本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。 それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。 本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。 一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。 (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2012年10月20日18時47分に朝日新聞から、また10月20日12時4分に読売新聞から屋根に穴の開いた写真付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午前1時50分ごろ、広島市南区宇品の自動車メーカー「マツダ」の本社工場で爆発が起き、作業中の男性社員3人が熱風などで軽いやけどを負った。
警察は、原材料の溶けた高熱の鉄が容器からこぼれ、水と接触して水蒸気爆発を起こしたとみて、業務上過失傷害の疑いで調べている。
警察などによると、現場はエンジン部品をつくる「宇品中地区鋳造C棟」。
溶鉱炉で溶けた約3トンの鉄をバケツ状の容器(直径約1m、高さ約1.5m)に移し、電動式台車で運ぼうとした際に容器が横転。鉄が流れ出たという。
溶鉱炉の周りに冷却用水の管が設置されており、爆発後に管が破損しているのが確認された。
容器が倒れた際に管を壊し、高熱の鉄が冷却水に触れた可能性があると警察はみている。
やけどを負ったのは25歳と32歳、38歳の社員で、1人は鉄の運搬作業を担い、あとの2人はその近くにいたという。
棟内には当時、作業員が約50人いたが、3人のほかは無事だった。
県警は同日、実況見分を実施。容器が倒れた現場の真上の天井には爆風で開いたとみられる穴が複数あったほか、近くの自動制御室のガラスが割れていたという。
現場はJR広島駅の約4km南の臨海部。本社工場は広島県府中町から南区にまたがる海沿いの約220haで、デミオやロードスターを製造している。
マツダは「近隣住民の皆様、関係各位に多大なご心配とご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げます」との談話を発表。事故対策本部を設置して原因の調査を始めた。
同社は爆発現場のC棟以外は22日から通常通り操業する。
C棟の再開時期は決まっていないが、造っている部品は一部の海外向けなどに限定されており、「製品供給に与える影響は極めて軽微。当面の車両生産への影響はない見通し」としている。
約300m北にあるコンビニ店の男性店員は「ボーンという音がして窓ガラスが揺れた」と話した。
出典URL
http://www.asahi.com/national/update/1020/OSK201210200093.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121020-OYT1T00188.htm
(2012年12月21日 修正1 ;追記)
2012年12月14日13時43分にmsn産経ニュースから、12月15日2時18分にmsn産経ニュース広島から、周辺の砂に含まれていた水分が原因だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同社は14日、地面にたまった砂に含まれた水分が溶けた鉄と接触し、水蒸気爆発したことが原因とみられると発表した。
同日、事故以来停止していた現場の建屋での操業を再開。「操業停止による製品供給への影響はない」としている。
同社によると、現場は鋳鉄製エンジン部品を作る建屋。
電気炉で鉄を溶かす工程で出た砂が炉の周辺にたまったところに、溶かした高温の鉄を運ぶ容器が転倒。砂に含まれた水分に鉄が触れて爆発したとみられる。
事故を受け同社は、再発防止策として
・容器の転倒防止のため、溶かした鉄の運搬方法を見直し、鉄を容器ではなく、レーンで流すようにする
・電気炉周辺の乾燥状態を維持するため、炉下ピットに換気装置と漏水センサーを設置する。
・始業点検手順マニュアルも改訂した
などの対策を取った。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/121214/dst12121413500005-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121215/hrs12121502180004-n1.htm
(ブログ者コメント)
□当初は「冷却用水の管が破損し、その水で・・・」というニュアンスで報道されていたが、当該管の破損は爆発によって生じたものだったらしい。
□それにしても、どの程度、砂に水分が含まれていたのだろうか?
