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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20211014193分に朝日新聞から下記趣旨の記事が、遊具の写真付きでネット配信されていた。

14日午前1020分ごろ、岡山市北区富原の認可保育園「S保育園」から、2歳の男児が園庭の遊具に首が挟まった状態で見つかった、と119番通報があった。

男児は病院に運ばれたが、意識不明の重体。

遊具は園が独自に改修し、その部分で事故が起きたとみられ、岡山西署は業務上過失傷害容疑を視野に原因を調べている。

岡山西署や園の説明によると、男児を含む2歳児クラスの17人が午前950分ごろから園庭で遊んでいた。

その後、滑り台やうんていが一体となった複合型の遊具に男児が入ったまま戻ってこないことに保育士が気づいた。

捜したところ、遊具の柵と高床の隙間に首を挟まれた状態の男児が見つかった。
体を立てたまま、ぐったりしていたという。

園によると、当時、保育士3人が園庭の園児の見守りを担当していた。

柵は2008年の開園後、園児らが通り抜ける際に頭部をぶつけることがあったため、園側が独自に設置。

男児が挟まれた幅20センチ前後の隙間は、その際にできたという。

平松園長は取材に、「園児と家族には大変申し訳ない。柵をつけた際、隙間をつくらず全面をふさいでしまえばよかった」と話した。

近く、保護者向けの説明会を開くという。

園のホームページによると、園は05歳児を預かり、定員は80人。

 

【保育所の事故は年々増加、遊具では滑り台が最多】

保育所や幼稚園で起きる子どもの事故の報告件数は年々増えている。

内閣府によると、2020年に全国の教育・保育施設で起きた事故は過去最多で2015件。
意識不明となったケースは14件あり、これとは別に5人が死亡した。

事故の起きた場所は園庭を含む室外が最も多く994件。
室内が次いで826件だった。

施設別では、認可保育所での発生が最も多く1081件だった。

今回の事故は、保育所の園庭にある遊具で起きた。

消費者庁によると、099月~1512月に報告のあった、遊具で起きた12歳以下の子どもの事故は1518件。

親が目を離したすきに滑り台から落下、滑り台の手すり部に服が引っかかって首が締め付けられた、滑り台の柵を越えて遊んでいて落下したなど、遊具の種類が特定できた中では、滑り台での事故が440件で最も多い。

同庁は、遊具の対象年齢を守ることや保護者など大人が付き添うこと、ひもやフードのついた服は遊具に引っかかる危険性があるため、服装や持ち物に注意することなどを呼びかけている。

https://www.asahi.com/articles/ASPBG574TPBGPPZB00L.html 

 

1014217分に毎日新聞からは、挟まれた場所は遊具を上るための板の向こう側で、保育士からは死角になっていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

県警岡山西署などによると、約20分前から男児ら17人が園庭で遊んでいた。

滑り台やうんていが一体になった複合遊具から男児が出てこなかったため、保育士が遊具の中をのぞき込んで発見した。

男児は背丈ほどの高さにある2階部分の床板(高さ約1メートル)と、約20センチ下にある仕切り板の隙間に首が挟まった状態で、足は地面に着いていた。

当時は担任の保育士ら3人が園庭で見守っていたが、遊具を登るための板の向こうに男児がいたため、死角になっていたという。

同園によると、遊具は2008年の開園当初からあるが、男児が挟まった仕切り板は子どもが中を走り回って頭をぶつけるなどしないよう、後から設置したという。

https://mainichi.jp/articles/20211014/k00/00m/040/237000c 

 

10141619分にYAHOOニュース(山陽新聞)からは、隙間が生じることになった仕切り板は、遊具内で頭を打ち園児が相次いだため、通れなくする目的で設置したなど下記趣旨の記事が、挟まれた隙間のマーキング写真付きでネット配信されていた。

挟まれた隙間は、遊具の脚の間にある仕切り板と高床部分の間。
男児は頭を入れ、立ったような状態だった。

隙間は男児の首の位置くらいの高さにあり、男児が頭を入れて抜けなくなったとみられるという。

同署は、業務上過失傷害容疑も視野に調べている。

園によると、複合遊具は2008年の開園当初から設置されていたが、遊具内に三輪車で入った園児が相次いで頭を打ったため、後から仕切り板を取り付けたという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/deba3922721d05abe6eb8c2ddc0eec2cd9870ad7 

 

※以下は、挟まれた隙間のクローズアップ映像。

10141657分 NHK岡山)

https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20211014/4020010650.html

 

