







2024年8月27日6時2分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)から下記趣旨の記事が、複数枚の写真や解説図付きでネット配信されていた。
26日、宮崎県の交差点で大型トラックがけん引していた荷台部分が横転し、積まれていた丸太が信号待ちの乗用車に落下しました。
この事故で、2人が病院に搬送される事態となりました。
宮崎・国富町の交差点。
そこに転がった大量の丸太─。
記者(26日):
「国富町の事故現場です。こちらではトレーラーが横転し、反対車線の車が丸太に押しつぶされています」
丸太の下には、重さでゆがんでしまった乗用車が。
近くで車内をのぞくと、屋根が沈み込んでいるのが確認できます。
別の車は、ドアがふさがれてしまい、丸太が車内まで…。
事故が起きたのは、26日午前10時半ごろ。
乗用車2台と軽乗用車1台の3台の車の上に、丸太が落下してきました。
警察によると、丸太を積んだ荷台をけん引した状態で、トラックが交差点を左折しようとしたところ、荷台部分が横転。
この時、対向車線には信号待ちをしていた車が。
停車していた車の上に丸太が落下したといいます。
この事故で、軽乗用車を運転していた70代の女性が、約1時間ほど車内に閉じ込められる事態に。
女性は骨盤骨折の疑いで病院に搬送されたといいます。
また、乗用車を運転していた80代の男性も“腰の違和感”を訴え、病院に搬送されたということです。
◇
26日夜、「news zero」が訪ねたのは、都内にある木材の製造会社「沖倉製材所」(※事故とは関係のない会社です)。
大町フィールドキャスター:
「だいたい、このトラックで何本丸太が載る?」
製材会社の社長 :
「太さにもよるのですが、だいたい今だと40~50本」
見せてくれたのは、普段丸太を運搬するのに使っているトラックです。
大きな丸太を運ぶこともあるといいますが…
【注意1】しっかり固定
製材会社の社長 :
「走行する時の丸太をワイヤやベルトでしっかり固定をする。丸太が動かないようにする。積んだ後に丸太が本来は動かない」
大町キャスター :
「触ってみても?」
製材会社の社長 :
「いいですよ」
大町キャスター :
「触ってみると、かなりきつくなっています」
【注意2】積み過ぎない
他にも、気をつけているというのが…
大町キャスター :
「もう一本ずつくらい、載せられるのではと思うが…」
製材会社の社長 :
「あまり高くも積まない。走行のリスクにつながるので」
【注意3】スピード慎重に
製材会社の社長 :
「とにかく減速して、慎重なくらいゆっくり走る」
大町キャスター :
「ドライバーにかかっている?」
製材会社の社長 :
「そうですね。うちも毎日丸太は運んでいるが、慎重に慎重を重ねてやるというのが、本当にそれが大原則ですね」
◇
今回の事故について、警察は大型トラックの運転手に話を聞くなどして、事故の原因を調べています。
(8月26日放送『news zero』より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/e79972500bf19d5b71ae35a645e7feca6e68ae9c
2024年8月25日13時43分にYAHOOニュース(岡山放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月24日午前、倉敷市の水島港で自動車専用船に燃料を搭載する作業をしていた男性が、海に転落する事故がありました。
24日午前10時45分ごろ、水島港西公共ふ頭1号岸壁付近の海上で、58歳の男性作業員が自動車専用船ONYXACE(総トン数6万131トン)に燃料を搭載する作業を終え、送油用ホースを油タンカーの旭昇丸(総トン数987トン)に収納しようとしていたところ、作業場所から5~6メートル下の海に転落しました。
男性は旭昇丸にも接触し、その後、近くにいたボートに救助されましたが、肩や足の骨を折る重傷ということです。
事故当時は晴れていて、海も穏やかだったということで、水島海上保安部が詳しい事故の状況などを調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f67062ae691209a6f5de65c14b37e7f88a4f06b7
2024年8月25日14時57分にYAHOOニュース(テレビユー山形)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
すいかの産地である山形県尾花沢市のすいか選果場で、作業をしていた50代女性がベルトコンベアに頭髪を巻き込まれる事故が起き、頭部に大けがをしました。
命に別状はないという事です。
警察によりますと24日午前9時ごろ、尾花沢市のみちのく村山農業協同組合東部すいか選果場で、作業をしていた村山地方に住む50代の女性の頭髪がベルトコンベアに巻き込まれたということです。
女性はその後、病院に搬送されましたが、頭に全治1か月程度の大けがをしたという事です。
一緒に作業をしていた女性が気付き、知らせを受けた施設の関係者が消防に通報しました。
