2017年2月13日19時45分にNHK札幌から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
積雪が多く、日によって急に気温が上がるこの時期、道内では、雪が屋根から落ちる落雪とともに、氷が落ちる「落氷」の事故も多くなる。
12日には、置戸町拓殖の住宅の敷地内で、この家に住む男性(78歳)が頭から血を流して倒れているのが見つかり、およそ1時間後に死亡が確認された。
現場には、屋根から落ちてきたとみられるいくつもの氷の塊が残っていて、氷の厚さは20cm近くあり、大きさは大きいもので1辺の長さが50cmあまりあった。
また、13日午後には、北見市で60代の男性が屋根から落ちてきた雪の塊にあたり、背中にけがをした。
警察によると、道内では落雪や「落氷」により、毎年100人前後が死傷している。
中でも氷は雪より重たく、落ちてきたときの衝撃も大きくなる。
雪や氷と建築の関係に詳しい北海道科学大学工学部建築学科の伊東敏幸教授は、「落ちてきた氷が当たれば頭蓋骨が折れるおそれがある」と、落氷の恐ろしさを強調する。
伊東教授によると、屋根の雪が暖房の熱でとけて軒先に流れ、冷やされて凍りつき、日中に気温が上がったときに氷が溶け出して落ちるという。
落ちてくる氷から身を守るためには、ふだんから絶対に軒下を歩かないよう心がけ、気温が0℃以上に上がったときは、さらに注意することが大切だという。
また伊東教授は、自分の家の屋根から氷が落ちて人に当たらないようにするためには、落ちそうな場所に目印を立てて歩行者に知らせることも必要だと話している。
出典
『“落氷”の怖さと対策は』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20170213/3869701.html
置戸町の事例については、2月12日20時34分にNHK札幌から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月13日17時5分に北海道新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午後5時ごろ、置戸町拓殖の住宅の敷地内で、この家に住む男性(78歳)が頭から血を流して倒れているのを、妻が見つけた。
男性は病院に運ばれたが、およそ1時間後に死亡が確認された。
男性が倒れていたのは住宅と車庫の間の通路で、近くに厚さ20cmあまりの氷の塊が複数落ちていたという。
近くにスコップがあったことから、男性は何らかの作業中だったとみられる。
12日の北見地方は、時折晴れ間がのぞく天気で、気温は平年より1℃から2℃高く推移していたことから、警察では、屋根から落ちてきた氷が男性の頭に当たったとみて、詳しく調べている。
出典
『氷の塊が直撃か 男性死亡』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20170212/3859071.html
『落氷直撃か 男性死亡 置戸』
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0368092.html
北見市の事例については、2月13日19時44分にNHK札幌から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午後2時前、北見市留辺蘂町の住宅で、この家に住む60代の男性が除雪作業をしていたところ、屋根から落ちてきた雪の塊にあたった。
警察によると、男性は背中にけがをして病院に運ばれたが、意識はあり、命に別状はないという。
警察は、2階建ての屋根から落ちてきた氷が混じった雪の塊が男性にあたったとみて、詳しく調べるとともに、除雪中の事故に注意するよう呼びかけている。
出典
『除雪中に雪の塊落下で男性けが』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20170213/3885511.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。