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2019年5月10日13時53分に西日本新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前8時48分ごろ、宮崎県の宮崎市と都城市で震度5弱の地震があった。
熊本、大分、宮崎、鹿児島各県の一部で震度4、九州、中四国、近畿の広い範囲で震度1~3を観測した。
気象庁によると、震源地は日向灘で深さ約25km。
マグニチュード(M)は6.3と推定。
津波の恐れはない。
目立った被害はなかったが、大分市で70代男性が庭木の剪定作業中に脚立から転落して頭部にけがをした。
気象庁は、この地震で緊急地震速報を出した。
福岡、熊本、宮崎、鹿児島各県では、高層ビル室内で大きな揺れを感じる「長周期地震動」を観測。
地盤の状況を考慮した推計では、都城市付近で震度5強の揺れがあった可能性があるという。
・・・・・
出典
『宮崎で震度5弱 震源は日向灘 大分で男性けが』
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/508929/
5月10日11時25分にNHK大分からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
震度3を観測した大分市では、自宅で庭木の剪定をしていた79歳の男性が高さ2.5mの脚立から落ちて頭にけがをし、救急車で病院に運ばれ、手当てを受けた。
男性は、頭を数針縫ったという。
NHKの取材に対し、けがをした男性は「大きく揺れたので、とっさに木の枝をつかんだが、そのまま倒れて頭の後ろを庭の石にぶつけた。最初は何が起きたかわからなかったが、妻が地震だと叫んだので、地震と気付いた」と話していた。
出典
『脚立から転落 男性けが』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/20190510/5070003601.html
2019年5月9日11時37分にNHK鹿児島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
法律で義務づけられている自動車の後部座席のシートベルト着用率が一般道で全国で最も低いとされた鹿児島県で、警察のアンケートに対し、およそ4割のドライバーが一般道でのシートベルト着用は「義務ではないと思っていた」と誤解していたことがわかった。
去年10月、警察庁とJAF=日本自動車連盟が行った調査で、鹿児島県では後部座席のシートベルト着用率が一般道で17.5%と、全国で最も低くなった。
これを受けて県警察本部がことし1月から2月にかけて、3025人の県内のドライバーを対象にアンケート調査をしたところ、全体の4割にあたる39.2%が後部座席のシートベルト着用について、「一般道では義務ではない」と誤った認識だったことがわかった。
また、後部座席に乗った人に一般道でシートベルトを着用するよう促すか尋ねたところ、「全く促さない」と「あまり促さない」と答えた人は、あわせて54.8%にのぼった。
その理由については、「義務ではないから」や「着用している人があまりいないから」などに加え、「言いにくいから」という答えも多かったという。
後部座席でシートベルトを着用せずに事故に遭うと、外に放り出されたり、同乗者にぶつかってけがを負わせたりするおそれがあることから、県警察本部は、今後、ドライバーへの呼びかけなどを通し、周知をはかりたいとしている。
出典
『後席ベルト着用義務 4割が誤解』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20190509/5050006301.html
2019年5月9日9時55分に朝日新聞から下記趣旨の記事が、データの図解付きでネット配信されていた。
地球のてっぺんで「異変」が起きている。
主役はコンパスが指す北極、「北磁極」。
移動速度が速くなって、地磁気の専門家を悩ませている。
多くのスマートフォンには地磁気センサーが入っているが、私たちも悩む必要はあるのだろうか。
地球は巨大な磁石であり、磁場の向きは方位磁針でわかる。
針が示す「北」である北磁極は北極点とは位置が違い、常に移動している。
加速したのは20世紀後半からだ。
それまで年に10kmほどだったペースが、2000年ごろには約50kmになった。
北磁極はもともとカナダ北部に位置していたが、18年には、ついに日付変更線を越えてロシア側の東半球に入り込んだ。
地球物理学者らの国際団体は、地磁気を表現する計算モデル(世界地図のようなもの)を5年おきに公表してきており、次は20年に公表する予定だったが、北磁極の動きなど地磁気の急速な変化を受けて作業を1年早め、今年2月に公表した。
地磁気のほとんどは、主に地球の核を流れる電流によって発生・維持されているが、何か異変が起きているのか。
京都大の田口聡教授は、「速く動いている理由はよくわかっていない」と話す。
また、東京工業大の松島政貴助教は、「現在の地磁気は過去500万年の平均的な強度の2倍程度あり、消失や逆転につながるとは言えない」とも語る。
ひと安心ではあるが、スマホではアプリの更新が必要になるかもしれない。
多くのスマホには地磁気センサーがついていて、そのデータが地図表示の向きを決めることなどに使われている。
スマホには全地球測位システム(GPS)もついていることが多く、「必要あるのか」と思うかもしれないが、そんなことはない。
GPSで位置はわかるが、方位はわからないからだ。
スマホ搭載のセンサー大手・旭化成エレクトロニクスによると、スマホアプリは、地磁気センサーが検知した磁針の北が、本当の北からどれほどずれているのかを示す角度(偏角)の補正をしている。
偏角は場所によって異なり、現在は札幌で西へ約9°、那覇では西へ約5°だが、地磁気の変化に応じて変わる。
補正も変える必要があり、同社は「アプリの更新が生じるかもしれない」としている。
また、航空機も磁針の北を使っている。
今も使われる電波による「空の灯台」の仕組みや航空図も磁針の北を基準に作られており、航空機にもコンパスや地磁気センサーがついている。
北磁極の早い動きに応じて、北極付近を飛ぶ航空機は影響を受ける可能性がある。
出典
『「一線を越えた」北磁極の怪、スマホはどうなる?』
https://digital.asahi.com/articles/ASM5840WDM58ULBJ008.html?rm=586
2019年4月11日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9527/
(2019年5月16日 修正1 ;追記)
2019年5月9日付で信濃毎日新聞から、設備復旧費の負担だけで2億円など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
建屋を除く機械設備の復旧費は約2億8000万円で、このうち保険で賄えない約2億円を市が負担する見通しであることが8日、分かった。
復旧の工期は11月までを想定。
市は、その前に、被害のなかった破砕、選別の設備を使って7月にも自前処理を再開する方針だ。
現在行っている処理の外部委託費は、約1億4000万円に上ると想定している。
市環境部などによると、ピットで起きた火災の熱でクレーンのケーブルやモーター、集じん機、火災報知機といった周辺設備が損傷。
特注の部品が多いクレーンの修理に最も時間がかかるという。
建屋は使える状態だが、一部鉄骨に変形などがあり、修理費用を調査中。
復旧費は火災保険で建屋分の全額と機械設備の一部が賄えるが、大半は市が負担する見通しという。
一方、4月中旬から外部委託している不燃ごみの処理費は、普段のごみの量を基に試算すると月約3600万円。
完全復旧を11月まで待つと委託費が膨らむため、市はピットを使わず、ごみを破砕、選別の工程に直接投入して自前処理を再開する考えだ。
安全上、不可欠な火災報知機や照明を復旧した上で、7月の再開を目指す。
ただ、選別の機械については、火災発生前から更新工事を予定しており、自前処理は9〜10月の1カ月半は中断する。
このため、処理の外部委託は4〜6月、9〜10月の計4カ月間に及ぶと想定する。
出典
『長野のごみ処理施設火災 機械復旧 市の負担2億円』
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20190509/KT190508FTI090013000.php
5月10日付で信濃毎日新聞からは、火報発報後に手順に基づき現場確認していたために消防通報まで1時間20分かかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
自動火災報知設備の作動から市が119番通報するまで約1時間20分かかっていたことが9日、市などへの取材で分かった。
警備会社と市が、決められた手順に基づき、誤作動でないかの確認を重ねたため。
今回、鎮火の確認まで丸3日以上かかった。
加藤市長は同日の定例記者会見で、通報の遅れが火災の大規模化、長期化につながった可能性が大きいとし、対応手順を見直す考えを示した。
市などによると、自動火災報知設備が出火を感知し、警備会社に警報を伝えたのは4月4日午前1時11分。
警備員が約15分後にセンターに駆けつけたが、外から煙などは確認できず、自宅にいるセンター職員に「現場の確認が必要」と伝えた。
手順に基づき、職員、警備員とも、この時点では消防に通報しなかった。
職員がセンターに到着したのは同2時5分。
不燃ごみの処理施設で火災を確認し、同28分に119番通報した。
スプリンクラーの水のタンク(容量40トン)は既に空で、施設内には煙が充満していた。
センターでは従来、可燃ごみを24時間態勢で焼却していたことから、職員らが常時監視していたが、昨年9月末に可燃ごみを燃やす長野広域連合の新ごみ焼却施設が運転を始めたのに伴い、11月中旬から夜間は無人に。
センターは、夜間監視を警備会社に委託するに当たり、自動火災報知設備の作動時について「誤報もあるため、現地へ行って確認することにした」とする。
職員らが常時いる市役所などからカメラなどで監視する態勢は取っていなかったという。
加藤市長は、「誤報でもいいから通報する態勢」にすべきだったとし、今後はカメラ設置などで「24時間監視態勢を築き、二度とこうした火災が起きないようにする」と強調。
隣の広域連合施設は有人で24時間監視しており、非常時の応援要請も選択肢とした。
一方、ピットは底から3mまでは水没させられる構造だが、出火時は不燃ごみが高い所で10mほどまで積み上がっていた。
市は再発防止のため、「ためる総量を減らす運用も検討している」とした。
