれる有害物質のPCB(ポリ塩化ビフェニール)が県内などの道路上に飛散した可能性があると発表した。
同社によると、変圧器を運ぶトレーラーが愛知県弥富市内の処理施設に到着した際に発覚。
運搬していた委託会社の作業員が、トレーラーの荷台に絶縁油が付着しているのに気付いたという。
このトレーラーは17日午後2時ごろ、変圧器を積んで発電所を出発。
国道23号などを通って同日午後3時半ごろ、処理施設に到着した。
四日市、弥富市両市のほか、川越町、桑名市、木曽岬町を通過した。
絶縁油を抜き出した状態で変圧器を運搬したが、少量が残っていた。
飛散量は最大でも50mℓ程度という。
ビニールシートやテープなどで配管を養生する作業が不十分だったことが原因とみている。
変圧器の運び出しは、この日が初日だった。
残り3台の変圧器を運び出す必要があるという。
同社は、「ただちに健康や環境への影響はないと考えている。飛散を確実に防ぐ対策を講じたい」としている。
出典
『中電、路上に有害物質飛散か 変圧器運搬の車に付着』
https://this.kiji.is/459160934955975777?c=39546741839462401
(ブログ者コメント)
1月18日付で中部電力HPに掲載されていた記事の添付写真によると、大型機器の上部にある小配管に残留していたとのこと。
・・・・・
【飛散した原因・状況】
変圧器の無害化処理にあたり、抜油し輸送する際に、取り外した配管の開口部をビニールシートで覆う養生を実施しましたが、養生が不十分であったため、配管のくぼみ部分に残った絶縁油が、輸送に伴う振動によって養生部分から一部飛散したと考えております。
・・・・・
5 輸送した変圧器
総油量 8,900l(輸送時は、事前に絶縁油の抜油を実施)
PCB含有量 0.65mg/kg
(注)低濃度PCB:0.5mg/kg超過5,000mg/kg以下のものをいう。(0.5mg/kg超過が特別管理産業廃棄物として扱われる)
出典
『変圧器輸送中における絶縁油の飛散について』
https://www.chuden.co.jp/corporate/publicity/pub_release/press/3270117_21432.html
2019年1月16日9時56分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
女性ホルモンを作り出す「アロマターゼ」という酵素の量が脳の特定の部位で多い人ほど、協調性が低い傾向にあることが分かったと、理化学研究所生命機能科学研究センターの渡辺恭良チームリーダーらが16日までに発表した。
人の性格を生み出す仕組みや、多様な性格への理解につながるとしている。
チームは、成人男女約20人を対象に、陽電子放射断層撮影装置(PET)で脳内のアロマターゼの分布や量を解析し、攻撃性や協調性などの性格を測定する質問紙に回答してもらって調べた。
その結果、男女とも脳の視床という部位にアロマターゼが多い人ほど協調性が低かった。
女性では、左の扁桃(へんとう)体という部位にアロマターゼが多いほど攻撃性が高いことも分かった。
チームによると、アロマターゼは男性ホルモンのアンドロゲンを女性ホルモンのエストロゲンに変換する酵素で、男女ともにある。
成果は英科学誌電子版に掲載された。
〔共同〕
出典
『脳内酵素、協調性と関連か 理化学研究所が解析』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO4005561016012019CR0000/
1月16日5時50分に神戸新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
理化学研究所生命機能科学研究センター(神戸市中央区)は15日、もともと脳内にある「アロマターゼ」と呼ばれる性ホルモンに関連する酵素の量が、人の協調性や攻撃性に関与しているとみられることが分かったと発表した。
成果は英科学誌に掲載された。
渡辺恭良チームリーダーや、高橋佳代上級研究員らによる共同研究。
健常な男性11人(20~45歳)と女性10人(26~43歳)が研究に協力した。
まずは国際基準の質問に基づき、それぞれの性格や攻撃性を点数化。
アロマターゼの量や位置の目印として独自に開発した化合物を投与し、「陽電子放射断層撮影装置」(PET)で脳内を撮影、性差や性格による違いを分析した。
その結果、視覚や聴覚など外界からの感覚情報を大脳に送る中継地点「視床」にアロマターゼが多いほど、男女とも協調性が低い傾向にあることが分かった。
女性の場合、感情の動きの記憶に関わる「扁桃(へんとう)体」での量が多いと、攻撃性が高いことも示された。
高橋研究員らは、「今回の結果は、気質や性格の個人差を理解する手掛かりの一つになる」と説明。
また、コミュニケーションが難しかったり、こだわりが強かったりする自閉スペクトラム症の症状を緩和する方法の研究につながることも期待できるという。
出典
『脳内の酵素量「協調性」に影響 理研チームが解明』
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201901/0011982971.shtml
2019年1月15日21時57分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
総務省消防庁は15日、市場が拡大している加熱式たばこの主要3製品に関し、紙巻きと比べて火災発生の危険性が低いとの検証結果を公表した。
ただ、今後も新たな製品の登場が想定されるため、全ての加熱式を対象とした安全基準の検討が必要だとしている。
3製品は「アイコス」、「グロー」、「プルームテック」。
火災となる可能性が高い状況を再現し、燃焼の有無や温度の高低などを調べた。
