2015年3月18日18時4分に北日本放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午前7時ごろ、入善町入膳の自動車部品などを製造する「A社」の工場で、会社員の佐々木さん(19)が、製品を冷却する直径およそ2mの筒型の機械のなかで倒れているのを同僚が見つけ、消防に通報した。
この事故で、佐々木さんは全身のやけどや頭部の損傷などで、死亡が確認された。
事故当時、佐々木さんは同僚と機械を清掃していて、別の同僚1人が機械の点検作業にあたっていた。
警察は、点検していたこの同僚が機械の操作を誤った可能性があるとみて、事故の原因を調べている。
出典URL
http://www.knb.ne.jp/news/detail/?sid=6809
3月19日付で朝日新聞富山全県版(聞蔵)からは、若干ニュアンスの異なる?下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午前8時15分ごろ、入善町入膳の自動車部品製造会社「A社」で、従業員の佐々木さん(男性、19歳)がドラム型の機械内に倒れているのが見つかった。
同僚が消防に通報し、約1時間後に救出されたが、全身のやけどなどで死亡が確認された。
警察によると、佐々木さんは、午前7時ごろから直径約2mの筒状の機械「ドラムクーラー機」の中に入り、1人で清掃していた。
機械には砂が入っており、金属部品と型枠を中に入れて回転させることで不要な金属を取り除き、熱を冷ます。
別の社員2人が、男性が中に入っているのに気付かず、保守点検のため、機械を1回転させたという。
機械は、同6時ごろまで稼働。内部は高温だったとみられる。
(2015年6月20日 修正1 ;本文に追記)
2015年3月19日付の北日本新聞紙面に、やや詳しい記事が掲載されていたため、その内容を本文の聞蔵記事の中に追記した。
(新情報に合せ、タイトルも若干修正した)
(2016年1月10日 修正2 ;追記)
2016年1月7日19時47分にNHK富山から、安全管理担当者などが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月9日付で朝日新聞富山全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
去年3月、入善町にある自動車部品メーカーの工場で、部品の製造過程で使う大型機械の中を社員が点検していた際、誤って機械が作動して死亡した事故で、魚津労基署は、7日、労安法違反の疑いで、この会社と現場の安全を管理する44歳の係長の書類を検察庁に送った。
書類送検されたのは、入善町にある自動車部品メーカー「A社」と、製造現場の安全管理を担当する44歳の男性の係長。
この事故は、去年3月、入善町にある工場で、直径約3.5m、長さおよそ17mある、砂型に入った鋳物を回転させながら冷却する「ドラムクーラー」と呼ばれる大型機械の中を19歳の男性社員が点検していた際、同時に保守作業をしていた同僚が誤って機械を1回転させたため、男性社員が高温の砂に埋まって窒息死したもの。
係長と同社には作業手順の管理責任があり、2つある操作盤のうち、副操作盤に点検作業中であることを示す表示板をつけていなかった疑いがある。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/3064868751.html?t=1452198937861
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。