出典
『通報遅れで大規模化か 長野のごみ処理施設火災』
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20190510/KT190509FTI090017000.php
(ブログ者コメント)
誤報でも、ボヤでも、すぐ消えても、とにかく直ぐに通報を・・・とは、消防が口を酸っぱくして言っていることだ。
無駄な遠慮は無用。
火災覚知と同時に、消防に通報したほうがよい。
ただ、今回のようなケースでは、自宅から駆け付ける職員よりも消防車のほうが先に現場に着くかもしれず、開門方法などを含め、そういった場合の対処方法も考えておく必要があるかもしれない。
(2019年6月14日 修正2 ;追記)
2019年6月13日17時32分にNHK信州からは、市はごみ高さを3m以下に抑えるなどの火災対応マニュアルを作成するといった、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
長野市の加藤市長は13日開かれた定例の記者会見で、改めて通報の遅れが大規模な火事につながったという認識を示したうえで、「今後は空振りでもいいから、火災を認知したら直ちに消防に通報する体制に変え、あわせて熱感知器も導入していく」と述べ、再発防止に努める考えを示した。
具体的には、これまで策定されていなかった火事の際の対応マニュアルを新たにつくり、誤報のおそれがあっても直ちに消防に通報することにしたほか、より正確に火事を感知できる熱感知器を「ピット」に設置するとしている。
また、「ピット」にはこれまで最大で10mほどの高さまでごみを積み上げていたということだが、消火の際、水を行き渡らせやすくするため、今後は、積み上げる高さを3mほどに抑えるとしている。
出典
『ごみ施設火事で対応マニュアル』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20190613/1010008994.html
2019年5月10日付で河北新報から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
9日午後3時35分ごろ、仙台市太白区鈎取1丁目の工事現場で「クレーン車が横転し、中に人が閉じ込められている」と110番があった。
警察によると、クレーン車はアパートの駐車場を整備する作業中に、南側の斜面に横倒しになった。
車体とフックなどをつなぐアーム部分が斜面下にある民家2階の屋根を突き破り、民家は半壊した。
クレーン車の男性操縦士が指に軽いけが。
事故当時、民家の住人2人は1階や庭にいて、けがはなかった。
警察によると、クレーン車はアーム部分を伸ばして擁壁をつり上げていた。
作業用に敷いた鉄板下の盛り土が崩れ、横転したとみられる。
近所に住む40代主婦は、「バキバキと大きな音がした。狭い場所での作業で危険と思っていた」と話した。
出典
『クレーン車横転 民家半壊 住人にけがなし 仙台・太白区』
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190510_13043.html
5月9日19時43分にFNN PRIME(仙台放送)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
クレーン車は事故当時、近くのアパートの駐車場を造成するために、土どめ用のコンクリートブロックをつり上げる作業をしていたという。
出典
『太白区鈎取 クレーン車が横転、住宅に直撃〈仙台〉』
https://www.fnn.jp/posts/2019050900000007OX
5月9日21時7分にNHK東北からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午後3時半ごろ、仙台市太白区鈎取の工事現場で、作業中の大型のクレーン車が横転して、アームが隣接する2階建ての住宅を直撃し、屋根が大きく壊れ、1階部分も壊れた。
作業に当たっていた会社などによると、クレーンは全長12m余り、アームの長さは最長で44mになるということで、事故当時、現場ではアパートの駐車場を整備するため、ブロック塀をつり上げる作業をしていたという。
クレーン車が直撃した家に暮らす60代の男性は、「洗車をしようと家のすぐ外に出ていた時に、『バリバリ』という大きな音がしたので、驚いて走って逃げました。家の中にいた妻にも幸いけがはなかったが、もしも直撃していたと思うとゾッとする」と話していた。
現場は、仙台駅からおよそ5kmの住宅地。
出典
『大型クレーン車が横転 住宅直撃』
https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20190509/0005474.html
2019年5月10日10時26分に徳島新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午前11時5分ごろ、徳島県小松島市和田島町の路上に駐車していた同市の塗装業男性(70)の軽トラックから出火し、荷台の一部を焼いた。
けが人はいなかった。
男性は近くの民家のリフォーム作業中で、荷台に積んだ洗浄機を使い、ウッドデッキの汚れを落としていた。
洗浄機の排気口付近が高温となり、そばにあったロープが燃えたとみられる。
出典
『洗浄機で軽トラックが焼ける 徳島県小松島市』
https://this.kiji.is/499395801792480353?c=39546741839462401
(ブログ者コメント)
排気ガスがロープに当たり続けたために出火したのだろうか?
それとも、排気筒にロープが接触していたために出火したのだろうか?
ブログ者としては、後者のような気がする。
2019年5月8日6時2分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県は7日、瀬戸内海の水質管理について、下水処理場などの排水基準の一部を本年度中に緩和する方針を明らかにした。
排水に含まれる窒素とリンは海水の「栄養塩」とされ、その減少がノリの色落ちやイカナゴの不漁などの原因とされている。
見直すのは、水の汚れを示す生物化学的酸素要求量(BOD)の規制値。
瀬戸内海では、かつて家庭や工場の排水などで窒素やリンが過剰となり、プランクトンが死滅する赤潮が頻発した。
そこで県は1974年に条例を制定して、BODを厳しく規制。水質改善に取り組んだ。
ところが近年、水質改善の一方で、海水中の栄養塩が低下して水産資源の減少や品質の低下につながっているのではないかとの懸念が浮上。
県の規制改革推進会議が今年4月、排水基準の見直しを提言した。
井戸知事はこの日の定例会見で、「環境基準の範囲内で、栄養塩を増やす対応を考える。海がきれいになりすぎず、魚がすめるようにしていきたい」と述べた。
今後、県環境審議会にBOD規制の科学的検証などを要請。
その検証を踏まえて、来年3月までに条例を改正する方針だ。
出典
『イカナゴ不漁の原因? 瀬戸内海への排水基準見直しへ』
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201905/0012309524.shtml
(2019年6月3日 修正1 ;追記)
2019年6月3日付で神戸新聞から、全国で初めて海水中の窒素濃度基準に下限を設ける方針など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県は、県内の瀬戸内海で水質の環境基準を独自に見直す方針を固めた。
瀬戸内海は水質改善が進んだ半面、魚介の栄養素となる窒素などの「栄養塩」が減り、漁獲量の減少やノリの色落ちが問題となっている。
国の現行基準は、窒素の濃度を、工場地帯などを除き、主に海水1ℓ当たり「0.3mg以下」としているが、県は「同0.2mg」という下限基準を加え、一定の窒素濃度を保つ考え。
県によると、海水の環境基準に下限を設けるのは全国初という。
3日の県環境審議会の小委員会で新基準案を提示する。
同委員会での議論を経て、早ければ年内にも下限基準が設けられる見通し。
県内の瀬戸内海の窒素濃度は、高度成長期直後の1977年度に、1ℓ当たり0.7mgまで上昇。
窒素などの栄養塩を餌とするプランクトンの大量発生で赤潮が多発し、「瀕死の海」と呼ばれた。
73年には瀬戸内海環境保全臨時措置法(現在の瀬戸内海環境保全特別措置法)が制定され、工場排水などの規制が強化された。
これにより窒素濃度は年々低下。
2016年度には、工場地帯を除くと同0.14~0.18mgとなり、劇的に水質が改善した。
一方、90年代半ばからノリの色落ちが顕在化し、近年は春の風物詩であるイカナゴのシンコ(稚魚)が極端な不漁に陥っている。
こうした問題から15年に特別措置法が改正され、「美しい海」を求めてきた政策を転換。
水産資源が豊富な「豊かな海」を目指す理念を掲げた。
18年には,水産庁の外郭団体が漁業者らに対し、水産生物に最適な窒素濃度を「0.2mg以上」とする参考値を示していた。
県は、同法改正などを受け、既に一部の下水処理場から海に流す水の窒素濃度を高める試みを進めており、新基準と合わせて対策を加速させる方針。
県環境審議会の委員会メンバーである藤原建紀・京都大名誉教授(水産学)は、「窒素濃度0.2mg以下は、ダイビングに適するほどの透明度。瀬戸内海では、海藻だけでなくアサリや小魚などにも影響が出ており、対策が急がれる」としている。
◇ ◇
【栄養塩】
植物プランクトンや海藻の栄養となる、海水中に溶けた窒素やリン、ケイ素など。
不足すると、カキの質低下などにもつながるとされる。
植物プランクトンを餌とする動物プランクトン、さらにこれを食べる魚・・・という食物連鎖を支える要素にもなっている。
出典
『水質改善しすぎても…全国初、県が窒素濃度に下限』
https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201906/0012391196.shtml
(2019年12月9日 修正2 ;追記)
2019年12月8日11時33分に神戸新聞から、兵庫県は条例を改正し海水中の窒素濃度に下限値を設けたなど、下記趣旨の続報記事が図解付きでネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
兵庫県は瀬戸内海の海水について「きれい過ぎてはダメ」と、水質管理に新たな基準を設けました。
これまで「きれいな海」を目指して規制してきた海水中の窒素濃度について下限値を設け、下水処理場の水質基準も見直します。
「豊かな海」を目指すそうですが、どういうことなのでしょう?