警察が詳しい事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/38fe72bfa670bfbe13e1b6d87a8956ec8884bf31
2024年8月23日18時28分にYAHOOニュース(信越放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
松本市の市道で、走行中の車がパンクする事故が、4日間で7件も発生しました。
6月の28日に1件目、2日後の6月30日の深夜から翌朝にかけて、さらに6台がパンクしました。
この4日間に、現場となった市道では一体何があったのでしょうか。
【写真を見る】現場で何があった…?4日間で7台がパンク…!発端は「大雨で市道に開いた深さ10センチの穴」補修のアスファルトが定着せず同じ場所で続発、市は補償割合などを車の所有者と協議
上原記者:
「一見、見通しのいい直線道路で、4日間という短期間で7台もの車が、この場所で破損したということがにわかには信じられません」
奈良井川に沿って走る松本市笹賀の市道。
現場は舗装された片側1車線の道路で、道幅も十分あるように見えます。
4日間という短期間にこの場所で一体何があったのか、道路を管理している市の維持課に聞きました。
松本市維持課 武川・管理担当課長:
「これが6月28日の一回目の穴です。一番深いところで10センチほどの深さの穴が開いてしまった状況でした」
水たまりに見える場所は、なんと10センチも陥没していました。
武川課長:
「交通量が大変多いところで、舗装のいたみも激しかったので、このように舗装が飛んで穴が開いてしまったと思います」
最初にパンクが起きた6月28日は、朝からの雨で、陥没箇所が水溜まりになっていました。
気付かずに走行していた1台が午後1時ごろにパンク。
通報を受けた市は、すぐに担当者が現場に向かい、1時間後に補修しました。
しかし2日後の6月30日にも同じ場所で陥没が起き、その日の午後11時半から翌日の午前9時10分までの間に現場を通った6台もの車がパンクしました。
パンクした7台のうち5台はホイールも損傷しましたが、けが人はいませんでした。
市も問題を放置していたわけではなく、6月28日と7月1日に2回の補修工事を行いましたが…。
6月28日は県内各地でまとまった大雨となり、松本では7月1日までの4日間で、あわせて62ミリの雨が降りました。
このため、舗装したアスファルトが定着せずに流出してしまった可能性があるということです。
こうした事故を未然に防ぐために、松本市は路面のトラブルを簡単に通報できるシステムも準備しています。
松本市維持課 片桐さん:
「松本市公式ラインから道路損傷等の通報ができるようになっているので、こちらを利用してほしいです」
市の公式アカウントを追加すると、メニューの中に、「道路損傷等の通報」という項目が出てきます。
ここから損傷の内容を選んで、現場の写真を撮って位置情報を入力すると、市に直接、情報が入る仕組みです。
片桐さん:
「(ラインを通じて)年間1500件ほど通報があって、市でも日ごろからパトロールをして点検をしているのですが、(事故を)未然に防ぐために、多くの目を情報提供という意味でたくさんの通報をいただければと思います」
市では、パンクした車の所有者と、補償の割合などについて協議しているということです。
市は、今回の教訓を生かしながら、ラインや電話での通報を呼びかけていて、快適な道路環境の整備に一層力を入れたいとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e4ea02520183a0dae7a9135817e497a33b09ab14
2024年8月23日19時7分に時事通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午後3時半ごろ、東京都港区南青山にあるラーメン店「I」で、2階部分に設置されていた看板や外壁が落下し、男性がひじを負傷して病院に搬送された。
警視庁赤坂署が当時の状況や詳しい原因を調べている。
同署によると、男性は軽傷。
落下した看板が入り口をふさぎ、男性と店員ら計4人が店内に閉じ込められたが、約1時間後に全員救助された。
ラーメン店の運営会社を傘下に置く外食大手ゼンショーホールディングス(HD)によると、男性は当時、店の入り口付近にいた。
ガラス片が当たって出血したとみられる。
看板は2022年2月ごろの改装工事で付け替えられたものだった。
現場は東京メトロ表参道駅から南東約600メートルの店舗や住宅が立ち並ぶ地域。
https://sp.m.jiji.com/article/show/3321487
8月24日0時33分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午後、東京・南青山のラーメン店の「看板」が突然、落下しました。
この事故で、通行人がケガをしたほか、客などが一時閉じ込められました。
