本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。 それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。 本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。 一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。 (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2012年8月20日20時27分に、さんようタウンナビから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JX日鉱日石エネルギーが、水島製油所B工場で、劣化したLPガスタンクの補修工事をしながら、県には「問題なかった」と虚偽報告などをしていた問題で、同社は20日、調査結果と再発防止策をまとめた報告書を県に提出し、陳謝した。
報告書では、
この日、同製油所の所長ら3人が県庁を訪れ、「事業の存立に関わる重大な事態と受け止めている。全社挙げて安全と法令順守に努めたい」と頭を下げ、報告書を手渡した。
出典URL
http://town.sanyo.oni.co.jp/news_s/d/2012082020271551
また、8月21日付で朝日新聞岡山全県版(聞蔵)からは、虚偽報告した理由について、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
高圧ガス保安法では、定期検査でタンクの鉄板の厚みが腐食によって薄くなっていると、県に届出て補修工事をしなければならない。
一方、2012年7月13日23時33分にさんようタウンナビからは、耐圧検査を免れることを議論した資料が見つかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
虚偽報告について同社は「報告すると3、4日間の耐圧検査が必要になり、操業の遅れを避けることなどが目的だった」と説明。県に届け出ずに補修し、耐圧検査を免れることを議論した内部の勉強会の資料が見つかったことも明らかにした。
出典URL
http://town.sanyo.oni.co.jp/news_s/d/2012071323333963
そして2012年8月24日付で読売新聞岡山版から、また24日2時8分にmsn産経ニュース岡山から、23日から県と経産省の合同立ち入り検査が始まったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県と経産省は23日、合同で立ち入り検査を始めた。同工場内にある全26基のLPガス球形タンクについて、過去の定期検査の記録を確認し、行政処分を検討する。
県と同省原子力安全・保安院、中国四国産業保安監督部の職員計6人が検査を行った。
立ち入り検査では、6年ごとの球形タンクの点検のうち、直近の検査記録について改ざん前の記録と改ざん後の報告書を確認するほか、外壁の鉄板を実際より厚く偽って県に報告するなどしたタンクについて、職員が超音波計測装置を使って外壁の厚さを確認する。
この日、工場事務所で同製油所長は「安全操業が求められる製油所でこのような事態を招き、心よりおわびします」と陳謝。
県消防保安課の総括副参事は「立ち入り検査を通じて改ざんの原因を検証する。製油所はうみを出し切って、県民の信頼を回復してほしい」と話した。
県は、すべての検査を終えるのは3~4カ月後とし、状況によっては行政処分を検討するとしている。
同製油所は先月、B工場内のタンク18基で2000年以降、虚偽の検査記録を作成し、県へ報告していたことを明らかにした。
現在、26基全てでタンクの操業を自主的に停止している。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okayama/news/20120823-OYT8T01576.htm
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120824/oky12082402090000-n1.htm
(ブログ者コメント)
□本件、該社HPにニュースリリースとして、報告概要が掲載されていた。
これを読むと、虚偽の記録が作成されたり、必要な許可申請が行われていなかったりした模様だ。
http://www.noe.jx-group.co.jp/newsrelease/2012/20120820_01_0990036.html
□ジャパンエナジーが新日石と合併したのが2010年。以降、水島地区では旧ジャパンエナジーの工場をB工場と呼んでいた由。
とすれば、問題になっているのはジャパンエナジー時代の虚偽記載なのだろう。
□それにしても今回、虚偽記載はどのような経緯で発覚したのだろうか?
調べてみたところ、7月13日付の該社HPに
「B工場において、LPガス球形タンク1基の補修工事を実施するための手続きを行った際、当該タンクの過去の補修工事の記録に疑義が生じた」
とある程度で、それ以上の詳しいいきさつは見つからなかった。
ジャパンエナジー出身でない社員が担当となり許可申請書作成時に気付いたのか?それとも許可申請書の提出を受けた官庁担当者が10年以上経ってようやく気付いたのか?
