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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20164261912分にNHK福井から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

42770分と1720分に福井新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

26日午後1時半ごろ、福井市大丹生町の国道305号線で、走行していたトラックから積み荷の木材の一部が落下し、対向車線を走ってきた乗用車のフロントガラスを直撃した。
この事故で、乗用車を運転していたあわら市の男性(43)が病院に運ばれたが、頭などを強くうち、死亡した。


警察によると、落下した木材は縦7.5cm、横4.5cm、長さは5mで、6本束ねられていた。

乗用車には、男性の知人の50代女性も乗っていたが、けがはなかった。

トラックの運転手にも、けがはなかった。


警察は、トラックを運転していた福井市の会社員、K容疑者(男性、31歳)を過失運転傷害の疑いで逮捕するとともに、当時の状況を詳しく調べている。


警察によると、トラックは、大きさが異なる木材約100本を福井市内の木材加工所に運ぶ途中で、K容疑者は、「カーブだったがスピードが速かったと思う。積み荷の固定がゆるかったかもしれない」と話しているという。


現場は片側1車線の国道で、急なカーブが続いている。

現場は、トラックからみて左カーブ。国道とはいえ、平日の交通量はさほど多くない。

 

近所の70代男性は、「平日は車はまばらに通る程度」と指摘する。

ただ、「付近はカーブがきつく、地元民は危険さを把握しているため、運転する際は低速で注意して走る」という。

一方で、「スピードを出して走行する車をよく見かけ、いつ事故が起こるかとハラハラしていた」と話していた。

 

出典

トラックの木材落下 男性死亡

http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3054874211.html?t=1461703533149

『材木落下、対向車窓破り男性死亡 トラック運転手を過失傷害容疑で逮捕』

http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/accidentandincident/94329.html

『材木直撃事故の道「カーブ危険」平日の交通量はまばら』

http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/accidentandincident/94380.html

 

 

428日付で中日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

トラックは過積載の状態だったことが、27日、関係者への取材で分かった。

警察は、角材の積み方に問題がなかったかなどを調べている。

 

関係者によると、トラックの最大積載量は4トンで、角材の総重量は約4.5トンだった。

自動車運転処罰法違反の疑いで現行犯逮捕されたK容疑者(31)が勤める製材会社の社長は、取材に、「これまでは内側に崩れることはあっても、荷台から落ちることはなかった。過積載の認識はなかった」と話した。

 

出典

トラックは過積載 角材落下死亡事故

http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20160428/CK2016042802000021.html

 

 

427144分に福井テレビからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

福井テレビの取材に対し、製材会社の社長は、過去にも同程度の量を載せていたことがあったと認めたが、過積載の認識はなかったとしている。

 

出典

『トラック角材落下事故 過積載の疑い

http://www.fukui-tv.co.jp/?fukui_news=

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

NHKの映像を見ると、6本が束になった状態で運転席側のフロントガラス右端を突き破り、後部座席にまで達している。

 

 

 

(2017年3月15日 修正1 ;追記)

 

20173102011分にNHK福井から、運転手のみならず経営者も落下防止策を怠っていたとして書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

警察は、トラックを運転していた32歳の男をその場で逮捕したあと、任意に切り替えて捜査を進めていたが、積み荷の木材をロープできちんと固定するなどの落下防止策を怠っていたとして、10日、過失運転致死の疑いで書類送検した。


また、製材会社の60歳の経営者も、木材がきちんと固定されているのかを十分に確認していなかったなどとして、業務上過失致死の疑いで書類送検した。


警察によると、2人とも容疑を認めているという。

 

出典

落下物事故で運転手ら書類送検

http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3054622791.html?t=1489173076859

 

 

 

 

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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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