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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2021511196分にNHK福島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

11日午前7時45分ごろ、いわき市常磐岩ヶ岡町にある「堺化学工業湯本工場」で、「爆発音がして煙が見える」と近くに住む住民から消防に通報がありました。

警察や消防などによりますと、この爆発で協力企業の社員4人が病院に運ばれ、このうち63歳の男性1人が全身にやけどを負って重傷です。

また、62歳と42歳、それに29歳の男性も顔や背中などにやけどを負って病院で手当を受けていますが、4人とも意識があり、命に別状はないということです。

爆発した工場は、建物の外壁や屋根に大きな穴が空いて、周りに爆発で吹き飛んだと見られる部材が散乱していました。

会社によりますと、この工場では、亜鉛のかたまりを熱して蒸発させたうえで冷やし、防さび塗料などに使われる亜鉛の粉末を製造していて、従業員が亜鉛の粉末を飛ばしてふるいにかけるためのファンのスイッチを入れたところ、異音がして、間もなく爆発したということです。

現場は、JR常磐線の湯本駅から南におよそ3キロの工場が建ち並ぶ地域で、いわき市は有毒ガスなどが発生するおそれもあるとして、一時、近隣の住民に屋内に避難するよう呼びかけました。

測定の結果、有毒ガスは検出されなかったということです。

昼頃には火の勢いは収まりましたが、発生から10時間余りたっても消し止められていません。

消防は、午後6時半に消火活動を打ち切っていて、12日朝6時から活動を再開することにしています。











https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20210511/6050014452.html

 

5111623分に産経新聞からは、亜鉛粉末を大きさごとに分ける分級ファンを動かした際に異常音がし、その後、爆発したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

4人が重軽傷を負った爆発は、粉じん爆発だった可能性が高いとみて県警が調べていることが11日、捜査関係者への取材で分かった。

亜鉛粉末を扱う機械を動かした際に異常音がし、その後に爆発が起きた。

同社によると、異常音がしたのは亜鉛粉末を製造する際に使われる「分級ファン」と呼ばれる機械で、風を利用して亜鉛粉末を大きさごとに分けるという。

この機械を同日朝に動かし始めたところ、従業員が異常音に気付いた。

https://www.sankei.com/affairs/news/210511/afr2105110012-n1.html

 

5112034分にYAHOOニュース(テレビユー福島)からは、爆発音は数回したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

近くにいた人
「音がすごい、2回ドーンって大きい音とそのあとすぐドーンドーンと爆発音がした」 

https://news.yahoo.co.jp/articles/fd9e5ba2452cd399e2a8823ca253f591a09a8be4 

 

5111930分にYAHOOニュース(福島テレビ)からは、禁水性につき消火は難航しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・・・

《なぜ消火活動が長時間に及んだ?》

亜鉛末は主にさび止めや化粧品に使われるが、着火しやすく、低温でも引火しやすいという性質がある。

水で消火すると水素が発生し危険なため、今回は砂をかけての消火活動が行われた。

工場内には約50トンの亜鉛があり、消火活動を難航させた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9f55fac7f89f3960d125256dfe639f26f6e58ddb 

 

512940分に福島民友からは、午前8時の作業開始に向け準備していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

いわき中央署や市消防本部などによると、けがをしたのは協力会社の男性従業員。
63歳が全身やけどの重傷、62歳と42歳が顔などをやけどする中等症で、29歳が打撲などの軽いけがをした。

午前8時の作業開始に向けた準備をしていた。

https://www.minyu-net.com/news/news/FM20210512-614261.php 

 

5122145分にYAHOOニュース(テレビユー福島)からは、異音がしたので分級ファンを止めようとしたが、その直後に爆発したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

堺化学工業によりますと、爆発事故でケガをした男性作業員は、「粉末に風を送る機械を稼働させたところ異音が聞こえ、すぐに止めようとしたが、直後に爆発が起きた」と話していることが新たにわかりました。 

https://news.yahoo.co.jp/articles/4e7ee8cfbf8743e39637e811568d3d7eec6cfeec  

 

5131736分にNHK福島からは、穴が開いた屋根には雨が入るのを防ぐためシートがかけられている、13日未明には遺留物から白煙が上がったため砂がかけられたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

この工場では、火の勢いが収まったあとも、火災の熱にさらされた亜鉛などの高温の遺留物があって工場に立ち入れない状態が続いていましたが、発生から2日たって温度がある程度下がったことから、警察と消防は午前10時から工場内の実況見分を本格的に行いました。

工場内にあるおよそ50トンの亜鉛粉末は空気や水に触れると自然発火したり爆発したりするおそれがあるため、消火剤として乾燥した砂をかけるとともに、雨が当たるのを防ぐため、爆発で穴が開いた工場の屋根にシートをかぶせる措置をとっていて、自然に冷えるのを待っている状態です。

13日未明には遺留物から白い煙が上がり、消防が砂をかけるなどの対応をとったということで、再び燃え上がるおそれがない「鎮火」の状態になったと確認されるまでには、あと数日かかる見通しだということです。

一方、去年12月の点検ではファンの異常は確認されていなかったということです。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20210513/6050014476.html  

 

5141037分にYAHOOニュース(福島民友)からは、13日午後にも砂の中から一時白煙が上がったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

13日午前2時ごろ、工場内を巡視していた男性従業員から「爆発した工場から白煙が出ている」と119番通報があった。

同社によると、消火のため散布した砂の中から発煙した。
けが人はいなかった。

市災害対策本部などは、砂の層が薄い部分から亜鉛と空気が反応して発煙した可能性があるとみて、原因を調べている。
散布した砂が均一に行き届いていなかった可能性があるという。

消防隊員らが現場に到着した際には煙は確認できず、再度、砂で覆う作業を行った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f4601d4d84e228f27627f3a2d6298752956f75f5

 

(ブログ者コメント)

監視カメラの映像では1回だけの爆発のように見えるが、近所の人は爆発音を数回聞いたとのこと。

2次爆発、3次爆発が瞬間的に起きたということかもしれない。

 

(2021年5月19日 修正1 ;追記)

2021518137分にNHK福島からは、1週間経っても300℃の場所がある、爆発翌日に亜鉛の固まりを動かそうとしたところ煙や火が出たなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

4人が重軽傷を負った火災から18日で1週間です。

工場内に残っている亜鉛の粉末およそ50トンの一部は依然高温のままで、空気や水に触れると自然発火したり再び爆発したりするおそれがあることから、消防は自然に温度が下がるのを待つ方針で、鎮火の見通しは立っていません。

消防は自然に冷えるのを待っていますが、亜鉛の温度は今も摂氏300度ほどあります。

爆発の翌日に重機を使って亜鉛の固まりを動かそうとしたところ煙や火が出たということで、消防は温度が100度を下回ってから消火活動を再開することにしています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20210518/6050014533.html

 

(2021年5月27日 ;修正2 ;追記)

20215261032分にYAHOOニュース(福島民友)からは、2週間経って温度は低下傾向だが、まだ216℃あるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

市災害対策本部は、亜鉛粉末の温度が低下傾向となっていることから、今週中にも鎮火できるとの見通しを示した。  

市と同社によると、工場に残る亜鉛粉末の中心部の温度は25日現在で216度を示しており、1日で約60度下がったという。

鎮火の目安となる100度以下となれば、工場内にある亜鉛粉末約50トンを運び出す予定。

爆発事故から25日で2週間が経過した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e881b73d0f4a6c9ed994b66fe3cea1ce190d8e9e

 

(2021年6月2日 修正3 ;追記)

20215311330分にNHK福島からは、31日に鎮火が確認されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

30日の計測で、工場内の亜鉛の温度が作業再開のめどとされていた摂氏100度を下回ったことから、現場では31日午前9時すぎから、重機を使って亜鉛のかたまりを崩して状況を確認する作業が進められ、午前10時40分すぎに消防が鎮火を確認しました。

警察と消防は、今後、工場内の亜鉛を取り除く作業が終わるのを待って実況見分を再開し、爆発の原因究明を進めることにしています。

また会社も、専門家による事故調査委員会を設置し、独自に原因を調べることにしています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20210531/6050014674.html

 

(2021年6月14日 修正4 ;追記)

20216111838分にNHK福島からは、同社は亜鉛粉末製造事業から撤退するなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

堺化学工業によりますと、爆発事故のあと、被害を受けた工場の復旧について検討したものの、市場の状況や再建にかかる費用などを勘案した結果、工場の再建を断念することを決め、亜鉛の粉末の製造事業から撤退することを11日に開かれた取締役会で決議したということです。

亜鉛の粉末の製造は湯本工場のみで行っていて、爆発事故による今年度の業績への影響は約3億円にのぼるとしています。

一方、湯本工場内にある酸化亜鉛の工場については、爆発による被害がなかったことから、引き続き、製造を続けるとしています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20210611/6050014819.html

 

(2022年1月8日 修正5 :追記)

2022181151分にYAHOOニュース(福島民友)からは、分級ファンの羽根に付着していた亜鉛の塊が剥がれ落ちたことでファンが振動し、その際に回転軸がずれて火花発生、粉じん爆発という報告書が公表されたなど、下記趣旨の記事が爆発メカニズムの解説図付きでネット配信されていた。

