忍者ブログ
                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
 ブログ内検索 Site Search 
キーワードに合致した記事を検索できます(複数キーワード検索可)
 最新記事 Latest Articles 
(05/06)
(05/06)
(05/05)
(05/05)
(05/04)
(05/04)
(05/03)
(05/02)
(05/02)
(05/01)
(04/30)
(04/30)
(04/30)
(04/29)
(04/29)
(04/28)
(04/27)
(04/27)
(04/26)
(04/26)
(04/26)
(04/25)
(04/25)
(04/24)
(04/24)
 最古記事 Oldest Article 
(04/09)
(04/09)
(04/09)
(04/09)
(04/09)
(04/10)
(04/10)
(04/10)
(04/10)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
[1]  [2
酸素ボンベの爆発危険性調査中、以下の12件の事例を発掘した。
いずれも原因については言及されていないが、参考までに紹介する。
 
 
 
埼玉県高圧ガス溶材協会ホームページ、朝日新聞「聞蔵」
 
20106月7日午前1時50分ごろ、焼津漁港に停泊中だった県水産技術研究所所属の富士丸(311トン)の甲板上にあった溶接作業用の酸素ボンベが爆発した。ボンベは約60m離れた駐車場まで吹き飛び、車を直撃したが、けが人はなかった。
ボンベの高さは1.4m、直径は22cm。金属の留め具で酸素ボンベ2本とアセチレンボンベ1本がまとめられ、甲板中央部に固定設置されていた。

富士丸は遠洋漁業の練習指導船だったが、今年3月に廃船。この日は譲渡のため、研究所職員3人と査定業者2人で査定のための作業を行っていた。その一環として船の電源を入れた約29分後に爆発した。(別報道では、エンジンをかけたところ、突然爆発した)。
岸壁のそばで電気修理業を営む人(62)は、「ドーンというものすごい音に外に出ると、黒っぽい物が空を飛んで、駐車場の車のガラスを粉々にして突っ込んだ」と話している。
 
 
 
 
「朝日新聞;聞蔵」2008726日朝刊と31日朝刊
 
香港からメルボルンに向かっていた豪カンタス航空機(ボーイング747-400)の右翼近くに爆発で直径2.5~3mの穴が開き、マニラ空港に緊急着陸した事故で、豪航空当局は、30日、緊急時に乗客に酸素を供給するシリンダーの爆発が原因とみられるとの見解を明らかにした。客室内からシリンダーのバルブなどが発見されたという。航空当局は、同航空が所有する全ての同型機の酸素シリンダーを点検するよう命じた。
事故では、機内の天井の一部が壊れるなどしたが、乗客乗員にけがはなかった。ある乗客は「機体の破片がファーストクラスの客席にも飛び込んできて、酸素マスクが飛び出た」と語った。
 
 
 
「朝日新聞;聞蔵」2005830日 鹿児島版
29日午前11時半ごろ、鹿児島市の高圧ガス製造業「U興業」の工場内で、酸素を注入する管の一部が破裂した。従業員4人で作業していたが、けがはなかった。
警察の調べでは管は真鍮製で直径は約3cm。酸素の貯蔵タンクから管を通じて酸素ボンベ(直径約30cm、高さ約1.3m)に酸素を注入後に破裂したらしい。
 
 
 
「朝日新聞;聞蔵」2005612日 三重版
10日午後8時すぎ、津青果水産物市場で爆発音があったと、近くの住民が119番通報した。消防などの調べでは、市場内の一室で、使われてない酸素ボンベ2本のうち1本が破裂。安全弁がはじけて屋根の一部が壊れた。
ボンベは水槽用で、4~5年、使っていなかったらしい。市場は当時、無人だったという。
 
 
 
「朝日新聞;聞蔵」20041214日 長野版
警察は、今年6月、木曽郡の空き地でガスボンベが爆発し、作業していた男性(60)が大けがをした事故で、この男性を高圧ガス保安法違反容疑で、13日、書類送検した。
調べによると、6月4日午後2時ごろ、空き地にある作業小屋の近くで、圧縮酸素を酸素ボンベから、本来は圧縮酸素を充填できないLPガスボンベ3本に移し替えた疑い。そのうち1本が爆発した。残り2本のガスボンベは自衛隊などが爆破処理した。
 
 
 
