







2024年7月25日7時33分にYAHOOニュース(ABEMA TIMES)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
先週月曜、石川県金沢市内の老舗ビアホール「ぴるぜん」で崩落事故が起きた。
当時の様子や被害状況について、料理長の熊本さんとマネージャーの渡邉さんに話を聞いた。
被害直後、壁がごう音とともに崩れ落ち、店内には砂煙が上がり、天井の梁も折れてしまったという。
原因は、隣のビルの解体工事。
熊本さんは「うちの建物だけを残し、隣のビルを解体する作業だった。大きい重機で基礎のコンクリートを剥がす作業をしていて、その基礎のコンクリートの部分が何かの影響で(店の)壁側に突っ込んだような形」、「縦3メートルの横6メートルくらいの大きな穴が開いている状況言葉にならない」と語る。
解体工事の現場では、これまでも事故やトラブルが頻発している。
2019年、横浜市で解体工事中の雑居ビルで高さ3mある鉄板と足場が歩道側に倒れ、67歳女性が下敷きとなり、骨盤を折る重傷を負った。
2020年、大阪・高槻市では地中の杭を引き抜く作業中、クレーン車が転倒して隣接する住宅に直撃し、火災が発生した。
2021年には、神奈川県相模原市で病院の解体工事中に2階部分から長さおよそ10mのコンクリートが落下。
男性作業員が下敷きになり、死亡した。
今回、被害にあったのは創業56年の、老舗ビアホール「ぴるぜん」。
チェコやドイツなどの伝統的なビール。
そして、アイスバインやソーセージなどの伝統的ドイツ料理。
金沢の地元食材を使った欧風料理が堪能できる地元で古くから愛される、本格ビアホールだ。
現場付近は住居や店が密集しており、事故があった建物と店はほとんど隙間がなく、壁一枚だけで隔てられていた。
熊本さんは事故当時について外出先で、防犯カメラと連動した自身のスマホを見て「すぐに向かった。着いた頃には壁に穴が開いているという状態だった」と語った上で、「解体業者さんが中の瓦礫を撤去するような作業もしていたが、半ばパニック状態のように見受けられた」と振り返った。
一方、マネージャーの渡邉さんは、営業再開のめどが立たない現状を説明。
「今月だけでも500人弱のご予約をいただいている。そのお客様をすべて受け入れてくださるお店があったので、引き受けていただいたような状況」と話す。
さらに、今回の事故による補償について、熊本さんは「今、保険会社さんとも話していて、この壁の修繕などの補償に関しては大方出るのではないかという話は聞いている」と説明。
しかし、「休業補償に関しては全くわからない状況。また、アルバイトの給料など、すでにシフトに入っていた分は支払わないといけない状況で、その辺もどうなるか本当に心配」と語り、先行きの不透明さによる不安を吐露した。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/d6a9cc9c30d110eb048fd952d56ff9e6749fc8f0
7月17日19時6分にYAHOOニュース(北陸放送)からは、当日は休みだった、2週間ほど前から振動被害があり監視カメラを設置していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
金沢市片町の飲食店で15日午後5時ごろ、解体中のとなりのビルの壁が飲食店「ぴるぜん」の店内に流れ込みました。
【写真】解体工事中のビルの壁が突然… ブルーシートで覆われた店内など
15日は店は休みで、幸い、店内にはお客さんも店員もおらず、けが人はいませんでした。
ぴるぜんによると、2週間ほど前から棚のグラスが振動で割れるなどの被害があり、監視のためにカメラを設置していたということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a9ca3626fe15780cbe325d0ecf367f21c1fd18da
(ブログ者コメント)
以下はグーグルストリートビューで見た現場の写真。
左側の茶色い建物がビアホール。
ほぼ解体を終えた隣のビルも写っている。
このことから考えると、ストリートビューの画像は頻繁に更新されている模様。
調べてみると都市部で1年、地方で2~3年という情報もあった。
2024年7月24日19時7分にNHK岐阜から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北方町の工場で、抗菌薬の一種、「ペニシリン」の原料が、国内としては約30年ぶりに生産されることになり、23日、新たな施設の建設に向けた起工式が行われました。
ペニシリンは、感染症の治療などに使われる抗菌薬の一種で、以前は国内でも原料が生産されていましたが、薬価の下落などを受けて生産拠点が海外に移り、経済安全保障上のリスクが指摘されています。
5年ほど前には別の抗菌薬が長期間に渡って国内に供給されない事態が発生し、国はおととし、抗菌薬の原薬を経済安全保障推進法に基づく「特定重要物資」に指定して、事業者を支援してきました。
これを受けて、北方町にある工場でもペニシリンの原料を生産することになり、23日は、関係者が出席して起工式が行われました。
この工場では、1994年までペニシリンの原料を生産していたということで、当時の設備や技術を生かすとともに、国からの補助を受け、新たな製造施設を建設します。
「MeijiSeika ファルマ」の小林社長は、「工場が完成すれば、国内のペニシリン原薬のほぼすべてを生産することになります。重要な任務を担うことになり、緊張感を持って進めていきたい」とあいさつしました。
この会社では、来年から原料の製造を始め、2030年までに国内でのペニシリンの生産体制を整えたいとしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/20240724/3080013988.html
2024年7月25日6時49分にYAHOOニュース(中京テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後5時30分ごろ、伊勢市西豊浜町にあるゴミ集せき場で施設の職員がゴミ収集車の下に血だまりができているのを見つけ、119番通報しました。
消防がかけつけ、ゴミ収集車の投入口の中から作業員とみられる男性を発見、その場で死亡が確認されました。
警察は、男性が回収したペットボトルを1人でおろしている最中に、何らかの原因でゴミ収集車に巻き込まれたとみて、調べを進めています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ca296212eb4b582e79c8efed1e3054f1e3fd04f
7月25日5時2分にYAHOOニュース(CBCテレビ)からは、ペットボトルの回収作業中で回収装置は動いたままだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後5時前、伊勢市西豊浜町の伊勢広域環境組合ストックヤードで、職員から「ペットボトルの収集車の回収の装置が動いたままで、車の下に大量の血が流れている」と119番通報がありました。
救急隊員が駆け付け、車の内部を調べたところ、中から、作業用のズボンをはいた男性1人の遺体が見つかりました。
警察は、ペットボトルの回収作業をしていた男性が車の投入口内部に誤って巻き込まれたとみて、遺体の身元の確認を進めるとともに、事故に至った経緯について25日、実況見分を行い詳しく調べる方針です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ee8059ae8e4c0b775e54a41af265d5595536bc70
2024年7月24日21時49分にNHK福岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後1時半ごろ、苅田町松原町の工場で、「積み荷が4、5メートルの高さから落ちて下にいた人にあたった」と消防に通報がありました。
現場ではベルトコンベア用のベルトをクレーンでつり上げて、交換する作業が行われていましたが、何らかの原因でベルトが落下して、作業をしていた20代と40代の男性2人にあたったということです。
2人は病院に搬送されて手当てを受けていて、20代の男性が意識不明だということです。
また、40代の男性は背骨を折る重傷だということです。
現場は「UBE三菱セメント」の敷地内にある工場で、警察は詳しい状況や原因を調べています。
「UBE三菱セメント」によりますと、ベルトコンベアは土や原料などを運ぶためのもので、当時は7、8人が交換作業を行っていたということです。
「UBE三菱セメント」はNHKの取材に対して、「現在、原因は調査中です。今後、原因特定に向けて調査を進めてまいります」とコメントしています。
この工場では、7月11日に土を積んでいた船が岸壁に接岸中、積み荷の保管場所のハッチを開けようとしたところ爆発が発生し、船内や岸壁にいた男性7人がやけどを負うなどして病院に搬送されました。
https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20240724/5010025080.html
