







ちょっと前、2019年2月2日付で毎日新聞播磨・姫路版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
姫路市立水族館(姫路市西延末)は1日、先月24、25日の2日間で、飼育しているフンボルトペンギン11羽のうち8羽が死亡したと発表した。
鳥インフルエンザの検査は陰性。
食中毒の可能性もあり、死亡した個体の内臓やエサを分析している。
水族館によると、24日午後2時半ごろ、客が「ペンギンの様子がおかしい」と連絡。
職員が確認したところ、1羽がけいれんしていた。
その後、計10羽にけいれんや嘔吐などの異常が見られた。
水族館は、安全が確認できるまでペンギンの公開を中止する。
出典
『姫路市立水族館でペンギンが大量死』
https://mainichi.jp/articles/20190202/ddl/k28/040/369000c
2月13日8時8分に朝日新聞からは、塩分の与え過ぎが原因だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同水族館は12日、塩分の与えすぎが死因とみられると発表した。
水族館によると、ペンギンには通常、えさの生アジを海水につけて与えている。
1月24日、えさ用の生イワシを入手。
海水につけると、生アジと違って身がばらけてしまうため、塩を振りかけて与えたところ、同日夕から25日までに計8羽が死んだ。
同館が外部の検査機関に調査を依頼した結果、生イワシの塩分濃度が従来のえさの10倍の約3%と分かった。
ペンギンは塩分を取りすぎると循環器の障害を起こすとされ、病理検査の結果、死んだペンギンは臓器に血がたまる「うっ血」がみられたという。
同館は、残った3羽が回復したとして、13日から展示を再開する。
出典
『ペンギンの相次ぐ死、塩分与えすぎが原因 姫路の水族館』
https://www.asahi.com/articles/ASM2D4HSFM2DPIHB01D.html
2月12日18時16分に神戸新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同館は12日、「餌のイワシに塩分補給のため塩をまぶしたことで、塩分の過剰摂取になったと考えられる」と発表した。
同館によると、死んだ8羽のうち2羽を検査した結果、全身の臓器がうっ血し、塩分の過剰摂取による循環器障害とみられたという。
従来、塩分補給は海水に漬けた餌を食べさせていたといい、同館は「今後は補給する塩分を適量に抑えるよう気を付けたい」としている。
出典
『水族館のペンギン突然死 死因は塩分の過剰摂取』
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201902/0012059640.shtml
2月13日7時42分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
塩をまぶしたイワシを餌として与える際、塩抜きが不十分だったことが原因とみられる。
出典
『姫路市立水族館のペンギンの死、塩分取り過ぎか』
https://www.sankei.com/west/news/190213/wst1902130008-n1.html
2月12日20時44分にNHK兵庫からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
水族館は、与えたエサに問題があるとみて、民間の研究機関に調査を依頼していた。
その調査結果によると、死んだペンギンにはいずれも、塩分を過剰に摂取したことによる循環器障害が起きていたという。
また、エサとしてあげたイワシには、大量の塩がしみ込んでいたという。
これについて姫路市立水族館の館長は、「ペンギンに栄養をつけようと塩をたくさん振りかけたイワシを与えてしまったのが原因だ。このような事態を引き起こし、誠に申し訳ない」と話している。
出典
『ペンギン死んだ原因は塩分過剰』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20190212/2020003095.html
(ブログ者コメント)
○メディアによって報道内容が多少異なることは珍しくないが、4社の報道内容がこれほどバラバラなことも珍しい。
ここでは朝日新聞の記事が最も真相に近いような感じがしたので、タイトルも、そのような表現にした。
○どのような管理ミスがあって、このような事態になったのだろうか?
考えられる原因としては下記など。
・飼育員の知識不足。
・イワシを与える方法がマニュアルに記載されていなかった。
・マニュアルには記載されていたが、要注意点など、記載内容
に抜けがあった。
2019年2月13日5時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市教育委員会の検査ではアスベストが「含まれない」。
解体請負業者の検査では「含まれる」――。
正反対の結果に、急遽、検査を追加する異例の事態が、横浜市立小学校の解体工事で2件続いたことが12日、わかった。
市議会こども青少年・教育委員会で報告された。
工事は、山内小(青葉区)と旧子安小(神奈川区)の校舎を解体するもの。
市教委によると、いずれも、解体に向けて昨年度中に市教委側で行った検査ではアスベストが検出されなかったが、工事を請け負った業者が改めて検査したところ、外壁の塗装下地調整剤からアスベストが検出された。
市教委が、より詳しい再検査をしたところ、やはり基準を超えるアスベストが含まれていると確認したという。
検出された部材はアスベストが露出しておらず、通常の学校生活を送る中で健康被害が生じる可能性はないという。
旧子安小では、再検査や工事中の飛散防止対策が必要になったことに加え、土壌汚染が判明したことで、今年度末までだった工期を丸1年延長する。
旧校舎がある土地は、4月から民間不動産会社に所有権が移るが、更地になるまでは引き渡せず、市は来年度予算に1年分の賃借料1億9000万円を盛り込む。
市教委によると、両校とも、市教委側と請負業者側では異なる手法で検査していたが、国の定めではどちらも認められた手法だった。
担当者は、「なぜこうした結果が出たのかは現時点ではわからない。建築局とも協議し、今後、同じことが起きないような方法を探りたい」と話す。
出典
『アスベスト、市教委「ない」業者「ある」…異例の再検査』
https://www.asahi.com/articles/ASM2D45ZQM2DULOB00P.html
(ブログ者コメント)
調べたところ、分析・調査などを行っている㈱オオスミのスタッフブログに、公的なアスベスト検査方法が3種類あることの説明がわかりやすく記されていた。
以下は冒頭記述。
アスベスト分析には3つの方法があります。
一体どのように別れ、どんなメリット&デメリットがあるのかアスベスト分析技術者である私自身の見解も含めて調べてみました。