同社は7日、亜鉛粉末を大きさでふるい分ける分級工程での粉じん爆発が事故原因だったとする調査結果を発表した。  

装置内に広がった粉末が部品の金属同士の接触で起きた高温の火花で着火し、連鎖爆発で被害が拡大したとみられる。  

工場内では、防さび塗料の材料に使われる亜鉛の粉末などを製造していた。

専門家と同社幹部でつくる事故調査委員会によると、粉末に風を送る「分級ファン」の羽根に亜鉛の固まりが固着。

装置起動時にはがれ落ち、その影響でファンの回転軸がずれ、部品の金属同士の接触による振動や火花が発生したとみられる。  

伝わった振動で亜鉛粉末を分別する「マルチサイクロン」に残ったままの粉末が配管を通じて装置全体に拡散して粉じん濃度が上昇。

粉末がファン内で高温の火花に着火し、粉じん爆発を起こした。  

さらに、集じん機や分別機械の分級機セパレーター、マルチサイクロンで連鎖的に爆発を起こし、被害の拡大につながったとみられる。  

マルチサイクロンの一部には詰まりがあり、当時は710キロの粉末が残っていたとみられる。

しかし、作業工程に影響がないとして、数年前から放置していたという。

分級ファンについては、事故の5カ月前の定期点検で異常がなかったという。  

調査委員長の中村昌允東京工大特任教授らは7日、いわき市で記者会見した。

中村特任教授は再発防止策について、「異常振動時に自動停止するシステム導入や点検回数の増加、監査の徹底が必要だ」と指摘した。  

同社の矢倉管理本部長は、「調査内容を重く受け止めており、再発防止策に動いていきたい」と話した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e33cbb022e98ffd1b37ddf73d149ae86cdc37809  

 

171958分にNHK福島からは、たまっていた700㎏の粉末が振動によって配管を通りファンに流れ込んで爆発したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

粉じん爆発は一定の空間に大量の粉末がある環境でしか起きませんが、この工場では、亜鉛粉末の分離装置の一部が数年前から詰まったままになっていました。

このため、爆発が起きるおそれがある量の20倍を超える700キロ余りの亜鉛粉末が装置の中にたまっていて、振動によって配管を通り、ファンに流れ込んで爆発が起きたと見られるとしています。

会社は、こうした装置の不具合を把握していましたが、製品の品質などには影響がないとして放置していたということです。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20220107/6050016872.html 

 

1860分にYAHOOニュース(河北新報)からは、マルチサイクロン4基のうち1基に亜鉛粉末が詰まっていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

粉末を選別する「マルチサイクロン」の4基のうち、1基に粉末約710キロが詰まっていた。

ファンのぐらつきに伴って滞留していた粉末が浮遊したため、設備内の粉じん濃度は爆発下限濃度を上回っていたと推定した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/48523a987986067491ee4da9d6e9cc96c9f1330d 

 

(ブログ者コメント)

以下は該社HPにニュースリリースされていた報告書の抜粋。



報告書完全版のP36/77には、着果源として、以下の記述がある。

シャフトとケーシングの接触による衝撃火花(すなわち、高温の金属摩耗片)が着火源となった可能性が極めて高いと推定される。
シャフトのずれについては、分級ファンの羽根が付着したスケールの剥離により偏芯する兆候があった。
分級ファンの羽根の偏芯によって、分級ファンのシャフトを固定するベアリングボックスが破断して、シャフトが偏芯したと考えられる。

http://www.sakai-chem.co.jp/jp/topics/yumotoaccident.html 


 
(2023年3月24日 修正6 ;追記)

20233201951分にNHK福島からは、亜鉛粉末が詰まる不具合を放置していたとして当時の工場長が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

この工場では、亜鉛粉末の分離装置の一部が数年前から詰まったままになっていましたが、会社はこうした装置の不具合を把握しながら、製品の品質などには影響ないとして放置していたということで、警察は、安全管理を怠ったため事故が起きたとして、20日、当時工場長を務めていた男性を業務上過失傷害の疑いで書類送検しました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20230320/6050022135.html 

 

 

 

 

 

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20215101755分にNHK新潟から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

東京電力柏崎刈羽原子力発電所で、6年前、協力会社の作業員が同じ会社で働く父親のIDカードを誤って使用し、テロ対策が必要な「周辺防護区域」と呼ばれる区域まで入っていたことが分かりました。

東京電力は、この問題を10日まで公表しておらず、その理由について「当時の核物質防護の運用に従い、公表はしなかった」としています。

 

東京電力によりますと、平成27年8月、柏崎刈羽原発で働く協力会社の作業員が、テロ対策のため、本人確認が必要な「周辺防護区域」と呼ばれる区域に入る際、誤って、同じ協力会社で働く父親のIDカードを使って入ったということです。

この際、出入り口で委託会社の警備員は作業員とカードの写真を見比べ、違和感を覚えて確認を求めましたが、作業員は応じずに通過し、その後、6号機と7号機の建屋に通じる中央制御室などがある「防護区域」のゲートで警報が鳴り、カードが父親のものだと分かったということです。

これについて東京電力は、「警備員が写真に違和感をもったようだが、作業員も自分のものと勘違いしていて、結果的に入域を許す形になったようだ。規制委員会には、ルールに基づいて発生時に報告している」としています。

一方、違和感をもったという警備員が、なぜ、作業員を止めなかったかについて、警備員は東京電力の内部の聞き取りに対し、
▼作業員が正しい姓を述べたこと
▼親子のため、写真と人相が似ていたこと
さらに
▼朝の混雑する時間帯で、確認に時間をかけるとほかの作業員に迷惑がかかると考えた
からだと説明したということです。

柏崎刈羽原発をめぐっては、東京電力の社員が他人のIDカードを使って中央制御室に不正に入っていた問題や、テロ対策の設備が複数壊れていた問題が相次いで明らかになり、核セキュリティーに関わる問題については、情報公開と安全性のバランスを考慮しながら公表するとしていました。

この問題を速やかに公表しなかった理由については、東京電力は「防護区域への入域は防ぐことができたので、当時の核物質防護の運用に従い、公表しなかった。6年前の事案ということもあり、去年の事案と合わせて公表することは検討しなかった」としています。





https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20210510/1030016762.html 

 

5101626分に毎日新聞からは、IDカードには姓しか書かれていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

東電によると、この作業員は周辺防護区域の出入り口で、IDカードを収納する箱から父親のカードと取り違えた。

カードには姓しか書かれていなかったという。

警備員は、カードの顔写真と作業員の顔が異なることに違和感を覚えたが、人相が似ていたことや、朝の混雑時で確認に時間をかけられないと思い、そのまま通過させてしまった。

その後、作業員が原子炉建屋など重要施設がある「防護区域」の出入り口で本人確認を受けた時に警報が鳴り、カードの不適切な使用に気づいた。

東電は、カードにフルネームを記載する対策を取った。

https://mainichi.jp/articles/20210510/k00/00m/040/125000c 

 

 

 

 

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20215121951分にNHK富山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

10日、富山市八尾町にある飲食店で、野草のおひたしを食べた60代の男性が一時、意識を失ったほか、70代の女性が、おう吐や下痢などの症状を訴えました。

2人は料理を食べた直後に異常を訴えて病院に運ばれましたが、いずれも快方に向かっていて、12日までに退院しました。

保健所が調べたところ、野草のおひたしには、食べた場合、呼吸不全などの重い症状を引き起こし死亡することもあるトリカブトの葉が含まれていました。

保健所では、飲食店の店主が山で採取した山菜のモミジガサの中にトリカブトが誤って入っていて、そのままおひたしに混ざったことが原因の食中毒として、この飲食店を13日までの2日間、営業停止にしました。

保健所では、毒を持つ野草のなかには食べられる野草と若葉の形が似ているものもあるので、食べられると確実に判断できない場合は採らないことや、口にしないことを徹底してほしいとしています。

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https://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20210512/3060007344.html

 

5121656分に毎日新聞からは、残ったおひたしなどを分析した結果、2つの葉っぱが混在していたことが判明したなど、下記趣旨の記事が2つの葉っぱの比較写真付きでネット配信されていた。

富山市保健所は12日、市内の飲食店で野草を食べた6070代の男女2人が、意識障害や嘔吐(おうと)、下痢などの症状を訴えて入院し、トリカブトによる食中毒とみられると発表した。
2
人とも既に退院し、快方に向かっているという。

富山県生活衛生課によると、記録の残る2013年以降、県内でトリカブト食中毒は発生していなかった。

市保健所によると、2人は今月10日、同市の飲食店で、店主が採取し、調理した野草のおひたしを食べた。

残ったおひたしと調理前の野草を県中央植物園(同市婦中町上轡田)で分析した結果、トリカブトと、食用野草のモミジガサが混在していたことが判明。

市保健所は店主が間違えてトリカブトも採取したと判断し、同店を1213日の2日間、営業停止処分とした。

厚生労働省によると、トリカブトは有毒物質アコニチンを含み、体内に取り込むと重篤な症状に陥ることもある。

早春から初夏にかけて、トリカブトの芽生え期の葉と、モミジガサの葉は酷似しており、中毒事故も多いとして注意喚起している。

市保健所は「山菜採りは十分な知識を持つ経験者とともに行い、確実に判断できない場合は採らない、食べない、売らない、人にあげないことを徹底してほしい」と呼びかけている。

https://mainichi.jp/articles/20210512/k00/00m/040/173000c

 