※詳しくは動画をご覧ください(8月23日放送『news zero』より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd1af7bf48b726c5a60f688049806fd7ea3630af
(ブログ者コメント)
どのテレビ局だったか、情報番組で以下のような解説をしていた。
「浸水対策が不十分で、取り付け木材とか釘が腐食した可能性も考えられる。」
2024年8月23日17時41分にYAHOOニュース(北海道放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午後、北海道稚内市で小型移動式クレーンの修理作業をしていた30代の男性作業員が、クレーンのキャビンに挟まれ、けがをしました。
事故があったのは、稚内市栄2丁目の一般住宅の建設現場です。
23日午後2時頃、小型移動式クレーンの修理作業をしていた30代の男性作業員がクレーンのキャビンにはさまれました。
警察によりますと、基礎工事をしていた小型クレーンが故障したため、建設業者から連絡を受けた別の業者の男性作業員が、キャビンを上げて修理をしていたところ、キャビンが閉まり、上半身がはさまれました。
キャビンが閉じないようにつっかえ棒で支えていましたが、男性作業員がつっかえ棒に触れて、棒が外れてしまったということです。
事故当時、現場には男性作業員以外に人はいませんでしたが、「助けて」と叫ぶ男性作業員の声を聞いた現場付近の住民が「クレーン車に作業員が挟まっている」と消防に通報しました。
30代の男性作業員は病院に搬送され、腹部の痛みを訴えているということです。
警察が、当時の状況を詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/55dccf6740d09c2b10b75841abba81bc692719d1
2024年8月26日12時33分にYAHOOニュース(KOREA WAVE)から下記趣旨の記事が、視聴者撮影の現場写真付きでネット配信されていた。
韓国・京畿道(キョンギド)富川市(プチョンシ)のホテル火災の際、救助のために使用された空気安全マット(エアマット)がその役割を果たせなかった。
命を救う「最後の砦」として信頼されていたエアマットに対する信頼が揺らぎ、今後、誰がエアマットに身を投じるのかという懸念が広がっている。
今回の事故では、男女の宿泊客がエアマットを「命のマット」と信じて飛び降りた。
しかし、女性宿泊客は跳ね返され、エアマットがひっくり返る事態が発生し、続いて飛び降りた男性も死亡した。
専門家からはエアマットの転覆が極めて異例だと指摘され、設置ミスや有効期限切れのマット使用など、さまざまな疑惑が浮上している。
22日午後7時34分ごろ、京畿道富川市の9階建てホテルの7階客室(810号)で火災が発生した。
同じ階に宿泊していた2人の宿泊客は、炎を避けるために消防が設置したエアマットに飛び降りたが、命を落とすことになった。
富川市消防署は、火災通報を受けてから4分後の午後7時43分ごろに現場に到着し、その5分後の午後7時48分にホテルの外にエアマットを設置した。
このマットは、横7.5メートル、縦4.5メートル、高さ3メートルのサイズで、10階以下の高さから飛び降りるために設計されている。
空気が注入されていない状態での重さは126キロという。
エアマットが設置されてから7分後の午後7時55分ごろ、女性が最初に飛び降りた。
だが、マットの中央ではなく端に落下した。
その瞬間、エアマットは反動でひっくり返った。
元の状態に戻す前に飛び降りた男性は、そのまま地面に落下し、二人は心肺停止の状態で病院に搬送され、その後、死亡が確認された。
専門家らはエアマットの転覆が異例だと口を揃える。
転覆の原因については、詳細な調査結果が出るまでわからないが、
▽マットが適切に設置されていなかった。
▽有効期限が過ぎたマットが使用された。
などの可能性が浮上している。
今回使用されたマットは2006年に支給されたもので、使用可能期限は最大7年とされている。
又石(ウソク)大学のコン・ハソン教授(消防防災学)は、「エアマットがひっくり返ることは非常に珍しい。通常はひっくり返らない。空気圧が過剰な場合や、エアマット自体に不具合があり圧力を均等に保てなかった場合、外部からの衝撃を受けてひっくり返る可能性がある」と説明した。
慶一(キョンイル)大学のイ・ヨンジュ教授(消防防災学)も、「マット自体がひっくり返る状況は本当に異例だ。消防隊員がエアマットを押さえているべきだ」と指摘する。
富川市消防署火災予防課長であるイ・サンドン氏は現場でのブリーフィングで、「最初はエアマットは正常に展開されていた。犠牲者が飛び降りる過程でひっくり返った」と釈明した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c34dd482eb07ad9f94e88f9967465fe31aed9fd