【高度成長期 排水による汚染改善向け法律や規制】
高度成長期、阪神や播磨の工業地帯が栄えた一方、工場や家庭の排水で川や海の水は濁り、水をきれいにする法律や規制ができました。
瀬戸内海では植物プランクトンが大量発生し、赤潮が頻発。
海の酸素を消費し、浜辺にたくさんの死んだ魚が打ち上げられました。
近畿や中四国、九州の沿岸自治体は瀬戸内海をきれいにするよう求め、1973年に瀬戸内海環境保全臨時措置法が、78年には同保全特別措置法(瀬戸内法)が制定。
プランクトンの栄養が増え過ぎた「富栄養化」解消に向け、「栄養塩」とされる窒素やリンの濃度も規制されました。
排水処理技術の向上や下水道の普及もあり、海への窒素やリンの供給はどんどん減少。
窒素やリン、水の汚れを表す指標、化学的酸素要求量(COD)は低下し、多い年には120件に迫った赤潮の発生は、年約20件にまで減りました。
【海水浄化 漁獲量に異変】
ところが、瀬戸内の漁業に異変が。
年7万~8万トンほどあった漁獲量(養殖業を除く)が、96年以降は6万トン台に減り、質、量とも全国屈指の養殖ノリが色落ちするように。
窒素やリンは農作物肥料の主成分で、海藻や植物プランクトンの栄養です。
それを食べる小魚、大魚と連なる生態系に異常が起きていると指摘され始めました。
沿岸自治体を中心に、対策を求める声は高まり、2015年には国会の議員立法で改正瀬戸内法が成立。
美しさを求めるだけでなく、「豊かで美しい海」を目指す政策へと転換されました。
海底を土砂でかさ上げし、岩を沈めて魚介のすみかや産卵場をつくるなどし、陸でもため池の水を抜き、海に栄養素を供給する「かいぼり」が復活。
栄養豊かな池の水を海に届ける活動が広がりつつあります。
しかし、兵庫県沿岸の瀬戸内海の漁獲量は4万トン前後と、回復しません。
17年には春の味覚、イカナゴのシンコ(稚魚)の漁獲量が前年の1割に届かず、18年、19年も低迷し続けています。
県は、瀬戸内海の栄養塩の回復策を、専門家でつくる県環境審議会に諮問(相談)。
改正瀬戸内法は栄養塩の減少と水産資源への影響に関する調査の必要性を指摘しましたが、具体策は示しておらず、審議会は、海の窒素やリンの濃度、COD、漁獲量の変化などを検証しました。
00年以降、工場地帯を除く県沿岸の瀬戸内海の栄養塩濃度はピーク時の3分の1と、スキューバダイビングに適するほどに薄まっていたのです。
漁獲量の減少との関係も示唆されました。
【栄養増やす取り組み】
審議会の議論を経て、県は今年10月、条例を改正し、窒素とリンを減らそうと規制してきた上限値に加え、減らし過ぎないために県独自の下限値(窒素は海水1リットル中0.2ミリグラム)を設けたのです。
同時に、豊かで美しい瀬戸内海の再生に努めることを事業者や県民の責務としました。
さらに、海の栄養が減る冬場、下水処理場の排水に含まれる窒素をあえて残す「季節別運転」の実効性を高めるため、生物化学的酸素要求量(BOD)値の規制撤廃に必要な条例改正案を県議会12月定例会に出しました。
工場排水にも多くの窒素が含まれ、陸から海に届く約3割を占めています。
企業の窒素放流を促すため、県は本年度中にガイドラインをまとめる予定です。
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201912/0012942544.shtml
2019年5月10日11時14分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
千葉市や千葉県八千代市などで8日夜、「ガス臭い」、「ゴムが焼けたような臭いがする」といった異臭の訴えが相次ぎ、計約120件の119番通報が寄せられた。
消防や東京ガスなどが現地を調査したが、原因はわかっていない。
千葉市など県の北東部・南部の43市町村をカバーする「ちば消防共同指令センター」などによると、異臭の通報は千葉市の84件が最多で、八千代市30件、印西市4件。
このうち、千葉市内の23の現場に市消防局の消防隊が出動したが、火災やガス漏れは確認できなかった。
東京ガスにも通報が13件あったが、担当者は「9日昼の時点でガス漏れなどの確認は取れていない」と首をかしげる。
千葉市消防局によると、これまで、夏に東京湾から風が吹いた日に異臭の通報が入ることは数件程度あったが、「1日で84件は記憶にない。極めて珍しい」。
東京湾で赤潮が発生した際に市内で異臭が報告されたことはあるが、今回、千葉海保が船を出して調べても、赤潮やプランクトンの大量発生は確認されなかったという。
異臭を体験した花見川区の女性(54)は、「何ともいえない嫌な臭い。のどが痛くなり、目がヒリヒリした」と語った。
出典
『謎の異臭で通報120件 消防・ガス会社お手上げ 千葉』
https://www.asahi.com/articles/ASM594VDKM59UDCB00D.html
5月9日16時10分に千葉日報からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
千葉市で8日夜、「焦げ臭い」などと異臭を訴える119番通報が相次いだ。
消防が出動したが原因は分からず、市消防局は、何らかの一過性の異臭が一部地域に流れ込んだとみている。
同局によると、8日午後9時~10時すぎ、市西部の稲毛や花見川、美浜の3区の住民から「燃えたような臭いがする」、「焦げた臭いがする」、「異臭がする」といった通報が84件寄せられた。
消防が23件の現場に出動し、うち19件で異臭を確認したが、臭いの発生元は分からなかった。
110番通報も約20件、東京ガスにも13件の問い合わせがあったが、ガス漏れなどは確認できなかった。
通報は、美浜区磯辺から花見川区柏井町まで、南北約8kmの広範囲にわたった。
同区の男性会社員(50)は、「家の外に出たら、焦げたような臭いがしていた。どこかで火事が起きているかと思ったが、午後11時ごろには臭いがほぼなくなっていた」。
市消防局の担当者は、「臭いは消えてしまうので、原因を突き止めるのは困難」と困惑した様子で話した。
出典
『「焦げ臭い」原因分からず 8日夜、千葉市で通報相次ぐ』
https://www.chibanippo.co.jp/news/national/592799
(ブログ者コメント)
2年前には江戸川区や浦安市でも、同様な異臭騒ぎが起きている。
2017年4月15日掲載
『2017年4月8日 東京湾の北東に位置する東京都江戸川区や千葉県浦安市などの一部地域で異臭騒ぎ、タンカーからのガス放出が原因か?』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7000/
2019年5月9日11時52分にNHK和歌山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後3時半すぎ、和歌山市湊の日本製鉄和歌山製鉄所で、建物内で空調設備の機械の点検作業をしていた電気関係の会社に勤務する、和歌山市の滝口さん(男性、47歳)が、突然、床が抜け落ちて、およそ8m下に転落した。
滝口さんは近くの病院に搬送されたが、全身を強く打っていて、およそ1時間後に死亡した。
警察によると、抜け落ちた床は鉄製で、一部が腐食していたという。
警察は、滝口さんと一緒に作業にあたっていた別の作業員からも状況を聞いて、事故の原因を調べている。
出典
『製鉄所で床が抜け落ち1人死亡』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/20190509/2040002688.html
(ブログ者コメント)
どういった場所の床だったのだろうか?
普段から大勢の人が行き来する床?
それとも作業の時だけに使用する床?
いずれにせよ、鉄製の床が抜け落ちて転落死した事例など、あまり聞いたことがない。
(2019年11月2日 修正1 ;追記)
2019年11月1日12時39分にNHK和歌山から、床の腐食危険性を電気工事会社は認識していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし5月、和歌山市の製鉄所で、点検作業中に床が抜け落ち、男性作業員が転落して死亡した事故で、和歌山労働基準監督署は、1日、男性が勤めていた電気工事会社の社長を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。
書類送検されたのは、和歌山市の電気工事会社、「K電気」の56歳の男性社長です。
和歌山労働基準監督署などによりますと、ことし5月、和歌山市にある日本製鉄和歌山製鉄所で、当時47歳の男性が、配電盤などの点検作業をしていたところ、突然、床が抜け落ち、およそ8メートル下に転落して死亡しました。
事故が起きたとき、抜け落ちた鉄製の床は一部が腐食していたということです。
和歌山労働基準監督署で捜査を進めた結果、腐食の危険性を認識しながら、安全に作業するための通路が適切に設けられていなかったなどとして、1日、男性が勤めていた会社の社長を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/20191101/2040004057.html
2019年5月9日11時34分にmBS NEWSから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午前10時すぎ、大津市大萱の交差点で、直進してきた軽乗用車が右折しようとした乗用車と衝突した後、信号待ちをしていた園児13人と保育士3人の列に突っ込んだ。
この事故で2歳のIちゃん(男児)とHちゃん(女児)が死亡、2歳の男の子が意識不明の重体で、ほかの園児らも重軽傷を負った。
警察によると、乗用車を運転していたS容疑者(女性、52歳)が「前を見ていなかった」という趣旨の供述をし、軽乗用車を運転していた女性(62)は「右折してきた車を左に避けようとした」などと話しているということで、62歳の女性は8日夜、釈放された。
過失の程度が低いと判断されたとみられる。
警察は、軽乗用車に設置されていたドライブレコーダーを解析するなどし、事故の原因を調べている。
出典
『大津市園児2人死亡事故 右折車の女「前を見ていなかった」と供述』
https://www.mbs.jp/news/kansainews/20190509/GE000000000000027681.shtml
5月10日12時1分にmBS NEWSからは、対向車を確認しないまま前の車に続いて右折したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故を起こした車のドライブレコーダーを解析したところ、事故当時、現場には右折を待つ車の列ができていて、乗用車を運転していたS容疑者(52)が前の車に続いて右折していた。
「右折車がずっと続いていた。その列が続いていて直進車とぶつかった」(目撃者)
警察は、S容疑者が対向車を確認せずに前にいた車に付いていく形で右折しようとしたとみて調べている。
出典
『衝突直前、前の車に続くように右折 大津・園児死傷事故』
https://www.mbs.jp/news/kansainews/20190510/GE000000000000027694.shtml
5月9日22時16分に産経新聞westからは、現場は混雑する交差点として知られていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故が発生した大津市大萱の周辺住民によると、現場の県道交差点は、見通しがいいものの、滋賀県第2の都市である草津市方面に向かう右折車が多く、「よく混雑している交差点」として知られていた。
「右折できる時間が短いので、焦って曲がろうとする車が多い印象がある」。
事故後、近隣住民の男性(68)は現場について、こう語った。
近くの無職の女性(81)は、琵琶湖沿いの直線道路のため、「眺めも良く、直進車のスピードが出がちだ」と説明する。
滋賀県警によると、この交差点では過去5年間に、人身事故はなかったものの、物損事故は13件あった。
このうち追突事故は6件、直進車と右折車の事故は3件発生している。
事故対策のため、滋賀県は車道に減速帯を表示。
県道路保全室の担当者は、「現場は交通量が多く、渋滞も発生する。車のスピードも速いため、危険箇所として対策を講じていた」としており、事故を受けて新たな交差点対策を検討中という。
交通事故総合分析センター(東京)によると、平成29年に起きた人身事故47万2165件の約4割が交差点内の事故。
このうち約3割が右折事故だった。
同センターの担当者は、「右折は、歩行者や対向車など、多くの危険に同時に注意を向けなければならず、非常に高度な作業。ちょっとした油断で安全確認を怠ると重大事故につながることがある」と指摘している。
出典
『大津事故 現場の交差点は渋滞多発、右折に焦り』
https://www.sankei.com/west/news/190509/wst1905090034-n1.html
5月10日14時30分にFNN PRIME(めざましテレビ)からは、事故現場の後追い取材では右折できるまで8分かかったなど、下記趣旨の記事が複数の図解付きでネット配信されていた。
右折車と直進車の事故による死亡率は、正面衝突、追越追抜事故に次ぐ3位。
どういうタイミングで起きやすいのか?