7月24日16時38分にYAHOOニュース(福岡放送)からは、吊っていた交換用のロール状ベルトコンベヤー(4トン)が倒れたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
落下したのは重さ4トンのロール状のベルトコンベヤーで、従業員は「吊っていたのが倒れた」と話しているということです。
ベルトコンベヤーのベルトをクレーンで交換していたところ、交換用のベルトが落下したとみられています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/78418c5fe80fcc0a15ce54da217994f5d2b7f2aa
(ブログ者コメント)
7月11日の事例は本ブログでも紹介スミ。
2024年7月24日11時15分にYAHOOニュース(岩手朝日テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午後4時ごろ、北上市村崎野にある神社の敷地内で、建物の増改築作業をしていた花巻市上諏訪の大工高橋さん(男性、75歳)が高さおよそ1.4メートルの足場から転落しました。
高橋さんは頭を強く打っていて、同僚の119番通報で北上市内の病院に運ばれましたが、その後、死亡が確認されました。
警察によりますと、高橋さんはヘルメットを着用していたものの、脚立を2つ横に並べた上に板を敷いた簡易的な足場での上で作業をしていたということで、警察は安全面に問題がなかったかなど、詳しい事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/78e8760e1e531268797162fead3b27e2bde57030
2024年7月22日20時27分にYAHOOニュース(北海道放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午後、北海道千歳市で行われていた中古車のオークション会場で、展示していた乗用車の部品が破裂する事故があり、現場にいた男性1人がけがをしました。
事故があったのは、千歳市泉沢の中古車のオークション会場で、22日午後1時前、会場の責任者から「展示車のダンパーが破裂した」と警察に通報がありました。
警察によりますと、破裂したのは国産車(2016年式)の車両後方にあるドアやハッチを支えるリアダンパーという部品で、破裂の衝撃で車体のバンパーが破損し、破片が飛び散りました。
この飛び散った破片が、近くにいた62歳の男性に当たり、男性は右腕に軽いけがをしました。
当時、車のエンジンはかかっておらず、バックドアも閉まっていて、車には誰も触っていませんでした。
破裂したリアダンパーには、腐食している部分があったということです。
また、オークション会場は屋外で、この日千歳市は正午に31.9℃まで気温が上がっていました。
こうしたことから警察は、部品の劣化や暑さが影響したことも視野に原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/18c12ae3ddb8f20278dc16ac7617fb7239c377f5
2024年7月22日15時50分にNHK岐阜から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前6時前、益城町上陳で「中型犬を含む6頭の犬が逃げ出した」と付近の住民から警察に通報がありました。
警察によりますと、逃げ出した犬のなかにはピットブルが含まれていて、これまでにピットブル1頭を含む6頭を確保したということです。
ただ、全部で何頭逃げたのかわかっていないということで、警察が確認を進めています。
熊本県動物愛護センターによりますと、ピットブルはかむ力が強く闘犬に使われることもあるということで、見かけても決して近づかず警察や保健所に連絡してほしいとしています。
いまのところ、住民への被害は確認されていませんが、警察は引き続き近くの小学校などに注意を呼びかけています。
これに関連して、警察は飼い主で自称ブリーダーを公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕しました。
通報を受けて警察官が現場に駆けつけた際、リードにつながれていない犬をみつけて注意したところ、パトカーのドアを右手で殴ったということです。
警察によりますと容疑を否認しているということです。
近くに住む70代の男性は、「以前から犬が逃げ出し警察が来ることが何度かあった」と話していました。
警察が詳しいいきさつを調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/20240722/5000022778.html
2024年7月22日21時19分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前3時35分頃、愛知県蒲郡市の東海道新幹線上り線で、線路のメンテナンスなどをしていた保守用車両2台が衝突し、いずれも脱線した。
この事故で、同線の浜松―名古屋間は22日の終日、上下線とも運転を見合わせた。
運休は上下線で計328本に上り、約25万人に影響が出る見込み。
23日は始発から一部の列車で運休や遅れが発生する可能性があるという。
22日夜、東京都内で記者会見したJR東海の川越施設部長は、「夏休みに入ったところで、始発からご迷惑をかけたことに深くおわび申し上げます」と謝罪。
復旧作業が遅れたことについては、「保守用車両の損傷が激しく、脱線に伴う線路設備の整備にも時間がかかった」と釈明した。
JR東海によると、保守用車両は21日の終電後、豊橋―三河安城間で線路上のバラスト(砕石)を固める作業を行った。
作業後に停車していたところに、名古屋市から愛知県豊橋市の保守基地に向けて時速約40キロで走行していた別の保守用車両が衝突し、2台とも脱線した。
この事故で男性作業員2人が首の骨を折るなどのけがを負った。
今回の事故を受け、国土交通省は22日、JR東海に対し、再発防止のための措置を講じた上で報告するよう指導した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240722-OYT1T50166/
7月22日23時51分にYAHOOニュース(テレビ朝日)からは、作業を終えた作業車が線路上に停まっていたところに回送中の作業車が40キロほどで突っ込んだ、ブレーキ操作したが利かなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
立ち往生したのはひと繋ぎの列車ではなく、2つの保守用の車両でした。
2つの保守車両はセットで動くこともあるといいます。
まず、砕石を積んだ車両が先を走ってどんどん線路にまいていきます。
新たな石を追加しないと、振動による摩耗で小さくなっていくからです。
後ろに続く、もう1つの保守用の車両の役目は、砕石を突き固めてレールのゆがみを補正すること。
ただ今回、この2種類の車両は一緒に作業していたわけではないとみられます。
JR東海によると、実際に作業していたのは砕石を突き固める車両だけでした。
作業を終えて線路に止まっていたところ、豊橋の保守基地に戻っていた回送中の車両が衝突。
何らかの原因でブレーキが利かなかったということです。
衝突した車両の運転士ら2人が負傷し、1人は首の骨を折る重傷でした。
・・・
復旧に時間がかかった理由について、JR東海は…。
JR東海の会見 :
「40キロほどのスピードでぶつかっておりまして(車両を)切り離すのに慎重を期して、まず時間を要した。
衝突した結果、油等も漏れていたので、その処置も行わなければいけなかった。
搬送台車という車をつけて運搬するのですが、もう一度脱線すると大変なことになりますので、その辺りも慎重に慎重にということをやっていて、予想より時間を要してしまった」
事故の原因については調査中としています。
JR東海の会見 :
「(現場は)新幹線の中では比較的急な下り勾配になります。
勾配が起因したかどうかについては断定はできておりません。
それと運転者が居眠りだとかよそ見だとかということもなくて。
それぞれ係員2人おりますけれど、別々話を聞いても、きちんとブレーキ操作していたということですので。今
のところ、そちらの手順誤りみたいなことはない。
何らかの原因により減速ができなかったと思われます。
詳細については現在調査中です」
https://news.yahoo.co.jp/articles/f46a317a6dd3effbd1501d172c47f85c10d66cbd
7月22日19時24分に朝日新聞からは、新幹線にはATCなどが備えられているが保守用車は複数台が近接して作業する場面も多いなど、下記趣旨の記事が複数枚の写真付きでネット配信されていた。
・・・
なぜ復旧作業は長引いたのか。
JR東海によると、事故を起こした保守用車両は2台とも脱線し、自力走行できない状態となった。
このため、線路に戻しただけでは動かせず、いったん運搬用の台車を使い、別の車両で牽引(けんいん)する作業が必要となった。
これによって事故車の撤去作業に時間がかかり、復旧作業が長期化しているという。
東海道新幹線の線路は一般的な在来線と同様に、盛り土の上にバラスト(砕石)を敷き詰める構造。
