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2018年7月31日付で日本海新聞から下記趣旨の記事が、電柱に巻き付いたかずらなどの写真付きでネット配信されていた。
停電の原因と言えば、風雨や落雷を思い浮かべる人が多いだろう。
ただ鳥取県内では、動植物が電線に触れて漏電し、停電につながる事故も相次ぐ。
難敵はカラスとヘビ、かずらの3種。
いくら除去しても隙を突いて侵入してくる「いたちごっこ」が続き、電力会社は対策に思案投げ首だ。
【針金ハンガーも】
鳥取市の住宅地。
電柱の上に木の枝を複雑に組み合わせ、絶妙なバランスを保つ。
カラスの巣だ。
材料に針金ハンガーも交じっていた。
「除去しても、またすぐに別の場所で作られる」。
中国電力の担当者は、困惑の表情を浮かべる。
カラスは高所に巣を作る習性があり、市街地の電柱がターゲットになりやすい。
鳥取県内での撤去は2017年度に760件、18年度は7月4日現在で650件に上る。
中電は、複数の棒が突き出た営巣防止装置を設置するなどの対策も試みているが、隙間を縫って器用に巣を作られることもある。
ひなや卵がある場合は厄介だ。
「巣立つまでは除去できないので、応急措置的な対応になる」と担当者。
親鳥は、生まれたばかりのひなを守るため、近づこうとする人を襲うケースもあるという。
【雨天は要注意】
動植物による停電は、電柱と電線との接続部を覆うカバーの隙間に入り込むことにより、漏電やショートを引き起こして発生する。
異常を感知した変電所が自動的に電力供給を止める仕組みで、雨の日に起きることが多い。
中電によると、鳥取県内で17年度に起きた停電は114件で、このうち原因の最多は風雨の38件。
カラスとヘビ、かずらの3種を合わせると2番目に多い17件で、落雷が15件と続く。
今年はヘビによる停電が目立つ。
5月23日には大山町内で最大2000戸が停電した。
約3時間後に全世帯で復旧し、ヘビが電気設備に巻き付いて死んでいるのが見つかった。
ヘビは鳥の巣のひなや卵などの餌を狙って電柱を登る。
ボルトなどに巧みに体を絡ませて進むため、ネズミ返しのような遮蔽板を設置しても効果が薄い。
活動期の夏場にショートさせる事故が多いという。
【地面に電流】
中山間地に多い原因が、つる植物のかずらだ。
茎がいったん電柱に巻き付くと、ぐんぐん上へ。
地面に電流が流れる「地絡」と呼ばれる現象を引き起こすこともある。
関係機関がパトロールを強め、電線に触れる前に切断するなどしているが、夏場は1日に1m以上も伸びることから、追い付いていないのが現状だ。
動植物による停電を完璧に防ぐのは難しく、保守点検の苦労は絶えない。
中電鳥取営業所配電総括課の津森課長は、「住民が自ら取り除くのは危険なので、見つけたら通報してほしい」と呼び掛けている。
出典
『動植物原因の停電多発 鳥取県内、落雷より多く』
http://www.nnn.co.jp/news/180731/20180731046.html
※植物による停電の危険性については、北陸電気保安協会「でんきほあん 2013年
陽春号」にも写真付きで掲載されていた。
梅雨明け前の7月初旬のことでした。
お客さまから「停電」との連絡を受け出動し、点検したところ、構内第1柱の地絡継電器が動作し、区分開閉器が切れていました。
構内柱や受電設備など、お客さま設備に異常はないか、キュービクルへ小動物(特にヘビなど)が侵入していないかなど、目視点検を順番に行いました。
その結果、事業場奥で、構内柱上の架空電線に“つる草”が巻き付いている状態を発見しました。
当該構内柱横の樹木の枝から伸びてきた『クズのつる』が架空電線に巻きつき、その部分が絶縁劣化して電柱上のアームを通して地絡(高圧漏電)し、停電に至ったのでした。
よく見ると、高圧絶縁電線の絶縁被覆が溶けて充電部分が露出しており、巻きついた“つる草”も真っ黒に炭化して、火災になる一歩手前でした。
これまで点検の都度、構内周辺の除草を念入りに行っており、前回の点検時は“つる草”が伸びているところや巻き付きは全く無かったのですが、数日の間に柱の上に到達してしまったようです。
特に今回の場所は、真下からではなく、横の樹木から“つる草”が伸びてきたことが原因でした。
幸いにも、付近一帯が停電する波及事故や樹木火災になることもなく、“つる草”の撤去、電柱周りの樹木伐採と電線の応急処置で、停電を復旧することができました。
「絶縁電線」であっても、植物等が長時間接触し雨が続くと、電線の絶縁が破壊して、停電事故の原因になります。
そのため、常に樹木と近接している架空電線には、防護管で保護することも必要です。
“つる草”が原因での故障例として、
・屋外キュービクル内に侵入して、高圧機器充電部へ接触し停電
・エアコン室外機のファンに絡まり、モーターが焼損
・非常用予備発電設備に侵入により、制御用基板を焼損
など、意外と多くあります。
この故障対応で、草木が急成長する時期は、更なる注意が必要と痛感しました。
このような設備状況では、協会の点検はもとより、お客さま(連絡責任者)にも日常管理として、電気設備周辺の除草と、目視点検を行うことにより、電気事故防止の協力をお願いしています。
出典
『保安技師の体験 丹南営業所 保安課』
http://www.hokuriku-dhk.or.jp/attention/pdf/253_6.pdf
2018年7月31日付で毎日新聞東京版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
西日本豪雨で11府県に出された大雨特別警報の対象は、186市町村に及んだ。
2013年度に制度化されてから10回目の発表となった大雨特別警報で、気象庁は前代未聞の規模で「最後通告」を発していた。
その切迫感が自治体や住民には十分に伝わらず、「平成最悪」の広域豪雨災害となった。
5日朝。
登庁した気象庁の黒良(くろら)・主任予報官は、自席のパソコンで目を通した予報資料に驚いた。
梅雨前線の停滞で、日本列島の広い範囲で今後3日間、24時間雨量が200ミリを超える。
見たこともないデータに、「大きな河川が氾濫するかも」と焦りを募らせた。
上司の梶原・予報課長は、梅雨前線による大雨では異例の記者会見を開くべきだと考えた。
危険が及ぶ地域を細かく特定するデータはなかったが、橋田長官が「やりましょう」と決断した。
黒良予報官は、午後2時からの記者会見で、「西日本から東日本で記録的な大雨になる恐れがある」と強調した。
6日午前10時半からの会見では、気象庁が「最後通告」と位置づける大雨特別警報発表の可能性に言及。
午後5時10分、福岡など九州3県に最初の大雨特別警報を出し、8日までに順次拡大した。
各自治体は避難勧告・指示を最大約863万人に出したが、犠牲者は30日現在の毎日新聞集計で221人に上った。
24人が死亡した広島県呉市の新原(しんはら)市長は5日夕の飛行機で上京したが、事務方は気象庁発表の内容について、予想雨量などから「報告する必要はない」と判断。
新原市長は6日朝から財務省などを回る公務をこなして広島に戻ったが、交通渋滞に巻き込まれ、呉市役所到着は午後11時過ぎ。
広島県に大雨特別警報が出てから3時間半近くがたっていた。
広島市危機管理室の貞森・災害対策課長は6日午前6時半に出勤し、予想雨量から土砂災害の危険度を5段階に色分けしてパソコン画面の地図に示す「メッシュ情報」のチェックを続けた。
午後7時40分、大雨特別警報が広島県内に出た。
地図は、危険度が最も高い紫色で埋まっていく。
「土壌は相当水を含んでいるはずだ。早くやんでくれ」
広島市は、死者が77人に上った14年8月の土砂災害で避難勧告の遅れを批判され、避難所開設を待たずに発令できるよう、地域防災計画を改正した。
今回の豪雨では市内で23人が犠牲になり、大半が勧告を出した地域にいた。
貞森課長は、「我々の危機感は強かった。まだ住民への伝え方が足りないのか……」と悩む。
小田川が氾濫し51人が死亡した岡山県倉敷市真備町地区。
諏訪さん(男性、71歳)は、6日の気象庁会見をNHKで見たが、ピンとこなかった。
午後9時ごろ、自宅前の水路があふれ、間もなく自宅が浸水。
自衛隊のボートで2階から救助された。
「気象庁や市は情報発信してくれたのに、鈍感だった」と反省する。
甚大な被害を受けて、情報発信の見直しが迫られるのは必至だ。
菅義偉官房長官は12日の会見で、
「ここ数年、従来と桁外れの豪雨被害が繰り返し発生している。防災気象情報と避難情報の連携を含めてしっかり検証する必要がある」
と述べた。
静岡大防災総合センター長の岩田孝仁教授は、
「特別警報など、新たな情報が創設され、避難勧告が低く見られた結果、住民が逃げない一因になっているのでは。
