







2018年4月23日18時38分に毎日新聞から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。
事故防止や緊急避難を知らせる標識に使われる日本工業規格(JIS)の「安全色」が、13年ぶりに改正された。
色覚に障害がある人も含め、誰もが識別しやすい「ユニバーサルデザインカラー」になり、経産省は2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、普及を図る。
JISが定める安全色は、赤、黄赤、黄、緑、青、赤紫の6種類で、「火気厳禁」「足元注意」「非常口」などの標識に使われている。
ただ、従来の定義では、一部の人には、赤が暗くて黒と紛らわしい、青と緑の区別が付きにくい、などの難点があった。
そこで、関係団体で作る委員会が2年がかりで「識別しやすい色」を研究。
検討した結果、赤や緑は少し黄色がかった、黄や青は明度がやや上がった色合いになった。
弱視や色覚障害、白内障の人も含む132人への調査では、「色の違いがとても分かりにくい」と感じた割合が、これまでの11%から3%に減った。
また、幅広く使えるよう、蛍光にする場合や、パソコン画面やプリンター出力での色指定の推奨値も初めて定めた。
色覚障害の人は国内に300万人以上、世界で約3億人いるとされる。
選定に加わったNPO法人「カラーユニバーサルデザイン機構」の伊賀副理事長は、「当事者としてもありがたい。どんどん普及させて、世界の色を変えたい」と話す。
出典
『JIS 「安全色」13年ぶり改正 色覚障害者に配慮』
https://mainichi.jp/articles/20180424/k00/00m/040/028000c
4月24日付で化学工業日報からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
標識の安全色の指標となるJIS(日本工業規格)が、13年ぶりに改正された。
多様な色覚に配慮したユニバーサルデザインカラーの観点を初めて導入。
既存のJIS規格の大幅改正が難しいなか、原案作成委員会の献身的な活動が結実した。
JISで規定する塗料のマンセル値などだけでなく、インキやカラーフィルターでも対応値を提示。
大規模な訪日客が見込まれる2020年の東京五輪に向けて、普及が期待される。
関係者は、今回の成果を弾みに、ISO(国際標準化機構)への反映も目指す方針。
出典
『JIS安全色 13年ぶり改正 ユニバーサルの観点で』
(ブログ者コメント)
色覚障害を持たないブログ者が見ると、改正後の色は、改正前よりも若干薄く感じられるものの、ほとんど変わらない。
2018年4月23日16時48分にNHK兵庫から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年10月、川西市で市の選挙管理委員会の52歳の職員が運転する公用車が軽乗用車と衝突し、運転していた66歳の女性が死亡し、後部座席の59歳の女性が大けがをした。
公用車はさらに別の車にもぶつかって、この車に乗っていた男女3人も軽いけがをした。
川西市によると、この職員は翌日に投票が行われた衆議院選挙の準備のため、1か月余り前から1日も休まず、過労死ラインとされる月80時間を大幅に上回る200時間を超える残業をしていたという。
この日も、期日前投票所の片づけに向かっていたということで、警察は、過労の状態で運転したことが事故につながったとして、23日、この職員を過失運転致死傷の疑いで書類送検した。
さらに、上司だった55歳の選挙管理委員会の当時の事務局長も、長時間労働を把握しながら過労運転を命じたとして、道路交通法違反の疑いで書類送検した。
警察によると、運送業や旅客業以外で、過労運転を命じた疑いで立件されるのは異例だという。
調べに対して、2人は容疑を認めているという。
川西市選挙管理委員会は、当時の状況について、突然の衆議院の解散、総選挙だったうえ、区割りの変更で市内が2つの小選挙区に分割されたため、業務が極めて多忙になっていたとしている。
川西市選挙管理委員会の水和事務局長は、「職員の書類送検を厳粛に受けとめている。事故の原因については疲れがあったのだと思う。今回の事故をきっかけに業務のしかたを見直し、選挙の準備期間中は応援職員を増やすなどの改善策を検討したい」と話している。
出典
『選管職員過労運転疑いで書類送検』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/2024134401.html
4月23日17時33分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県川西市で昨年10月、衆院選投開票の前日、市選挙管理委員会の男性職員(52)=休職中=が公用ワゴン車を運転中に死傷事故を起こしたことをめぐり、兵庫県警は23日、職員が衆院選の事務で過労なのを認識しながら運転させたとして、道交法違反(過労運転下命)の疑いで、当時、選管事務局長をしていた市職員の男性(55)=現・市会計責任者=を書類送検した。
市選管によると、職員は昨年9月19日から事故当日の10月21日まで約1カ月にわたり休日がなく、残業は200時間を超えていた。
県警は、事故を起こした職員だけでなく、過労を知りながら運転させた上司の責任も重いと判断した。
県警は、眠気を感じながら運転したとして、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の疑いで職員本人も書類送検した。
事故は昨年10月21日午後4時50分ごろ発生。
職員は、期日前投票所の片付けに向かっていた。
正面衝突した軽乗用車の女性1人が死亡、同乗の女性1人も重傷。
対向車線の別の乗用車でも男女3人が軽傷を負った。
当時の事務局長の送検容疑は、職員が過労だと認識していたのに、選管事務局で運転を命じたとしている。
職員は、公用車を運転中に計5人を死傷させたとされる。
出典
『1カ月休日なしの市選管職員が死傷事故…上司を書類送検 過労知りながら運転
させた容疑』
http://www.sankei.com/west/news/180423/wst1804230062-n1.html
2018年4月23日8時15分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
京都市は、昨年11~12月に市内のスーパーで、賞味・消費期限が近づいた食品を店頭に並べる期間を通常より1日延長し、廃棄量がどう変化するか調べた実証実験の結果を発表した。
前年同期と比べて廃棄量を約1割減らせる効果が確認できたといい、市は「食品ロス削減に取り組む店舗の認定制度をつくるなど、さらに機運を高めたい」としている。
実験は「イズミヤ」「平和堂」が運営する市内5店舗で、牛乳やヨーグルト、食パン、豆腐など15品目で実施。
各店舗が賞味・消費期限の1~2日前に設定している販売期限を1日延ばし、売れ残って廃棄された量を前年同期と比較した。
実験期間中、15品目の売上数量計39万4910個に対して廃棄されたのは606個で、廃棄率は0.15%。
前年同期は計37万4242個に対して618個が廃棄され、率は0.17%だった。
実験期間中の売上数量は前年同期より約2万個増えたが、廃棄数と率は減少し、販売期限を延ばした効果がみられた。
さらに、前年同期の売上数量が実験期間中と同じだったと仮定し、廃棄率を0.17%として計算。
前年同期の廃棄数は671個となり、取り組みによって65個(9.7%)少なくなったとしている。
この取り組みは市民の理解を得やすい、という調査結果も。
実験に合わせて市内の20歳以上の男女1062人にインターネットで行ったアンケートでは、92%が「良いことだと思う」と回答。
「取り組みを進めるために必要なこと」(複数回答)は、「適切な値引」が63.9%で最も多く、「期限の近づいた商品を集めて販売」(57.6%)、「目的を十分伝える」(40.9%)が続いた。
一方、市内の小売業者に対する調査では、各店舗が独自で賞味・消費期限当日よりも早い期限を設定している実態が明らかに。