「朝日新聞;聞蔵」200498日 秋田版
7日午後3時ごろ、象潟町の秋田水産の養魚場で、水槽に酸素を送るために用意していた酸素ボンベが爆発した。
警察によると、爆発したのは養魚場の外壁に立てかけられていた酸素ボンベ(47ℓ入り、高さ150cm、直径22cm)2本のうち1本。爆発で窓ガラス2枚が割れ、シャッターに亀裂が入ったが、けが人はいなかった。
酸素ボンベの近くにはフロンガスボンベ4本が置かれていたが、うち1本が爆発の衝撃で約40m離れた象潟漁港まで吹き飛び、海中に落ちた。
同養魚場では、普段、電気ポンプで水槽に酸素を送っていたが、台風による停電に備え、酸素ボンベを用意していたという。
 
 
 
「朝日新聞;聞蔵」2004114日 京都版
山科区のなぎ辻病院の液体酸素ボンベ保管庫で13日に起きた爆発事故で、数本あるボンベ(長さ約1.4m、直径約50cm)のうち、爆発直前に取り換え作業をした1本が激しく壊れていることが分かった。警察は、作業したボンベから漏れた酸素が何らかの原因で引火したのではないかとみて調べている。
警察などによると、ボンベは管につながれ、各病室にある酸素吸入器に酸素を送る仕組みになっている。1本の残量が少なくなったため、医療用ガス会社「京都医療用酸素」の社員(53)が、1人でボンベの取り換え作業をした。爆発は、作業終了後、社員が保管庫を離れた直後に起こったという。
同社は「作業はいつも一人でやる。取り換え前に安全点検などすることになっている。原因はわからない」という。爆発の影響で病院の南隣の住宅の一部が焼け、天井に穴が開いたほか、病院の南側の窓ガラスがあちこちで割れた。近くに住む主婦は「ドーンという音で外に出てみると、病院の2階ぐらいまで火柱が上がっていた。すぐに南側に燃え広がった」と話している。
 
 
 
「朝日新聞;聞蔵」200389日 朝刊
8日午後1時35分ごろ、船橋市のパチンコ店で、店内で倒れた男性(65)を消防の救急隊員が酸素ボンベを使って救助中、爆発が起こり、隊員が顔や胸にやけどを負って入院した。別の隊員も顔に軽いやけどをした。警察などが原因を調べている。
倒れた男性は医療機関に運ばれたが、心臓圧迫による死亡が確認された。警察では、事故との因果関係はないいとみている。
 
 
 
「朝日新聞;聞蔵」2003725日 山形版
最上町にある民間の産廃焼却施設「最上クリーンセンター」の高圧酸素ボンベ周辺で、23日午後6時20分ごろ、「ボン」という音がした。近くの作業員が駆け付けると、保守点検作業中の会社員(20)が倒れていた。作業員はのどに大けがをしていて意識不明の重体。
警察の調べでは、事故があったのは酸素ボンベ9本から1本の管に高圧酸素を送り込む装置。管周辺の調整具が飛んでおり、被災者ののどをボルトのようなものが直撃したらしい。
 
 
 
「朝日新聞;聞蔵」1996325日 夕刊
25日午前11時45分ごろ、福岡県志免町の高圧ガス製造業「イワタニ福岡ガスセンター」で酸素ボンベが破裂し、爆風で同センター下請け会社員(61)が死亡、同僚がけがをした。
警察などの調べでは、破裂したボンベは高さ約90cm、直径約20cmの円筒形。アルミ製で容量は10ℓ。病院で患者の酸素吸入に使う医療用のものという。
 
 
 
「朝日新聞;聞蔵」1992711日 朝刊
 
10日午後1時40分ごろ、大阪市中央区の光南マンションの解体現場で、鉄骨をアセチレンガスバーナーで切断中、アセチレンガスのボンベ1本が突然、火を噴き、横に置いてあった酸素ボンベ1本が爆発した。
爆風で工事現場の看板(縦1m、横1.2m)が吹き飛ばされ、消火に駆け付けた消防隊員が腰に軽いけがをした。ボンベの破片は半径約10mの範囲に飛び散り、近くに駐車中の乗用車2台の窓ガラスなどが壊れた。
 
 
 
「朝日新聞;聞蔵」1988106日 夕刊
 
6日午後1時すぎ、皇居内の宮内庁病院近くで、工事用の車に積んであった酸素ボンベが爆発し、建設会社社員1人がけがをした。同病院では配管工事をしており、事故を起こしたボンベは、この工事に使われるものとみている。
 
 
 


(2011年6月2日 修正1 ;追記)
 
2011年5月31日17時6分に、朝日新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
31日午後2時半ごろ、福島第1原発4号機の原子炉建屋南側で、がれきの撤去作業中、無人の重機が誤って酸素ボンベを切断し、爆発した。けが人なし。
4号機は震災前から定期検査中で、配管の溶接などのため酸素ボンベがあった。

