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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2012年4月6日付で毎日新聞新潟版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
4日夜から5日朝にかけて、県内全域で、電線や電柱の機器などがショートして火花が出る現象が相次いだ。
暴風により電線などに傷ができたことが原因とみられ、機器故障による停電も発生した。


東北電力新潟支店によると、電線などから火花が散るこの現象は「トラッキング」と呼ばれる。
通常は主に海岸部で生じるが、今回は被害が県内全域に広がり、約1230件確認された。
一晩で1000件を超す規模は非常に珍しく、暴風のすさまじさをうかがわせた。


新潟市消防局によると、4日午後9時から5日午前6時までの「電線から火花が出ている」などといった通報による出動回数は約120回に上った。
県警によると、同様の内容の110番通報が県内で約200件寄せられたという。


出典URL
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20120406ddlk15040391000c.html
 
 
一方、4月6日付の朝日新聞新潟全県版からは、やや詳しい状況がネット配信されていた。
 
強風が続いた4日夜から5日未明にかけて、県内の海沿いを中心に、一般家庭に引き込んだ電線から火花が発生する現象が相次いだ。
 
東北電力によると、海からの風や雨で電線に塩分が付着。電線の表面の傷から塩分が内部にしみ込んで漏電し、火花が発生した。
雨量が少ないため、塩分が流されずに残り、多発したという。
 
電線は燃え難い素材を使っているので、出火することはなかったという。
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
このような現象が発生することをブログ者は知らなかった。
参考までに紹介する。
 
 


(2012年4月14日 修正1 ;追記)
 
新潟より5日ほど遅れて九州全県と広島、岡山、仙台でも同様な現象が発生し、福岡では西鉄が止まり、鹿児島では男児が軽傷を負ったという新情報を追記しました。
詳細は以下の個別記事参照。


2012年4月11日11時41分に朝日新聞から、佐賀県や福岡県で同様な現象が相次いだと、火花の写真付でネット配信されていた。
 
佐賀県や福岡県で10日夕、電線から建物に電気を送る引き込み線から火花が出る現象が相次いだ。
九州電力佐賀営業所には10日夕、問い合わせが次々に入り、調べたところ、佐賀市や佐賀県神埼市、小城市などの計約40カ所で火花が確認されたという。
佐賀広域消防局にも午後6時から6時半にかけて、佐賀市内2カ所と小城市牛津町で計3件の通報があった。火事や停電などの被害はなかった。
福岡県小郡市などを管轄する九電甘木営業所にも10日夕から、電線や電柱から火花が出ているという問い合わせが6件寄せられた。


出典URL
http://www.asahi.com/national/update/0411/SEB201204100074.html
 
 
4月12日付の佐賀新聞からは、同様な現象が九州全域で866件確認されていた旨、ネット配信されていた。
 
佐賀市など県内各地で10日、電線から火花が出たのが多数確認された問題で、九州電力は11日、同様の現象が九州全域で計866件発生していたと発表した。
同日午後4時までに通報などで確認した数で、うち282件が停電したがすべて復旧した。


原因について九電は、4月2~3日にかけての強風で運ばれた塩分が電線に付着し、10日からの雨で水分を含み電流が漏れたとみている。

火花の発生件数が最も多かったのは鹿児島の258件で、福岡(216件)、熊本(176件)が続いた。佐賀は80件で、うち34件で停電が起きた。
同社は11日、損傷した電線をテープで補修するなどの復旧作業や、他の被害の有無について点検作業を進めた。

 
出典URL
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2188227.article.html
 
 
4月11日1時5分にmsn産経ニュースからは、広島でも同様な現象があり、また西鉄では電車が一時立ち往生した旨、ネット配信されていた。
 
広島、福岡、佐賀、熊本の各県で10日午後、鉄道の送電設備や、中国電力や九州電力の電線から火花が散るトラブルが相次いだ。
中国電や九電によると、電線に付着した塩分や黄砂などに、10日に降った雨が影響して火花が発生したとみられる。