回答があった30社のうち、16社が「常温加工食品・乳製品」で設定し、その理由(複数回答)は「過去からの踏襲」が最多の53%だった。
市ごみ減量推進課は、「販売期限の延長に好意的な消費者が多く、企業が独自に設定している期限は、必ずしも消費者ニーズを踏まえたものではないともいえる」と分析。
今年度、賞味・消費期限の当日まで販売するなど、食品ロス削減に積極的な店舗の認定制度をつくる予定で、「先進的な取り組みを広く情報発信し、消費者と企業双方の理解を深めていきたい」としている。
出典
『販売期限1日延長、食品ロス1割減…京都市実験』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180421-OYT1T50134.html
(ブログ者コメント)
以下は京都市からの広報資料(2018年3月29日付)。
【広報資料】販売期限の延長による食品ロス削減効果に関する調査・社会実験の結果について
http://www.city.kyoto.lg.jp/kankyo/page/0000235121.html
2018年4月23日7時41分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
業務時間外の職場の宴会で起きた従業員同士のトラブルに企業が責任を負うべきかどうかが争われた民事裁判で、東京地裁が企業の使用者責任を認め、賠償を命じる判決を言い渡した。
入社や異動に伴い歓送迎会が増えるこの季節、宴席に参加する社員の行動には、企業も注意を払う必要がありそうだ。
提訴したのは、東京・新橋の海鮮居酒屋で正社員として働いていた男性(50)。
訴状などによると、男性は2013年12月、上司の店長から忘年会に誘われた。
休みの予定だったが、「参加しますよね?」と念を押され、他の従業員も9人全員が参加すると聞いて承諾した。
忘年会は、深夜から焼き肉店で1次会が開かれ、午前2時30分頃からカラオケ店で2次会が始まった。
男性は、その席で酔った同僚から仕事ぶりを非難され、「めんどくせえ」と言い返すと、殴るけるの暴行を受けた。
男性は肋骨を折るなどして、約3週間後に退職した。
加害者の同僚は15年3月、傷害罪で罰金30万円の略式命令を受け、男性は15年8月、居酒屋の経営会社「Fホールディングス」(東京)と同僚に約177万円の賠償を求めて提訴した。
同社側は、「業務外の私的な会合で、本社に報告がなく、忘年会も禁じていた」と主張したが、今年1月22日の東京地裁判決は、忘年会への参加を店長から促され、本来休みだった従業員を含む全員が参加した経緯を重視。
2次会は電車もない時間に始まり、判決は「全員が2次会にも参加せざるを得ず、1、2次会とも仕事の一環だった」と判断した。
さらに、判決は「会社が忘年会を禁じても、会社は使用者責任を負う」として、約60万円の支払いを同社と同僚に命じ、確定した。
男性は取材に対し、「会社員として、上司に誘われて自分だけ忘年会に参加しないのは難しい。判決が忘年会を業務と認めたのは当然だ」と話す。
同社の担当者は「コメントできない」としている。
労働問題に詳しい嶋崎弁護士は、「建前上は自由参加の宴会でも、実質的には全員参加で断れない状況であれば、企業に責任が生じ得ることを再認識すべきだ」と指摘している。
出典
『忘年会での暴行「会社に責任」…「業務の一環」』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180423-OYT1T50002.html
2018年4月23日18時54分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午後1時半ごろ、東伊豆町にあるIゴルフクラブのコース内の川で横浜市西区の無職、Tさん(男性、80歳)が倒れているのを一緒にゴルフをしていた友人が見つけた。
Tさんは救急隊員に救助され、ドクターヘリで病院に搬送されたが、まもなく死亡が確認された。
警察によると、Tさんは22日午前8時半から友人2人とゴルフ場でプレーをしていたが、第13ホールで2打目から3打目の場所へ移動する途中、姿が見えなくなった。
Tさんが見つかった川の真上には、長さ30m、幅1.5mの歩行者用の橋があったが、傷みが激しく、現在は使われていなかったという。
ところが、橋には進入禁止を知らせる看板などは設置されていなかったということで、警察は、Tさんが橋が傷んでいるのに気づかず渡ろうとして転落したとみて、詳しい原因を調べている。
出典
『ゴルフ場の川で男性死亡 転落か』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3034169331.html
4月22日20時41分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
コース内を徒歩で移動していた横浜市の80代の男性が木製の橋から約10m下の川に転落し、死亡した。
警察によると、男性は仲間2人とゴルフをしていた。
同ゴルフ場はカートで移動できるが、男性は健康のためいつも徒歩で回っており、事故当時もカートを使った仲間と別れて1人で歩いて移動していた。
男性が転落した木製の橋には破損した箇所が数カ所あり、警察が事故との関連を調べている。
橋は17~18年前にカートが導入されて以降、使用されなくなっていた。
出典
『ゴルフ場の橋から転落 横浜の80代男性死亡 静岡の稲取ゴルフクラブ』
http://www.sankei.com/affairs/news/180422/afr1804220011-n1.html
4月23日10時8分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
Tさんが木製の橋から約10m下の川に転落しているのを、仲間が見つけて119番通報した。
警察の発表によると、橋は老朽化が進み、崩れている部分もあった。
Tさんのそばには、橋の踏み板のようなものが落ちていた。
警察は、業務上過失致死の疑いも視野に、ゴルフ場の安全管理が適切だったかどうか捜査する方針。
出典
『ゴルフ場の橋から川に転落、80歳男性が死亡』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180423-OYT1T50028.html
(2019年2月25日 修正1 ;追記)
2019年2月24日に読売新聞から、支配人が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
下田署が、ゴルフ場支配人を務める50歳代の男を業務上過失致死の疑いで書類送検したことが、捜査関係者への取材で分かった。
送検は7日付。
橋は木製の板に穴が開くなど、老朽化が進んでいた。
同署は、ゴルフ場側が進入禁止を明示するなどの安全対策を怠ったとみて、捜査を続けてきた。
出典
『ゴルフ場の橋から川に転落死、支配人を書類送検』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190224-OYT1T50088/
(山形県の事例)
2018年4月22日19時0分にFNNニュース(さくらんぼテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後4時45分頃、西川町大井沢の山中で、県と町から有害駆除の要請を受け、クマの駆除を行っていた猟友会のSさん(男性、58歳)がクマに襲われた。
警察によると、Sさんは21日の午前8時半から、猟友会のメンバー5人とクマを囲んで追い込む「巻き狩り」をしていて、見つけたクマに銃弾1発を命中させ、仕留めようと近づいたところ、頭を引っかかれたり左腕を噛まれたりした。
Sさんは防災ヘリもがみで病院に運ばれたが、命に別条はないという。
襲ったクマは体長約1.8mのツキノワグマで、猟友会がその場で駆除している。
出典
『山形・西川町で猟友会の男性 クマに襲われケガ』
https://www.fnn.jp/posts/199SAY
(秋田県の事例)