元千葉県警交通事故捜査官の熊谷宗徳氏は、「事故は、黄信号から赤信号に変わるタイミングに発生することが多い。お互いに“止まるだろう、譲ってくれるだろう”という気持ちがあるのだろう」と話す。
実は、信号機が「ある」交差点の方が右折車の事故が起こりやすいという統計もある。
取材班は、東京都内で最も右折車の事故が多いという板橋区の熊野町交差点を走行してみた。
ここは山手通りと川越街道が交わる場所だ。
取材班の車が交差点に差しかかっても、対向車が直進なのか左折なのかギリギリまでわからない。
交通量は非常に多く、交通整理をされる警察官の姿もあった。
この交差点で起きた年間19件の人身事故のうち14件が右折時に起きていて、信号の変わり目で、無理な右折による事故が多発しているという。(一般社団法人「日本損害保険協会」HPより)
大津市で車が保育園児の列に突っ込む事故が起きた交差点でも、似た状況があった。
事故があった丁字路に差しかかると、信号が青にもかかわらず、右折レーンには20台、100m程の列ができている。
対向する直進車両の数が多く、右折車がなかなか先に進めない。
信号を曲がりきるまでに8分かかった。
事故が起きた大津市の交差点も、東京・板橋区の熊野町交差点も、右折待ちの列が長く、少しでも直進車の間隔が空くと、車の隙間を縫うようにして車が右折していた。
中でも危険なのが、後追い右折だ。
前の車が右折できても、自分が右折できるタイミングだとは限らない。
では、交差点の入り口に止まった車が右折し終わるまでに、どのくらいかかるのか?
都内の交差点で測ってみると、車が右折するのに要する時間は約6秒。
一方で、時速50kmで直進する車が6秒間に進む距離は、およそ84m。
対向車が離れていると思っていても、あっという間に近づいてくるのだ。
右折の矢印でも、警戒が必要だ。
信号の矢印が点灯している間は対向車線は赤になり、右折できる時間となるが、熊谷氏は「絶対に対向車が止まってから右折するべき」と話す。
矢印が点灯する限られた時間内に曲がろうと焦ったり、油断することが事故を生みやすいという。
このように、右折する際には多くの安全確認が必要だ。
対向車の動きだけでなく、歩行者やバイクの動きなど、確認すべきことはたくさんある。
熊谷氏は「安全だと思える状況がなければ右折はしてはいけない」と話す。
今回の事故で問われるガードレールの設置基準について、国交省は、「車の速度が速い箇所」や「歩行者の交通量が多い箇所」を中心に設置しているとする。
また、滋賀県大津市の道路を管理する道路課は、「ここ数年、人身事故が無かったことと直線で見通しがよかったことから、ガードレールは設置されていなかった」としている。
出典
『滋賀大津市の事故を二度と起こさないために “右折事故危険地帯”にみた危険性
と対策』
https://www.fnn.jp/posts/00045190HDK
(2/2へ続く)
(1/2から続く)
5月14日付で毎日新聞東京版からは、事故の波紋が広がっているなど、下記趣旨の解説記事がネット配信されていた。
園児2人が死亡、1人が重体、保育士を含む13人が重軽傷を負った大津市の事故を受け、滋賀県は14日、現場の交差点を調べ、車が乗り上げた歩道に金属ポールを立てるなどの安全対策を検討する予定だ。
全国の保育園でも散歩ルートの確認や見直しの動きが広がる一方、歩行者を守るガードレールの設置は自治体に委ねられており、課題も残る。
事故から5日たった13日。
現場となった大津市大萱(おおがや)6の滋賀県道交差点から200mほど南にある園児らが通うレイモンド淡海(おうみ)保育園(同市萱野浦)は、受け入れを再開した。
職員が見守る中、園児らは保護者に手を引かれながら園内へ入っていった。
事故は8日午前10時15分ごろ発生。
同市一里山3、無職、S容疑者(52)=自動車運転処罰法違反(過失致死傷)容疑で送検=の乗用車が右折し、対向車線を直進してきた無職女性(62)=同法違反(過失致傷)容疑で現行犯逮捕後に釈放=の軽乗用車と衝突。
軽乗用車は歩道に乗り上げ、信号待ちをしていたIちゃん(男児、2歳)とHちゃん(女児、2歳)が死亡、男児(2歳)が意識不明の重体となり、保育士を含む13人が重軽傷を負った。
事故を受け、行政も対策を進める。
大津市は9日、市立と民間の保育園、幼稚園など計180カ所に対し、散歩コースの危険箇所を改めて点検するなど、安全管理を徹底するよう通知した。
点検に市職員が同行することも計画している。
13日には緊急対策会議を開いて、今後の方針を確認した。
一方、現場の道路を管理する県は、当面の措置として、事故時の衝撃を和らげる緩衝具「クッションドラム」6個を交差点の歩道などに設置した。
事故現場も含め、県が管理している1日あたりの交通量が1万台以上の交差点について今月中に安全を確認し、必要な対策を打ち出す方針だ。
【柵設置は自治体判断】
「日本は、諸外国に比べ、歩行者が犠牲となる割合が非常に
高い」。
警察庁の栗生長官は9日の記者会見でこう述べ、通学路のガードレール設置などの安全対策を関係機関と進める考えを示した。
警察庁によると、各国の2016~18年のデータを比較したところ、日本は交通事故死者の約36%を歩行者が占めるが、イギリスは約25%、アメリカとフランスは約16%、ドイツは約15%となっている。
かつて警察庁科学警察研究所で交通事故の鑑定や分析をした山梨大大学院の伊藤安海教授(安全医工学)は、国内の道路について、「1964年の東京五輪に合わせ、歩行者の安全よりも車が走りやすい道づくりが優先された」と歴史的背景を挙げ、その後も、ガードレールの設置や、車がスピードを出しにくい道路にするなどの安全対策は広がっていないと分析する。
ガードレールを含む防護柵の設置基準について、国交省は「歩行者の危険度が高い」などと定めているが、道路の幅や沿道の状況、交通量などはそれぞれ異なるため、明確な基準を設けるのは難しいという。
設置は道路管理者である自治体に委ねられており、同省の担当者は、「一律に設置すると、点字ブロックや車いすの利用者などには不便になる可能性がある。周辺の交通状況を総合的に判断するしかない」と話す。
文科省は、12年4月に京都府亀岡市で児童ら3人が死亡した事故を受け、全国の通学路を対象に緊急点検を実施。
横断歩道やガードレールがないような危険箇所が計7万4483カ所確認された。
18年3月末までに約97%で通学路の変更や路肩の拡幅などの安全対策がとられたが、土地の買収が難航するなどの理由で対策が進んでいない箇所もあるという。
また、通学路以外の幼稚園や保育園の経路は対象外だ。
一方、警察庁によると、昨年に全国で直進車と右折車の死亡事故は130件あった。
右折車の運転手が「まだ直進車は来ない」と考えて右折を始め、衝突するケースが目立つという。
伊藤教授は、「交差点が混雑している場合、焦って右折発進してしまうことも多い」と指摘。
右折車両を感知器で検出し、青信号を延長する技術もあり、「信号を守れば右折できるという安心感があれば、運転手は無理をしなくなる」と話す。
伊藤教授は、「運転手の安全への認識と信号の技術、ガードレールなどの防護柵を組み合わせれば有効だ」と指摘する。
【園外活動、悩む保育所】
全国の保育所では、散歩ルートの安全確認と見直しの動きが広がっている。
「この五差路は直進か左折かが分かりにくい。ウインカーを出さずに左折する車も見かけるので、注意しないと」。
横浜市の認可保育所「キッズパオ日吉あおぞら園」では13日、保育士らが散歩に使う主な道を歩き、危険はないか確認した。
「いつも通っている道でも、季節や工事によって状況が変わる」と平本園長。
危険箇所を色分けしたシールを地図に貼り、保護者にも公開するという。
運営会社のマミーズファミリー(本社・松山市)は全国に40園を展開。
キッズパオ日吉を含む34園には園庭があるが、日常的に散歩をしているため、15日までの再点検と報告を指示した。
東京都文京区の別の私立保育所もルートの検証をする予定で、園長は「ガードレールのある交差点は交通量が多いし、遠回りをすると歩く時間が長くなってしまう」と頭を痛める。
認可保育所には、児童福祉法に基づき、子どもの数に応じた屋外遊戯場整備が義務付けられている。
しかし、公園などを代替地とすることも認めており、厚労省は2011年に「移動の安全が確保されていれば、必ずしも保育所と隣接する必要はない」と通知した。
国の12年度調査では、全国の93%の認可保育所が、園庭だけで遊戯場の面積基準を満たしていたが、待機児童対策で増設が急がれる都市部では様相が異なる。
民間団体「保育園を考える親の会」が全国主要100都市で調査したデータによると、基準を満たす園庭を持つ施設の割合は、15年度の80.3%から18年度は73.8%に低下。
東京23区では12区が5割以下で、特に施設が急増した地域で「園庭なし」が多かった。
また、認可外施設には、そもそも遊戯場の確保義務もない。
一方、地域交流や交通ルールを学ぶ観点から、園外での活動は必要だとする声も強い。
長男(1歳)を都の認証保育所に預ける目黒区の堀田さん(女性、21歳)は、「事故に遭わないかの心配はあるが、外には毎日出掛けてほしい」と訴える。
NPO法人「保育の安全研究・教育センター」の掛札代表理事は、「保育園の散歩中の交通事故死は、私が知る限り、近年起きていない。今回は『巻き添え事故』で、理由なく散歩を自粛するのは過剰反応だ。ガードレールがない歩道が大半であることや、園庭がなくても保育園設置が認められることこそ問題ではないか」と指摘する。
