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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20161122日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正3として掲載します。

第1報は下記参照。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6497/

 

 

(2018年3月28日 修正3 ;追記)

 

20183221943分にNHK福岡から、3人は不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

福岡地検は、その後の捜査の結果、園長など4人について、いずれも、22日までに起訴しない処分を決めた。

処分の詳しい内容は明らかにせず、理由については「諸般の事情を考慮した」としている。

 

出典

保育所事故 園長ら不起訴処分

http://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20180322/0000273.html 

 

 

 

 

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20183221922分にNHK岐阜から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

去年3月、岐阜市が発注した工事が行われていた市内の公園で、70代の男性がふたの開いたマンホールに落ち、あばら骨が折れる大けがをしていたことが分かった。


岐阜市などによると、去年3月、岐阜市梅林南町の梅林公園で、市の発注を受けた業者が災害時に活用するマンホールトイレを設置する工事を行っていた際、散歩に訪れた市内の70代の男性がふたの開いた直径60cmほどのマンホールに落ち、あばら骨が5本折れる大けがをした。


事故が起きたのは市が工事完了の検査を行う日の朝で、業者が清掃作業に使った用具を片付けようと、マンホールのふたを開けたまま現場を離れた際に男性が転落したという。

 

男性は弱視のため、周囲が見えにくい状態だった。
また、マンホールの周りに柵を設けるなどの安全対策は取られていなかった。


岐阜市は、工事後の引き渡しの前に起きた事故のため、責任は業者にあるとする一方、「市が発注した工事の現場で事故が起きたのは残念だ」として、今後、市として、安全管理に関する知識と意識の向上を図るとともに、業者に対しても事故の防止策の徹底を求めるとしている。

 

出典

弱視男性 市発注の事故で骨折

http://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/3083270341.html 

 

 

321日付で朝日新聞(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

市は要件に該当しないとして、公表していなかった。

20日の市議会一般質問で、市側が答弁の中で明らかにした。

 

市によると、事故は昨年3月22日朝に発生。

市の発注を受けてマンホールトイレの工事をしていた業者が、完成検査の準備中に一時的に蓋を開けたまま現場を離れた際、男性がマンホールに落ち、胸を打ち付けたという。

 

マンホールは直径約60cm、深さ約130cm。

現場周辺にはマンホールが5つあり、うち2つの蓋が開いていた。

 

公園内の事故の公表については、

・市の管理瑕疵の可能性が高い

・加害者の特定がされていない

・犯罪性が強い場合

などの要件を精査して判断するといい、「これらの要件にいずれも該当しないと判断した」(後藤・都市建設部長)と説明している。

 

 

 

 

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2018321日付で東京新聞から、下記趣旨の記事が空撮写真付きでネット配信されていた。

 

県の山倉ダム(市原市山倉)の水面に太陽光パネル5万904枚を浮かべた水上式の大規模太陽光発電所(メガソーラー)が完成し、20日、現地で竣工式があった。

 

敷地面積は約18ha、最大出力は約13.7MW。

年間の発電量は1万6170MWで、約4970世帯分に相当する。

水上式メガソーラーとしては日本最大という。

 

東日本大震災後、再生可能エネルギーの導入を進める県の公募に応じた京セラ(京都市)などの合同会社が2015年12月に着工し、今月完成した。

5日から東京電力エナジーパートナーに売電を始めている。

 

京セラによると、水面での発電は冷却効果があり、熱をためやすい地上よりも効率良く発電できるという。

 

ダムの水面の約3分の1を太陽光パネルで覆ったが、水中の藻の繁殖を防ぎ、水質改善にもつながるメリットもある。

 

また、合同会社からダムを管理する県に、毎年、地代や売電収入の一部にあたる計2310万円が入るという。

 

式典は合同会社や県、市の関係者ら約60人が出席。

京セラソーラーエネルギー事業本部の小谷野副本部長は、「海外からも注目される水上式ソーラーパネルの成功例にしたい」とあいさつ。

森田知事は、「これからも県として再生可能エネルギーの導入を推進していきたい」と語った。 

 

出典

山倉ダムに浮かぶメガソーラー完成 日本最大 県に年2300万円の収入

http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/201803/CK2018032102000155.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

山倉ダムは、コンビナートへの工業用水供給源として千葉県が管理している人造池。

ブログ者もたびたび訪れているが、行くたびにパネルが増えているので驚いていた。

 

以下は、パネルと桜と朝日をまとめて撮った今朝の様子。

 

 

 

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2018321日付の千葉日報紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。

 

千葉労基署は20日、労安法違反の疑いで金属加工業「有限会社K工業」(千葉市稲毛区)と同社社長の男性(72)を書類送検した。

 