2018年4月23日付で秋田魁新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午後3時10分ごろ、秋田県北秋田市七日市の山林で、地元猟友会の男性(79)がクマに襲われ、頭や顔にけがを負った。
2週間の入院が必要という。
23日朝に北秋田署に届け出があった。
県内のクマによる人身被害は今年初。
同署によると、男性はほかの猟友会員5人と県の委託を受けて目視によるクマの生息数調査を行っていたところ、4mほど離れた茂みから体長約1mのクマが現れた。
3発ほど猟銃を発砲し、少なくとも1発がクマに命中したが、そのまま男性の頭にかみついてきたという。
クマはほかの猟友会員が駆除した。
現場は、赤利又集落の東約3kmの山中。
生息数調査は、推定生息数を算出する上での基礎資料とするため、県が毎年、この時期に県内各地で行っている。
県自然保護課は、「クマがいる場所での調査になるため、細心の注意を払うよう呼び掛けたい」としている。
出典
『クマに襲われ男性けが、北秋田市 県内今年初の人身被害』
http://www.sakigake.jp/news/article/20180423AK0024/
4月23日19時1分にNHK秋田からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午後3時すぎ、北秋田市七日市の山林で、県から委託を受けた猟友会のメンバー6人がクマの生息調査をしていたところ、やぶからクマ1頭が現れた。
メンバーの一人の79歳の男性がクマに向けて発砲したが、クマは男性の顔にかみついたということで、男性は病院に入院して手当てを受けている。
命に別状はないという。
クマは他の猟友会のメンバーがその場で駆除したという。
県によると、クマの生息調査は、県が猟友会に委託して毎年3月下旬から5月上旬に行われ、これまでにクマが目撃された場所を回って、クマの頭数を調べるという。
県内でことし、人がクマに襲われてけがをしたのはこれが初めてで、県自然保護課は「ことしは例年よりも目撃件数が多い。山菜採りのシーズンが目前だが、山に入る場合は2人以上で入ってほしい」と話している。
秋田県は、クマによるけが人が出たことに加え、ことしに入ってからのクマの目撃件数が去年の同じ時期の3倍以上の25件に上っていることから、23日、ことし初めての「ツキノワグマ注意報」を出した。
期間は7月15日までのおよそ3か月間で、特に山菜採りで山に入る際には、一人で山に入らないことなど、十分なクマ対策をとるよう呼びかけている。
出典
『生息調査中 クマに襲われけが』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20180423/6010000562.html
(ブログ者コメント)
山菜採りに出かけた人が突然襲われたという事例はしばしば報道されるところだが、クマとの遭遇を目的に出かけた猟友会の人が襲われたという事例は珍しいかと思い、紹介する。
(2018年5月2日 追記)
2018年5月1日21時7分に秋田から、また同じようなトラブルが起きたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後6時ごろ、東成瀬村椿川の展望台「ビューポイント栗駒」の近くの山林で見回りをしていた68歳の猟友会の男性がクマに襲われ、顔をひっかかれた。
一緒に見回りをしていた猟友会のメンバーが駆けつけ、クマに向けて発砲したが、クマに当たったかどうかは確認出来ていないという。
男性は仲間と共に自力で下山し、病院で手当てを受けているが、意識はあり、命に別状はないという。
当時、男性は、付近でクマの目撃情報があったことを受けて、仲間2人と共に山林を見回っていたという。
県内では、先月22日にも、北秋田市の山林でクマの生息調査をしていた猟友会の男性がクマに襲われてけがをするなど、被害が相次いでいて、クマに襲われてケガをした人はこれで3人目。
出典
『猟友会員熊情報で巡視中襲われる』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20180501/6010000609.html
2018年4月22日付で毎日新聞秋田版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午前10時15分ごろ、男鹿市の寒風山から煙が上がっていると119番があった。
山焼き実験の火が燃え広がったためで、約3時間後に消し止められたが、約3.6ヘクタールを焼いた。
けが人はいなかった。
多数の消防車両が出動し、観光客も訪れていた現場は一時、騒然となった。
警察などによると、山焼きをした地域としない所では植物の生態にどのような違いが出るかなどを調べるため、午前10時ごろから、約0.5ヘクタールの予定で、岐阜大の津田教授が山焼きを開始。
ボランティアの市職員ら約80人が参加した。
延焼を防ぐため、周囲の草を刈り取って防火帯を設けたが、火は防火帯を飛び越えたという。
この火事で、20台以上の消防車や県防災ヘリが消火にあたった。
山焼きには、男鹿市の菅原市長も公務外で訪れていた。
菅原市長は「迷惑をかけて申し訳ない。今後の取り組みについては検討したい」と話した。
秋田市の60代男性は、「最初来た時は火が上がっていて、何が起きているのかと思い、びっくりした」と話した。
出典
『寒風山火災 一時騒然 けが人なく 山焼き実験で延焼 男鹿 /秋田』
https://mainichi.jp/articles/20180422/ddl/k05/040/102000c
4月21日18時44分にNHK秋田からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午前10時すぎ、「寒風山から煙があがっている」と消防に通報があり、駆けつけたところ、男鹿市男鹿中滝川の寒風山の展望台の西側の斜面で枯れ草などが焼け、火が燃え広がっていたという。
火事を受けて秋田県は、午前11時すぎに自衛隊に災害派遣要請を行ったが、消防や県の防災ヘリが消火にあたった結果、火は自衛隊が出動する前の午後1時半ごろ消し止められた。
この火事で、およそ3万6000m2が焼けたが、けが人や建物への被害はなかった。
秋田県自然保護課によると、当時、現場付近では、岐阜大学の研究グループが県の許可を得て山焼きの実験を行っていた。
予定していた山焼きの面積は5000m2だったということで、警察は、この実験中に火が燃え移り、予定の7倍以上に燃え広がったとみて、詳しい原因を調べている。
県内は、全域に乾燥注意報が出されていて、各地で原野火災が相次いでいることから、消防が火の取り扱いに注意するよう呼びかけている。
大学の実験が火事の原因になった可能性があることについて、岐阜大学の森脇学長は、「社会および関係者に大きなご迷惑をおかけしたことを心よりおわびします。関係者の処分については、詳細な事実関係を確認した上で、しかるべく対応したいと考えております」とコメントしている。
出典
『寒風山で火事 大学の実験原因か』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20180421/6010000551.html
4月21日付で秋田魁新報からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
山焼きが植生に与える影響を調査している岐阜大学流域圏科学研究センターの津田智准教授らが、昨年に続き実施。
学生や市民、市職員ら約80人がボランティアで参加した。
実験の範囲は寒風山回転展望台の西側にある大噴火口内の約0.5ヘクタールで、焼却した地表付近などの温度変化を調べる計画だった。
出典
『寒風山、山焼き実験で火災 自衛隊に災害派遣要請』
http://www.sakigake.jp/news/article/20180421AK0021/
(2018年5月19日 修正1 ;追記)
2018年4月22日付の秋田さきがけ紙面には、下記趣旨の記事が掲載されていた。
津田准教授によると、事前に計画書を県と市、消防に提出。
風速5m以上の場合は中止する予定だった。
津田准教授は、「風速3mほどだったので大丈夫と判断した。途中で風向きが変わり、防火帯を越えて広がってしまった」と話した。