(ブログ者コメント)

〇富山市保健所提供となっている2つの葉っぱの比較写真を見てみたが、酷似しているようには見えない。
以下は東京都薬用植物園提供の芽生え時の葉っぱ比較写真だが、この写真でも同様だ。

ただ、1枚1枚比較するからそう思うのであって、多数の葉の中に数枚が紛れ込んだような場合には、判別しにくいのかもしれない。

〇トリカブトの誤食事例は、本ブログでも何件か紹介スミ。

 

 

 

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20215101945分にテレビ愛媛から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

10日午後1時ごろ、松山市太山寺町の松山市立北中学校で「理科の実験中に体調不良者が多発している」と消防に通報がありました。

消防が駆け付けたところ、複数の生徒が体調不良を訴えていて、生徒21人が病院に搬送されました。
いずれも意識はあり、命に別条はないということです。

学校によりますと、10日は2年生の3クラス90人が1時間目から3時間目にかけて理科の授業で硫化水素を発生させる実験をしていました。

しかし、実験のあと、気分が悪くなり保健室で手当てを受ける生徒が相次いだことから、学校が消防に通報したということです。

松山市立北中学校・森田校長:
「(実験は)教科書にも出ていますし、教育課程上、やっても問題はない。みなさんにご心配をおかけしまして、申し訳ないと思っております。今は子どもたちの回復を願っています」

実験中は窓を開けて換気をしていたということで、消防と警察が詳しい原因を調べています。

http://www.ebc.co.jp/news/data/index.asp?sn=EBC2021051005648 

 

510171分にはNHK四国からは、硫化鉄を使った燃焼実験中だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

10日正午すぎ、松山市立北中学校から「理科の実験で体調不良者が多数出た」と消防に通報がありました。

学校や消防によりますと、いずれも2年生の生徒13人が救急車などで病院に搬送されたほか、生徒8人が学校が手配したタクシーで病院に運ばれました。
いずれも症状は軽いということです。

学校によりますと、午前中、2年生が理科の授業で理科室で硫化鉄を使った燃焼実験を行い、いずれも授業に出席した生徒が体調不良を訴えたということです。

学校は、燃焼実験では独特のにおいなどが発生するため十分に換気をしていたとしています。

https://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20210510/8000009552.html 

 

 

 

 

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2021511126分にYAHOOニュース(千葉日報)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

10日午前1115分ごろ、千葉県茂原市東郷の三井化学茂原分工場内で、従業員から「30代の男性がタンク内に転落した」と119番通報があった。

駆け付けた消防隊が男性を救出したが、現場で死亡を確認。

茂原署によると、事故当時、男性を含む3人一組でタンクに備え付けられたメーターの点検作業をしていた。

男性は30代ぐらいで、同署は身元確認を急ぐとともに、詳しい事故原因を調べている。  

タンクは高さ約4メートル。
中には薬品の製造に使った廃油が入っていたという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c6ba7db5627fea34fa38ee3fc43925b20160b174

 

510203分にサンスポからは、廃液はタンクの半分ぐらいまで入っていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

茂原署によると、設備のメーターの点検作業中、男性の姿が見えなくなったことに同僚が気付き、タンクの中で浮いているのを見つけた。

タンクは高さ約4メートルで、薬品の廃液が半分程の高さまで入っていたという。

https://www.sanspo.com/geino/news/20210510/sot21051020030006-n1.html 

 

 

 

 

 

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2021592129分にYAHOOニュース(在英国際ジャーナリストの寄稿文?)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

8日早朝、日立製作所が製造した複数の高速鉄道車両クラス800に亀裂が見つかったため、運行するイギリスのグレート・ウエスタン鉄道(GWR)とロンドン・ノース・イースタン鉄道(LNER)などは安全点検のため運行を停止しました。
混乱は月曜日も続きそうです。

亀裂が見つかったのは車両下にあるジャッキングポイントの溶接部です。

クラス800は運用が始まって約3年半、866両すべての納品が終わっており、イギリスの社会インフラになったと日立製作所は自負しています。

クラス800をベースにした標準車両AT300の拡販攻勢をかけています。

クラス800は世界の鉄道市場に殴り込みをかけた「鉄道の日立」の、まさにフラッグシップと言える車両なのです。

スコットランド議会選を取材した筆者はクラス800LNERAZUMA(あずま)」に乗って7日早朝にスコットランドのエディンバラからロンドンに戻りました。

快適な4時間半だっただけに、ニュースに衝撃を受けました。

グレート・ウエスタン鉄道はロンドンとウェールズを結んでいます。

ロンドンとスコットランド、ウェールズを結ぶ大動脈が止まりました。

ディーゼル・電気両用のハイブリッド車両で最高速度は時速200キロメートルのクラス800201710月、ロンドンとウェールズを結ぶGWRの路線で営業運転を開始した際、遅延や空調から水が漏れるトラブルに見舞われ、惨憺たるデビューを飾りました。

この車両には神戸製鋼所がデータを改ざんしていたアルミニウムが使われています。

クラス800426日にも安定増幅装置に深さ最大15ミリメートルの亀裂が見つかり、5両の運行を一時停止して修理したばかり。

今回の亀裂は別の箇所で見つかり、「かなり深い」そうです。

182車両のアルミニウム部分に金属疲労の兆候がないか調査していると英紙デーリー・テレグラフは報じています。

GWRは「複数の車両から亀裂が見つかった」と話しています。

金属疲労は時間が経つにつれ悪化し、保守点検で見逃せば大事故につながる恐れもあります。

労働組合の運輸従業員協会(TSSA)のマニュエル・コルテス書記長は次のようにコメントしました。
「鉄道工学のスタッフが事故につながる前にこれらの亀裂を発見したことは歓迎すべきニュースだ。これらの亀裂の原因を完全に調査することが絶対に不可欠だ。この車両は100%安全と確信するまでサービスを再開することを許可してはならない。車両は比較的新しく、乗客や納税者ではなくメーカーが修理の費用を負担する必要がある」

日本ではどうなのでしょう。

深刻な事故につながりかねない「鉄道重大インシデント」の統計を見てみても、車両障害は最近では年1回しか報告されていません。

201712月、「のぞみ34号」で走行中に異臭や異音がし、台車枠の側ばりに亀裂が発見されました。

車両は10年前に製造され、亀裂は実に長さ146ミリメートル、幅16ミリメートルに及んでいました。

溶接や過度の研削が関与したと推定されています。

新幹線としては初の「鉄道重大インシデント」に認定されました。

のぞみの最高速度は時速300キロメートルです。

クラス800は時速200キロメートルとはいえ、これは日本で言う「鉄道重大インシデント」が2週間もしないうちに同じクラス800で立て続けに、しかも同時多発的に起きたということではないのでしょうか。

クラス800は、イギリスでデビューして、まだ4年も経過していません。

クラス800が、神戸製鋼所がデータを改ざんしていたアルミニウムを使用し、今回、アルミニウム部分の金属疲労を調べているというのも非常に気がかりです。

当時、日立製作所の正井常務は、「きちんと検証をしており、安全性に問題ない。今回の問題は残念だが、安全な製品を届けることがメーカーの責務だ」と説明していました。

欧州の鉄道市場には仏アルストム、独シーメンス、カナダのボンバルディアの3強がひしめき、アルストムがボンバルディアの鉄道関連事業を買収したばかりです。

そこに切り込んだ日立製作所の海外鉄道事業に大きな影響を与える恐れがあるような気がしてなりません。

どうか筆者の杞憂であることを祈ります。

それにしても、イギリスでは富士通の会計システム「ホライゾン」が最大736人にのぼるとみられる準郵便局長の大量冤罪事件を引き起こしており、「モノづくり日本」の輝かしい栄光は一体どこに行ってしまったのでしょう。

 

【日立製作所のイギリスにおける鉄道事業】

200912月、ロンドンとアシュフォードを結ぶ約100キロメートルの区間で日立製作所が製造した高速鉄道用の車両(クラス395)が運転開始

・・・・・

20202月、英政府がイングランドの主要都市を南北に結ぶ高速鉄道計画「ハイスピード(HS2」の建設を進めると発表。
日立製作所はカナダのボンバルディアと第1期の車両受注を目指して応札

https://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20210509-00237051/ 

   

5111240分にYAHOOニュースからは、問題となっている亀裂はハイブリッド車両に集中して見つかっているらしいなど、下記趣旨の続報的記事がネット配信されていた。

8日、日立製作所が製造した英都市間高速鉄道車両クラス800シリーズのジャッキングポイント溶接部に「深刻な」亀裂が見つかった事故で、緊急点検の対象になるのはグレート・ウエスタン鉄道(GWR)とロンドン・ノース・イースタン鉄道(LNER)など運行会社5社計1456車両にのぼり、不合格は99件に達したと英鉄道専門メディア、レールビジネスUKは報じています。

運休と遅延は数週間続く見通しです。

ワクチン接種が進むイギリスは6月中の正常化に向け、ロックダウン(都市封鎖)を段階的に解除しているものの、ロンドンとスコットランド、ウェールズ間の乗客はパンデミック前の30%程度。