【複数の歩行者らが巻き込まれた主な事故】
2006年9月
埼玉県川口市で、脇見運転のワゴン車が保育園児の列に突っ込み、園児4人が死亡、保育士と園児計17人が重軽傷
2011年4月
栃木県鹿沼市で、登校中の児童の列にクレーン車が突っ込み小学生6人が死亡
運転手はてんかんの持病を隠していた
2012年4月
京都府亀岡市で、無免許の少年の車が集団登校中の列に突っ込み、児童2人と妊娠中の保護者の計3人が死亡、7人が重軽傷
2016年10月
横浜市港南区で、認知症の高齢男性が運転する軽トラックが集団登校の列に突っ込み、小学1年の男児が死亡、7人が重軽傷
2018年5月
神奈川県茅ケ崎市で、高齢女性が運転する車が横断歩道を渡る歩行者ら4人をはね、自転車の女性が死亡
2019年4月19日
東京都豊島区のJR池袋駅近くで、高齢男性が運転する車が暴走
3歳の女児と母親が死亡、8人が重軽傷
2019年4月21日
神戸市中央区のJR三ノ宮駅前で、市営バスが横断歩道を渡っていた歩行者をはね、2人が死亡、6人が重軽傷
出典
『クローズアップ 遅れた歩行者安全策 大津事故で各地見直し』
https://mainichi.jp/articles/20190514/ddm/003/040/038000c
2019年5月8日11時40分にTBS NEWSから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午前9時半ごろ、千葉県成田市にある廃棄プラスチックのリサイクル工場で「機械が燃えている」と従業員から通報があった。
消防車11台が消火活動にあたり、火はおよそ1時間半後に消し止められた。
警察などによると、工場には従業員5人がいたが、全員避難していて、けが人はいないという。
出火当時、工場では建物の増設工事などが行われていたが、フェンスを溶接した際の火花がプラスチックごみに引火し建物に燃え移ったとみられるということで、警察と消防が出火原因を調べている。
出典
『リサイクル工場で火災、けが人なし 千葉県成田市』
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3668204.html
5月8日12時9分に日本経済新聞からも、大きな黒煙の写真付きで、同趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午前9時40分ごろ、千葉県成田市多良貝の廃プラスチックを扱うK実業の工場で「黒煙が上がっている」と119番があった。
警察や消防によると、倉庫内が燃え、約1時間20分後に鎮火した。
従業員らは全員避難し、けが人はない。
現場は成田空港の北東約2kmだが、成田国際空港会社によると、航空機の運航に影響はない。
K実業のホームページによると、廃プラスチックのリサイクルなどをしている。
〔共同〕
出典
『成田空港近くの工場で黒煙 火災か、運航影響なし』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44512110Y9A500C1CC0000/
(ブログ者コメント)
建物の外に置かれていた廃プラに引火して・・・ということだったのかもしれない。
2019年5月8日付で上毛新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後5時55分ごろ、桐生市天神町の群馬大理工学部の実験室で、「実験中にフラスコが爆発し学生2人がけがしている」と、学生から119番通報があった。
警察や消防によると、4年の女子大学生(22)と修士1年の女子大学院生(22)の2人が顔などにけがを負った。
桐生市内の病院に搬送され、いずれも意識はあるという。
同大などによると、現場は理工学部8号館5階の実験室。
同じ研究室に所属する大学生と大学院生の計6人が糖の合成の実験をしていた。
ガラス製のフラスコに薬品を入れて実験用ヒーターで加熱していたところ、爆発が起きたという。
事故当時、一つ上の階にいた男子大学生(21)は、「突然ドーンという大きな音がして、振動が足に伝わってきた。けがをした学生が心配だ」、女子大学院生(22)は、「危険性のある薬品を扱うことがあるので怖い」と話した。
関・理工学部長は取材に、「安全には十分注意していたが、けが人を出してしまい申し訳ない。原因を明らかにして再発防止に努める」としている。
警察は、関係者に話を聞くなどして事故原因を調べている。
出典
『実験中にフラスコ爆発 女子学生2人けが 群馬大学理工学部で』
https://www.jomo-news.co.jp/news/gunma/society/129961
5月8日6時28分にNHK群馬からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
この事故でフラスコの破片が周囲に飛び散り、2人が顔を切るなどのけがをしたほか、同じ研究室に居合わせた大学生の男女3人が耳の痛みなどを訴え、病院で手当てを受けた。
警察によると、けがの程度はいずれも軽いという。
大学によると、実験が行われていたのは理工学部の分子科学の研究室。
出典
『群馬大でフラスコ破裂5人けが』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/20190508/1060004426.html
5月8日5時57分にテレビ朝日からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
研究室では、教員の指導のもと、複数の学生が実験を行っていた。
出典
『群馬大で実験中フラスコ破裂 女子学生2人顔にけが』
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000153964.html
5月8日12時24分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、学生7人が化学の実験を行っていたところ、ガラス製のフラスコが爆発し、ケガをした5人が救急搬送された。
5人のうち女性2人がフラスコの破片で顔に切り傷を負い、男女3人が鼓膜を痛めた疑いがあるものの、いずれも軽傷。
担当教授は隣の部屋にいて不在だった。
出典
『群馬大学の実験室で爆発 学生5人が搬送』
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20190508-00000075-nnn-soci
2019年5月6日17時46分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪府南西部の泉南地域で、アスベスト(石綿)紡織産業が最盛期だったころから石綿の危険性を訴え続けた開業医の梶本政治(まさはる)さん(1913~94)の遺品などを集めた「アトリエ泉南石綿の館」が、同府泉南市信達牧野の同医師旧宅跡地にオープンした。
後の住民たちが泉南石綿健康被害国家賠償訴訟で勝訴した道のりも伝える。
梶本医師は大阪帝国大(現大阪大)医学部を1937年に卒業。
第二次世界大戦で軍医として戦地に赴き、敗戦後は大阪大で研究し、53年に内科医として地元に医院を開いた。
と同時に、木製の看板「石綿肺研究会」を掲げた。
石綿肺は、石綿の粉じんを吸い込んで肺が硬くなる危険な病気。
進行すると呼吸困難になる。
泉南地方の石綿産業は、日露戦争直後から始まった国内有数の地帯。
60年代には200以上の石綿関連工場があり、就労者は約2000人と推定された。
そんなただ中で、梶本医師は石綿による病気を研究し、公然と危険性を訴えた。
遺族らによると、診察や往診など地域医療に尽力する傍ら、石綿関連疾患と被害の調査・研究をリードした国立療養所近畿中央病院(当時)の瀬良好澄元院長と頻繁に会っていた。
また、当時は極めて高価だった海外の石綿関係の文献も収集。
こうして石綿の危険性を認識していったとみられる。
市民団体「泉南アスベストの会」共同代表の柚岡一禎(かずよし)さん(76)によると、梶本医師は行動の人でもあった。
地元の石綿工場の経営者や従業員に石綿の危険性を説いて回った。
ある工場では石綿の「集じん機」を設置させ、別の工場では追い返されることも。
駅のプラットホームで石綿工場の経営者と押し問答になっているのを見かけた人もいるという。
石綿の危険性を訴えたチラシも自ら作った。
「規制を適用できるはず」と、国の無策を指摘したチラシを作り、国の省庁や自治体、研究者や関連業者に郵送した。
しかし、反応がなかったという。
同会共同代表で梶本医師の長男逸雄さん(70)は、「遊びたい盛りのころに兄弟でチラシのガリ版印刷を手伝わされた」と証言する。
柚岡さんは、「敬意を抱く人もいたが、地域全体では変人扱いされていた」と振り返る。
多くの人の記憶に残るのは、往診や工場視察のため、「カブ」と呼ばれるバイクで地域を走り回る姿だった。
貧しい地域の患者を相手にすることが多かったという。
「石綿の館」は約20m2。
その入り口の梶本医師の「由緒」に、「先生がこの地の住民の一人であったという事実は(中略)時に利を得、沈黙したわれわれを、からくも免罪してくれているように思う」と記されている。