10151731分にNHK岡山からは、挟まれた場所は遊具の壁に隠れていた、トンネル状の仕切り板は遊具会社に依頼して取り付けたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

警察や保育園によりますと、男の子は同じクラスの16人の園児と一緒に遊んでいて、そばには3人の保育士がいましたが、事故が起きた柵のある場所は、一部が遊具の壁に隠れて、周囲から見えにくかったということです。

また、この柵は、平成20年に開園したあと、子どもたちが柱の間を通り抜ける際に頭をぶつけることがあったため、保育園が安全のため遊具を製造した会社に依頼して取りつけたということで、その際に隙間ができました。

(以下は音声のみの情報)
・・・この遊具の下を三輪車などに乗って走り回り、頭をぶつけてしまう園児が相次いだという。

そこで、クッションをつけたりしたが、かがんで歩くようにしたほうが安全だと考え、遊具を製造した会社に依頼してトンネルの柵を付けたという・・・





https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20211015/4020010663.html

 

10151954分に山陽新聞からは、岡山市や県は保育施設などに対し遊具の再点検などを求める通知を出したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

岡山、倉敷市は15日、遊具を再点検し、安全管理を徹底するよう、保育施設などに通知した。

岡山市は、認可外を含む保育施設、幼稚園、認定こども園計356施設に通知。
子どもの首や頭、体などが挟まる隙間はないか、大型遊具などが使用年齢に適したものかを点検するとともに、保育や見守り体制について確認するよう求めている。

市保育・幼児教育課は、「各園で、いま一度、安全点検を進めてほしい」としている。

県も、同市を除く市町村に対し、文書で遊具の再点検を求めた。

県子ども未来課によると、約500施設が対象で、これを踏まえ、倉敷市は保育園や認定こども園など約200施設に事故防止に努めるよう通知。
同市教委は、公立幼稚園、小学校でも事故につながる可能性のある遊具がないか確認している。

https://www.sanyonews.jp/article/1186297?rct=area_okayama
 

 

(2021年11月16日 修正1 ;追記)

2021111607分にYAHOOニュース(山陽新聞)からは、男児は死亡したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

男児が15日、入院していた同市の病院で死亡した。
県警への取材で分かった。

県警によると、男児は集中治療室(ICU)に入っていたが、同日午前、医師が死亡を確認したという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d28dfe0fbb688539534544c5cf052372232f25f8

 

(2022年11月15日 修正2 ;追記)

202211141622分にNHK岡山からは、それまで事故がなかったので危険意識が低かったなどと指摘した事故報告書を審議会が提出した、会長の児童精神科医は安全と思われる遊具でも子どもはいろいろなトライをするので様々な想定で安全対策することが大事だなどと述べたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

死亡した事故について検証してきた岡山市の審議会は、再発防止に向けた提言などを盛り込んだ報告書を大森市長に提出しました。

市に対して保育体制の拡充や、事故の事例などを迅速に保育施設どうしで共有することなどを求めています。

・・・

この中では、当時、基準を上回る保育士が配置されていたものの、事故が起きた箇所について、それまではけがや事故がなく危険だという意識が低かったことや、園庭から見て死角になっているため、子どもの様子を確認しづらい状態だったことが重なり、発見が遅れ、重大事故につながった可能性があると指摘しています。

その上で、再発を防止するため、市に対し、保育体制の拡充などを求めています。

具体的には、

▽子どもの視点で遊具の点検などを行い、実施の有無を確認すること
▽人員体制の充実に向けて配置基準の見直しについて国に働きかけること
▽事故やいわゆる“ヒヤリハット”の事例の収集に努めた上で、迅速に保育施設どうしで共有し研修を実施すること

などを挙げています。

・・・

審議会の会長を務める、児童精神科医の中島洋子さんは、報告書を提出した後の記者会見で「今回の一番の問題点は、遊具の危険箇所について、危険だという認識が薄く、見守りが薄かったことに加え、その場所が死角になってしまっていたことだ」と指摘しました。

その上で、中島会長は「子どもたちは安全だと思えるような遊具でさえ、いろいろなトライをするので『ひょっとしたら』というようなさまざまな想定をして、安全対策をすることが大事だ」と述べました。

また、「子どもたちにはしっかりと園庭で体を動かして遊ばせたいので、『あれもだめ、これもだめ』ではなく、子どもたちの遊びに寄り添えるような保育計画も大切だ。また市には、遊具に関する実例を交えた研修などもしっかり行ってほしい」と求めました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20221114/4020014748.html 

 

 

    

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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