寝たばこを想定し、たばこを布団に置いた実験では、紙巻きは布団が焼けたが、加熱式は燃焼しなかった。
丸めたティッシュが入ったごみ箱への吸い殻投棄では、紙巻きはティッシュに燃え移るケースがあった一方、3製品はいずれもすぐに温度が下がり、異常が見られなかった。
検証結果は加熱式の安全対策を議論する有識者検討会で公表。
検討会は、結果を踏まえ、今年度内に報告書をまとめる。
出典
『加熱式たばこ「火災の危険低い」消防庁が検証』
https://www.sankei.com/affairs/news/190115/afr1901150043-n1.html
※本件、検証することになったきっかけは下記記事参照。
(2018年8月2日14時47分 時事ドットコム)
総務省消防庁は、火を使わない加熱式たばこの利用が急速に広がっていることを踏まえ、吸う行為が消防法令上の「喫煙」に当たるか、検討に着手した。
重要文化財や劇場など、喫煙を禁じている場所で加熱式たばこを使えるか、現状では曖昧なため。
同庁は実験をして火災の原因となるか危険性を判断し、今年度末、市町村に同庁の見解を通知する
消防法は、火災を起こす恐れがある場合、消防職員が喫煙行為などを禁止できると規定。
各市町村は条例を制定し、重要文化財や劇場、百貨店の売り場などで喫煙を禁じている。
加熱式たばこの普及に伴い、各消防本部から喫煙規制の対象となるか戸惑う声が聞かれるようになったため、消防庁は統一的な見解を示すことにした。
出典
『加熱式たばこ「喫煙」該当か検討=火災の危険調査-総務省消防庁』
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018080200801&g=soc
2019年1月15日15時6分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
阪神大震災を機に始まった民間資格「防災士」の取得者が、昨年末で16万1650人に達した。
防災の専門知識を持ち、地域の防災活動や災害時の避難誘導などを行う。
東日本大震災後は年間1万人以上が取得し、今年度は災害多発の影響もあり、初めて2万人を超える見通しだ。
地域の防災リーダーの需要が高まるなか、各地の自治体が養成に力を入れている。
防災士を認証するNPO法人「日本防災士機構」(東京都)によると、阪神大震災(1995年1月)後の99年12月、防災士制度の検討に着手し、2003年に制度を開始した。
研修機関で講義を受けて筆記試験に合格し、救急救命講習を修了すれば取得できる。
地域の防災訓練への参加、災害時の避難誘導や避難所運営、被災地支援などを行う。
取得者が増加した背景には、東日本大震災などで行政の対応能力の限界が明らかになり、地域の防災力強化が求められるようになった状況がある。
自治体単位などで講座や試験を行う独自の養成が広がり、都道府県では23、市区町村では36の自治体・地域連合が実施。
取得費用も352自治体が補助している。
全国に先駆け、05年度から取得費を公費負担する松山市では、全41地区で防災士が中心となり、地区防災計画を策定した。
南海トラフ地震で大津波が想定される高知県は、13年度から年間300人の取得を目標に掲げる。
大災害の被災地での取り組みが目立つ。
14年の土砂災害と昨年の西日本豪雨で多数が犠牲になった広島市は、20年度までに950人の若手防災士を養成する予定。
岩手県では、全県議46人が今年度内に取得する方針を掲げた。
都道府県議会では初の試みで、県の担当者は、「地域代表の議員が率先して活動すれば、住民にさらに防災意識が浸透する」と狙いを語る。
神戸市立科学技術高校は、今年度、資格取得が可能な養成講座を全国の高校で初めて開始し、3年生384人中、78人が受験した。
桝見教諭(48)は、「阪神大震災を知らない世代に教訓を伝えるのが目的。災害に強い町づくりに加わってほしい」と期待する。
同機構は、「18年は特に災害が多く、自治体からの問い合わせが増えた。全国的に、防災士をキーパーソンに、地域の防災力を強化する方向にシフトしているようだ」としている。
出典
『「防災士」取得16万人超 地域力強化、行政も支援』
https://mainichi.jp/articles/20190115/k00/00m/040/091000c
(ブログ者コメント)
関連情報がないか調べていた際、防災士に関する辛口評価ブログが目にはいった。
本ブログでは、これまで個人のブログは引用対象外だったが、内容的によく纏められていると感じたので紹介する。
主だった内容は下記。
・防災士とはNPO法人日本防災士機構が定める民間検定(資格)であり、法的根拠に基づく資格ではありません。
・災害現場では権限とか義務などというものは一切なく、責任も当然ありません。
おそらく意見を言う機会も与えられないでしょう。
あくまでも学習を通して防災に関する知識を身につけるのが目的です。
・ただ、学習を通して防災についての知識は多少なりとも身に付くので、職場や地域等で減災と社会の防災力向上のための活動を行える場合はあります。
・日本防災士機構が開催する講習会をお金を払って受け、その後お金を払って試験を受け、合格したらお金を払って団体に登録を受けなければ防災士として名乗ることはできません。
全てにお金が必要になります。
営利団体が実施する金儲けの手段にすぎないということです。
『「本当に役立つ資格、全く役立たない資格」』
https://moguchan.info/entry92.html
2019年1月15日15時4分にNHK三重から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年8月、伊賀市大内で交通トラブルに巻き込まれた19歳の男性から話を聞くため、伊賀警察署のパトカーがエンジンをかけたまま路肩に停車したところ、ギヤのレバーがドライブの位置になっていたことから、パトカーが動き出した。
