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2025年3月1日8時0分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「富士急ハイランド」(山梨県富士吉田市)のジェットコースター「ええじゃないか」で28日、点検作業中の従業員、嘉村さん(29)(富士河口湖町)が車両とレールの間に挟まれ、死亡する事故が起きた。
県警は業務上過失致死容疑も視野に捜査していく方針。
「ええじゃないか」では2007年にも点検中にけが人が出ており、施設は「原因究明を進める」としている。
県警の発表などによると、嘉村さんはほかの作業員ら約10人とともにコースターのレール上で点検作業をしていた。
同僚が嘉村さんの悲鳴を聞き、様子を見に行ったところ、車両とレールの間に挟まれているのを発見したといい、病院搬送されたが、死亡が確認された。
嘉村さんが作業をしていたところ、ほかの従業員が誤って嘉村さんの近くにあった車両を動かしてしまったという。
「ええじゃないか」では、2007年にも点検中の事故があり、点検時に車両を動かす際は、ブザーなどを鳴らしてほかの従業員に周知することにしていたというが、施設側は「当時ブザーが鳴ったかどうかは不明」と説明している。
施設は当面の間、「ええじゃないか」の運行を休止し、原因が特定され次第、運行を再開するか判断する。
施設自体の営業は続ける。
「ええじゃないか」は06年7月から稼働を始めた。
世界一の総回転数を掲げ、全長約1・1キロのコースを最高時速126キロで走り、座席が前後に回転するなどして、施設でも目玉のアトラクションの一つだ。
この日記者会見した富士急ハイランドの松村社長は「心よりお悔やみ申し上げ、一刻も早く原因究明に努める」と謝罪した。
■他のアトラクションでも
富士急ハイランドでは、過去にも「ええじゃないか」を含めたアトラクションで事故が発生している。
2007年12月には、ええじゃないかの部品交換を行っていた男性社員が、突然動き出した車両のタイヤとレールの間に挟まれ、胸の骨を折るなどの重傷を負った。
施設側は電源を切るなど作業の手順を守らなかったことが原因としている。
12年4月には走行中のジェットコースターからボルト1本が落下し、真下を歩いていた女性の額に当たる事故も起きた。
女性は軽傷だったが、20年7月にも同様の事故が発生。
けが人はいなかった。
このほか、20~21年にはジェットコースター「ド・ドドンパ」で乗客12人が首や胸の骨を折るなど重軽傷が相次ぐ問題が発生し、その後営業を終了。
21年には客を乗せた観覧車のゴンドラが扉を開いたまま1周するトラブルも起き、施設側は安全管理体制を見直すとしていた。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20250228-OYT1T50174/
2月28日20時18分にNHK山梨からは、死亡した男性は車両の下にもぐって作業していた、車両はレールに取付けられたブレーキで停車する仕組みになっているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
遊園地の運営会社によりますと、事故が起きたジェットコースターは28日、定期点検のために終日、運行を止めていて、男性は乗り場の手前に止められた車両の下にもぐって作業をしていたところ、車両が体に乗り上げたということです。
会社の説明によりますと、事故が起きたジェットコースター「ええじゃないか」は、28日、1か月に一度の定期点検の日で、死亡した従業員を含めて11人の整備士が午前9時ごろから点検作業にあたっていたということです。
点検はマニュアル上、運行の装置の主電源を切って行うことになっているほか、車両はレールに取り付けられたブレーキで停車する仕組みになっているということですが、事故当時、電源が入っていたかや、ブレーキが正常に作動していたかなどについては、現時点ではわかっていないということです。
またマニュアルどおりに作業が行われていたかなど、詳しい状況については警察が調べているとしていて、あわせて国土交通省などにも報告したということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20250228/1040025857.html
3月4日10時21分にYAHOOニュース(テレビ山梨)からは、人がいないと思った同僚が動かしてしまった、点検中に動かす場合は無線とブザーで知らせることになっていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は業務上過失致死の疑いも視野に捜査していて、一緒に作業していた別の従業員が警察の聞き取りに対し「人がいないと思って車両を動かしてしまった」といった主旨の説明をしていることがわかりました。
富士急ハイランドによりますと、車両の点検中は誤作動防止のため電源を落として作業する決まりになっていて、点検後の動作確認や点検中に車両を動かす場合は、無線とブザーで一緒に作業する従業員に知らせることになっているということです。
警察は、事故が起きた時に車両が動かせる状態だった可能性があるとみて、状況を詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e3e9b459a12542ebb4151b2d6d33ff88af3d9ad8
3月7日15時19分にNHK首都圏からは、車両を動かした従業員は「同僚と仕事の話しをしていて注意散漫になっていた、ブザーは鳴らさなかった」と説明しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日で事故から1週間ですが、「ええじゃないか」は運休が続いています。
これまでの調べで当時、一緒に点検していた別の従業員が誤って車両を動かしたとみられることがわかっていますが、さらに「同僚と仕事の話をしていて注意力が散漫になっていた。人がいると思わず、動かすボタンを押した」と説明していることが、捜査関係者への取材で新たにわかりました。
富士急ハイランドによりますと、「ええじゃないか」では18年前にも、点検中に同じような事故があり、それ以降、車両を動かす際は、ブザーなどで知らせることが決められました。
しかし、この従業員は警察に対し「ブザーは鳴らさなかった」とも話しているということです。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20250307/1000115002.html
(2026年3月2日 修正1 ;追記)
2026年2月28日8時47分に読売新聞からは、同園では車両操作電源にカギをかけ点検作業員全員が戻るまで開錠しないなどの再発防止策を講じているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県警は近く、一緒に作業をしていた40歳代の男性現場責任者を業務上過失致死容疑で書類送検する方針を固めたことがわかった。
事故を巡っては会社側と従業員の遺族との間で示談が成立しているが、事案の重大性などを踏まえ、県警は起訴を求める「厳重処分」の意見を付ける見通しだ。
同園は昨年5月、車両を操作する電源部にカギをかけ、点検作業時に作業員全員が戻るまで解錠できない仕組みを導入するなどの再発防止策を講じた上で、ええじゃないかの営業を再開しており、取材に対し「引き続き捜査に全面的に協力してまいります」とコメントした。
富士急ハイランドでは過去にも、「ええじゃないか」を含めたアトラクションの事故が発生している。
点検作業中の死亡事故は1982年にも2件起きており、今回で3例目となる。
2007年12月には、ええじゃないかの部品交換作業中の男性社員が、動き出した車両のタイヤとレールの間に挟まれ、胸の骨を折るなどの重傷を負った。
この際も電源を切るなど作業手順を守らなかったことが原因とされている。
12年4月には走行中のジェットコースターからボルト1本が落下し、真下を歩いていた女性の額に当たる事故も発生。
女性は軽傷だったものの、20年7月にも同様の事故が起きた。
同園では今後同様の事故を起こさないために、従業員が亡くなった2月28日を「安全の誓いの日」と定めた。
同日は、園近くに建てられた従業員らを弔う石碑の前で、冥福 を祈るとともに、職員らが安全管理への意識を再確認するための会を開くという。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20260226-GYT1T00466/
2025年2月27日20時30分にYAHOOニュース(北海道文化放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午前9時ごろ、共和町の西陵小学校のグラウンド沿いの道路を歩いていた60代の女性が、グラウンドから走ってきたジャーマンシェパードにかみつかれました。
女性は後頭部や腕などをかまれ、入院して治療を受けています。
ジャーマンシェパードは飼い主によって、その場で確保されています。
飼い主は当時、ジャーマンシェパードを小学校のグラウンドに放していたところ、突然道路に飛び出したと話しています。
飼い主は「日常的に放し飼いにしてトレーニングするのが日課だった」と話しています。
警察は過失傷害の疑いも視野に入れ、調べを進めています。
ジャーマンシェパードについて専門家に聞いてみました。
マキドッグスクールの牧代表は…
「犬の中では一番賢いと思う。
嗅覚も優れていて、訓練能力も高く、警戒心も強い。
人を見たらほえかかる可能性はある」
「(原因は) 冬場の運動不足とストレス、それでモヤモヤした時に、女性がシェパードを見て"怖い"と走り逃げたりしたら、犬の習性として追いかけると思う」
https://news.yahoo.co.jp/articles/4a0384b73c4f8ddfa7ceff08fa40f2568dc6839f
3月1日12時10分にYAHOOニュースからは、どんな犬でも外出時はリードをつけるべき、小型犬だからリードをつけなくても大丈夫だという考えは危険などという、下記趣旨の獣医師コメントがネット配信されていた。
2月27日午前に、北海道共和町の西陵小学校近くで、60代の女性がジャーマンシェパードに襲われ、後頭部や腕などに大ケガを負い入院しました。
犬はノーリードでした。
飼い主は「日常的にグラウンドで放し飼いにしてトレーニングしていた」と話しています。
犬が突然道路に飛び出し、女性をかんだとみられます。
飼い主により犬はその場で確保されました。
犬をノーリードで散歩する光景は、公園で見かかけることがよくあります。
そのような犬は、危険であることが改めて浮き彫りになりました。
ノーリードについて考えてみましょう。
■エキスパートの補足・見解
犬を飼う以上、飼い主には責任が伴います。
特に、犬が他人にケガをさせるリスクを考えると、リードをつけることは最低限のルールです。
実際に過去の事件を見ると、数百万円から数千万円の賠償が命じられるケースがあり、場合によっては飼い主が刑事責任を問われることもあります。
飼い主にとっては愛犬はかわいいので、自由に運動させたいと思うかもしれません。
その一方で、他人の安全を脅かす行為をした場合は、重い責任が伴うこともあるのです。
特に都会では、犬が突然飛び出せば交通事故を引き起こす可能性があり、犬自身も命を落とす危険があります。
また、世の中には犬が苦手な人もいるので、ノーリードの犬がいるだけで不安を感じ、安心して歩けなくなることも理解すべきです。
今回のジャーマンシェパードの事故も、本来は賢い犬種であり、適切な訓練を受けていれば問題を起こさなかったかもしれません。
しかし、どんな犬であれ、外に出す際は必ずリードをつけるべきです。
小型犬だから大丈夫という考えも危険で、犬のサイズにかかわらず、ルールを守ることが重要です。
飼い主一人ひとりが責任を自覚し、周囲の安全を考えた行動を取ることが求められます。
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/b9208364e105d39a47c91847f9a29c54b24b60e8
2025年3月3日16時58分にYAHOOニュース(FNNプライムオンライン)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
神戸市・三ノ宮駅近く、商業ビルで発生したエレベーター事故。
「エレベーターの地下1階に人が倒れている」
通報があったのは、2月27日の午前4時頃。
カラオケ店の従業員が、利用者が乗る「かご」がない状態でエレベーターの扉が開いているのを発見。
その後、作業員が確認をしたところ、「ピット」と呼ばれる地下1階部分に、男性があお向けで倒れているのを見つけたといいます。
■地下1階で発見…一体何が?