ちょっと気になるところだ。
http://www.noe.jx-group.co.jp/newsrelease/2012/20120713_01_0940108.html
JX日鉱日石エネルギーが、水島製油所B工場で、劣化したLPガスタンクの補修工事をしながら、県には「問題なかった」と虚偽報告などをしていた問題で、同社は20日、調査結果と再発防止策をまとめた報告書を県に提出し、陳謝した。
経産省にも21日、報告する予定。
報告書では、
□フル稼働継続のプレッシャーで違法意識が希薄
□担当者の法令に対する理解が不十分
□チェック機能が働いていなかった
など7項目を虚偽報告に至った原因とし、再発防止策として
□法令教育の再徹底
□内部通報制度の充実
□組織間のチェック機能強化
などを挙げた。
この日、同製油所の所長ら3人が県庁を訪れ、「事業の存立に関わる重大な事態と受け止めている。全社挙げて安全と法令順守に努めたい」と頭を下げ、報告書を手渡した。
県は再発防止策の実効性などを確認するため近く同製油所を立ち入り検査し、行政処分を含めて今後の対応を検討する。
出典URLhttp://town.sanyo.oni.co.jp/news_s/d/2012082020271551
また、8月21日付で朝日新聞岡山全県版(聞蔵)からは、虚偽報告した理由について、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
高圧ガス保安法では、定期検査でタンクの鉄板の厚みが腐食によって薄くなっていると、県に届出て補修工事をしなければならない。
同社は「問題の個所が多いと、国の指示で大がかりな検査や補修をすることが想定され、長期間の操業停止を避けたかった」と説明した。
前身のジャパンエナジー時代はB工場が会社の主力で、フル稼働を継続させなければならないというプレッシャーが社内にあったことも問題の背景にある、としている。
一方、2012年7月13日23時33分にさんようタウンナビからは、耐圧検査を免れることを議論した資料が見つかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
虚偽報告について同社は「報告すると3、4日間の耐圧検査が必要になり、操業の遅れを避けることなどが目的だった」と説明。県に届け出ずに補修し、耐圧検査を免れることを議論した内部の勉強会の資料が見つかったことも明らかにした。
安全基準を満たさず操業していたケースは「故意でなく過失」としている。
出典URLhttp://town.sanyo.oni.co.jp/news_s/d/2012071323333963
そして2012年8月24日付で読売新聞岡山版から、また24日2時8分にmsn産経ニュース岡山から、23日から県と経産省の合同立ち入り検査が始まったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県と経産省は23日、合同で立ち入り検査を始めた。同工場内にある全26基のLPガス球形タンクについて、過去の定期検査の記録を確認し、行政処分を検討する。
県と同省原子力安全・保安院、中国四国産業保安監督部の職員計6人が検査を行った。
立ち入り検査では、6年ごとの球形タンクの点検のうち、直近の検査記録について改ざん前の記録と改ざん後の報告書を確認するほか、外壁の鉄板を実際より厚く偽って県に報告するなどしたタンクについて、職員が超音波計測装置を使って外壁の厚さを確認する。
この日、工場事務所で同製油所長は「安全操業が求められる製油所でこのような事態を招き、心よりおわびします」と陳謝。
県消防保安課の総括副参事は「立ち入り検査を通じて改ざんの原因を検証する。製油所はうみを出し切って、県民の信頼を回復してほしい」と話した。
県は、すべての検査を終えるのは3~4カ月後とし、状況によっては行政処分を検討するとしている。
同製油所は先月、B工場内のタンク18基で2000年以降、虚偽の検査記録を作成し、県へ報告していたことを明らかにした。
現在、26基全てでタンクの操業を自主的に停止している。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okayama/news/20120823-OYT8T01576.htm
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120824/oky12082402090000-n1.htm
(ブログ者コメント)
□本件、該社HPにニュースリリースとして、報告概要が掲載されていた。
これを読むと、虚偽の記録が作成されたり、必要な許可申請が行われていなかったりした模様だ。
http://www.noe.jx-group.co.jp/newsrelease/2012/20120820_01_0990036.html
□ジャパンエナジーが新日石と合併したのが2010年。以降、水島地区では旧ジャパンエナジーの工場をB工場と呼んでいた由。
とすれば、問題になっているのはジャパンエナジー時代の虚偽記載なのだろう。
□それにしても今回、虚偽記載はどのような経緯で発覚したのだろうか?
調べてみたところ、7月13日付の該社HPに
「B工場において、LPガス球形タンク1基の補修工事を実施するための手続きを行った際、当該タンクの過去の補修工事の記録に疑義が生じた」
とある程度で、それ以上の詳しいいきさつは見つからなかった。
ジャパンエナジー出身でない社員が担当となり許可申請書作成時に気付いたのか?それとも許可申請書の提出を受けた官庁担当者が10年以上経ってようやく気付いたのか?
ちょっと気になるところだ。
http://www.noe.jx-group.co.jp/newsrelease/2012/20120713_01_0940108.html
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。