8月26日7時29分にYAHOOニュース(中央日報)からは、客室エアコンからの炎がベッドなどに燃え移った、フラッシュオーバーの可能性もある、2番目に飛び降りた客はマットがひっくり返ってできた床の空間に落ちた、スプリンクラーは法改正前の建物につき設置されていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日、7人が死亡し12人がけがした京畿道富川(キョンギド・プチョン)のホテル火災は、客室エアコンで起きた炎がベッドマットレスに落ち、火が急速に大きくなったことが分かった。
警察は、消防当局が通報受け付けから人命救助の過程まできちんと対応したのかも集中的に調べている。
25日、京畿南部警察庁は、刑事機動隊・科学捜査隊など計84人で構成した捜査本部を中心に、火災の原因と人命被害が大きかった理由などを捜査していると明らかにした。
消防庁が確保した閉回路(CC)テレビには、22日午後7時37分ごろ、810号で煙が始まってから約1分23秒で階全体がぼやけた様子が映っていた。
警察は、消防災難本部報告書などを土台に、客室内の壁掛け型エアコンから生じた炎がベッドのマットレスなど可燃物質に燃え移り、火災が急速に進んだと見ている。
周りの物体が発火温度まで加熱され、部屋全体で炎が爆発的に噴出する、いわゆる「フラッシュオーバー」現象が起きた可能性があるということだ。
エアコンの炎は、漏電など電気的要因で発生したものと推定している。
警察は、エアマットに飛び降りた2人が死亡したことに関連して、関連安全規則をきちんと守ったのかも調査中だ。
消防当局は当日午後7時43分に現場に到着し、約5分後の7時48分にエアマットを設置した。
その後、7時55分ごろ、ある女性がエアーマットの端に落ちてエアーマットがひっくり返り、まもなく飛び降りた男性はマットがひっくり返ってできた床の空間に墜落したと説明した。
警察は、エアマットが不良だったのか、空気量が十分だったのか、落下指示をきちんと行ったのかなどを調べる予定だ。
事故の通報者と受け付け要員間のコミュニケーションが円滑でなかった情況も確認された。
共に民主党のユン・ゴニョン議員室が公開した録音記録によると、初めての通報が受け付けられたのは午後7時39分20秒ごろだ。
受け付け要員は通報者に10回にわたってホテルの名前を聞いた後、出動指令を出した。
その後、「810号はどこ? ベッドや窓はどこ?」と、客室内の具体的な発火場所も尋ねた。
警察関係者は「消防対応の全般を捜査している」と明らかにした。
一方、事故が起きたホテルにスプリンクラーがなかったことについて、関連法の改正が必要だという意見も出ている。
消防施設の設置及び管理に関する法律施行令は2005年、11階建て以上の宿泊施設に対して全階にスプリンクラーを設置するようにした。
2017年には設置対象を「6階以上の宿泊施設」に拡大した。
しかし、改正前に建てられた宿泊施設には遡及適用することができなかった。
火災が起きた富川ホテルは2004年10月に使用承認を得た9階建ての建物だ。
専門家は、療養病院・保育園などのように、宿泊施設にもスプリンクラー設置規定を遡及適用する必要があると指摘する。
牧園(モグォン)大学消防防災学科のチェ・ジン教授は、「宿泊業者の場合、宿泊客が建物の構造を把握することは難しい」とし、「緩降機・エアマットは最後の避難手段であるだけで、火災の鎮圧はできないためスプリンクラーが絶対的に必要だ」と強調した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/284ebcb82493eadbead95c441d0232f7efd89d6d
2024年8月22日18時48分にYAHOOニュース(静岡朝日テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
静岡県島田市では地元の建設会社が持つ発電機を活用した、災害時の信号機の復旧訓練が行われました。
島田警察署は地元の建設会社23社でつくる島田建進会と、災害時に発電機を提供してもらう協定を結んでいます。
22日の訓練は災害時の大規模停電で、信号機が点灯しないことを想定して行われました。
栗田アナウンサー:
「建設業者によって発電機が運ばれてきました。これから信号機の電源ボックスにコードをつないでいきます」
警察官と建設業者が協力し、訓練開始からおよそ10分で信号機が点灯しました。
武田交通課長:
「どこが何をやるという確認をできたのは、非常に大きな成果」
栗田会長:
「一分一秒でも早く発電機を届けて、市民の皆様が安全に通れるように渋滞・交通事故のないように心がけていきたい」
大規模停電時には発電機およそ30個が信号機の復旧に 使われるということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5fe96ff1b7d3ec3cb75f642f80f8570750c96154
(ブログ者コメント)
関連情報調査結果、この訓練は2022年12月にも行われていた。
定期的に実施されているのかもしれない。
『消灯の信号機 復旧手順を確認 島田署と建進会』
(2022.12.7 静岡新聞)
https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1161059.html