山陽や東北などコンクリート板に直接線路を敷く「スラブ構造」の新幹線と比べ、乗り心地が快適となる半面、バラストの突き固めなどの保線作業が必要となる。
新幹線の保守作業は終電後の午前0時から、始発前の午前6時までの間に行われる。
ある新幹線技術者は、「基地からの保守用車の出し入れや、始発前の安全確認に必要となる時間を除けば、実質的に作業できるのは数時間が限度」と話す。
作業の遅れは始発の遅れに直結するため、現場はかなり慌ただしい雰囲気だという。
新幹線の営業列車は追突を防ぐため、先行列車との距離に応じて自動ブレーキがかかる自動列車制御装置(ATC)など手厚い安全システムを備えている。
一方、保守用車は複数台が近接して作業する場面も多く、運転士らの注意力に頼ることも多いという。
東海道新幹線では1993年と2015年にも、保守用車同士の追突、脱線事故でダイヤが混乱する事故が発生。
JR東海は再発防止策として、保守用車同士の接近警報装置の改良などを続けてきた。
https://www.asahi.com/articles/ASS7Q2H86S7QUTIL01RM.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n
・・・
復旧作業が完了したのは発生から18時間半後です。
時間を要した理由について、JR東海は下記の3点をあげています。
・ぶつかった車両を切り離すのにまず時間がかかった。
・衝突での油もれの処置や損傷した枕木の交換も必要だった。
・保守用車両の運搬も時速10kmを想定していたものの半分の時速5kmでしか動かせていない。
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f633d29677c4c449ddc4bd3a7454237e672e34e
7月26日10時41分にYAHOOニュース(共同通信)からは、追突された作業車に乗っていた2人もけがしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR東海は26日、負傷した作業員が4人になったと明らかにした。
当初は2人としていたが、追突された車両に乗っていた2人も24日に医療機関を受診し、首や腰を捻挫していることが判明したという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e21b772042867e5abe341e2a2cc9fcc67027fa50
(2024年8月8日 修正1 ;追記)
2024年8月5日15時29分にYAHOOニュース(テレビ静岡)からは、ブレーキ力の確認を、メーカー想定の最大圧力で行っていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR東海は8月5日、衝突した保守用車について、軌道モーターカーに牽引された6両の砕石運搬散布車のうち、少なくとも3両はブレーキ力が大きく低下した状態で走行していたと発表しました。
一方、軌道モーターカーのブレーキ力に異常はなかったということです。
また、残る3両の砕石運搬散布車は衝突の影響で破損していたため、ブレーキ力の確認が出来ていません。
JR東海によると、ブレーキ力が適正であるか確認するための指標が、本来ならば使用停止とすべき値となっていたものの、メーカーが想定する確認方法を採っていなかったことなどから、この点を認識できていませんでした。
具体的にはブレーキシリンダーのストローク量を確認する際、メーカーが最大圧力でブレーキをかけた状態で行うことを想定していた一方、JR東海は最大圧力でブレーキをかけていなかったということです。
このため、今後は適正かつ適切な方法で確認するよう社内教育を徹底する方針です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/41058f45d039ab6db950b186778a38fea7702030
8月5日16時42分にYAHOOニュース(静岡放送)からは、衝突した車は9両編成で、うち6両が動力のない砕石運搬車だった、現場は東海道新幹線の中で最も下り坂が急な区間だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR東海によりますと、停車していた車両にぶつかった車両は9両編成で、3両が動力車、6両が動力のない砕石運搬車でした。
事故があったのは東海道新幹線の管内で最も下り坂が急な区間で、時速46キロで坂を下っていたところ、砕石運搬車のブレーキに異常があったことから十分に減速できず、衝突したということです。
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/f2ec8b7fce41bc5e21cd73fc87461c4965c0d111
8月5日20時37分に朝日新聞からは、車両を導入した2010年から誤った方法でブレーキ装置を点検していた、運搬車30両のうち、ほかの5両でもブレーキ力不足だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR東海は5日、ブレーキ装置の点検方法を誤っており、一部の車両のブレーキがほぼ利かない状態だったと発表した。
点検方法の誤りは、車両を導入した2010年から続いていたという。
・・・
運転士がブレーキを操作すると、ブレーキシリンダー内に空気が送り込まれ、車輪に制動力が伝わる仕組み。
作業前の点検でシリンダーの可動部を確認していたが、ブレーキの強さや目盛りの判定位置を誤っていたため、装置の摩耗が進み、ブレーキを掛ける力が低下していたという。
同社には運搬車が計30両あるが、ほか5両でもブレーキ力不足を確認。
事故車を含め、約3分の1に問題があった。
同社は正しい点検方法をマニュアル化し、再発を防ぐとしている。
https://www.asahi.com/articles/ASS853PTYS85UTIL004M.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n
8月5日20時45分に毎日新聞からは、誤った方法で点検していたためブレーキ部品の磨耗に気が付かなかった、点検時、メーカー想定より低い圧力をかけていた、普段と違い、この日は作業前にブレーキ力確認作業を省略していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR東海は5日、追突した保守用車両のブレーキ部品の一部が摩耗し、使用停止すべき状態に達していたことが事故原因だと明らかにした。
点検時にメーカーの想定と異なる誤った方法でブレーキ力を確認していたため、不具合に気付かなかったという。
JR東海によると、追突したのは線路下に敷き詰める砂利を運ぶ「砕石運搬散布車」(6両)。
ブレーキ力を点検する際、メーカーが想定するよりも低い圧力をかけて点検を行っていたため、ブレーキ力の低下に気付かなかったという。
また、普段は作業前にブレーキ力の数値の確認をしているが、この日は作業員が確認作業を省略していたという。
事故後にこの車両を調べたところ、車輪にブレーキをかける制輪子の摩耗が進んでおり、使用停止すべき状態だった。
このため、急勾配で非常ブレーキがきかず、停車していた別の保守用車両に衝突したという。
https://mainichi.jp/articles/20240805/k00/00m/040/267000c
8月5日付で同社HPには、ブレーキシリンダーのストローク調整判定方法についてメーカーに確認していなかったなど、下記趣旨のニュースリリースが掲載されていた。(ストローク検査などの図解付き)
・・・
2.原 因
・・・
砕石運搬散布車のブレーキ力が大きく低下した状態で走行していたのは、ブレーキ力が適正か否かを確認するための指標となるブレーキシリンダーのストローク量(以下、ストローク量という。)が、本来ならば使用停止すべき値となっていた(※2)にもかかわらず、使用前にそのことを認識できなかったためです【別紙2】。
その理由は、以下のとおりです。
(1)ストローク量を確認する際、最大圧力でブレーキをかけた状態で行うという保守用車メーカー想定の確認方法を採っていなかったこと【別紙3】。
(2)ストローク量の調整要否の判定について、当社から保守用車メーカーに対して判定方法の確認を行わず、両者の認識が異なり、結果的に誤った方法で判定していたこと【別紙4】。
その結果、使用停止とすべき砕石運搬散布車を「使用可能」と誤った判断をするに至りました。
なお、本来は当該保守用車の作業者が夜間作業の前にストローク量の確認を行うべきところ、7月20日の作業者は、確認を行ったものの、7月21日の作業者は前日のストローク量をふまえ、確認を省略していました(※3)。
・・・
https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000043732.pdf
(ブログ者コメント)
〇メーカーから装置を購入した際は、メーカーの取説に従って自社の運転・保守マニュアルを作成すると思うのだが、なぜ、メーカーが想定した方法で点検しなかったのだろうか?
〇新幹線本体の整備マニュアルはしっかりしているが、付帯設備関係のマニュアルはそうでもなかった・・・といったことはなかったのだろうか?