男性は芦屋市に住む医師の田中さん(31)。
搬送先の病院で死亡が確認されました。
捜査関係者によると、田中さんは知人とカラオケ店の4階の部屋を利用していて、1人で部屋を出た後、行方が分からなくなっていたということです。
警察は、田中さんが4階から地下1階まで誤って転落した可能性があるとみて、業務上過失致死の疑いも視野に調べています。
事故が起きたエレベーターは1977年に設置。
2024年6月の年1回の法定点検と2024年12月に行われた3カ月に一回の定期点検では、異常はなかったということです。
ビルは地下1階から地上8階建てで、エレベーターは2階から8階を移動。
1階と地下1階からは、一般の人が出入りすることはできません。
点検の際、かごはビルの2階部分に停止していたといいますが、田中さんが見つかったのは地下1階でした。
一体、何が起きたのでしょうか?
また、今回のような事故は、私たちが普段使うエレベーターでも起きる可能性はあるのでしょうか?
エレベーターの仕組みや保守点検に詳しい、日本エレベータ保守協会理事の田中氏に解説していただきました。
■エレベーター 扉やかごの仕組みは?
倉田アナウンサー:
「かごが停止していたのは2階で、男性が倒れていたのは地下1階ということですが…どんなことが考えられますか? 」
田中氏:
「エレベーターが4階に到着したときに何らかの不具合が発生して、エレベーターのかごだけが上昇するということで、乗り場の扉が開いた状態で空洞になったのではないかというふうに考えられます。
突然扉が開いた状態で、かごもないので落下するというような危険な状況が起こったのではないかと思われます。
倉田アナウンサー:
「そもそも、エレベーターの扉の開閉はどのように行われるものなのでしょうか? 」
田中氏:
「エレベーターの扉自体は、各階の乗り場の扉とかごの扉という形に分けられます。
各階の扉自体は、実は動力がないので、かごが到着してかごの扉が開くと同時に、乗り場の扉が連動して開いていくということです。
ですので、今回、4階で乗り場の扉が開いていたということは、我々にとっても理解しにくいような状態になっております。
今回のような事故を防ぐため、『戸開走行保護装置』というものがあります。
エレベーターのドアが開いたままかごが動いてしまった場合、そのことを検知してロープを挟み込むことによって、かごを緊急停止させる装置です。
この装置のきっかけは、2006年に起きた、突然上昇したエレベーターのかごの床と天井に挟まれ高校生が死亡した事故。
2009年9月28日から設置が義務づけられていますが、これ以前のエレベーターには設置義務はありません。
今回のエレベーターにはついていたのかどうか取材したところ、「捜査中のため回答を控える」ということでした。」
倉田アナウンサー:
『戸開走行保護装置』の設置率(2023年度時点)は全国で37%となっています。
専門家の方から見てもなかなか進んでいない状況なのでしょうか?」
田中氏:
「やはり現場の方では費用もかかりますし、エレベーターを停止して工事をしていくこともありますので、なかなか『戸開走行保護装置』が広まるということは難しい状況にはあります。」
■利用者が身を守るためには?
田中氏:
「全国の6割近いエレベーターに『戸開走行保護装置』が設置されていない現状を考えると、エレベーターが到着した際に必ず、かごがあって扉がしっかり開いたということを確認していただくということが、ものすごく大事だと思います。
『戸開走行保護装置』が設置されているものには、エレベーターのかごの中に『戸開き走行防止』のマークが絶対に貼られているので、そちらも確認してください。
ジャーナリスト 風間氏:
「個人的に思うのは、1万回に1回あるかないかみたいなことに日常的に備えるというのは、非常に厳しいんですよ。
いつもエレベーターに乗るたびにマークを確認したり、かごがあるかないか確認したりする作業は、事実上不可能。
僕が思うのは、必ず誰かが降りてくるっていう前提でいるんです。
そうすると、エレベーターが止まって扉が開いた、で、一呼吸待つ。
それが日常化していれば、意外と、かごがないということの発見に結びついても、おかしくないんじゃないかなと思います。」
田中氏:
「そうですね、エレベーターが到着して、扉が完全に開ききるというような、一呼吸置いて確認をして乗るということが大事だと思います。
開き途中、閉じる途中に駆け込んでエレベーターに乗るということは、今回のようなことではなくても、ケガや事故につながるという恐れがありますし、扉が勝手に開くという構造ではありませんので、到着してかごがないということはあり得ることではないのですが、扉が開いていたという状況を見たということであったり、何らかの不具合がある際には所有者や管理者にご連絡いただいて、不具合の状態を正常に戻すということが、第一の問題ではないかなと思います。」
【画像】エレベーター事故はなぜ起きた?考えられる当時の状況はこちら
(「めざまし8」3月3日放送より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/6155dc365d3dcfa946f55cf27134a8afc068709b
2月28日22時38分にYAHOOニュース(mBSニュース)からは、死因は血気胸だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によりますと、司法解剖の結果、田中さんの死因は、背中を強く打ち肺の中に血液がたまったことによる「血気胸」だということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b9abf3e0d4bf2f4252350601ab2653c8b6621894
(2025年12月20日 修正1 ;追記)
2025年12月15日18時44分にYAHOOニュース(読売テレビ)からは、保守管理会社の担当者が安全装置をオフにして作業し、その後元に戻していなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づきタイトルも修正した)
今年2月、神戸市のビルで、エレベーターの空間の底で男性が倒れているのがみつかり、その後死亡した事故で、数か月前の作業の際に、エレベーターの安全装置が切られたまま放置されていたことが、新たにわかりました。
エレベーターは本来、「安全装置」によって、「かご」がない状態では扉は開かない仕組みになっていますが、捜査関係者への取材で、事故の数か月前に、保守管理をする会社の担当者が「安全装置」をオフにして作業をしたまま元に戻さず、そのまま放置していた可能性が高いことが新たにわかりました。
警察は、業務上過失致死の疑いも視野に捜査を進めています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/51d4f490c594c6fa120ce773f43ad336bad2bbed
12月16日7時30分に読売新聞からは、制御盤の配線を付け替えて安全装置を切っていた、扉が開いていた理由は未だ不明など、下記趣旨の記事が事故状況の説明図付きでネット配信されていた。
捜査関係者によると、男性社員は県警に対し、この点検より前にエレベーターに不具合があるとの通知を受け、作業をしやすくするため制御盤の配線を付け替えて安全装置を切り、乗り場側の扉が開いていてもかごが動くようにしたと説明したという。
一方で、4階の乗り場側の扉が開いたままになっていた理由は、わかっていない。
扉は通常、かごがない状態で開かない仕組みになっており、扉が開いた経緯や原因について県警が捜査を続けている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20251216-GYT1T00095/
12月19日5時0分に読売新聞からは、作業をしやすくするために安全装置を切っていた、その後に定期点検した担当者も安全装置が切られていることに気付かなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
昨年12月に定期点検をした保守管理会社の担当者が、安全装置が切れた状態を見落としていたことが、捜査関係者への取材でわかった。
点検前、別の社員が安全装置を切って放置していたことが判明しており、兵庫県警は複数の過失が重なったとみて、業務上過失致死容疑を視野に調べている。
事故を巡っては、エレベーターの製造元で保守管理も行う「三菱電機ビルソリューションズ」の男性社員が数か月前、不具合があるとの連絡を受け、エレベーターを確認。
作業をしやすくするため、制御盤の配線を付け替えて安全装置を切り、乗り場側の扉が開いたままでも「かご」が動く状態にしていた。
捜査関係者によると、その後の昨年12月5日、同社の定期点検の担当者が制御盤を確認した際、安全装置が切られていることに気づかなかった。
担当者は同社に「異常なし」と報告していたという。
https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20251218-GYO1T00168/
(2025年12月24日 修正2 ;追記)
(ブログ者コメント)
以下は公表された報告書の記述抜粋。
安全装置を切った人と、その後2回定期点検した人が同じ人だったのか別の人だったのかは不明。
(作業員A、作業員B・・・という形では記されていなかった)
2.9 保守点検内容に関する情報
・各階ドアインターロック点検では開方向の衝撃で扉が開放しないこと、インターロックが外れている時にかごが動かないことについての点検、制御盤内の基板点検では各コネクタ配線の整理状況についての点検を行うこととなっていた。
・9 月と 12 月の保守点検における、各階ドアインターロック点検では、点検時に扉の開閉に問題がなかったことから、異常なしと判断し、標準 保守作業手順書に記載の本来行うべきインターロックが外れている時にかごが動かないことについての点検が行われていなかった。
・令和 6 年 12 月の保守点検における、制御盤内の基板点検では、コネクタ上を短絡した導線の設置が正常な状態ではないことに気づかず、異常なしと判断していた。