第一次石綿問題が30~40年前に発生し、石綿に関する規制ができあがりました。
当時はクリソタイルのみが対象でした。
その後、落ち着いていましたが、クボタ事件※がきっかけで再びアスベストが注目されるようになりました。
アスベストの種類も1種類から3種類になり更に2006年には6種類にまで増えました。
分析方法も、厚生労働省が出していた方法(平成8年法及び平成17年法)がありましたが2006年に初めて、日本工業規格で規格化され、2008年に異例の早さで改正されました。
更に、国際規格の方法などとの違いや問題などが表沙汰になり、最終的には2014年に、JIS A 1481-1,-2,-3と枝番で分かれました。
(以下、枝番1を1法。枝番2を2法。枝番3を3法と呼称します)
・・・・・
https://www.o-smi.co.jp/blog/gijyutsu/20160210.html
2019年2月13日付で毎日新聞東京版に下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午後1時半ごろ、東京都大田区城南島6の大手食品会社「マルハニチロ」(本社・江東区)の物流センターから出火し、5階建て倉庫の5階部分約1000m2を焼いた。
現場から男性8人が運び出されたが、うち3人の死亡が確認された。
他の5人は命に別条はなかった。
消防と警察は出火原因を調べている。
物流センターの金子所長などによると、出火当時は5階と屋上の間で冷凍設備用の配管工事をしていたという。
建物内には従業員や出入りの業者ら約50人がおり、大半は自力で避難した。
現場は東京・羽田空港から北に約3kmの倉庫や工場が建ち並ぶ海沿いの一画で、物流センターはマルハニチロの子会社が運営している。
火災の影響で、羽田空港は滑走路1本の運用を一時見合わせ、一部の便に遅れが出た。
出典
『倉庫火災 3人死亡 羽田空港近く、一部便に遅れ』
https://mainichi.jp/articles/20190213/ddm/041/040/141000c
2月12日16時0分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
室内や屋上から逃げ遅れた8人が救助された。
このうち男性4人が搬送され、3人が死亡、1人が負傷した。
ほかに逃げ遅れた人がいないか、確認を急いでいる。
5階では当時、冷凍庫の入れ替えのため、配管工事などが行われていたという。
同センターの男性所長(46)は、「突然警報が鳴り、避難を呼びかけた。5階を見に行った職員も煙で近づけなかった」と話した。
出典
『物流倉庫火災で3人死亡 東京・大田区』
https://www.sankei.com/affairs/news/190212/afr1902120013-n1.html
2月13日12時4分にNHK首都圏からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
火が出る前、5階にある冷凍機を入れ替えるため、屋上部分や外壁で配管の溶接作業が行われていたことが警察などへの取材でわかった。
警察は、13日午前から現場に入って出火原因を詳しく調べるとともに、避難経路の周知などが適切に行われていたか確認を進めることにしている。
出典
『3人死亡火災屋上などで溶接作業』
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20190213/0025476.html
2月14日12時42分にNHK首都圏からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
これまでの調べで、当時、最上階の5階では冷凍機を入れ替えるため、屋上や外壁で配管の溶接作業が行われていたということだが、その後の調べで、燃え方などから最上階の天井部分が火元とみられることが捜査関係者への取材でわかった。
最上階の5階は食品を冷蔵するための部屋で、内壁には断熱材が使われていたという。
警察は、火が断熱材に燃え移ったことで煙が一気に広がり、逃げるのが難しくなったとみて、当時の状況を詳しく調べている。
出典
『倉庫火災 断熱材に燃え移ったか』
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20190214/0025529.html
(2019年3月3日 修正1 ;追記)
2019年2月28日16時32分に産経新聞から、死亡した人の中には初期消火などで火元に向かった人もいたらしいという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
警視庁捜査1課は28日、3人が倉庫の出入り業者や配管工の48~53歳の男性だったと発表した。
このうち2人は、初期消火や救助活動をしていて火災に巻き込まれた可能性があるという。
司法解剖の結果、死因は一酸化炭素中毒や焼死とみられる。
同課などによると倉庫は5階建てで、3人はいずれも火元の5階付近で見つかった。
出火当時、同社アルバイトの近さん(53歳)は5階で荷物の搬出入作業中。
荷役会社社員の宮地さん(53)と配管工の村田さん(43)は、初期消火や逃げ遅れた人の救助のために火元付近へ向かい、巻き込まれた可能性があるという。
出典
『救助活動中に巻き込まれ死亡か 東京・大田の倉庫火災』
https://www.sankei.com/affairs/news/190228/afr1902280011-n1.html
2019年2月12日17時51分にNHK神奈川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午後1時前、横浜市鶴見区の新鶴見小学校で校舎1階の部屋から煙が出ているのを職員が見つけ、消防に通報した。
火はまもなく消し止められたが、室内にあった段ボールなどが焼けた。
学校によると、当時は給食の時間で、煙が立ちこめたため全校児童900人余りは一時、校庭に避難した。
子どもたちにけがはなかった。
警察によると、小学校では12日、七輪に炭を入れて餅を焼く授業が行われ、段ボールには授業で使った網や未使用の炭などがしまわれていたという。
警察は、火の気が残っていたとみて、原因を調べている。
出典
『小学校でぼや 全校児童が避難』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20190212/1050005270.html
2019年2月12日18時55分にNHK福岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前6時すぎ、鞍手町小牧にあるJR福北ゆたか線の鞍手駅近くで、トラックが踏切を渡っていた際、荷台に積まれた植木が架線と接触し架線を切断した。
けがをした人はいなかったが、この影響で停電が発生し、JR福北ゆたか線の直方と陣原の間と若松線の全線が、午前11時すぎまでのおよそ5時間にわたって運転を見合わせ、朝の通勤や通学に影響が出た。