書類送検容疑は、2016年6月、四街道市にある同社工場で鋼板に穴を開ける作業で回転刃に巻き込まれる恐れがあったにもかかわらず、男性作業員(72)に革手袋を使用させた疑い。

 

男性は革手袋をしていた右腕が回転刃に巻き込まれ、肘から先を切断する重傷を負った。

 

法令では、同様の作業をする際は、安全対策として手袋の使用を禁止している。

 

 

 

 

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20183201728分に読売新聞から、富山県の状況に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

富山県内の道路で、今冬の記録的な大雪の影響とみられる路面の損傷が相次いで見つかっている。

 

県が管理する道路では、路面損傷が原因とされるタイヤのパンク事故の報告が、昨冬の0件から今冬は6件に増えた。

国道や市道でも同様の報告があり、補修が進められている。

 

県道路課によると、舗装の劣化は、ひび割れなどからアスファルト下へ浸透した水が凍ったり解けたりすることで進む。 

同課の担当者は、「被害は集計できていないが、今冬の補修件数は多く、路面の傷みがひどかったとみている」と語る。


1、2月の大雪や気温の低さのほか、除雪車が圧雪を取り除いたり、チェーンをつけた大型車が走行したりしたことで路面が傷ついた可能性があるという。

 

こうした道路の損傷は、事故や車両故障の原因にもなる。

 

今月6日には、小矢部市の北陸道で路面に穴(長さ30cm、幅60cm、深さ15cm)が見つかり、穴の上を走行したとみられる車4台に、パンクするなどの被害が出た。


中日本高速道路の担当者は、「穴は当日に仮補修をした。原因は調査中だが、一般論として、アスファルトは水に弱い。雪や雨が多い時期は損傷が起きやすい」と説明する。

 

2月には国道8号で1件、富山市の管理道路でも4件のパンク事故の報告があった。

いずれも路面損傷が原因の可能性があるという。

 

国や県などは、走行中のパンクは重大事故につながるとして、「道路の損傷を見つけたら、すぐに連絡してほしい」と呼びかけている。

通報は道路緊急ダイヤル「#9910」へ。

 

出典

『大雪で高速道に穴、4台パンク道路損傷相次ぐ』

http://www.yomiuri.co.jp/national/20180320-OYT1T50016.html 

 

 

3221927分にNHK北海道からは、北海道の状況に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

寒暖の差が大きくなるこの時期、道内各地では雪どけ水が原因で路面に穴が出来ていて、道路を管理する国や道などは補修作業に追われている。


雪どけが進んだ今月、札幌市中心部では、道路のあちらこちらに空いた穴が目立っている。

JAF=日本自動車連盟によると、札幌市内では3月がパンクなどタイヤのトラブルが多い時期で、特にことしは雪どけが早かったため、去年の同じ時期に比べて出動依頼が1.6倍に増えている。


寒冷地の土木技術を研究している寒地土木研究所によると、道路に出来る穴の原因は、雪どけ水と寒暖の差だ。


日中、気温が上がって道路の隙間にしみこんだ雪どけ水が気温の低下にともなって凍って膨張すると、道路の隙間も徐々に広がり、もろくなる。
その上を車が走り衝撃が加わると、アスファルトが崩れて穴になる。


道路を管理する国や道などは補修に追われていて、原因となる水を吸い出した上で穴をふさいでいるが、道路の補修をすべて終えるのは、早くても4月いっぱいまでかかるという。


北海道警察本部交通企画課の加藤課長補佐は、「車を運転していて、道路の穴をよけるため突然ハンドルを切ると、横にいる車にぶつかることがあるので、まずは速度を落として走ってほしい」と話している。

 

出典

雪どけ水で道路に穴 補修

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20180322/3194691.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

昨年にも鳥取県の状況を紹介している。

北国では、どこも同じような状況なのだろう。

 

201737日報道 大雪に見舞われた鳥取県では雪解け水が道路舗装の小さなひび割れなどに大量に染み込み、凍って隙間を広げて多数の亀裂や陥没発生、特に鳥取市で被害は深刻

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6883/

 

 

 

 

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2018320日付で朝日新聞鹿児島全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

鹿児島労基署は19日、鹿児島市のN運輸と同社の取締役の男(63)を労安法違反の疑いで書類送検した。

男性は容疑を認めているという。

 

同署によると、2017年7月29日、同社にある貨物自動車の発着場で、通路に作業員が歩く場所であることを示す表示をしていなかった疑いがある。

 

同月に女性従業員(当時57)が大型トラックに轢かれて死亡する事故が起きた。

 

 

 

 

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20183221017分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