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001972240.pdf
2025年12月23日14時0分に読売新聞からは、調査報告書が公表された、配線付け替え後の定期点検では2回とも手順書通り確認せず付け替えを見落とした、扉は誰かが開けていた可能性が高いなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づきタイトルも修正した)
国土交通省が23日、調査報告書を公表した。
保守管理会社の社員が安全装置を切ったまま放置し、定期点検の担当者が計2回、「異常なし」との報告書を作成していた。
扉が開いていた原因は「人為的に開かれた可能性が高い」とした。
周辺に防犯カメラはなく、扉を開いた人物や時間帯は特定できなかった。
調査は有識者らでつくる国交省の昇降機等事故調査部会が実施していた。
報告書によると、エレベーターの製造元で保守管理も行う「三菱電機ビルソリューションズ」の男性社員が昨年6月、地震感知器の修理で出向き、作業のため制御盤の配線を付け替えて安全装置を切った。
乗り場側の扉が開いたままでも「かご」が動く状態になったが、社員は制御盤の配線を元に戻すことを失念。
安全装置が切れたままになった。
定期点検の担当者は昨年9、12月に点検を行ったが、乗り場側の扉が開いた状態でかごが動かないかどうかの確認を手順書通りにしていなかった。
配線の付け替えを見落とし、いずれも作業報告書に「異常なし」と記載していた。
調査部会は事故機での検証結果も踏まえ、安全装置が切られたことで、乗り場側の扉が開いてもかごが上下する状態だったと断定。
扉が開いたままだった原因については、扉に物が挟まった状態でかごが動いた後、誰かが物を引き抜く際に扉が開く方向に力が加わり開くなどした可能性が高いと結論づけた。
調査部会は、保守点検や修理で通常と異なる作業を行った場合は記録を残し、確実に復旧を確認することや、定められた点検手順を徹底するよう国交省に求めた。
兵庫県警は、複数の過失が重なって事故が起きたとみて、業務上過失致死容疑で捜査。
社員らから事情を聞き、捜査を進めている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20251223-GYT1T00212/
12月23日14時6分にYAHOOニュース(神戸新聞)からは、地震感知器誤作動の原因を点検していた、通常と異なる方法で安全装置を切ったため復旧を失念したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
報告書によると、作業員は昨年6月、地震感知器動作信号の誤作動を受け、出動。
すべての階の扉が閉まっていないと人が乗る「かご」は動かない仕組みだったが、制御盤の配線を付け替えて安全装置を切り、扉が開いたままでもかごが動く状態にして作業した。
この作業は「通常とは異なる方法」だったため、安全装置の復旧を失念したまま、作業を終えたという。
事故が発生するまで、保守点検が昨年9月と12月の2回行われたが、作業員は手順書通りに点検せず、安全装置が切られていることに気づかなかった。
いずれも「異常なし」と報告されていた。
死亡した男性は4階のカラオケ店を利用しており、エレベーターの4階扉はかごのない状態で開いたままだった。
報告書は「扉で何かしらの物が挟まり、エレベーターが走行したのち、扉を人為的に開いたり物を引き抜いたりする動作で扉が開いた」と分析しつつも、同部会は「4階の扉がいつ、どのように開いたかは分からない」と述べた。
再発防止策として、マニュアルと異なる方法で作業する場合、作業を記録し通常の状態に復帰するよう指導することなどを挙げた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/afb9db2383121325100490073e57c4445941614e
(2026年1月17日 修正3 ;追記)
2026年1月16日19時29分に朝日新聞からは、安全装置を無効にした作業員とその後に点検した作業員が書類送検された、警察は手順を守って点検していれば事故を防げたとみているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県警は16日、製造元で保守管理を担う「三菱電機ビルソリューションズ」の兵庫支店(神戸市)に当時在籍していた30代と20代の男性作業員2人を業務上過失致死容疑で書類送検した。
捜査関係者への取材で分かった。
2人とも容疑を認めているという。
捜査関係者によると、30代の作業員は2024年6月下旬、地震検知機が作動したという通知を受け、復旧作業のためにエレベーターの制御盤を操作して安全装置を無効にし、扉が開いていても人が乗る「かご」が動く状態のまま放置した疑いがある。
その後の保守点検を担当した20代の作業員は同年9月と12月に定期点検に訪れたが、会社が定める手順を守らず、安全装置を無効にしたまま放置した疑いがある。
同社によると、12月の点検後に「異常なし」と会社に報告していたという。
30代の作業員は県警の調べに対して、事故が起きる可能性を認識していながらも、安全装置を無効のまま放置した理由を「失念していた」と述べているという。
また、県警は20代の作業員が手順を守っていれば安全装置が無効になっていることに気づき事故を防げたとみている。
https://www.asahi.com/articles/ASV1J3CB5V1JPTIL00FM.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n
2025年2月26日8時1分にYAHOOニュース(現代ビジネス)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
道路陥没という大事故は今後も、いつどこで起きても不思議ではない。
実は長年の間、多くの医療機関から強酸性排水が流されていたのだ。
■'17年末、世田谷区で事故は起きた
'16年11月、博多駅前で起きた道路陥没事故のニュースには国民全体が大きな衝撃を受けた。
地下鉄の延伸工事が原因とされていたが、そこに疑義を呈した人物がいたという。
A氏が続ける。
「日本透析医学会の理事長だった中元秀友さんです。
昨年、惜しくも亡くなられましたが、中元さんは『透析排水が事故の要因のひとつになっているのではないか』と懸念していた。
その後、中元さんの元には、厚労省からも、透析排水について調査してほしいと相談があったそうです」
その翌年の'17年末、中元氏の憂慮は現実のものとなってしまう。
透析医療機関からの酸性排水による下水道管の損傷事故が発覚したのだ。
「医療施設が入っている世田谷区のビルで下水のつまりが発生したのです。
東京都下水道局の職員が確認すると、ビルの排水設備と下水道管をつなぐコンクリート製の取り付け管が崩れてなくなっていた。
都の調査によると、基準を大幅に上回る強酸性排水が、決まって深夜に流れ込んでいました。
このビルには複数の医療施設が入っていましたが、深夜に稼働していたのは透析クリニックのみ。
日中、患者に透析を行い、深夜に装置の洗浄をしていたのです」(A氏)
■透析排水の実態とは
事故発覚後、東京都下水道局から調査依頼を受けた順天堂大学医療科学部臨床工学科特任教授の峰島三千男氏が振り返る。
「この一件を受け、東京都下水道局長から『ほかのクリニックは大丈夫だろうか』と相談を受けました。
'18年に東京都下水道局から、『透析システムからの排水調査』を依頼され、都内323ヵ所の透析施設から回答がありました。
その結果、適正な処理がなされていない施設は200施設、約64%でした。
そうした未処理施設のうち、155施設(約79%)は透析排水に基準があることを知りながら、何ら対策を講じていなかったのです。
認識が甘かったのは事実です。
透析排水に基準があることを知らなかった施設さえありました。
そこで東京都と協力して、基準を満たすよう啓発活動を展開しました」
日本透析医学会、日本透析医会、日本臨床工学技士会という3つの業界団体からなる透析排液管理ワーキンググループのリーダーとして透析排水に関する啓発活動を続けている峰島氏は、こうした背景を踏まえ、今回の事故についてどう捉えているのか。
■八潮市の事故と透析排水の因果関係
「八潮市の事故と透析排水には因果関係はありません。
メカニズムがまったく異なります。
硫化水素は気体ですから、下水道管の上部が損傷します。
一方、透析排水の場合、酢酸などによって下部が損傷します。
もっとも、過去に透析排水による事故が起きたのは事実です。
'17年末の事故が起きるまで、私を含めた医療従事者は、患者に対して効果的な治療を行うことへの思いが強く、『患者さんの体内にある悪いものをもっと取ろう』として、結果的に強酸性の洗浄剤を使用してしまった。
これによって下水道管の一部を損傷させてしまった。
この点は反省すべきです」
峰島氏らの尽力により、'24年7月には23区内にある透析施設のすべてが基準を達成したという。
だが、見方を変えれば、全国的に基準が達成されたわけではない。
前出のA氏は、道路陥没と透析排水を切り離して考えることは難しいと話す。
「'24年9月、広島市西区の市道で長さ約40m、幅約15mにわたって陥没や隆起、出水が発生した事故がありました。
周囲には複数の透析医療機関がありました。
私には偶然とは思えません。
今回の八潮市の現場周辺にも透析医療施設が複数あります。
こうした一連の道路崩落事故に、透析排水が関係している可能性は否定できないはずです」
■国と自治体の無為無策
また、先述した中和に関してはこんな問題もある。
そもそも、中和装置のサイズが大きく、ビルに入居するクリニックなどの場合、スペースの問題に加え、ビルの所有者の許可が下りないというケースもあるという。
23区内では、その場合、薬剤の変更を促しているという。
懸念と疑いが拭えない全国民にかかわる重大事。
八潮市のような大事故につながる可能性は十分にある。
はたして埼玉県は対策を講じていたのか。
埼玉県下水道管理課に聞いた。
Q.今回の八潮市の道路陥没について、透析排水が影響している事実、あるいは可能性はありますか?