運転していた54歳の男性巡査部長が、乗り込むなどしてパトカーを止めようとしたが、ブレーキとアクセルを間違えて踏み込んでパトカーは男性の車に衝突し、止めようとした男性も腰などを打つ軽いけがをした。
警察は、事故の原因を詳しく調べていたが、パトカーを正しく停車させていなかった上、ブレーキとアクセルを間違えて踏み込んでいたのが原因だったとして、今日、この巡査部長を過失運転傷害の疑いで書類送検した。
警察によると、巡査部長は容疑を認めているという。
出典
『パトカー衝突で警察官を書類送検』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/20190115/3070000894.html
1月15日21時16分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
昨年8月に交通トラブル対応で止めたパトカーが動き出し、トラブル当事者の男性会社員(19)が軽傷を負った事故があり、三重県警伊賀署は15日、パトカーを運転していた同署地域課の男性巡査部長(54)を自動車運転処罰法違反(過失傷害)容疑で書類送検した。
容疑を認めているという。
書類送検容疑は、パトカーを会社員にぶつけ、腰に2週間のけがをさせたとしている。
同署によると、巡査部長はパトカーを止めた際、シフトレバーを「ドライブ」にしたまま、サイドブレーキもかけずに降りた。
パトカーが動き出したため慌てて運転席に戻り、止めようとしたが、ブレーキとアクセルを踏み誤った。
出典
『止めたパトカー動き出し会社員けが 巡査部長を過失運転致傷容疑で書類送検 三重県警』
https://mainichi.jp/articles/20190115/k00/00m/040/219000c
※事故当時の報道は下記記事参照。
(2018年8月18日 伊勢新聞)
17日午前3時40分ごろ、三重県伊賀市大内の市道で、伊賀署地域課の男性巡査部長(53)が事情聴取のため停車させていた無人のパトカーが発進。
聴取を受けていた伊賀市予野の会社員男性(18)と、助手席に同乗していた20代の男性巡査がパトカーの前に立って手で押さえ、巡査部長が運転席に戻って停止を試みたが、誤ってアクセルを踏み込み、勢いで男性がはね飛ばされて、腰部打撲など全治約2週間のけがを負った。
パトカーは男性の普通乗用車に衝突して停止し、警察官2人にけがはなかった。
伊賀署によると、巡査部長らは男性の知人から交通トラブルの通報を受け、男性から事情を聞こうと車両の停止を求めていたという。
パトカー停車時にサイドブレーキはかけておらず、ギアはドライブレンジに入っていた。
自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)の疑いも視野に、詳しい経緯を調べている。
同署では7月31日にも、花火大会の雑踏警備をしていた地域課の男性警察官(53)がパトカーで男児(7つ)をはね、左足骨折の重傷を負わせる事故が起きている。
三國副署長は、「相手には申し訳ないことをした。事故原因を詳しく調べて防止を徹底していく」とコメントした。
出典
『無人パトカー発進、男性はねる 伊賀署 サイドブレーキかけ忘れ 三重』
http://www.isenp.co.jp/2018/08/18/21724/
(ブログ者コメント)
NHKの映像によれば、現場は緩やかな下り坂。
2019年1月15日19時33分にNHK沖縄から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前9時前、嘉手納基地内にある小学校の建設現場で、糸満市に住む建設作業員の島袋さん(男性、49歳)が、ショベルカーの運転席とキャタピラーの間に挟まれているのを別の作業員が見つけた。
島袋さんは近くの病院に運ばれたが、およそ1時間後に死亡した。
警察によると島袋さんは、当時、ショベルカーを使って整地する作業を行っていたという。
警察は現場の状況などから、運転席から転落してキャタピラーとの間に巻き込まれたとみて、事故の詳しい原因を調べている。
出典
『基地内の工事で作業員1人死亡』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20190115/5090005490.html
2019年1月18日23時47分に産経新聞から、落下した庇の写真付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月19日17時41分に毎日新聞からも、同趣旨の記事が校舎入口の写真付きでネット配信されていた。
大阪府松原市教育委員会は18日、同市立松原南小学校(同市岡)の校舎入り口にかかっているコンクリート製の庇(ひさし)(幅2.1m、奥行き92cm、厚さ16cm、重さ約800kg)が落下したと発表した。
けが人などはなかったが、市教委で原因を調べている。
市教委によると、15日午前7時半ごろ、出勤してきた校長が、庇が根元部分から折れて落下しているのを発見した。
12日夕方には異常はなかったという。
13、14の両日は、職員、児童とも不在だったという。
落ちた庇がかかっていた校舎は鉄筋コンクリート造りの2階建てで、築約60年。
建築基準法に基づき、3年に1度、校舎の検査は行っていたが、庇については検査していなかった。
昨年6月18日の大阪北部地震では、松原市でも震度4を観測したため、地震後、市職員らが同小学校を含め、全22小中学校の校舎を目視で確認したが、その際は異常は認められなかったという。
市教委は17、18日に、同校を含む全市立小中学校22校の庇を点検。
落下につながりそうな亀裂はなかったが、モルタルが老朽化している場所が同校以外の4小中学校で計4カ所発見されたため、付近を立ち入り禁止にするなどして対応。