なにせ、そういった事故が結構起きているようなので・・・。
2024年7月21日8時9分にYAHOOニュース(ハンギョレ新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
短い通話でも、声を録音された後、人工知能(AI)で加工され、ボイスフィッシング(ビッシング)に悪用される可能性があるとして注意を促す投稿が、ネット上で話題になっている。
大学生の匿名コミュニティ「エブリタイム」に17日に投稿された内容によると、淑明女子大学の学生のKさんは「教授のおかげでボイスフィッシングを避けられた」と投稿した。
Kさんは「電話を受けたが、相手側が一言も話さなかった。『もしもし』と言おうとしたが、『知らない番号から電話がかかってきたときに、(電話をかけた側が)何も言わない場合は、絶対に喋るな』という教授の話を思い出し、すぐに切った」と書いた。
Kさんは「(喋ったら)声を録音し、家族に対して詐欺を働こうとするものだという。教授の話を聞いていなかったら大変なことになるところだった」と付け加えた。
この投稿に登場した教授は、淑明女子大学のチョ・スヨン教授(法学)だ。
チョ教授は19日、ハンギョレの電話取材に「科目『4次産業革命と法』の講義中に、技術の発達によって知能化されたボイスフィッシング犯罪を予防するための方法の一つとして、その内容に言及した」として、「投稿を読むと、学生が忠告にちゃんと従ってくれたようだ」と述べた。
チョ教授は「最近、ボイスフィッシング犯罪集団が通話の音声を録音し、これを他のテキストと結びつけて新たな音声を作り、脅迫に利用する事例が多い」として、「『もしもし。どなたですか」などの短い2語だけ話しても、そのように悪用される可能性がある」と説明した。
ディープボイス(AI技術を利用して、特定の人の声のように音声を出す技術)を通じて、被害者の声で「交通事故で緊急事態が発生したので、お金を送ってほしい」と家族や友達に要求するかたちだ。
崇実大学情報通信電子工学部のチョン・スファン教授は昨年9月、CBSのラジオ番組「キム・ヒョンジョンのニュースショー」のインタビューで、「声を聞いただけでは合成かそうでないかを区別することが難しい段階に来ている」とし、「最近は技術が急激に発展していて、5秒(の音声)サンプルがあればできる。最近では2秒のサンプルでもある程度のクオリティ(品質)になる」と述べた。
実際に2021年10月、アラブ首長国連邦(UAE)のある銀行は、普段取り引きしていた大企業の役員の声をまねたディープボイスのボイスフィッシングにだまされ、3500万ドル(約5億5000万円)を送金した。
昨年3月にはカナダで、ディープボイスで作った偽の息子の声にだまされた両親が、ボイスフィッシング犯に2万1000カナダドル(約240万円)を送金する被害を受けた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e7bfce7a10855dab633840aad7cff8f7d6501856
2024年7月21日7時10分にYAHOOニュース(くるまのニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
■タンクローリーの上部に注目してみると何かがついている
大きなタンクローリーに可愛らしい猫耳のような部品がついています。
この部品の名称や役割は何でしょうか。
【画像】タンク車が運ぶ「甘いもの」とは?画像で見る!(15枚)
街中にはたくさんのタンクローリーが走っていますが、タンクの上部には猫耳のような部品がついています。
この部品に名称はあるのでしょうか。
そして、どのような役割があるものなのでしょうか。
タンクローリーは様々なものを運んでいますが、その種類は大きく分けて二つの種類に分けることができます。
まずは、「非危険物タンクローリー」です。
これは、セメントなどの工業物や、牛乳やミネラルウォーターの液体食品を運んでいます。
次に、「危険物タンクローリー」です。
危険物タンクローリーには「毒」や「危」といったマークがつけられています。
「毒」がつけられているタンクローリーの中身には、アンモニアや塩酸などの毒物や劇物が積まれています。
また、「危」がつけられているタンクローリーの中身は、可燃性の高いガソリンやアルコールなどが入っています。
これらのタンクローリーに注目してみると、猫耳のような三角形の部品がタンクの上部についています。
SNSでは時々、タンクローリーの猫耳に関する投稿がされていますが、正式名称や役割についてはわからない人も多いようです。
では、この猫耳の部品には名前があるのでしょうか。
タンクローリーメーカーの極東開発工業株式会社の担当者は次のように話します。
「この猫耳のような部分は、『側面枠』という名称です。
危険物運搬ローリーには装備が義務付けられております。
ちなみに側面枠は業界用語として、『角』という呼び方もしております。
側面枠の形状はタンクローリー製造メーカーによって若干異なっているため、全てのタンクローリーに同じものがついているわけではあrません」
実は、この側面枠は危険物タンクローリーのみに装備が義務付けられています。
食品などを運ぶ非危険物タンクローリーには装備が義務付けられていないため、街中で走るタンクローリーが何を運んでいるのか、ざっくりと見分けられるようです。
■タンクローリー車になぜ? 猫耳ついているの?
では、なぜ危険物運搬タンクローリーには側面枠の装備が義務付けられているのでしょうか。
前出の担当者は次のように話します
。
「側面枠の役割は、万一車両が横転事故を起こした際に、車両の転覆による内容物の漏れ出しを防ぐものとなります。
タンク形状が丸いため、側面枠未装備の場合、横転から転覆に至り、上部の注入口より内容物が漏れ出すことで、火災・爆発等の二次災害となる危険があります」
危険物が入っているタンクローリーが転覆し、中身が漏れてしまうと大きな事故に繋がります。
そのため、タンクローリーに危険が及ぶような運転には注意が必要です。
例えば、大型の危険物タンクローリーは、スピードリミッターによりあまり速度が出ていないものがあるかもしれません。
高速道路でスピードが出ていないタンクローリーがいても、「遅い!」と思って煽り運転などの危険な運転は絶対にしてはいけません。
もしも事故が起きてしまった場合、タンクの中身が漏れなくても大きな事故になることになるため、節度のある運転を行いましょう。
※ ※ ※
猫耳のような可愛い部品ですが、実は側面枠という名称が付けられており、転覆した際に中身が漏れるのを防ぐという非常に大切な役割を担います。
また、日常でタンクローリーを見かけた際には側面枠にも注目してみるのも良いかもしれません。
https://news.yahoo.co.jp/articles/78b67125e20737c952c360be42437d8514e93e78
2024年7月20日7時42分にYAHOOニュース(乗りものニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
■ライト兄弟時代から「悪」とされた「翼端渦」
航空機の主翼の両端には、「ウイングレット」と呼ばれる、翼端が縦方向に反り上がった小さな板が取り付けられていることがあります。
広く知られているこの機構の狙いは「燃費削減」。
しかし、実はもう一つ、大きなメリットが含まれることはあまり知られていません。
どのようなものなのでしょうか。
【写真】ウイングレット…? ボーイングの最新大型機にある「珍装置」
まず、そもそも「ウイングレットが燃費削減につながる」仕組みから見ていきます。
航空機は飛行中に主翼の先端から「翼端渦」という空気の流れを発生させます。
これは翼が揚力を発生させるときに翼の上面と下面で圧力差が生じるため、気流が下面から上面に流れ始めることで発生します。
この翼端渦は、誘導抗力と呼ばれる飛行中の航空機に作用する抵抗の原因の一つであり、効率の良いフライトを阻害することは古くから知られていました。
初めて動力飛行を成功させたライト兄弟も、この現象を知っていたほどです。
ライト兄弟が作った世界最初の飛行機、「フライヤー号」の主翼後縁にカーブが付けられているのは、翼端渦の減少を狙った設計でした。
第二次世界大戦中、驚異的な航続力を誇ったゼロ戦の翼端が丸みを帯びているのも、翼渦を減少させて抵抗を減らすことを狙ったものです。
ときは下り1970年代、NASA(アメリカ航空宇宙局)のラングレー研究所において風洞実験とコンピューターを用いた分析が行われますが、これにより、ウイングレットを装備し翼端の気流を変えることで、翼端渦を小さくして誘導抗力も減少するのが確認されています。
これは、燃料消費量を減少させ航空機の航続距離を延ばす効果も期待できることから、NASAでは米空軍と共同で実機を用いた飛行実験を行うことになりました。
■「ウイングレット」装備で考えられるもう一つの効果
この実験のために米空軍はKC-135空中給油機を一機提供。
KC-135は、およそ800機が生産された軍用輸送機で、ボーイング707旅客機の姉妹機でもあります。
飛行実験は、「ウイングレット」が取り付けられたKC-135を用いて48回行われ、飛行中の抵抗が減少することで、6.5%の燃料消費削減効果があることが確認されました。
そうしたテストののち、1990年頃よりウイングレットを装備した航空機が登場しはじめます。