A.「透析排水が影響している事実、あるいは可能性についてはわかりません。
今後、今回の陥没事故に係る原因究明を行うための委員会を立ち上げ、調査を進めていく予定です」
■埼玉県の透析排水管理
Q.'17年末に都内で発生した透析排水による下水道管損傷事故を受け、東京都では様々な対策が進められました。透析排水管理について、埼玉県ではどのような対策をしていますか?
A.「本県では透析排水管理に係る対策は行っておりません」
八潮市の事故は決して偶然起きたわけではない。
インフラの老朽化、透析排水……国や自治体が無責任な対応を続けてきたため起きた必然といえるだろう。
全国には約34万人の透析患者がいる。
彼らの命を守るのはもちろん、国民全体の安全を守るのが、国と自治体の責務であるはずだ。
「週刊現代」2025年2月22・3月1日合併号より
https://news.yahoo.co.jp/articles/930c5ae0094afb6ffd50f52dd30cd836d1c8048d
※東京23区内の透析施設は全て透析排水の基準をクリアーしたとのことだが、他の自治体でも、例えば京都市や大阪市、神戸市などでは、透析医療機関に対し、排水管理の注意喚起を行っている。
以下は京都市の例。
『透析医療機関の方へ』
(京都市上下水道局 お知らせ)
透析装置の洗浄排水を公共下水道に排出する場合には、特に水素イオン濃度(pH)の排水基準に気を付けていただく必要があります。
透析装置の洗浄に使用される酢酸や過酢酸により、下水道施設の損傷が近年京都市においても発生しています。
当局では、下水道の施設や機能を守るために、工場・事業場に対して、排水基準を守るよう監視や指導を行っています。
その一環として病院や透析診療所からの排水の水質検査を行っています。
水素イオン濃度の基準は、酸性側とアルカリ性側があります。
酸性側の基準は「5を超えるもの」であり、5以下が基準超過となります。
詳細は本ページ下部に記載しています。
酸性排水は次のような悪影響を及ぼします
●下水道管を溶かします。
酸性排水は下水道管を溶かします。
溶けた下水道管から水が流出すると周囲の土が流され、道路や敷地の陥没の原因となり、ひいては重大な事故を引き起こすおそれがあります。
●他の水と混ざると危険です。
酸性排水が他の排水と混ざることで、有毒ガスを発生させることがあります。
酸性排水は規制の対象です
下水道における排水基準は以下の表のとおりです。
酸性薬品の取扱いには十分ご注意ください。
酸性排水は中和し、排水基準を遵守した上で下水道へ排出してください。
なお、中和処理を行う場合は届出が必要です。
https://www.city.kyoto.lg.jp/suido/page/0000263427.html
(ブログ者コメント)
映像を見ると、フェンスのコンクリート土台が1mほどの幅で不自然に欠けている。
その点から考えると、乗り越えようとした際に土台が崩落したのかもしれない。
以下は元記事。
2025年2月26日11時45分に東日本放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午前9時半ごろ、青葉区中山2丁目の住宅街で「測量中に作業員が崖から転落した」と同僚から消防に通報がありました。
作業員は40代男性で、高さ3メートルほどの斜面を降りようとフェンスに手を掛けた際に転落しけがをしたということです。
斜面の下にいた同僚の40代男性作業員も巻き込まれ、けがをしました。
いずれも仙台市の病院に搬送されましたが、命に別状は無いということです。
警察は、安全管理に問題が無かったかなどを調べています。

https://www.khb-tv.co.jp/news/15642362
2月26日18時40分にYAHOOニュース(仙台放送)からは、下で受け止めようとした男性もけがをしたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午前9時20分ごろ、青葉区中山2丁目の梅田川沿いで「測量中の男性が崖から転落して、下で受け止めようとした男性もけがをした」と、一緒に作業していた人から119番通報がありました。
消防によりますと、転落したのは40代の作業員で、フェンスを乗り越え斜面を降りようとした際に、誤って3メートルほど下に転落したということです。
また、斜面の下にいた別の作業員も巻き込まれ、けがをしました。
2人はいずれも会話ができる状態だということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ec9ce79fd7ba727e667225eddb88666674f08c3
2025年2月25日19時19分にNHK岐阜から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年12月10日の午前5時前、下呂市萩原町の国道で救急車が道路脇に衝突して炎上し、医師と看護師、救急隊員のあわせて3人がけがをしました。
下呂市消防本部によりますと、救急車は下呂市の病院から転院する患者を約50キロ離れた高山市の病院に搬送して戻る途中で、運転していた職員は前日の朝に出勤したあと、出動が重なって、仮眠がほとんど取れず、注意力が散漫になっていたということです。
このため、市は再発防止策として、2月から救急車の運転員を原則、2人体制にして交代で休憩をとれるようにしています。
また、こうした体制をすべての消防署で確保できるよう、職員の定員を4人増やして、97人とする条例の改正案を25日に開会した市議会に提出しました。
下呂市では脳神経外科の常勤の専門医が4年前にいなくなったことなどから、去年は市外への救急搬送が566件とその10年前の2倍以上に増えています。
下呂市消防本部は「2度と同様の事故が起きないよう、今後も職員の負担軽減など再発防止策に努め、市民の安心安全のためにまい進します」としています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/20250225/3080015297.html
昨年2024年12月13日21時0分にFNNプライムオンライン(東海テレビ)からは、事故時の状況などが下記趣旨でネット配信されていた。
岐阜県下呂市の国道41号で12月10日早朝、救急車がガードパイプに衝突して炎上し、乗っていた救急隊員など男女3人がケガをしました。
運転していた29歳の隊員はほぼ仮眠なしで20時間連続の勤務をしていて、背景に「医師不足」を指摘する声があがっています。
■救急車が黒コゲに…早朝の国道で救急車が事故を起こし炎上
12月10日午前5時前、下呂市萩原町上呂の国道41号で、市の中消防署の救急車がガードパイプに衝突し、激しい炎を上げて燃えました。
現場のガードパイプには今でもはっきりと焼け焦げた跡が残っています。
患者は乗っていませんでしたが、救急隊員ら6人のうち、助手席にいた救急隊長で34歳の男性、31歳の男性医師、51歳の女性看護師の3人が、足や肩を打撲するケガをしました。
目撃した人:
「火はだいぶ高く上がっていたと思います。2~3mぐらいですかね。ケガをされたお医師さんたちが震えていたので、家から温かいコーヒーを持ってきて飲んでもらって。」
■運転していた隊員は「ほぼ仮眠なし」で「約100キロの運転」
警察が過失運転致傷などの疑いを視野に捜査していますが、事故から3日が経ち、経緯もわかってきました。
下呂市消防本部によると、救急車を運転していたのは29歳の男性隊員でした。
前日の午前8時半から24時間の勤務に入り、深夜の0時半から朝7時までは仮眠をとる予定でした。
しかし、仮眠時間に入った直後の午前0時50分に出動要請が入り、心疾患の男性患者(57)の自宅へ急行。
一旦、市内の下呂温泉病院へ搬送したものの、症状が重くて対応できず、およそ50キロ離れた高山赤十字病院まで転院させることになりました。
事故が起きたのは、そこから下呂市内へ戻ってきたところ。
ほぼ仮眠なし、20時間連続勤務の隊員による運転でした。
下呂市消防本部の遠藤消防長:
「こういった夜間における長距離の救急搬送は数年前からずっとありまして、それを知りながらほかっておいたわれわれ管理職の責任は大きいと思っております。仮眠も取れずに休憩もできずに、そのまま業務にあたった。救急隊員が3人乗っていたわけですけども、3人についてはみんな同じで、みんな寝ていない。」
■市議が議会で指摘した「地域の医師不足」の声
13日に開かれた下呂市議会で、市議が事故について発言しました。
鷲見市議:
「今回の事故は、医師不足により下呂温泉病院の機能が十分発揮されず、市外への転院搬送が増え、隊員の負担が増していることも一因のようです。」
事故の背景に、地域の医師不足があると指摘の声が上がりました。
下呂市消防本部の遠藤消防長:
「重症度が高いものは、市外の3次救急医療機関である高山赤十字病院や中濃厚生病院。現場到着から病院収容までに要する平均時間は約34.4分となっております。」
下呂市では、深夜の連続出動を抑える対策や、転院先の病院から戻るなど今回の事故と同様のケースがあった場合には30分おきの休憩を義務化するなど、再発防止策を早急に検討するとしています。
https://www.fnn.jp/articles/-/801821
(ブログ者コメント)
宮崎市の飲食店火災事例は本ブログでも紹介スミ。
今回は、その補足的情報を紹介する。
以下は今回情報の元記事。