今後、改修工事を実施するとしている。
出典
『大阪・松原の小学校で重さ800キロの庇落ちる』
https://www.sankei.com/affairs/news/190118/afr1901180055-n1.html
『小学校で800キロのひさし落下、けが人なし 大阪・松原』
https://mainichi.jp/articles/20190119/k00/00m/040/175000c
(ブログ者コメント)
上記記事は「大阪北部地震後の校舎目視確認時、庇に異常はなかった」とも読み取れる。
もし、そうだったとすれば、定期検査では対象外の場所を地震後の点検では確認した・・・という点に、ちょっと違和感。
地震後は落下懸念という視点からの目視確認だったので庇も確認した・・・ということなら話はわかるのだが・・・。
2019年1月16日11時43分にYAHOOニュース(東海テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
愛知県尾張旭市のガソリンスタンドで水が混入した疑いのあるガソリンを給油し、救急車を含む4台の車両がエンジンが止まるトラブルを起こしていたことがわかった。
水が混入した疑いのあるガソリンを給油していたのは愛知県尾張旭市新居町の「S店」で、1月11日から14日までにレギュラーガソリンを給油した車のうち、4台が直後にエンジンが停止し自走できなくなったという。
この中には、患者を搬送した後の救急車が含まれるという。
元売り会社によると、ガソリンを貯蔵する地下タンクの配管などが損傷し、地下水などが混入した疑いがあるという。
1月11日から14日にかけ、230台ほどの車に給油したとみられ、連絡を呼びかけている。
出典
『給油したガソリンに“水”混入か…救急車など4台が直後に停止し自走できない状態に 愛知・尾張旭市』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190116-00020465-tokaiv-soci
1月16日17時3分に名古屋テレビからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
元売り会社によると、「S店」で12日から14日にかけてレギュラーガソリンを給油した4台の客から、「エンジンをかけたところ、そのまま走れなくなった」などと連絡があった。
「S店」のガソリンを貯蔵する地下のタンクや配管に、何らかの理由で雨水などが混入した可能性がある。
問題のガソリンは延べ約235台に給油されていて、中には、市内の救急車も含まれているという。
尾張旭市消防本部予防課の瀧澤課長は、「通常とは違う音がしてエンジンが止まった。もう一度エンジンをかけて数100m行って再びエンジンが止まり、走行できなくなった」と話した。
エンジンが停止するなどの恐れもあるとして、給油した人は店に連絡してほしいと呼び掛けている。
出典
『愛知・尾張旭市のガソリンスタンドでガソリンに水分混入の可能性 救急車も被害』
https://www.nagoyatv.com/news/?id=193221
2019年1月15日8時41分に山形新聞から、下記趣旨の記事が落ちた蓋の写真付きでネット配信されていた。
14日午前9時15分ごろ、酒田市中町2丁目のマリーン5清水屋の屋上に設置してある排煙ダクトのカバーが吹き飛び、約30m下の国道112号道路上に落下した。
けが人はいなかった。
警察によると、カバーは鉄製で、縦横それぞれ約80cm、重さは約10kg。
ダクトに4カ所で固定していたが、吹き飛んだ。
同店によると、定期点検は月1回程度で、これまで異常はなかったという。
事故の数分前から地下にある非常用ディーゼル発電機の定期点検のため発電機を試運転したところ、ダクト内で何らかの異常燃焼が起きたとみられる。
【「ドーン」響く大きな音】
現場周辺には「ドーン」という大きな音が響き、様子を見に周辺住民らが集まった。
近くの建物にいた男性(76)は、「すごい音がして外に出た。落ちたカバーが人や車にぶつからなかったのは不幸中の幸い」と話していた。
周辺道路の一部は、同11時ごろまで通行止めとなった。
従業員も建物の外に出て安全確認を見守った。
同店は通常より約1時間遅れで営業を始めた。
きょう15日は通常営業の予定。
出典
『鉄製カバー吹き飛び落下 酒田・清水屋の屋上から、けが人なし』
http://yamagata-np.jp/news/201901/15/kj_2019011500249.php
1月14日18時52分にテレビ朝日からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
カバーは溶接で付けられていた。
それを吹き飛ばすほどの爆発。
横に20mほど飛ばされた。
高さも30mほどあり、幸い、被害はなかったが、最悪の事態も起き得る状況だ。
警察と消防は事故の原因を調べている。
出典
『あわや大惨事…屋上から10キロの鉄製カバー落下』
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000145221.html
(ブログ者コメント)
〇以下は、近くにいた人がテレビ朝日のインタビューに答えた内容。
・雷が落ちたみたいなドーンというすごい音がした。
・その後、また1回、ドーンという音がした。
〇以下は、テレビ朝日から放映された解説映像の2コマ。
カバーの下には大きな隙間が開いており、そこからかなりの爆風が抜けたと思われるが、それでもカバーの足が4本とも破断した。
よほど大きな衝撃がかかったと推察される。
一方、当該隙間から雨がダクト内に侵入すると思われるが、その影響?や水抜き方法についても気になった。
