2016年1月25日12時43分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月25日11時19分にNHK首都圏NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
東京消防庁は、急病の男性(73)宅から通報を受けた際、住所を誤って聞き取り、現場到着が約14分遅れたと25日に発表した。
男性は到着時、心肺停止状態で搬送先の病院で死亡した。
同庁は、今後、到着の遅れと死亡との因果関係を調べる。
同庁によると、24日午前7時20分、東京都立川市柏町の民家から、「トイレの中で男性が倒れて呼びかけに反応がない」との趣旨の通報が立川消防署の代表電話にあった。
電話を受けた男性消防士長(48)は、住所を約2km離れた同市栄町と聞き間違え、指令室に救急車の出動を要請したという。
10分後に救急隊員らが到着したが、急病人は見つからず、再び男性宅に電話をして間違いに気づき、本来より約14分遅れて到着した。
同庁は、通報を受ける際には通報者に住所を復唱してもらうよう指導していたが、消防士長は自身で住所を復唱していたという。
東京消防庁は、医師に依頼するなどして、到着の遅れと男性の死亡との関係について検証することにしている。
原崎・広報課長は、「あってはならないことであり、家族の方、都民の皆様の信頼を損なったことに対し、心からおわび申し上げます」とのコメントを出した。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASJ1T4135J1TUTIL023.html
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20160125/5317291.html
(ブログ者コメント)
○代表電話ではなく119番にかかっていれば、応答に慣れた職員が対応し、間違いは生じなかった・・・といった可能性はなかっただろうか?
○今回の消防士長の応対は、産業現場で行われている「復唱」そのもの。
ブログ者は、そのほうが間違い防止に有効だと思っているのだが、なぜ消防では、通報者にもう一度言ってもらうようにしているのだろう?
たとえば、通報者はパニック状態ゆえ言い間違いが多い・・・といった事情でもあるのだろうか?
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。