今回は、気象庁の危機感が十分に伝わらなかった。
市町村長が直接呼びかけたり、首相や官房長官が会見したりすることも検討すべきだ」
と指摘する。
出典
『検証 西日本豪雨/1 特別警報、伝わらぬ切迫感 市民「ピンとこず」避難遅れ』
https://mainichi.jp/articles/20180731/ddm/041/040/038000c
(ブログ者コメント)
先日紹介した台風21号時の高波被害も、これと同じことではないかと感じた。
2018年7月31日18時55分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
31日午前10時半ごろ、大阪市浪速区湊町にある道頓堀川沿いの3階建てビルで、屋上の看板工事の下見をしていた自営業、Hさん(男性、44歳)が川に浮いているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。
はしごの上から誤って落ちたとみられる。
警察によると、Hさんは、ビル屋上に設置された看板の取り換え工事の事前調査に来ていた。
はしごは屋上から1階にかけて外壁に設置され、ほかの作業員と下りている最中に「どん」という音が聞こえ、姿が見えなくなった。
現場は大阪メトロなんば駅近くで、飲食店が立ち並ぶ歓楽街として知られる。
出典
『道頓堀川で44歳の作業員死亡 看板工事で誤って転落か』
http://www.sankei.com/west/news/180731/wst1807310091-n1.html
7月31日17時12分にNHK関西からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警察の調べによると、Hさんは川沿いにある3階建てのビルの屋上にのぼって、看板を付け替えるための調査を行ったあと、鉄ばしごを使って、およそ12m下の地上に下りる途中だったという。
現場はJR難波駅のすぐ北側。
出典
『道頓堀川に転落 男性作業員死亡』
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180731/0004779.html
(ブログ者コメント)
NHKの映像によれば、はしごに背カゴはついていない。
2018年7月30日8時6分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
西日本豪雨の影響で肱川が氾濫した際、国が管理する大川水位観測所(愛媛県大洲市森山)が浸水被害に遭い、肱川の水位が観測できなくなったことがわかった。
大洲市が菅田地区などへの避難指示・勧告を発令する際の基準とする水位を測る施設で、当面の間、上流の鹿野川ダムの放流量などによる推計値で判断基準を代替するという。
国交省大洲河川国道事務所によると、肱川には大洲、西予両市で計7か所の水位観測所があり、大川観測所は、氾濫で流失した大成橋の上流700mの肱川堤防沿いに立地。
7日午前8時40分頃、2m以上の床上浸水に遭い、観測機器などが故障した。
大洲市は7日午前7時30分、市全域に避難指示を出しており、故障は判断に影響していないとしている。
大洲河川国道事務所は8月中の仮復旧を目指すが、それまでの間は、鹿野川ダムの放流量と肱川の支流・小田川の水位を測る内子水位観測所(内子町知清)での観測データを基に、大川観測所付近の水位を推計する。
大洲河川国道事務所の阿部副所長(53)は、「本来あってはならないことで、遺憾だ。河川が氾濫した場合でも浸水などで機器が故障しないよう、対策をしっかりと考えたい」と話した。
出典
『水位観測所が浸水「本来あってはならないこと」』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20180729-OYT1T50092.html
2018年7月30日付で毎日新聞兵庫版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県立神戸商業高校(神戸市垂水区)のグラウンドで、昨年12月、陸上部の練習中に男子生徒が投げたハンマーが別の男子生徒の肩に当たり、約1カ月のけがを負っていたことが、県教委などへの取材で分かった。
陸上部の顧問は練習に立ち会っていたが、声かけなどの安全確認が不十分だったという。
県教委や同校によると、昨年12月11日午前11時50分ごろ、男子生徒(当時1年)が投げたハンマー(重さ6kg)が、数10m先で短距離走の練習をしていた男子生徒(同2年)の肩に、後ろから当たった。
顧問の教諭は、ハンマーを投げた生徒が倒れている生徒に駆け寄ったところを見て、事故に気付いたという。
事故防止のため、ハンマーを投げる際に「いきまーす」「はーい」と声をかける指導をしていたが、事故が起きた時は、投げ手は声を出したが、確認が不十分だったという。
同校は取材に、「事故後、再発防止策として『投てきの練習は、原則、専用の競技場で行う』などと定めた」としている。
この事故の9日後には、群馬県藤岡市の県立高校で、陸上部の男子生徒が投げたハンマーがサッカー部の男子生徒の頭に当たり、死亡する事故が起きている。
出典
『けが ハンマー投げで 生徒に当たる 昨年12月・神戸商高』
http://mainichi.jp/articles/20180730/ddl/k28/040/243000c
7月30日12時5分に神戸新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県教委によると、昨年12月、男子部員の投げたハンマーが、約30m離れた地点で走っていた部員の背中にかすめるようにして当たり、肩甲骨の辺りに軽傷を負ったという。
2人以外の部員は練習を終えて引き上げており、顧問も投てき練習を見ていなかった。
男子部員は投げる前に掛け声をしていたが、部員が近くを走っていることに気付かず、当たった部員も掛け声に気付いていなかったという。
県教委は、安全確認が不十分として、再発防止を指導した。
出典
『部活中にハンマー当たり部員軽傷 神戸の高校、昨年12月』
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201807/0011494613.shtml
(ブログ者コメント)
藤岡市の死亡事例は本ブログでも紹介スミ。
2018年7月29日16時11分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福井県あわら市、坂井市、永平寺町、おおい町で、証明書発行といった住民サービスが利用できなくなり、庁内業務を含めて計9市町に影響したシステムの障害は、発生から1週間が過ぎた30日に、ようやく完全復旧となる見通しだ。
県と全17市町の業務に関わる民間のシステム会社で発生した通信障害は、ほぼ1週間に及び、原因も解明されておらず、現代社会を支える情報通信技術が抱えるもろさを露呈した。
【失態】
「復旧作業は順調に進んでいる。明朝には解決する」。
運用するFシステムズ(坂井市)は、トラブルを公表した23日以降、楽観的な見通しを示しては翌朝に撤回、という失態を繰り返した。
障害の発生は、22日未明。
各役場の休みにデータをやりとりする会社のサーバーのソフトを更新しようとして、突然、システムが使えなくなった。
丸一日過ぎても復旧せず、23日には、転出入の届け出や庁内のメール送受信、財務会計や人事給与、電子決裁など、37もの業務に支障が表れた。
坂井、あわら両市と永平寺町の電算事務を担う福井坂井地区の広域行政事務組合(あわら市)のまとめでは、23~26日には、3市町の約500人の手続きを受け付けられず、後日回しや郵送での対応となった。
27日になっても、子ども医療費や重度心身障害者医療費の受給者証を更新、発行するなど、一部の業務を再開できなかった。
【後手】
深刻さを増すトラブルを前に、Fシステムズは、市町などとの協調を欠いた。
若狭の事務組合職員は、
「朝には『午前中に復旧』と言ったのに、昼過ぎに『今度は(サーバーの)本体がやられた』。約束した時間の連絡もなく、対策を考えようもない」
と嘆いた。
住民からも不信感を招き、坂井市の職員は
「こちらも、住民に『明日には』と説明したのに、翌日になって『できない』と電話することになり、何を伝えればいいのかも分からなかった」
と、ため息をついた。
行政サービスのシステムは、通常、トラブルに備えて補助の系統を持つなど、万全を期すのが前提だ。
住民基本台帳ネットワークシステムを運営する地方公共団体情報システム機構(東京都)は、
「複数の自治体から異動情報が届かない状態が数日続き、近年ない規模の深刻な状況だった。障害や故障がないわけではないが、ここまで長引くとは」
と驚く。
【弊害】