20日午後4時20分ごろ、埼玉県川越市立富士見中学校(同市東田町)で、「塩酸による実験で水素爆発が起きた」と119番通報があった。

 

消防などが駆けつけたところ、男性教員が顔にやけどとけがを負っていた。

病院に搬送され、手当てを受けたという。

 

消防などによると、男性教員は同日午後4時15分ごろ、同校で科学の部活動中、塩酸などで水素ガスを発生させる実験を生徒らに見せていたが、使用していたガラス製のフラスコにマッチの火を近づけた際に引火。

フラスコが破裂し、男性教員は飛び散ったガラスの破片が顔に当たりけがをしたほか、熱気で顔にやけどを負った。

 

爆発当時、男性教員の近くには複数の生徒がいたが、けがはなかった。

また、火は校舎には燃え移らなかったという。

 

出典

『中学校の科学部、実験中に爆発 フラスコ割れ教員けが 埼玉・川越』

http://www.sankei.com/affairs/news/180322/afr1803220015-n1.html 

 

 

 

 

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20183202014分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

大阪府は20日、府立大型児童館「ビッグバン」(堺市南区)で、天井から重さ0.9kgのガラス製照明カバーが落下し、来館していた男児(6)の頭に当たる事故があったと発表した。

男児は病院に搬送され、頭部打撲の軽傷という。

 

府によると、事故は同日午後1時半ごろ発生。

同館4階フロアの昭和30年代の街並みを再現したコーナーで、高さ約2.5mの天井に取り付けていた直径約25cmの球状の照明カバーが落下した。

 

取り付けるねじが緩んでいたとみられるといい、同館が詳しい原因を調べている。

 

当時、同コーナー付近には、けがをした男児を含め複数人の子供らがいた。

同館は事故後、安全点検のため同フロアを一時閉鎖し、同様の照明設備の点検を行ったが、異常はなかったという。

 

出典

『男児の頭にガラス製照明カバーが落下、大阪府立児童館』

http://www.sankei.com/west/news/180320/wst1803200092-n1.html

 

 

 

 

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2018320日付で朝日新聞京都市内版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

19日午後4時5分ごろ、伏見区竹田田中宮町の6階建てマンションで、エレベーターの点検作業をしていた男性から「同僚が血を流して倒れている」と119番通報があった。

警察などによると、40代の男性作業員が意識不明の重体。

 

ワイヤーでつながれていた約300kgの重りが何らかの理由で頭に落ちたとみられる。

 

 

 

 

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20183181459分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

茨城県つくば市消防本部は16日、先月に導入した最新型の救助工作車を報道陣に公開した。

 

大規模災害での出動を想定し、うめき声や呼吸を検知してがれきに埋もれた人などを捜し当てる最新型の探査装置のほか、消防車両としては国内で初めて、英語の機械音声でアナウンスを流せる設備を装備した。

 

救助工作車は全長約8.3m、幅約2.3mで、総重量約11トン。

救助用の最新機材と合わせ、約1億5900万円で購入した。

大規模災害時に被災地へ派遣される国の「緊急消防援助隊」の車両として登録されている。

 

英語アナウンスは、外国の住民が多く、国際会議が頻繁に開かれる地域の事情から導入したという。

 

同消防本部の山田・警防課係長(56)は、「全国の災害にいち早く駆けつけ、一人でも多くの人を救助できるよう役立てていきたい」と話した。

 

同消防本部では今年度、救助工作車を含め、約2000ℓの水を積める消防ポンプ車など計4台の新型消防車両を導入した。

 

出典

『がれき内の呼吸やうめき声検知、最新救助工作車』

http://www.yomiuri.co.jp/national/20180318-OYT1T50051.html 

 

 

 

 

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2018319159分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

18日午後7時35分ごろ、兵庫県明石市沖約6kmの瀬戸内海で、名門大洋フェリーが運航する「フェリーふくおか2」(9774トン、積載車両130台)の船尾付近が鋼鉄製の洋上ブイと接触した。

フェリーは急病の乗客を海保の巡視艇に移すため、いかりを下ろさず停泊中だった。

 

スクリューの一部が破損したとみられ、19日未明も現場で立ち往生している。

乗客・乗員計約500人にけがはなく、浸水などは確認されていない。

 

神戸海保によると、フェリーは18日午後5時に大阪南港を出発し、新門司港(北九州市)に向かう途中。

午後6時15分ごろ、船内で80代の高齢の乗客が体調不良を訴え、現場に急行した姫路海保の巡視艇「ぬのびき」の到着を待っていた。

 

ブイは全長約10.6m、直径約2.8m、重さ約8トンあり、接触後に沈んだとみられる。

 

急病の乗客は巡視艇を経由して明石市内の病院に搬送され、命に別条はないという。

 