2024年8月21日19時36分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
熊本県天草市天草町にある「轟(とどろき)の滝」周辺で川遊びをした人が相次いで嘔吐(おうと)や下痢の症状を訴えた問題で、21日までに新たに23人が同様の症状で医療機関を受診したことが分かった。
保健所が集計している患者数は、69人になった。
重症者は確認されていない。
川の水が原因の感染症も疑われるとして、保健所が注意を呼びかけている。
県によると、今月13日に滝の周辺で遊んだ高校生7人全員が15~16日に嘔吐や下痢の症状を訴えて病院を受診した。
16日に保護者から通報があった。
21日までに天草保健所が地域の5医療機関に確認したところ、子どもを含む計69人が、川で遊んだ後に同様の症状で受診した。
共通の食事はないため食中毒の疑いは薄いとして、採取した川の水や患者の便を調べている。
県は遊泳を控えるよう呼びかける看板を、滝周辺6カ所に設置した。
天草市によると、轟の滝は遊泳のほか、岩場からの飛び込みができるスポットとして知られ、地元の中高生らに人気がある。
今週に入り、市民から「滝は立ち入り禁止なのか」などの問い合わせも寄せられているという。
https://www.asahi.com/articles/ASS8P3CXYS8PTLVB00CM.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n
8月22日19時0分にテレビ熊本からは、症状を訴えた人は109人、もっと増える見込み、降雨が少なく水がよどんでいたことが原因か?など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
その後も同様の症状を訴える人が相次いでいて、天草保健所管内で医療機関を受診した人は、21日午前9時時点で69人でしたが、県は22日、さらに40人増え、計109人となったと発表しました。
県内の他の保健所にも複数の相談が寄せられているということで、人数は増える見込みです。
県は、川の水質調査などを行い原因の特定を急いでいますが、まだ分かっておらず、木村知事は22日の定例会見で改めて注意を呼び掛けました。
【木村 知事】
「症状がある人、不安に思っている人は、保健所に連絡してほしい。最寄りの医療機関を受診してほしい」
実際に8月9日から4日間、『轟の滝』で遊び、その翌日に体調不良になったという高校生は…。
【高校生】
「最初、腹痛で悪寒がしてから熱が上がってきて…。最高39度くらいまで出ました。
自分は吐くまでなかったんですけど、下痢とか…下痢と熱がすごかったです」
Q.大丈夫でした?
A.きつかったです。
Q.その日は人いた?
A20~30人いましたね。
Q.ちなみにお友達とか後輩は症状はどうだった?
A.先輩が別の日に行って『嘔吐・下痢になった』って言っていました。弟と「はとこ」は嘔吐、下痢になりました」
当時、川には、ある“異変”があったといいます。
Q.入った感じの違和感とかはあった?
A最近雨が降っていないので、水がぬるかったり少なかったりっていうのはありましたね。
天草市では梅雨明け以降、降水量が著しく低下。
8月18日までほとんど雨が降っておらず、最高気温35度以上の猛暑日が続いていました。
普段、『轟の滝』では3つの滝が流れていますが、先週月曜日の映像を確認すると、滝の数は1つにまで減っていました。
水質環境学が専門の熊本大学、川越保徳教授は,暑さで病原性の微生物が増えてしまった可能性を指摘します。
【熊本大学 川越 保徳 教授】
「水の量が減っていて、本来ならもっと流動、要するに流れ。
やっぱり、淀むとダメなんですよ。
たまるような状態になっていると、もうそこで、どんどんと、バクテリアでもそうですけど、増えていく」
また、滝の周辺にはイノシシを避ける電気柵があちこちに設置されていて、水環境問題に詳しい別の専門家は、野生動物のフンなどに入っている病原菌が川に流れ込み、滝にたまった可能性があるといいます。
【グローバルウォータ・ジャパン 吉村 和就 代表】
「野生動物から出たですね。やはり病原性の病原菌ですね。
轟の滝っていうのは、いわゆる川の中の中流に位置するような場所で。結構山間部があって、谷間になってるんですね。
ですから、周りから全部集まってきた雨あるいは水の流れが全部、轟の滝に入っているという」
県は原因特定を急ぐとともに、各保健所に寄せられている被害を集約し、近く、体調不良者の人数を発表する方針です。
https://www.tku.co.jp/news/?news_id=20240822-00000006
(ブログ者コメント)
自然に流れている水が原因だった可能性ありとのこと。
同種事例としては、つい1週間ほど前、湧き水を使った由布市の飲食店で458人がノロウイルス中毒になった事例を紹介したばかりだ。
(2024年9月28日 修正1 ;追記)
2024年9月26日19時18分にYAHOOニュース(熊本朝日放送)からは、県はノロウイルス感染者が川遊びしていたことが原因の可能性が高いと発表したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