障害が起きている間、Fシステムズの復旧作業は、次々と不測の不具合に追われた。
異常に備えたバックアップのデータにもつなげず、一時は、本体機器そのものが動かせなくなった。
代わりの臨時サーバーを持ち出したり、データを移したパソコンを役場に持参したりしながら、サーバーのメーカーや通信技術の専門家を呼んでも、暫定的に動かすのが精いっぱいだった。
県内では競合業者が少なく、自治体がFシステムズに乗り合うことも、一因となった。
同社は1966年に設立され、県庁や県内全17市町で、何らかの形でサービスを利用する。
もし、保存データを損なうようなトラブルに発展すれば、計り知れない範囲に影響が及ぶ。
坂井市の担当者は、「税金を使うので、なるべく地元の業者をと考えるが、こけられるとどうしようもない」と、頭を抱えた。
神戸大の森井昌克教授(情報通信工学)は、
「特に地方では、請け負える会社が限られて、偏りがちだ。自治体側もリスクをよく認識し、危機管理に関しても企業に対処法を徹底させるなど、目を光らせる必要がある」
と指摘する。
出典
『システム障害「業者コケるとどうしようもない」』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20180728-OYT1T50076.html?from=ycont_top_txt
上記記事の3日前、7月26日7時20分に福井新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福井県内9市町の「総合行政情報システム」の障害は、発生から4日目となる7月25日も復旧せず、証明書発行や相談業務、職員の事務作業の一部ができない状態が続いた。
あわら市、坂井市、永平寺町などでつくる福井坂井地区広域市町村圏事務組合によると、復旧の時期は未定。
専門家は、「3、4日も住民サービスが滞るのは、かなり異常な事態」と指摘している。
「介護認定支援システム」が使えなくなっている小浜市、若狭、おおい、高浜町が入る若狭広域行政事務組合は、要介護度を決める審査会を8月1日に開く予定だが、「このまま長期化すれば、審査会が開けなくなる」としている。
システム障害は、9市町が共通して使うサーバーの通信障害が原因。
坂井市、あわら市、永平寺町、おおい町では、転出・転入手続きや今月21日以降の一部の証明書の発行などができない状態が続いた。
サーバー管理会社のFシステムズ(本社坂井市)によると、これまでに新たなソフトをダウンロードしたが改善せず、元のソフトに戻しても、通信障害は解消しなかった。
同社は、「サーバー本体とソフトの相性がよくない可能性がある」としているが、原因は特定できていない。
福井坂井地区広域市町村圏事務組合によると、このシステムは昨年10~12月に短時間の通信障害が5回発生。
今回の更新は、そうした障害の解消を目指した作業だった。
ただ、これまでは更新の際に業者からスケジュール案が示されたが、今回は知らされていなかったという。
同組合は、「事前に連絡があれば、万一の際の影響を最小限に食い止めるため、3連休などに行うよう指示できた可能性もある」とし、損害賠償の請求も視野に入れている。
兵庫県神戸市の行政システムの業者選定に携わっている流通科学大(同市)の福井誠教授(経営情報学)は、「住民生活に直結している行政は、高いレベルでシステムを運用する能力、体制が必要。システム停止時のバックアップは想定されているはずであり、それができなかったことは重大な問題」と指摘している。
出典
『行政システム障害「かなり異常」 復旧未定、専門家が指摘』
http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/628936
(ブログ者コメント)
Fシステムズ社は、HPによると従業員180名。
株主として富士通、福井新聞社、福井テレビジョンといった名がある。
2018年7月29日15時22分にNHK神奈川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日正午前、藤沢市片瀬海岸3丁目の海の家の従業員から、「床が落ちて、けが人がいる」と消防に通報があった。
警察や消防によると、海の家の床が縦、横およそ4mにわたって抜け落ち、中にいた20歳代から40歳代の男性10人が、およそ2m下の砂浜に転落したという。
10人は近くの病院に運ばれ、いずれも打撲やすり傷などで、けがの程度は軽いという。
警察によると、海の家の従業員は、「当時は営業中で、バーベキューをやろうと食材を運び入れるときに床が抜けた」などと話しているという。
警察は、当時の状況や床が抜けた原因を調べている。
出典
『海の家床抜け10人軽いけが』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20180729/1050003378.html
8月3日2時0分に神奈川新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
藤沢市の片瀬西浜・鵠沼海水浴場で海の家の床が抜けて10人が軽傷を負った事故で、県と市は2日、事故のあった海の家を含む同海水浴場などの約45棟を緊急点検した。
事故との因果関係は不明としながらも、当該の海の家で木造の床を支える鉄骨の一部に腐食した箇所があったほか、他の海の家でもさびなどが見つかった。
点検対象は、片瀬西浜・鵠沼と、隣接する片瀬東浜の両海水浴場にある海の家。
県と市、市消防局の職員が、構造や設計に問題がないか、消防設備が設置されているかなどを調べた。
市は、腐食やさびなどが見つかった海の家に対し、改善を要請。
後日改めて、改善点をまとめた報告書を、海の家でつくる協同組合に提出する。
海の家の設計などに関する法的な定めはなく、指導ではなく、あくまでも要請にとどまるという。
藤沢署や市消防局によると、事故があったのは7月29日正午ごろ。
平屋の建物の床(約20m2)が抜け、中にいた20~40代の男性10人が約2m下の砂浜に落下した。
10人は、いずれもすり傷や打撲などの軽傷を負い、同署が事故原因などを調べている。
市によると、事故があった海の家は、現在、営業を停止している。
出典
『海の家の床落下で緊急点検 藤沢の45棟、一部に腐食』
https://www.kanaloco.jp/article/350735/
2018年7月29日11時50分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
毎日放送(大阪市北区)は29日、アンテナに雷が落ち、近畿地方の大半で午前3時半ごろから午前6時10分までAM放送が停止した、と発表した。
落雷による放送停止は、同社が1951年にラジオ放送を開始して以来、初めて。
記録に残る放送停止は、2010年3月の人為的なミスによる約1分9秒のみだという。
同社によると、本社から予備の送信器を使用して代替放送したが、AM電波は大阪市内と北摂地域周辺にしか届かなかったという。
兵庫県内をはじめ、放送エリアである近畿地方の大半で「聞こえていないと思われる」と説明する。
大阪府高石市の高石送信所にある高さ144mのアンテナに雷が落ち、送信塔の真下にある絶縁パネルがショートしたといい、同社は、落雷を放電する仕組みが機能しなかった原因を調べている。
出典
『MBSラジオが落雷で放送停止 放送開始後初トラブル、約2時間半』
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201807/0011491622.shtml
(ブログ者コメント)
同様の事例として、今年1月、金沢市でテレビ局の送信鉄塔に落雷があり、15時間放送中断というトラブルがあった。(本ブログでも紹介スミ)
2018年7月28日付で東京新聞夕刊から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR東日本は8月1日から、駅のホームにある発車ベルを押して流れるメロディーが駆け込み乗車を助長している可能性があるとして、ベルを使わず、車両に設置された車外向けのスピーカーでドアの開閉を知らせる実証実験を始める。
常磐線各駅停車の亀有(東京都葛飾区)~取手(茨城県取手市)間が実験対象で、駆け込み乗車を減らす有効性が確認されれば、拡大していく考えだ。
駆け込み乗車への対応で列車が遅れるケースは日常的で、死亡事故も発生。
同社は、大音量のメロディーがホームから離れた改札口付近でも聞こえてしまうことが駆け込みを誘発しているとみて、実験を決めた。
スピーカーからの音声が聞こえる範囲は、ホーム上にとどまるという。