また、踏切の近くで2両編成の普通列車が停車したままとなり、29人の乗客は、その場で降りたり、JRが用意したバスで折尾駅まで移動したりしたという。
警察やJR九州によると、架線は高さおよそ5mのところにあり、踏切の手前には、高さ制限がわかるようワイヤーがはられていたが、いずれも切断されたという。
トラックは朝倉市から北九州市まで、長さおよそ10mの造園用のマキの植木を運ぶ途中で、枝が傷まないよう、荷台の中央付近に備え付けた、高さ1mほどの木製の支柱に植木を置いて、斜めに角度をつけて運んでいたという。
このため警察は、斜めに積まれた植木の高さが5mを超え、架線と接触したとみて、トラックを運転していたうきは市の45歳の男性から話を聞くなどして、詳しい状況を調べている。
出典
『トラックの植木JR架線切断』
https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20190212/0003617.html
2月12日13時52分に西日本新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、踏切は鞍手駅から南に約100mの場所にあり、高さ制限(4.5m)を示す標識があった。
出典
『トラック荷台の植木 踏切で架線触れ断線 福北ゆたか線』
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/486166/
(ブログ者コメント)
以下はNHK解説映像の1コマ。
2019年2月11日付で毎日新聞新潟版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JXTGエネルギー(東京都)は9日、新潟市西蒲区東小吉のガソリンスタンド「Eサービスステーション」で昨年末から今月にかけて販売した灯油の品質が法定基準を満たしていなかったと発表した。
同社は、灯油を使用しないよう呼びかけている。
同社によると、2018年12月28日~19年2月8日に販売した灯油約1万1000ℓについて、関東経済産業局の検査の結果、法定の引火点(40℃以上)を満たしていなかった。
ガソリンスタンドの設備に何らかの異常があった可能性があるという。
同社は、期間中の灯油は回収し、代金を返金するとしている。
出典
『JXTGエネルギー 新潟のGS販売、灯油に品質異常 回収へ /新潟』
https://mainichi.jp/articles/20190211/ddl/k15/020/079000c
2月12日に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
関東経産局の巡回検査で判明した。
引火点が低く炎が大きくなる恐れがあり、使用中止を呼びかけている。
期間中に約200件、約1万1500ℓを販売したが、不具合などの連絡はないという。
出典
『GS販売の灯油に「品質異常」大きな炎のおそれ』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190211-OYT1T50095/
2019年2月10日8時35分に高知新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
地震など自然災害の被害想定や危険箇所をインターネット上で確認できる「高知県防災マップ」が、国土地理院などが実施する防災アプリ賞に選ばれた。
県が2014年度から運用しているウェブサイトで、地震のほか、洪水、土砂崩れといった幅広い災害の危険箇所を地図上で確認、避難場所へのルートが表示できる点が評価された。
防災アプリ賞は、国土地理院や内閣府が住民避難などに役立つアプリの開発を促進する目的で、14年度から実施されている。
18年度の防災アプリ大賞は、宮崎市の佐土原高校がハザードマップや防災クイズなどを組み合わせたアプリ「SHS災害.info2018」。
高知県防災マップは、それに次ぐ防災アプリ賞の3作品の一つに選ばれた。
県防災マップのハザードマップにある「地震」の欄では、震度分布や津波の浸水、液状化の予測図など6項目、「洪水・土砂災害」の欄では鏡川、国分川、松田川の3河川の浸水想定図や土砂災害警戒区域など5項目を、それぞれ確認できる。
(スマートフォンなど携帯端末では、一部の閲覧情報に制限が
ある)
サイト内の「高知家の防災マップ」では、地図上で見たい場所を指定したり、住所を入力したりすれば、近くの避難場所までの最短ルートが表示される仕組みとなっている。
県危機管理・防災課の江渕課長は、「避難場所や避難所の新たな指定などがあれば、情報は順次更新している。印刷機能もあるので、自宅や職場の見やすい場所にマップを張るなどし、避難路の確認や訓練に役立ててほしい」と呼び掛けている。
県防災マップ(http://bousaimap.pref.kochi.lg.jp/)
に関する問い合わせは同課(088・823・9320)へ。
出典
『「高知県防災マップ」に防災アプリ賞 多様な災害想定評価 国土地理院』
https://www.kochinews.co.jp/article/252749/
(ブログ者コメント)
ブログ者はこの記事で初めて、防災アプリ賞なるものがあることを知った。
防災アプリ賞については、国土地理院HP参照。
http://www.gsi.go.jp/kikaku/bousai-app.html
以下は冒頭の説明文。
国土交通省国土地理院と水管理・国土保全局は、内閣府と協力して災害時等に役立つ防災アプリの公募に平成26年度から取り組んでいます。
この取組は、国等で保有する防災に役立つ地理空間情報をオープンデータ化の一環として広く一般に提供し、有用な防災アプリ開発を促進することで、主体的な避難等に役立てるなど、防災力向上に役立てることを目的としています。
ちょっと前、2018年11月22日付で佐賀新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ごみを焼却する清掃工場の排ガスから二酸化炭素(CO2)を回収・売却する佐賀市のバイオマス事業を巡り、市は21日、10月に装置のトラブルが発生していたと市議会特別委員会に報告した。
循環ポンプの故障が原因で、復旧するまでの間、市販のCO2を購入して、契約企業への供給を続けたとしている。
故障したのは、排ガスを冷却し塩分を取り除く「脱塩棟」の循環ポンプ。
10月11日にポンプの圧力が低下し、メーカーによる解体調査を経て、31日に新たなポンプと交換した。
ポンプの作製・納品までに20日かかったため、この間は装置を動かせず、市内の民間業者からCO2をボンベで購入し、契約企業への供給を続けた。
ポンプの交換費用は49万6800円、民間業者から購入したCO2の関連費用は35万4888円で、合わせて約85万円を支出した。