寒風山は、市などが定期的に草を刈って、芝生に覆われた景観を保ってきた。
2003年から市と関係団体が山焼きを実施してきたが、天候不良で中止になることが多く、16年以降は取り止めている。
2018年4月20日10時5分にNHK東海から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岐阜県可児市のガソリンスタンドで、4月、販売された灯油にガソリンが混入した可能性があることがわかり、消防が火災を引き起こすおそれがあるため絶対に使用しないよう呼びかけている。
ガソリンが混入した可能性のある灯油を販売していたのは、可児市広見にあるガソリンスタンド「オイルロードH」。
地元の消防によると、4月、中部経済産業局が抜き打ち検査を行ったところ、この店で販売されていた灯油の引火点が通常の灯油よりも低く、ガソリンが混入した可能性があることがわかった。
この灯油は、4月2日にタンクローリーでこの店の貯蔵タンクに運ばれ、18日にかけて約1700ℓが販売されたという。
店では、可児市のホームページなどを通じて購入者に呼びかけ、これまでに10人ほどから回収したという。
消防は、ガソリンが混入した灯油をストーブなどに使うと異常燃焼を起こし、火災につながるおそれがあるとして、絶対に使用しないよう呼びかけている。
出典
『灯油にガソリン混入 注意喚起』
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20180420/4096431.html
4月20日0時17分に中日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
石油販売のJXTGエネルギー(東京)は19日、運営する岐阜県可児市広見のガソリンスタンド「オイルロードHサービスステーション」で、ガソリンが混じった可能性のある灯油を販売していたと発表した。
使っても安全上の問題はないとしているが、回収への協力を呼び掛けている。
灯油タンクへの給油の際、配管内に別の作業時のガソリンが残っていたことが原因とみられる。
今月2~18日の間に,のべ85人に1700ℓを販売。
正常な灯油より引火する温度が低く、ストーブなどに使った場合、火が大きくなるという。
出典
『ガソリン混入?の灯油1700リットル販売 可児のスタンド』
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2018042090001753.html
2018年4月20日17時28分にNHK埼玉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日正午すぎ、埼玉県所沢市くすのき台の市道で「道路上の車が燃えて、建物に燃え移りそうだ」と、近くに住む人から消防に通報があった。
火は、およそ50分後に消し止められたが、作業用トラックが全焼したほか、道路脇の薬局やクリニックなどが入ったビル2棟に火が燃え移り、壁の一部が焼けた。
けが人はいなかった。
警察によると、トラックは道路に白いラインを引くための作業車で、荷台にはプロパンガス8本が積まれていたという。
現場は、所沢駅から南東に200mほどのビルやマンションが建ち並ぶ地域で、トラックを運転していた46歳の男性は「運転中に通行人から指摘を受けて確認したところ、荷台から火が出ていた」と話しているという。
警察は、何らかの理由で荷台から火が出てプロパンガスに引火し火が燃え広がったとみて調べている。
正午すぎ、所沢駅近くの路上でトラックが燃えている様子を視聴者が撮影した映像では、トラックが激しく燃えていて、炎は隣のビルに燃え移り、黒い煙が3階建てのビルの高さまで上がっている様子が分かる。
消防隊員が消火に当たっている中、「ボン」という大きな爆発音が鳴っているのも確認できる。
映像を撮影した男性は、「ガス管が燃えていたのか、バーナーのように火が車から近くの建物に吹きつけ、ところどころで爆発音もしていた」と話していた。
近くで仕事をしていた30代の会社員の男性は、「ドーン、ドーンと突き上げてくるような爆発音が聞こえました。窓を開けたら炎が見えたので大変なことが起きていると思いました。隣のビルの3階の窓に届くぐらい炎が燃え上がり、とても怖かったです」と話していた。
出典
『トラックから火 ビルにも延焼』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/20180420/1100002078.html
4月20日16時18分にTBS NEWSからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
激しく炎をあげる車。
午後0時すぎ、埼玉県所沢市で、近所に住む女性から「車両が燃えている」と119番通報があった。
警察などが駆けつけると、アスファルトに白線などを引くニーダー車と呼ばれる車が燃えていて、消防車など15台が出動し、火はおよそ1時間後に消し止められた。
この火事で、隣接するマンションの壁などがこげたということだが、けが人はいなかった。
警察が出火の原因を調べている。
出典
『埼玉・所沢市で車両火災、警察が出火原因を捜査』
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3347681.html
2018年4月19日23時11分に読売新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
マグネットボールと呼ばれる強力な磁石の玩具を幼児が誤飲し、胃や腸に穴が開く事故があったとして、国民生活センターは19日、注意を呼びかけた。
マグネットボールは直径3~30mm程度。
いくつも組み合わせ、様々な形を作って遊ぶ。
指先などを上下二つで挟んでも落ちないほど、磁力が強い。
同センターによると、昨年12月、3歳男児がクリスマスプレゼントでもらったマグネットボール(直径3mm)5個を相次いで誤飲。
約1週間後に開腹手術をしたところ、胃と小腸を貫いてつながっていた。
今年1月には、1歳9か月の女児がマグネットボール37個を誤飲し、開腹手術で摘出した。
小腸の3か所に穴が開いていた。
同センターが、マグネットボールを販売していた32のインターネットサイトを調べたところ、30サイトが誤飲に関する注意表示をしていなかった。
同センターは、「子供に強力な磁石を玩具として与えないでほしい。誤飲に気付いたら、すぐに医療機関で受診を」と呼びかけている。
出典
『マグネットボールを幼児誤飲、胃や腸に穴開く』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180419-OYT1T50131.html
4月19日18時25分にNHK NEWS WEBからは、より詳しい下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「マグネットボール」と呼ばれる強い磁石のおもちゃを子どもが誤って飲み込んでしまう事故が相次いでいる。
磁石に挟まれて腸に穴が開いてしまう深刻なケースも起きていて、国民生活センターはネット通販大手に対し、強い磁石を子どものおもちゃとして販売しないよう求めた。
「マグネットボール」は、数mmほどの磁石が数10個から200個ほどセットになったおもちゃで、さまざまな形に組み合わせて遊ぶことができることから、人気を集めている。
ところが、国民生活センターには、子どもがこうした磁石を誤って飲み込んでしまったという事故の報告が、平成22年以降124件寄せられていて、去年12月とことし1月には、体の中で引き寄せ合った「マグネットボール」に挟まれて腸の壁などに穴が空いてしまい、緊急に手術したケースが2件相次いだという。
一方、国民生活センターが「マグネットボール」を扱っている32の通販サイトを調べたところ、30のサイトは事故に注意を呼びかける表示がなかった。
このため国民生活センターは、ネット通販大手のアマゾンなど3社に対し、強い磁石を子どものおもちゃとして販売しないことや、もし販売する場合は、対象年齢や注意点を表示するよう求めるとともに、利用者に対しても子どもに触らせないよう呼びかけている。