ホームのベルを使わない方法が広がれば、蒲田駅(東京都大田区)の「蒲田行進曲」や高田馬場駅(新宿区)の「鉄腕アトム」など、一般的なメロディーの代わりに使われている「ご当地メロディー」が消える可能性もあるが、JR東は「検討段階で、決まっていない」としている。
JR東によると、実験では、乗務員室の「乗降案内スイッチ」を操作して、ホームに向け発車を知らせる音と「扉が閉まります。駆け込み乗車はおやめください」との自動音声を流す。
従来は、乗務員がホームに降り、ベルを押していた。
常磐線各駅停車に乗り入れる東京メトロや小田急電鉄の車両も、同様の取り組みをする。
出典
『発車ベルやめます JR常磐線が来月から実験』
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201807/CK2018072802000248.html
8月1日11時30分にFNN PRIMEからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
【8月1日からJR常磐線で実証実験がスタート】
JR東日本は8月1日から、駅のホームにある「発車ベル」を押して流れる「発車メロディー」が駆け込み乗車を助長している可能性があるとして、常磐線の一部区間で、「発車ベル」を使わずに、車両に設置された車外向けスピーカーからドアの開閉を知らせる実証実験を始める。
実験の対象は、常磐線各駅停車の「亀有~取手」間。
検証結果を踏まえて、拡大を検討するという。
「発車ベル」と「発車メロディー」の違いもいまいち分かりづらいが、今回の実証実験によって、どのような効果が期待できるのか?
JR東日本・東京支社の広報担当者に聞いた。
【「発車メロディー」が聞こえる範囲を狭める】
Q あらためて、「発車ベル」を使わない実証実験をやることにした理由は?
A 従来の発車メロディーは、駅のホームにある「発車ベル」を押して、ホームに設置されたスピーカーから「発車メロディー」を流しているので、音量が大きく、広範囲に聞こえるため、駆け込み乗車を助長している可能性があります。
そのため、ホームに設置されたスピーカーから発車メロディーを流すのをやめ、代わりに、電車の車両に設置された車外スピーカーから発車メロディーを流します。
発車メロディーの聞こえる範囲を狭めることで、駆け込み乗車を減らすことができるかどうかを検証します。
国交省のデータによれば、10分未満の電車の遅れにあたる小規模な遅延が起きる原因は、「乗車時間超過」、次いで「ドア再開閉」が約6割を占める。(「電車が毎日遅れるのはナゼ?」)
こうしたことからも、駆け込み乗車を減らすことが電車のスムーズな運行につながることはうなずける。
【混同しがちだが「発車ベル」と「発車メロディー」は別の
もの】
Q 「発車ベル」を押すのをやめるだけで、発車メロディーは流すということ?
A はい。車両の車外スピーカーから発車メロディーを流します。
Q 「発車ベル」と「発車メロディー」は同じものと捉えて
いたが?
A 違います。
「発車ベル」は、駅のホームにある「発車メロディー」を流すスイッチのことです。
Q 車外スピーカーから発車メロディーを流す場合、スイッチはどこにあるの?
A 車両内にあります。
Q 実証実験の対象を常磐線各駅停車の「亀有~取手」間にした理由は?
A 他の路線では駅独自の発車メロディーがあるため、自治体などの調整が必要なのですが、常磐線各駅停車には駅独自の発車メロディーがないことから、今回選定しました。
Q 実証実験は8月1日から始めて、どのぐらいの期間やる予定?
A 現時点では決まっていません。
確かに、発車メロディーが聞こえると急いでしまう心理はわかる。
聞こえる範囲を狭めるという今回の試みが電車の遅れによる乗客のイライラを解消できるのか、結果を待ちたい。
出典
『駆け込み乗車防止で「発車ベル」をやめる?JR東日本に意図を聞いた』
https://www.fnn.jp/posts/00344300HDK
2018年7月30日9時35分に山形新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東北電力は29日、地下に送電線を通す工事に絡み、山形市城南町2丁目の県道が28日に陥没し、走行車両4台が穴にはまってタイヤがパンクするなどしたと発表した。
首に違和感を訴えた人もいるという。
同社によると、陥没部は長さ約3m、幅約1.6m、深さ最大約30cm。
28日午後11時ごろ、はまった車のドライバーから110番通報があった。
同日は、陥没部一帯の地中に送電線の配管を埋設する作業を実施。
夕方には埋め戻してアスファルト舗装をし、車が通れる状態になっていた。
陥没の原因は調査中としている。
現場はJR山形駅から北西に約700m。
同社は、「道路を走行した方をはじめ、関係各位に深くおわび申し上げる。再発防止に努めていく」としている。
出典
『道路陥没、車4台はまる 山形・送電線埋設工事現場』
http://yamagata-np.jp/news/201807/30/kj_2018073000627.php
7月29日13時20分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
現場は、JR山形駅から北西に約1kmの住宅地。
県道18号の地下、深さ3mに送電線を通す管路(約1・8km)を埋設する工事で、東北電力が大成建設、ユアテック、升川建設の3社で組むJVに発注した。
出典
『山形市で道路が陥没、車4台落ちる 現場で送電線工事』
http://www.sankei.com/affairs/news/180729/afr1807290012-n1.html
2018年7月29日付で岩手日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後7時50分ごろ、二戸市金田一の金田一温泉センターで開かれていた「金田一温泉まつり」で、打ち上げ花火が地面に落ちて爆発、観客7人が脚などに軽いやけどをした。
会場には当時、大勢の人がおり、付近は一時、騒然となった。
警察が詳しい原因などを調べている。
まつり実行委によると、花火は同まつり最後のイベントで、同センター隣の介護老人保健施設駐車場から打ち上げた。
空中で爆発せずに地面に落下、同センター玄関付近で観覧していた人たちの近くで爆発した。
家族4人で観覧していた同市の女性(29)は火花が腰に当たり、軽いやけどを負い、夫(29)、娘(2)も脚などをやけどした。
女性は、「開かなかった花火が目の前3mくらいに落ち、逃げる間もなかった」と振り返った。
出典
『打ち上げ花火が落下暴発 二戸、まつり観客7人軽傷』
https://www.iwate-np.co.jp/article/2018/7/29/19402
7月28日22時24分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警察などによると、けがをしたのは2歳の女児、女子高生2人、大人の女性と男性が各2人。
花火は「金田一温泉まつり」のプログラムの一環で、高台から打ち上げた花火が空中で爆発せずに地面に落下、観覧していた人たちの近くで暴発したという。
目撃者が警察に通報した。
(共同)
出典
『岩手 夏祭りの打ち上げ花火暴発で7人軽傷』
https://mainichi.jp/articles/20180729/k00/00m/040/096000c
7月29日付で河北新報からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、花火は現場から数10m離れた高台から打ち上げていた。
直径9cmの3号玉が、打ち上げの高さが足りないまま、約1000人いた観客席に落下した。
花火は午後7時45分に始まり、15分間で約75発打ち上げる予定だった。
出典
『花火が観客席で爆発、7人やけど 二戸の祭り会場』
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201807/20180729_33033.html
7月29日12時55分にNHK岩手からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
花火業者はNHKの取材に対して、「花火が上空で破裂しなかった原因はまだわからないが、導火線に火が十分つかずに上がり、その後、地面に落ちて火薬が爆発した可能性がある。けがをした方には申し訳ない」と話している。
警察は、花火を打ち上げた業者から当時の状況を聴くなどして、事故の原因や打ち上げの方法などに問題がなかったか調べることにしている。
出典
『花火の打ち上げ状況調べる』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/20180729/6040001487.html
