2016年1月20日7時25分にNHK甲府から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
富士山の噴火に備え、富士吉田市の堀内市長は、県などと協議し、山小屋の窓ガラスに飛散防止のフィルムの導入を進めていく考えを示した。
御嶽山の噴火を受けて、山梨県は富士山における突発的な噴火対策について、山小屋を一時的な避難所として活用することなどを盛り込んだ指針の骨子案をまとめた。
この中で、山小屋の窓ガラスの飛散を防止するためのフィルムを貼ることなども検討するとしている。
これについて、富士吉田市の堀内市長は、19日の会見で、噴火に伴う振動や噴石などの被害を減らそうと、山小屋の窓ガラスに飛散防止のフィルムの導入を進める考えを示した。
富士吉田市では、県や山小屋など関係機関と協議し、早ければ、ことしの夏山シーズンに合わせて実施したいとしている。
堀内市長は、「飛散防止のフィルムはこれまでも山小屋に協力をお願いしてきた。噴火に備え、確実に導入できるよう検討していきたい」と話していた。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/1045157131.html?t=1453322110099
1月20日付で読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
富士吉田市の堀内市長は、19日の定例記者会見で、富士山の山小屋の窓ガラスに飛散防止のフィルムを貼り付ける噴火対策を講じる考えを示した。
今年の夏山シーズンまでに、各山小屋に配布したいという。
2014年9月の御嶽山噴火では、山小屋に逃げ込んだ登山者の多くが、噴石や火山灰から身を守ることができた。
このため、山小屋の屋根の強化も課題だが、短期的な対策として、噴火に伴う空気振動や噴石に備え、窓ガラスにフィルムを貼り付けることにした。
堀内市長は、「費用は県にもお願いする。登山者から集めている富士山保全協力金を使うのも、使い道が見えていいのでは」と話した。
富士山吉田口旅館組合に加盟する山小屋は21か所あり、いずれもフィルムを貼っていないといい、岩佐事務局長は、「行政が噴火対策に力を入れてくれることは心強い」と話している。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/local/yamanashi/news/20160119-OYTNT50181.html
(ブログ者コメント)
山小屋の噴石対策としては、これまで本ブログで、アラミド繊維による屋根強化の情報を何件か紹介している。(個別記事紹介は省略)
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。