本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。 それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。 本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。 一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。 (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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産業安全とは関係のない出来事だが、大規模天災の記録として、ブログ者の目に止まった記事の概要を以下のとおりに紹介する。
[竜巻発生の初期報道]
(2012.5.6 14:41 msn産経ニュース ;被害状況写真多数掲載)
6日午後1時10分ごろ、茨城県つくば市役所に「竜巻で納屋が飛んだ」と住民から通報があった。
警察などによると、200棟以上の建物が倒壊、破損するなどして10人以上が搬送された。市内の広範囲が停電し、幼稚園や県営住宅のガラスが割れたとの情報もある。
同市は災害対策本部を設置して対応に当たる。
水戸地方気象台によると、茨城県内は6日、早朝から県全域に雷注意報が出ていた。
午後1時20分ごろには、水戸でひょうを観測。
つくば市によると「市内では昼ごろに突風が吹き始めていた」という。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120506/dst12050614430014-n1.htm
[F2竜巻とは]
(2012.5.8 01:17 msn産経ニュース ;藤田スケール解説表掲載)
竜巻などの突風の強さを測る「藤田スケール」で、上から4番目の「F2」と気象庁が推定した茨城県つくば市などで発生した竜巻。
F2以上の竜巻は過去にも発生、大きな被害をもたらしてきた。
気象庁によると、
○平成2年12月に千葉県茂原市で、F2を上回るF3の竜巻が発生。1人が死亡、73人が負傷した。
○11年9月には、愛知県豊橋市でF3の竜巻を観測。死者は出なかったが、400人以上が負傷した。
○18年に宮崎県延岡市で生じたF2の竜巻では、死者3人を含む146人が死傷。住宅被害は約430棟に及んだ。
○同年11月、戦後最悪の人的被害をもたらしたF3の竜巻が北海道佐呂間町で発生。トンネル掘削工事の現場を直撃し、作業員ら9人が巻き上げられ死亡した。風で4トントラックが数10m移動し、がれきの一部が約15km先まで飛ばされるなど、竜巻の破壊力を見せつけた。
○昨年12月にも、鹿児島県徳之島町で3人が死亡したF2の竜巻が起きている。
気象庁によると、平成3~20年に観測されたF2の突風は21件、F3は2件。発生頻度は、F2以上の突風が毎年1回以上起きる計算だ。
一方、同庁は「F4以上の突風は国内での観測例はない」としている。
藤田スケールは、風速計では測定が困難な竜巻などの風速を被害状況から推定する国際基準として、米シカゴ大教授で世界的な気象学者、藤田哲也氏が昭和46年に考案した。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120508/dst12050801210007-n1.htm
[茨城、栃木で竜巻3本発生]
(毎日新聞 最終更新2012年05月08日21時54分 ;竜巻3本進路模式図掲載)
茨城県つくば市などを6日襲った竜巻災害で、水戸地方気象台は8日、同県筑西市から桜川市にかけて起きた突風について「竜巻の可能性が高い」と発表した。
宇都宮地方気象台は同日、栃木県真岡市を起点とする突風について竜巻と断定。
これにより竜巻は、つくば市分を加え3本発生したとみられる。
一方、福島県会津美里町でも6日に突風が確認されており、福島地方気象台は8日、「竜巻の可能性があるが特定できなかった」との見解を示した。
水戸地方気象台によると、筑西市内を起点とする突風の強さは「藤田スケール」で「F1」。直線距離では長さ約21kmに及んだ。
損壊した家屋などの飛散物が断続的に帯状に分布し、風向きの一部に回転性がみられたという。
宇都宮地方気象台によると、栃木県真岡市から茨城県常陸大宮市にかけて発生した竜巻の強さは「F1〜F2の間」と推定。長さは直線距離で約25kmで、幅は真岡市内では約300mと判明した。
http://mainichi.jp/select/news/20120509k0000m040102000c.html
[茨城県における人や建物の被害状況]
(2012年5月8日 茨城新聞)
6日午後0時45分ごろ、つくば市で竜巻が発生、本県や栃木県などで被害が相次いだ。
県内ではつくば市北条で自宅にいた男子中学生(14)が死亡し、42人がけが。
建物被害は1082棟に上り、このうち家屋は953棟が損壊した。
県は同日付で、同市と筑西、桜川、常陸大宮の4市に災害救助法を適用した。
警察によると、竜巻で死亡した中学生は自宅が崩れ、下敷きとなった。死因は外傷性窒息死の疑い。
県によると、つくば市37人、桜川市2人、常陸大宮、筑西、ひたちなか(降ひょう被害)の3市で各1人がけが。
県やつくば市によると、家屋損壊はつくば市827棟のほか、筑西市87棟、桜川市21棟、常陸大宮市15棟、常総市3棟。つくば市内では170棟が全壊し、半壊も207棟に上った。
