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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2012年8月22日15時35分に読売新聞から、同日7時8分に福井新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
21日午前9時30分頃、停止中の日本原子力発電敦賀原発2号機の原子炉補助建屋地下1階の放射線管理区域で、津波による浸水防止用の水密扉の枠(高さ2.1m、幅1.9m、厚さ20cm、重さ510kg)の設置工事中に炭素鋼製の枠が倒れ、協力会社の男性作業員(36)が下敷きになった。
作業員に放射能の汚染や被曝はなかったが、肋骨骨折と肺挫傷で入院した。

原電の発表では、水密扉の設置は福島第一原発事故を踏まえた対策の一つで、2号機だけで9月28日までに13か所に設ける予定だった。

作業員は、同日午前8時45分頃から他の8人と、枠の上下3か所にくさびを打ち込んで固定した枠の下側で、扉の取り付け位置を調整するため、枠の下部に仮止め用のボルトを取り付けていた。
5本ほど締めたところで枠が手前に倒れてきて、枠の右側(幅20cm)と床の間に上半身を挟まれたという。

原電は原因を調査して対策を講じるまで、水密扉の設置工事を中断する。

 
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120821-OYT1T01598.htm
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/accidentandincident/36460.html
 


(2012年9月15日 修正1 ;追記)

2012年9月8日2時11分にmsn産経ニュース福井から、9月11日付で毎日新聞福井版から、原因が判明したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。また同社のHPにも9月7日付で同趣旨のお知らせが掲載されていた。

原電は7日、仮止め用の木製のくさびがずれたことが原因だったと発表した。

原電によると、当時、転倒防止用の布製ベルトを取り外して、くさびで扉枠を仮固定した状態で作業中に、何らかの理由で、くさびがずれて転倒したとみられる。

再発防止策として、扉枠の転倒防止措置としてくさびを使用しない、転倒防止対策がない状態で作業を行ったことを踏まえ、原電社員と協力会社社員に、安全体遺作の重要性を再認識させるための教育を行うとしている。

また、関西電力は同日、高浜原発1号機で4日に男性作業員が後退してきた運搬車とさくにはさまれ負傷した事故について、運転手との意思疎通が不十分だったことが原因と発表した。
男性作業員が効率的に運搬車を誘導するため、助手席側から車両の後方を通って運転席側に移動する際、運転手に指示が伝わっていなかったという。


出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120908/fki12090802120000-n1.htm
http://mainichi.jp/area/fukui/news/20120911ddlk18040624000c.html
http://www.japc.co.jp/tsuruga/news/2012/pdf/tsurugaH2409.pdf

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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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