2013年11月13日13時23分にNHK高知から、11月13日11時22分に高知放送から、11月14日付で朝日新聞高知全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前8時50分ごろ、大豊町の製材工場「KO製材」で、作業員の男性(39歳)が木材のチップを運ぶベルトコンベヤーのローラーに巻き込まれた。
男性は右腕を切断する大けがを負って高知市内の病院に運ばれ、手当てを受けたが、およそ20時間後の13日午前5時に死亡した。
「KO製材」によると、男性はベルトコンベヤーに入り込んだ異物を取り除こうとして腕を出したところ、巻き込まれたということで、警察が事故の原因を詳しく調べている。
男性は、製材の工程で出る端材を運ぶベルトコンベヤーに不純物が混じっていないか、1人で点検していたとみられている。
「KO製材」は、高知県からの補助金を受けて大豊町に建設され、ことし8月に稼働を開始した四国最大の生産能力を持つ製材工場で、死亡事故が起きたのは、今回が初めて。
岡田工場長は、「工場が稼働したばかりで大事故を起こしてしまい、大変申し訳ない。トラブルが起きた場合は、必ず機械をいったん止めて作業することなど、安全管理を徹底し、再発防止に努めていきたい」と話している。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kochi/8013014181.html?t=1384388144029
https://www.rkc-kochi.co.jp/news/rkc_list02.html
(2013年12月6日 修正1 ;追記)
2013年11月13日付の高知新聞紙面に、以下の補足的記事が掲載されていた。
ベルトコンベヤー下部のローラー(直径約40cm)に男性が巻き込まれたのに気付いた同僚が119番通報した。
(2014年3月11日 修正2 ;追記)
2014年3月11日0自23分にNHK高知から、ローラー回転部に覆いがなかったとして工場長らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
高知労基署は、コンベヤーのローラーの回転部分に接触防止の覆いをつけていなかったとして、10日、この会社と工場長を労安法違反の疑いで書類送検した。
同署によると、工場にある機械のモーターや歯車など、作業員が接触してケガをするおそれがある部分には覆いを取り付けることが法律で義務づけられているが、事故が起きたベルトコンベヤーのローラーの回転部分には、覆いがなかったという。
このため、同署は10日、この会社と、安全を管理する立場にあった58歳の工場長を、労安法違反の疑いで書類送検した。
工場では、事故のあと、覆いを取り付けたということで、KO製材では「操業開始以来、安全面は特に注意してきたが、結果として大きな事故を起こしてしまい大変申し訳ない。労働基準監督署の判断を真摯に受け止め、信頼を回復出来るよう努めていきたい」と話している。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kochi/8015859241.html?t=1394487515150
2014年3月11日付で毎日新聞高知版からも、同主旨の記事がネット配信されていた。
容疑は、ベルトコンベアーのローラーに巻き込み事故防止のカバーを設置していなかったとしている。
同署によると、工場長は「ローラーとの接触部分が危険だという認識がなかった」と容疑を認めているという。
出典URL
http://mainichi.jp/area/kochi/news/20140311ddlk39040359000c.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。