ポンプの軸受けが破損しており、市環境部は「詳しい原因は調査中だが、軸受けに空気か異物が入ったと考えられ、想定外のトラブルだった。循環ポンプのバックアップを準備しておくべきだった」と説明した。
市のCO2分離・回収装置は2016年9月に稼働した。
CO2の販売量が当初見込みを大幅に下回っており、1日当たり10トンの生産能力を5トンに抑えて稼働している。
現在は、藻類を培養してサプリメントや化粧品の原料に用いている企業1社に1日100kg程度を供給している。
出典
『10月にCO2回収装置故障 佐賀市のバイオマス事業 20日間作動停止、循環ポンプの故障が原因』
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/305221
2019年7時30分に佐賀新聞からは、配管に生じたサビがポンプに入りこんだことが原因だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市は8日、昨年10月に発生した故障の原因がさびだったと、市議会特別委員会に報告した。
メーカーと原因究明を進めた結果、循環ポンプにさびを含んだ水が入り込んだと特定し、「想定外のトラブルだった」としている。
故障したのは、排ガスを冷却して塩分を取り除く「脱塩棟」の循環ポンプ。
配管にさびが生じ、ポンプに入り込んで軸受けを破損させたと考えられるという。
対策として市は、さびを取り除く装置を2系統で付け加え、新たに予備のポンプを購入する。
工事には約160万円、予備ポンプに約50万円が必要で、年度内に整えるとしている。
昨年10月の故障では、装置が20日間にわたって稼働できず、市は民間業者からCO2を購入し、契約企業へ供給した。
既に、ポンプ交換やCO2購入費用として、約85万円を支出している。
議員からは、故障に伴う経費をメーカー側に請求できないのか、との質問が相次いだ。
市は「協議中」としたものの、「メーカーとの契約にさび対策は含まれていない」などと説明した。
出典
『原因は配管のさび 佐賀市のCO2回収装置故障』
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/335743
2月8日19時8分に佐賀テレビからは、メーカーとの補償交渉が難航しているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年、佐賀市のバイオマス事業の二酸化炭素抽出装置が故障した際の補償負担について、装置を製造したメーカーと市の協議が難航していることが分かった。
佐賀市は、清掃工場に特注の装置を設置して排気から二酸化炭素を抽出し、藻類を培養するバイオマス事業の企業に売却している。
去年10月、抽出装置のポンプが故障して、一時、二酸化炭素が抽出できず、市はおよそ35万円で市販の二酸化炭素を購入し、企業に補償した。
市は8日、配管に「想定できなかったサビ」が出来ていたことが原因だったと明らかにした。
【千綿市議】
「二酸化炭素を購入してやった部分については市が負担しないといけないという結果になったのか」
市は、今後、二酸化炭素事業を拡大していく方針だが、市議からは、装置の故障による補償をメーカーではなく市が負担することに異論が出ている。
メーカーは、「市が装置を発注した時の仕様書からは、サビつきは想定できなかった」として、負担に難色を示しているという。
市は、来年度の始め頃までには、負担問題の解決を図りたいとしている。
出典
『佐賀バイオマス事業 故障時の補償協議難航』
https://www.sagatv.co.jp/news/archives/29852
(ブログ者コメント)
○佐賀市が進めているバイオマス事業については、下記日経BP
誌の記事参照。
当該記事によれば、今回トラブルが報じられた装置は、2014年度までの実験プラントによる実証実験を経て、2016年8月に竣工した商用施設である模様。
『CO2回収技術で炭素循環型社会を目指す』
https://special.nikkeibp.co.jp/atclh/tomorrowtech/toshiba_sagabiomass/
記事中、おおまかなCO2回収装置のフローが掲載されており、その中に排ガス前処理装置としての脱塩塔が記載されている。
※佐賀新聞の記事では「脱塩棟」となっているが、フロー図などから考えると「脱塩塔」ではないかと思われるため、本ブログ記事では「塔」を使った。
○配管内のサビを想定できなかったということだが、どういう
ことだろうか?
鉄製の機器や配管を使う限り、サビは発生すると思うのだが・・・。
メーカー側が「発注仕様書からサビは想定できなかった」と言っている点も気になる。
2019年2月10日5時0分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北海道電力は9日、泊原発(後志管内泊村)1、2号機の消火設備が一部損傷したと発表した。
設備がある建屋内の暖房が不調で停止中だったところに、8日以降の記録的な寒波で設備が凍結したことが原因とみている。
主力の設備に問題はなかったものの、消火の初動から放水の水圧を保つための「加圧水ポンプ」などが使用不能になった。
泊原発では、非常用発電機の接続不良が約9年間見逃されていたことが発覚し、昨年12月に原子力規制委員会から保安規定違反の認定を受けるなど、安全管理の問題が相次いでいる。
今回、強い寒波の到来が予想される中、凍結予防措置を怠った北電の対応が、あらためて問題視されそうだ。
北電によると、9日午前0時半、泊原発の所員が発電所内を点検していたところ、1、2号機の給排水処理建屋内のポンプ室内で「消火加圧水ポンプ」の亀裂を発見。
関連配管の一部も使用できなくなっていた。
通常、ポンプ室の暖房は稼働させるが、1日から不調のため停止していた。
亀裂発見時の室温は、氷点下5℃程度に下がっていたという。
前日の8日午前0時すぎの点検では異常はなく、北電は、8日以降続いた厳しい寒さによるポンプ内の水の凍結が設備損傷の原因と推定。
同日、泊原発に近い同管内共和町の最低気温は氷点下13.1℃だった。
給排水処理建屋は水管を通じ、1、2号機の各所の消火栓に水を送る消火作業の「心臓部」。
消火加圧水ポンプは緊急時に備え、水管内の圧力を常時維持する役割を担う。
北電は、加圧水ポンプが仮に使えなくても、「主力の電動消火ポンプなど、他の設備で消火機能を保てる」として、安全面に重大な影響を及ぼす損傷ではないとの見方だ。
ただ、加圧水ポンプの機能を補う必要が出る分、消火の作業効率が落ちる可能性があるとみられる。
凍結状態は9日午前6時53分に解消し、補修作業に入っているが、復旧時期は未定。
北電は、「再発防止対策を徹底する。道民の皆様にご心配とご迷惑をかけ、深くおわびします」とのコメントを出した。
泊原発では、発電機の接続不良のほか、今年1月28日には社員のミスで、原子力規制庁の緊急時対策支援システムへのデータ伝送が2時間50分停止した。
出典