西日本に住む40代の女性は、7年前、当時1歳5か月だった長女が2cmほどの大きさの磁石を口に入れているのを見つけ、医療機関を受診した。
エックス線写真を撮って調べたところ、長女は2個の磁石を飲み込んでいたが、磁石どうしは離れていたため、経過を見ることになった。
ところが、翌日になっておう吐を繰り返すなどしたため、再び検査したところ、離れていたはずの2つの磁石が胃と腸を挟み込んでくっついていることがわかった。
急きょ手術した結果、磁石を取り出すことはできたが、強い力で挟まれた腸の壁などの3か所に穴が開いていた。
母親は、「離れていたはずの磁石が数時間でくっついている写真を見て衝撃を受けました。小さいものの誤飲には気をつけていましたが、磁石が危険とは想像していませんでした」と話している。
手術を担当した県立広島病院の亀井医師は、「腸の壁や筋肉が磁石で押しつぶされたことで腐っていました。飲みこんでから33時間という短い時間で危険な状態になっていて驚きました」と話している。
IT大手の「ヤフー」は、国民生活センターの求めを受け、19日から通販サイトでの「マグネットボール」の販売を一時中止するとともに、オークションへの出品を削除する措置をとった。
今後、対象年齢や事故に関する注意書きなどが記載された製品については、内容を確認したうえで販売の再開を認める予定だという。
子どもの事故に詳しい小児科医の山中龍宏さんは、強い磁石を複数飲み込むと、腸の壁などが引き寄せあった磁石に挟まれて血が止まってしまうおそれがあり、子どもだけでなく大人でも注意が必要だと指摘している。
山中さんは、「磁石が冷蔵庫や窓枠などにくっついたまま気づかないこともあり、家庭内で子どもが飲み込まないように注意するには限度がある」としたうえで、「磁石がなくなっていないか確認できるよう、パッケージなどを工夫してもらうとともに、おもちゃに強い磁石は使わないでほしい」と述べ、メーカーや販売会社に早急な対応を求めている。
出典
『誤飲事故に注意!磁石のおもちゃ「マグネットボール」』
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180419/k10011410281000.html
(ブログ者コメント)
強力な磁石の誤飲事例については、本ブログでも過去に紹介スミ。
(2021年12月13日 修正1 ;追記)
2021年12月11日21時13分に読売新聞からは、消費者事故調も注意を呼び掛けているなど下記趣旨の記事が、指を挟んでくっついている磁石の写真付きでネット配信されていた。
強力な磁石を使ったおもちゃ「マグネットボール」を子どもが誤飲する事故が相次ぎ、消費者庁の消費者安全調査委員会(消費者事故調)が注意を呼びかけている。
国内では内臓に穴が開いたケースが複数あり、海外では死亡事故も発生。
事故調は日本小児科学会と連名で危険性を伝える資料を作成し、「小さな子どもには触らせないで」と訴えている。
事故調によると、マグネットボールは1個あたり3~5ミリ・メートルの球体の磁石が数百個程度で1セットになった商品。
磁石同士をくっつけて好きな形を作ることができる。
国内では「知育玩具」や「立体パズル」として10年ほど前から販売されており、100円ショップやインターネットでも購入できる。
立方体の「マグネットキューブ」もある。
消費者庁や同学会には2016年度以降、子どもの誤飲事故が10件報告され、半数の5件は昨年度だった。
昨年9月の事故では、腹痛を訴えた1歳女児の腹部をレントゲン撮影したところ、5個の磁石が見つかった。
磁石に挟まれた小腸は穴が開いており、緊急手術を実施。
3歳の兄のために購入したおもちゃだったが、女児も一緒に遊ぶことがあり、誤ってのんだ可能性がある。
おもちゃに使われている「ネオジム磁石」の磁力は一般的な磁石の10倍以上で、複数の磁石をのむと、腸管などが挟み込まれて穴が開くことがある。
国民生活センターが18年に注意喚起したが事故が絶えず、クリスマスシーズンを迎えて子どもにプレゼントする保護者が増える可能性もあることから、事故調は改めて注意を呼びかけることにした。
事故調と同学会の資料では
▽1個が小さく、子どもが容易に誤飲する
▽1セットの磁石の数が多く、一部がなくなっても気付きにくい
など、おもちゃの特徴や事故の危険性を明記。
小さな子どもに触らせないことや、少しでも誤飲が疑われる場合はすぐに医療機関を受診するよう求めた。
事故調は資料をホームページで公開するとともに、関係省庁を通じて保育所などに提供したり、大手通販サイトでリスクを周知したりしている。
事故調の中川委員長は、「多くの人に危険性を伝え、子どもが被害を受ける事故を少しでも防ぎたい」と話している。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20211211-OYT1T50206/
2018年4月20日付で埼玉新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後0時半ごろ、白岡市彦兵衛の「H社白岡機材センター」で、建設機材の洗浄作業をしていた自営業Yさん(男性、74歳)=所沢市=が、機材と鉄製の足場に左足を挟まれた。
Yさんは搬送先の病院で、出血性ショックにより死亡が確認された。
警察によると、Yさんは同センターの委託を受けて、1人で採掘機械の高圧洗浄作業を実施していた。
何らかの原因で機材とH鋼の足場に左足を挟まれたとみられる。
同センター責任者の男性が119番した。
警察で事故原因などを調べている。
出典
『足を挟まれた男性死亡、出血性ショックで 1人で作業中、機材と足場に挟まれる/白岡』
http://www.saitama-np.co.jp/news/2018/04/21/01_.html
4月21日付で朝日新聞埼玉版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
H社は基礎工事会社。
警察によると、Yさんは直径1.7m、長さ4.7m、重さ8~10トンの円柱状の工作機械を吊り上げて高圧洗浄中、何らかの原因で工作機械が回転し、そばに置いてあったH型鋼との間で挟まれたという。
2018年4月19日13時4分にNHK山形から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午前7時半ごろ、尾花沢市鶴子の建設会社「T」で、「2階にあったエレベーターのワイヤーが切れて落下した」と従業員から消防に通報があった。
当時、エレベーターには、従業員の高橋さん(男性、46歳)が乗っていて、病院に搬送されたが、右足の骨を折って全治3か月の重傷だという。
警察や会社によると、エレベーターは建築資材の運搬に使う簡易性のもので、当時、高橋さんは建設現場で使う道具などを積み込んでいたという。
落下した高さは3mほどで、警察は、エレベーターをつるしていたワイヤーが切れたとみて、詳しい原因を調べている。
出典
『運搬エレベーター落下 1人重傷』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20180419/6020000515.html
(2018年5月19日 修正1 ;追記)
2018年4月20日付の山形新聞紙面には、下記趣旨のやや詳しい記事が掲載されていた。
昇降機を使い、2階の資材を下ろしていた高橋さんが、昇降機に乗った状態で1階に落下し、右足のスネの骨を折る大けがをした。
警察によると、昇降機は2m四方の箱型で、3方に仕切り板があり、荷受け口と天井が空いた簡易な構造。
ワイヤで上下する仕組みになっていた。
高橋さんは昇降機を2階に上げ、ビニールシートなどを1人で積んでいた。
その際にワイヤーが切れ、昇降機ごと約3m下に落ちた。
近くにいた同僚が物音に気付いて発見し、119番通報した。
2018年4月18日19時5分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR西日本は18日、安全確認のため走行中の山陽新幹線が停車した事例が、今年1月から4月にかけ18件あったと明らかにした。
