2017年2月18日8時0分に千葉日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月17日17時48分にNHK横浜から、2月18日付で毎日新聞東京版から、2月19日7時43分にNHK千葉から、2月19日付で朝日新聞ちば首都圏版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午後1時55分ごろ、横芝光町の金属加工会社「H社」(本社・神奈川県厚木市)成田事業所の従業員から「鉄を焼く炉が爆発した」と119番があった。
炉のあった第2工場(約1350m2)の一角が焼け、いずれも従業員の60代の女性1人と30代の男性2人が病院に運ばれた。
警察などによると、3人とも全身にやけどを負って手当てを受けていたが、その後、男性と女性1人が死亡した。
警察で出火原因などを詳しく調べている。
消防によると、火災は同3時5分に鎮圧され、間もなく鎮火。周辺への延焼はなかった。
警察によると、付近の天井には直径1.5mほどの穴が空いており、また、爆発したとみられる場所から数10m離れたシャッターが爆風とみられる影響で破損した。
当時、工場は操業中で従業員16人が働いていた。
他の従業員は避難して無事だったという。
警察によると、工場内に舞っていた塗料に、何らかの原因で引火した可能性もあるという。
同社では化学薬品を取り扱っていたが、周辺に漏れたなどの情報はない。
同社によると、成田事業所の従業員数は41人で、航空機や自動車の部品の金属加工を行っている。
成田事業所には第一工場と第二工場があり、事故が起きた第二工場では、自動車関連部品に金属を使った表面処理を行っているという。
爆発したとみられる塗装ブースでは、当時、トラックの部品に耐熱塗料を吹きかけていたという。
警察などによると、男性1人が炉のそばで部品に塗料を吹き付ける作業をし、2人が近くにいた。
塗料に含まれるアルミニウム粉末に引火し、爆発的に燃え広がったとみられる。
同社では、「原因や被害を確認している。詳細が判明次第、ホームページなどで発表したい」と話している。
現場は、圏央道松尾横芝ICから約1.5kmにある同町北部の「横芝工業団地」の一区画。
出典
『金属加工会社で火災 3人重傷「炉が爆発」 横芝光』
https://www.chibanippo.co.jp/news/national/387626
『厚木の会社の成田事業所で爆発』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1056050811.html?t=1487363385266
『爆発 千葉の金属工場、3人重傷』
http://mainichi.jp/articles/20170218/ddm/041/040/080000c
『横芝光町の工場爆発死者2人に』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/1086051101.html?t=1487535199304
2月20日20時46分にNHK千葉からは、残っていたアルミニウム粉末と降りこんだ雨とが反応したと思われる火災が被災現場で起きたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午後6時40分すぎ、「ダクトから炎が出ている」と、この工場の従業員から通報があった。
警察と消防によると、爆発事故が起きたのと同じ建物にある設備の一部が焼け、およそ30分後にほぼ消し止められたという。
けが人はいなかった。
会社側によると、この工場では事故のあと操業を停止していて、20日は、従業員が集まって今後の対応を話し合うなどしていたという。
警察によると、前回の爆発事故で建物に穴があいた場所から雨水が入り込んでいたということで、警察は、工場で特殊な塗装に使われるアルミニウムの粉末と水が反応した可能性もあるとみて、前回の爆発事故との関連も含め、状況を調べている。
出典
『爆発事故の工場でまた出火』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/1084087302.html?t=1487621274384
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。