熊本県天草市の轟の滝周辺で、川遊びをした100人以上が、下痢や嘔吐などの症状を訴えた問題で、県は調査結果を公表し、滝周辺の水に滞留していたノロウイルスによって感染が広がったとみられると結論づけました。
県の8月の調査で、滝つぼと滝のすぐ上の2カ所からノロウイルスを検出。
医療機関などが検査した患者6人の便からも検出されました。
ウイルスは、川の水と便で遺伝子型が異なっていましたが、症状の特徴からノロウイルスが原因である可能性が高いと結論づけました。
体調不良で医療機関を受診した人は26日現在、124人にのぼっています。
県は9月にも滝の周辺で調査しましたが、ノロウイルスは検出されませんでした。
川に滞留していたウイルスは雨で流されたと推測されるとのことです。
滝の水が汚染された原因として、県の担当者は、ノロウイルスに感染していた人が滝で嘔吐や下痢をしたことが考えられるとしていますが、特定は出来なかったとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8367c68313876b16727834d23dcaa20a3edc0b5a
2024年8月21日18時14分にYAHOOニュース(テレビ静岡)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2024年5月 静岡県浜松市中央区の公園で遊具のバネが折れ、遊んでいた小学生がケガをしていたことがわかりました。
市は保護者に慰謝料や治療費として約7万円を支払うことを決めています。
【関連】公園遊具のバネが突如折れ…小学生の男児が全治10日のケガ 耐用年数超えるも検査で「使用可」と判断
落合記者:
「事故があった遊具はこちらに設置されていました。現在も折れたバネの部分が残されています。」
2024年5月、浜松市中央区伊左地町の公園で小学生の男児(8)がバネの力で前後に動く金属製のスプリング遊具で遊んでいたところ、突然バネが折れました。
男児は地面に投げ出され、頭を打撲したほか、首をひねるなど全治10日のケガをしたということです。
公園管理事務所によりますと、一般的な金属製の遊具の耐用年数は15年ですが、この遊具は設置から約20年が経過していて、原因はバネの劣化とみられています。
一方で、2023年11月に行われた業者による点検では「使用可」と判断されていて、市の担当者は「外部の破損ならわかるが、内部の金属疲労までは見抜けなかった」としています。
事故を受け、浜松市は保護者に慰謝料や治療費として7万1630円の支払いを決めています。
また、市内の公園などに設置してるスプリング遊具は徐々に撤去し、バネを使わない遊具に切り替えていく方針です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e92d393d2f8779d4a1be2c85a7df3d4d50560e5
8月21日15時11分にYAHOOニュース(静岡第一テレビ)からは、バネにヒビは入っていなかった、遊具の数が多過ぎて更新が追い付かないなど、など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
事故の原因は、ばねの劣化とみられ、市は、すでにこの「スプリング遊具」を撤去しています。
この「スプリング遊具」は、設置されて20年がたっていましたが、2023年11月の検査では「使用可」と判断されていたということです。
市公園管理事務所は、「ばねにひびなどは入っていなかったが内部の金属疲労が起きていたのではないか」と話しています。
これを受けて浜松市は、児童の保護者に治療費と慰謝料として7万円余りを支払う専決処分をしました。
「スプリング遊具」に限らず、一般的に金属製の遊具の耐用年数は「15年」ですが、浜松市は「古くなった遊具を随時更新しているが、数が多くて追いつかない状態」だということです。
市公園管理事務所は、「公園内に設置してある遊具などで、故障や破損を見つけたら連絡してほしい」と呼びかけています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/443a2a4daa746a516601a78f5808e0af4ce375ed
(ブログ者コメント)
破断面の拡大映像を見ると、円形断面の下半分、7割程度に茶色い錆?泥?が付いているようにも見える。
ヒビは入っていなかったということだが・・・。
2024年8月21日16時0分にYAHOOニュース(読売新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪大学医学部付属病院は21日、がん患者2人に抗がん剤を過剰投与したと発表し、午後4時から会見を開いています。
大阪大学医学部付属病院では、薬の投与に株式会社Yのシステムを使っていましたが、プログラムの不具合が原因で、患者2人に対して注射の抗がん剤が過剰投与されていたことがわかりました。
