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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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201872753分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

環境省は、使い捨てプラスチック製品のごみ(廃プラ)のリサイクルを強化する。

 

中国が昨年末、廃プラの輸入を規制するようになり、中国に輸出してきた廃プラが日本で処理できないまま、急増しているためだ。

 

同省は、リサイクル業者に対し、新たな設備導入にかかる費用の半分を補助する。

 

日本の廃プラは2016年、899万トンとされ、うち27%にあたる242万トンがリサイクルされたが、半分以上は、中国を中心とする海外で処理された。

 

日本国内の処理能力は年80万トン程度にとどまり、処理施設の増強が急務になっている。

環境省は、今年度、15億円を支援する。

対象は、全国で20社程度になる見込みという。

 

日本は、大阪で来年6月に開催する主要20か国・地域(G20)首脳会議で、廃プラ対策を主要議題とする方針だ。

 

出典

プラごみ処理、新たな設備導入費の半分補助

https://www.yomiuri.co.jp/national/20180702-OYT1T50042.html?from=ycont_top_txt 

 

 

 

※本件、ちょっと古いが、2018219日にNHKから、中国が資源ごみの輸入を禁止したことに関する解説記事が、図解やグラフ付きで下記趣旨でネット配信されていた。 長文に付き、抜粋して紹介する。

 

経済成長を続けてきた中国では、これまで、国内の製造業が不足している原料の資源を補うためだとして、外国から資源ごみを買い取り、リサイクルして使ってきました。


しかし、2期目を迎えた習近平政権の環境政策の下、去年(2017年)末から、一部の資源ごみの輸入を禁止。

この措置によって、国内のリサイクル業者をはじめ、輸出元の国々で、今後の影響について懸念が高まっています。」

 

藤田

「今回、中国政府が輸入禁止としたのは、廃プラスチック、鉄鋼用添加剤など、古紙、繊維系廃棄物の4種類の一部で、合計24品目になります。

生活由来の廃プラスチック・8品目、選別していない古紙、繊維系廃棄物・11品目、使用済みの鉄鋼用添加剤など・4品目です。


中でも、この『廃プラスチック』は、家庭ごみとして出されるペットボトルや発泡スチロールなど、全てのプラスチックごみが対象となっています。」

 

塩﨑

「中国国内の産業に多くの再生資源を必要としながら、輸入禁止とした背景には何があるのでしょうか。

その背景と中国国内への影響について、イギリスBBCのリポートをご覧ください。」

 

・・・・・

 

藤田

「スタジオには、再生資源の国際取引やリサイクルに詳しい、ジェトロ・アジア経済研究所の小島さんをお迎えしました。よろしくお願いします。」

 

塩﨑
「中国政府は、なぜ今、廃プラスチックの輸入を禁止した
 のでしょうか?」

 

小島さん

「中国は1980年代から、廃プラスチックの輸入をはじめ、2000年以降ですね、急激に輸入量を増やしてきています。

 

こちらで見るように、2012年ぐらいがピークでしょうか。


非常に、世界中からですね、廃プラスチックの輸入をしてきて、いろんな製品を作っています。
先ほど見ましたように、額縁になるとか、いろいろなおもちゃとかですね、そういうものに作り替えていくということをしています。


石油からつくるプラスチックで製品をつくるよりも、廃プラスチックをリサイクルして製品を作った方が安くできるということで、そういうような輸入を進めてきたというところがあります。


輸出側も、国内で製品にするよりも、中国に輸出をしてリサイクルする方が安上がりにできるということで、そういう流れがでてきたということです。

 

例えば、ペットボトルですと、ペットボトルを輸入してですね、破砕・洗浄したものを輸入してリサイクルし、中綿にする。
人形とかの中綿にするということがされてきました。

そういうようなものを含めて、いろいろな再生資源を輸入してきたわけですけども、リサイクル工場からさまざまな残渣が出てくる。
あるいは、公害対策が十分でなくて、汚染物質が垂れ流されるというような問題が起きています。


先ほどのBBCの放送でもありましたように、河川が汚染されるとか、大気が汚染されるとかいう問題が起きています。

 

2期目を迎えた習近平政権が、環境対策をさまざまな形で強化をしています。
大気汚染対策もきびしくしていますし、同じように、再生資源の輸入に関しても厳しい措置を、4月に習近平国家主席が委員長をしています委員会の中で、輸入規制を厳しくするという方針を打ち出しまして、7月にはWTOに通告し、これから厳しくしますというようなことを宣言をしています。」

 

塩﨑

「中国はこれまで、どのくらい再生資源を受け入れてきたのでしょうか。」

 

藤田

「こちらをご覧ください。
世界各国の国内で処理しきれない廃プラスチックは、海外に輸出して処理されます。

世界では、年間におよそ1500万トンもの廃プラスチックが輸出されていますが、その半分近くを中国が輸入してきました。
香港経由で入るものも含めると、そのシェアは世界の6割と言われています。

 

中国に輸出してきた主な国や地域は、日本、アメリカ、ヨーロッパの各国などです。

 

塩﨑

「これまで、資源のリサイクルを中国に大きく依存してきた各国ですが、今後、どのような影響が考えられるのでしょうか。
イギリスの影響について、BBCのリポートをご覧ください。」

 

・・・・・

 

塩﨑

「世界の資源リサイクル、何を目指すべきなんでしょうか?」

 

小島さん

 

「各国ごとにですね、すべて国内でリサイクルしていくということは、なかなか難しいかというふうに思っています。


いろんな製品がグローバルに作られて、供給されている構造の中で、いかにその生産拠点にいろんなものを資源として戻していくかということが重要だと考えています。


また、中国が輸入を止めたということもありまして、リサイクルをきちんと進めていくようなことが必要で、EUは今年(2018年)の1月にプラスチック戦略というのを発表してですね、使い捨てのプラスチックの使用を2030年までになくしていくという方針を打ち出しています。


きちんとリサイクルしていくというような取り組みを強化していこうということです。
そのような取り組みが重要かというふうに思っております。」

 

出典

中国 資源ごみ輸入禁止の波紋

https://www.nhk.or.jp/kokusaihoudou/catch/archive/2018/02/0219.html 

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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