NASAは、この機構の効果について、現在までに約1万機のジェット機がウイングレットを取り付けたことで、のべ400億リットルのジェット燃料が節約され、単純計算では1.3億トンの二酸化炭素削減に相当するものと発表しています。
このように、燃料消費削減効果を狙って導入されてきたウイングレットですが、近年、もう一つの効果が指摘されています。
それは、翼端渦の減少により「航跡乱流」を軽減させる効果です。
航跡乱流は、前進する航空機が背後に残す乱気流です。
この乱気流は機体の大きさに比例して発生し、その後ろを飛ぶ飛行機にとっては危険な存在にもなり、過去には、これを要因とする航空事故が実際に発生しています。
そのため、大型機の後方を他の旅客機が飛ぶ場合、先行機の大きさに比例して一定の間隔をおいて飛行するという決まりがあるほどです。
つまり、ウイングレットによって航跡乱流が減れば、その分、安全を十分確保可能になることから、航空機同士の最低間隔を狭められる可能性があるといえます。
最初は燃料節約を狙って普及したウイングレットでしたが、これからは過密化する航路上で他機の安全性を確保する目的で、ウイングレット装備が推奨される時代が来るのでは、と筆者は想像しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/dc00fae9bd30bb604f5e3bca96466fe63974a524
2024年7月20日20時17分にYAHOOニュース(スポニチ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午後7時20分から東京・荒川河川敷で予定されていた夏の風物詩「第46回足立の花火」が雷を伴う荒天のため中止になった。
公式サイトなどで発表された。
1時間で約1万3000発を打ち上げる予定だった。
都内開催の大規模花火大会の先陣を切り、7月下旬に開催。
前回(2023年)は4年ぶりの開催だったため、約1万5000発だった。
足立区役所は開始9分前の午後7時11分、公式SNSで「本日開催を予定しておりました『第46回足立の花火』は、荒天のため中止いたします。楽しみにしてくださっていた皆様には、誠に申し訳ございません。ご理解いただきますよう、よろしくお願い申し上げます」と伝えた。
足立区議会議員の中島こういちろう氏も自身のSNSで「足立の花火、直前で中止。楽しみに待っていただいていた多くの方。本当に申し訳ございません。ただ、どうしても人命にはかえられません」と報告。
2017年8月、「第39回たまがわ花火大会」における落雷事故を例に、理解を求めた。
SNS上には
「残念だけど、ナイス判断」
「せっかく浴衣で行ったのに」
「やっと帰宅しました。判断は正しかったと思われます」
「残念ですが、落雷で事故もあったので、仕方ないですね」
「“えー”という声もあったけど、20分後には雨も降ってきたので、ナイス判断だったと思う」
などの声が上がった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd051eb48ff5015306df22c2ba0b4e41aba1d30b
7月21日19時5分にYAHOOニュース(FLASH)からは、ゲリラ豪雨は局地的ゆえ直前まで中止判断ができなかった可能性ありなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2024年7月20日午後から夕方にかけて、関東各地はゲリラ豪雨に見舞われ、東京都内では断続的に雷も発生。
JR上野駅では雨漏りが発生、新宿区大久保では道路が冠水する被害となった。
この日、足立区では昨年74万人の観客を集めた花火大会が予定されていたが、豪雨や落雷のおそれがあるとして開始20分前に中止となった。
約1万3000発の花火がうちあげられる “夏の風物詩” の突然の中止に、Xには「がっかり」の声があふれた。
《足立花火大会直前、多くの落雷が観測された。…こんなんサンダーボルトじゃん。場のモンスター全て破壊するじゃん。》
《足立区花火大会打ち上げ2分前(編集部注・原文ママ)に中止www何しに行ったんw》
《足立区花火大会まさかの雷で中止の瞬間、えええええ~?経済効果を考えギリギリまでアナウンスしないやり口か。。。》
晴れた暑い日に突然、黒雲が湧き豪雨や落雷をもたらす。
近年、こうした「ゲリラ豪雨」が増えている。
その理由を、気象予報士の白戸京子氏がこう説明する。
「ゲリラ豪雨の一番の原因は暑さです。
強い日差しで地表が熱されると空気の温度が上昇します。
空気が暑くなると、水蒸気をふくみやすくなり、高温多湿の状態になります。
このとき、上昇気流が発生し、上空に冷たい空気が入るなど大気の状態が不安定になると、積乱雲が発達します。
その積乱雲の下で豪雨や雷が発生し、時には竜巻を引き起こし、雹(ひょう)を降らせるんです。
ゲリラ豪雨の雨の降り方は熱帯のスコールのように激しく降ります。
また、豪雨の範囲は積乱雲の下に限られますから、20キロから40キロの狭い範囲で局地的な豪雨になるのです。
たとえば、足立区で雨が降っているのに世田谷区では全然降っていないこともあり、予測が困難です。
局地的に予測困難な大雨が降るので “ゲリラ豪雨” と呼ぶのです」
足立区の花火大会が開催わずか20分前まで中止の判断ができなかったのも、雨の “ゲリラ性” にあったとみている。
「中止の発表が20分前となったのは、運営体制の問題もあるかもしれませんが、雨雲が花火会場を通るか通らないか、直前までわからなかったからでしょう。
直前になって、雨雲レーダーを確認して『これはまずい』と判断したのが20分前だったのだと思います。
ゲリラ豪雨はギリギリまで来るか来ないか予測が困難なんです」(同)
白戸氏は、ゲリラ豪雨はこの夏にも頻発すると予測する。
「温暖化で地球全体が温まっており、地球全体で、今年6月まで13カ月連続で最高気温を記録しています。
海水温も過去最高です。
そのうえ、とくに都市部はヒートアイランド現象で高温化していますから、この夏はあちこちでゲリラ豪雨が予想されます」
この夏も日本各地で花火大会が開催される。
都内だけでも、葛飾納涼花火大会(7月23日)、 隅田川花火大会(7月27日)、 立川まつり 国営昭和記念公園花火大会(7月27日)、いたばし花火大会(8月3日)などが予定されている。
だが、今回のように、突然「中止」になってもおかしくない。
その心づもりはしておいたほうがよさそうだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/91b909c0d9c7b826bd0c8b68783eb7a15b94b334
2024年7月19日17時42分にYAHOOニュース(北海道放送)から下記趣旨の記事が、複数枚の写真付きでネット配信されていた。
19日、北海道石狩のバイオマス発電所で、木くずから作られた“ペレット”の搬入していたところ、爆発が起き、作業員1人がやけどを負いました。
爆発の瞬間の映像です。
突然、建物から立ち上る黒い煙…。
爆発の衝撃でしょうか…カメラが小刻みに揺れています。
近くの会社に設置されたカメラが捉えていました。
19日午前9時半ごろ、石狩市新港中央2丁目のバイオマス発電所で「爆発音がして煙が見える」と、従業員から消防に通報がありました。
遠藤記者 :
「爆発のあった建物では、屋根が吹き飛び、骨組みが見えています」
発電所を運営する「Iバイオエナジー」によりますと、木くずから作られた“ペレット”をダンプカーから貯留槽に搬入する作業中、搬入口で爆発が起きました。
警察によりますと、この爆発でダンプカーを誘導していた50代の男性作業員が手や足にやけどを負い、病院に運ばれました。
意識はあるということです。
運営会社によりますと、発電所は去年3月に運転を開始し、木製の“ペレット”などを燃やして発電していて、これまでに事故はありませんでした。
ただ、これまで“ペレット”を扱う発電所では、ベルトコンベアの摩擦熱で発火したケースや、長期間の保管で発酵されて、自然発火したケースがあったと、経済産業省が報告しています。
警察と消防が、今回の爆発の原因を調べています
https://news.yahoo.co.jp/articles/cca1477eff4a52cbda16022a8bd985566b356a2f
7月19日11時53分に北海道テレビからは、ペレットを地下の貯留槽に搬入していた、ペレット運搬車を誘導していた従業員は両手両足に火傷を負ったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
この爆発で50代の男性従業員が両手両足にやけどを負い、病院に運ばれましたが、意識はあるということです。
発電所を運営する「Iバイオエナジー」によりますと、現場では発電の際に燃やす木くずから作ったペレットを地下の貯留槽に搬入していて、その際に爆発が起きたということです。
また警察によりますと、やけどを負った従業員の男性は当時、ペレットを運搬する車を誘導していたとみられるということです。
https://www.htb.co.jp/news/archives_27206.html
7月19日付で日経クロステックからは、近年相次いでいるバイオマス発電所の爆発火災は付帯設備で起きていることが多いなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
同発電所は、バイオ燃料である木質ペレットやPKS(パーム椰子殻)を燃料として発電している。
これらの燃料をトラックなどからいったん受け入れホッパーと呼ばれる装置で受け入れた後に、コンベヤーなどで貯蔵設備(サイロ)に送る。