押すと水が浸み出る程度にシャバシャバだったのだろうか?もしそうなら管理不備。
それとも、単に砂が湿っていた程度でも水蒸気爆発が起きるのだろうか?理屈からいえば当然起こり得る話しなのだが、ブログ者は過去にそのような事例に接した記憶がない。
(2013年3月7日 修正2 ;追記)
2013年2月27日19時1分にNHK広島から、責任者らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
これについてマツダは、「書類送検されたことは重く受け止めている。今回の事故で、近隣住民の皆さまにご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げます。全社一丸となって、再発防止に取り組んでいきたい」とするコメントを出した。
2013年2月28日2時5分にmsn産経ニュース広島からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
マツダと、工場マネージャーの男性社員(51)を書類送検した。
男性社員は事故の起きた工場で労働者を指揮監督し、安全を管理していたが、平成24年10月20日、溶かした鉄(溶湯)を製造、運搬させる際、工場内の溝などに水がないか確認しなかったため、同日午前1時50分ごろ、傾いた容器からあふれた溶湯が溝に流入。水分と接触して水蒸気爆発を起こし、3人にやけどを負わせたとしている。
2013年2月27日13時10分にTBS NEWSからは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
広島中央労基督署は、溶けた鉄を運ぶ作業で必要な床などに水がたまっていないかの確認を怠った労安法違反の疑いで、当時、作業の責任者だったマネージャー(51)とマツダを書類送検した。
マネージャーは容疑を認め、「確認が必要なことは知っていたが、日頃からしていなかった」と話しているという。
(2013年6月4日 修正3 ;追記)
2013年6月1日付で朝日新聞大阪版(聞蔵)から、不起訴になったという下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午前1時50分ごろ、広島市南区宇品の自動車メーカー「マツダ」の本社工場で爆発が起き、作業中の男性社員3人が熱風などで軽いやけどを負った。
警察は、原材料の溶けた高熱の鉄が容器からこぼれ、水と接触して水蒸気爆発を起こしたとみて、業務上過失傷害の疑いで調べている。
警察などによると、現場はエンジン部品をつくる「宇品中地区鋳造C棟」。
溶鉱炉で溶けた約3トンの鉄をバケツ状の容器(直径約1m、高さ約1.5m)に移し、電動式台車で運ぼうとした際に容器が横転。鉄が流れ出たという。
溶鉱炉の周りに冷却用水の管が設置されており、爆発後に管が破損しているのが確認された。
容器が倒れた際に管を壊し、高熱の鉄が冷却水に触れた可能性があると警察はみている。
やけどを負ったのは25歳と32歳、38歳の社員で、1人は鉄の運搬作業を担い、あとの2人はその近くにいたという。
棟内には当時、作業員が約50人いたが、3人のほかは無事だった。
県警は同日、実況見分を実施。容器が倒れた現場の真上の天井には爆風で開いたとみられる穴が複数あったほか、近くの自動制御室のガラスが割れていたという。
現場はJR広島駅の約4km南の臨海部。本社工場は広島県府中町から南区にまたがる海沿いの約220haで、デミオやロードスターを製造している。
マツダは「近隣住民の皆様、関係各位に多大なご心配とご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げます」との談話を発表。事故対策本部を設置して原因の調査を始めた。
同社は爆発現場のC棟以外は22日から通常通り操業する。
C棟の再開時期は決まっていないが、造っている部品は一部の海外向けなどに限定されており、「製品供給に与える影響は極めて軽微。当面の車両生産への影響はない見通し」としている。
約300m北にあるコンビニ店の男性店員は「ボーンという音がして窓ガラスが揺れた」と話した。
出典URL
http://www.asahi.com/national/update/1020/OSK201210200093.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121020-OYT1T00188.htm
(2012年12月21日 修正1 ;追記)
2012年12月14日13時43分にmsn産経ニュースから、12月15日2時18分にmsn産経ニュース広島から、周辺の砂に含まれていた水分が原因だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同社は14日、地面にたまった砂に含まれた水分が溶けた鉄と接触し、水蒸気爆発したことが原因とみられると発表した。
同日、事故以来停止していた現場の建屋での操業を再開。「操業停止による製品供給への影響はない」としている。
同社によると、現場は鋳鉄製エンジン部品を作る建屋。
電気炉で鉄を溶かす工程で出た砂が炉の周辺にたまったところに、溶かした高温の鉄を運ぶ容器が転倒。砂に含まれた水分に鉄が触れて爆発したとみられる。
事故を受け同社は、再発防止策として
・容器の転倒防止のため、溶かした鉄の運搬方法を見直し、鉄を容器ではなく、レーンで流すようにする
・電気炉周辺の乾燥状態を維持するため、炉下ピットに換気装置と漏水センサーを設置する。
・始業点検手順マニュアルも改訂した
などの対策を取った。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/121214/dst12121413500005-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121215/hrs12121502180004-n1.htm
(ブログ者コメント)
□当初は「冷却用水の管が破損し、その水で・・・」というニュアンスで報道されていたが、当該管の破損は爆発によって生じたものだったらしい。
□それにしても、どの程度、砂に水分が含まれていたのだろうか?