出典

『神戸海保 フェリーがブイ接触、明石沖に停泊 けが人なし』

https://mainichi.jp/articles/20180319/k00/00m/040/150000c 

 

 

319010分に神戸新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

神戸海保によると、同日午後6時15分ごろ、同フェリーから「船内に急病人がいる」との通報を受け、姫路海保の巡視艇が出動。

急病人を巡視艇に移す作業中にフェリーが流され、右舷の船尾付近がブイと接触した。

 

ブイは、水面からの高さが5.6mという。

 

出典

『500人乗船のフェリー、明石沖で立ち往生 8トンのブイに接触』

http://www.connectnews.jp/post?id=348123517147890785#read-more 

 

 

32008分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

フェリーは現場で約19時間立ち往生した後、19日午後3時ごろ自力航行を始め、同6時ごろ、出発地の大阪南港(同)に戻った。

乗客・乗員計約500人にけがはなかった。

 

神戸海保によると、18日午後7時35分ごろ、鋼鉄製のブイに船尾付近が接触。

2つあるスクリューのうち、右舷側にブイのチェーンが絡みついた。

 

19日にダイバーがチェーンをはずし、左舷側のスクリューだけで大阪南港に戻った。

 

事故当時、海上は毎秒8mの風が吹いており、いかりを下ろさなかったためにフェリーが動いたとみられる。

神戸海保は、船長の判断に問題がなかったか、慎重に調べる。

 

山口県宇部市の会社員、山田さん(47)はブイのチェーンがスクリューに絡みつくのを目撃したといい、「『危ない』という声が聞こえた後にブイが船尾に吸い込まれた。ガガガと異音がした」と証言した。

 

出典

『海難事故 立ち往生フェリーが出発地の大阪南港に戻る』

https://mainichi.jp/articles/20180320/k00/00m/040/104000c 

 

 

 

(2019年6月27日 修正1 ;追記)

 

20196271210分に神戸新聞から、船長はすぐ終わると思いイカリを下ろさなかったなどと書かれた調査報告書が公表されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

運輸安全委員会は27日、調査報告書を公表した

 

報告書によると、当初、付近の波や風は穏やかで、船長はすぐに引き渡しが終わると思っていかりを降ろさず、漂泊した状態で作業をしていたが、時間の経過とともに流れが強まった。

 

船長は急病人の引き渡し作業に気を取られ、船が流される方向の変化に気付かず、ブイとの接近を気にしながらも、かわして通過できると考えていた。

 

ブイとの距離を確保するための操作を急激に行うと巡視艇に危険が及ぶと考えたため、段階的に船体の動きを操作しようとした結果、衝突を避けきれなかった。

 

報告書は、フェリーと巡視艇の間で作業前の情報共有が十分でなかったことも指摘した。

 

出典

『急病人搬送に気を取られ接触 フェリー衝突事故調査報告』

https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201906/0012464135.shtml 

 

 

 

 

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20183181234分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

18日午前7時半ごろ、千葉県市原市五井にある「五井Gホテル」で「レストランの照明が落ちた」とホテルから通報があった。


警察が駆けつけたところ、ホテルの1階にあるレストランの照明が落下し、近くにいた20代から70代までの宿泊客の男女6人が軽いけがをして病院に運ばれた。


落下した照明は、レストランの窓際に沿って天井からひもでつるされる形で設置されていた間接照明で、警察によると、合わせて50本ほどの蛍光灯が木の枠に囲まれる形で連結されていて、一部が落下すると残りも落ちる構造だったという。


当時は朝食の時間帯で、レストランには20人ほどの宿泊客がいたという。
宿泊客の60代男性は、「天井から照明が順番に落ちてきた。その場にいた宿泊客はしばらくぼう然としていた」と話していた。


出典

ホテルの照明落下宿泊客6人けが

https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20180318/1080001838.html 

 

 

3181322分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

利用客の20~70代の男女6人が病院に搬送されたが、いずれも軽傷という。

 

警察によると、高さ5.5mの天井につるしてあった蛍光灯が一斉に落下。

蛍光灯は木枠で囲まれており、木枠と天井をつないでいたワイヤが一部外れていたという。

 

警察は、老朽化や蛍光灯の重さにワイヤが耐えられなかった可能性もあるとみて、業務上過失傷害容疑も視野に入れて捜査する方針。

 

出典

『千葉・市原 ホテルで照明が落下 6人けが』

https://mainichi.jp/articles/20180318/k00/00e/040/168000c 

 

 

319656分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

照明は平成8年に取り付けられた。

 

今年2月の消防点検で目視で確認したところ、異常は認められなかったという。

 