(ブログ者コメント)
爆発した瞬間の映像(観客がスマホで撮影?)はユーチューブで視聴可能。
2018年7月29日17時19分にNHK神奈川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後7時半ごろ、神奈川県小田原市江之浦の海沿いを走る国道135号線で、冠水のため立往生していた複数の乗用車と、現場に駆けつけたパトカー、それに救急車が高波にのまれた。
パトカーには警察官2人が乗っていて、このうち1人の警察官は、立往生していた車にいた1人をパトカーの後部座席に乗せて交通整理をしていたが、高波が次々と押し寄せて道路が水につかって逃げ場がなかったため、後部座席に乗せていた人と2人で、山の斜面を登って高台に避難したという。
また、もう1人の警察官は、近くで立往生していた車両に乗っていた3人とともに、山の斜面を登って避難したという。
現場の国道では、水が引いたあと、救急車やパトカーを含む15台の車両が横転した状態などで見つかったが、いずれも避難して無事だったという。
湯河原町消防本部によると、当時、国道では、町の救急車が病人の高齢者と2人の付き添い人を乗せて走行中だったが、高波にのまれて走行不能になったという。
湯河原町消防本部の高吉署長は、「台風の接近に構えていましたが、高波がこれほど上がってくるのは初めてのことで、想定していませんでした。今回の事態を踏まえて、今後、認識をかえて対応していきたい」と話していた。
出典
『「高波想定上回った」地元消防』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20180729/1050003382.html
7月28日23時26分に神奈川新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
小田原市内では、相模湾沿いを走る国道135号が冠水。
搬送中の救急車や救助に向かった県警小田原署のパトカーなど、複数の車両が巻き込まれた。
県警によると、午後7時5分ごろ、小田原市江之浦付近の国道135号で、トンネル内が冠水したなどと110番があった。
高波の影響とみられ、乗用車数台を含む複数の車両が動けなくなったという。
県警や消防が救助に当たったが、助けられた男性が乗っていたパトカーが流されたとみて、確認していた。
出典
『【台風12号】小田原で冠水 救助のパトカーも立ち往生』
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/kanagawa/region/kanagawa-107931538
7月30日18時16分にNHK神奈川からは、救急車が高波に襲われた時の状況などが、下記趣旨でネット配信されていた。
28日、神奈川県小田原市の海沿いの国道で高波に襲われた救急車に避難の指示を出した消防の責任者がNHKのインタビューに応じ、当時の厳しい状況を振り返った。
28日午後7時ごろ、小田原市の海沿いを走る国道135号線を通過していた救急車は、急病患者の70代の男性と付き添いの2人の女性を乗せたまま高波に襲われ、車は走行不能になった。
救急車が所属する湯河原町消防署の高吉署長によると、当時、救急車にいた隊員から電話があり、「高波で海に引き込まれそうだ」と、切迫した様子で連絡があったという。
その後、救急隊員は、「救急車が波の力で道路脇の斜面やガードレールに何度もぶつかり、ドアが変形して開けることができない」などと伝えてきたという。
連絡を受けて高吉署長自身も車で現場に向かったが、高波が断続的に道路に押し寄せていたため、現場にたどりつけなかったという。
このため、現場の救急隊員には、搬送中の男性ら3人を高台に避難させるよう電話で指示し、隊員たちは、後部座席の窓などから3人を1人ずつ外に出したという。
この際、割れたガラスでけがをさせないよう、窓枠に毛布をかける対応をとったという。
そして、一人一人、高波で流されないようにするため、近くにあるフェンスや木などと体をロープで結び、およそ400m離れた安全な場所に誘導したという。
高吉署長は、「死者が出なかったことが何よりの救いだ。これまでの台風の経験が通用しなかった部分もあり、今後、対応できるようにしたい」と話していた。
出典
『高波に襲われた救急車の状況は』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20180730/1050003394.html
7月29日16時37分にNHK神奈川からは、30年に1度の高波を想定して工事した道路でも被害が出たという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国道135号線を管理する神奈川県の小田原土木センターによると、5年前にも高波の被害があったことから、被害が起きやすい区間を対象に、堤防の建設と道路のかさ上げの工事が進められていた。
30年に1度の高波を想定して、堤防の高さが海抜10.5m以上になるように整備し、道路も最大で3mかさ上げする計画だ。
一部は完成していたが、今回は、工事が終わったところでも想定を超えて被害が出ていたという。
出典
『高波「30年に1度」想定超える』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20180729/1050003381.html
7月30日付で毎日新聞東京版からは、熱海市のホテルで夕食会場のガラスが高波で割れたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
静岡県などによると、熱海市の「ホテルNA」2階のレストランで、午後7時40分ごろ、海側の高さ5.4m、幅2.2mの窓ガラス5枚が、高波を受けて割れた。
レストランは海面から約6.4mの高さにあり、当時、夏休みの子ども連れなど約200人が夕食のバイキング料理を楽しんでいたという。
割れた直後、ホテルの従業員らが誘導し、宿泊客を上の階などに避難させたが、女児(6)や男児(7)ら宿泊客や従業員計5人が足を切るなどの軽傷を負った。
また、同市の「R熱海」でも駐車場の車約20台が高波で流され、破損した。
けが人はいなかった。
出典
『台風12号 高波、ホテル窓破る 夕食の200人、騒然 5人軽傷 静岡・熱海』
https://mainichi.jp/articles/20180730/ddm/041/040/120000c
(1/2から続く)
7月29日19時51分にNHK神奈川からは、今回の高波の特徴に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
台風12号の影響で、神奈川県小田原市や静岡県熱海市で高波による被害が相次いだことについて、気象庁は、満潮の時間帯と台風の接近が重なったことに加え、今回の台風が東から西に向かう異例のコースだったため、東風が吹き続けて高波が起きたとみている。
気象庁によると、今は1年でもっとも潮位が高い時期だったうえ、小田原市や熱海市周辺では、28日午後6時ごろに満潮の時間帯を迎えていたとみられ、台風の接近する時間帯と重なっていた。
さらに、今回の台風は東から西に向かう異例のコースを進んだため、午後7時前後の3時間ほどにわたり、小田原市の相模湾や熱海市がある伊豆半島の東海岸線に向かって東風が吹き続けていたという。
こうしたことから、気象庁は、潮位が高まった状態に東風が吹き続けて高波が起きたとみていて、小田原市にある気象庁の観測点では、28日午後7時ごろから潮位が上がり始め、午後8時すぎには、通常よりも潮位が1m50cmほど高くなっていた。
出典
『異例コースで東風吹き高波か』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20180729/1050003385.html
(ブログ者コメント)
台風襲来前、テレビのニュースや報道番組では、
「今回の台風は過去に例がないルートで東から西に向けて進むため、過去の経験は通用しない。満潮、それも1年で最も潮位が高い時とも重なるので、特に高波には注意」
といった注意情報が繰り返し流されていた。
それでも、高波打ち寄せる海岸沿いの135号線を走る車がいた。
ホテルでは、映像によれば、海面から6mほど高い位置にあるダイニングルームの窓ガラスに波が直接、打ち付けている状態でも、夕食をとっていた。
西日本豪雨時にも、「まさか濁流が押し寄せるとは・・・」といった感想を述べていた被災者の方がおられたが、今回もまた、「まさかの事故」が起きてしまった感がある。
両事例ともに、担当者あるいは責任者が感度よく危険予知していれば、避けられた事故ではなかっただろうか?
