2014年1月14日21時15分にNHK福島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午後5時すぎ、いわき市小名浜にある銅の精錬を行う「小名浜製錬」で爆発が起きたと、近所の住民から消防に通報があった。
工場では37歳の男性社員が左足にやけどをして、病院で手当を受けている。
やけどの程度は軽いという。
警察や会社によると、爆発が起きたのは建屋の中に2つある銅を溶かす反射炉の内の1つで、高温に溶かした銅を精製する作業中だったという。
会社によると、溶けた銅の取り出し口から通常よりも勢いよく銅が飛び出して、冷却用の水と反応して水蒸気爆発が起きたとみられている。
また、男性は炉から漏れた銅をとめようとした際にやけどをしたという。
反射炉がある建屋内が高温で危険なため、警察と消防では、温度が下がるのを待って、早ければあす、建屋内に入って現場の詳しい状況を調べることにしている。
小名浜製錬のすぐ近くに住む主婦(63)は、「突然、ドンという大きな音がして家が揺れるような感じがした。窓を開けて工場の方を見ると海側の工場の建物から黒い煙があがっているのが見えた」と話していた。
会社のホームページの情報では、小名浜製錬は本社は東京で、いわき市小名浜に工場があり、工場の敷地面積は44万m2あまりで、電線や電子機器の材料に使われる銅製品を製造しているという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6054477941.html?t=1389736140542
(2014年1月23日 修正1 ;追記)
2014年1月16日付の福島民報紙面に、事故時の状況に関する、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事が掲載されていた。
当時、作業していたのは男性2人で、炉内で熔かされた銅鉱石から銅を抽出する作業中だった。
銅の熔体が流れ出る抜け口が広がって高温の銅が漏れ出し、近くに設置してあった冷却装置の冷却水と反応して事故が起きたという。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。