2017年2月15日9時16分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月15日17時31分にJ-CASTニュースからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
5日あった「第20回べいふぁーむ笠岡マラソン大会」(岡山県笠岡市など主催)の3キロ小学3~6年生男子・女子の部で、参加者計263人のうち、最後尾1人を除いたすべての選手がコースを誤り、1.8km程度しか走っていなかったことがわかった。
主催者は、大会規定に基づき3キロを完走した最後尾の小3男子児童を男子の部優勝者として表彰すると、14日発表した。
3キロは中学生と小学3~6年の部があり、笠岡陸上競技場(同市平成町)を発着点に、笠岡総合スポーツ公園内を走った。
まず中学生がスタート。
5分後に小学生が走り始めた。
中学生は自転車の誘導員が先導したが、小学生の前にはいなかった。
小学生の先頭集団は、例年、中学生の最後尾を追って走る。
ところが、今年は天気が悪かったため、中学生の参加者が40人と少なく、しかも早かったため、小学生の先頭が中学生の最後尾を見つけられず、沿道の誘導表示にも気づかず、コースを誤って後続が全員従った。
大きく遅れ、係員が伴走した最後尾の児童だけが、正しいコースを走った。
沿道の誘導表示はあったが「分かりにくく」、ボランティアのスタッフは沿道にいたものの、ランナーの安全確保をメインに活動していたため、小学生たちが違うコースに入って行くのが分からなかった。
小学生のゴール時間が早かったため、主催者はコース間違いに気づいたが、すでに計測チップをはずしていたので、再レースは断念。
「頑張ったから」という理由で、1~6位は参考記録として表彰した。
参加者全員に誘導ミスを謝罪する手紙を送るという。
出典
『マラソン、最後尾が優勝 他の児童262人コース間違う』
http://www.asahi.com/articles/ASK2G3JQ9K2GPPZB006.html
『マラソン大会262人失格 「最後尾」児童が優勝した全事情』
http://www.j-cast.com/2017/02/15290700.html?p=all
2月14日21時58分に山陽新聞から、2月15日8時20分に産経新聞westから、2月15日付で毎日新聞岡山版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
市教委によると、誘導ミスがあったのは、笠岡総合スポーツ公園内を走るコース中盤。
本来は左折すべきところを選手集団が直進し、間違いに気付かないままゴールした。
左折地点にはのぼり旗などを並べ、ボランティアの走路員1人が立っていたが、「先頭集団が一気に違う方向に駆け抜けたため、止める間もなく、後続も通した」と説明しているという。
出典
『笠岡の児童マラソンで誘導ミス 3キロを2キロ、市教委が謝罪文』
http://www.sanyonews.jp/article/488103/1/
『マラソン262人コース誘導ミス…ただ1人、正規コース走破「最後尾」9歳男児が優勝へ』
http://www.sankei.com/west/news/170215/wst1702150017-n1.html
『べいふぁーむ笠岡マラソン大会 コース誘導ミス 小学3~6年、262人』
http://mainichi.jp/articles/20170215/ddl/k33/050/479000c
(ブログ者コメント)
〇分かりにくかったという誘導表示、どういう点で分かりにくかったのだろうか?
小学生には理解しにくい表示方法だった?
もしそうだったとすれば、前回大会までは中学生の後をついていくだけでよかったが、今回は先に誰もいなかったので間違えた・・・そんなことも考えられる。
〇一方、左折地点にいた走路員の方は、どのように誘導していたのだろうか?
直線路を塞ぎ、大きく手を左方向に振るなどしていれば、先頭の小学生は間違わなかったような気がするのだが・・・。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。