爆発は、この受け入れホッパー部分で起きたと見られる。
近年相次いでいるバイオマス発電所の爆発火災は、発電設備そのものではなく、直接に燃焼には関わらない、燃料を受け入れたり運んだりする設備で起きていることが多い。
例えば、2023年9月に起きた、中部電力などが出資する米子バイオマス発電の発電所(鳥取県米子市)の爆発火災は、受け入れ建屋で発生している。
爆発の原因は様々だが、木質ペレットが細かく砕かれた粉塵(じん)に着火して粉塵爆発が起こるケースや、自然発酵により可燃性ガスが発生し、それに引火し爆発する可能性などが指摘されている。
爆発が起きたIバイオマス発電所は、石狩湾新港工業団地内に所在しており、2023年3月に営業運転を開始した。
奥村組の連結子会社で九州電力グループなどが出資するIバイオエナジーが運営している。
同工業団地では、石狩市がエリア内の事業活動で使うエネルギーを100%再生可能エネルギーで供給する「REゾーン」の実現を目指している。
発電出力は5万1500kW、年間発電電力量は約3.6億kWhで、一般家庭の約11万世帯分を賄える。
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/24/01213/
※7月22日18時31分にYAHOOニュース(STV)からは、3日後にも同じ場所で煙が確認され放水が行われたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月19日に爆発事故が発生した北海道石狩市のバイオマス発電所で煙が確認され、消防が放水をしています。
火事があったのは、石狩市新港中央2丁目のIバイオマス発電所です。
午後5時半ごろ、従業員から「煙とにおいがする」と消防に通報がありました。
消防によりますと、7月19日に爆発事故があった現場と同じ場所で、堆積しているバイオマス燃料のペレットから煙が確認され、放水をしているということです。
けが人はなく、逃げ遅れもないということで、延焼の恐れはないということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3decfc543e7ab5c5a5db4ee96cd708d0b3e6d756
2024年7月19日16時11分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日夜、広島県呉市で電柱の設置作業をしていた男性が感電し、死亡する事故がありました。
事故があったのは、広島県呉市吉浦新町です。
警察によると、18日午後11時前、広島市の会社員・三浦さん(26)が電柱の設置作業中に感電しました。
三浦さんは呉市内の病院に運ばれましたが、およそ1時間半後に死亡が確認されました。
現場では当時、上下2本の柱を1本につなぐため、三浦さんは下の柱にのぼって作業をしていました。
その際、上の柱をつっていたクレーンのアームが電線に触れ、通電したものとみられています。
クレーンの操作には数人が関わっていたということで、警察が詳しい事故の経緯を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc982c1328e23af130a8b0b62217a86443ca0e53
2024年7月17日21時2分にYAHOOニュース(東海テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岐阜県各務原市で高校生など2人が犬にかまれ大ケガをした事件で、岐阜地裁は7月17日、飼い主の女に有罪判決を言い渡しました。
2人をかんだ犬は「世界最強の闘犬」とも呼ばれるピットブルでした。
【動画で見る】80歳男性に“最強の闘犬”ピットブル散歩させる…高校生が噛まれ大ケガで飼い主に有罪判決 被害者「飼育の制限を」
各務原市に住む高校生、原口さん(16)は2023年8月、自転車で登校途中に犬にかまれ、全治1カ月半の大ケガをしました。
およそ1年が過ぎても足には傷痕が残っています。
その襲ってきた犬は“世界最強の闘犬”、ピットブルでした。
原口さん:
「黒い色をしたピットブルでした。(ピットブルの)リードを持っていたんですけど、ちゃんと制御しきれていなかった感じです」
ピットブルを連れていたのは80歳の高齢男性で、男性に散歩をさせていた飼い主の27歳の女が重過失致傷の罪で2024年3月、起訴されました。
女は2022年11月にも、自ら散歩させていたピットブルが当時83歳の女性に噛みつき、全治1カ月の大ケガをさせた罪にも問われています。
ピットブルはもともとアメリカで闘犬用に交配された犬種です。
自らもピットブルを飼っている、動物研究家のパンク町田さんに話を聞きました。
パンク町田さん:
「普段は非常におとなしくて、人間に対して非常に穏やかな犬です。ですけど、一度怒り出すと止まらないので、怒り出すとか興奮することがないように飼育するのがコツになるかと思います」
日本では一部の自治体を除いて、飼うための規制はありませんが、イギリスなどでは飼うことが禁止されています。
パンク町田さん:
「飼育される方々は、自分がまず犬のエキスパートにならなければならないと思います。そして、もしそのような犬とすれ違ったりする時は、ちゃんとリードでつながっているかとか、飼い主がそばにいるかとか、確認した上ですれ違うように」
飼い主の女の裁判で2024年5月、検察側は「ピットブルに力負けして十分に制御できないと認識していた」などと厳しく指摘し、禁錮6か月を求刑しました。
弁護側は執行猶予を求めていました。
7月17日、岐阜地裁は「ピットブルのしつけが出来ておらず、不適切な仕方で散歩をさせたら、重大な事故が生じる危険は十分予見できた」などとして、禁錮6カ月、執行猶予4年の判決を言い渡しました。
原口さん:
「大型犬を見ると思い出して、ちょっと怖いなと思います。僕以外にもピットブルに噛まれた人がいるし、条例か何かを作って飼うのを制限してほしいと思います」
https://news.yahoo.co.jp/articles/1d6a8feb05586c52571ab4270442e5b2fcade74a
7月17日17時21分にNHK岐阜からは、賠償金を支払う意向があったので執行猶予がついたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日の判決で岐阜地方裁判所の平手一男裁判官は、「凶暴な犬種で人を襲うことがあると知り、不適切な方法で散歩させれば重大な事故が生じる危険は十分予見できたのに、防止対策をとらなかった。被害者は激しい肉体的苦痛を受け、生活に支障が生じており、被告の刑事責任は軽視できない」と指摘しました。
一方で、賠償金を支払う意向があることなどを考慮し、禁錮6か月、執行猶予4年を言い渡しました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/20240717/3080013951.html
(ブログ者コメント)
逃げ出した猛犬が人に噛みついた事例を、本ブログでは過去に2件紹介している。
〇2023年:熊本市で雑種の闘犬が男児に噛みついた。
〇2020年:銚子市でピットブルが近所の女性とその飼い犬に噛みついた。
2024年7月17日 18時11分にNHK徳島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午後11時半すぎ、三好市池田町の県道32号線の工事現場で、「車の誘導していた警備員が崖から転落した」と消防に通報がありました。
警察と消防が捜索したところ、およそ9時間後の18日になって工事現場から2.4キロメートル離れた三好市の三縄ダムで男性の遺体が見つかりました。
警察によりますと、亡くなったのは吉野川市の警備員、中山さん(42)で、ほかの警備員5人といっしょにケーブルを敷設する工事現場で車両の誘導を行っていました。
中山さんは工事現場からおよそ60メートル下の祖谷渓に転落して下流のダムまで流されたと見られ、中山さんがいた場所にはガードレールや柵はなかったということです。
警察は、車両の誘導中に誤って崖に転落したとみて、事故の原因を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tokushima/20240718/8020020755.html
7月18日9時8分にYAHOOニュース(mBS NEWS)からは、電線を埋設する工事中だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午後11時55分ごろ、徳島県三好市にあるキャンプ場「祖谷渓キャンプ村」で、「工事現場で誘導員が転落した」と現場の作業員から消防に通報がありました。
警察や消防によりますと、キャンプ場から約400メートル離れた電線の埋設工事の現場で、40代の男性警備員が交通整理をしていたところ、誤って崖から転落したということです。
男性は50メートルから70メートルほど下にある川に落ちたとみられ、現在も行方が分かっていません。
警察と消防は男性を捜索するとともに、当時の状況を詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f74949ee5c8e94df9119b83a4493802a5b554521
(ブログ者コメント)
ブログ者は最近、現場近くを通ったことがあるが、狭い道路のほぼ全線、ガードレールが敷設されていた。
それなのに・・・どこで?