このため運行会社は仏アルストム製の代替車両や長距離バスを使って路線を再開させる予定です。

英政府は日立に対し、乗客への補償として数百万ポンド(数億円)を請求する方針です。

日立製作所鉄道部門の欧州拠点、日立レールは、筆者の電子メールでの問い合わせに一切答えていません。

レールビジネスUKの報道を見ていきましょう。

クラス800シリーズのうち、電気専用の車両クラス801では亀裂はそれほど見つからず、問題はディーゼル・電気両用のハイブリッド車両に集中しているようです。

スコットランドの運行会社スコットレールに納入され、20187月から運用されている日立製近郊輸送用車両クラス385でも10件の亀裂が見つかったそうです。

クラス800シリーズ、クラス385の車両は、いずれもアルミニウムでつくられています。

ジャッキングポイントとは、車両を整備するためジャッキで地面から持ち上げる箇所です。

運行が停止されたのは、車両の部品が亀裂により落下して線路や駅プラットフォームの人に危険を及ぼす恐れがあるからです。

クラス800シリーズは摩擦攪拌溶接技術を使って組み立てられており、アルミニウムの溶接部を修復できる施設は限られています。

さらに、溶接の際生じる大電流による損傷を防ぐ必要があるそうです。

クラス800シリーズでは411日にも安定増幅装置ヨー・ダンパーに深さ最大15ミリメートルの亀裂が見つかり、修理したばかり。

このとき亀裂は8件見つかったそうです。

亀裂が見つかったシリーズは日立製作所の笠戸事業所(山口県)と英北部ニュートン・エイクリフの車両工場で製造されており、溶接が均一に行われていなかった恐れもあります。

クラス800シリーズの車両には神戸製鋼所がデータを改ざんしていたアルミニウムが使われていますが、当時、日立関係者は「きちんと検証をしており、安全性に問題ない」と説明していました。

鉄道関係者によると、営業運転開始から23年で亀裂が立て続けにこれだけ広範囲で見つかるのは本来あり得ません。

ヨー・ダンパーのような台車で亀裂が見つかれば、日本では「鉄道重大インシデント」に当たります。

車両本体に亀裂が入ることは、まずないそうです。

クラス800シリーズは最高時速200キロメートルで走行するので、亀裂が広がれば大事故につながりかねません。

日立製作所と日立レールは、原因が分かり次第、すぐに記者会見する必要があるのではないでしょうか。

https://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20210511-00237318/

 

(ブログ者コメント)

新型コロナワクチンの開発遅れに続き、技術立国の足元が揺らいでいるかの如きトラブルの報道があったので紹介する。

 

 

 

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202159530分に日本経済新聞電子版から、『必然だったワクチン敗戦 不作為30年、民のはしご外す』というタイトルで下記趣旨の記事がネット配信されていた。

新型コロナウイルスのワクチン開発で日本は、米英中ロばかりか、ベトナムやインドにさえ後れを取っている。

菅義偉首相が4月、米製薬大手ファイザーのトップに直々に掛け合って必要なワクチンを確保したほどだ。

「ワクチン敗戦」の舞台裏をさぐると、副作用問題をめぐる国民の不信をぬぐえず、官の不作為に閉ざされた空白の30年が浮かび上がる。

 

世界がワクチンの奪い合いの様相を強める中で、国産ワクチンはひとつも承認されていない。

ところが、厚生労働省で医薬品業務にかかわる担当者は、「米国や欧州ほどの感染爆発は起きていない。何がいけないのか」と開き直る。

「海外である程度使われてから日本に導入したほうが安全性と有効性を見極められる」

1980年代まで水痘、日本脳炎、百日ぜきといった日本のワクチン技術は高く、米国などに技術供与していた。

新しいワクチンや技術の開発がほぼ途絶えるまで衰退したのは、予防接種の副作用訴訟で92年、東京高裁が国に賠償を命じる判決を出してからだ。

このとき、「被害者救済に広く道を開いた画期的な判決」との世論が広がり、国は上告を断念した。

94年に予防接種法が改正されて接種は「努力義務」となり、副作用を恐れる保護者の判断などで接種率はみるみる下がっていった。

さらに、薬害エイズ事件が影を落とす。

ワクチンと同じ「生物製剤」である血液製剤をめぐり、事件当時の厚生省生物製剤課長が96年に逮捕され、業務上過失致死罪で有罪判決を受けた。

責任追及は当然だったが、同省内部では「何かあったら我々が詰め腹を切らされ、政治家は責任を取らない」(元職員)と、不作為の口実にされた。

いまや、欧米で開発されたワクチンを数年から10年以上も遅れて国内承認する「ワクチン・ギャップ」が常態となった。

国内で高齢者への接種が始まったファイザーのワクチンは厚労相が「特例承認」したものだが、これは海外ワクチンにだけ適用される手続きだ。

日本ワクチンが歩みを止めている間、米国は01年の炭疽(たんそ)菌事件を契機に、公衆衛生危機への対応を進化させている。

有事には保健福祉省(HHS)が中核となって関係省庁が一枚岩となり、製薬会社や研究機関と連携。
ワクチン開発資金の支援や臨床試験(治験)、緊急使用許可といった政策の歯車が勢いよく回る。

世界のワクチン市場の成長率は年7%近い。

致死率の高い中東呼吸器症候群(MERS)、エボラ出血熱などに襲われるたびに新しいワクチンが編み出された。

新型コロナで脚光を浴びた「メッセンジャーRNAmRNA)」の遺伝子技術も、ワクチンへの応用研究は20年越しで進められていた。

ワクチンは感染が広がらなければ需要がなく、民間企業だけでは手がけにくい。

しかし、日本では開発支援や買い取り、備蓄の機運は乏しい。

北里大学の中山哲夫特任教授は、「ワクチン・ギャップが生じるのはポリシー・ギャップがあるからだ」と、政策の停滞を嘆く。

新技術でインフルエンザワクチンに挑んだバイオ企業、UMNファーマの挫折は語り草だ。

工場建設に100億円超を投じたが、認可申請は17年、既存ワクチンに比べて「臨床的意義に乏しい」との理由で退けられた。

UMNは債務超過に陥り、曲折の末に塩野義製薬の傘下に入っている。

米国で認可済みのワクチンだっただけに、医薬品業界は「単に新しいワクチンを導入したくないだけではないか」(国内製薬会社)と不信を募らせた。

研究者と技術は海外に流出している。
あるウイルス学者は、「日本は規制が多い一方、支援体制が貧弱だ」と指摘する。

危険なウイルスを扱える実験施設は国内に2カ所しかなく、ひとつは周辺住民の反対で最近まで稼働しなかった。

厚労省、農水省、文科省をまたぐ規制は複雑で、遺伝子組み換え実験は生態系への影響を防ぐ「カルタヘナ法」に縛られる。
欧州は医薬品を同法の適用除外とし、米国は批准もしていない。

製薬会社は日本市場を迂回する。

武田薬品工業が開発中のデング熱ワクチン、田辺三菱製薬のタバコ葉の植物由来ワクチンも国内承認への計画は未定のままだ。

政府は新型コロナで急きょワクチン担当大臣を置いたが、アンジェス、塩野義などが開発中の国産ワクチンは、承認されるとしても22年以降の見通しだ。

国家の危機管理という原点を見失って漂流した30年の代償は大きい。

 

【問われる科学的理解】

ワクチンはラテン語の「牛」が語源で、牛痘から死亡率がはるかに高い天然痘のワクチンが開発されたことに由来する。

日本のワクチン開発の停滞は官だけの責任ではない。

副作用のリスクを踏まえても予防接種のメリットが大きいという公衆衛生に対する理解が、わたしたち国民を含めて社会全体で足りなかった。

2013年に定期接種になった子宮頸(けい)がんワクチンは接種率が1%未満にとどまる。
投与後に慢性の痛みや運動機能の障害などが出るとして一部メディアで「薬害」と騒がれ、接種勧奨が中止されたためだ。

大規模調査でワクチンと痛みなどに因果関係は証明されなかったが、その後も接種率は改善していない。

科学的根拠のない不確かな情報であっても、「なんとなく打ちたくない」というムードが広がると、挽回が難しい。

がん患者を減らす効果が証明され、接種率90%を目指している世界のワクチン先進国とは対照的だ。

日本は予防接種法を改正し、義務接種を取りやめた。
かつてのような、学校での集団接種も見られなくなった。
ワクチン接種は個人の判断に委ねられている。

厚労省は新型コロナワクチンの副作用の疑いを公表している。

「科学とは、信じることではなく、理解すること」。
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世紀末に天然痘ワクチンを開発したエドワード・ジェンナーの理念をかみしめ、国民一人ひとりが危機と向き合わなければならない。

(先端医療エディター 高田倫志)

 

【健康被害の救済制度】

ワクチン接種では極めてまれだが、深刻な健康被害が出ることがある。

被害者は法律に基づき、医療費と医療手当、障害年金などの支給で救済される。
医療手当は、通院や入院の日数に応じて月額3万円台。

障害が残ってしまった場合の養育費は年120万~150万円ほど、障害年金は年300万~500万円ほどだ。

厚労省の審査会では健康被害申請の8割が認められており、副作用の程度にかかわらず、諸外国に比べて手厚いとされる。

もっとも認知度は1割に満たず、入院や障害などのケースを除けば、申請せず自己負担している人もいるとみられる。

米国にも同様の救済制度はあるが、健康被害が認定されるのは3割程度だ。

日本や世界が直面する問題の根っこに何があるのか。
Inside Out」では「解」を求めて記者が舞台裏や歴史を徹底的に探ります。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQODL024HX0S1A400C2000000/?n_cid=NMAIL007_20210509_A&unlock=1