2019年1月15日18時46分にNHK鳥取から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日、琴浦町にあるサケの養殖施設の排水溝で大量の魚が死んでいるのを近くで釣りをしていた男性が見つけ、SNSに投稿した。
連絡を受けた施設が調べたところ、施設から海につながる排水溝におよそ500匹のサケが死んでいるのが見つかったという。
施設によると、死がいは養殖していた体長10cmから20cmのサケの稚魚で、今月10日、養殖用の水槽の水をポンプを使って排出する際に、水槽の底に沈んでいたサケの死がいを吸い込み、誤ってそのまま流したとみられるという。
施設は15日までにサケの死がいをすべて回収したという。
この施設では、県や地元の琴浦町から支援を受けてサケの養殖に取り組んでいて、去年8月から「とっとり琴浦グランサーモン」の名前で販売を始めている。
去年4月には、水槽の水を浄化するために使っていたプラスチック片が海に流出するトラブルがあり、琴浦町から口頭で注意を受けていた。
養殖施設を運営する「T養魚場」の萩原社長は、「ご迷惑をおかけし申し訳ありません。排水方法を見直し、再発防止に努めます」と話している。
養殖施設からサケの死がいが流れ出たことを受けて、県は今日、詳しい状況を調べるため職員を現地に派遣した。
排水方法が適切だったかなど、施設の運営について調べることにしている。
出典
『養殖施設からサケ死がい流出』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tottori/20190115/4040001903.html
1月14日18時46分にYAHOOニュース(共同通信)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鳥取県琴浦町の地下水を使って養殖され、県と町がブランド化を支援しているギンザケ「とっとり琴浦グランサーモン」約500匹の死骸が排水溝から養殖施設外に流出していたことが14日、養殖会社「T養魚場」(琴浦町)への取材で分かった。
同社は「人為的ミス」と説明している。
同社によると、施設では魚を別の水槽に移す際にポンプでくみ上げており、ポンプの性能上、地下にある管の中に、飼育中に死んだ魚や水がたまる。
本来は水だけを排水溝に流し、魚の死骸は回収して業者に引き渡す。
近くの港で釣りをしていた男性らが13日午後3時ごろ、異臭に気付いた。
出典
『サーモン500匹死骸流出、鳥取 養殖業者「人為的ミス」』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190114-00000081-kyodonews-soci
(ブログ者コメント)
どのような人為ミスだったのだろう?
通常と異なる操作(たとえば取水口が2段あって通常は上側使用だが今回は下側を使用したなど)をした、ということだったのだろうか?
2019年1月12日3時0分に朝日新聞から、橋の出入り口を塞ぐタイプの中型?陸閘の写真付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
昨年7月の西日本豪雨の際、堤防の切れ目にあって河川の水が住宅地に流れ込むのを防ぐ「陸閘(りっこう)」と呼ばれるゲート15カ所以上が開いたままだったことがわかった。
11日にあった、豪雨時の県の対応を検証する災害検証委員会の場で、県側が明らかにした。
県管理の15カ所のほか、倉敷市管理の陸閘が閉まっていなかったケースもあったという。
陸閘は、堤防などの切れ目にある鉄製の扉や板。
川が増水した際は、閉めることで、住宅地などへの浸水を防ぐ堤防の役割を果たす。
県河川課によると、陸閘を閉めるタイミングを示す操作基準などは特になく、管理者や地元住民の判断に任せられているという。
同課によると、豪雨災害の際、県が管理する387カ所の陸閘のうち、高梁市落合町や倉敷市真備町などの少なくとも15カ所が閉められていなかった。
このほか、倉敷市真備町の末政川にある市管理の陸閘も閉まっていなかったという。
陸閘付近が冠水し、管理者らが近づけなかったことなどが理由とみられる。
11日にあった4回目の検証委で、委員の前野詩朗・岡山大大学院教授は、陸閘が閉まらなかったことで大きな浸水被害につながった可能性があるとし、「陸閘は、住宅街への水の浸入を防ぐ重要な水防施設。普段から住民と話し合い、しっかり訓練をしておくことが重要だ」と指摘。
委員長の河田恵昭・関西大社会安全研究センター長は、「最終的には、陸閘の近くに住む県庁職員が駆け付け、閉めるということも考えてもらいたい」との意見を述べた。
この日は、決壊の恐れなどがある危険箇所の把握についても意見交換がされた。
豪雨災害の際、県管理の河川で決壊した16カ所のうち、特に注意して水防活動に取り組む「重要水防箇所」として指定されていたのは3カ所だった。
県は今後、指定基準が適切かどうか見直す方針だという。
県が、被災した約7000世帯を対象に、豪雨時の避難行動などについてたずねたアンケートについては、3928世帯(回収率59.12%)から回答があった。
2月に開かれる次回会合で、調査結果を含めた報告書案を公表する予定。
河田委員長は会合後、「私たちが提言するだけではなく、提言をベースに住民側で議論していただきたい。住民だけでなく、被災した市町村に県としての覚悟を述べ、それを受けて市町村が次にどう動くのかが大変期待されている」と語った。
出典
『岡山)15カ所の陸閘、閉まらず 県災害検証委員会』
https://digital.asahi.com/articles/ASM1C4F4WM1CPPZB00D.html?rm=423