記者会見では、「このような事態を招き、病院に信頼を寄せて頂いた方々に深くお詫び申し上げます」と野々村病院長の謝罪から始まりました。
過剰投与の原因は、医師が投与を指示したミリグラム単位の薬を、薬剤師が調剤するために必要なミリリットルに換算する際にシステムの不具合が起きたというものです。
自動計算をする際、初期設定では小数点以下の第3位を四捨五入することになっていましたが、不具合で第2位が四捨五入されることになっていたということです。
薬剤師が数値を見て疑問が生じ、不具合が発覚しました。
過剰投与を受けた患者2人は、いずれも60歳代の男性です。
2月に約1.2倍の量を投与された男性患者には異常はありませんでしたが、もう1人の男性患者は1月に約2倍の薬を3日間連続で投与された結果、高度の神経障害が生じたということです。
この男性患者は、6月にもともと患っていた血液がんが進行し、亡くなりました。
阪大病院は、今回のケースは医療調査制度の対象ではないことから、医療事故には認定されないとしています。
システムを開発した企業・Yは、再発防止策として、チェックするプログラムを開発しているほか、品質コンサルタントの経験者を採用するなど、製品の品質確保に努めるとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d73ca0e20825d32d01b674b54fb24f948bfc0adf
2024年8月20日19時29分にYAHOOニュース(熊本県民テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今年5月、山江村の工事現場で、重機が道路から転落し操作していた男性が死亡した事故で、人吉労働基準監督署は20日、建設会社と現場責任者を書類送検しました。
この事故は今年5月30日、山江村万江の熊本豪雨で崩落し不通になっている村道の復旧工事現場で、70代の男性が重機で道路のり面のコンクリートの擁壁を砕く作業をしていた際、滑り出した擁壁の塊に押し出され、重機が川岸に転落したものです。
この事故で男性は死亡しました。
人吉労働基準監督署は、あらかじめ作業の方法を定めた計画を作る必要があったにも関わらず、怠ったまま男性に作業をさせた労働安全衛生法違反の疑いで、山江村にあるY建設と、30代の現場責任者の男性を書類送検しました。
人吉労働基準関東署は、被災地の復旧工事で重機の転落事故が相次いでいるとして、管内の建設団体や建設会社に重機の転落防止について要請したということです
https://news.yahoo.co.jp/articles/508764ee449f074bdcaa64c2587b6294d5f07c59
8月20日17時28分に熊本日日新聞からは、壊した擁壁の瓦礫にアームが巻き込まれて転落したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
人吉労働基準監督署は20日、労働安全衛生法違反の疑いで、山江村のY建設と30代の男性現場代理人を書類送検した。
書類送検容疑は5月30日、山江村万江の万江川沿いの村道復旧工事で、事前に作業計画を策定せず、70代男性をのり面のコンクリート製の擁壁を壊す作業に従事させた疑い。
署によると、男性は壊した擁壁のがれきにアームが巻き込まれて重機ごと川岸へ転落し、死亡した。
https://kumanichi.com/articles/1521982?check_logged_in=1
2024年8月20日17時35分にYAHOOニュース(ALBA Net)から下記趣旨の記事が、複数枚の写真付きでネット配信されていた。
2024年7月24日11時50分、埼玉県にあるゴルフ練習場の柱が突風の影響で折れるという事故が発生した。
5年前、あれほど話題になった市原ゴルフガーデンの教訓は生かされなかった。
事故が起きたのは、埼玉県志木市のゴルフ練習場「Sスポーツプラザ」。
突風が襲い、ネットを支えていたコンクリート製の柱29本のうち、約半数が折れた。
ここで思い出されるのが、19年に千葉県市原市のゴルフ練習場「市原ゴルフガーデン」で起きた鉄柱の倒壊。
台風の暴風により高さ30メートルから40メートルもある鉄柱13本が根元から倒壊。
住宅街の家屋や駐車中の車などを押し潰し、大けがを負った被害者も出た。
鉄柱の基礎が老朽化により腐食していて、なおかつネットも暴風雨時に下ろせる昇降式ではなく、固定式だったことが原因だった。
一方、志木の場合はコンクリート製の頑丈なもので、緊急時にはネットを下ろせる構造になっていながら、昇降装置が完全に作動しなかった。
そのタイミングで突風に見舞われ、柱が倒壊したという。
コンクリートが練習場の内側に落ちる構造になっているため人的被害はなかったが、コンクリートの破片が住宅などに飛ぶ物損被害は出た。
そこで8月7日、Sスポーツプラザの支配人を務める根岸氏を直撃した。
Q.市原ゴルフガーデンの事故についてはご存知ですか。
A.千葉ですよね。知っています。
Q.ここは見たところ柱がコンクリート製なので頑丈そうには見えますけども。
A. 頑丈だと思います。
Q.だとすると、ネットを下ろしていたら大丈夫だった?
