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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2016411日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。

第1報(1/2)は下記参照。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5805/

第1報(2/2)は下記参照。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5806/

 

 

(2016年5月5日 修正1;追記)

 

2016428658分に読売新聞から、再発防止策に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。

4271744分に時事ドットコムからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

東京メトロの奥社長は、27日、車両ドアが異常を検知する精度を向上させるなどの再発防止策をまとめた報告書を、国土交通省に提出した。

 

同社は、再発防止策として、ドアに物が挟まった際に異常を検知できる幅を、これまでの「15mm以上」から「10mm以上」に狭めたほか、ホームの非常ボタンが押された場合、電車が自動停止するように、システムを改修する。

 

また、車掌が異常に気付きやすいよう、ホームの縁に紅白のしま模様を施した「注意喚起シート」を一部の駅で設置し、警備員をホームに配置する駅も増やす。

 

運転士に異常を知らせる合図灯を増設し、手順の明確化や乗務員教育の強化にも取り組む。

 

非常ブレーキの操作についても、実車での訓練に切り替える。

 

出典

ベビーカートラブル、東京メトロが再発防止策

http://www.yomiuri.co.jp/national/20160427-OYT1T50061.html?from=ycont_top_txt 

出典

ドア改良、社内教育強化=ベビーカー引きずりで対策-東京メトロ

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016042700793&g=soc

 

 

 

(2016年5月19日 修正2 ;追記)

 

201651480分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

ベビーカーの持ち主が旅行中の台湾人だったことが分かった。

ホーム上の警備員の増配置など多数の再発防止策が取られる事態に発展したが、実は外国人だったためにドアの閉まるタイミングが分からなかった可能性も指摘されている。

いずれにせよ、鉄道業界にとっては、東京五輪を迎える“宿題”が与えられた格好だ

 

東京メトロでは、電車のドアに太さ15mm以上のものが挟まっている場合、センサーが感知し、発進できないはずだった。

今回のベビーカーは太さ16mmだったが、「ドアの下部30cmと上部15cm以外は、ゴムが柔らかくなっていて、センサーが感知しにくい」(東京メトロ広報)。

ベビーカーが持ち上げられていたため、センサーの“死角”で挟まったようだ。

 

ベビーカーの挟まり事故は、初めてではない。

一般財団法人「製品安全協会」は、平成21年、同種の事故が相次いだことから、ベビーカーのパイプなどの太さを35mm以上とするよう、安全基準を改定。基準を満たした製品に「SGマーク」を付けている。

国内のメーカー6社がSGマークを取得し生産しているが、外国製品などは、この限りではない。

 

また、東京メトロによると、外国人だけに、「ドアが閉まります」という日本語のアナウンスが聞き取れなかったり、ドアが閉まるタイミングも分からなかった可能性もある。

インターネット上では、「男性が駆け込み乗車をしようとしたのではないか」という趣旨の声もあったが、監視カメラで確認したところによると、駆け込み乗車はなかったという。

 

その後、東京メトロは、ベビーカーの弁償金を男性に送ったが、恐縮した様子で対応していたという。

 

事故を受け東京メトロは、4月22日から外国人向け案内サイトに、電車の発着の流れやベビーカー利用時の注意点などを説明する文章を、英語や中国語、韓国語、タイ語で掲載した。

外国語でも「ドアが閉まります」というアナウンスをすることも検討したが、「4カ国語も流すと、出発までの時間がかかってしまう」として見送った。

 

東京メトロは4月5日、「ベビーカー引きずり事故再発防止対策推進会議」を設置。

5月6日以降、外部の有識者を加えて原因究明を進め、3カ月後をめどに議論の結果を公表する方針。

 

政府が進める観光立国政策の影響で、訪日外国人は右肩上がりに増えている。

今回の事故は、さらに多くの外国人が押し寄せる2020年東京五輪を控え、鉄道業界にとってはよい教訓となった格好だ。

 

あるベビーカー製造業者は、「電車でのベビーカーをめぐるトラブルは絶えない。乗降時に手を貸してあげたり、スペースを空けてあげたりする場面がもっとあってもいい」と話し、少子化や国際化の進展に合わせ、子育てにより理解のある社会の実現を提案した。

 

出典

被害にあったのは台湾人観光客だった! 規格違いでセンサー作動せず 東京五輪に向け新たな課題も…

http://www.sankei.com/affairs/news/160514/afr1605140001-n1.html

 

 

 

キーワード;九段下



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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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