出典

『2月の点検異常なく 千葉・市原のホテル照明落下事故』

http://www.sankei.com/affairs/news/180319/afr1803190004-n1.html 

 

 

 

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2018318日付で朝日新聞熊本全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

17日午前11時50分ごろ、八代市豊原下町の倉庫で、屋根に太陽光発電パネルを設置する作業をしていた建設関係業の男性(54)が8m下の屋内の床に転落し、頭などを打って搬送先の病院で死亡が確認された。

 

スレート屋根の鉄骨がない部分を踏み抜いたらしい。

 

 

 

 

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20183161944分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

堺市消防局は16日、消防艇「茅海(ぼうかい)」の燃料タンクに誤って水道水を注入したことでエンジンが壊れ、修理費など約2260万円が必要になったと発表した。

 

同局によると、2月5日午前、臨海分署の40代の消防士長が、日常点検で手を洗うために使う水道水を注入しようとして、誤ってホースを給油口に接続。

約800ℓを注水した後、エンジンが停止し、動かなくなった。

 

給水口と給油口は約1m離れた場所にあり、ふたを青と赤の色で区別していた。

ホースも色や太さが別のものを使っていたが、消防士長は「漫然と作業してしまった」と説明。

一緒に作業していた20代の消防士も間違いに気付かなかった。

 

茅海は船舶火災や水難救助を目的とした消防艇で、現在3代目。

約6億8000万円で新造し、昨年10月に就航したばかりだった。

 

修理費については、今後、第三者委員会で、署員らによる弁済も含めて検討する。

 

出典

『消防艇燃料タンクに誤って水注入し故障、修理費2260万円必要に 堺、「漫然と作業してしまった」』

http://www.sankei.com/west/news/180316/wst1803160097-n1.html 

 

 

3161955分に関西テレビからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

【記者】

「40代の男性消防士は、ホースでタンクに水を補充する際、あちらの青色の給水口にホースを差し込まなければいけないところを、誤って、赤色の燃料タンクの方に差し込んでしまったということです」


一緒に作業していた消防士もミスに気づかないまま、800ℓもの水が注入され、エンジンが水浸しに。
この消防艇は保険に入っておらず、修理には2260万円かかるという。


【堺市消防局・武内警防課長】 

「本人も、なぜ給油口と給水口を間違ったのかはわからないと。間違ったこと自体わかってなかったので、理由は本人も『わからない』としか…」


簡単な作業のため、これまではマニュアルがなかったが、今後は指差し確認などをルール化するという。


【堺市消防局・武内警防課長】
「単純な作業ということで流すのでなしに。影響が大きいということからしたら、きっちりやっていかなあかんなと。そこは組織的な責任もあるのかなと」


修理費は堺市の予算から捻出されるが、消防局は職員らで弁済することも検討しているという。

 

出典

『燃料タンクに水を誤注入 修理に2200万円』

https://www.ktv.jp/news/articles/9a98fb65c3104339809cb5f511427025.html 

 

 

3162029分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

修理費約2260万円について、西消防署員約110人全員での弁済を検討するという。

 

エンジンをかけたまま水約800ℓを注入した。

約15分後にエンジンが停止してミスに気付いた。

 

給水口の蓋の色は青で、赤の給油口と識別できるようになっていた。

指さし確認をすることになっているが、消防士長は怠ったという。

 

出典

『消防艇給油口に誤って水…署員全員で修理費弁済』

http://www.yomiuri.co.jp/national/20180316-OYT1T50125.html?from=ycont_top_txt

 

 

3162314分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

作業マニュアルがないなど、局全体としての不備もあり、消防局は乗組員と局幹部らを中心に弁償する意向を示した。

近く第三者委を開き、責任の所在や再発防止策を検証する。

 

消防局によると2月5日午前10時ごろ、同署警防課の40代男性が手洗いなどに使う水のタンクに水道水を注ごうとしたところ、誤って約1m離れた燃料タンクに注水した。

 

橋にある水道の蛇口を開いた20代男性も含め、約15分後のアラーム鳴動まで気付かず、浸水したエンジンが動かなくなった。

 

40代男性は、「慣れと思い込みでやってしまった」と話しているという。

 

茅海の購入費は約6億8000万円。

保険未加入で昨年10月から使用し、今月下旬に復旧する予定。

 

現在は、大阪・神戸両市など関係機関に協力を求め、応援体制を確保している。

 

出典

『堺市消防局 燃料タンクに誤注水、消防艇を損傷』

https://mainichi.jp/articles/20180317/k00/00m/040/189000c 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

関西テレビの映像では、船首部分の甲板真ん中付近にある給水口には青い袋が、その左後ろ方向にある給油口には赤い袋が、それぞれヒモでくくり付けられていた。

誤給水当時もそうだったかは不明だが・・・。、

 