2018年7月29日15時35分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後1時半ごろ、静岡県側の富士山御殿場口6合目付近で、同県の業務委託を受けた富士山安全誘導員の男性2人から、「強風で身動きが取れなくなった」と119番通報があった。
2人は、出動した静岡県警山岳遭難救助隊と合流して富士宮口5合目まで下山したものの、午後10時半ごろに1人の容態が急変。
病院に搬送され、死亡が確認された。
亡くなったのは同県富士宮市のアルバイト、西方さん(男性、71歳)で、死因は低体温症とみられる。
もう1人の誘導員に、けがはない。
西方さんらは民間警備会社に勤めており、同県の委託を受けて、富士山で安全誘導業務を行っていた。
3人1チームで26日に登頂し、27日午前2時から山頂付近で、混雑回避のため、登山客らの誘導や案内を担当。
28日午前10時に勤務を終え、下山する途中で遭難したという。
出典
『富士山で強風、動けず 誘導員が死亡』
http://www.sankei.com/affairs/news/180729/afr1807290015-n1.html
7月29日17時33分に日本経済新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
県や警察などによると、2人は、県が県内の警備会社に発注した富士山の安全誘導業務に従事。
26日から山頂で勤務し、28日午前から下山を始めていた。
一緒にいた静岡市の会社員(40)は、命に別条はない。
2人は、御殿場口6合目から約200m離れた場所で発見された。
その際、西方さんは意識があったが、下山後に心肺停止状態となった。
〔共同〕
出典
『富士山の安全誘導員死亡 71歳男性、低体温症で』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3354944029072018000000/
(ブログ者コメント)
一般の登山者ではなく、富士山頂で安全誘導に当たっていた、いわばプロの方が亡くなったという点が気になったので、紹介する。
一般の道路工事などならともかく、警備会社が富士山頂での安全誘導業務に、なぜ71歳の方を派遣したのだろうか?
その点も気にかかる。
その方が何度も富士山に登ったことがあるとか、そういった理由でもあったのだろうか?
2018年7月27日23時9分にdmenuニュース(山陽新聞)から下記趣旨の記事が、越水現象の図解付きでネット配信されていた。
西日本豪雨により倉敷市真備町地区の小田川が決壊した原因を探っている国の調査委員会(委員長・前野詩朗岡山大大学院教授)は27日、岡山市内で会合を開催。
川の水があふれ出て「越水」し、堤防が外側から削られたことなどが影響したとの見解で一致した。
地盤・地質や河川の専門家ら委員7人が出席し、非公開で行われた。
終了後に会見した前野委員長は、「現段階では、水流で堤防(外側ののり面)が削られ、破堤したことが主な原因と考えられる」と説明した。
ただ、河川の水が堤防に染みこんでもろくなるなど、複数の要因が絡んだ可能性もあるとみている。
越水を主な原因とした根拠については、テレビ報道で流れた映像での確認に加え、決壊場所近くの堤防上に漂流したごみが残るといった痕跡があることを挙げた。
また、越水の発生原因に関しては、本流である高梁川の水位が上がり、支流の小田川の水が流れにくくなる「バックウオーター現象」によって引き起こされたとの見方を示した。
今回の豪雨で、真備町地区では小田川2カ所が決壊したほか、同川の支流である末政川、高馬川、真谷川の3河川でも計6カ所が決壊し、推計で4600戸の浸水被害が出た。
同委員会は、支流の6カ所も同じく越水が要因で破堤したとみている。
次回会合は8月中旬ごろを予定。
詳しい要因を明らかにするとともに、今秋以降に取り組む堤防の本復旧工事の工法を協議していく。
出典
『小田川堤防決壊の主要因は越水』
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/sanyo/region/sanyo-107923450
7月27日23時9分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
調査委によると、住民が洪水時に撮影した映像で、川の水が堤防の外側を削る様子が一部の決壊場所で確認できた。
一方、川底や堤防の内側がコンクリートで覆われているのに決壊した箇所もあり、内側から堤防が壊れる「浸食破壊」の可能性が低いことも、越水が原因とする判断理由になったという。
前野委員長は、「複合的な要因で決壊した可能性があり、さらに検討したい」と話している。
出典
『西日本豪雨 真備決壊は「越水」原因か 堤防の外側削る』
https://mainichi.jp/articles/20180728/k00/00m/040/131000c
(2018年8月24日 修正1 :追記)
2018年8月22日19時57分に毎日新聞から、堤防決壊の主因は越水だったと結論づけられたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
調査委は7月から、現地を訪れるなどして決壊の原因を調査。
その結果、8カ所のうち7カ所はバックウオーターの影響で水位が上昇して越水が起き、あふれた激しい水流が堤防の外側(市街地側)を削って堤防の強度を弱め、決壊を招いたとの結論に至った。
残る1カ所では、バックウオーターの影響で堤防以外の部分から水があふれる「(溢水いっすい」が起き、同様に決壊を招いたとした。
この場所には、堤防より低い場所に橋が架かっており、この橋の部分から溢水したという。
こうした調査結果を基に調査委は、小田川と支流の水位を下げる必要があると判断。
小田川の流れをスムーズにするための河川付け替え工事や、河道掘削工事を進めるよう提言した。
調査委の前野詩朗委員長(岡山大教授)は、「国や県は、効果的かつ効率的な工法を決定し、速やかに復旧工事に着手してもらいたい」と話した。
出典
『岡山・真備決壊 主因は「越水」 国の調査委が結論』
https://mainichi.jp/articles/20180823/k00/00m/040/062000c
2017年8月25日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報として掲載します。
第1報は下記参照。
(1/2)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7501/
(2/2)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7500/
(2018年8月2日 修正3 ;追記)
2018年7月27日13時32分に毎日新聞から、会長らが不法投棄容疑で逮捕されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岐阜県警は27日、窯業原料を適切に処理せず道路脇斜面上に山積みしていたとして、窒業原材料メーカー「M陶料」(瑞浪市)会長のM容疑者(男性、66歳)ら3人を、廃棄物処理法違反(不法投棄)容疑で逮捕した。
ほかに逮捕されたのは、いずれも同町に住む同社常務、W容疑者(男性、68歳)と土木会社社員、T容疑者(男性、58歳)。
県警によると、M容疑者は「分かりません」と述べ容疑を否認し、W、T両容疑者は容疑を認めている。
逮捕容疑は、M容疑者らは2015年6月18日ごろ、共謀して同町の会社敷地内に産業廃棄物である汚泥など約6トンを投棄したとしている。
T容疑者は、頼まれて不法投棄を手伝ったとされる。
県警は、M容疑者が会長に就任した05年以降に不法投棄が始まり、土砂崩れ事故につながったとみて、業務上過失傷害容疑でも捜査を進めていく。
出典
『中央道土砂崩れ 会社会長逮捕 廃棄原料を道路脇に山積み』
https://mainichi.jp/articles/20180727/k00/00e/040/262000c
7月27日11時11分に岐阜新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県警生活環境課によると、T容疑者は個人的に委託を受け、産廃を投棄していたという。
出典
『窯業原料会社会長ら3人逮捕 瑞浪の中央道土砂崩れ』
https://www.gifu-np.co.jp/news/20180727/20180727-61057.html
7月28日7時55分に岐阜新聞からは、逮捕理由について、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県警は27日、3容疑者を逮捕する強制捜査に踏み切った。
事件発生から1年を前に、真相解明へ向け、重要な局面を迎えた。
強制捜査に乗り出した理由について、県警生活環境課は、「任意捜査では、事案概要が明らかにできないと判断した」と説明。
捜査関係者によると、M容疑者が容疑を否認していることや、これまでの調べで曖昧な供述をしていることなどから、逮捕に踏み切ったという。
M容疑者は今月9日、岐阜新聞社の電話取材に、「土砂崩れ以降、県の措置命令などに基づきながら粛々と対応してきた」と答えた。