『泊原発、消火設備を損傷 暖房停止中 寒波で凍結』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/275376/
2019年2月8日20時4分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京都内で昨年12月と今年2月、ロボット掃除機が電気ストーブを動かし、家具などに接触して燃える火災が2件相次いで発生していたことが8日、東京消防庁のまとめで分かった。
同庁は、「ロボット掃除機から目を離す場合は、電気ストーブの電源コードを抜くように」と注意を呼びかけている。
同庁によると、昨年12月にメゾネットタイプのマンションで、下階にいた住人が火災報知機の音に気付いて上階へ行くと、電気ストーブが50cmほど移動し、ソファに接触して火が出ていた。
室内では当時、ロボット掃除機が稼働していた。
今年2月には、別のマンションで住人が外出中、タイマーを設定してロボット掃除機を自動運転していたところ、同様の火災が発生。
幸いに、いずれの案件もすぐに消し止められ、大きな被害は出なかった。
同庁の再現実験では、ロボット掃除機が押したり、電源コードを巻き込んだりすることで電気ストーブが移動することが判明。
ロボット掃除機にはセンサーが搭載されているが、床の状態やストーブの重さなどによっては作動し続け、火災が発生する危険性があるという。
出典
『ロボット掃除機がストーブ動かし火災に 東京消防庁「ストーブの電源コード抜いて」』
https://www.sankei.com/affairs/news/190208/afr1902080040-n1.html
2月8日15時18分にTBS NEWSからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
東京消防庁によると、火事が起きたのは都内のマンションの一室。
帰宅した女性がソファーから50cmほど離れた場所に置かれたカーボンヒーターの電源を入れ、リビングを離れた。
およそ20分後、火災報知器が鳴ったためリビングに戻ったところ、いつの間にかヒーターがソファーと接触していて、火が出ていたという。
「(今回の特異性は)通常動かない電気ストーブがロボット掃除機に押されて火災になったことが予期できなかったこと。滑りやすいフローリングと電気ストーブが軽い場合、動いたりする」
(東京消防庁 予防部調査課 原因調査係 西村主任)
東京消防庁は、取扱説明書の使用条件や注意点を読み、危険な状態にならないよう注意を呼びかけている。
出典
『ロボット掃除機で思わぬ火災、ヒーター動かしソファーに・・・』
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3593811.html
2019年2月8日5時0分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
胆振東部地震で道が町内に整備した応急仮設住宅4戸で水道管の凍結が発生していた問題では、厳寒期における仮設住宅の課題があらためて浮き彫りとなった。
道は凍結防止策として改修工事を進めているものの、厳しい冷え込みが続く中、住民からは不安の声が上がっている。
むかわ町大原の仮設住宅では、昨年12月上旬に施工ミスが原因で天井裏に配管した水道管の一部が断熱材から露出し、全5棟25戸のうち13戸で凍結が発生。
道は断熱材を補充したが、今年1月に2戸で再び凍結が起きた。
このため、道から住宅建設の委託を受けたリース会社が大原の全仮設住宅で、水道管の位置を下げて天井裏にある水道管をより温かい部屋側に近づけるとともに、住宅の外壁に断熱材を補充する工事を進めている。
仮設住宅に入居する60代女性は、1月に入って水道管凍結が延べ14日も起きたという。
就寝前に水抜きしても、翌朝には水道管が凍るため、凍結が解消される昼ごろまでは、あらかじめバケツやポットにためた水を使って生活していた。
「マイナス10℃を下回ると凍結した。改修工事に関しても、道や業者から詳しい説明がない」と不信感を募らせる。
昨年11月末から凍結が続いているという30代女性は、午後7時ごろから水道管が凍る日もあった。
水や湯が出ないため夕食を作れず、入浴するため近所の温泉まで出掛けた。
「子どもが3人いるので、朝、トイレの水が流れないのが一番大変。今回は凍結が起きないようにしてほしい」と訴える。
仮設住宅の設備は、これまでも災害のたびに改善が施され、道は、胆振東部地震の仮設住宅では天井と床の断熱材を増やすなど、寒さ対策に力を入れてきた。
道建設部は、「水抜きをしても凍結が起きていることは知らなかった。原因として考えられる箇所は全て改修を進めており、できる限り手は尽くしているつもり」と話す。
工事は今週末までに終える予定。
出典
『水抜きしても水道管凍結相次ぐ むかわの仮設住宅、住民困惑』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/274619/
2019年2月8日22時8分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後2時ごろ、留萌市末広町1の公務員宿舎1階共用玄関内で、自家発電機を使って給水管工事をしていた作業員3人が倒れているのを住民の家族が見つけ、119番した。
3人は病院に運ばれたが、いずれも意識不明の重体。
警察によると、3人は同市内の建設会社に勤務する神さん(男性、61歳)、門脇上さん(男性、42歳)、山下さん(男性、39歳)。
発見時、1人は玄関内で、残る2人は玄関から通じる半地下のピット(配管用スペース)で倒れていた。
3人は、同日午前9時半ごろからピット内で、給水管などの取り換え工事をしていた。
電動ドリルを使うため、玄関内にガソリン自家発電機を置いて動かしていたという。
当時、玄関ドアは閉まったままだったとみられ、警察は、排ガスによる一酸化炭素(CO)中毒の可能性が高いとみて調べている。
札幌管区気象台によると、同市内の午後2時の気温は氷点下12.3℃で、現場付近は風雪が強まっていた。
出典
『配管作業の3人意識不明 留萌の公務員宿舎 CO中毒か』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/274995
2月8日19時24分に日本経済新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3人は8日朝から、建物の地下で老朽化した給水管を交換していた。
換気はしていなかったとみられる。
建物1階の入り口付近に1人、地下1階に通じる階段に2人倒れていた。
現場はJR留萌駅から数100mの場所で、海上保安庁や税務署の職員らが住んでいるという。
〔共同〕
出典
『配管作業の3人重体 北海道留萌市、CO中毒か』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO4108176008022019CZ8000/