梶本医師死亡11年後の2005年6月末、兵庫県尼崎市のクボタ旧石綿製品工場の周辺住民にがんの中皮腫が多発している被害が発覚した。
そのとき、泉南地域の住民が、あたかも梶本医師の姿の記憶が呼び覚まされたかのように、被害を訴える活動に立ち上がった。
翌年5月、泉南地域の石綿工場の元従業員らが集団で、「石綿肺などの被害は国が規制を怠ったため」と、国家賠償請求訴訟を大阪地裁に提起した。
訴訟は、高裁での敗訴判決もあり、多くの原告が亡くなるなど、約8年以上の曲折があった。
そして14年10月、最高裁の判決で「国が権限を行使せずに対策を怠った」という判断が確定し、原告が勝訴した。
「石綿の館」では、訴訟の記録映像の上映や関連図書の展示が行われている。
入館無料だが、見学者は事前に「泉南アスベストの会」(090・8126・6333か、090・7968・0395)へ連絡を。
【梶本政治医師と泉南地域関連年表】
1937年 大阪帝国大(現大阪大)医学部卒業
45年 第二次世界大戦で日本敗戦
53年 泉南で医院を開業し「石綿肺研究会」の看板を
掲げる
60年代~ チラシで盛んに石綿の危険を訴える
71年 政府が石綿工場で局所排気装置の設置を義務付け
94年 死去
2005年 クボタ旧石綿製品工場周辺で住民の中皮腫多発が
発覚
06年 泉南地方の住民が石綿健康被害国家賠償訴訟を提起
14年 最高裁判決で同訴訟の原告勝訴が確定。政府が謝罪
出典
『石綿の危険性訴え続けた開業医の記念館 大阪・泉南市に』
https://mainichi.jp/articles/20190506/k00/00m/040/084000c
2019年5月6日7時20分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
学校で心停止になった子どもにAEDが使われたかどうかを調べたところ、小学生と中学生では男女差がなかったのに対して、高校生では女子生徒に使われる割合が3割ほど低くなることが、京都大学などの研究グループの調査でわかった。
京都大学などの研究グループは、平成20年から27年にかけて全国の学校の構内で心停止になった子ども232人について、救急隊が到着する前にAEDのパッドが装着されたかどうかを調べた。
その結果、小学生と中学生では、男女の間で有意な差はなかったが、高校生では、男子生徒の83.2%にパッドが装着されたのに対して女子生徒は55.6%と、30ポイント近く低くなっていた。
AEDは心臓の動きを正常に戻す医療機器で、鎖骨の下などの素肌に直接パッドを貼る必要があり、研究チームでは、女子高校生の場合、近くにいた人たちが素肌を出すことに一定の抵抗があったのではないかと分析している。
心停止の状態で何もしないと救命率は1分たつごとにおよそ10%ずつ下がるため、救急隊の到着する前にできるだけ早く胸骨圧迫=心臓マッサージをしてAEDを使うことが大切だ。
研究グループのメンバーで京都大学健康科学センターの石見拓教授は、「パッドは服を完全に脱がせなくても貼ることができ、貼ったあとに服などをかぶせてもよい。命を救うため、女性にもAEDを迷わず使ってほしい」と話している。
倒れて意識がない女性に救命処置を行う場合、どんな配慮や工夫ができるのか。
京都大学健康科学センターの石見拓教授によると、
①声をかけ、意識がなければ119番に通報して、近くの人にAEDを持ってきてもらうように頼む。
②呼吸をしていない、またはよくわからなければ、胸骨圧迫=心臓マッサージを始める。
③AEDが届いたら電源を入れ、2枚のパッドを素肌に貼るが、服をすべて脱がす必要はなく、下着をずらして、右の鎖骨の下と左の脇腹の辺りに貼ることで対応できる。
④貼ったあとは、上から服などをかけても大丈夫。
石見教授は、「AEDのパッドは貼るべき位置に貼れば、服をすべて脱がさなくても問題はない。女性であっても男性と同じだけの救命のチャンスが与えられるべきで、訓練の場などで女性への対応の仕方を広く伝えていきたい」と話している。
出典
『AED 女子生徒に使われない!』
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20190506/0029328.html
2019年5月6日6時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
中学・高校で起きる事故の半分以上は運動部の部活動中で、年間35万件に上る。
特に頭のけがは命にかかわることがあり、学校現場では重大事故を防ぐための模索が続いている。
【硬球直撃 予防策を尽くしていたが】
死球を受けた2年生の男子部員(当時16)は声を上げ、尻から落ちて仰向けに倒れた。
よけようとした球が、ヘルメットの耳当て部分と左耳の下に当たった。
昨年11月18日、熊本県立熊本西高校(熊本市)で行われた野球部と他校の練習試合。
部員らが駆け寄ると、意識がなかった。
翌朝、亡くなった。
野球部は、事故防止に力を入れてきた。
複数箇所で行う打撃練習は、打球が飛び交う。
防球ネットの穴を抜けて投手に当たらないように、37枚のネット1枚ずつに担当を割り当て、点検や補修を続ける。
イレギュラーバウンドを防ぐため、ノックの合間にトンボをかける。
ヘルメットは昨春、各部員に合うように3つのサイズを買いそろえた。
それでも、事故は起きた。
横手監督(43)は、「亡くなった部員は野球が大好きだった。彼も、投手も、誰も悪くないのに……」と声を絞り出す。
地元の軟式野球出身者ばかりの野球部は、昨秋の九州大会で8強入りし、今春の選抜の21世紀枠の県推薦校に選ばれていた。
事故を受け、横手監督は辞退も考えた。
そのチームに、遺族が葬儀で語りかけた。
「前を向いてほしい。21世紀を辞退しないで、甲子園を目指して下さい」。
頭を下げる相手校の投手にも「野球を続けて下さい。夏の藤崎台(球場)で投げる姿を楽しみにしています。本人も同じ思いでしょう」。
参列者のすすり泣きが漏れた。
野球部は今春の選抜に初出場した。
ネット管理をまとめる3年の中本君(17)は、「大変だけど、練習に集中するためにも安全確認が大切」と話す。
事故後、スポーツ用品会社が、ヘルメットの両耳にあたる部分に着脱式の金属板を付けて首や後頭部を守る試作品を持参した。
まだ商品化の見通しはないが、横手監督は「事故をなくそうと動いてくれたことがありがたい」と話す。
日本高校野球連盟によると、死球による死亡は、記録が残る1974年以降で3件目。
事故の直後、熊本県高野連の工木(くぎ)理事長は日本高野連に伝えた。
「硬球を扱う以上、どの学校でも起き得る。不慮の事故で終わらせてはいけない」。
日本高野連は、製品の安全性を管理する協会に事故の調査と予防策の検討を要請。
協会は各ヘルメットメーカーと議論を始めた。
全国の野球部での頭部事故は年間2000件超。
打撃練習やノック時が目立つ。
日本高野連の竹中事務局長は、「防球ネットの点検やグラウンド整備などを徹底すれば防げる事故が、繰り返し起きている。指導者の知見を高める必要がある」と話す。
日本高野連は01年、打撃投手のヘッドギア着用を義務化した。
以来、打撃投手の死亡事故はない。
16年には、女子部員に甲子園大会前の甲子園での練習参加を認める一方で、ヘルメット着用を義務づけた。
昨年3月には、全国の高野連と野球部の指導者を大阪市に集め、事故防止のシンポジウムを初めて開催。
専門家が事故事例や安全対策を説明した。
防球ネットについては適切な補修方法や死角をなくす配置、事故が起きにくい新製品などを紹介。
練習中の野手の顔を覆うフェースガードの着用も勧めた。
その後、各地の高野連は安全対策に関する勉強会を開くなどしている。
【部活中の死亡事故、10年間で152件】
日本スポーツ振興センター(JSC)の学校事故データを、産業技術総合研究所(産総研)が分析。
部活動の事故は2014~16年度、年間平均で35万件あった。
小学校8000件、中学校18万7000件、高校15万6000件。
部員数の多いバスケットボール、サッカー、野球の順。
年間約1万2000件に上る頭のけがでは、野球、サッカー、バスケットボールの順になる。
部活動の死亡事故は、16年度までの10年間に152件。
交通事故が大半の登下校中に次いで多い。
亡くなった原因で最も多いのは、突然死を除くと、頭のけが25件。
柔道が突出し、ラグビー、野球と続く。
ただ、柔道は12年度の中学での武道必修化に伴い安全対策が強化され、近年は大幅に減っている。
【サッカー部の合宿中、ボールが頭に 練習を続け……】
東京都内の私立高校に通う男子生徒(17)は、中学2年だった16年3月、サッカー部の合宿中に頭に大けがを負った。
ゴールキーパーをしていて、コーチが蹴ったボールが右側頭部に当たった。
練習後、頭痛を感じたが、合宿を続けた。
深刻さに気づいたのは合宿後の練習試合。
頭痛がひどく、普段はしないようなミスで失点。
試合途中で交代して早退したが、痛くて家まで帰れない。
母親に助けを求め、自宅近くの大学病院に駆け込んだ。
CT検査で、強い衝撃によって頭蓋内の血管が破れ、血の塊ができる急性硬膜下血腫とわかった。
広がれば脳を圧迫して頭痛や嘔吐、けいれんなどが起き、短時間で意識障害や呼吸停止に至ることも。
空中でヘディングをして地面に頭を打つ例が多いが、角度や強さによっては、ボールが当たるだけでも起きるという。