2025年2月25日18時0分にNHK宮崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月17日、宮崎市の中心部で飲食店が入るビルなどが全焼した火事は、飲食店のちゅう房の壁が長い時間をかけて炭化していたことが原因とみられています。
コンロの火が燃え移ったわけでもないのに突然、壁が燃え出す現象は「低温発火」と呼ばれ、家庭でも注意が必要です。
今月17日の夜、宮崎市中心部の橘通り沿いで火災が発生し、飲食店が入るビル1棟と隣接する空き店舗が全焼しました。
飲食店にいた客と従業員31人にけがはありませんでした。
捜査関係者によりますと、ビルの1階にあるちゅう房の壁の木材が長い時間をかけて炭化していて、火はそこから出たとみられています。
当時、店にいたスタッフも「店内に煙がただよってきたので客を避難させたが炎は見えなかった」と証言しています。
このように、火が燃え移ったわけでもないのにちゅう房の壁などから出火する現象は「低温発火」と呼ばれ、各地の消防が注意を呼びかけています。
それによりますと、コンロと壁のあいだに十分な距離がないと壁のタイルを通して熱が伝わり、裏側の木材から水分などが徐々に蒸発していきます。
そうしてできた小さな穴に酸素が入り込み、木材に熱が蓄積された状態が「炭化」で、そうなるとコンロから発する熱が100度程度と低くても、発火することがあるということです。
ホームページで注意を呼びかけている和歌山市では4、5年に1度くらいの割合で低温発火による火災が発生し、木造の一般家屋で起きることもあるということです。
和歌山市消防局の雑賀消防司令は、「普通の火災は燃えている場所が見えるが、低温発火はタイルなどで覆われた奥で外から見えずに進行するため気付きにくい。木造の家屋や業務用コンロなどの火力の強い物を使っている場合は特に注意して欲しい」と話しています。
こうした火災を防ぐには一般家庭の場合、コンロと壁とのあいだを15センチ以上離すことが重要だということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20250225/5060020467.html
※以下は和歌山市HPの記事。
出火場所のタイルをはがした写真も添付されている。
https://www.city.wakayama.wakayama.jp/syoubou/bousai_yobou/1048999/1000140.html
(ブログ者コメント)
東北新幹線での硫酸漏洩事故は本ブログでも紹介している。
2025年2月25日17時59分に時事通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東北新幹線の車内で2023年、ペットボトルから漏れた硫酸で乗客がやけどを負った事故を受け、JR旅客6社は25日、列車内への危険品持ち込み規制を強化すると発表した。
一定の条件で持ち込み可能だった硫酸や塩酸は4月以降、バッテリー液やトイレ洗浄剤といった日用品以外は持ち込み不可とする。
これまで国鉄時代に制定した旅客営業規則に基づき、破損しない密閉容器に入れていれば、硫酸や塩酸といった強酸類は500ミリリットル以内であれば持ち込み可能としていた。
しかし23年10月、地質調査会社社長が東北新幹線車内に持ち込んだ硫酸が漏れ、男児や両親がやけどを負う事故が発生。
列車内に持ち込める危険品を、小売店で購入できる製品などに限定する必要があると判断した。
2月25日17時12分に産経新聞からは、国交省の改正ガイドラインに基づき規制が強化された、国交省は万博テロ対策も見据えJRをモデルケースとするよう他の鉄道事業者に通知したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東北新幹線の車内事件を受け、国土交通省は今年2月、「鉄道テロへの対応ガイドライン」を改正。
JR各社は危険物の分類方法を見直し、硫酸と塩酸、他の物質と混ざると爆発の恐れがある「さらし粉」の3種類を新たに指定した。
国交省によると、鉄道事業者は省令に基づき、危険物に関するルールを策定。
JR東日本の場合、強酸類は原則禁止だが、密閉した容器に入れて破損しないようにした上で、0・5㍑以内であれば「手回り品」として持ち込みを認めている。
一方、国交省は25日、4月に開幕する大阪・関西万博のテロ対策も見据え、列車内の持ち込み品に関するJR6社のルール改定をモデルケースとして、他の鉄道事業者も導入を検討するよう通知した。
https://www.sankei.com/article/20250225-BRBFIVQW55HWLDPENN6QGR6N5M/
2月25日15時17分にImpress Watchからは、同様の見直しを行っている私鉄名など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JRグループや私鉄各社は、火薬類や毒物など「危険品」の列車内への持ち込み規制を4月1日より強化する。
現在は列車内への持込みを認めている一部 「危険品」の持込みが禁止される。
同社では、可燃性液体、高圧ガス、火薬類、毒物、農薬などの「危険品」の列車への持ち込みを、運送約款により原則禁止にしており、4月1日より運送約款に規定している 「危険品」の項目および分類方法などを見直す。
見直し内容では、例外的に手回り品として列車内に持ち込める「危険品」を、鉄道運輸規定(昭和17年2月鉄道省令第3号)で認められているもの、および日常の用途に使用する小売店などで通常購入できる製品に限定する。
これにより、現在は列車内への持込みを認めている一部の「危険品」の持込みが禁止される。
具体的には硫酸・塩酸で、密閉した容器に収納している場合であっても、バッテリー液やトイレ用強力洗剤等の日用品を除き、一切持込み禁止となる。
また、可燃性液体そのものは引き続き一切持ち込み禁止とする。
今回の見直しは、国土交通省が定めている 「鉄道テロへの対応ガイドライン」において、JRグループの見直し内容がモデルケースとして示されており、同省から全国の鉄道事業者に対して周知。
これを参照して必要に応じて運送約款の見直しを実施することが推奨されている。
この周知を受けて、私鉄各社でも同様の見直しを行なっている。
JRグループのほか、東武鉄道、西武鉄道、京成電鉄、京王電鉄、小田急電鉄、東急電鉄、京急電鉄、東京メトロ、相模鉄道、名古屋鉄道、近畿日本鉄道、南海電鉄、京阪電鉄、阪急電鉄、阪神電鉄、西日本鉄道、札幌市交通局、仙台市交通局、東京都交通局、横浜市交通局、名古屋市交通局、京都市交通局、Osaka Metro、神戸市交通局、福岡市交通局などが対応する。
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1665449.html
2025年2月25日16時56分にYAHOOニュース(山梨放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日朝、山梨市の会社で重機を使ってトラックの荷台に積み込み作業中だったプレスした金属の塊が落下し、下敷きとなった男性作業員が死亡しました。
【写真を見る】車プレスした金属塊が落下 下敷きの男性作業員が死亡 荷台に積み込み作業中
事故があったのは山梨市下石森で廃車の解体処理などを手掛けている「M産業」の敷地内です。
日下部警察署によりますと、25日午前8時25分ごろ、作業員3人が重機を使って廃車をプレスした金属の塊をトラックの荷台に積み込む作業をしていたところ、金属の塊が3~4メートルほどの高さから落下しました。
トラック付近にいた作業員の1人が下敷きとなり、甲府市内の病院に運ばれましたが、死亡が確認されました。
亡くなったのはこの会社の社員で笛吹市御坂町蕎麦塚の斉藤さん(59)です。
死因は重症胸部外傷でした。
金属の塊は重機のハサミ部分から落下したとみられ、警察は死亡労災事故として詳しい事故原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ead32d5ef42de71e6e4beaffd6c75498df6e1db5
2月25日17時分にテレビ山梨からは、2m×60cm程度の金属塊を重機で掴んで荷台に詰め込んでいたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午前8時半ごろ、山梨市下石森のM産業で、作業員がプレスした金属の塊を重機で掴んでトラックの荷台に詰め込む際に塊が落下し、作業を手伝っていた男性会社員1人が下敷きになりました。
この事故で笛吹市御坂町蕎麦塚の会社員斉藤さん(男性、59歳)が甲府市内の病院に運ばれましたが、胸を強く打ち死亡が確認されました。
落下した金属の塊は横約2m、縦約60cm、高さ約50cmあり、約3~4mの高さから落下したとみられています。
また、事故当時は重機を操作する人と斉藤さんを含む3人で作業をしていたということです。
警察が労災死亡事故として状況を調べています。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/uty/1751549?display=1
2025年2月24日20時8分にYAHOOニュース(チューリップテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後、富山県小矢部市の倉庫の建設予定地で、地盤の改良工事をしていた作業員の男性(44)が足場として使っていた鉄板に挟まれ、右足の骨を折る重傷を負いました。
