2017年2月16日20時27分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
2月16日付で埼玉新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午前9時15分ごろ、埼玉県三芳町の通販会社「アスクル」の物流倉庫「ASKUL Logi PARK 首都圏」の男性従業員から、「倉庫内の段ボールが燃えている」と119番通報があった。
警察や消防によると、鉄骨3階建ての倉庫付近で出火し、延べ床面積約7万m2のうち約1万5000m2を焼いたが、なお延焼中。
この火災で46歳と36歳の男性従業員2人が消火活動中に煙を吸って、喉などにやけどを負った。
三芳町の林町長は、16日午後3時5分、「火災規模が大きく、鎮火は極めて困難」と判断し、県に対して、県特別機動援助隊「埼玉SMART」の出動を要請。
県内の主要消防局などで構成した同援助隊の応援を得て、消火活動を続けている。
県は情報連絡室を設置し、消防防災課職員を現地に派遣した。
同社によると、出火当時、倉庫内では400~500人が勤務し、倉庫には法人や個人向けのパソコンや文房具、お茶、水、洗剤など、約7万種類の商品が保管されていたという。
この倉庫は、2013年7月に物流拡大を目指して稼働開始。
24時間稼働しており、首都圏全体をカバーしているという。
現場は、西武新宿線航空公園駅から北東に約5kmの、畑と雑木林の中に倉庫などが点在する農村地帯。
出典
『アスクル倉庫で火災、2人やけど 消火作業続く』
http://www.asahi.com/articles/ASK2J3WDCK2JUTNB006.html
『アスクル倉庫で火災、2人けが 消防車51台出動、鎮火せず/三芳』
http://www.saitama-np.co.jp/news/2017/02/17/02_.html
2月20日17時35分にNHKさいたまからは、消火活動は困難を極めているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月17日22時45分に読売新聞から、2月20日18時18分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
この倉庫は縦約240m、横約100m。
1階に通用口があり、トラックが商品の積み込みなどを行うスペースが広く取られていて、商品の大半は2階と3階に保管されていた。
消防によると、消火活動が始まったあと、早い段階で1階と2階の天井の1部が崩れ落ち、火は建物全体に燃え広がった。
さらに、屋上に敷き詰められていたソーラーパネルにも引火したという。
消火活動は、2階と3階に窓がほとんどないことから、外からしか放水できず、難航している。
消防は、17日から重機で2階と3階に穴を開けて、内部への放水を始めた。
そして18日の夜には、いったん2階部分の火を消し止めることができたという。
しかし19日の午前0時13分と15分に、3階の南東部分で、保管されていたスプレー缶に引火したとみられる2度の爆発があり、ふたたび火が強まった。
その結果、これまでに、全体の6割以上にあたる4万5000m2が焼けたという。
消火活動が長期化している理由について、消防は、2階と3階に窓がほとんどないこと以外、
・倉庫内には商品が入った段ボールが積み上がっていたり防火壁があったりして、内部への放水は難しい
・屋上にはソーラーパネルがあり、水をかけると消防隊員が感電するおそれがあるため、直接放水することができない。
・建物の中の温度が、一時、500℃に達し、熱で壁がゆがむなど倒壊のおそれもあり、激しく燃えている場所に隊員が進めない。
としている。
アスクルによると、スプリンクラーや防火シャッターなどが設置され、定期的に点検や消防訓練を実施していたという。
出典
『アスクルの倉庫の内部状況』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/1106051731.html?t=1487621000187
『アスクル倉庫火災、鎮火めど立たず…放水困難』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170217-OYT1T50144.html
『建物内で消火作業も、破裂音で一時屋外退避 窓などの開口部が少なく難航』
http://www.sankei.com/affairs/news/170220/afr1702200028-n1.html
2月20日8時0分に読売新聞からは、倉庫内のスプレー缶などに引火したと思われる大きな爆発音が何回も聞こえたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日未明、大きな爆発音が2回鳴り響いた。
現場で消火作業に当たっていた消防隊員約40人が一時避難し、危険が及ぶ可能性があった倉庫西側の3世帯7人に対して同町が避難勧告を出して、2世帯6人が避難する事態となり、住民らからは不安の声が上がった。
消防などによると、爆発音は倉庫南東部3階で起こり、保管されていたカセットコンロ用ガスボンベや整髪料・化粧品のスプレー缶などに引火したとみられている。
住民らによると、19日午前0時過ぎから、地響きとともに大小30回以上の爆発音が聞こえ、午前3時頃まで続いていたという。
倉庫から約50m先に住む住宅清掃業の女性(69)は、「大きな爆発音で目が覚めた。何10回も響き、眠れなかった」と振り返った。
この女性は、「外に出ると真っ黒な煙が上がり、はしご車が3台ぐらい来て消防隊員も慌てた様子だった。家の中にいてもエアコンから煙が入り、臭いが充満して困る。洗濯物も干せない」と語った。
出典
『夜中に地響きと爆発音30回以上、「眠れない」』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170220-OYT1T50015.html
(2/2へ続く)
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。