[時事通信社]
 


 
読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[2回]

PR
20115211935分にmsn産経ニュース千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
21日午後2時半ごろ、市川市の3階建てビルの解体現場で、屋上からガスバーナーを使って3階天井の鉄筋を焼き切る作業をしていたところ、溶けた鉄の塊が階下に置いてあった酸素ボンベのホースに落ちて引火、爆発した。
この事故で、約12m離れた向かいのビルの屋外の階段を上っていた配達作業中の男性(26)が転倒し、さらに爆風で吹き飛んだガラスが当たって顔や腰に軽傷を負った。
警察によると、当時、現場では現場責任者と作業員2人の計3人で解体作業にあたっていた。ボンベの酸素はガスバーナー用に使われていた。
警察は、業務上過失傷害の疑いで作業員らから事情を聴き、現場管理の方法に問題がなかったかなどを調べている。
 
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
□類似事例が1992年1月17日の朝日新聞「聞蔵」兵庫版に掲載されていた。上記市川の事例も、アセチレンのホースに落ちたのかもしれない。
 
16日午後3時20分ごろ、姫路市の市下水道管理センター福井前処理場で、土木作業員(55)がガスバーナーで鉄製手すりを切断中、過熱した手すりの切断面がアセチレンガスボンベのゴムホースに触れ、漏れたガスに引火。そばにあった酸素ボンベが数分後に爆発した。作業員は近くの穴(直径1m、深さ2.4m)に逃れようと飛び込んだ際、肩を打って軽いけがを負った。
 
□上記2件以外にも、酸素ボンベの爆発事故は結構多く発生している。別途、紹介予定。
 

読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

20115121843分に、msn産経ニュースから下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
主として肺の病気の治療に使う「酸素濃縮装置」が原因とみられる住宅火災が、今年1月に2件発生し、患者2人が死亡したことが12日、日本産業・医療ガス協会の集計で分かった。
協会と厚労省は、使用中の装置にたばこやストーブなどの火気を近づけないよう呼びかけている。
協会によると、今年1月、大阪府の40代女性と兵庫県の80代男性の自宅でそれぞれ火災があり、2人とも死亡した。原因は特定されていないが、装置から出る酸素でたばこなどの火が燃え広がった可能性がある。
協会は平成15年から集計を続けており、今回分を合わせると火災件数は34件、死者は33人となった。
 
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
□この装置は、圧力スイング吸着によって空気から高濃度の酸素を得るもの。
 
□2010年1月、厚労省から、この装置を使う際は火気取扱い注意、との広報が出されている。
 
□高濃度の酸素はモノを燃えやすくすることは、装置提供者から使用前に十分に説明されている筈。しかし一般家庭では、装置を使い慣れるにつれ、つい危険意識が薄らいでしまう・・・そういったことだろうか?
 
 
 
読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

 通信欄 
問合せなどあれば記事末尾の読者通信欄に名前(匿名可)とメルアドを記入し ①確認ボタンをクリック ②記入欄に用件記入   ③確認ボタンをクリック ④内容がOKであれば送信ボタンをクリック    してください。     ちなみに「ご送信ありがとうございました」との返信がありますが。それは通信欄会社からの自動メッセージですので、ご留意ください。
 カテゴリー Category 
 最新コメント Latest Comments 
[06/09 ※無記名]
[06/01 ※無記名]
[02/08 ※無記名]
[02/08 ※無記名]
[01/20 ※無記名]
[08/31 ガーゴイル]
[09/27 三浦]
[03/02 南方英則]
[11/20 山城守]
[07/20 記事内容について訂正をお願いします。]
[07/16 神戸ファン]
[04/21 Rawi]
[08/12 山田晴通]
[04/24 道産子]
[04/15 道産子]
[04/15 道産子]
[04/05 道産子]
[04/02 道産子]
[04/01 道産子]
[02/27 道産子]
[02/26 愛読者]
[01/10 愛読者]
[11/07 愛読者]
[10/12 愛読者]
[08/24 愛読者]
 ツイッターなどへの接続 
 製造業ブログランキングへの接続 
下記をクリックすれば、2種類の製造業ブログランキングにつながります
にほんブログ村 企業ブログ 製造業へ
にほんブログ村 人気ブログランキングへ
 最新トラックバック 
 バーコード 
 カウンター 
 アクセス解析 
 プロフィール Profile 
HN:
魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

Template by ららららいふ / Material by 素材くん「無料WEB素材屋」

忍者ブログ [PR]