2日後に血腫が縮小して退院したが、医師からは、体がぶつかるスポーツはやめるように告げられた。
頭に再び衝撃が加われば、深刻な事態になりかねないという。
学校は、合宿参加者から聞き取り調査を実施。
大けがにつながるとは、誰も思っていなかった。
コーチは強めにボールを蹴っており、「生徒の力を踏まえず、未熟だった」と述べた。
学校は生徒と両親に謝罪した。
顧問の教諭は取材に、「異変に気づけなかったことに忸怩たる思いがある」と話す。
生徒は、中学最後の夏の大会にマネジャーとして参加した。
今も、体育の柔道や体育祭の騎馬戦などを控える。
定期的な検査を受け、学校生活を送っている。
取材に、「レギュラー争いをしていて休みたくないと思い、練習を続けて悪化させてしまったかもしれない」と振り返り、自身の経験を予防に役立てて欲しいと話した。
(2/2へ続く)
(1/2から続く)
【柔道はじめて1カ月、大外刈りで奪われた命】
柔道部の練習中に福岡市立中学1年の大場さん(女子、当時13歳)を亡くした父親(53)は、悔やみ続けている。
「こんなに柔道が危険だとは知らなかった」
2015年5月、大場さんは練習を終えて帰宅すると「練習で打って頭が痛い」と、夕食を残した。
翌日の朝、体調を聞くと「大丈夫」との返事。
「気分が悪かったら先生に言いなさい」と送り出した。
学校を休ませて病院に連れて行っていれば事故は避けられた、との思いは消えない。
この日の夕方、大場さんは中学の武道場で2年の女子部員の大外刈りで倒れ、頭を強く打って意識不明になった。
救急車で病院に運ばれ、手術を受けたが、意識は戻らなかった。
急性硬膜下血腫のため、5日後に亡くなった。
福岡市教育委員会が公表した有識者による調査報告書によると、事故は技を伝えてから投げる「約束練習」で起きた。
相手は大外刈りと伝えたうえで、スピードを緩めてかけた。
大場さんは運動は得意でなかったが、「警察官になりたい」と柔道部に入った。
柔道を始めて1カ月の大場さんに対し、相手は5年目。
身長は6.5cm、体重も12kg上回っていた。
武道場には顧問の教諭とボランティアの指導員2人の計3人がいたが、事故の瞬間は見ていなかった。
報告書は、「体格差や能力差を把握し、きめ細かな指導を行う必要がある」と指摘。
事故を防ぐため、受け身の練習を3、4カ月以上は行い、大外刈りなど危険性のある技で受け身の練習をしないよう求めた。
日本スポーツ振興センター(JSC)が重大事故に限定して公表しているデータを名古屋大学の内田良准教授が分析したところ、17年度までの35年間に、柔道の部活動や授業などで121人が死亡していた(突然死や熱中症なども含む)。
1年生が74人を占めた。
頭のけがで亡くなったのは121人のうち77人で、大外刈りが最も多かった。
近年は、中学の体育の武道必修化に伴い安全対策が強化されるなどして、重大事故は減っている。
それでも16年度、群馬と栃木の中学生2人が大外刈りで一時重体となった。
娘の事故の後に起きたことに衝撃を受けた大場さんは17年、小中学生に限って大外刈りを禁止すべきだとブログで訴えた。
事故の重さを伝えようと、娘の脳のX線写真も掲載。
昨年11月には、大外刈りの危険性を伝えたいとの思いを込め、柔道のルールを決めている全柔連を相手に損害賠償請求訴訟を起こした。
「二度と重大事故が起きないように、指導者の人たちに安全に対する気持ちを持ち続けてほしい」と願う。
【頭のけが「事後の対応が重要」】
頭のけがは、外見上、骨折や出血がなくても注意が必要だ。
運動中の頭部外傷に詳しい東京慈恵会医科大の大橋洋輝講師(脳神経外科)によると、中でも急性硬膜下血腫は、死亡や重い後遺症につながる頻度が最も高い。
頭痛などがあるのに無理してプレーを続けると、命に関わる危険がある。
脳への衝撃で一時的に意識や記憶を失うなどする脳振盪も、状態が万全でないまま競技を続ければ、二次的なけがで急性硬膜下血腫などにつながりかねない。
ほとんどの脳振盪は回復するが、頭痛やめまい、集中力低下といった症状が続くこともあるという。
これらはラグビー、アメフト、柔道など、選手がぶつかり合うスポーツのほか、野球やサッカーなどで幅広く起きている。
産総研の分析では、急性硬膜下血腫は多い年で160件、脳振盪は1800件ほど起きていた。
深刻なけがを防ぐには、種目ごとの対策はもちろん、体調不良時に運動させないことも必要だ。
大橋さんは、「競技によっては、頭のけがを完全に防ぐのは難しく、事後の対応が重要だ」という。
脳振盪の頻度が高いスポーツでの深刻なけがを防ごうと、日本臨床スポーツ医学会(脳神経外科部会)は「頭部外傷10か条の提言」をまとめ、脳振盪を簡易的に判断する方法を紹介している。
同会の「のじ脳神経外科・しびれクリニック」の野地雅人医師は、「頭を打った後に、頭痛、めまい、吐き気など普段と違う様子が見られたら脳振盪を疑い、指導者がプレーから離脱させ、専門医を受診させてほしい」と呼びかけている。
出典
『中高の事故、半数は部活で 柔道技や打球…頭をどう守る』
https://www.asahi.com/articles/ASM4S7RJ2M4SUUPI010.html
2019年5月6日付で秋田魁新報から下記趣旨の記事が、両名のアルコール濃度推移表付きでネット配信されていた。
朝の通勤時間帯に飲酒運転で摘発される例が後を絶たない。
一眠りすれば大丈夫という甘い認識でハンドルを握っているケースが少なくないとみられる。
飲酒運転の摘発人数は、ここ数年、秋田県内で増加傾向にあり、飲酒の翌朝に車を運転するかどうかは慎重な判断が必要だ。
3月26日午前7時50分ごろ、北秋田市の県道。
出勤途中だった1台の車が、北秋田署の警察車両に停止を求められた。
市教育委員会によると、運転していたのは市内の小学校に勤務する50代男性教諭。
呼気検査で1ℓ中0.150mgの基準値を上回るアルコールが検出され、酒気帯び運転での摘発となった。
市教委の調査に、前日夜にウイスキーを飲んだと話したという。
公務員による同様のケースは昨年6月25日、秋田市の国道7号でもあった。
50代男性県職員が朝の出勤途中に事故を起こし、秋田中央署員による呼気検査で基準値超のアルコールが検出された。
県によると、こちらも飲酒したのは前日の夜だったという。
飲酒直後に比べ、一眠りした後は飲酒運転への警戒が緩みがちな人が少なくないようだ。
毎日の通勤で車を運転する秋田市の男性会社員(29)は、「少し酒が残っている気がしても、朝なら運転してしまう」と話す。
県警交通企画課によると、県内で昨年、飲酒運転で摘発されたのは322人。
過去5年では最多で、2年連続増となった。
このうち、一般的な通勤時間帯の午前6~10時に摘発されたのは、23%に当たる74人。
また、なぜ運転したのかを問われた中で最も多かったのは「あまり酔っていないと思った」で、22%に当たる70人だった。
県警交通企画課は、「酒が残っていることを自覚しながら、安易に大丈夫と判断する人がいる。酒は抜けるまで時間がかかる。翌朝に運転する場合は、酒量を減らし早めに切り上げるなど、相当注意してほしい」としている。
【記者2人、呼気検査機を使い実験】
記者A、Bの2人が同じ時間に同じ量を飲酒し、酒がどの程度残るかを市販の呼気検査機(約1500円)を使い実験した。
4月中旬の平日、2人は午後8時~午前0時の4時間、JR秋田駅前の居酒屋で飲酒した。
飲んだ量はそれぞれ、生ビールを中ジョッキに5杯と日本酒2合。
開始1時間、ビール3杯を空けた時点で共に呼気1ℓ当たり0.400mg程度で、酒気帯び基準の0.150mgを超えた。
2人とも頭がぼーっとし、頬が熱い感覚があった。
その後、ビールと日本酒を追加。
解散時の午前0時でも同じく0.400mg程度で、横ばいだった。
【仮眠では抜けきらず、アルコール分解能力の差も】
県内では、車で仮眠した後にハンドルを握り、飲酒運転で摘発される例がたびたびある。
2人は飲酒後、午前1時半から仮眠を取り、5時に検査した。
値は下がったものの、Aが0.225mgで基準超えが続き、Bは基準内ながら0.100mgだった。
仮眠でアルコールは抜け切らなかった。
もう一眠りし、午前7時半に再度検査。
Bは検出されなかったが、Aは0.075mg残り、両者でアルコール分解能力の差が出た。
Aは朝、頭痛があり、二日酔い状態。
数値は基準以下でも、正常な運転ができるか疑わしかった。
検査機の精度もどの程度か分からない。
アルコールが思った以上に体に残ることを実感しながら、この日の運転を控えた。
出典
『通勤時間帯の飲酒運転、後絶たず 意外に残るアルコール』
https://www.sakigake.jp/news/article/20190506AK0005/
(ブログ者コメント)
飲酒後のアルコール残留度合いについては、本ブログでも過去に何件か紹介している。
2019年5月5日7時20分に福井新聞から、営巣中の写真付きで下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2019年2月から福井県の坂井市と福井市を転々としていた国の特別天然記念物コウノトリのペアが、坂井市内の電柱に“定住先”を決め、本格的に営巣した。
集落の住民が刺激しないよう申し合わせ、電力会社は地元の声に応えて集落の電気系統を迂回させるなど、地域挙げての見守りで、ペアも仲むつまじく安心した様子。