一方、表示については、解像度が粗くハッキリとは見えないが、「燃料給油口」と書かれているように見えるプレートが、赤い袋の上方付近、操舵室の壁に取付けられている。

ただ、プレートは小さく、壁が白でプレートも白ゆえ、あまり目立たないような感じがした。

 

 

 

 

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2016325日に掲載した第2報がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第3報修正3として掲載します。

第2報は下記参照。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5761/

 

 

(2018年3月24日 修正3 ;追記)

 

20183161656分にNHK関西から、市と遺族で和解が成立したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

男性の遺族は、市に事故の責任があるとして、去年、賠償を求めて大津簡易裁判所に民事調停を申し立て、双方で話し合いを進めていたが、市が事故の責任を認めたうえで賠償金として3200万円を支払うことで、16日、和解が成立した。

 

会見を開いた小椋市長は、「遺族には和解に合意していただき感謝申し上げるとともに、改めて男性のご冥福をお祈りします。この事故を風化させることなく、市の行事の安全体制に万全を尽くしたい」と述べた。


また、「大凧まつり」の再開時期については、市の職員など3人が書類送検されていることも踏まえ、「刑事事件としては終わっておらず、軽々に判断できない。事故の反省を十分にして歴史・文化の伝承のために再開すべきという世論が広がってから検討すべきだ」として、新年度も再開を見送ることを明らかにした。

 

出典

大だこ落下死亡事故で和解成立

http://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/2063082501.html 

 

 

 

(2019年4月10日 修正4 ;追記)

 

2019491815分にNHK滋賀から、書類送検されていた3人が不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

業務上過失致死傷の疑いで書類送検されていた市の職員ら3人について、大津地方検察庁は起訴できる十分な証拠が得られなかったとして、いずれも不起訴とした。

 

これについて東近江市の小椋市長は、「民事上の損害賠償は示談が成立しているので、今回の不起訴でこの事件に一定の区切りがついたと考えます。改めて被害に遭われた方のご冥福をお祈りするとともに、二度とこのような事故が起こらないよう、安全対策に万全を尽くします」とするコメントを出した。

 

出典

大だこ落下事故 市職員ら不起訴

https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20190409/2060002393.html 

 

 

 

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2017919日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。

第1報は下記参照。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7571/

 

 

(2018年3月23日 修正2 ;追記)

 

20183151730分にNHK関西から、当時は激しい雨だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、第1報ともどもタイトルも修正した)

 

去年9月、大阪・箕面市の新名神高速道路の建設現場で、周辺で激しい雨が降る中、足場の解体作業を行っていた19歳の男性作業員がおよそ30m下に転落し死亡した。


淀川労基署によると、現場の責任者は、大雨で危険が予想されるため作業を中止する必要があったのに中止しなかったほか、当時、現場を離れていて、作業員が命綱を正しく使っているかどうか監視を怠っていたという。


このため、同署は労安法違反の疑いで、工事の二次下請け業者の大阪・此花区の建設会社「U工業」と現場の責任者だった40代の男性社員を書類送検した。


責任者だった社員は大雨の中で作業を続けたことについて、「きりのいいところまで作業したかった」などと話しているという。

 

出典

新名神建設現場で死亡 書類送検

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180315/3076171.html 

 

 

3151950分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

現場責任者は別の現場の作業状況を確認するため、一時的に現場を離れていた。

 

高さ約28mの足場から転落した男性作業員は安全帯を着用していたが、親綱のロープに引っ掛けていなかったという。

 

出典

『「区切り良いところまで」と作業中止せず 安衛法違反容疑で現場責任者を書類送検 新名神建設現場の転落死事故』

http://www.sankei.com/west/news/180315/wst1803150080-n1.html 

 

 

 

 

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20183151718分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。

3151756分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

玩具のハンドスピナーから外れた部品を幼児が誤飲した事故があったとして、国民生活センターは15日、乳幼児の手が届かない場所に保管したり部品のゆるみを確認したりするよう、注意を呼びかけた。

 

ハンドスピナーは手のひらサイズで、中央の軸部分を指で支え、羽根のようなプレートを手で回転させて楽しむ。

ストレス解消にもなるとして、幅広い世代に人気がある。

 

センターによると、医療機関から昨年、1歳3カ月の男児がハンドスピナーに埋め込まれた金属製の部品(直径14mm、厚さ6mm)を3つのみ込んだという報告が寄せられた。

兄が遊んでいたハンドスピナーから外れ、男児が口に入れたとみられる。

医療機関を受診後、便とともに出てきたという。

 