小矢部警察署によりますと、24日午後1時50分ごろ、富山県小矢部市安楽寺の倉庫の建設予定地で土にコンクリートを流し込む作業中に、作業員の男性(44)が足場用の鉄板2枚の間に右足付近を挟まれたということです。
工事の現場責任者が消防に通報し、男性は救急搬送されましたが、右足の骨を折る重傷とみられます。
鉄板は縦6メートル、横1.5メートル、重さは1.6トンで、警察によりますと、何らかの原因で鉄板が動いていたということです。
警察は事故当時の状況を詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b666af1214ba30cd8f74c7957c17f3605386ac37
2025年2月24日 16時34分にYAHOOニュース(テレビユー山形)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
きょう午前、寒河江市の工場で、男性作業員がフォークリフトに挟まれて、その後死亡する事故がありました。
【写真を見る】【説明画像】フォークリフトに挟まれ20代男性死亡「マスト」と車体の間に挟まれたと判明 寒河江市の菓子メーカー工場の事故(山形)
事故があったのは、寒河江市中央工業団地にある菓子メーカーの工場です。
警察や消防によりますと、きょう午前10時すぎ「従業員がフォークリフトに胸とお腹を挟まれた」と119番通報がありました。
挟まれたのは20代の男性従業員で、TUYの取材によると、男性は「マスト」と呼ばれる荷台部分を支える柱と車体の間に挟まれたことが分かりました。
マストは荷台の角度を変えるために前後に可動し傾斜が変えられることから、男性は何らかの理由で挟まれたものとみられます。
なぜ男性がマストと車体の間に体を入れたのかはわかっていません。
男性はすぐに病院に運ばれましたが、その後死亡が確認されました。
警察が、事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ab549d474f8bb4d872c00818d8e0b757f5611944
2月24日20時43分にYAHOOニュース(テレビユー山形)からは、同僚が運転していたフォークが雪でスタックしたため脱出の手伝いをしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によりますと、当時、男性従業員は同僚がフォークリフトで運搬作業をしていたところ雪でスタックしてしまったため、それを助けようと脱出作業を行っていたということです。
その際、何らかのはずみでフォークリフトの前についている「マスト」と呼ばれる支柱と車体の間に挟まれたということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/07feb5af8e7a75e1799688c6d4103743ab080db1
2月25日19時2分にYAHOOニュース(テレビユー山形)からは、運転席には同僚が乗っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
死因は窒息でした。
警察によりますと、当時、同僚が運搬作業に使っていたフォークリフトが雪でスタックしていて、川又さんは車体を再び動かすための作業をしていました。
運転席には同僚が乗り、川又さんは外にいて車体の近くで作業をしていたとみられています。
川又さんが挟まっていたのは、車体の前方に設置されている荷物を持ち上げるパーツを支える支柱と車体の間で、作業中に何らかのはずみで挟まれたということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bd96df74dc95af72f15ca637ceea08d8097b4d6b
2025年2月25日15時22分にYAHOOニュース(日本海テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月24日、鳥取県倉吉市の自動車販売店で起こった電気自動車の火災について、停車した状態で急速充電を行っている際の出火は国内初の事例だとみられることが分かりました。
車載バッテリーの不具合に起因する火災も、国内ではこれまで確認されておらず、警察などが原因を調査しています。
【画像】充電中の電気自動車火災 国内初事例とみられ原因は調査中 車載バッテリー起因の火災は国内で確認されず 鳥取県倉吉市
24日午前8時半ごろ、倉吉市の自動車販売店の敷地内で、電気自動車用の急速充電設備を使って充電中だった国産車が燃える車両火災がありました。
車両を所有する倉吉市の男性が、充電中に車内で足元から煙が出ているのに気づき、車外へ避難後、警察に「車から出火した」と通報。
火は、約1時間後に消し止められましたが、車は全焼。
充電設備にもパネルの一部が溶ける被害がありました。
国土交通省物流・自動車局の審査・リコール課によりますと、火災を起こした車両と同じ型式の電気自動車は、保管中などに出火したケースがあるものの、停車し充電を行っている最中に火が出たのは、把握している限りでは、初めての事例だということです。
今回の火災の原因は調査中ですが、これまで国内で車載バッテリーの不具合に起因する火災は確認されていません。
国交省が車両の不具合だった可能性があるとして公表している情報では、2021年8月から2023年1月にかけて3件の出火事例があり、このうち1件は車の外部からの熱源によるものとみられています。
別の1件は大雨で冠水した車を保管中に発火した事例でした。
残る1件は、整備工場での作業中に出火した事例で、出火箇所と推定されたバッテリーモジュールを分解しましたが、焼損が激しく、原因の特定には至りませんでした。
警察によりますと、25日朝から現場で調査を行い、出火原因の特定を進めているということです。
交通事故などとは異なる停車中の出火のため、自動車メーカーの協力も仰ぎ、調査を行う方針です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae918332daac5d4619f7031552d6d805d6f570f2
2025年3月28日11時19分にYAHOOニュース(STV)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北海道・オホーツクの斜里町ウトロ地区の沖合で2025年2月23日、61歳の女性が流氷ダイビング中に溺れた事故で、女性は呼吸するための送気装置が凍結したことによって溺れたとみられることが新たにわかりました。
23日午後2時ごろ、斜里町ウトロ地区からおよそ150メートル離れた沖合で、61歳の日本人女性が流氷ダイビング中に溺れ、病院に搬送されました。
女性は海水を飲み込んだ影響で肺炎を発症し、病院で手当てを受けていますが、快方に向かっているということです。
網走海上保安署によりますと、その後の女性への聞き取りなどから、女性はレギュレーターと呼ばれる送気装置が凍結したため溺れたとみられることがわかりました。
当時、送気装置の不具合に気づいた女性は、事前に実施されたインストラクターのレクチャーに基づいて、予備の送気装置に切り替えようとしましたが、ドライスーツを着用していたため着ぶくれして、右腰付近の予備装置を操作することができなかったということです。
女性はパニックになり、海水を飲み込んでしまったと説明しています。
女性は豊富な潜水経験を持ち、過去にも複数回流氷ダイビングを行ったことがあったということです。
また事故当時、インストラクターは女性の異変にただちに気づき、女性を救助。
陸上で待機していた監視員と協力して氷上に運び上げていたことがわかりました。
東京のダイビングスクールが主催したこの流氷ダイビングは、14人の遊泳客に対して3人のインストラクターがいたほか、陸上に2人の監視員が配置されていて、網走海上保安署は、事業者やインストラクターの安全管理体制について問題はなかったとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8edadee6138854ff54d582c26ff4c4092a021978
2025年2月21日22時35分にビジネスジャーナルから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
世界的建築家・隈研吾氏が設計した群馬県富岡市役所の市庁舎で、外装に使われている木材が腐り始めていると指摘されていた問題で、富岡市は19日、市庁舎の軒裏の金具などに「さび」が発生し、塗装がはがれていると発表した。
市庁舎の完成は2018年であり、わずか6~7年で腐朽していることになるが、修繕工事の費用を隈研吾建築都市設計事務所と施工業者が負担する方向であることがわかった。
隈研吾事務所はBusiness Journalの取材に対し、「負担する予定であることは事実です。不燃合板に注入された薬剤が及ぼす影響を厳密に把握出来ず材料選定を行ったことが原因の一旦であるからです」と説明する。
もし、「さび」や塗装はがれの原因が経年劣化や設計者・施工者の責に帰すべき内容でないのであれば、両者に責任はないと考えられるが、なぜ両者が修繕費用を負担する可能性が出ているのか。
