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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20153182332分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

3191629分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

18日午後5時頃、秋田県仙北市の温泉にある源泉付近で、「作業をしていた男性3人が倒れた」と仙北市から消防に通報があった。

警察などによると、3人は病院に運ばれたが死亡が確認された。

警察などは、硫化水素による中毒とみて調べている。

警察によると、死亡したのは市職員の柴田さん(男性、42歳)、管工事会社社員の坂本さん(男性、78歳)、同羽根川さん(男性、67歳)。

 

市によると、源泉の湯を引いている施設から「湯の量が少なくなり、温度も下がった」と市に連絡があり、3人は、もう1人の市職員と計4人で、温泉から約1km離れた源泉に、湯の温度や湯量の調整に向かった。

3人は、源泉から約200m離れたくぼ地で倒れていた。

周辺は2.5mほどの積雪。

 

仙北市企業局によると、源泉はカラ吹源泉と呼ばれ、硫化水素を含む水蒸気が噴き出し、水蒸気に水を加えて温泉として供給する設備がある。

源泉は掘削から40年ほど経過し、設備は以前から老朽化が指摘されていた。

2010年には蒸気が漏れる事故があり、応急措置として蒸気管の一部をコンクリートで埋める修繕工事を行っていた。

 

源泉付近は有毒な硫化水素が発生するため、一般の立ち入りは禁止されており市は看板を立てて注意を呼びかけていた。

仙北市企業局の高橋局長は、「作業員は経験が豊富で、ガスの危険性は十分に認識していたはずだが」と話した。

 

管工事会社の男性従業員(70)は今年2月、同じように源泉施設付近で作業中、めまいがしたという。「現場で座って休んでいると10~20分ほどで気分がよくなったので、会社にも市にも報告していない」と話した。

一緒に作業していた別の男性従業員(76)は、この男性について「顔が真っ青になっていた」と話す。

当時、今回死亡した坂本さん(78)も一緒だったという。

同社の社長は、「ガスマスクは常備していない」と説明した。

 

秋田県では2005年12月、湯沢市の温泉で、湯で解けてできた雪穴に落ちるなどした一家4人が、たまっていた高濃度の硫化水素ガスを吸って死亡する事故が起きている。

温泉地では、硫化水素による事故がたびたび起こっている。

硫化水素は、高濃度になると嗅覚をまひさせるため、気づかない場合も多く、死亡例も多い。

 

出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/national/20150318-OYT1T50138.html?from=ycont_top_txt

http://www.asahi.com/articles/ASH3M35NNH3MUBUB00G.html

 

 

以降、情報量が多いのでポイントのみ紹介する。

 

 

3191939分 共同通信)

 

仙北市長は19日夕記者会見し、死亡した1人を含め、現場に向かった市職員2人がガスマスクや検知器を持参していなかったことを明らかにした。

ガスマスクなどは、職場の机の上に置いたままだった。

 

市は、「源泉での作業もあり危険性の認識はあったはずだ」とするが、作業時の行動に関する規定やマニュアルはなく、出発前にチェックしたこともないという

 

http://www.47news.jp/CN/201503/CN2015031901001762.html

 

 

3201745分 読売新聞 ;図解付き)

 

3人は18日朝、別の男性職員と4人で温泉郷から約700mの源泉付近に湯量などの調整に向かった。

源泉から約200mの引湯管の空気バルブ付近で分かれ、夕方、柴田さんらが戻ると、雪に開いた深さ約2mの穴の中で坂本さんと羽根川さんが倒れていた。

柴田さんは、穴に入って2人の足をさするなどしていて倒れたという。

 

穴は雪面から約0.8mまではスコップで掘った跡があったが、地表に近い約1.2mは、バルブから出た熱気で自然に解けた空洞だった。

 

空気バルブは、引湯管の流れを悪くする管内のガスを自動放出する仕組みで、バルブのコックは通常、開いているという。

 

仙北市のカラ吹源泉から温泉の供給を受ける田沢湖高原温泉郷では、温度の低下や湯量の減少で、市にたびたび改善を要望していた。

駒ヶ岳グランドホテルの見上副支配人は、「冬場に温泉の温度が下がったり、量が少なくなったりするのは日常茶飯事だった」と話す。

温泉を各施設に分配する分湯槽を週に2回、点検したり、温泉成分が固まった湯の花を取り除いたりするが、それでも改善しない場合は市企業局に源泉施設の調整を依頼していた。

 

先週も、同ホテルのタンクに供給される温泉の温度が通常より約5℃低くなったため、企業局に点検を依頼していたという。

今回の事故について見上副支配人は、「人が亡くなるほどの危険があるとは思いもしなかったので、驚いている。掃除や点検での安全対策も考えなければ」と話した。

       

http://www.yomiuri.co.jp/national/20150320-OYT1T50054.html

 

 

3201853分 NHK秋田)

 

夕方に市が記者会見を開き、現場検証の結果について説明した。

それによると、3人が倒れていた深さ2mの雪の穴には、底の部分まで雪で階段のようなものが作られていたという。


19日の時点で市は、深さ80cmまでスコップで掘られた跡があり、その下は熱で溶けて空洞になっていたため、最初に倒れた作業員2人は意志に反して穴に落ちた可能性も否定できないとしていたが、20日になって、その可能性は低いという見方を示した。


最後に倒れた市の職員も、先に倒れていた2人を助けるために自ら階段を降りたのではないかと説明している。

http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/6013349271.html?t=1426885437693

 

 
                                       (2/2へ続く)



  

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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