2月8日17時51分にNHK北海道からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察の調べによると、3人は午前9時半から工事にあたっていたが、寒さを免れるため、入り口の引き戸を閉めた上で、電動ドリルを使うための発電機を建物の中に入れていたということで、警察は発電機の不完全燃焼による一酸化炭素中毒の可能性があるとみて詳しく調べている。
出典
『作業員3人意識不明 CO中毒か』
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190208/0007730.html
(ブログ者コメント)
複数のメディアの映像によれば、現場は鉄筋コンクリート5階建ての建物。
1階共用玄関への入口は二重扉になっているので、もしかすると、二重扉の間で発電機を動かしていた、ということかもしれない。
2019年2月8日18時5分にNHK山口から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日昼前、周南市の県道を走行していたタンクローリーから積み荷の劇物のカセイソーダが漏れ出したが、中和したうえで回収され、けが人などの被害はなかった。
周南市の総合化学メーカー「トクヤマ」や警察によると、8日午前10時ごろ、周南市御影町の県道172号線を走行していたタンクローリーから劇物のカセイソーダが漏れ出した。
このカセイソーダは近くにあるトクヤマの工場で生産された液体の製品で、タンクローリーに積み込まれて下関市の納入先に向けて出発したあと、すぐに漏れ出し、道路上に700mあまりにわたって続いていたという。
現場では道路を通行止めにして、トクヤマの社員らが液体を中和する作業を行い、およそ1時間後に回収が終わったという。
けが人などの被害はなかった。
トクヤマは、「近隣および関係者の皆さまにご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げます。原因については現在、調査中です」としている。
出典
『周南 県道でカセイソーダ漏えい』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20190208/4060002063.html
(ブログ者コメント)
走行中のタンクローリーから化学物質が漏れた事例は、本ブログでも過去に何件か紹介している。
(2019年3月13日 修正1 ;追記)
2019年2月9日付の山口新聞紙面に、やや詳しい下記趣旨の記事が掲載されていた。
8日午前10時ごろ、トクヤマ前の県道で、同社のタンクローリーに積んでいたカセイソーダの一部が流出した。
同社や警察によると、タンクローリーは10トンのカセイソーダを積み込んで同日午前4時半ごろ、納入先の下関市の樹脂メーカーに向け出発。
同8時半ごろに到着後、運転手が流出に気付いた。
現場では、発生直後から同社やグループ会社の社員約100人が水で路面を洗い流し、吸着マットやデッキブラシを使い、回収した。
(ブログ者コメント)
両情報を併せ考えると、朝8時半ごろ納入先到着時に運転手が気付き、トクヤマに連絡。
10時ぐらいから処理が始まった・・・ということだろうか?
もし、そうだったとすれば、それまでの間、誰も気が付かなかったことになる。
少量の流出だったということだろうか?
2019年2月8日付で上毛新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午前1時10分ごろ、群馬県長野原町羽根尾のJR吾妻線羽根尾駅構内で、保守点検の作業員が線路上に止めた作業用のカート(軌道自動自転車)が、無人のまま動きだした。
カートは線路を時速約20kmで14分間走り続け、およそ5km先の長野原草津口駅で作業員が停止させた。
当時、運行中の電車はなかった。
両駅間には踏切が5カ所あったが、けが人はいなかった。
JR東日本高崎支社によると、カートは線路に異常がないかを確認するためのもので、線路上をエンジン駆動で走る。
2人乗りで幅120cm、奥行き150cm、高さ65cm、重さは約67kg。
人が降りると自動でブレーキがかかる仕組みだが、何らかの原因で作動しなかったとみられる。
使用前の点検では、ブレーキに異常はなかったという。
作業員は4人で、電車に線路の異常を伝える特殊信号機の見通しなどを確認していた。
カートが動いているのに気付いたが追い付かず、同駅に先回りして止めたという。
同支社は「早急に点検したい」としている。
出典
『JR吾妻線で作業カートが無人走行 羽根尾-長野原草津口駅間』
https://www.jomo-news.co.jp/news/gunma/society/110413
2019年2月6日19時22分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
埼玉県春日部市立中学校の体育祭で、綱引きで転んだ際に綱が目に当たり、その約1カ月後に右目を失明した元生徒(18)と親が、失明は学校側の対応が不十分だったためだとして、市に約4980万円の損害賠償を求めて提訴した。
6日にさいたま地裁で第1回口頭弁論があり、市側は「綱引きの指導や手当ては適切だった」と棄却を求めた。
訴状などによると、2015年5月30日、市立中3年だった男子生徒は体育祭の綱引きに参加。
相手チームが勝って綱から手を離した際、原告の生徒ら数人がバランスを崩して倒れ、この生徒の右ほおから右目に綱が直撃した。
生徒は同年6月28日に右目の視界が突然白くなり、その後、失明したという。
生徒側は、学校がすぐに病院で受診させるなどの適切な処置をしなかったことが失明の原因と主張。
転倒事故の防止対策も不十分で、注意義務を怠ったと訴えている。
これに対し学校側は、事故と失明の因果関係は認められないと反論。
教諭が生徒の視力を確かめるなどの手当てをし、事前に転倒を防ぐ指導もしていたと主張している。
現在高校3年で、春から大学に進む元生徒は、6日の口頭弁論後、「これから先、不自由があると思うと不安。真実を明らかにしてほしい」と話した。
出典
『「綱引きの綱で右目失明」元生徒側が提訴 学校側は反論』
https://www.asahi.com/articles/ASM2635N3M26UTNB005.html
2月7日1時1分に埼玉新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
訴状などによると、男子生徒は15年5月、通っていた中学校で行われた体育祭に参加。
綱引きの競技中にバランスを崩して転倒した際、右目付近にロープが当たり、約1カ月後に右目に異変を感じて治療を受けたが、失明したとされる。
生徒側は、「転倒事故を防止するための指導や、事故発生後に専門医の診断を受けさせるなどの義務を怠った」として、学校側の過失を主張している。
出典