1月10日22時5分にNHK NEWS WEBからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年7月の西日本豪雨で、大規模な浸水被害が出た岡山県倉敷市真備町では、川の水が流れ込むのを防ぐ「陸閘」という設備が閉められなかったことで、場所によっては、浸水の深さが増すスピードがおよそ1.7倍速くなり、住民の避難を困難にした可能性があることが、専門家の解析でわかった。
陸閘は、道路や橋を通すため、堤防の高さが周囲より低い部分を門扉や板などで閉じる設備で、川が増水した際に住宅地などへの浸水を防ぐ応急的な堤防の役割を果たす。
岡山県と倉敷市によると、真備町には合わせて7つの陸閘があったが、去年7月の西日本豪雨の際は、いずれも開いたままになっていた。
河川の災害に詳しい東京理科大学の二瓶泰雄教授は、現地調査などを基にシミュレーションを行い、陸閘が開いている場合と閉まっている場合の浸水被害の広がりを分析した。
その結果、陸閘が開いていると、地区によっては浸水の深さが増すスピードがおよそ1.7倍速くなったほか、住宅の1階部分が水没する深さ3mに達するまでの時間も3時間半近く早まり、住民の避難を困難にした可能性があることがわかった。
また、最終的な浸水の深さも、50cm近く深くなったという。
陸閘が閉鎖されず浸水被害が出るケースは、ここ数年、各地で相次いでいて、二瓶教授は、「いざという時に活用できるよう、備えておくことが必要だ」と指摘している。
【なぜ陸閘は閉鎖されなかったのか】
専門家の解析で最も影響が大きかったのは、町内を流れる末政川にかかる有井橋の陸閘が開いたままだったことだ。
有井橋は、真備町内を東西に走る片側1車線の市道にあるため、陸閘の管理や操作は倉敷市が担当していた。
道路沿いには病院や商店が建ち並んでいて、交通量が多く、陸閘を閉めるには道路を通行止めにする必要がある。
しかし、どのような状況で道路を通行止めにし、陸閘をいつ閉めるのか、具体的な雨量や水位の基準はなかった。
また、倉敷市によると、閉鎖に使う板は、管理を県から移管された10年以上前から無かったということで、他の場所から大型の土のうを運んできて閉鎖する予定だったという。
倉敷市は、住民から寄せられた「末政川があふれた」という情報を基に、去年7月6日の午後11時ごろ、地元の建設会社に陸閘を閉めるよう要請したが、すでに水があふれていて、作業ができなかったという。
川の近くで自動車販売店を営む男性は、「当時は川からあふれた水の勢いが強く、車が押し流されるような状況だった。しっかり閉鎖してほしかった」と話していた。
倉敷市は、現在、有井橋のたもとに土のうを保管していて、設置までの時間を短縮する対応をとっている。
当時の対応について倉敷市土木部の梶田部長は、「もう少し早めの対応が必要だったと感じるが、夜間で川の状況もわからなかったこともあり、残念ながら閉鎖できなかった。一方で、閉鎖が早すぎると幹線道路を止めることになり、避難する住民をせき止めてしまうのではとジレンマを感じている」と振り返った。
そのうえで、今後の対策について、「陸閘を閉める雨量などを示し、早めの避難をお願いするなど、市民との事前の申し合わせが重要だと感じている。また、災害時は、陸閘の対応だけに時間を割けないので、将来的には、道路の改良工事を行って陸閘自体を廃止するなど、抜本的な対策も必要で、岡山県とも協議を進めたい」と話していた。
【専門家「事前の確認が不可欠」】
東京理科大学の二瓶康雄教授は、「陸閘は非常に重要な施設で、洪水時に閉められていないと、本来ならば浸水せずに済んだ場所が浸水したり、浸水の量が増えたりして、甚大な被害につながる可能性が高い。自治体は、真備町で起きたことをひと事と思わず、運用の実態を把握し、いざという時に誰がどのようなタイミングで閉鎖するのか、確認しておくことが重要だ」と指摘している。
そのうえで、「陸閘を閉めることで道路が使えなくなれば、『いつもより大きな洪水が起きる可能性がある』というメッセージを住民に伝える効果も期待できる。住民も陸閘の役割を知り、閉鎖されなければ浸水のリスクが高まることを理解しておくことが重要だ」と話していた。
【陸閘が閉鎖されず被害が出た例】
陸閘が閉鎖されず、周辺の住宅地などが浸水する被害は、近年、各地で相次いでいる。
去年9月の台風21号の際は、高潮で海水が川を逆流し、神戸市東灘区を流れる高橋川が氾濫した。
高橋川にかかる深江橋には陸閘があったが、開いたままの状態になっていて、周辺の住宅地が最大で60cm浸水した。
東京理科大学の二瓶教授の研究グループのシミュレーションでは、陸閘が閉まっていれば、周辺には浸水被害は出なかった可能性がある。
この陸閘を管理する神戸市によると、陸閘を閉めるため、業者が現場に向かった際には、すでに浸水が始まっていて、閉鎖が間に合わなかったという。
また、おととし8月には、滋賀県長浜市を流れる姉川で、堤防より低い場所にかかる大井橋から水があふれ、周辺の住宅が浸水した。
洪水時には、地元の住民が板を設置して閉鎖することになっていたが、間に合わなかった。
近くに別の橋があることから、その後、この場所は閉鎖され、現在は通行できない状態となっている。
出典
『「陸閘」未閉鎖で浸水加速か 住民避難を困難にした可能性』
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190110/k10011774031000.html
1月13日15時27分に読売新聞からは、陸閘閉鎖のマニュアルがなく訓練も実施されていなかったなど下記趣旨の記事が、人だけが出入りする小型?陸閘の写真付きでネット配信されていた。
県は11日、堤防の役割を果たす開閉式の門扉設備が適切に閉鎖されていなかったことを明らかにした。
少なくとも県内の4市15か所で閉じられておらず、大規模浸水が起きた倉敷市真備町も含まれていた。
県によると、河川近くの道路に設置されている「陸閘」と呼ばれる施設。