センターは昨年12月から今年2月にかけ、ハンドスピナーの部品の外れやすさを調査。

インターネット通販で購入した82商品を138cmの高さから10回落とすと、約2割にあたる16商品は、部品が外れたりネジが折れたりした。

 

乳幼児が細かい部品を口に入れると窒息する恐れがある一方、誤飲や窒息についての注意表示が販売サイトや包装にない製品が目立った。

 

センターの担当者は、「投げて遊んだり、幼い弟妹に渡したりしないよう、子どもに注意してほしい」と話している。

 

出典

ハンドスピナー部品を1歳児誤飲 14ミリの部品外れる

https://www.asahi.com/articles/ASL3H3W0TL3HUTFL009.html 

『ハンドスピナー 「乳幼児が誤飲」注意呼びかけ』

https://mainichi.jp/articles/20180316/k00/00m/040/018000c 

 

 

 

※事故関連の情報ではないが、ハンドスピナーに関しては、昨年、以下のような報道も
 あった。

 

20179251211分 朝日新聞)

 

ストレス解消が目的の玩具「ハンドスピナー」が人気だ。

 

プラスチックや金属などでできた手のひらサイズのプレートを指でくるくる回すだけだが、なんだか夢中になってしまう人が多いという。

高い技術力を持つ町工場やメーカーも、開発、販売に乗り出している。

 

 

「何が面白いんだろう。初めはそう思いましたよ」。

愛知県小牧市の金属加工会社「シマダ機工」の嶋田社長(40)は笑う。

 

ハンドスピナーは、2本の指で軸を持ち、プレートを指で回転させて遊ぶ。

軸部分にベアリングがあり、回転する姿やわずかな振動を楽しむ。

市販品の多くが中国製と言われる。

 

シマダ機工は社長ら8人の「町工場」。

国内大手自動車メーカーや航空、医療産業の依頼を受けて、高い金属加工技術で必要な部品を試作している。

その技術力がハンドスピナー作りにも生かされているという。

 

企画と販売を担当するのは入社4年目の技師山田さん(男性、25歳)。

「ハンドスピナーを作りたい」と、5月に企画を立ち上げた。

 

終業後に試作を重ね、既製品に多い三角のようなデザインではなく、「女性にも親しまれるかわいいデザインにしたい」と考えた。

たどり着いたのが「ネコ」。

ネコの手をあしらい、「ハンドスピにゃー」と名付けた。

 

「素材の雰囲気と加工技術の高さが伝わる『削り出し感』にこだわった」と山田さん。

真鍮を削り出したネコの手は丸みを持たせ、細かな模様も入れた。

国産のベアリングを使い、回転時間は4~6分。

重さ80g、長さ71mmで、子どもにも持ちやすいようにした。

 

・・・・・

 

出典

指でくるくるハマる謎 ハンドスピナー、町工場も本気

https://www.asahi.com/articles/ASK9T2S1ZK9TOIPE002.html?iref=pc_extlink 

 

 

 

 

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20183151440分にNHK愛媛から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

去年12月、久万高原町の山で当時56歳の男性がキャタピラー式の作業車で木材を運搬していたところ、山道から作業車ごと転落し死亡した。


松山労基署によると、現場は道幅がおよそ2mしかない山道の曲がり角で、作業車が通り抜けるためには、前進と後進を何度も繰り返して切り返す必要があったという。


このため、作業を請け負った久万高原町の土木工事会社、「U建設」とその安全管理責任者の取締役が必要な道幅を確保するなど危険を防止する措置を怠ったことが事故につながったとして15日、労安法違反の疑いで書類送検した。

 

出典

木材運搬の作業員転落で書類送検

https://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20180315/0000592.html 

 

 

 

 

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201764日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。

第1報は下記参照。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7184/

 

 

(2018年3月22日 修正2 ;追記)

 

2018315911分に朝日新聞から、2審判決を受け入れ賠償金を支払った市は業者への工事費支払い額から賠償額を差し引くという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

3142142分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

裁判で敗訴して賠償金を支払った市が、その後、「事故の過失は(男性を雇用していた)建設会社にある」と主張し、この業者への工事代金約9300万円を支払わないと通知していたことがわかった。

 

業者側は事故の責任を認め、賠償金の負担割合の話し合いを求めたが、市が応じる見込みがないため13日、津簡裁に民事調停を申し立てた。

「一方的な通知で困惑している。裁判所は市の責任を認めており、会社に全額を求めるのは司法判断の軽視だ」と話している。

 

市によると、この業者が受注し、今年3月末までに完了する別の市道工事3件(契約額約1億1800万円)のうち、前金を除く代金約7200万円を支払わず、相殺で「肩代わり」させる方針という。

さらに、残りの約2千万円分についても、今後の受注工事の代金から差し引く考えだ。

 