平成29年度は、昨年12月にのぞみの台車に亀裂が生じた問題の発覚まで1件のみ。
同社は問題発覚後、安全が確認できない場合はすぐに停車させる方針を徹底し、停車が短期間で大幅に増加した。
走行中に異常音や異臭に気付いたケースが多く、大半は現場での点検で運行に支障がないことを確認。
来島社長は18日の定例記者会見で、「お客さまに迷惑を掛けているが、リスクへの対処のためご理解を賜りたい」と述べた。
JR西は、新幹線の安全管理体制を強化するため、赤外線で通過車両の台車の異常を感知する装置などを新たに設置する方針も示している。
出典
『JR西、新幹線の停車が大幅増 台車亀裂後の安全点検強化で』
http://www.sankei.com/west/news/180418/wst1804180075-n1.html
4月20日16時35分にmBSニュースからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月12日には、車内で異臭が発生し、車両の使用を中止して乗客が後続の列車に乗り換えた事例もあったという。
出典
『山陽新幹線「停車して点検」増加 台車亀裂以降18回に』
https://www.mbs.jp/news/kansai/20180419/00000094.shtml
4月25日7時52分に読売新聞からは、在来線でも緊急停止するケースが急増しているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
昨年12月の新幹線のぞみの台車亀裂問題の発生後、JR西日本が異音などの異変を理由に在来線の運行を一時止めたケースが、3月末までに65件に上ったことがわかった。
山陽新幹線でも、今年1月~4月17日で18件と、いずれも発生前から急増している。
福知山線脱線事故後も、「安全最優先」の意識が現場に浸透していなかったことを浮き彫りにした今回の事態。
取り組みは道半ばだ。
「異音がする」。
2月15日朝、京都府内のJR東海道線を走行中の特急電車の乗客が車掌に申告した。
駅間で急きょ止めて車両を点検。
異常がないことを確認し、約15分後に運転を再開した。
JR西によると、のぞみの台車に亀裂が見つかった翌日の昨年12月12日から今年3月末までに、異音や異臭を理由に在来線の運行を止めたケースは65件(1日平均0・59件)。
運行に支障があるような異常は見つからなかったという。
出典
『異音?「安全最優先」、在来線の緊急停止が急増』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180425-OYT1T50010.html
(ブログ者コメント)
山陽新幹線の台車亀裂事例は本ブログでも紹介スミ。
2018年4月19日9時19分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
仙台市地下鉄南北線で18日夕、大規模な停電が発生し、同線全線で運転を見合わせた。
電車に電力を供給するケーブルで火災が発生し、4か所の変電所がストップしたためだが、原因調査や復旧に向けた作業は深夜も続いた。
仙台市によると、ケーブルのトラブルによる市地下鉄の運行停止は初めて。
トラブルは帰宅ラッシュ時間帯を直撃し、約7万2500人に影響したとみられる。
仙台市交通局によると、同日午後5時15分頃、仙台市泉区の八乙女~黒松駅間のケーブルで火災が発生。
ほぼ同時に同線の電車を稼働させる市内4か所の変電所が安全装置の作動により電力供給を停止し、全区間で停電となった。
停電が発生した当時、同線では南行きと北行きで計13本が運行しており、うち12本は各駅ホームで停車した。
南行きの1本は長町南~富沢駅間で止まり、一部の変電所が復旧して富沢駅まで移動するまでの約40分間、乗客約70人が車内に閉じこめられた。
この停電トラブルによるけが人はなかったという。
市交通局は、ケーブルで火災が発生した現場に職員ら数10人を派遣し、全線復旧に向けて原因を調査している。
地下鉄仙台駅の改札の外では午後6時前、多くの帰宅客らが運転再開を待ち、長い列を作った。
泉中央駅まで帰宅予定だった専門学校教諭(44)は、「明日も仕事なので早く帰りたい」と不安そうな表情を浮かべた。
JRや市営バスは深夜まで代替輸送や振り替え輸送を実施。
仙台駅近くのバスターミナルでは午後8時頃、泉中央方面に向かう振り替え用の臨時バスに100人以上が並んだ。
青葉区の無職女性(70)は、「ここまで長い列ができると、いつ乗れるのか分からなくて不安です」とため息をついた。
出典
『地下鉄で大規模停電、車内70人閉じこめ…仙台』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180419-OYT1T50028.html
4月20日付で河北新報からは、ケーブル劣化が原因らしいという下記趣旨の記事が、監視カメラがとらえた出火状況の写真付きでネット配信されていた。
仙台市地下鉄南北線の八乙女~黒松間でケーブルが焼けて送電が止まり、全区間の運行が約6時間停止した18日のトラブルで、市交通局は19日、ケーブルの劣化が出火原因とみて、同様のケーブルの緊急点検に乗りだした。
市交通局は、事故調査委員会を設置して原因究明を進める。
市交通局によると、八乙女変電所から南行き架線に接続し、1500ボルトの電気を送るケーブル3本のうち、2本が焼けるなどした。
焼損したのは樹脂を巻いた金属管に覆われた部分で、電柱に付設されていた。
昨年7月の目視検査、今年1月の漏電調査で、異常は確認されなかったという。
残る1本は別の電柱に付設され、影響を免れた。
焼損した2本を架線から切り離し、18日午後11時半に運転が再開された。
19日は始発から通常運行した。
現場付近の監視カメラは、ケーブルが燃え上がる様子を捉えた。
出火前後に人影や列車の通過はなく、市交通局は「外部の力が働いて起きた火災とは考えにくい」とみる。
ケーブルは開業前年の1986年に設置され、一度も更新されていない。
耐用年数は35~40年とされ、2022年度以降に更新する計画だった。
他の送電ケーブルも多くが開業当時のままで、担当者は「劣化が原因と断定されれば、更新時期を見直す」と話した。
緊急点検は、ケーブルが焼けた現場付近、長町南~富沢間、富沢車両基地の、いずれも地上を走行する区間が対象で、営業終了後の夜間に実施する。
ケーブルの接続を外し、漏電してないか1本ずつ確認する。
点検作業には3日程度を要するという。
出典
『<仙台南北線停電>ケーブル劣化原因か 交通局、緊急点検開始』
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201804/20180420_13011.html
(ブログ者コメント)
河北新報掲載写真によれば、線路わきのケーブルが燃えているように見える。
2018年4月20日付で毎日新聞茨城版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県教育委員会は19日、県内5市町の学校給食で18日に提供された牛乳に洗浄液が混入していたと発表した。
鮮度保持のため野菜にかけて使うものと同じ成分で、健康に影響はないとしている。
県教委によると、18日午後3時ごろ、取手市内の児童生徒が「味が薄い」などと訴えていると報告があった。
竜ケ崎と土浦の両保健所が、同日、牛乳を販売したK乳業(龍ケ崎市)の工場に立ち入り検査したところ、牛乳を紙パックに詰めるパイプの洗浄液「ソフト酸化水」が約200ℓ混入していたことが判明。
1パック(200mℓ)に詰める作業が終わる前に、洗浄液を流したことが原因とみられる。
この製造ラインで造られた牛乳は、鉾田、潮来、石岡、取手、阿見の5市町の小中学校計72校に、約2万3000本配送された。
このうち約1500本に混入したとみられる。
19日は牛乳を提供せず、20日からは別業者の製品に変更する。
出典
『洗浄液混入 給食牛乳に 製造ラインで 県内5市町 /茨城』
http://mainichi.jp/articles/20180420/ddl/k08/040/128000c
