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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20153131722分にNHK新潟から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

屋根に雪が積もった状態で雨が降ると屋根への負荷はどれ位増すのかを調べる公開実験が、長岡市の雪氷防災研究センターで行われた。


去年、関東地方で相次いだ雪の重みによる建物の屋根の倒壊は、雨で雪の重さが増したのが原因ではないかとして、国交省は、建物の屋根の強度に関する設計基準の見直しを進めている。
公開実験は、その一環として長岡市にある雪氷防災研究センターで行われたもので、傾斜や長さが異なる4種類の屋根が用意された。


実験では、屋根に50cmほどの雪が積もった状態で人工的に雨を降らせ、雪の状態の変化を観察したり、水分を含んだ雪の重さを測定したりした。
同様の実験はこれまで3回行い、傾斜が緩やかで全長が長い屋根ほど、雪が水分を含む状態が長く続くため、屋根に大きな負荷がかかっていたという。


ワーキングチームでは実験結果を詳しく分析し、積雪に加えて雨量も考慮した新たな設計基準の指針を国交省に提言することにしている。
実験を行った千葉大学工学部の高橋徹教授は、「きょうは関東の豪雪と同じような状態で実験できたのでこの結果を生かして基準の見直しにつなげていきたい」と話していた。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/1033075611.html?t=1426275984142

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

○公開実験を行う旨のプレス発表資料が3月2日付でセンターHPに掲載されていた。

資料中、実験方法や実験装置の写真が掲載されている。

http://www.bosai.go.jp/press/2014/pdf/20150302_01.pdf

 

○雨の影響で屋根雪の重さが増えたことが影響したらしい事故は下記参照。

2015115日掲載

2015110日 新潟県湯沢町の東京電力湯沢発電所(水力、無人)で積雪のため屋根が崩落し運転中のタービン4基の上に瓦礫が落ちて自動停止、除雪業者と日程調整中だった (修正1)

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4564/

2014825日掲載

2014819日報道 今年2月に関東甲信地方で大雪時に屋根が崩落する被害が相次いだのは、積雪に雨やみぞれが染み込んで密度が想定の2~8割高まったことが一因

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4212/

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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