 

その4日後、5131933分に朝日新聞からは、『国産ワクチン、大規模治験の壁 未接種者が減り対象不足』というタイトルで、治験者不足に絞って国産化が難しい理由を解説した記事が下記趣旨でネット配信されていた。

新型コロナウイルスに対する国産ワクチンの実用化に向け、承認前の最後の大規模治験(第3相試験)が大きな壁になっている。

世界中でワクチン接種が進み、未接種の参加者が集めにくくなっているからだ。

政府は対応を急ぐ考えだが、壁を乗り越えるのは簡単ではない。

 

【数万人単位で必要な場合も】

「現実問題として非常に難しい」「ほかの方法で評価ができないか」――。
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日に横浜市であった日本感染症学会の学術講演会。
国産ワクチンを開発している製薬企業からは、難航する治験について訴えが相次いだ。

治験は、ワクチンや薬の承認を得るために必要な臨床試験で、3段階ある。

1相、第2相では、少ない人数で主に安全性を調べる。

最終段階の第3相では、多くの人数で有効性も調べる。
データを厚生労働省に提出し、部会で審議にかけられる。

課題となるのが、第3相だ。

ワクチンの治験では通常、未接種の人に対し、ワクチンをうつグループと、生理食塩水などの「偽薬」をうつグループに分け、効果を比較する。
多いと数万人単位の参加者が必要だ。

だが、ファイザーなど複数の新型コロナワクチンが実用化され、世界的に接種が進むことで、国内企業がこれから未接種の参加者を集めるのは容易ではない。

新型コロナのように亡くなるおそれもある感染症で、すでに使えるワクチンがあるのに偽薬をうつことが許容されるのか、倫理的な課題も残る。

厚生労働省は、ほかの方法も検討している。

承認済みのワクチンと比較して「劣っていない」ことを示す方法があり、偽薬を使わないで済むが、治験の規模を小さくできるとは限らない。

感染を防ぐはたらきのある「中和抗体」の値を接種後に測って有効性を調べる方法もあるが、審査を担う医薬品医療機器総合機構(PMDA)の荒木・ワクチン等審査部長は、「中和抗体価の指標を定めるにしても、科学的な知見がまだ足りておらず、難しさがある」と話す。

・・・・・

https://www.asahi.com/articles/ASP5F66Q8P4WULBJ00P.html

 

(ブログ者コメント)

技術先進国だとばかり思っていた日本が、なぜワクチン開発競争から取り残されたのか?

今回の報道を機に、別報道も見てみたところ、おおよその原因は以下のようなものだとする論調が多かった。

・国の危機管理意識、支援体制が薄い。

92年の敗訴以降、産学ともに技術の蓄積をしてこなかった。

・企業にとって流行が起きなければ採算が合わないという特殊性
 がある。

 

 

 

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20215101122分にYAHOOニュース(水難学会会長の寄稿文?)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

59日午後、香川県丸亀市のため池に釣りに来ていた小学1年生の男の子と33歳の父親の2人が死亡しました。

なぜ、ため池に落ちると命を落とすのでしょうか。
繰り返される事故に、どう対処すればよいのでしょうか。

 

【事故の概要】

9日午後340分頃、香川県丸亀市綾歌町のため池で、「人が落ちている」と近隣住民から110番があった。

駆けつけた救急隊員が、水中に沈んでいる男性(33)と、水面に浮かんでいる小学1年の息子(6)を発見。
男性は現場で、息子は搬送先の病院で、いずれも死亡が確認された。

丸亀署の発表によると、ため池の水深は約6メートル。
周囲に柵はなかった。

父子で釣りに来ていたが、帰宅が遅いため妻が現場に行き、息子を見つけ、近くの住民が通報したという。

同署は、誤って転落した可能性があるとみて調べている。

(記事中の氏名等を筆者が改変) 
最終更新:5/10(月) 9:35 読売新聞オンライン

 

筆者が現場を直接確認しているわけではないのですが、様々なメディア情報が正しいとすれば、ため池における典型的な後追い沈水とみることができます。

【参考】河川・湖沼池の多人数水難 原因は後追い沈水

 

同様の事故は、過去からずっと繰り返されています。

例えば、201671日に宮城県大衡村で発生した、父子3人が犠牲となったため池水難事故をあげることができます。


大衡村の八志沼で、釣りをしていた父子3人がいなくなったと母親から110番通報があった。

宮城県警大和署によると、沼の中から3人が見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。

過って転落したとみている。(中略)

車内に残っていた母親が、釣りをしていた3人のところへ向かったところ、姿が見えなくなっていたという。

2016年7月2日 21時04 朝日新聞デジタル

 

わが国におけるため池水難事故については、農林水産省がデータとしてまとめています。

平成22年から令和元年までの間に、毎年20人から30人がため池転落で命を落としています。

 

【宮城県大衡村八志沼での事故調査】

水難学会では、2016829日に水難事故調査委員会(安倍淳委員長)を現場に派遣して、事故調査を行いました。

その結果については、すでに宮城県内において会見を開き、報道発表しています。

八志沼は、すぐ近くを通る道路から徒歩で降りるだけで、岸に簡単にアクセスできました。

日頃から釣りをする人が絶えなかったそうです。

このため池にはコンクリートの斜面が形作られています。

漏水や斜面崩落を防ぐために、コンクリートやゴムなどで斜面が保護されているのが、一般的なため池の構造となっています。

陸から見れば、波もない、流れもない、鳥のさえずりに囲まれ、斜面も低く見える、全てにおいて安全を錯覚させるような条件を満たしています。

八志沼は、まさにその条件をすべてクリアしていました。

水難学会事故調査委員会では、現場に赤十字水上安全法指導員有資格者の救助員複数名、医師を配置し、各種実験を行いました。

動画1をご覧ください。
現役の水難救助隊員が斜面を登り降りしています。
乾燥した斜面では、歩行に何の支障もありません。
ところが、足を水に少しだけ浸けたら、滑って、いっきに池に吸い込まれました。
数秒もたたないうちに背の立たない深みにもっていかれています。
 『動画1』

動画2では、自力で上がろうとしています。
途中まではいいのですが、腰が水面に出るくらいの地点で足が滑り、それ以上は上がれません。
無理すると、むしろ、より深い方に体がもっていかれます。
勢いをつけて上がろうとすると、反動で、より深い方にもっていかれ、呼吸を確保できなくなれば、そこで溺水します。
 『動画2』

子供が先に落水したらどうでしょうか。
当然、大人が助けに池に入ることでしょう。
そして、子供を陸に上げようとしますが、上げることができるでしょうか?

動画3をご覧ください。
ポリタンクに水を入れています。重さはほぼ18 kgになります。
小さいお子さんの体重を想定しています。
お父さん役が頑張って上げようとしていますが、かないません。
そして、最後はポリタンクを水没させてしまっています。
これこそ、現世の地獄です。
『動画3』


【どうすれば命を落とさずに済むか】

とにかく、ため池には近づかないこと。これにつきます。

ため池は構造上、人が入ることを想定していません。

一度滑って落ちれば、這い上がることができない構造になっていると考えてください。

救命胴衣を着用していれば、水に沈むことはありません。
呼吸は確保できます。

でも、6月ー9月の時期を除けば水温が低くなり、発見されるまで浸かっていると、そのうち低体温となり、命を失います。

救助用のロープがあれば、どうか。

ため池の中にいて意識がある人を発見したら、すぐに119番通報をしてください。

救助隊の到着が遅れるようであれば、動画4のようにしてロープにつかまってもらい、陸にあげることができます。

ただし、素手では絶対に引き上げようとしないこと。
同じように池の中に引きずりこまれます。
『動画4』


【ため池の安全対策】

多くのため池で、フェンスなどで囲んで人が侵入しづらくしています。

でも、これは単なる気休め。

そのうち、あちこちが自然に壊れたり、人為的に壊されたりして、人が侵入してきます。

「侵入する人が悪い」という気持ちもよくわかりますが、実は、ため池の管理者も落ちて命を失っています。

要するに、生きて戻ることができればいいという考え方で、水難学会では樹脂ネットを利用した自己救命策を考案し、宮城県内を中心に普及を始めています。

動画5をご覧ください。
被験者の男性がため池に落ちて、背浮きで岸に近づきました。
岸に到達したら、ひっくり返り、ネットを手でつかみました。
そして、手でネットをつかみながら、足をネットにかけ、手足で斜面を登っていきます。

樹脂ネットは何でもよいわけではなく、ため池の自己救命用に適切なネット素材、固定方法がありますので、詳細につきましては、水難学会にお問い合わせいただければと思います。
『動画5』


【さいごに】

父子や兄弟で亡くなる水難事故が絶えないため池。
危険ですから、釣りを含めて、不用意に近づいてほしくないと思います。

さらに、管理されている皆様にも、できるだけコストをかけずに、しかも命を守る効果のある方法について、一度考えていただければと思います。

https://news.yahoo.co.jp/byline/saitohidetoshi/20210510-00237132/  アカスミ

 