最大約2万1千世帯が停電し、7日午後10時現在、つくば市内の約200世帯が復旧していない。同市では一部地区で断水し、数人が市の避難所に避難。同日休校した市立筑波東中と同吉沼小は8日から再開し、建物や通学路などが被害を受けた同筑波幼稚園と同北条小は8日も休校となる。
http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13364129531260
[栃木県における人や建物の被害状況]
(5月9日 下野新聞朝刊)
県東部で6日発生した竜巻による建物被害は真岡市、益子町、茂木町、市貝町で計943棟に拡大したことが8日、4市町への取材で分かった。
同市は「建物損壊の申告は続いており、被害棟数は今後さらに増える可能性がある」としている。
8日時点のまとめによると、茂木町で一部損壊が20棟増えたほか真岡市で全壊2棟、半壊4棟、一部損壊3棟の新たな被害を確認した。
重軽傷者は計10人で変わらない。
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/news/20120508/778885
(2012年6月11日 修正1 ;追記)
①2012年5月31日18時45分にmsn産経ニュースから、国内最大級の竜巻であったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
茨城県などの竜巻被害を受け「竜巻注意情報」の改善を議論する気象庁の検討会が31日、初会合を開いた。
検討会委員で東京工芸大の田村幸雄教授(耐風工学)は茨城県つくば市の竜巻について、局地的に国内最大級の風速100m超だった可能性を指摘した。
田村教授は竜巻の強さを示す藤田スケールについて「少なくともF3(約5秒間の平均風速70~92m)以上で、F4(約4秒間の平均風速93~116m)の可能性もある」との見解を示した。
気象庁は現時点ではF2(約7秒間の平均風速50~69m)との見解。
国内ではF4の竜巻はこれまで観測されていない。
田村教授によると、被害の激しかったつくば市北条地区で2階建て木造住宅が基礎ごと倒れた。住宅の重さを50~60トン程度として計算すると、100mを超える風速がないと倒れないとの結果が出た。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120531/dst12053118450019-n1.htm
②2012年6月8日16時50分に共同通信から、気象庁がF3に引き上げたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
気象庁は8日、茨城県つくば市で5月に甚大な被害をもたらした竜巻の強さを表す「藤田(F)スケール」を、当初発表のF2(7秒間の平均風速50~69m)からF3(5秒間の平均風速70~92m)に上方修正した。
F3は、6段階(F5~0)のうち、強い方から3番目。国内ではこれまでF4以上は確認されておらず、北海道佐呂間町で2006年に9人が死亡した竜巻などと同クラスの国内観測史上最強級となる。
出典URL
http://www.47news.jp/CN/201206/CN2012060801001588.html
[竜巻発生の初期報道]
(2012.5.6 14:41 msn産経ニュース ;被害状況写真多数掲載)
6日午後1時10分ごろ、茨城県つくば市役所に「竜巻で納屋が飛んだ」と住民から通報があった。
警察などによると、200棟以上の建物が倒壊、破損するなどして10人以上が搬送された。市内の広範囲が停電し、幼稚園や県営住宅のガラスが割れたとの情報もある。
同市は災害対策本部を設置して対応に当たる。
水戸地方気象台によると、茨城県内は6日、早朝から県全域に雷注意報が出ていた。
午後1時20分ごろには、水戸でひょうを観測。
つくば市によると「市内では昼ごろに突風が吹き始めていた」という。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120506/dst12050614430014-n1.htm
[F2竜巻とは]
(2012.5.8 01:17 msn産経ニュース ;藤田スケール解説表掲載)
竜巻などの突風の強さを測る「藤田スケール」で、上から4番目の「F2」と気象庁が推定した茨城県つくば市などで発生した竜巻。
F2以上の竜巻は過去にも発生、大きな被害をもたらしてきた。
気象庁によると、
○平成2年12月に千葉県茂原市で、F2を上回るF3の竜巻が発生。1人が死亡、73人が負傷した。
○11年9月には、愛知県豊橋市でF3の竜巻を観測。死者は出なかったが、400人以上が負傷した。
○18年に宮崎県延岡市で生じたF2の竜巻では、死者3人を含む146人が死傷。住宅被害は約430棟に及んだ。
○同年11月、戦後最悪の人的被害をもたらしたF3の竜巻が北海道佐呂間町で発生。トンネル掘削工事の現場を直撃し、作業員ら9人が巻き上げられ死亡した。風で4トントラックが数10m移動し、がれきの一部が約15km先まで飛ばされるなど、竜巻の破壊力を見せつけた。
○昨年12月にも、鹿児島県徳之島町で3人が死亡したF2の竜巻が起きている。
気象庁によると、平成3~20年に観測されたF2の突風は21件、F3は2件。発生頻度は、F2以上の突風が毎年1回以上起きる計算だ。
一方、同庁は「F4以上の突風は国内での観測例はない」としている。
藤田スケールは、風速計では測定が困難な竜巻などの風速を被害状況から推定する国際基準として、米シカゴ大教授で世界的な気象学者、藤田哲也氏が昭和46年に考案した。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120508/dst12050801210007-n1.htm
