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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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日本アルキルアルミ社のHPに、以下の情報が掲載されていた。

 

アルキルアルミ類は周知の通り、漏洩して空気中の酸素に接触すると自然に発火し、また水との接触により、急激な反応を起こし可燃性ガスを発生し、爆発的な火炎を発生します。


その為、消防法では危険物第3類(自然発火性物質及び禁水性物質)に分類されて、その取扱には十分な注意が必要です。また、消火方法としては、バーミキュライトや粉末消火器(ドライケミカル)等による空気との接触を遮断する以外に現在消火に対する有効な手段はありません。そのため、漏洩して燃焼しているアルキルアルミに水をかけて消火する事は、厳禁とされております。


しかし、弊社の親会社であるアルベマール社(世界最大のアルキルアルミ類の製造会社)では、アルキルアルミ製造プラントのある米国テキサス州パサデナ工場で、アルキルアルミの漏洩火災に対し微細な粒径の水を噴霧することにより、爆発的な反応を起こさないで、比較的穏やかに且つ速やかにアルキルアルミを水と反応させてしまい、消火させる事が可能であることを見いだし、既にそのプラントのみならず顧客のアルキルアルミ取扱場所等では、水噴霧消火設備が設置されております。

 

この事実を踏まえて、水噴霧による燃焼の制御の可能性を確認するため、東京消防庁警防部特殊災害課殿が、2003年1月30日(木)に、東京都葛飾区にある東京消防庁第7消防方面訓練所(奥戸訓練所)において、同庁消防科学研究所が開発された微細粒径の水を噴霧できるノズル等を使用して、アルキルアルミの漏洩による火災の燃焼の制御実験を実施されました。

実験の実施に当たり、弊社はアルキルアルミの提供を行い、また弊社が開発した水噴霧ノズルを使用しての燃焼の制御実験も実施していただきました。


尚、実験は概ね成功裡に終わりましたが、詳細な実験内容や結果につきましては、東京消防庁警防部特殊災害課殿にお問い合わせ願います。


出典URL

http://www.naa.co.jp/focus/f_034a.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

10年前の情報で恐縮だが、ブログ者には初耳情報。参考までに紹介する。

 

思うに、夏場、屋外で冷却用に使われている「ドライミスト」のようなものを噴霧するということかもしれない。

ちなみに、「ドライミスト」は能美防災㈱の登録商標だが、該社HPの「ドライミスト」を紹介したページには、消火関連の記述はなかった。

http://www.nohmi.co.jp/product/drymist.html

 

東京消防庁HPにアクセスするなどして調べてもみたが、これ以上の情報は見つからなかった。

有効性は認めても法改正となると難しい・・・ということだろうか?

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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