また、今回発生している事象は、軒裏の合板に使用された不燃薬剤の影響で金具に「さび」と膨張が発生し、軒の水切りを塞いでしまい雨水が屋根から軒裏に流れて雨染みが発生したというものだが、建築物ではよく起きることなのか。
富岡市、隈研吾事務所への取材をもとに追ってみたい。
全国にある隈氏の設計した建築物の老朽化問題が顕在化し始めたのは、昨年9月のことだった。
栃木・那珂川町馬頭広重美術館が開館から24年を迎え、老朽化のため大規模改修を行うことになったのだが、その改修費用が約3億円かかることが判明し、規模が大きくはない那珂川町にとっては大きな負担となっている。
この美術館は、安藤広重の肉筆画や版画をはじめとする美術品を中心に展示し、町の中核的文化施設とすることなどを目的として2000年に開館。
木材を多く使用し、周囲の自然に溶け込むデザインが好評を博し、県外からも多くの観光客が来訪するが、竣工から数年後の時点で木は黒ずみ、劣化が目立つようになり、現在では木材は痩せて隙間が広がり、ところどころで折れたり崩れ落ちたりしている。
まるで防腐処理やニス塗装なども行っていない木材を雨ざらしにしたような傷み方で、専門家からは材木の使い方に疑問が相次いだ。
10月には、隈氏が設計した完成から9年が経過した京王線高尾山口駅(東京都八王子市)の駅舎もカビが目立つようになっていることが明るみに。
さらに、高知県梼原町で隈氏がデザインした総合庁舎、町立図書館、まちの駅など、梼原産の杉を中心とした建築物で、表面が黒ずんだり、一部の木材にヒビが入るなど劣化が目立っていることがクローズアップされた。
特に「雲の上のホテル」本館は老朽化のために2021年に、わずか27年で取り壊された。
24年4月にリニューアルオープンを予定していたが、昨年計画が見直され、27年7月のオープン見込みが発表された。
そして11月には、富岡市の市庁舎の木材腐食が注目されることに。
隈研吾事務所は同月、Business Journalの取材に対し以下の回答を寄せていた。
「サッシマリオンに取り付けた木材は、特殊な樹脂含侵処理により防腐性能を持たせたものです。
屋外用木材として20年以上の実績があり、短いスパンで改修が必要な材ではありません。
当該部は木材の腐りではなく表面のカビが発生したものと思われ、市役所と対処について調整を行う予定でいます。
軒裏については、直接雨がかりにならない部位であり、短いスパンで改修工事の必要がない計画としておりました。
近年の想定外の豪雨や強風等で軒の先端で雨水が切れず、軒裏に回り込んだものと思われます」
■サビ発生の原因
富岡市の市庁舎でみられる現象は、建築物では珍しくないものなのか。
一級建築士で建築エコノミストの森山高至氏はいう。
「屋根に落ちた雨水が軒裏に回らないように屋根の先端には『水切り』という金具がつけられていますが、その長さが不足していた可能性が考えられます。
また、法律上の定めによって大型の建築物は外壁部分に可燃性の部材を使用できないようになっており、富岡市の市庁舎の軒裏のベニヤ板にはその基準を満たすために不燃塗料が注入されているようですが、水溶性がある塗料だと水にぬれると溶けてベニヤ板から抜けしまいます。
その抜け出た塗料が金具などと反応を起こしてサビが発生したのだと考えられます」
■設計者が修繕費用を負担するというのはイレギュラー
修繕費用について隈研吾と施工事業者が負担する方向となっている理由について、富岡市はいう。
「『市の費用負担はなし』と公表いたしました。
費用負担は設計業者と施工業者が協議しているところでございます。
(隈研吾事務所が負担する理由について)設計業者及び施工業者並びに富岡市の協議において決定になりました」
修繕費用を設計者や施工者が負担する方向となっている背景には何があると考えられるのか。
前出・森山氏はいう。
「設計者が修繕費用を負担するというのは、よくあることではありません。
通常、設計事業者と発注者、施工事業者と発注者、各々の契約には瑕疵担保条項が入っていますが、屋根が腐朽するという事態は基本的には想定されないため、今回のケースはその対象外となっていると思われます。
もし仮に隈研吾事務所が負担するのだとすれば、考えられるパターンは大きく2つです。
建築士事務所は建築士賠償責任保険に入っており、今回の事案が補償の対象と認められたため隈研吾事務所が負担をすると申し出たかたちか、保険金の支払いの有無に関係なく、自ら責任があると認めて費用を負担すると申し出たかたちです。
設計事務所の報酬はその建物の建設費全体の5~10%程度なので、もし修繕費用を負担すると設計による売上が吹き飛んでしまいます。
ですので、隈研吾事務所としては、それでも費用を負担せざるを得ないと判断した、よほどの理由があったのかもしれません。
また、施工事業者も負担するとのことですが、施工事業者は建築士から言われるがままに建設を進めるわけではなく、『この設計や工法だと、このようなリスクがあるので、やめたほうがよい』などと意見を言いながら進めるものです。
ですので、基本的には完成した建物に何が問題が発生した場合は『自分たちは建築士から言われるがままに建設しただけ』という言い訳はできないものです。
今回の施工事業者も、自分たちに一定の責任があると認識しているのかもしれません」
https://biz-journal.jp/company/post_386611.html
2月20日8時0分に朝日新聞からは、行政棟と議会棟の避難経路となっている部分の軒裏が劣化していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市によると、市庁舎の外装で使われている木材が腐食していると、SNSで指摘されたため、2024年11月に職員が状態を確認し、設計事務所と施工業者が状況を調査した。
さびや塗装はがれが確認されたのは、行政棟、議会棟の避難経路となっている部分の軒裏で、不燃薬剤を注入した合板が使われている。
薬剤の影響で金具がさびて膨張し、軒の水切りをふさいだため、雨水が屋根から軒裏に回って合板に雨染みが発生している。
・・・
https://www.asahi.com/articles/AST2M3D1CT2MUHNB006M.html
2025年2月22日9時46分にYAHOOニュース(テレビユー山形)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午前10時25分ごろ、酒田市大浜一丁目のN社酒田工場で、庄内町余目の会社役員、遠藤さん(男性、76歳)が頭部から血を流して床に倒れているのを別の作業員が発見しました。
遠藤さんは病院に搬送されましたが、出血性ショックで死亡しました。
遠藤さんは同日午前8時50分ごろから1人で高所作業車を利用して、工場内の間仕切りカーテンのレールを取り付けるための溶接作業を行っていました。
高所作業車の高さは約2.4メートルあり、遠藤さんは安全帯を着用していましたが、発見時はフックは固定されていませんでした。
またヘルメットが遠藤さんの近くにありましたが、着用していたかは不明だということです。
警察で事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4a004ed65f77d7dd25f6c97cecdbc2bf98c0bf52
2025年2月20日12時26分にNHK長崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
おととし12月、長崎県壱岐市の沖合いで乗客乗員52人が乗った九州郵船の高速船、「ヴィーナス2」が浸水して一時、自力航行できなくなったうえ、乗客4人が軽いけがをした事故で、国の運輸安全委員会が調査報告書を公表しました。
それによりますと、当時、強風と波浪の注意報が発表されていて、船首部分が波の谷間に突っ込んだ際に客室につながる点検口のふたが外れて船内に大量の海水が流入し、浸水したということです。
流入した海水は客室から配電盤がある区画に流れ込み、エンジンがかからなくなって、およそ2時間にわたって自力航行できなくなったとしています。
浸水が拡大した原因については客室の床に隙間があったことや、配電盤がある区画の壁に開けられた穴が完全には塞がれていなかったことを挙げています。
また、注意報が出ているなかで高い波が発生するおそれのある現場海域を航行したのは、船長が航行の継続を中止する条件になる前に通過し終えると思っていたことや、これまでの経験から波の谷間を航行すれば安全だと思っていたことが影響したとしています。
そして、再発防止のため、運航管理者と船長はより慎重に協議を行って運航中止や経路変更の判断を行うことが必要だとしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20250220/5030023320.html
以下は事故報告書の抜粋。
点検口の蓋を閉めるためのスプリング状コイル15本のうち3本のネジ山が摩耗していたが翌月の入渠時に整備する予定でそのまま運航していた、乗客は船が波の谷間に突っ込んだ際の衝撃で負傷したなどと記されている。
*********
発生日時 令和5年12月12日 08時01分ごろ
p6/30
船長は、本船が追い波を追い越す状態で魚釣埼東北東方沖を南進中、追い波の頂部に達してデプスハンドルで翼深度を下げて追い波を乗り越えた後、次の追い波も同様にデプスハンドルを操作して乗り越えようとしていたところ、追い波の頂部に達したとき、波高が約3.0m~3.5mで波長が短い波であることに気付いた。
