2016年1月21日18時58分にNHK北海道NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月21日18時28分にテレビ朝日から、1月22日付で朝日新聞北海道版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午前11時40分ごろ、苫小牧市にある「王子製紙苫小牧工場」の敷地内で、作業員のNさん(65歳)が、古紙を固めたブロックの下敷きになった。
Nさんは、心肺停止の状態で病院に運ばれたが、全身を強く打っていて、その後、死亡が確認された。
警察や会社によると、事故当時、ほかの作業員がフォークリフトで圧縮古紙のブロックをトラックに積み込む作業をしていたところ、積んであったブロック数個が崩れ、近くで作業をしていたNさんが下敷きになったという。
ブロックは、1つの重さが1トンから1.5トンはあるという。
警察は、ほかの作業員などから話を聞くなどして、事故の原因を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20160121/5222711.html
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000066714.html
(2017年3月9日 修正1 ;追記)
2017年1月19日付で労働新聞から、通常とは逆の手順で作業させていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
北海道・苫小牧労基署は、労働者の危険を防止しなかったとして、H運輸(北海道苫小牧市)と同社現場責任者を、労安法第21条(事業者の講ずべき措置)違反の疑いで、書類送検した。
平成28年1月、同社労働者が死亡する労働災害が発生している。
同現場責任者は、苫小牧市内の製紙工場敷地内で、被災者に対して、積まれていた古紙ベールの荷降ろしをするよう命じていた。
この時、通常とは逆の手順で作業させた結果、積まれていた古紙ベールが崩落し、被災者が下敷きとなっている。
【平成28年11月28日送検】
出典
『通常手順と「逆」で作業し死亡労災 運輸業者を書類送検 苫小牧労基署』
https://www.rodo.co.jp/column/9475/
(ブログ者コメント)
最初の報道では「ほかの作業員が荷物積み込み中」の事故。
新しい報道では「被災者が荷降ろし中」の事故。
詳細不明だが、同じトラックで積み込みと荷下ろしを並行して行っていたということだろうか?
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。