キャンプ場から400mという情報をもとに調べたところ、1ケ所、ガードレールが切れている場所があった。
ここが事故現場だったのかもしれない。
2024年7月16日20時44分にNHK岩手から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午後5時半ごろ、盛岡市本宮の盛岡商業高校から陸上競技のやり投げの練習中、生徒にやりが刺さったと消防に通報がありました。
警察や学校によりますと、けがをしたのは陸上競技部に所属する2年生の男子生徒で、地面に向かってやりを突き刺す練習をしていた際、跳ね返ったやりが首の左側に刺さったということです。
近くにいた生徒がすぐに気づいて教諭に伝え、生徒は救急車で病院に運ばれ、手当てを受けています。
警察によりますと、詳しいけがの程度などは分からないということですが、運ばれた当時、意識はあったということです。
警察が当時の状況について詳しく調べるとともに、学校も部活動の指導などに問題がなかったか調べています。
盛岡商業高校のタカ橋校長は「生徒の無事を祈るとともに、詳細を確認して今後の対応を検討したい」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/20240716/6040022244.html
7月17日7時57分にYAHOOニュース(FNN PRIME)からは、事故当時、陸上部の顧問は一時的に現場を離れていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午後5時半ごろ、盛岡商業高校のグラウンドで、陸上部に所属する2年生の男子生徒がやり投げ用のやりを足元の地面に突き刺す練習をしていたところ、跳ね返ったやりが自分の首に刺さりました。
男子生徒は、意識のある状態で病院に運ばれました。
事故当時、陸上部の顧問は一時的に、その現場を離れていたということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/700184ed8ce5909727d9344aecee32fd498ead37
(2024年8月9日 修正1 ;追記)
2024年8月8日7時0分にYAHOOニュース(withnews)からは、助走練習中に転倒し、やりの後ろ部分が刺さった、陸上競技の投擲物が人に当たる事故は定期的に発生している、他の種目と同じ場所で練習せざるを得ないことが多いので練習時間を分けるといった対策が必要など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
陸上競技の大会や練習で、やり投げに使用されるやりが人に刺さる事故が何度も発生しています。
「首やのどに」「下腹部から背中へ」といった痛々しいニュースにはネットに反響が多く寄せられますが、なぜ事故をなくすのが難しいのでしょうか。
投てき物や競技自体の特徴を、選手への取材とあわせて紹介します。
■投てき物自体の特徴
7月16日、岩手県の商業高校の関係者から「生徒の首にやりが刺さった」と119番通報があり、陸上競技部員の男子生徒が練習中、やりが体に刺さって搬送されました。
男子生徒は当時、校庭でやり投げの練習をしていましたが、助走の練習中に転倒し、持っていたやりの後ろの部分が自分ののど付近に刺さったとみられるということです。
2013年5月には、石川県の大学で、陸上競技部員がグラウンドでやり投げの練習をしていた際、やりが刺さる事故がありました。
このケースでは、自分が投げて地面に刺さったやりを取りに行く際、誤ってやりの後部が刺さり、下腹部から背中に貫通しました。
共に重傷を負いましたが、命に別条はなかったということです。
このように、やりが自分に刺さったケース以外にも、2012年7月には広島県の大学で、練習中に投げたやりが当時高校1年の女子生徒の頭に刺さり、骨を折るけがを負わせたとして学生と監督が書類送検されたケースや、1997年4月、兵庫県の高校において、やり投の練習中に投げたやりが別の生徒の側頭部に当たり、けがをしたケースなどがあります。
陸上競技の投てき物が人に当たる事故は、国内で定期的に発生しています。
例えば日本スポーツ振興センターのデータでは、2013~20年度の8年間に災害共済給付が始まった事例の中で、中高の部活で投てき物が人に当たる形で起こった重大事故は、7件(ハンマー投げ4件、砲丸投げ1件、円盤投げ1件、やり投げ1件)でした。
投てき物による事故が起きる背景には、いくつかの理由があります。
まずは、投てき物の重量と形状です。
競技者の年齢や性別により違いがありますが、オリンピックで使用される投てき物の重量は砲丸・ハンマーで男子用が7.26kg、女子用は4kg。
円盤は男子2kg、女子1kg。
そしてやりは、この中では軽い方ですが、それでも男子800g、女子600gと、500mlペットボトル以上の重量があります。
それが、選手たちの助走と投げる力によってエネルギーを持たされた状態で空中に放り出され、やり投げであれば男子の世界記録で最長約100m飛ぶことになるため、競技や練習の方法が適切でなければ危険であることは否めません。
また、競技用のやりは長さや重心の位置や柄の直径などにも規定があり、先端だけでなく後部も尖っており、むしろ後部の方が細くなっています。
このように、まずは投てき物自体の特徴により、例えば重量の軽いボールなどを使用する競技と比較して、事故が起きやすい事情があります。
■投てき競技の特徴も
もう一つは、陸上競技の大会や練習などの進行方法の事情です。
陸上競技の大会は、投てきだけを行う専門の大会でない限り、同じスタジアムの中で、走る競技や跳ぶ競技と同時並行で競技を行います。
オリンピックなどは、夏場のため競技時間をずらすことはあるものの、基本的に同時並行の試合を観ることができます。
広い陸上競技のグラウンドであっても、最長100mの飛距離があるとすると、警戒しなければいけない範囲は広くなります。
オリンピックなど上位の大会であれば、審判員や補助員の全体としての習熟度も高くなりますが、陸上競技にはさまざまな競技レベルを対象とした大会があります。
2012年にはドイツで、やり投げ競技中、やりがのどにささって競技役員が死亡する事故も起きています。
さらに、日常の練習では、気の緩みが発生しやすくなります。
また、大会とは異なり、サッカーやラグビーなど、陸上部が他の部活と共同でグラウンドを利用する場合も多くなります。
ただし、危険な場合はそもそも、特にやり投げではグラウンドでの練習が禁止されていたり、専用の練習場で別に練習したりすることもあります。
公益財団法人日本陸上競技連盟(JAAF)の安全対策ガイドラインでは、<他の種目と練習場を共用で使用することにより、投てき物が他の選手に衝突する危険性がある。>とし、次の注意事項を挙げています。
・他の部活動や種目等と時間帯や練習場を分けるなどの対策を講じる。
・サークル(記者注※砲丸、ハンマー、円盤を投げる場所)以外では試技をしない。
・投てき者は確実に周囲の安全を確認し、大声で「行きます」または「投げます」と周知し、必ず自ら前方と周囲の者の反応を確認する。
すべての安全が確認できた時に初めて投てき動作に入る。
・周囲の者は投てき物が落下するまで投てき物から目を離さない。
東京品川病院陸上競技部所属のやり投げの選手で、やり投げを安全に行うための啓発活動に取り組む鐘ヶ江さんは、こうした注意事項があっても「徹底できていないことがある」と指摘します。
「声を出しても、声が小さいことが多く、周囲の人に聞こえないこともしばしばあります。大きな声をだすのが恥ずかしいようですが、『そういった人はやりを触ってはならない』と選手教育をしていくべきだと感じます」
また、同時並行で試合が行われるとき、「トラック種目とやり投げが被ることがある」場合は、「より一層、注意が必要」と鐘ヶ江さん。
「周回系の競技では、ランナーが通りかかるタイミングと投てきのタイミングが読みづらくなり、より安全管理が難しくなります。
そうした場合は投てき者が待つことが多く、投てきのタイミングを自分で決める、というルールの公平性の観点からしても、周回系のトラック種目とやり投げは、分けていくべきだと思います」
その上で、やり投げの事故を防ぐために必要なこととして、鐘ヶ江さんは、
「危険性の周知」
「知らない人でも近づいてはいけないとわかる仕組み」
「トレーニング器具の活用などによる投てき物自体の安全性を上げる取り組み」
を挙げます。
「まずは、やり投げが危険を伴う競技であることの周知を、私たち選手も含めてもっと行っていくべきです。
そして、やり投げを知らない人(危険性を認知していない人)ほど、安全管理が難しくなるので、コーンや注意看板など、誰が見てもそこに入ってはいけないとわかるような仕組みを作る必要があると考えています。
また、先端の尖っていないものや、短いもの、クッション性のあるものなど、危険性の低い器具を開発し、練習を取り入れることも有効ではないでしょうか。
やり投げは危険を伴う競技ですが、大きな魅力もあります。
うまくリスクを管理しながら、文化を発展させていければと思います」
https://news.yahoo.co.jp/articles/f5dc7f3ee1baa053b3fc69040fab90e463f9a83a
2024年7月16日16時24分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京都大田区の都立六郷工科高校で16日、激辛ポテトチップスを食べた生徒らが体調不良を訴え、14人が搬送された問題で、生徒らが食べたのは茨城県の菓子メーカーが製造した「18禁」と書かれた銘柄のポテトチップスとみられることが捜査関係者への取材で分かった。
この製品を製造している会社のホームページでは、
「18禁!辛すぎますので、18歳未満の方は食べないでください」
「高血圧、体調不良、胃腸の弱い方は絶対に食べないでください」
「辛さに弱い方はもちろん、強い方も注意してお召し上がりください」などと警告している。
警視庁蒲田署などによると、男子生徒1人が持ち込み、生徒約30人が16日午前8時半ごろから1人1枚程度を分けて食べたあと、一部が「口が痛い」「胃が痛い」「気持ちが悪い」などと体調不良を訴えた。