本船は、船長がデプスハンドルの翼深度を下げる操作を行ったものの、船首水中翼が波の斜面を飛び出し、揚力を失った状態で船体が急激に前方に傾いて船首部が落下し、08時01分ごろ船首部が前方の波の谷間に突っ込んだ。
p18/30
本船は、11月末ごろ船首部ストラット及び船首水中翼等の点検並びに整備作業の目的で、点検口の蓋を開放した際、5か所のスプリング状コイルに不良箇所(ねじ山の衰耗)が判明し、六角レンチで六角ボルトを十分に締め付けることができない状態であった。
スプリング状コイルの予備が2個あったので、締め付けのバランスを考慮して2か所のスプリング状コイルの交換補修が行われ、交換補修がなされなかった3か所以外の12か所が六角ボルトにより締め付けられてい た。
P19/30
A社は、交換補修がなされなかった残り3個のスプリング状コイルの発注手続きを進めていた。
また、令和6年1月26日の造船所への入渠時、六角 ボルト及びスプリング状コイルの点検並びに整備を行う予定であった。
点検口の蓋が外れた状況についてA社は、点検口の外側からの衝撃水圧によって六 角ボルト及びスプリング状コイルのねじ山に大きな力が加わり、ねじ山が破損したと推測した。
P24/30
本船が、揚力を失った状態で船首部が落下し、船首部が前方の波の谷間に突っ込んだ際の衝撃により、旅客3人が頚部捻挫等、旅客1人が外傷性腰部症候群の軽傷を負ったものと考えられる。
P26/30
運航管理者は、入手した気象及び海象情報から、荒天が予想されたものの、12日09時15分ごろ博多港に入港するまでは、A社の安全管理規程に定める発航を中止する気象及び海象条件(風速18m/s 以上、波高2.5m以 上)に達しないものと予想し、船長と運航可否の協議を行った。
船長は、僚船から対馬海峡では風速約17m/s の北北東風、波高2.0m 以上~2.5m未満であることを知った。
P27/30
船長は、荒天が予想されたものの、A社の安全管理規程に定める目的地への航行の継続を中止する気象及び海象条件に達する前に魚釣埼沖を通過し終えると思っていたことから、魚釣埼北方沖の変針予定場所に向けて本船の南東進を続けたものと考えられる。
https://jtsb.mlit.go.jp/ship/rep-acci/2025/MA2025-2-15_2023mj0107.pdf
2025年2月20日18時35分にYAHOOニュース(読売テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午前11時半過ぎ、奈良県葛城市にある学校の給食などを作る調理センターで、「従業員が機械に巻き込まれた」と同僚の女性から消防に通報がありました。
警察によりますと、叫び声を聞いた同僚の女性が現場に駆けつけたところ、ご飯を混ぜる機械に左腕が巻き込まれた状態の女性従業員(48)を見つけたということです。
女性従業員は心肺停止の状態で病院に運ばれ、現在は自発呼吸ができる状態だということですが、意識不明の重体です。
防犯カメラには、女性が機械を清掃した後、電源を入れて動作を確認する様子が映っていて、警察が事故の原因を詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/236303408daab342b5f1346b6dd3074a5d9b02bc
2月20日16時58分にNHK奈良からは、機械の大きさなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午前11時40分ごろ、奈良県葛城市にある学校給食のパンやごはんなどをつくる給食センターで、48歳の女性パート従業員がごはんを混ぜる機械に左腕を巻き込まれました。
この事故で女性は意識不明の重体となり、病院に搬送されました。
警察によりますと、機械は高さおよそ1メートル80センチ、幅1メートル20センチほどの大きさで、事故当時、女性は1人で機械を清掃していたということです。
女性が清掃を終えて機械の動作確認のために電源を入れたあと、何らかの原因で事故に巻き込まれたとみられるということで、警察は労災事故とみて詳しい状況を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20250220/2050017754.html
(ブログ者コメント)
潤滑油は燃えにくいという意識だけがあって、スプレーの意味をさほど考えることもなく、また缶に書かれている注意書きを見ることもせず、ストーブの近くに置いていたのかもしれない。
以下は元記事。
2025年2月19日20時5分にYAHOOニュース(南日本新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午前9時40分ごろ、鹿児島市上荒田町の鉄筋コンクリート3階建てマンション2階部分の無職の男性(58)方でスプレー缶が爆発、ガラスが割れ天井を破損し、カーテンなどを焼いた。
鹿児島中央署によると、同男性が左目近くにやけどを負い搬送された。
命に別条はない。
石油ストーブの近くにあった潤滑油のスプレー缶が熱せられて破裂し、引火したとみられる。
近くの会社の従業員が「2階から煙が上がっている。爆発音もした」と119番した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f4412ac3d322defcab2885a1d5fe861ef695ad3e
(ブログ者コメント)
同様な事故は過去にも起きており、本ブログでも何事例か紹介している。
2025年2月19日19時56分にYAHOOニュース(テレビ新潟)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
長岡市は19日、市内の高校の敷地内で灯油が流出する事故があったと発表しました。
長岡市によりますと灯油の流出事故があったのは、長岡市宮栄の長岡英智高校の敷地内で校舎の暖房用の灯油約1000リットルが流出したということです。
18日午後2時に職員が灯油タンクが満タンになっているのを確認していましたが、19日の朝8時半にタンクが空になっているのを発見し、その後、地上配管の破損を確認したということです。
地上配管は校舎の外側にむき出しの状態で設置されているということですが、当時、屋根雪が地上へ落ちて雪の重みで配管の接続部を破損したとみられています。
19日午後1時前、学校から通報を受けた市が現地を確認したところ、地上配管から流出した灯油の一部が雨水管を通じて、一級河川の太田川に流出していたことが確認されたことから、関係機関とオイルフェンスを設置しました。
市は敷地外へ灯油が流出しないよう敷地の側溝に油吸着マットを設置し、流出した灯油の処理や周辺土壌への影響調査を実施するよう指導したということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f093c4a17e2c97881f6da887c9235b8330367ccd
(ブログ者コメント)
本件の類似事例として、過去には以下のような事故もあった。
『2017年8月3日 築地の場外市場で人気ラーメン店の厨房から従業員退店の1時間後に「伝導過熱」で出火し7棟全焼、長年壁際でコンロを使ってきたためステンレス板の裏側が炭化していた』
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7455/
以下は今回の記事に関する報道。
2025年2月18日19時28分にNHK宮崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日夜8時すぎ、宮崎市橘通西3丁目にある飲食店の従業員から「建物の中から煙が出て、充満している」という119番通報がありました。
消防車両18台が出動し、出火した建物に面した宮崎市中心部の橘通りを700メートル余りにわたって通行止めにして消火活動を行った結果、火はおよそ3時間半後に消し止められました。
この火事で飲食店の「Jレストラン」が入る鉄骨造り3階建てのビル1棟と、隣接する木造2階建ての空き店舗が全焼しました。
出火当時、飲食店には客と従業員の合わせて31人がいましたが、全員、避難し、けがをした人はいませんでした。
現場は繁華街のニシタチに近く、飲食店やホテルなどが立ち並んでいる場所で、辺りに煙が充満するなどして一時、騒然となりました。
当時、飲食店で働いていた男性は、NHKの取材に対し、「最初、2階の室内にうっすら煙が出てきたので客を誘導したが、その時点では炎は見えなかった。外に出てしばらくしたら激しく燃えだした」と説明しています。
警察と消防は、18日、現場検証を行いましたが、捜査関係者などによりますと、隣の建物との間にある1階の外壁の部分が激しく燃えていたということです。
壁の内側には店の厨房があり、厨房の熱で長い時間をかけて壁の木材の炭化が進んでいて、そこから煙が出て、さらに出火につながったとみられることが捜査関係者への取材で分かりました。
警察と消防がさらに詳しい原因を調べています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20250218/5060020431.html
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プロフィール Profile
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