5121322分にYAHOOニュース(Real Sound)からは、上記の水難学会動画が511日、ユーチューブで1位になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

普段はエンタメ系の動画が上位を占めることが多いYouTubeの「急上昇動画」ランキングにおいて、511日に「ため池からの這い上がり」という動画が1位となり、12日現在もランクインを続け話題を広げている。

本動画はYahoo!ニュース「個人」コーナーで10日に公開された記事「ため池に落ちると、なぜ命を落とすのか」https://news.yahoo.co.jp/byline/saitohidetoshi/20210510-00237132/に合わせて展開された動画で、前日に起こった香川県丸亀市での死亡事故をきっかけに、水難学会が注意喚起を行うものだ。

急上昇動画になったことで、当該記事を読んでいない層にも広く視聴されており、これからのアウトドアレジャーシーズンに向けて、高い啓発効果を発揮していると言える。

これから夏に向けての、釣りや水辺の遊びには、悲しいことに水難事故がつきもの。

なかでも「ため池」は、波も水の流れもない安心感からか、ついつい警戒心が少なくなってしまい、不用意に入ってしまうケースがあるという。

その危険性を伝えているのが、「動画1 ため池に落ちる様子」だ。

一見なんてことのない水面だが、足を水に少しだけ浸けたら、滑って一気に池の中へと吸い込まれていった。
わずか数秒で、肩の位置に水面があることがわかる。  

そして怖いのが「動画2 ため池からの這い上がり」だ。

普段から鍛えているであろう、現役の水難救助隊員が自力で上がろうとしているが、腰が水面に出るくらいの地点で足が滑り、それ以上は上がれなく、「もう限界です」と周囲に告げていた。

概要欄には「無理すると、むしろ、より深い方に体がもっていかれます。勢いをつけて上がろうとすると、反動でさらに深い方にもっていかれ、呼吸を確保できなくなれば、そこで溺水します」と記載されている。  

動画のコメント欄には「ため池=アリ地獄」と書かれているが、正にそんな感じ。

また、「これくらいの斜面、もし子供が落ちたら、助けられると思って自分も入っちゃうかもしれないな…」というコメントもあったが、この発想こそが“危険”と感じられる動画となっている。  

「動画4 ロープ1本でため池から上がれるか」の概要欄には「ため池の中にいて意識がある人を発見したら、すぐに119番通報をしてください」とした上で、救助用のロープが傍にあった場合、「救助隊の到着が遅れるようであれば、動画のようにしてロープにつかまってもらい、陸にあげることができます。ただし、素手では絶対に引き上げようとしないこと。同じように池の中に引きずりこまれます」と、二次被害を出さないための注意書きがなされている。

いずれにしても、ため池の危険性がリアルに感じることができる動画だ。  

繰り返されるため池の事故。

“どうすれば命を落とさずに済むか”と考えたら、とにかく、ため池には近づかないことが、なにより大切なことだろう。

「記事を読む」より、「動画を見る」ほうが気軽で、シェアしやすい面もあるだろう。

ぜひ、この動画をチェックして、ため池の危険性を身の回りの大切な人に伝えよう。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4e291283628fcb6dd5b5677cd44efe5e4494f513 


(ブログ者コメント)

ため池への転落事故は、市原市の山倉ダム事例を含め、本ブログでも何件か紹介している。

 

 

 

 

 

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202151251分にYAHOOニュース(北國新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

8日に長野県軽井沢町を走行中の北陸新幹線車両がクマと衝突した事故で、クマがフェンスのそばにあった木をよじ登って線路側に侵入したとみられることが11日、分かった。

都内で会見したJR東日本の深沢社長が状況を説明し、再発防止に向けて柵周辺のチェックを強化する考えを示した。  

クマは8日午後2時半ごろ、東京発金沢行きの「はくたか565号」とぶつかって死んだ。

乗客乗員にけがはなかったが、列車は緊急停止し、点検のため約30分遅れ、乗客約350人に影響した。

現場周辺の調査で、フェンス外側の木にクマの爪痕が見つかったため、同社は木に登ったクマが線路側に落ちたとの見方を強めた。

この木は既に伐採したという。

深沢社長は「(クマが柵を乗り越えられそうな)そういう箇所があるのかどうか、さらにチェックしていきたい」と述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/48884a1b30ab774b49071c30314e4b38ad070694  アカスミ

 

 

 

 

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2021572012分にNHK福島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

双葉町の中間貯蔵施設で作業していた男性が大けがをした事故をめぐり、下請け企業が労働基準監督署にうその報告をしていたとして、環境省は、元請けの大手ゼネコン大林組を1か月の指名停止措置にしました。

環境省福島地方環境事務所などによりますと、双葉町の中間貯蔵施設の工事の下請けに入っていた伊達市の建設会社「S工業」は、おととしの11月、社員の男性が作業中に右足の骨を折る大けがをした労災事故について、本来の報告先ではない労働基準監督署に、工事の名前や事故現場の場所、それに発生時の状況などを偽った報告書を提出していました。

このため、環境省福島地方環境事務所は、「元請けとして、関係者が労働安全衛生法などに違反しないよう必要な指導を行っていない」として、大林組を1か月の指名停止措置にしました。

このうその報告書の提出をめぐっては、法人としてのS工業と担当役員が、労働安全衛生法違反の疑いで書類送検されています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20210507/6050014430.html

 

414日付で労働新聞からは、一輪車に載せようとした側溝の蓋が落下したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

福島労働基準監督署は、労働者死傷病報告の内容を偽ったとして、土木工事業の㈲S工業(福島県伊達市)と同社取締役を労働安全衛生法第100条(報告等)違反の疑いで福島区検に書類送検した。

福島県双葉郡での廃棄物貯蔵施設の建設工事現場で労働者が右足指を骨折したにもかかわらず、災害発生場所と状況を偽っていた。

災害は令和元年1125日に発生した。
50
歳代の男性労働者が側溝の蓋を一輪車に載せようとしたところ、蓋が落下して右足に当たり、休業4日以上のケガを負っている。

https://www.rodo.co.jp/column/103569/

 

(ブログ者コメント)

下請けの虚偽報告で元請けが指名停止措置を受けた事例は珍しいかと思い、紹介する。

 

 

 

 

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202157642分にNHK香川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

道路横断中の事故が相次いでいることから、香川県警察は今年度、横断が禁じられた幹線道路沿いの歩道に、横断をしないよう呼びかける独自の路面表示を新たに導入することになりました。

香川県内では、のべ13キロの幹線道路で歩行者の横断が禁止されていますが、横断禁止の道路標識は数十メートルに1か所ほどしかありません。

こうした中、香川県内では平成28年に、道路横断が禁じられた丸亀市の県道で69歳の男性が車にはねられて死亡するなど、去年までの5年間に、横断禁止の道路を歩いて横断中に車にはねられて死傷した人が8人いたということです。

このため、警察は今年度、横断が禁じられていることを示す新たな路面表示を導入することになりました。

路面表示は縦30センチ、幅1メートル20センチで、「わたるな」というメッセージがひらがなや英語で書き込まれます。

警察は270万円余りかけて、この路面表示を高松市や丸亀市などにある交通量の多い道路沿いの8か所の歩道に、1か所につき6つずつ整備することにしています。

横断禁止を伝える路面表示が導入されるのは四国では初めてだということで、警察は今後、効果を検証したうえで、来年度以降に整備する場所を増やすことも検討したいとしています。







https://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/20210507/8030009945.html

 

(ブログ者コメント)

同種情報として最近、札幌市の乱横断問題を紹介している。

 

 

 

 

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2021571939分にNHK奈良から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

7日午前11時半すぎ、広陵町南郷の工事現場で、作業員から「塩素のようなにおいがする」という通報がありました。

警察によりますと、近くの住民1人と作業員ら合わせて20人がのどの痛みなどを訴えて救急搬送され、このうち69歳と43歳の作業員の男性が意識不明の重体になっています。

現場からは、消防の調査で、有害な硫化水素やシアン化水素、それに塩素の3種類のガスが検出されたということです。

警察によりますと、現場は広陵町の水道局の跡地で、パワーショベルで掘削作業をしていたところ、深さ1.5メートル付近でボンベのようなものにぶつかり、ガスが発生したということで、重体になっている2人は、穴の中でパワーショベルの掘削位置などを確認する作業を行っていました。

警察と消防が詳しい状況を調べています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20210507/2050007116.html

 

572012分に毎日新聞からは、現場は更地で工場建設に向けた作業中だったなど、下記趣旨の記事が5枚の現場写真付きでネット配信されていた。

香芝署によると、20人のうち19人は作業員で、1人は70代の近隣住民の女性。
重体の2人を除き、軽症という。

現場は更地で、以前は町水道局の建物があった。

事故当時、包装資材会社の新工場建設に向けて地中をショベルカーで掘削しており、埋まっていたボンベを傷付けてガスが発生したとみられる。

現場は近鉄大和高田駅の北東約2キロの住宅や工場が建ち並ぶ地域。

https://mainichi.jp/articles/20210507/k00/00m/040/109000c 

 

571753分にNHK奈良からは、元の水道施設では塩素などを使った記録はないなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