10日午後6時15分ごろ、福岡市と福岡県大牟田市を結ぶ西鉄天神大牟田線の端間-宮の陣間で、線路上の架線から火花が出ているのを通行人が見つけた。
列車の運行を一時止め、急行列車2本が約1時間半にわたって線路上で立ち往生したことなどから、計4万1千人に影響が出た。


同日午後には、福岡県大川市や、佐賀市、吉野ケ里町など佐賀県の4市1町で、九電に「電線から火花が発生した」との通報が約40件相次いだ。熊本市内でも1件、消防に通報があった。
広島県でも、午後6時半から同11時半にかけて、電線から火花が出たとの通報が、広島市佐伯区や広島県海田町など7カ所から広島市消防局に相次いだ。

 
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120411/crm12041101050001-n1.htm
 
 
岡山県でも確認されたと、4月12日付で朝日新聞岡山版(聞蔵)からネット配信されていた。
 
11日未明から早朝にかけ、岡山市、倉敷市、笠岡市で、計11件の問い合わせがあった。
中国電力岡山支社は、「3日の強風で電線にほこりが付着し、雨の水分で電気が通りやすくなって発火した可能性がある。強い雨ならほこりは洗い流されるが、小雨だったのでほこりに電流が流れたのではないか」と話している。

 
 
仙台市内でも確認されたと、4月12日19時1分にNHK仙台からネット配信されていた。

仙台市内で、11日の午後3時から5時ごろにかけて、広い範囲で電線から火花や煙が出る現象が相次いだ。
東北電力によると、電線から火花や煙が出て復旧作業を行った場所は、宮城県内であわせて23か所に上ったという。


東北電力によると、火花や煙が出た場所は、電線を覆うゴムが劣化し、中の導線が露出していたということで、この部分に付着したほこりが雨水を含んで電気を流す回路のような働きを持ち、火花や煙が出たものとみている。

仙台市内では、今月9日、中国から風に乗って運ばれる「黄砂」がことし初めて観測されていて、東北電力では、黄砂も原因の1つになった可能性があるとしている。

電線から火花が出る現象は、露出した導線に塩分を含んだ水が触れた場合にも起きるため、海風が吹くことが多い東北地方の日本海側では、時折、発生するが、宮城県内ではめずらしいという。

東北電力では、電線からの火花や煙を見つけた場合には、近寄らずに、電力会社に通報してほしいと呼びかけている。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/sendai/6004389351.html
 
 
鹿児島では5歳児が垂れた電線に触れてやけどしたと、4月13日付で毎日新聞鹿児島版からネット配信されていた。
 
12日午後5時10分ごろ、鹿児島市明和の中平公園で遊んでいた男児(5)が垂れ下がった電線に触れ、感電した。左の手のひらに軽いやけど。
九州電力は「沿面リーク」現象が起きて電線が切れたとみている。
九州・山口では同現象によって各地の電線が火花を上げ、多数の停電をもたらしたが、けが人が出たのは初めて。
九電によると、垂れ下がっていた電線は、公園内の水銀灯への引き込み線だった。


沿面リークは、電線を覆うビニール製の絶縁体が、強風で飛んできたごみなどが当たって損傷し、その傷から雨水などに含まれる塩分などが染み込んでショートする現象。
3日の爆弾低気圧で強風に見舞われた九州・山口では10〜11日、電線から火花が上がる現象が全県で起き、少なくとも計919件発生、289件が停電した。これも同現象とみられている。


他にも断線している電線がある可能性もあり、九電は「(男児に)申し訳ない。切れた電線を見かけたら触れずにすぐ連絡してほしい」と話している。


出典URL
http://mainichi.jp/area/news/20120413sog00m040004000c.html
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
□パチパチ程度の火花かと思っていたが、朝日新聞の写真を見ると、まるで火の玉だ。

□NHK仙台の記事によれば、東北の日本海側で時折発生する現象とのこと。
やはり、これだけ全国で多発するのは超レアケースのようだ。

□タイミングから考えると、ほとんどが爆弾低気圧の影響だったのだろう。
電線以外にも広範囲で多大な被害をもたらした爆弾低気圧、こんなに凄まじいのも珍しい。

 
 
 
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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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