[茨城、栃木で竜巻3本発生]
(毎日新聞 最終更新2012年05月08日21時54分 ;竜巻3本進路模式図掲載)
茨城県つくば市などを6日襲った竜巻災害で、水戸地方気象台は8日、同県筑西市から桜川市にかけて起きた突風について「竜巻の可能性が高い」と発表した。
宇都宮地方気象台は同日、栃木県真岡市を起点とする突風について竜巻と断定。
これにより竜巻は、つくば市分を加え3本発生したとみられる。
一方、福島県会津美里町でも6日に突風が確認されており、福島地方気象台は8日、「竜巻の可能性があるが特定できなかった」との見解を示した。
水戸地方気象台によると、筑西市内を起点とする突風の強さは「藤田スケール」で「F1」。直線距離では長さ約21kmに及んだ。
損壊した家屋などの飛散物が断続的に帯状に分布し、風向きの一部に回転性がみられたという。
宇都宮地方気象台によると、栃木県真岡市から茨城県常陸大宮市にかけて発生した竜巻の強さは「F1〜F2の間」と推定。長さは直線距離で約25kmで、幅は真岡市内では約300mと判明した。
http://mainichi.jp/select/news/20120509k0000m040102000c.html
[茨城県における人や建物の被害状況]
(2012年5月8日 茨城新聞)
6日午後0時45分ごろ、つくば市で竜巻が発生、本県や栃木県などで被害が相次いだ。
県内ではつくば市北条で自宅にいた男子中学生(14)が死亡し、42人がけが。
建物被害は1082棟に上り、このうち家屋は953棟が損壊した。
県は同日付で、同市と筑西、桜川、常陸大宮の4市に災害救助法を適用した。
警察によると、竜巻で死亡した中学生は自宅が崩れ、下敷きとなった。死因は外傷性窒息死の疑い。
県によると、つくば市37人、桜川市2人、常陸大宮、筑西、ひたちなか(降ひょう被害)の3市で各1人がけが。
県やつくば市によると、家屋損壊はつくば市827棟のほか、筑西市87棟、桜川市21棟、常陸大宮市15棟、常総市3棟。つくば市内では170棟が全壊し、半壊も207棟に上った。
最大約2万1千世帯が停電し、7日午後10時現在、つくば市内の約200世帯が復旧していない。同市では一部地区で断水し、数人が市の避難所に避難。同日休校した市立筑波東中と同吉沼小は8日から再開し、建物や通学路などが被害を受けた同筑波幼稚園と同北条小は8日も休校となる。
http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13364129531260
[栃木県における人や建物の被害状況]
(5月9日 下野新聞朝刊)
県東部で6日発生した竜巻による建物被害は真岡市、益子町、茂木町、市貝町で計943棟に拡大したことが8日、4市町への取材で分かった。
同市は「建物損壊の申告は続いており、被害棟数は今後さらに増える可能性がある」としている。
8日時点のまとめによると、茂木町で一部損壊が20棟増えたほか真岡市で全壊2棟、半壊4棟、一部損壊3棟の新たな被害を確認した。
重軽傷者は計10人で変わらない。
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/news/20120508/778885
(2012年6月11日 修正1 ;追記)
①2012年5月31日18時45分にmsn産経ニュースから、国内最大級の竜巻であったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
茨城県などの竜巻被害を受け「竜巻注意情報」の改善を議論する気象庁の検討会が31日、初会合を開いた。
検討会委員で東京工芸大の田村幸雄教授(耐風工学)は茨城県つくば市の竜巻について、局地的に国内最大級の風速100m超だった可能性を指摘した。
田村教授は竜巻の強さを示す藤田スケールについて「少なくともF3(約5秒間の平均風速70~92m)以上で、F4(約4秒間の平均風速93~116m)の可能性もある」との見解を示した。
気象庁は現時点ではF2(約7秒間の平均風速50~69m)との見解。
国内ではF4の竜巻はこれまで観測されていない。
田村教授によると、被害の激しかったつくば市北条地区で2階建て木造住宅が基礎ごと倒れた。住宅の重さを50~60トン程度として計算すると、100mを超える風速がないと倒れないとの結果が出た。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120531/dst12053118450019-n1.htm
②2012年6月8日16時50分に共同通信から、気象庁がF3に引き上げたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
気象庁は8日、茨城県つくば市で5月に甚大な被害をもたらした竜巻の強さを表す「藤田(F)スケール」を、当初発表のF2(7秒間の平均風速50~69m)からF3(5秒間の平均風速70~92m)に上方修正した。
F3は、6段階(F5~0)のうち、強い方から3番目。国内ではこれまでF4以上は確認されておらず、北海道佐呂間町で2006年に9人が死亡した竜巻などと同クラスの国内観測史上最強級となる。
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魚田慎二
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男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。