『元中学生が失明…体育祭綱引きで目にロープ当たり 元中学生、春日部市を提訴「診断受けさせるなど怠った」』
https://this.kiji.is/465910840329929825?c=39546741839462401
2019年2月6日18時17分にNHK宮崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
従業員が勤務中にけがをしたのに労基署に報告しなかったとして、宮崎市に本社がある自動車部品メーカー「Hロック」が、労安法違反などの疑いで書類送検された。
書類送検されたのは、宮崎市に本社がある自動車部品メーカーの「Hロック」と、工場の労務担当者だった当時の課長1人。
労基署によると、おととし9月、佐土原町にある広瀬工場で、従業員の51歳の男性が階段で転倒し、足首を骨折する大けがをしたが、この課長は労基署に報告せず、治療費も負担しなかったという。
また、この課長は、3年前に機械に手を挟まれてやけどを負った別の従業員についても補償の手続きをせず、治療費を負担しなかったということで、法人としてのHロックとともに、労安法違反などの疑いが持たれている。
一連の問題は、去年4月に労基署の立ち入り調査で発覚したということで、Hロックは、その後,2人について労災を申請したという。
担当の課長が労災隠しを行った理由について、宮崎労基署は、「今後の捜査に支障をきたす恐れがあるので答えられない」と話し、Hロックは、「聞き取り調査を実施したが、理由ははっきりしなかった」と話している。
出典
『労災報告せず 会社など書類送検』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20190206/5060002672.html
2月7日0時18分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
書類送検容疑は2017年9月、工場に勤務する男性従業員(51)が階段で転んで右足首を骨折し、届け出が必要な4日以上の休業を要するけがをしたことを知りながら、労基署に報告せず、治療費約4万円も負担しなかったなどの疑い。
出典
『ホンダ子会社を書類送検 労災隠しの疑い 宮崎』
https://www.sankei.com/affairs/news/190207/afr1902070005-n1.html
(ブログ者コメント)
同社HPによれば、連結従業員9170名、単独従業員954名。
広瀬工場の従業員は168名。
結構大きな会社なのだが・・・。
2019年2月6日1時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
昨年9月に近畿地方を縦断した台風21号によって、大阪市内では瞬間的に毎秒60mを超す暴風が吹いたとする推計結果を、京都大の研究チームがまとめた。
国際学術誌の電子版に6日、論文が掲載された。
京都大防災研究所の竹見哲也准教授(気象学)らは、スーパーコンピューターを使って、高層ビルの形状などを踏まえた気流のシミュレーションを行った。
御堂筋に沿った大阪市内の南北3km、東西2kmの範囲では瞬間風速が最大で毎秒60mを超え、70mに迫る場所があったとの結果が出た。
大阪管区気象台が記録した同市内の最大瞬間風速は47.4mだが、場所によっては、それを上回る強い風が吹いた可能性があるという。
竹見准教授は、「高層ビルの間や周囲の広場などでは、局所的に風が強まるリスクがある」と話す。
出典
『台風21号、大阪で風速60m超す暴風か 京大が推計』
https://www.asahi.com/articles/ASM255K1NM25PLBJ001.html
2月6日1時37分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
平成30年9月に台風21号が近畿地方を襲った際、最大瞬間風速47.4m(秒速)を観測した大阪市内で、難波など中心市街地では、局所的にさらに強い毎秒60~70mの暴風が吹いていたと、京都大防災研究所の竹見哲也准教授(気象学)らのグループが推定した。
研究成果は日本の国際学術誌電子版に掲載された。
大阪管区気象台によると、台風21号の大阪市内の最大瞬間風速は同市中央区の観測所で、同市内では観測史上3位となる47.4mを観測している。
出典
『台風21号、大阪市街では風速60~70メートル暴風か 京大推定』
https://www.sankei.com/west/news/190206/wst1902060006-n1.html
2019年2月6日付で中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福祉などの現場で中高年の女性従業員が転倒してけがをする労災事故が急増しているのを受け、愛知労働局は中京大の協力を得て「転倒予防体操」を考案した。
ホームページ上で動画を公開し、「転ばぬ先のつえ」ならぬ「転ばぬ先の体操」による事故防止に期待している。
労働局によると、2018年に起きた労災事故のうち、転倒は1477件(速報値)で、全体の23%を占める。
昨年発生した事故が今年に入って報告されるケースも多く、過去5年間で最多の1524件だった17年を上回る見通しだ。
発生場所別では、商業と製造業の現場に続き、介護など保健衛生業が多い。
男女別では女性が6割を占め、そのうち約8割が50歳以上となっている。
子育てを終えた世代が福祉施設などで働くケースが増えていることが、増加の背景にあるとみられる。
大手企業の中には、従業員向けに体力づくりに取り組むところもあるが、中小企業からは「どうしたらいいか分からない」との声が多く、労働局は独自に体操をつくって普及させることにした。
中京大国際教養学部の渡辺航平准教授(健康科学)の協力で、体重をかけてかかとを上げる動きなどで筋力を鍛える内容。
3分ほどの動画にまとめた。
名古屋市で1月22日にあった労働関係団体の懇談会では、動画に出演するトヨタ自動車女子ソフトボールチームが体操を披露。
労働局の担当者は、「転倒による骨折で1カ月以上休むケースも多い。リスクを正しく見つめ直し、体力の補強をしてもらえれば」と呼び掛けている。
※リンク:愛知労働局の転倒予防体操
https://jsite.mhlw.go.jp/aichi-roudoukyoku/jirei_toukei/anzen_eisei/_121845_00003.html
出典
『労災事故防止で「転ばぬ先の体操」考案 愛知労働局が中京大』
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20190206/CK2019020602000053.html
2019年2月7日8時8分に山形新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午後4時10分ごろ、上山市金谷の金谷工業団地内にある「Yバイオマスエネルギー」の発電施設で爆発事故が発生した。