4月20日0時8分にテレビ朝日からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日、茨城県内の7つの小中学校で、学校給食に出された牛乳を飲んだ複数の生徒から「味が薄い」「色が薄い」などの訴えが相次いだ。
県が調べたところ、牛乳が作られた工場で、瓶に牛乳を詰める作業の最中に誤ってタンクの洗浄液が混じっていたことが分かった。
健康被害は出ていない。
通常、作業の終了を確認したうえでタンクや配管などを洗浄するところ、作業終了を確認する担当者と洗浄を担当する担当者の間のやり取りで行き違いがあったという。
県は業者に行政指導をし、再開できるまでは20日から別の業者が牛乳を配送するという。
出典
『学校給食の牛乳に洗浄液混じる 茨城・取手市』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000125542.html
4月20日付で朝日新聞茨城版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
竜ケ崎保健所などが同日、製造業者に立ち入り検査したところ、充填機を洗う洗浄液が製造過程で誤って牛乳に混入したことがわかった。
2018年4月19日7時6分にNHK愛媛から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午後2時40分ごろ、愛媛県四国中央市の市役所の新庁舎を建設中の現場で、「作業員が頭を何かに挟まれたようだ」と通報があった。
警察によると、事故にあったのは愛媛県砥部町川井の建設業、高橋さん(男性、35歳)で、病院に運ばれたが、頭を強く打つなどして19日明け方、死亡した。
高橋さんは新庁舎の6階にあたる建設現場で、高い所の作業をする「高所作業車」のリフトの上の、柵に囲まれた作業床に乗っていたという。
そして、高さおよそ6mの鉄骨の上の部分をL字金具で天井に近い壁に固定する作業を進めていたと見られる。
しかし、その後、近くにいた同僚が、動かない高橋さんの異変に気づき、リフトを降ろしたところ、事故が分かった。
ヘルメットはあごひもがちぎれ、頭の右側を骨折した状態だったという。
警察は、何らかの理由で高橋さんの頭が天井と作業床の柵の間に挟まったとみて、高所作業車の上げ下げの状況や、安全管理面などについて詳しく調べている。
出典
『四国中央市新庁舎建設で死亡事故』
https://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20180419/0000833.html
2018年4月18日20時49分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午後1時45分ごろ、愛知県北名古屋市沖村東ノ郷の廃業したパチンコ店の解体現場で、アーム部分を伸ばした状態で作業していたクレーン車が突然バランスを崩し、倒れた。
クレーン車に乗っていた男性作業員(45)が、一時、車内に閉じ込められたが、駆け付けた消防隊が救出。
周囲で作業していた約15人や通行人にもけがはなかった。
警察によると、クレーン車は長さ約38.5mまでアームを伸ばした状態で、パチンコ店の電光掲示板をつり上げる作業中だった。
近くにあったトラックを押しつぶしたほか、向かいの住宅のブロック塀にも接触。
警察が、作業の手順に問題がなかったかどうかや原因を調べている。
この住宅の無職男性(80)は、「ドンという大きな音と地響きがして、驚いて外に出たら、クレーン車が倒れ、ブロック塀に当たっていた。家が壊れなくて良かった」と話した。
(共同)
出典
『解体現場 作業中クレーン車倒れる けが人なし 愛知』
https://mainichi.jp/articles/20180419/k00/00m/040/066000c
4月18日16時18分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月18日午後1時45分ごろ、愛知県北名古屋市沖村東ノ郷の廃業したパチンコ店で、解体作業中のクレーン車が転倒し、敷地内のトラックを押しつぶすなどした。
当時、15人ほどが作業していたが、けが人はなかった。
警察によると、現場関係者の話では、クレーン車は店の看板をつり上げながら、作業員が看板の下部を切断する作業をしていた。
看板が重く、切断した際にクレーン車ごとバランスを崩したという。
クレーン車内にいた作業員の男性(45)が一時、閉じ込められたが、救急隊により助け出された。
向かいの民家のブロック塀にも接触した。
この家の男性(80)は、「ドンと急に大きな音と振動があり、『うちは大丈夫かな』と外に出た。ブロック塀に当たっただけのようだから、まだよかった」と話した。
出典
『解体作業のクレーン車転倒、看板重くバランス崩す 愛知』
https://www.asahi.com/articles/ASL4L54FML4LOIPE01J.html
2018年4月19日付で朝日新聞茨城版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午前11時ごろ、古河市けやき平一丁目の民家敷地内で、地盤の強度を測る機械で作業していた埼玉県富士見市の地盤調査会社員Kさん(男性、23歳)が倒れているのを、同僚男性(29)が発見。
Kさんは病院に搬送された後、死亡が確認された。
警察によると、機械は高さ約1mで、Kさんが着ていた雨がっぱのフードが地中に差し込むドリル部分に巻き込まれ、窒息死したとみられる。
Kさんは午前9時ごろから、同僚男性とともに作業していた。
(ブログ者コメント)
気象庁によれば、18日午前11時ごろ、古河市では1~2ミリ程度の雨が降っていた。
(2018年5月19日 修正1 ;追記)
4月19日付の茨城新聞紙面には、下記趣旨の記事が掲載されていた。
離れた場所で作業していた同僚が機械が止まったことに気付いて様子を見に行ったところ、地盤測定器の回転式ドリル部分に雨衣の襟が巻き込まれているKさんを発見した。
首が絞まった状態だった。
Kさんは同僚と2人で作業中だった。
2018年4月18日11時37分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
米東部ペンシルベニア州上空で17日午前(日本時間18日未明)、上昇中だった米サウスウエスト航空機(ボーイング737―700型機、乗員乗客148人)の左エンジンにトラブルが発生。
飛散したエンジン部品で客室の窓が割れ、座席の乗客が機外に吸い出されそうになった。
米国家運輸安全委員会(NTSB)の発表では、乗客1人が死亡した。
事故があったのはニューヨーク発ダラス行きの便で、フィラデルフィア空港に緊急着陸した。
FOXニュースなどによると、死亡したのは窓側席の女性客とみられ、飛散した部品で頭を強打したという。
窓の破損で機内が減圧したため、高度を下げるまで、乗客は酸素マスクを着用した。
男性乗客はニューヨーク・タイムズ紙に対し、「エンジンが爆発し、10~15分間急降下した」「窓が吹き飛び、客室乗務員が泣いているのを見て、事態の深刻さに気付いた」などと語った。
出典
『旅客機の窓割れ、吸い出されそうに…1人死亡』
http://www.yomiuri.co.jp/world/20180418-OYT1T50007.html?from=y10
4月18日付でBBC NEWS JAPANからは、下記趣旨の詳細な記事が写真付きでネット配信されていた。
米サウスウエスト航空の旅客機(乗客143人、乗員5人)が17日朝、飛行中にエンジンが爆発し、緊急着陸した。
この事故で乗客1人が死亡、7人が手当てを受けた。
死亡した女性は、爆発によって窓から外に吸い出されそうになったという。
米国の旅客機で乗客が死亡したのは、2009年以来初めて。
事故を起こしたのはニューヨーク発ダラス行きのボーイング737-700型機1380便で、現地時間の午前11時20分にフィラデルフィア空港に緊急着陸した。
当局によると、エンジンのほか、窓と翼、胴体にも損傷があった。
死亡したのはJ・ライオーダンさん。