県管理の陸閘は県内に387か所あり、うち125か所では問題はなかったが、真備町妹や高梁市落合町阿部など15か所で、不適切だったことが判明した。
残り247か所は調査中という。
増水時の対応は、道路管理者または管理者から委託された地元住民が判断する。
県は、適切に対応できなかった理由について「マニュアルがなく、訓練も実施されていなかった」と説明。
「閉鎖しようとした時には、既に付近が冠水しており、近付くことができなかった」と述べた。
県は、今後、マニュアルの作成や訓練の実施を進めていくという。
出典
『マニュアル・訓練なし、冠水で門扉閉鎖できず』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190113-OYT1T50034.html?from=ycont_top_txt
2018年10月1日に掲載した第2報がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第3報修正3として掲載します。
第2報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8879/
(2019年1月18日 修正3 ;追記)
2019年1月11日18時30分に産経新聞から、女児をハネた運転手が執行猶予付きの有罪判決を言い渡されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
自動車運転処罰法違反(過失致死)罪に問われた神奈川県藤沢市の電気設備工事業、K被告(男性、36歳)の判決公判が11日、横浜地裁であり、横倉裁判官は禁錮2年6月、執行猶予4年(求刑禁錮2年6月)の判決を言い渡した。
横倉裁判官は判決理由で、事故現場はバス停と交差点が近接し過ぎていることに言及。
一方で、K被告が減速や徐行をしなかったと述べ、「結局のところ、横断歩行者の有無を確認するという運転手の注意義務に違反した」と指摘した。
ただ、K被告が遺族に謝罪の手紙を書くなど真摯な反省の態度を示しているとして、執行猶予判決が相当と判断した。
出典
『「危険なバス停」付近で女児はねられ死亡 横浜地裁が執行猶予判決』
https://www.sankei.com/affairs/news/190111/afr1901110047-n1.html
(2019年4月14日 修正4 ;追記)
2019年4月13日付で東京新聞神奈川版から、危険なバス停の1つが廃止されるなど、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
川崎市は12日、危険なバス停の改善を図るため、川崎駅西口から新川崎駅方面へ向かう路線にある幸区の「東小倉小学校」バス停を、26日の終バスを最後に廃止すると発表した。
新川崎駅から川崎駅西口方面への同バス停は残すという。
また、多摩区の「南生田四丁目」バス停は、「百合丘高校裏」バス停の方に160m移す。
27日の始発から実施する。
昨年12月に停車位置を2mずらした応急対策に続く措置。
市は、「東小倉小学校」バス停の廃止後、進行方向手前約280mにある「東小倉」バス停の利用を呼び掛ける。
担当者は、「不便に感じる人もいるかもしれないが、安全には代えられない」と理解を求めた。
市によると、同バス停は、バス停車時に車体が横断歩道をふさいでおり、横断歩道を引き直すなどの応急対策を施したが、近くに移転先も見つからず、県警と協議して廃止を決めた。
市はこれまでに、周辺でバスが原因の人身事故を把握していないが、事故を未然に防ぐためという。
出典
『横浜の女児死亡事故を受け 川崎市、危険なバス停を廃止・移動』
https://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201904/CK2019041302000158.html
(ブログ者コメント)
掲載された写真を見ると、廃止されるバス停では、横断歩道の、ほぼ真横がバス停となっていた。
(2020年7月2日 修正5 ;追記)
2020年7月1日20時9分に神奈川新聞から、県警から最も危険だと判断されたバス停が移設されるなど下記趣旨の記事が、現場写真付きでネット配信されていた。
横浜市交通局は1日、県警が県内で最も危険度が高いと判断した「長導寺前」(神奈川区)のバス停について、8月にも安全な場所に移設する方針を明らかにした。
ただ、同局が所管し「危険なバス停」とされた14カ所のうち5カ所は移設が難しく、引き続き調整を進めるという。
同日の市会水道・交通常任委員会で、三村交通局長は「個々のバス停で課題があるところは、安全性向上に積極的に関わっていきたい」と述べ、関係機関とともに危険解消に向けて努力する意向を示した。
「危険なバス停」は横断歩道近くにあり、バスの停車時に死角が生じることで事故を誘発しやすいとされる。
2018年8月には同市西区の市道交差点で、降車したバスの後ろに回って横断した小学5年の女児=当時(10)=が対向車線を走行してきた車にひかれ、亡くなる事故が発生した。
県警は事故後、県内のバス停の危険度を判定し、バスの運行本数や児童の通行状況などについて200点満点で点数化。
危険とされた県内84カ所の平均点は97・4点で、長導寺前は最高の150点で対策の優先度が最も高いとされていた。
同局が所管する「危険なバス停」で、移設困難とされた5カ所は次の通り。
▽大岡住宅前 (南区)
▽三渓園入口 (中区)
▽新井小学校下(保土ケ谷区)
▽観音前 (鶴見駅方向、港北区)
▽観音前 (新羽駅方向、同)
https://www.kanaloco.jp/article/entry-397227.html
(ブログ者コメント)
〇掲載された写真を見ると、停車中のバスの車体の、ほぼ真ん中に横断歩道がある。
〇県警は、どのような基準で危険度判定したのだろうか?
