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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2015720018分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

720144分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

19日午後7時45分ごろ、愛知県豊橋市関屋町の豊川河川敷で行われた「豊橋祇園祭」で、伝統の手筒花火の一つが破裂し、観客の男女2人がけがをした。

警察は、業務上過失傷害容疑で主催者ら関係者を調べる。

 

警察によると、同祭奉賛会のメンバーが全長約80cmの竹製の手筒花火に点火し、上に向けて持ち上げようとしたところ、花火が破裂。

火柱が出る先端部の木製フタ(直径10cm、厚さ3cmのドーナツ形)が、約30m離れた観客席に飛び込み、豊橋市の無職男性(64)の左足と、同市の公務員女性(23)のあごにぶつかったという。

 

同祭は18日に始まり、19日は主催者発表で8万人の観客がいた。

 

出典URL

http://www.asahi.com/articles/ASH7M77G7H7MOIPE01T.html

http://mainichi.jp/select/news/20150720k0000m040096000c.html

 

 

 

(2015年9月3日 修正1 ;追記)

 

2015831日付で毎日新聞中部版夕刊から、再発防止策などに関する、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

 

愛知県豊橋市の手筒花火のイベントで7月、観客2人がけがをする暴発事故が起き、関係者に衝撃が走った。

県警豊橋署は再発防止のため、9月12日に開催される「炎の祭典」で、防護パネル設置など異例の対策を要請し、主催する豊橋商工会議所も受け入れた。

 

近年、同様に観客がけがをする事故が起きた祭りで主催者が手筒を取りやめるケースが相次いでいる。

豊橋は手筒花火発祥の地。

商議所は、万全を期して450年の伝統を守る構えだ。


事故は7月19日夜、豊橋祇園祭で起きた。

近くを流れる豊川の台船上で手筒花火が暴発し、炎が噴き出す穴の開いた木製の蓋が約40m離れた桟敷席に飛んだ。

20代女性の顔を切り、60代男性の左足に当たった。


業務上過失傷害などの容疑で捜査している豊橋署と、市消防本部によると、主催した豊橋祇園祭奉賛会は、手筒の点火時は客席に向けず、川の流れに沿った状態にするとした計画書を消防本部に提出し、許可を受けた。

8隻の台船のうちの一つがこれに違反し、客席に向かって約45°の角度で置いて点火。

筒を持ち上げようとした時に暴発したとされる。

 

ただ、客席と台船の距離は火薬類取締法などの法令が定める保安距離を守っていた。

点火時の手筒の向きを明確に定めた法令はない。


手筒花火は、過去にも、保安距離以上に飛散し観客がけがをした例がある。

富山県立山町では2008年、竹筒が飛び、32m離れた男女2人がけがをした。

愛知県豊明市では10年、蓋が約25m飛び、約35m離れた5歳男児が火の粉を浴びてやけどを負った。

13年には同県蒲郡市の夏祭りで、手筒が約30m飛んで男子中学生の足に当たった。

いずれの主催者も、その後、手筒花火を取りやめているという。


祭典の会場は市内の球場。

豊橋署からの「法令以上」の対策を取ることの要請や消防との協議を経て、商議所は点火時の手筒の噴出方向付近2カ所に高さ1.8m、幅3.6mの透明な防護パネルを設置する。

また、点火時に筒先が向く方向にある約150人分の客席を、空席にする。


点火時は筒先を客席に向けない、とする内規を定めた豊橋祇園祭奉賛会の鈴木会長は、「手筒花火も原理はピストルや大砲と同じ。瞬時でも客席に向けてはいけないのは常識」と話す。

ただ、小さな神社でも行われる伝統行事だけに、必ずしも浸透していないのが実情だ。

 

出典URL

http://mainichi.jp/area/news/20150831ddh041040002000c.html  

 

 

 

(2015年11月29日 修正2 ;追記)

 

20151015日にNHK東海NEWS WEBから、迫力を高めるため濡れた新聞紙が使われていたという下記趣旨の記事が、写真や図解付きでネット配信されていた。

 

 

豊橋市の神社で開かれた秋祭りで奉納されるのが、伝統の手筒花火。
男らが抱えた竹の筒から、高さ10mほどの火柱があがる。
そして、最後の見せ場が「ハネ」。
大きな音とともに、筒の下から火の粉が吹き出す。
手筒を上げる人は、「この地方に生まれた男は手筒花火やってなんぼと、やれて一人前みたいなところが確かにありますね」と話す。

 

しかし、この夏、伝統の「豊橋祇園祭」で安全性が問われる事故が起きた。
事故は、手筒花火の突然の暴発。
暴発した勢いで手筒花火の木製の部品が観客席まで吹き飛び、20代の女性が顔を切り、60代の男性は足の骨を折る大けがをした。

 

吹き飛んだ部品は、筒の上部に取り付けられている「かがみ」と呼ばれる木片。
直径10cmほど。材質は、硬い「ひのき」だ。

 

暴発が、何故、事故につながったのか。

川に浮かべられた台船と観客席は、30mほど離れている。


警察などによると、手筒は客席に向かって置かれたまま火が付けられ、筒を持ち上げようとしたときに暴発したという。

祭りを主催した豊橋祇園奉賛会の鈴木会長は、「手筒花火の前と後ろは人の方を向けない。手筒花火を上げる者には当たり前のことなんです。もうひたすら申し訳ないと思っています」と話す。

 

さらに取材を進めると、暴発した手筒花火は、威力を増すためのある加工が施されていたことが分かった。
手筒花火は、火薬を取り扱う煙火会社の指導を受けながら、氏子たちがそれぞれ自分たちで手作りする。
くり抜いた竹筒の底に土台となる新聞紙と火薬を詰めて、作り上げる。
問題は、この新聞紙だった。

 

通常、土台となる新聞紙は乾いたものを使うが、事故を起こした手筒は、土台を強く固めるため、濡れた新聞紙が使われていた。

 

最後の見せ場、「ハネ」とよばれる場面で、火薬の威力が集約されてから下に抜けるため、より大きな音が出て迫力が増すからだ。
しかし、万一暴発した際には、土台が強く固まっているため、爆発の威力が上下に分散されず、上に強く向かってしまう。

取材した煙火会社では、製造の際に、「新聞紙がぬれていると、竹筒の中で強く固まる。事故をした場合に強くなる可能性はないわけではないです。乾いた新聞を使うように指導しています」と、危険がないよう指導していると言う。

 

昔を知る祭りの関係者によると、火花や音の迫力を高めるため、手筒を観客の方に向けたり、濡れた新聞紙を使ったりする方法が、かつては行われることもあったという。

 

今回、事故を起こした手筒花火の地区の責任者は、取材に対して、「決して危険なものを作ろうとしたわけではなく、より良い手筒花火を作ろうとして、伝統的にやっていた手法だった。今後は、絶対に行わない」と話している。

 

出典URL

http://www.nhk.or.jp/nagoya/websp/20151015_hanabi/ 

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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