日刊紙フィラデルフィア・インクワイアーによると、米金融機関ウェルズ・ファーゴのニューメキシコ州アルバカーキ支店の副頭取で、子供2人の母親だった。
目撃者によると、左側のエンジンが爆発した影響で窓ガラスが割れたため、客室の気圧が急激に下がり、ライオーダンさんが空中に吸い出されそうになったという。
ライオーダンさんは、他の乗客によって引き戻された。
NBCニュースは、航空管制官と操縦士の交信内容を公表した。
それによると、パイロットのT・ジョー・シュルツさんが「機体の一部を損失したので、少し減速する必要がある」と話している。
火災は起きているかとの質問に起きていないと答えたシュルツさんは、「穴が開き、誰かが放り出されたらしい」と付け加えた。
米連邦航空局は調査を開始した。
また、国家運輸安全委員会(NTSB)は、予備調査でエンジンのファンブレードが損失しており、折れた部分に金属疲労の痕跡があると発表した。
NTSBのロバート・サムウォルト委員長は、エンジンを覆うカウリングの一部が、フィラデルフィアから112km離れたペンシルベニア州バーンビルで見つかったと説明した。
同委員長は、「これはきわめて異例の事態で、重く受け止めている」と述べ、調査には12~15カ月かかると付け加えた。
また、使用されていたCFM56エンジンは「旅客機で広く使われている」と述べた。
サウスウエスト航空は、CFM56エンジンの検査プログラムを「細心の注意を払って」加速させると発表。
検査は、向こう30日間で終わらせる方針という。
同社は声明で、事故によって「打ちのめされている」と述べ、「悲劇」の影響を受けた人々に哀悼の意を表した。
ソーシャルメディアでは、気体が激しく揺れる中、乗客が酸素マスクを着けて座っている様子などがシェアされた。
乗客の1人は、「突然、大きな爆発音が聞こえて、ガラガラと音が鳴った」と話した。
K・ジョンソンさんはCNNの取材に対し、「左側のエンジンが完全にずたずたになっていた。怖かった」と話した。
ジョンソンさんはツイッターで乗務員の写真を公開し、「この人たちがサウスウエスト航空ニューヨーク発ダラス行き1380便のヒーローだ。フライト中にエンジンが故障したものの、彼らがフィラデルフィアまで誘導して149人の命を助けた」とツイートした。
ニューヨーク市の牧師T・ボーアマンさんは、大きな音がしたとき、飛行機の後部に座っていた。
「突然、30mくらい落ちたかと思いました」「しばらくの間、制御不能のような状況でした。パイロットが飛行機をコントロールするために苦労しているようでした。正直、その場の全員が落ちると思ったと思います」
客室乗務員から衝撃に備えるよう言われたとき、ボアマン牧師と妻は最悪の事態を考えたという。
「今生きていることを本当にありがたく思っています」「神とパイロットに感謝しています」と牧師は話した。
乗客のM・マーティネスさんはCBSニュースの取材に対し、飛行機が「自由落下」しているように感じたと説明した。
また、救急隊員が負傷した女性を搬送するのを見たという。
「まず爆発が起きて、すぐに酸素マスクが降りてきました。それから10秒以内にエンジンが窓にぶつかって、窓が大きく割れたのです」
出典
『飛行中にエンジン爆発、1人死亡 米サウスウエスト機が緊急着陸』
http://www.bbc.com/japanese/43805994
4月19日16時30分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・・・
当時の状況が明らかになった。
目撃情報によると、衝撃音の後、リオダンさんがガラスのなくなった窓から吸い出されそうになった。
乗客の1人は、「彼女の胴体の半分が窓の外に出ていた。飛んできた金属片の直撃を受け、ひどく出血していた」と、米メディアに証言した。
乗客らが体を引っ張って機内に戻したが、リオダンさんは意識不明で、心肺機能の蘇生など、機内で救命活動が続いたという。
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男性客が自分の背中で破損した窓を覆い、減圧を防ごうとしていたという。
一部の乗客がすすり泣き、取り乱す中、「大丈夫だ」と冷静になるように呼び掛ける声も響き渡っていた。
家族に手紙を書き始めた人もいた。
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出典
『高度1万メートル「彼女の胴体、半分が外に」 米旅客機、エンジン・窓破損の
機内』
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13458786.html?rm=149
2018年4月17日18時4分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福島第一原発の事故をめぐり、東電の旧経営陣3人が強制的に起訴された裁判で、東電の津波対策の担当者が先週に続いて証言した。
担当者は、事故の3年前にまとめた津波の想定をもとに防潮壁を作っていたとしても、浸水は防げなかったと説明した。
東京地裁で開かれた7回目の審理では、先週に続いて、当時、東電で津波対策を担当していた社員が証言した。
この中で、事故の3年前に想定していた津波と東日本大震災の津波との違いについて聞かれ、「実際の津波の方が規模が大きかった。巨大な地震が連動して起きるという科学的な知見はなかった」と答えた。
また、事故の後、平成20年の想定をもとに防潮壁を作っていた場合についてシミュレーションしたところ、浸水は防げなかったという結果が出たと説明した。
一方で、「浸水の程度は違っていた」とも証言した。
【「運転停止もありえる」 危機感を証言】
先週に続いて証言した東電の社員は、福島県沖で巨大な津波が起きるという想定は取り入れざるを得ず、対策が取れないまま公表に至れば原発の運転の停止もありうるという危機感を持っていたことを証言した。
社員は、平成19年ごろから、地震や津波などの最新の研究の成果をもとに原発の安全性を再検討する「バックチェック」という作業に関わっていたが、これまでの裁判で、福島県沖でも巨大津波が起こる可能性があるという政府の地震調査研究推進本部の見解を取り入れ、対策を取るべきだと考えていたと証言している。
これに関連して、被告人の弁護士から、対策を取るまでの間は原発の運転を停止すべきと考えていたか問われると、「そのようには考えていなかった。バックチェックでは、原発の運転停止は義務づけられていなかった。切迫性もなかった」と述べた。
その一方で社員は、「場合によっては、運転継続が難しくなる可能性もあると考えた」とも証言した。
具体的には、平成20年7月に東電は、内部の検討で津波対策を保留したあと、福島県沖で巨大な津波を想定するかどうか、改めて専門の土木学会に検討を依頼していた。
しかし社員は、その結果がまとまって公表された時点で、対策工事が完了していない場合には、なぜ完了していないのかなどと問われる可能性があると考えたという。
さらに、事故の4日前、平成23年3月7日に社員が原子力安全・保安院と面談した際、審査官から、土木学会の検討結果が公表された時点で対策が完了できていないと「即アウトになりかねない」と言われたとする東電側の記録の意味について聞かれ、社員は「プラントを停止することだと思う」と答えた。
また、記録の中では、バックチェックを通して安全性を再検討させる立場の保安院の審査官が、社員に対して、土木学会が検討結果を公表する前にはバックチェックの審議を終えてしまうか、対策が完了したあとにバックチェックの最終報告書を出すべきだと提案したとされていることが明らかにされた。
これについて社員は、「自分たちからは回答しなかった」と述べた。
出典
『「防潮壁作っても浸水」東電社員が証言 原発事故刑事裁判』
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180417/k10011407161000.html
(ブログ者コメント)
今回と同じ担当者が前の週に証言した内容は、本ブログでも紹介スミ。


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。