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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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(1/2から続く)

 

2019313825分に新潟日報からは、衝突時の様子に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

衝突事故で重傷を負った乗客らが、12日までに入院中の病院などで新潟日報社の取材に応じ、80人が負傷した船内の惨状や緊迫した様子を語った。

 

「船が割れて沈むかと思った」という恐怖。

横たわる負傷者で埋まった通路。

 

晴れて穏やかな週末の船路は、激しい衝撃とともに一変した。

「寝返りは何とか打てるけど、せきをするだけで痛い」。

腰を圧迫骨折した会社役員男性(58)=佐渡市=は、入院先のベッドで顔をしかめた。

 

治療に8週間ほどかかる見込みという重傷。

コルセットを見せ、「乗り慣れた船で、こんな目に遭うなんて」と、ため息をついた。

新潟市内で仕事の会合に出席した翌9日の午後0時15分ごろ、知人の会社役員男性(65)=同=とともに、帰りの船で事故に巻き込まれた。

 

うとうとしていたら、「ドカン、ガー」という大きな音と「下から突き上げるような」衝撃で目が覚めた。

席は1階の12列目で、水中浮遊物とぶつかったとみられる後部寄り。

 

前席との空間が広い席だったため、「体は前に飛んでいくようになり、ベルトの部分で『く』の字になった」。

2点式のシートベルトに押さえられた腰に圧力が集中し、激痛が走った。

立ち上がることができず、低速航行で両津港に着くまでの1時間あまり、通路に横たわって痛みをこらえ続けた。

 

着岸後も、シートが敷かれた船着き場とターミナルを結ぶ通路に寝かされた。

吹き込む冷たい風は、薄手のダウンジャケットと1枚の毛布ではしのげなかった。

病院に搬送されたのは、さらに約2時間後だった。

1階の前方4列目に座っていた知人の会社役員男性は、「たまたま前の席の軟らかい部分に頭がぶつかり」、大きなけがはなかった。

 

しかし、船内には子どもの泣き声が響き、「痛え、痛え」といううめき声が聞こえる。

後方を見ると、「眼鏡をかけた人は、ほとんどが目の周りに血がにじみ、鼻血を出す人も多かった」。

船内の乗員は船長を含め4人。

処置は限られ、乗客同士が協力して、けが人を寝かせたり、子どもの面倒をみたりしていたという。

 

窓から港は見えるが、なかなか着かない。

「船が沈むかも分からない。陸まで泳げるか」と感じた恐怖心は忘れられない。

通院や仕事などでジェットフォイルをよく利用する2人。

「本当に避けられない事故だったのか」

「せめて、安全策や起きたときの対応はしっかりしてほしい」。

共に島民としての複雑な心境をのぞかせた。

 

出典

「船が割れる!」あの恐怖今も 佐渡Jフォイル衝突 重傷の乗客語る

https://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20190313456732.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

2016年1月、釜山沖でも高速船が海洋生物に衝突する事故が起きている。

当該事例は本ブログでも紹介スミ。

 

 

 

(2019年3月28日 修正1 ;追記)

 

2019326825分に新潟日報から、クジラなどとの衝突防止対策には限界があるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

事故から半月が過ぎた。

状況から、衝突したのはクジラなどの大型海洋生物とみられる。

 

事故を防ぐ手段として、クジラに船の接近を知らせる水中スピーカーなどの装置があるが、専門家からは限界を指摘する声が上がっている。

日本海の生物に詳しい上越市立水族博物館うみがたりの池口副館長は、衝突したのはクジラとみる。
「体長約2mのイルカだと、ぶつかった衝撃に負け、船へのダメージは少ない。マンボウやウミガメも考えられるが、時期が違う」との見方を示す。

日本海にいるクジラのうち、最も数が多いのはミンククジラだ。

体長は最大で約8m、重さ2~3トン。

春から夏にかけ、えさを求めて北上する。

 

国際水産資源研究所鯨類資源グループ(横浜市)の吉田グループ長は、「日本海でミンク、ナガスクジラの数が増えている可能性がある」と指摘する。

船とクジラの衝突事故は、全国で過去に何回もあった。

 

回避に有効と考えられるのが、水中スピーカーだ。

開発・生産する川崎重工業(東京)によると、ディーゼル音と金属音を合成した音などを発生させて船の接近を知らせるという。

 

ジェットフォイルは海面から船底を浮かせて航行するため騒音が少なく、装着すると一定の効果が期待できる。

佐渡汽船のジェットフォイルは同様のタイプのスピーカーを備えていた。

小川社長は11日の記者会見で、「導入した1997年以降、事故は67%減っている」と述べた。

 

ただ、川崎重工業の担当者は、「クジラの生態は明らかではないことが多く、どの音が有効かは分かっていない」と説明。

吉田氏も、「音が発生する方向によっては、クジラに聞こえなかったのかもしれない」と限界を指摘する。

船の周りのクジラなどの存在を確認するソナー(探知機)は、比較的波が安定している太平洋を航行するジェットフォイルに搭載されることが多いが、ぎんがは装備していなかった。

 

同じく日本海で運行する隠岐汽船(島根県)も、ジェットフォイルにソナーを付けていないという。

同社の担当者は、「波がある日本海では、ソナーの効果は限定的」とし、「目視を強化した方がいい」と話す。

 

ただ、別の船会社の担当者は「全く意味がないわけではない」と、見解は分かれる。

今回は、シートベルトを締めていても、衝撃で腰の骨を折るなどけがをした人が多かった。

ジェットフォイルなど多くの超高速船は、腰回りに巻く「2点式」が主流だ。

 

九州の船会社の担当者は、「2点式も国の基準を満たすが、3点式はより安全。事故を受けて佐渡汽船が3点式にすれば、各社も検討しなければならない」と、佐渡汽船の対応を注視している。

 

 

出典

大型海洋生物との衝突、防止手段に限界 ジェットフォイル事故から半月

https://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20190326459201.html 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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