裁判資料によると、労災事故は、道路工事の掘削作業中に石積みの壁が崩落し、作業員男性(52)が左足を切断する大けがをしたというもの。

男性は、安全を確保する義務があったとして市を相手取り、治療費や慰謝料などの支払いを求めて津地裁に提訴した。

 

市は「安全確保の義務は一義的には業者にある」などと主張したが、地裁判決は、事故前日に現場を確認した市職員が崩落の危険性を認識していたのに、具体的な安全対策や工事の一時中止を指示しなかったなどとして、市の過失を認定。支払いを命じた。

 

市は控訴したが、二審・名古屋高裁も市の責任を認めた。

市は上告せず、今年1月に利子を含めた約9300万円を男性に支払った。

 

だが、市は「受注者が裁判で被告とされなかったことから、本市にのみ支払いが命じられた」などと主張。

1月末に業者側に相殺を求める通知書を送ったという。

 

市は取材に「業者に対しては、市に過失があるとは考えていないので、全額を求償する」と説明している。

 

 

【横山信二・広島大名誉教授(行政法)の話】

 

市の方針は、国家賠償法に基づいて市の過失を認めた司法判決をないがしろにする行為だ。

市側に責任がないと主張するなら、最高裁に上告して司法の判断を仰ぐべきだった。

 

特定の業者が賠償金を全額負担すれば、本来は市が支払うべきお金を肩代わりすることにつながる。

今後の入札の公平性にも疑念を生じかねない。

 

出典

発注工事で労災、津市敗訴…賠償金肩代わりを業者に要求

https://www.asahi.com/articles/ASL3D6227L3DONFB00X.html 

『受注会社に賠償金負担請求 労災事故訴訟で敗訴の津市』

http://www.sankei.com/west/news/180314/wst1803140099-n1.html 

 

 

 

(2020年1月17日 修正3 ;追記)

 

2020117100分に伊勢新聞から、業者が起こした訴訟に対し市の責任割合を2割とする判決がくだったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、1報ともどもタイトルも修正した)

 

三重県津市発注の道路工事で作業員が左足を切断した事故を巡り、作業員への賠償金を支払った市が事故の責任は請負業者のS建設(同市)にあるとして、同社と契約した別の工事の支払代金から賠償金と同額を天引きしたことに対し、同社が市に未払い報酬の請求を求めた訴訟で、津地裁は16日、事故の責任割合は同社が8割、市が2割とする判決を言い渡した。

 

判決によると、事故は平成24316日に発生。

同市美杉町下之川の道路工事で、作業員の男性が崩れた石積みと地面の間に挟まれ、左足を切断した。

 

男性は市が安全確保を怠ったとして、損害賠償を求める訴訟を起こし、約9300万円の支払いを命じる二審・名古屋高裁の判決が確定した。

 

一方、市は事故の責任は同社にあるとして、別の工事の報酬から賠償金として男性に支払った額と同額を天引きして相殺。

 

これを受け、同社は307月、未払い報酬の支払いを求め、市を提訴した。

 

判決では事故の責任について、同社と市の共同不法行為の成立を認定。

その上で、過失割合を同社が8割、市が2割とした。

 

同社が求めていた未払い報酬の請求を一部認め、市に約2347万円の支払いを命じた。

 

https://this.kiji.is/590709816405492833?c=39546741839462401

 

 

 

 

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20183152116分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

31650分に北海道新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

15日午後4時40分ごろ、北見市中心部の商業施設「まちきた大通ビル・パラボ」の最上階の7階の上にある機械室でエレベーターの改修工事を行っていた作業員が、鉄骨でやぐらを組んで重さおよそ2トンのモーターをつり上げたところ、突然、モーターがやぐらごと倒れた。

警察や消防によると、この事故で、22歳と47歳の男性作業員2人が足や腕などをモーターに挟まれてけがをした。
2人は、いずれも意識はあり、命に別状はないという。
また、近くにいた47歳の別の男性作業員も、倒れてきたやぐらの鉄骨が当たって足に軽いけがをした。


警察によると、当時現場では、ビル管理会社の下請け業務として、あわせて8人の作業員がモーターを交換する作業を行っていて、モーターをつり上げたところ、やぐらとともに突然、倒れたという。


事故があった商業施設は、JR北見駅の近くにある北見市が所有する7階建ての建物で、4階より上の階には市役所の一部や市議会も入っている。


警察は16日、現場検証を行って、モーターややぐらが倒れた原因を詳しく調べることにしている。

 

出典

エレベーター改修中 作業員けが

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20180315/3089651.html 

エレベーター工事中に3人けが 北見

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/172395/ 

 

 

 

 

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魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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