本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。 それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。 本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。 一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。 (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2012年8月21日付で毎日新聞岐阜版と中日新聞ならびに朝日新聞岐阜全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岐阜市教委は20日、同市立東長良中学校のプールから高濃度の塩素消毒剤が近くの天神川へ流出し、魚約500匹が死んだと発表した。
塩素消毒剤は通常排水の20倍以上という。
市内の小中学校のプール排水ミスは3年連続4回目。
今年は6月にも、岐阜清流中のプール排水で早田川の魚が大量に死んでいる。
体育科の男性主任(30代)と女性教諭(20代)が19日午後6時ごろ、プールの藻を取り除くため塩素消毒剤の顆粒10kgを入れ、また水位も低下していたため注水もした。そして2人は、注水量を減らしてそのまま帰宅した。
一方、自動ろ過機は、夜間に停止して早朝に自動で逆流して装置内部を洗浄する仕組みになっていたが、その設定を止めるのを怠ったため、市の排水目安の50倍の塩素を含む水3トンが排出された。
2人は自動ろ過機の仕組みを理解していなかったとみられるという。
また注水したままだったことから、プールの水もあふれて排水された。
市教育長は「学校側に毒物を扱っている認識がなく、前回の失敗が生かされなかった。指導が足りなかったことを反省している」と陳謝した。
出典URL
http://mainichi.jp/area/gifu/news/20120821ddlk21040141000c.html
http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20120821/CK2012082102000024.html
(ブログ者コメント)
2人が注水量を減らしたままバルブを閉めずに帰宅した理由やいかに?
バルブを閉めるのを忘れた?
もう1人が閉めただろうと思った?
翌朝まで水はあふれないだろうと思った?
岐阜市教委は20日、同市立東長良中学校のプールから高濃度の塩素消毒剤が近くの天神川へ流出し、魚約500匹が死んだと発表した。
塩素消毒剤は通常排水の20倍以上という。
市内の小中学校のプール排水ミスは3年連続4回目。
今年は6月にも、岐阜清流中のプール排水で早田川の魚が大量に死んでいる。
体育科の男性主任(30代)と女性教諭(20代)が19日午後6時ごろ、プールの藻を取り除くため塩素消毒剤の顆粒10kgを入れ、また水位も低下していたため注水もした。そして2人は、注水量を減らしてそのまま帰宅した。
一方、自動ろ過機は、夜間に停止して早朝に自動で逆流して装置内部を洗浄する仕組みになっていたが、その設定を止めるのを怠ったため、市の排水目安の50倍の塩素を含む水3トンが排出された。
2人は自動ろ過機の仕組みを理解していなかったとみられるという。
また注水したままだったことから、プールの水もあふれて排水された。
市教育長は「学校側に毒物を扱っている認識がなく、前回の失敗が生かされなかった。指導が足りなかったことを反省している」と陳謝した。
出典URL
http://mainichi.jp/area/gifu/news/20120821ddlk21040141000c.html
http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20120821/CK2012082102000024.html
(ブログ者コメント)
2人が注水量を減らしたままバルブを閉めずに帰宅した理由やいかに?
バルブを閉めるのを忘れた?
もう1人が閉めただろうと思った?
翌朝まで水はあふれないだろうと思った?
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プロフィール Profile
HN:
魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。