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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2012年2月7日18時48分にNHK甲府から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

7日午前8時30分頃、南アルプス市で鉄工所の経営者の67歳の男性が車庫から火が出ているのに気づき、みずから消火した。
この火事で車庫の一部、およそ1.5m2が焼けたが、けがをした人はいなかった。


警察によると、男性は、車庫の内側に設置された水道管の凍結を溶かそうと、火が出る30分ほど前から投光器を使って500Wの明かりを当て続けていたという。

水道管には毛布が巻き付けてあったということで、警察は現場の状況からこの毛布が明かりで熱せられて火が出たと見て、詳しい状況を調べている。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kofu/1045840261.html
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
投光器のランプに毛布の端が接触した、あるいは投光器からの輻射熱が着火源になった火災だと思われる。
毛布から投光器までの距離は不明だが、早く溶かそうと、かなり近づけていたのではないだろうか?




(2012年3月1日 修正1 ;追記)
 
2012年2月8日付の山梨日日新聞紙面に、凍結解除時の注意点などが、下記趣旨で掲載されていた。
 
焼けたのは、プラスチック製の外壁約1.5m2。
警察などによると、男性は午前8時ごろ、水道管の近くで投光器をつけた後、目を離していた。
火が出ていることに気付いた男性が、自ら消し止めた。
使っていた投光器は、500Wのハロゲンタイプだったという。
 
水道管の水を溶かすため投光器を使うことについて、市企業局は「危ない行為なので止めてほしい」と指摘。
「自然に溶けるのを待つか、タオルや布をかぶせた上からぬるま湯をかけ、ゆっくり溶かすように。熱湯は管が破裂する危険があるので止めてほしい」としている。

 
 
 
(ブログ者コメント)
 
「熱湯は管が破裂する危険がある」というくだり、一読してブログ者は、なるほどと感じた。
それは、産業現場でもたまに発生する、液封による設備破裂トラブルを意識した発言だと思ったからだ。
 
どのようなトラブルかといえば、下記。

①内部に液体が満杯状態で密封されている配管や容器が加熱されると内部の液体が膨張し、圧力が急上昇して破裂に至る。

②配管内で固化した液体を溶かすのに、配管の真中付近を先に加熱すると、両端が固体のまま真中だけが液体になる。
ここで、一般的には液体の密度のほうが固体より小さい。つまり、単位重量当たりの体積は液体のほうが固体より大きいので、真ん中付近で溶けた液体は両端が固体のため逃げ場がなく、体積膨張分だけ圧力が上昇して、破裂に至る。
 
ブログ者は、②のケースを思い浮かべたのだ。
 
しかし、よくよく考えてみれば、ペットボトルに入れた水を冷凍すると、氷になった後は体積が増えている。
そりゃーそうだ。氷は水に浮く。
これは、上記シナリオと逆の現象だ。
 
疑問に思い調べてみると、どうも、温度と密度の関係においては、水だけがきわめて例外的な挙動を示す物質の模様。
 
市企業局は、どのような理由で「破裂する危険がある」と言ったのだろうか?
ブログ者が気づいていない危険性でも、あるのだろうか?

 
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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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