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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2010年10月30日16時50分に、読売新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

下関市にある空きビル前の市道の通行が、約8か月にわたって制限されている。

ビル外壁のタイルが落下し、通行人に危険が及ぶ恐れがあるためで、市は所有者に落下防止策を要請しているが、資金難を理由に応じないという。
市は「個人資産なので、所有者に改善を求めるしかない」と頭を悩ませている。

ビルは歓楽街の一角にあり、市によると、10階建てで、1977年に完成。ホテルとして営業していたが、昨年廃業し、現在は使われていない。

最初に外壁が落下したのは今年2月19日。ビル前の歩道に粉々になったタイルの破片が落ちていたため、市は歩道の一部にフェンスを設置し、立ち入り禁止にした。
市はその後、所有者に文書や電話で防止措置を講じるよう再三求めたが、所有者は「資金がなく、対応できない」と回答し、放置されたままになった。

今月22日には再びタイルが落下し、車道に駐車していた車のトランクに当たっていたことが確認された。
市は「車道も危険」として規制を強め、ビルに面した道路を約30mにわたって立ち入れないようにした。

周辺には飲食店が並んでおり、通行人の男性は「店に行くのに不便」と話す。 市は「市が落下防止策を取るわけにもいかず、通行規制を解除する見通しは立っていない」としている。


出典URL■■■



(ブログ者コメント)

□ブログ者も、このビル所有者と同じ立場に立ったことがある。
それは、築40年で誰も住まなくなった田舎の実家で瓦が落ちたと、管理をお願いしている人から2年続けて連絡があった時のことだ。

□1回目は簡易補修で済ませてもらったが、2回目ともなると本格補修を考えざるを得ない。費用大。それに加え、管理をお願いしている人も高齢で、いつまでも管理をお願いするわけにもいかないという事情もある。
かといって解体して更地にすると、建物がある場合に比べ、固定資産税が5倍ほどかかるとのこと。これは痛い。田舎ゆえ、更地にしても、すぐ売れるとは限らないし・・・。

□ということでかなり迷ったが、結局は、管理する人もいなくなり、挙句、落ちた瓦で通行人にケガさせるよりはと、解体するほうを選んだ。

□そんな経験をしているブログ者からすれば、このビルの所有者、通行人の安全確保という、自分が果たすべき責任から逃げているとしか思えない。

□行政も、産業界には、潜在状態でしかない事故の未然防止を、時には過剰と思うほど強く指導するのに、市民生活に関する顕在化した危険な状態には、このように打つ手なしといったケースが多い。
産業界には許認可権限があるので強く出れるが、許認可権限のないところには強く出れないということなのだろう。

□今は市が通行制限して安全を確保しているとのことだが、想定外のことが起きて死亡事故が発生した場合、誰がどう責任を取るというのだろうか?
仮に誰かが責任をとったとしても、死亡した人は帰ってこないのだ。



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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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