違法性の認識などについては触れず、「犯罪者ではないし、今さら取材を受けて話すことは一切ない」と話した。
出典
『中央道土砂崩れ発生1年、強制捜査に』
https://www.gifu-np.co.jp/news/20180728/20180728-61280.html
(2018年10月26日 修正4 ;追記)
2018年10月23日付で中日新聞から、違法投棄していた詳細状況が公判で明らかになったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
初公判が22日に岐阜地裁であり、同社が違法性を認識しながら40年余り汚泥を捨てていた詳細が明らかになった。
検察側の冒頭陳述によると、会社は1950年にM被告の父が設立。
77年ごろから中央道の北の斜面に違法な投棄を繰り返し、M被告が代表になった2007年以降も、同社常務のY被告(69)を通じ、土木会社員のT被告(58)に埋め立てを依頼していた。
検察側は証拠調べで、M被告らは捨てた汚泥を再利用するつもりはなかったと指摘した。
15年1月にくぼ地がほぼ埋まると、M被告とY被告は、捨て場の閉鎖や新たな投棄場所について相談。
同年6月28日に汚泥6トンを埋めて以降は、敷地内の別の場所に捨てるようになったという。
検察側によると、不法投棄することで同社が免れた処分代金は約1830万円。
一方、8月に流出した汚泥や土砂の撤去に、約5890万円かかったという。
M被告は逮捕直後、県警の調べに「分かりません」と容疑を否認したとされるが、この日の罪状認否では他の2人と同じく、はっきりした声で「間違いございません」と答えた。
出典
『「捨て場」に投棄40年 瑞浪土砂崩落で初公判』
http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20181023/CK2018102302000242.html
10月23日9時1分に岐阜新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
検察側の冒頭陳述によると、同社は1977年ごろから窯業原料の製造過程で出た汚泥を投棄するようになり、投棄場所を「捨場(すてば)」と呼んでいた。
2007年にM被告が同社の単独代表となった際、Y被告に捨場の管理を指示し、Y被告から依頼を受けたT被告が重機で埋め立てを繰り返していたとされる。
初公判後に取材に応じた同社の代理人弁護士は、この捨場を閉鎖した後にも新たな捨場を設け、産業廃棄物を投棄していたことを明らかにした。
出典
『会社会長ら不法投棄認める 中央道土砂崩れ初公判』
https://www.gifu-np.co.jp/news/20181023/20181023-83971.html
2018年7月26日 19時27分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
汚染排水を用水路に流していたとして、愛知県警は26日、同県小牧市西之島北屋敷の貴金属精錬会社「T貴金属精鉱」社長、S(男性、58歳)と工場長のN(男性、51歳)の両容疑者を水質汚濁防止法違反容疑で逮捕した。
容疑は、昨年11月8日~同12月12日に3回、同社工場の排水口から基準値の1.14~1.38倍の硝酸化合物などを含んだ汚染水を用水路に排出したとしている。
S容疑者は「慣習として、簡易検査をやらずに流していた」と容疑を認め、N容疑者は「基準値以内と思っていた」と否認している。
県警によると、汚染水は用水路を通して庄内川に流れ込んでいたとみられるが、周辺で健康被害は確認されていない。
汚染水は、乳幼児が過剰摂取すると、酸素欠乏症で死亡する恐れがある。
県は同社に対し、同法に基づいて2013年から19回にわたり立ち入り検査を実施。
基準値を超えた汚染水を排出していたなどとして5回以上、文書や口頭で行政指導を行っていた。
出典
『汚染水排出 貴金属精錬会社社長ら逮捕 愛知県警』
https://mainichi.jp/articles/20180727/k00/00m/040/062000c
7月26日10時58分に中日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
民間の信用調査会社によると、同社は1980年に創業。
パソコンやスマートフォンの電子部品を製造する過程で出る廃材を集め、ニッケルや銀、コバルトなど希少な金属をより分けて精錬し、取り出した貴金属を加工、販売している。
不要になったスマホの基板などから希少金属を取り出す業態は「都市鉱山」事業として知られていた。
県や小牧市が何度も改善を指導したが応じず、事態を重く見た県警が今年1月、同社を家宅捜索し捜査を進めていた。
出典
『庄内川に基準超の有害物質 愛知県警、容疑で小牧の会社社長ら逮捕』
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2018072690105828.html
2015年9月9日に掲載した第2報がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第3報修正4として掲載します。
第2報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5196/
(2018年8月2日 修正4 ;追記)
2018年7月25日19時24分にNHK北海道から、モーターの取り扱い説明書どおりに配線工事しなかった整備士が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国の運輸安全委員会などの調べで、車両デッキに止めていた冷凍機付きトラックの冷凍機にある冷却用モーターの配線の一部がショートしていたことが、火が出た原因とみられている。
室蘭海保の調べによると、このモーターが火事の4年5か月前に交換されていたことがわかった。
さらに、モーターを交換する際は、冷凍機のメーカーの取り扱い説明書で、配線を電源部分からすべて換えることとされていたが、整備士は配線の一部を切断し、電源部分からの配線とつなぎ合わせていて、それが接触不良を引き起こして発熱し、火が出た可能性があるとしている。
出典
『苫小牧沖フェリー火災で書類送検』
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20180725/0001793.html
7月26日付で毎日新聞東京版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
室蘭海保は25日、火元となったトラックの冷凍機モーターを交換した整備士の男(52)を業務上過失致死などの容疑で書類送検した。
容疑は11年2月ごろ、勤務先の整備工場でモーターに送電する配線をつなぐ際、発火の危険性があるねじり接続をして発火を誘発し、乗組員1人を死亡させたとしている。
国の運輸安全委員会が16年9月に公表した経過報告書は、火元のトラックのモーターへの配線にショートした痕跡があり、配線に手作業でねじり合わせた形跡があったと指摘。
ここから出火した可能性が高いとみていた。
出典
『北海道・苫小牧沖のフェリー火災 整備士書類送検 15年に発生』
https://mainichi.jp/articles/20180726/ddm/041/040/074000c
(2018年9月29日 修正5 ;追記)
2018年9月27日12時39分に北海道新聞から、フェリー会社の消火体制にも不備があったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国交省運輸安全委員会は27日、調査報告書を公表した。
火元は、一昨年公表した経過報告書で出火による損傷を確認した、車両甲板のトラックの冷凍機と指摘した。
火災は、消火体制や装備の不備が重なり、延焼を防ぐ作業が的確に行われなかったために起きた可能性があるとし、実践的な消火訓練などの再発防止策を求めた。
安全委は原因究明のため、トラックを所有する運送会社に再三、聞き取りへの協力を要請したが、断られたという。
このため、出火当時を再現し、さまざまな条件で結線部分の発熱や出火の状況を調べる検証実験も実施。
結線部分に発熱や出火の可能性があると確認し、冷凍機を火元と推定した。
ただ、出火要因の特定までには至らなかった。
また、冷凍機を搭載したトラックがあった甲板の一つ階上の甲板では、トレーラーの荷台に引火性高圧ガスを含む小型ガスボンベ1056本が「雑貨」として積まれており、火災で破損した。
安全委は、ボンベが熱で破裂し、ガスに引火して延焼被害が拡大したとみている。
出火や延焼に至った原因について、調査報告書は、乗組員が消火の装備や設備を的確に使えず、冷凍機の火元の消火が行えなかったなどの可能性を指摘した
火災に伴う有毒ガスの危険性に対する、乗組員への教育不足もあったとした。
安全委は再発防止策で、フェリー会社に船内の消防設備や用具の習熟訓練、トラックを持つ運送会社に冷凍機の定期点検を求めた。
フェリー会社が危険物のボンベを船内に積み込むことを把握できなかったことから、荷送人は荷物の明細書の提出が必要とした。
出典