住民は「よくぞ、この場所を選んでくれた。無事にひなが産まれてほしい」と、県内55年ぶりの野外繁殖に期待を寄せている。
ペアは昨年5月、越前市大塩町の人口巣塔で有精卵を産んだ兵庫県豊岡市生まれの4歳の雄と6歳の雌。
卵はカラスに持ち去られ、近くの畑で割れた状態で見つかった。
ペアはいったん福井を離れたものの、今年2月下旬に坂井市内で行動をともにする様子が確認された。
その後、テクノポートの鉄塔(同市)や福井市波寄町の電柱など、さまざまな場所に営巣し始めたが、「コウノトリの感電やけが、停電の恐れがある」として、北陸電力は撤去してきた。
地域住民らの「地元に定着してくれたら」との声を受け、北電は「安全な形で巣を作ってほしい」と、電柱の頂上に枠を組むなど安全対策を実施。
しかし、ペアは対策を講じた場所から移動して別の場所で営巣。
「いたちごっこ」を40回以上繰り返し、4月19日ごろになって、ようやく“安住の地”を定めた。
ペアは高さ14mの電柱の頂上に枝などを集め、3日間ほどで十分な大きさの巣を作り上げた。
「巣を残してほしい」という集落の声を受け、北電は同23日、集落一帯を一時停電にして変圧器を別の電柱に新たに設置するなど、電気系統を変更する作業にあたった。
住民によると、この集落周辺の水田は、化学肥料や農薬の使用を減らす環境配慮型の農業を行っている。
田んぼでは餌となるカエルなど生き物の鳴き声が響いており、2羽は近くの畑や田んぼで餌を食べているもよう。
交尾する姿も度々見られ、最近では巣に伏せる様子も見られるという。
巣の近くに住む女性(67)は、「一時的な停電は大変だったけれど、電気工事までしてくれてうれしい。ひな誕生まで温かく見守りたい」。
集落の区長(69)は、「子どもが減る中、勇気をもらっている。毎朝顔を見られて本当にうれしい。無事に子育てに成功してくれたら」と願った。
県自然環境課は、ペアを刺激しないように150m以上離れた場所から観察することや、巣を見上げないよう呼び掛けている。
住民たちは「事故が起こることのないように、静かに見守ってほしい」としている。
出典
『電柱の巣を守るため集落が停電許可 コウノトリ営巣、子育て成功願う』
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/847748
5月8日19時5分にNHK福井からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
2羽は、ことし3月ごろから福井市や坂井市などで電柱や鉄塔にたびたび巣を作ろうとしていたが、電柱を管理する北陸電力は、コウノトリの感電や停電の恐れがあるなどとして、これまで40回あまりにわたって、巣が作られる前に枝を取り除いていた。
こうした中、今回は、電気を供給するルートが変更しやすい場所に電柱があり、「巣を残して欲しい」という地元の強い要望もあったことから、北陸電力が住民の協力のもと、付近一帯を一時的に停電にして電気の供給ルートを変更したことで、巣作りにつながったという。
8日は、メスとみられる1羽がずっと巣の中にいて、午前10時すぎにはエサを運んできたオスとみられるもう1羽がいったん巣に戻り、一時、2羽で身を寄せる様子が確認された。
その後、正午すぎに県内に飛来している別のコウノトリが巣に近づくと、2羽は威嚇するようなしぐさを見せたあと、オスとみられる方が縄張りの外に追い立てていた。
県自然環境課によると、コウノトリのつがいは、今、産卵期を迎えていて、交尾をする様子も確認されているということで、県内で野外繁殖に成功すれば55年ぶりだという。
県自然環境課は、一連の繁殖行動では不要なストレスを与えないことが大切なので、ヒナの巣立ちが確認されるまでは150m以内に近づかないよう配慮してほしいと呼びかけている。
出典
『坂井 コウノトリ野外繁殖に期待』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/20190508/3050002055.html
5月9日19時52分にNHK福井からは、産卵したらしいという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県は9日、このつがいが産卵し、親鳥が卵を抱く行動が本格的に始まったとみられると発表した。
野外でのコウノトリの産卵は県内では5例目で、55年ぶりとなる野外繁殖の成功にいっそう期待が高まっている。
出典
『坂井 コウノトリ電柱の上で産卵』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/20190509/3050002061.html
(2019年11月6日 修正1 ;追記)
2019年11月6日付で中日新聞から、産まれた4羽のヒナが巣立ちしたので巣が撤去されたという下記趣旨の記事が、撤去作業の写真付きでネット配信されていた。
県内で五十八年ぶりに野外繁殖した国の特別天然記念物コウノトリのひなが育った坂井市内の巣が五日、撤去された。
親の二羽とひな四羽がいずれも帰還する姿が見られなくなったため。
営巣開始から見守り続けてきた住民らは、寂しさを感じながらも来シーズンの営巣に期待していた。
巣があったのは春江町上小森の電柱の上。
県によると、巣でコウノトリが確認されたのは、十月十一日にひな一羽が目撃されたのが最後。
繁殖期が終わり、巣に戻ることはもうないと県と市が判断した。
営巣場所は、地元住民の日常生活を守り、部外者がコウノトリを刺激しないようにと、県と市が公表を控えていた。
撤去作業は県や市の担当者、北陸電力の作業員ら計十五人が当たった。
約十四メートルの電柱の上にある巣に、高所作業車二台を使って作業員が近づき、ブルーシートで受けて巣が落下しないようにした後、巣を解体しながら袋に詰めて下ろした。
十月に台風などの悪天候が続いて巣の材料が飛ばされたため、夏頃に比べて巣は小さくなっていたものの総重量は三十一キロあった。
解体した巣は病原体が付着している恐れがあることから、市が焼却処分にした。
作業を見守っていた地元住民たちは「ずっと子育てを見ていたからね。寂しいよ」「来年も来てくれるといいね」などと話しながらコウノトリと過ごした半年間を振り返った。
コウノトリのふんで汚れた道路などを毎朝清掃するなど、率先して見守り活動を続けた上小森区の前田区長(男性、69歳)は「ひなすべてが無事に巣立ってくれて本当に良かった」と感慨深げ。
鳥の習性から来年も集落内に営巣する可能性があり「住民との話し合いにもよるが前向きに受け入れたい」と話した。
現場を訪れた川元市教育長は「ひなが無事に巣立てたのは上小森の人たちの献身的な活動のおかげ」と述べ、上小森区に市が感謝状を贈ることを決めたと明かした。
https://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20191106/CK2019110602000010.html
11月5日12時36分にNHK福井からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
コウノトリのつがいが、坂井市春江町の電柱の上に作った巣では、ことし5月下旬以降に4羽のヒナが誕生し、夏には順調に巣立ちを終えて、県内では昭和36年以来、58年ぶりに野外での繁殖が実現しました。
最近では、ヒナが巣に戻ることもなくなったため、坂井市は5日、電力会社などと一緒に巣の撤去作業を行いました。
巣は、高さ40センチ、幅1.8メートルほどの大きさで、電力会社の作業員が、高所作業用の車を使って慎重に巣を取り除き、電柱から下ろしました。
現場では近所の人たちが作業の様子を静かに見守っていました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/20191105/3050003340.html
(ブログ者コメント)
以下は、NHK映像の3コマ。
2019年5月6日10時0分に伊勢新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午前3時5分ごろ、名張市蔵持町原出の飲食店「U名張店」で出火し、一階部分の約50m2が燃えた。
約1時間50分後の午前4時55分ごろに鎮火し、けが人はいなかった。
警察によると、出火時に店内は無人だった。
厨房の上が焼けており、厨房にあった油と天かすから発火したとみられる。
詳しい出火原因は現在調査中。
出典
『油と天かすから発火か 「U名張店」で火災』
https://this.kiji.is/497936749000705121?c=39546741839462401
5月5日付で伊賀情報タウンyouからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
2階建て店舗の1階厨房付近、約50m2が焼けた。
警察の発表によると、4日の営業を終えた店舗は午後10時45分ごろから無人で、警備会社を通じて通報があった。
現場は、近鉄桔梗が丘駅から直線で南東に約300mの国道沿い。
出典
『飲食店で火災 厨房付近焼ける 名張市蔵持町原出』
https://www.iga-younet.co.jp/2019/05/05/14852/
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