広陵町上下水道業務課によりますと、現場では昭和42年に、地下水などをくみ上げ浄化する施設などが整備されました。

その後、平成17年に天井部分などを改修しましたが、地面を掘削するような大規模な工事は行ったことはないということです。

そして、去年8月、F社に土地を売却し、施設を撤去しましたが、その際は、異臭が発生するなどはなかったということです。

町では、資料が残されていないため、地下に何があったかわからないが、7日、検出された硫化水素やシアン化水素、それに、塩素ガスを使った記録はないとしています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20210507/2050007106.html

 

5101815分にNHK奈良からは、傷つけたボンベ以外にもう1本ボンベが見つかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

警察と消防が8日、現場検証を行ったところ、パワーショベルで破損したボンベとは別に、長さ119センチ、直径24センチほどのボンベがもう1本、地中から見つかりました。

今回、掘削工事が行われた現場は、かつて町の水道局があった場所だということで、町は掘削が行われた周囲の敷地にボンベが埋まっていないか、今後、調査したいとしています。



https://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20210510/2050007131.html

 

 (2021年5月26日 修正1 ;追記)

2021525164分にNHK奈良からは、重体だった2人は意識が戻った、2本のボンベとも表面に塩素の元素記号が記されていた、水道局の建物が建設される前に埋められたものらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

この事故では作業員2人が意識不明の重体になっていましたが、25日までに2人とも意識が戻り、このうち1人は退院したということです。

現場からは2本のボンベが見つかっていて、警察が調べたところ、両方とも表面には塩素の元素記号が記され、このうち1本から塩素が検出されたということです。

ボンベが見つかった場所は、昭和42年に建てられた広陵町水道局の建物の下にあたり、町では、去年8月、地元の企業に土地を売却した際、建物を撤去しましたが、このときはボンベは見つかっていませんでした。

警察は、ボンベの腐食の程度などから、建物が建設される50年以上前に地下に埋められたとみて、詳しい経緯を調べています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20210525/2050007281.html

 

525124分にYAHOOニュース(読売新聞)からは、事故当時に検出されたシアン化水素はボンベからは検出されなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

奈良県警香芝署は現場検証でボンベ2本を回収し、中身について民間業者に鑑定を依頼したところ、塩素と水だったことが判明した。

事故当時に検出されたシアン化水素は、ボンベからは確認されなかった。

ボンベの表面の劣化や、以前あった水道施設が1967年に建設されていることなどから、県警は50年以上前にボンベが埋められたとみている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/95c889ec18fc3e47a1a8b51c604f19ab5b2dff71

 

(2021年9月15日 修正2 ;追記)

20219141726分にNHK奈良からは、警察が調べたが埋められた経緯は分からなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

警察は、土地を売却した町や工事を行っていた建設業者について、過失が無かったか調べを続けてきましたが、ボンベが埋められた経緯が明らかにならなかったということです。

こうしたことなどから、警察は、建設業者や町について、「事故は予見できなかった」などとして業務上過失傷害の容疑に問えないと判断し、先月24日に捜査を終結させたということです。

警察によりますと、埋められていたガスボンベはそれぞれ、1965年と1969年という刻印があり、両方とも表面には塩素の元素記号が記されていて、中から1965年のものは水が検出され、1969年のものからは塩素が実際に検出されたということです。




https://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20210914/2050008384.html 

 

 

 

 

 

 

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2021561351分にYAHOOニュース(北海道放送)から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。

今年1月、北海道の岩内港で海上保安庁の巡視船「えさん」を座礁させたとして、当時の船長と航海長が書類送検されました。  

業務上過失往来危険の疑いで書類送検されたのは、海上保安庁の巡視船「えさん」の当時の男性船長57歳と男性航海長55歳の2人です。

2人は今年1月2日、日本海の岩内港から「えさん」を出港させる際、海図や航海計器などで浅瀬の状況を確認するのを怠り、座礁させた疑いが持たれています。  

小樽海上保安部によりますと、現場周辺の水深は1112メートルほどで、「えさん」が浮かんでいるときに沈む深さ=喫水(きっすい)は4.6メートルでしたが、座礁した場所は水深4~5メートルの浅瀬になっていました。

「えさん」は、まる4日動けず、九州から呼び寄せた民間のタグボートで救出されました。  

2人は安全確認を怠ったこと認めているということですが、小樽海上保安部は、「海の安全を守るべき所属巡視船がこのような事故を起こしたことは、大変遺憾です。今後、このような事故を二度と起こさないよう、乗組員の指導を徹底し、再発防止に努める所存です」とコメントしています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9c2a560d2225d66897964c487f0abf371c908065

 

(ブログ者コメント)

写真を見ると、港出口の防波堤のそば。
立場が立場なのに、なぜ安全確認を怠ったのだろう?
その点をこそ知りたいものだ。

 

 

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2021561819分にNHK岩手から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

6日午前10時ごろ、盛岡市乙部の産業廃棄物処理会社「M資源」でガスバーナーの火が男性作業員の衣服に着火したと会社から消防に通報がありました。

火はおよそ1時間後に消し止められましたが、男性は全身にやけどを負い、その場で死亡が確認されました。

警察によりますと、遺体からは身分証などが見つからず、身元の特定ができていない状態ですが、会社への聞き取りなどから紫波町に住む72歳のアルバイトの男性だとみられるということです。

男性は当時、屋外でガスバーナーを使って不燃ゴミを切断する作業を1人でしていたということで、煙が上がっていることに同僚が気付いて駆けつけたときには、すでに火が燃え移っていたということです。

警察は、遺体の身元の特定を急ぐとともに、労働災害にあてはまる可能性もあるとして、作業中に安全措置が適正に取られていたかなど、事故当時の詳しい状況を調べることにしています。







https://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/20210506/6040010673.html 

 

 

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20215753分に高知新聞から下記趣旨の記事が、現場写真付きでネット配信されていた。

6日午前8時55分ごろ、吾川郡仁淀川町土居甲の坂道で停車していたトラックが動きだし、止めようと運転席にしがみついた高知市旭町1丁目のアルバイト男性(47)と一緒に、そばの茶畑に転落した。

男性はヘリで高知市内の病院に運ばれたが、腹などを強く打って約1時間半後に死亡が確認された。

佐川署によると、男性がトラック備え付けのクレーンで小型ショベルカーを荷台から下ろしたところ、車がバランスを崩し、動きだした。
車輪止めはしてあり、サイドブレーキも引かれていた。

男性は転落中にトラックとそばの石垣に挟まれたとみられるという。

現場は町池川総合支所の西約600メートル。
道幅約3メートルの町道で、ガードレールはない。

https://www.kochinews.co.jp/article/454658/ 

 

561851分にNHK高知からは、バランスが崩れて転落したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

6日午前9時ごろ、仁淀川町土居甲の町道で、高知市の片岡さん(47)がトラックに搭載されたクレーンを使って荷台に積まれた掘削機を降ろす作業をしていたところ、トラックが道路脇の畑に転落しました。

片岡さんはトラックと畑にあるブロック塀の間に挟まれ、ヘリコプターで高知市内の病院に運ばれましたが、およそ1時間半後に死亡しました。

警察は、掘削機を降ろしている際にバランスが崩れてトラックが転落したとみて、事故の詳しい状況を調べています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kochi/20210506/8010011316.html

 

 

 

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2021551845分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

事故の状況などを記録するドライブレコーダーについて、NHKが大手鉄道会社の設置状況を調べたところ、設置を進める会社がある一方で、一部の会社は設置しておらず、まだ十分に広がっていないことが分かりました。

先月2日、台湾で特急列車が脱線した事故では、運転台に設置されたカメラに線路脇で横転したトラックと衝突した様子が記録されていて、原因の調査に活用されています。

国内では、鉄道車両に映像による記録装置、いわゆるドライブレコーダーの設置は義務づけられていませんが、16年前のJR福知山線の脱線事故のあとの国の検討会では、設置が望まれるとされました。

NHKは先月、JRと日本民営鉄道協会に所属する大手私鉄合わせて22社に、保有する編成のドライブレコーダーの設置数、その理由などについてアンケート形式で質問を送り、全社から回答を得ました。

【JR】

JR各社では、新幹線を除く在来線で、JR西日本がすべての編成に、JR東海は他社線に乗り入れる2編成を除くほぼ全ての編成に設置したということです。

JR東日本は、首都圏を走る編成は全て、全体では6割近くで設置したとということです。

設置の理由について、事故などの際に警察の現場検証が短くなり、運転再開までの時間を短くできて安定運行につながることや、再発防止に役立つからなどとしています。

またJR九州は、設備の点検に役立つとして一部編成に設置し、今後導入を進めるとしています。

一方、JR北海道とJR四国は、全く設置していないと回答しています。

設置しない理由についてJR北海道は「義務化されている設備はしっかり設置し、その他の設備の設置は未定です」とし、JR四国は「整備およびランニングコストなどに多額の費用を要するため、設置は見送っている」としており、今後も未定としています。

【私鉄】

大手私鉄各社では、京王電鉄、東急電鉄、京阪電鉄がすべての編成に導入しています。

また、導入は一部編成にとどまる名古屋鉄道は「着実に設置を進める」、西日本鉄道は「新車導入や更新で設置していく予定」、東武鉄道は「事故などの原因究明を目的に現在2編成に試験的に設置しているが、早期の運転再開にも寄与すると考えられる」として、今後、設置を進めていきたいとしました。