気になって調べたところ、定量的基準を報じた記事は見つからなかったものの、以下の報道が見つかった。
『どうする「危険なバス停」 神奈川県警が85か所公表・対策へ しかし移設が困難な理由』
(2018.10.16 乗りものニュース)
・・・・・
県警は事故直後から約1か月間をかけ、県内全バス停の目視調査を実施。
バス停と横断歩道が近接した、今回の事故現場と同様の環境にあるバス停85か所をリストアップしたといいます。
県警交通規制課に詳しく話を聞きました。
――85か所のバス停はどのような特徴があるのでしょうか?
停車したバスが横断歩道をまたいだり、横断歩道に一部踏み入れたりしている箇所です。
道路の幅や歩行者の数、横断歩道への車体の“かぶり具合”、あるいは通学路になっているか否かといった状況を考慮し、危険度をA~Cにランク付けし、対策を検討していきます。
・・・・・
――危険なバス停はどのように対策していくのでしょうか?
バス停の移設、あるいは横断歩道の移設などの道路改良、看板などによる注意喚起といった対策を講じていきます。
しかしながらバス停の移設は、利用者から「遠くなった」という声が上がることも考えられますし、移る先にお住まいの方にも了承いただかなければなりませんので、困難な面もあるでしょう。
バス事業者、道路管理者、警察の3者で集まり、現場ごとに対策を検討します。
・・・・・
https://trafficnews.jp/post/81737
2019年1月11日17時6分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午後2時ごろ、東京都港区新橋1丁目の建設中のビルから出火した。
警察と消防によると、屋上にあった断熱材の発泡スチロール約100m2が焼け、煙を吸って10~60代の男性4人が搬送されたが、いずれも症状は軽いという。
逃げ遅れた人はいないという。
ビルは地下2階、地上27階建てで、新橋駅に近い。
工事を発注したNTT都市開発によると、2017年7月に着工し、今年7月に完成予定で、オフィスやホテルが入る予定だという。
屋上のすぐ下の27階にいた男性作業員によると、屋上には厚さ20~30cmの発泡スチロールの板が10数枚重ねてあり、そこから黒煙と火が上がっているのが見えたという。
屋上から「消火器もってきてくれ」との叫び声が聞こえ、複数の作業員が数10本の消火器を屋上に運び、数人の作業員が火元に向けて消火器を噴射していたという。
地下1階で空調設置工事をしていた50代の男性作業員によると、午後2時ごろから白い煙が地下1階にも充満し始め、ゴムが焼けたような臭いが漂ったという。
建物の外に出ると、屋上から黒煙が噴き出しているのが見え、他の作業員も続々と避難していた。
この男性は「けが人がいなければいいが」と、心配そうな表情で屋上を見上げていた。
出典
『新橋駅近くの地上27階建てビルで火災 けが人複数』
https://www.asahi.com/articles/ASM1C4S37M1CUTIL01V.html
1月11日19時35分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消防によると、断熱材30m2が燃え、4人がけがをした。
出火時、屋上付近ではアスファルトをバーナーで溶かす作業をしていたという。
23階にいたという男性作業員は、「焦げた臭いがして、急いで階段で下りて避難した」と話した。
出典
『建設中の27階ビル火災 4人が負傷 JR新橋駅近く』
https://mainichi.jp/articles/20190111/k00/00m/040/124000c
1月11日20時14分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
屋上の断熱材など約100m2が燃えた。
警察によると、屋上付近にいた10~60歳代の男性作業員4人が煙を吸うなどして病院に搬送されたが、命に別条はないという。
警察は、バーナーの火花が断熱材の発泡スチロールに燃え移ったとみている。
ビルは今年7月に完成予定で、約350人が作業していた。
出典
『建築中の高層ビル火災、バーナーの火花が引火か』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190111-OYT1T50074.html
1月11日15時25分にNHK首都圏からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27階にいたという40代の作業員の男性は、「これから作業をしようとしたら上から火のようなものが落ちてきて、あわてて消火器を現場監督に手渡して消火し、急いで階段を降りてきた。落ち着いて避難できた」と話していた。
出典
『建設中の高層ビル火災 4人けが』
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20190111/0023786.html


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。