学校が「辛いお菓子を食べた生徒が体調不良を訴えている」と119番通報した。
ポテトチップスを食べた生徒のうち、15人が体調不良を訴え、男性生徒1人と女子生徒13人の計14人が近くの病院に搬送された。
いずれも症状は軽いという。
https://www.sankei.com/article/20240716-JTYAQ7OPBFMPTEIR3ALHZMETEM/
7月16日17時2分に産経新聞からは、カプサイシンの過剰摂取が原因とみられる、辛みを緩和するのに水は逆効果で乳製品が有効など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
激辛のポテトチップスを食べた都立高校の生徒15人が16日、体調不良を訴え、複数人が病院に搬送された。
チップスに含まれる唐辛子の辛味成分「カプサイシン」の過剰摂取が原因とみられる。
昨年9月には、激辛トルティーヤチップスを我慢しながら食べるSNS上の挑戦企画に参加した米国の少年=当時(14)=が死亡しており、激辛チップスの危険性が改めて浮き彫りとなった。
■メーカーは注意喚起
近年はSNS上で激辛料理に挑戦する企画なども多く、触発された若者がその危険性を認知せずに激辛料理を食べる例も増えているという。
16日に体調不良を訴えた高校生らが食べた激辛チップスについても、メーカー側が「食べすぎるとおなかが緩くなる場合がある」などと注意喚起をしていた。
だが、そうした注意する表記が、かえって若者の挑戦心を煽った側面もありそうだ。
激辛チップスを食べて昨年9月に亡くなった米国の少年について、検査当局は今年5月、カプサイシンを大量に摂取し、心臓に異常が起きたことが死亡原因と報告した。
チップスには大人用で子供は食べないように注意が書かれていたが、子供も購入できる状態だった。
死亡した少年の他にも病気になったり、病院に搬送されたりした子供の報告があったという。
日本でも、令和元年7月に長野市の高校の生徒9人が、文化祭で食べた激辛料理が原因で病院に搬送された例もあるなど、各国で同様の事例が散見される。
■辛味緩和に牛乳など効果
農林水産省によると、カプサイシンはカプサイシノイドと呼ばれる炭素、水素、酸素、窒素からなる天然の有機化合物の一つで、唐辛子などに含まれる辛みをもたらす成分であると説明。
舌の感覚神経を刺激して、辛みを感じさせ、水にはほとんど溶けず、油やアルコール、酢には溶けやすい性質を持つとしている。
強い辛味を感じた際、多くの人が水を飲むことで対処するが、カプサイシンは水では溶けにくく、その成分を洗い流すことはできず、「かえって逆効果」(スナック菓子を製造・販売するジャパンフリトレー)という。
農水省は、カプサイシンの辛味を緩和するには乳製品が有効で、乳製品に含まれている成分が舌に接触するカプサイシンを吸着してくれるという。
辛いものを食べる際には、ヨーグルトや牛乳などの乳製品を一緒に食べることを推奨しており、ジャパンフリトレーは「冷凍バターは、バターの乳成分と冷凍による冷却効果で辛さを和らげる」と薦めている。
https://www.sankei.com/article/20240716-BUN2F6SFJVHBTNF4XUL3WQNOXY/
7月17日18時28分に毎日新聞からは、ブットジョロキアと呼ばれるカプサイシンを多く含んだ世界一辛いとされる唐辛子が使われていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
この商品「18禁カレーチップス」を製造するI商事(茨城県鉾田市)は17日、ホームページで「お客様はじめ、関係各位に多大なるご迷惑をおかけし申し訳ございません」と表明した。
商品回収はしないという。
このチップスには「ブットジョロキア」と呼ばれる唐辛子が使用されていた。
「世界一辛い」として2007年から11年までギネス世界記録に登録されたこともある,非常に刺激的な唐辛子だ。
原産地は北東インドで、ゴーストペッパー(幽霊の唐辛子)とも呼ばれる。
世界中の激辛料理の愛好家に支持される香辛料の一つだ。
唐辛子の辛み成分「カプサイシン」を多く含み、辛さの度合いを示すスコビル値(SHU)は約100万SHU。
農林水産省によると,タバスコソースが1600~5000SHUなので、とてつもない辛さだ。
専門店に尋ねたところ、唐辛子は食欲増進や塩分摂取の抑制、血行促進、むくみ改善などが期待できるという。
一方で、食べ過ぎると胃腸が荒れたり、血圧が上がって息切れしたりするリスクがある。
専門店は「何でも取り過ぎは良くない。(辛さに慣れるまでは)徐々に辛みを増やすとか、大人数で食べる時は辛さに弱い人に合わせるとか工夫が必要」と指摘する。
食べ過ぎて口の中の辛さを緩和させたいときには,牛乳などの乳製品や、油を含む食べ物を取るのがいい。
カプサイシンには油に溶けやすい性質があるためで、水を飲むのは逆効果という。
消費者庁によると、食品表示基準では辛さについての表示のルールはない。
I商事はホームページで「辛すぎますので、18歳未満の方は食べないでください」「手、指にキズのある方は素手では食べないでください」など10項目の「警告」を記していた。
今回の高校生の救急搬送について、I商事は取材に対し「法律に違反した商品を製造しているわけではないので商品回収はしない」と説明した。
https://mainichi.jp/articles/20240717/k00/00m/040/252000c
2024年7月16日12時32分にYAHOOニュース(RKB毎日)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午前7時すぎ、北九州市若松区響新港の沖合で、タグボート「五十猛(いたける)」を台船に係留させるため58歳の男性船長が台船に乗り移りました。
男性船長が、台船にタグボートのロープをかけ、係留させようとしていたところ、ロープが右足に絡まり、膝から下を切断したということです。
男性船長は、ボートと救急車で病院に運ばれ、治療を受けているということです。
事故現場では、共同企業体が発注する洋上風力の建設工事に関連する作業をしていたということです。
若松海上保安部は、事故当時、現場にいた人たちに話を聞くなどして、事故の原因や状況を詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/dafc7c8097b79b862980ccbb6d43a56e17307b7c
2024年7月15日17時17分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午後1時10分ごろ、伊豆市松ヶ瀬の狩野川で、アユ釣り大会の関係者から「男性が流された。意識がないようだ」と消防に通報がありました。
警察によりますと、流されたのは釣り大会で監視員をしていた伊豆の国市富士見の平野さん(74)で、200メートル余り下流で見つかり、病院に運ばれましたが、死亡が確認されました。
平野さんは、流されたさおを取りに向かった際、何らかの原因で流されたということです。
現場の狩野川は、水深1メートル以上のところもあり、15日は流れや水位はふだんと変わらなかったということです。
当時、ライフジャケットは着用していなかったということで、警察が詳しい状況を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240715/k10014512161000.html
(ブログ者コメント)
個人釣行は別にして、こういった大会ではライフジャケット着用が参加条件・・・と思っていたが、そうではないらしい。
調べてみると、川釣りでライフジャケットを着用すると川に入って釣る場合、身体が浮いてしまったりするので、着用率は低いという報道があった。(下記参照)
しかし、参加者は別にしても、スタッフには啓蒙活動も兼ね、着用させるべきではないだろうか?
(2024年6月27日19時8分 YAHOOニュース;高知放送)
6月1日、高知県内の多くの河川で解禁されたアユ漁。
県内外からたくさんの人が訪れる高知の夏の代表的なレジャーですが、毎年のように釣り人が流される事故が発生しています。
27日は、アユ漁をはじめ、水のレジャーを楽しむために気を付けたいポイントについてお伝えします。
【写真を見る】「磯釣りはほとんどの方がライフジャケットを着けているがアユ釣りは…」水深の錯覚、川底の変化、流される要因は様々 水難事故を防ぐには
・・・
川底の地形は水流によって毎年変化していて、去年浅かった場所が今年も浅いとは限らないといいます。
川の中を移動する際は自身の経験にとらわれず、川底の変化に気を付けてほしいと仁淀川漁協の岡崎さんは話します。
・・・
次に、アユ釣りを安全に楽しむためのライフジャケットについて、高知市の釣具店に聞きました。
川に入るため、体が浮いてしまったり、道具を取り出しにくくなったりと、海での釣りに比べて、アユ釣りでの着用率は低いということです。
フィッシングハヤシ 中平さん:
「磯釣りの場合はライフジャケットを着用するのが普通という世界、ほとんど全ての方がライフジャケットを着けてます。
ところがアユの場合は、炎天下ということと、水の中に入って釣ることが多いので救命具という概念が本当にない」
こうした中、釣り具メーカーは数年前からいろいろなタイプのアユ釣り向けライフジャケットを販売していて、例えば、こちらは非常にコンパクトなのが特徴です。
・・・
海上保安庁によりますと、海では釣り中に転落して救助された人のうち、ライフジャケットを着用していた人の生存率が着用していなかった人よりも1割以上高かった(2018~2022年)というデータもありますし、ライフジャケットの大切さを改めて考えてもらいたいと思います。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/df4cf096d936f4b5142ea8e99c91e657d578a052


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。