また2編成に設置している京成電鉄、1編成に設置している阪神電鉄、6編成に設置している相模鉄道は、今後については未定としています。

西武鉄道、小田急電鉄、京急電鉄、東京メトロ、近鉄、南海電鉄、阪急電鉄では設置している編成はなく、いずれの会社も今後の設置も未定だとしています。

設置しない理由について、西武鉄道は「ドライブレコーダーは、搭載により安全性が上昇するというものではないため、安全設備としての優先度は低くなっています。投資効果を整理した上で設置を検討していきたい」としています。

小田急電鉄は「事象発生を未然に防ぐことに注力し、ホームドアの設置などに取り組んでいます」としています。

京急電鉄は「現場検証の時間短縮などに活用できるのであれば検討可能性あり」としています。

東京メトロは「踏切は全線で1か所のみで、ホームについてはホームドアを8割以上で設置し鋭意進めているところです」としています。

近鉄は「他の安全設備を優先したい」としています。

南海電鉄は「保守メンテナンスの効率化も含め、AI技術を取り入れた総合的に活用出来る装置の設置が望ましいと考えています」としています。

阪急電鉄は「新技術を取り入れて安全確保を実現していくための1つの手段として、活用方法を含めて検討中」としています。

 

鉄道工学の専門家で、国の運輸安全委員会の鉄道部会長を務めた日本大学の松本陽上席研究員は、事故の直前の状況が分かるので原因調査に役立つだけでなく、踏切など施設の改良や運転士の技術の向上にもつながるとして、設置することが望ましいとしています。

その上で、ドライブレコーダーがタクシーやバスでここまで普及している中で、行政が鉄道車両に設置することのメリットを整理して普及が進むように促していくことが必要だと指摘します。

松本上席研究員は「事故には至らなかった“インシデント”事故の予兆は、映像を見るということで非常によく分かる。ドライブレコーダーが事故の未然の防止にも非常に役に立つということが今ひとつ理解されてないと思う。“インシデント”に活用できるということを認識していただければ、もっと普及は進むのかなと思っています」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20210505/1000063997.html 

 

 

 

 

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202155140分にYAHOOニュース(ドライバーWeb)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

ここ最近も地震が頻発しているが、大地震が起きたときの道路上での対応は、「大規模地震対策特別措置法」や「災害対策基本法第76条」の63項に、災害時における車両の移動等として規定されている。

ここでは、駐車車両が緊急通行車両の通行を妨害し災害応急対策に支障が生じるおそれがある場合に必要な措置をとれることが明記されていて、移動のほか、大規模火災で駐車車両が延焼の要因となる場合には、やむをえない限度で破損が許される。

災害対策基本法では、その際に被った経済上の損失…例えばドアロック解除やサイドブレーキを外すために割ったガラスの修理代や車両の変形の修理代などを、国または地方自治外が補償しなければならないとしている。

津波や火災などで愛車を置いて避難しなければならないときは、駐車はなるべく道路外へ。
それが無理なら、左側に寄せてエンジンを止める。

キーは付けた(車内に置いた)ままとし、延焼防止のため、窓とドアはきっちり閉める。
ドアロックはしない。

盗難の心配もあるが、非常時には命を守る行動を優先すべきだ。

このとき、車検証は必ず持って避難したい。

盗難に遭った際に転売を防ぐことができ、クルマが津波などで流されて行方不明になっても、抹消登録が簡単にできる。
また、避難のため駐車したクルマを盗まれて事故を起こされたとしても、所有者の注意義務違反には当たらない。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f846d6ed79f0dcceea548294483871b61aead773

 

 

 

 

 

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202155日付で労働新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

茨城・鹿嶋労働基準監督署は、労働者死傷病報告を遅滞なく提出しなかったとして、建設業のU物産(茨城県神栖市)と代表取締役、および同社のグループ会社である仏壇業のK堂(茨城県神栖市)と常務取締役を労働安全衛生法第100条(報告等)違反の疑いで水戸地検土浦支部に書類送検した。

K堂のベトナム人労働者がマグネットに吸い寄せられた鋼材に左手指を挟まれ、骨折する労働災害が発生している。

災害は令和2年4月7日、上杉物産の工場内で発生した。

K堂から派遣されていたベトナム人労働者は、油圧ショベルのアームの先端にマグネットで吸着していた鉄板の下に添え木として、鋼材を置く作業をしていた。

鋼材がマグネットに吸い寄せられ、左手指を鋼材と鉄板の間に挟んで、4月8~末日まで休業している。

同労基署は、被災者が実質的な派遣労働者であったとして派遣法上の読みかえ規定を適用し、U物産とK堂のいずれも送検対象としている。

https://www.rodo.co.jp/column/105372/

 

 

 

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近所を散歩中、古い電柱の引き抜き現場に遭遇した。
こんな現場を目撃することは、もう二度とないだろうと思い、持っていたカメラで撮影。
なるほどと感心した、その職人ワザを紹介する。
ちなみに、作業員の方の顔が判別できる写真は個人情報保護の観点からマズイと思い、そのため掲載写真の枚数は少なくなっている。

*****

黄色いのが撤去する電柱。
コンクリート製だ。
その後ろには新しい電柱が隠れている。

まずは、電柱の下部にカッターで切込みを入れる。

次に、削岩機のような道具を使って、電柱根元のアスファルトを崩して取り除く。
音はさほど大きくなかった。

そして根元を掘り下げるようにして土を取り除く。
なるほど、こういう道具を使えば、局所的に掘り下げることができるのだ。

これで準備完了。
いよいよ引き抜きだ。

まずは地上2~3m高さの位置にワイヤーロープを絡ませる。
そして地上50cmぐらいの位置には普通のロープを絡ませる。

その後、クレーンでワイヤーロープをグイッグイッと徐々に持ち上げて電柱を引き抜いて行った。


その時に思ったこと。

そうか!電柱下部に切り込みを入れたのは、クレーンで引き抜く際、そのままだと斜めに力がかかってしまうため、その力を垂直方向に変えるためではないかと。
真偽のほどは定かでないが・・・

電柱が抜けた後は、作業員が電柱下のロープを引っ張るなどして位置調整しながら電柱を斜めにし、電線に引っ掛からないよう注意しつつ、徐々に下げていく。

そして、ついには水平にして地上に置き、これで一連の作業は終了した。

懸念したのは電線への引っ掛かりだが、一度もヒヤリとすることはなく、密状態に張られた電線を、ほとんど揺らすことなく、電柱は下がっていった。

見事な職人ワザに感心した次第。

 

 

 

 

 

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2021531846分にYAHOOニュース(FNN PRIME)から『“深夜0時”に高速なぜ渋滞? トラックが次々と迷惑停車』というタイトルで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

いつもと違う、静かなゴールデンウィーク。
高速道路の渋滞も、例年ほどではない。

その一方、東名高速道路では、毎晩、日付が変わる直前に謎の渋滞が発生している。

いったい何が起きているのか。

午後1150分ごろの東京料金所付近で、路肩に駐車する大型トラック。

高速道路上での駐車は、道路交通法で禁止されているにもかかわらず、その後もトラックは、次々と路肩に駐車。
午後1155分になると、路肩には、ずらりとトラックの列ができた。

路肩だけではなく、なんと本線に合流する加速車線にも、トラックが駐車。



大事故につながりかねない、危険な行為。

料金所付近に動きがあったのは、午後1157分。
少しずつ本線にトラックが増えてくると、路肩に止まっていたトラックも、本線へノロノロと移動を始めた。

しかし、その前にいた数台のトラックは、まだ料金所に進まない。



そのため、料金所手前は、みるみるうちに混雑してきた。

そして午前0時、3車線はすべてトラックなどで埋め尽くされ、車は、ほぼ動かない状態になった。

実は、この原因は、“深夜割引”。

午前0時から午前4時の間に料金所を通過すれば3割引きとなるため、長距離トラックなどが割引スタート時刻の午前0時に合わせて、一斉に料金所へと押し寄せていた。

トラックが0時待ちをするのは、料金所手前だけではない。

東京料金所に近い海老名SAでも、0時待ちをする大型トラックがずらりと並んでいた。

午後10時前には、小型車の駐車スペースにまで、トラックが止まる満車状態となっていた。

トラック運転手の1人は、苦しい胸の内を明かした。

トラック運転手「会社が“深夜割引”を使ってくれと言うから、割引でドライバーに負担がかかるのは、“ちょっとな...”と思う」

ゴールデンウィークに入った日は、料金所付近で車が動かなくなるような渋滞は見られなかった。

しかし、ゴールデンウィーク期間中、感染対策として高速道路の休日割引が中止となる一方、深夜割引は引き続き適用されるため、午前0時ごろには、多くの乗用車が料金所を通過していった。

割引目当ての深夜の渋滞について、NEXCO中日本は、FNNの取材に、「午前0時前後に一時的に料金所手前で車両の停止・滞留が発生していることは認識している」としたうえで、「交通安全上の観点から問題意識を持っている」とコメントしている。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/7e52b78a2b8cda3ab252c21d9dc85b1367a394ff 

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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