警察によると、水素タンクの金属製のふたが吹き飛び、南西側の民家の壁を突き破り、中にいた30代女性が頭や首に軽いけがをした。
周辺の工場や民家では、爆風で窓ガラスが割れる被害が確認された。
警察は7日午前に実況見分を行い、事故原因を調べる。
警察の話では、事故当時、発電施設は試運転をしており、稼働開始から10分ほどで水素タンクが爆発したという。
吹き飛んだ金属製のふたは直径3m、厚さ1cmの円形。
施設から約100m南西にある民家2階部分の壁を直撃した。
けがをした女性は生後1カ月の娘とともに、ふたが壁を突き破ったのとは別の部屋にいた。
女性によると、娘をあやしていた時に大きな衝撃を感じ、木片のようなものが頭に当たったという。
「2階の部屋には、銀色の円盤のようなものも落ちていた。ぶつかっていたらと思うと怖い」と不安そうに話した。
施設の東隣にある、少なくとも3カ所の工場などで、爆風により窓ガラスが割れているのが見つかり、他にも広範囲に爆発の衝撃や振動で建物の破損が確認された。
事故があった発電施設は、建設業や産業廃棄物処理業のA社とY社(ともに山形市)などが木質バイオマス発電の新会社として設立した「Yバイオマスエネルギー」が運営。
昨年12月に完成した。
チップを高熱で炭化させた際に出るガスを燃焼させ、エンジンを回して発電する方式を採用しているという。
現場はJR奥羽本線の茂吉記念館前駅から約500m南東側。
【地震のような揺れ】
耳をつく爆音と地震のような揺れは工業団地の外にまで広がり、周囲の建物のガラスが割れた。
「雷の何倍も大きな音だった」。
夕方に起きた爆発事故に、辺りは騒然となった。
・・・・・
出典
『上山のバイオマス施設で爆発 民家に被害、女性軽傷』
http://yamagata-np.jp/news/201902/07/kj_2019020700118.php
2月7日12時35分にNHK山形からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同社によると、当時、タンクには、バイオマス発電の燃料に使う水素などのガスが入っていて、試運転のため発電施設のエンジンの電源を入れたところ、突然、ふたが吹き飛んだという。
会社では、何らかの原因でタンク内のガスに引火した可能性があるとしている。
出典
『水素ガスなどに引火して爆発か』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20190207/6020002945.html
2月7日23時40分に山形新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
発電装置の稼働スイッチを入れて数秒で水素タンク内の爆発が起きていたことが、7日、関係者への取材で分かった。
当時は、施工した東京都内の専門業者が、引き渡し前の試運転中だった。
関係者によると、この発電施設は、木材を細かく裁断したチップを熱し、炭化させることで水素などを発生させ、そのガスを燃料にエンジンを動かして発電するタイプ。
爆発したタンクは、燃料となるガスをためるために設置されており、水素や一酸化炭素が貯蔵されていた。
実況見分の結果、タンク上部にあった金属製のふたが吹き飛んだ他に、下部の金属版も爆発の勢いで脱落していたことが分かった。
試運転を担っていたのは、木質バイオマス発電施設などの設計・施工を請け負った「Tエナジー」で、事故当日は午後4時ごろから、試運転に向けた作業を進めていたという。
警察は、スイッチを入れた際、何らかの原因でタンク内の水素ガスに引火し、爆発が起きたとみて、当時の状況を調べている。
・・・・・
出典
『稼働後数秒で爆発・上山 発電施設、県警は過失傷害容疑も視野』
http://yamagata-np.jp/news/201902/07/kj_2019020700137.php
2月9日10時25分に山形新聞からは、被害の程度に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
壁の一部や窓ガラスが破損するなどの建物被害が、発電施設内の建屋などを含め、14棟に上ることが8日、上山市消防本部への取材で分かった。
被害は、施設を中心に半径約250mの範囲に及んでいた。
同消防本部と上山市危機管理室によると、爆発で吹き飛んだ水素タンクの金属製ふたが部屋の中まで入り込み、女性がけがをした住宅を含め、民家や小屋で被害を受けたのは5棟で、工場などの事業所は9棟だった。
金属製のふたが直撃した住宅までの距離は約130mだったことも判明。
最も施設から離れていたのは南西約250m地点にある住宅脇の小屋で、窓ガラスが割れていたという。
工場などではドアやシャッターのゆがみも確認された
出典
『半径250メートル、14棟が被害 上山・発電施設爆発事故』
http://yamagata-np.jp/news/201902/09/kj_2019020900167.php
2019年2月6日20時52分にNHK高知から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午前8時すぎ、津野町白石の山中で、水道工事に当たっていた作業員の常石さん(男性、72歳)が、工事で出たおよそ500kgの残土を山のふもとに降ろすため、空中に渡したワイヤーにつり下げた運搬用の機材をレバーを使って操作していた。
ところが、ワイヤーを支えていた金具が突然破損し、その反動で、常石さんが作業をしていたレバーがついた土台ごと、目の前の谷に転落した。
この事故で、白石さんは胸などを強く打ち、高知市内の病院に搬送されたが、およそ3時間後に死亡した。
この工事は、津野町が水道施設の改修のため、民間の土木業者に委託していたもので当時、現場には、ほかにも数人が作業していたということで、警察は、他の作業員に話を聞くなどして事故の詳しい状況と原因を調べている。
出典
『水道工事の作業員 谷に転落死亡』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kochi/20190206/8010004356.html
(2019年3月22日 修正1 ;追記)
2019年2月7日付の高知新聞紙面に、下記趣旨のやや詳しい記事が掲載されていた。
6日午前8時10分ごろ、高岡郡津野町の山林にある簡易水道施設の整備工事現場で、集材機に乗り作業していた土木会社社員の男性(72)が機械ごと約6m下の小川に転落。
男性は胸を強く打ち、搬送先の高知市内の病院で約3時間半後に死亡した。
警察によると、現場では残土計500kgが入った土嚢を詰めた容器を、張った架線(ワイヤーロープ)に吊るして運搬していた。
男性は集材機で架線を操作していたが、部品の破損で架線を引っ張っていた補助線が外れ、その勢いで集材機が転落したという。


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。