押すと水が浸み出る程度にシャバシャバだったのだろうか?もしそうなら管理不備。
それとも、単に砂が湿っていた程度でも水蒸気爆発が起きるのだろうか?理屈からいえば当然起こり得る話しなのだが、ブログ者は過去にそのような事例に接した記憶がない。
(2013年3月7日 修正2 ;追記)
2013年2月27日19時1分にNHK広島から、責任者らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
広島中央労基署は、会社側が爆発の危険を防ぐための必要な安全対策をとっていなかったとして、会社と事故が起きた工場の責任者を労安法違反の疑いで書類送検した。
この事故は去年10月、車の部品を製造する建物で、溶鉱炉で溶かした高温の鉄を容器に入れて台車で運ぶ途中に何らかの原因で容器が倒れ、こぼれた鉄が砂に含まれていた水分に触れるなどして水蒸気爆発が起きたもので、現場で作業をしていた男性社員3人が軽いやけどを負った。
今回の事故について、同署が立ち入り検査を行うなどして詳しく調べた結果、当時、高温の鉄を運搬する際に、周辺に水分がないか確認しないまま作業していたことが分かったという。
このため同署は、会社側が水蒸気爆発の危険を防ぐための必要な安全対策をとっていなかったとして、「マツダ」と事故が起きた工場の51歳の責任者を、労安法違反の疑いで書類送検した。
これについてマツダは、「書類送検されたことは重く受け止めている。今回の事故で、近隣住民の皆さまにご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げます。全社一丸となって、再発防止に取り組んでいきたい」とするコメントを出した。
出典URL
2013年2月28日2時5分にmsn産経ニュース広島からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
マツダと、工場マネージャーの男性社員(51)を書類送検した。
男性社員は事故の起きた工場で労働者を指揮監督し、安全を管理していたが、平成24年10月20日、溶かした鉄(溶湯)を製造、運搬させる際、工場内の溝などに水がないか確認しなかったため、同日午前1時50分ごろ、傾いた容器からあふれた溶湯が溝に流入。水分と接触して水蒸気爆発を起こし、3人にやけどを負わせたとしている。
出典URL
2013年2月27日13時10分にTBS NEWSからは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
広島中央労基督署は、溶けた鉄を運ぶ作業で必要な床などに水がたまっていないかの確認を怠った労安法違反の疑いで、当時、作業の責任者だったマネージャー(51)とマツダを書類送検した。
マネージャーは容疑を認め、「確認が必要なことは知っていたが、日頃からしていなかった」と話しているという。
出典URL
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5267923.html
(2013年6月4日 修正3 ;追記)
2013年6月1日付で朝日新聞大阪版(聞蔵)から、不起訴になったという下記趣旨の記事がネット配信されていた。
広島地検は、法人としてのマツダと男性マネージャーを不起訴処分(起訴猶予)とした。
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。