2024年11月8日6時13分に佐賀新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午前11時40分ごろ、唐津市内の小学校で理科の授業中に塩酸がこぼれ、6年生の児童2人の足首と教師の顔、手の甲にかかった。
うち児童1人は直径5センチほどの範囲が一時赤くなったが、他の児童と教師に腫れや痛みはないという。
市教育委員会によると、塩酸のにおいを調べる実験が理科室で行われ、教師が各グループの机に濃度35%の塩酸の瓶を持って回った。
教師が教卓に戻る際、足が延長コードに引っかかり転倒。
弾みで塩酸約30ミリリットルが外に飛び出した。
児童2人に靴下の上から塩酸がかかったため、靴下を脱がせて薬品を洗い流して応急処置を行い、病院を受診。
足首が一部赤くなった児童は塗り薬と飲み薬の処方を受けた。
実験では希釈した塩酸を使う予定だったが、においがあまりしなかったため希釈前の塩酸を使った。
市教育委員会は全ての市立小中学校に注意喚起の通知を出した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3d8f1f98186af9d1cbc3fd49dfaaa0307dbdd3df
11月8日10時12分に毎日新聞からは、教師を含め3人に塩酸がかかったが治療を受けたのは1人だけだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
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持っていた瓶から塩酸約30ミリリットルが飛散し、担当教諭の顔と手の甲、近くに座っていた児童2人の足首に靴下の上からかかった。
塩酸がかかった児童2人は病院で受診し、1人は足首が直径5センチほど赤くなる軽傷を負った。
もう1人は異常は見当たらないと診断を受けた。
担当教諭に特段の異常はなかった。
https://mainichi.jp/articles/20241108/k00/00m/040/029000c
11月7日20時29分にNHK佐賀からは、教員向けの指導書では希釈して使うことになっているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
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当時、授業では塩酸の臭いを確かめる実験が行われていて、教員向けの指導書では、塩酸は希釈して使うように定められているということですが、臭いがあまり感じられなかったことから、教員の判断で希釈せずに使用していたということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/20241107/5080018334.html
11月7日19時18分に佐賀テレビからは、児童全員ゴーグルを着けていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
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児童全員がゴーグルなど防具を身に着けていましたが、唐津市教育員会は塩酸を扱う際には注意するよう各小学校に通知したということです。
https://www.sagatv.co.jp/news/archives/2024110718249
(ブログ者コメント)
〇延長コードは何の目的でどのように置かれていたのだろうか?
調べてみたが情報は見つからなかった。
〇こういった事例は以前から起きている。
ブログ者の現役時代も、会議室などで延長コードを使う場合には、丸めず伸ばした状態でガムテープ固定していた。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。