『火元はトラック冷凍機 消火体制に不備 苫小牧フェリー火災で運輸安全委』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/232269
9月27日10時1分にNHK北海道からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
燃え広がったあとも、防火服などを身に着けずに消火にあたっていたため、近くから効果的な放水ができなかった可能性があるとしている。
出典
『フェリー火災“消火の訓練不足”』
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20180927/0004312.html
9月27日付で毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同委員会は、再三、冷凍車を整備した会社に経緯を確認したが、会社側は調査への協力を拒否したという。
出典
『北海道・苫小牧沖のフェリー火災 防火訓練の不足指摘 運輸安全委』
https://mainichi.jp/articles/20180927/dde/041/040/038000c
(ブログ者コメント)
運送会社、整備会社ともに事故調査に協力しなかった由。
とても信じられず、理由に言及した記事がないか探してみたが、見つからなかった。
以下は、運輸安全委員会報告書(概要)に記載されている内容
・・・・・
乗組員が消火ホースからの放水による消火及び延焼の拡大を防止できなかったのは、消防員装具を装着した上で組織的な消火作業が行われなかったこと、乗組員の固定式加圧水噴霧装置の使用方法についての理解が不足し、加圧水噴霧ポンプの能力を超えた5区画に噴霧させたこと、及び安全かつ適確な消火作業を行うために必要な空所が確保されていなかったことによる可能性があると考えられる。
乗組員による消火及び延焼防止が適確に行われなかったのは、商船三井フェリー(株)の乗組員に対する実践的な教育及び訓練が不足していたことによる可能性があると考えられる。
本件火災により二等航海士が死亡したのは、大きな危険を伴う火災現場において、所在が不明な甲板員を探すなどの職責を果たす際に、火災発生場所の風下に立ち入り、一酸化炭素を吸い込んだことによるものと考えられる。
・・・・・
https://jtsb.mlit.go.jp/jtsb/ship/detail.php?id=7956
2018年7月26日21時17分にNHK関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午後4時前、高砂市荒井町にある「神戸製鋼所高砂製作所」で、「大型のクレーンが倒れ、負傷者が出ている」と消防に通報があった。
消防によると、クレーンは高さ200mまで伸ばすことができる巨大なもので、現場では2本のアームが横倒しになり、周辺にある工場の屋根が激しく壊れている。
警察や消防によると、この事故で、近くで別の作業をしていた50代の男性が意識不明の重体になっていたが、その後、死亡した。
また、20代の男性が大けがをしたほか、工場の建物内にいた50代の男性2人が、軽いけがをしたという。
会社などによると、当時、建設機械の走行テストなどを行う場所で、関連会社の社員が、納品前のクレーン車におもりをつるして旋回するテストをしていたところ、突然、倒れたという。
神戸製鋼所高砂製作所は高砂市沿岸部の工場地帯にあり、航空機や自動車などに使われる鉄鋼製品や工作機械などを製造している。
警察は、事故の状況を詳しく調べている。
出典
『神鋼工場でクレーン倒れ4人死傷』
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180726/0004456.html
7月26日22時15分に神戸新聞からは、アームが根元から折れたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、子会社「コベルコ建機」(東京都)が製造したクレーンの性能テスト中に倒壊した。
コベルコ建機によると、死亡した男性と重傷者2人は同社の協力会社社員。
別のクレーンの塗装作業中、倒壊したクレーンの部品が当たったという。
軽傷の1人は神戸製鋼所の関係者。
同社などによると、クレーンは明石市内で製造。
約130トンの重りを提げて旋回中だった。
最大つり上げ能力は1250トンあり、アームは最大約200m。
アームが根元から折れ、付近の建屋にぶつかってバラバラになった。
出典
『神鋼高砂製作所でクレーン倒れる 作業の4人死傷』
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201807/0011482634.shtml
7月27日8時28分に神戸新聞からは、死者は2人になったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
重傷だった男性1人が27日に死亡した。
神戸製鋼の子会社「コベルコ建機」(東京都)の協力会社社員で、別のクレーンの塗装作業中、倒壊したクレーンの部品が当たった。
病院に搬送され治療を受けていたが、27日未明に死亡が確認された。
この事故では、ほかに男性作業員(56)=加古川市=が死亡し、1人が重傷、1人が軽傷を負った。
出典
『神鋼高砂クレーン倒壊 重症の男性が死亡、死者2人に』
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201807/0011484649.shtml
7月27日11時28分にNHK兵庫からは、クレーンは現場で組み立てられたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察などによると、クレーン車は高速道路や発電所などの大型建造物の建設に使われるもので、神戸製鋼の子会社のコベルコ建機が製造し、工場から運び込まれたパーツを現場で組み立てて、納品前の性能テストを繰り返していたという。
出典
『神鋼クレーン2人死亡で現場検証』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20180727/2020001091.html
7月28日8時49分にNHK関西からは、クレーンが停止し重りの遠心力でアームが折れた可能性もあるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
製造元の神戸製鋼の子会社によると、このクレーン車は、1250トンまでつり上げられる、これまでに2台しかない国内最大級の特別仕様のもので、来年の納品に向けて、ことし3月から性能を確かめるテストを繰り返していたという。
会社の担当者は、現場の状況から、何らかの原因でクレーンが停止し、おもりの遠心力でアームが折れた可能性もあるとしている。
警察は、業務上過失致死傷の疑いで現場を検証したほか、技術担当者から話を聞くなどして、テストの進め方や安全管理について調べている。
出典
『事故のクレーン車は特別仕様』
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180728/0004501.html
(2018年8月20日 修正1 ;追記)
2018年8月19日20時30分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
取材を進めると、犠牲者となった2人は、クレーン製造会社が立ち入りを禁止にするべき区域内にいた可能性があると、複数の専門家が指摘した。
労安法はクレーンの規模に応じて立ち入り禁止区域を定めているが、同社が十分な安全対策を取っていたのかどうかが注目される。
出典
『クレーン倒壊4人死傷 立ち入り禁止区域に問題?』
https://www.kobe-np.co.jp/news/touban/201808/0011557900.shtml
(2019年7月10日 修正2 ;追記)
2019年7月8日15時30分にNHK兵庫から、重りが重量オーバーだったうえ急旋回させたことが原因らしいという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故当時、納品前の性能テストのため、アームを180mにまで伸ばして旋回させていたが、捜査関係者によると、その後の捜査で、この状態でつり下げられるのは、およそ100トンが上限だったのに、誤っておよそ130トンの重りをつるしていたことが分かったという。
さらに、操作ミスでクレーンを急旋回させた疑いがあることも分かったという。
警察は、重量を超過した状態で急旋回させたことで、アームに想定外の強い負荷がかかり事故が起きたとみて、捜査を進めている。
出典
『神鋼クレーン事故 重量超過か』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20190708/2020004268.html
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プロフィール Profile
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