A.下ろしている途中でした。どこかのウインチが動かなかったという報告を受けています。
Q.故障ですか?
A. 故障なのか、たまたまそのときに運悪く動かなかったのか。
普段だったら下ります。
今までうちも33年間、相当な風の中でも事故なくやってきた。
今回はウインチが動かなかったか、動いていて下がらなかったのかが分からないんです。
Q.再開の目途は?
A.今のところ立っていません。
こんな状況なので、これからいろんな業者の方とご相談しながらやっていくと思います。
多くの練習場関係者は、市原での教訓を共有したはずだった。
しかし今回は、いざというときに下ろせるはずのネットが下ろせなかった。
その原因も支配人の話を聞く限り、釈然としない。
せめてネットの昇降機については、日頃からの点検整備は必要。
今回の件が残した教訓のひとつであることは確かなようだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/45821bd7e5c32159ae07f33f5a711c67ee76bf2f
※倒壊日当日、7月24日18時39分にYAHOOニュース(FNN PRIME)からは、埼玉県には当時、竜巻注意情報が出され、各地で強風による被害が出ていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
埼玉県に出された竜巻注意情報。
竜巻などの激しい突風が実際に発生したとみられている。
埼玉県内ではゴルフ練習場の柱が折れるなど、突風の被害が相次いでいる。
【画像】ぽっきりと折れたゴルフ練習場の支柱。練習場にはコンクリートの破片が散乱(埼玉・志木市)
午後0時30分ごろに撮影された埼玉・志木駅前の様子を捉えた映像。
枯れ葉を巻き上げ、突風が吹き荒れる様子が確認できる。
この突風によるとみられる被害は各地で相次いだ。
・・・
また、志木市のゴルフ練習場も突風とみられる被害に見舞われていた。
ゴルフ練習場の支柱が数本、真ん中あたりからぽっきりと折れてしまっていた。
強風の影響で折れた支柱の破片が駐車場の車に当たったというが、けが人はいなかった。
上空から現場を見ると、柱が複数本折れてしまっている状況や、クレーン車などによる作業が行われている様子も見受けられる。
折れた柱は、中の素材がむきだしになっていた。
練習場にはコンクリートの破片が散乱。
ネットは外れて落下していた。
このゴルフ練習場は住宅地にあるが、折れた柱は練習場側に倒れているため、近隣の住宅への被害は見受けられなかった。
(「イット!」7月24日放送より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/c32ebe2d42929736de8923ed680c68b343bfd108
7月29日11時47分にNHK首都圏からは、撤去作業が7月29日から始まったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
埼玉県志木市のゴルフ練習場では、29本設置されていたネットを支えるコンクリート製の柱のおよそ半数が、今月24日に発生した突風の影響で折れ、中の鉄筋がむきだしの状態で折れた部分がぶら下がっています。
折れた柱の撤去作業は29日から始まり、作業員たちがクレーン車2台を使って敷地内に落下した金属製の棒を吊り上げ、片づける作業を行っていました。
このあと、ぶら下がった柱を支えながら鉄筋を切断して柱を撤去する予定です。
ゴルフ練習場の支配人によりますと、撤去が終わるまでにどのくらいかかるかはまだわからないということです。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20240729/1000107017.html
(ブログ者コメント)
報道から考えると、風が強くなってきたのでネットを下ろそうとしたが、器具の不具合か何かで下ろすことができなかった・・・ということかもしれない。
もしそうだったとすれば、風の強くなる予報が出ていたと思われる前日に下ろしていれば、その時点で不具合に気付いていたような気もする。
2024年8月21日7時3分に静岡新聞から下記趣旨の記事が、現場写真付きでネット配信されていた。
20日午前11時55分ごろ、浜松市中央区常盤町の高層マンション建設現場で、「60代の男性作業員が土に埋まった」と現場関係者から119番があった。
男性は一時、ほぼ全身が埋まる状態だったが、約2時間後に救出された。
命に別条はないもよう。
現場は15階建てマンションの建設予定地。
市消防局によると、基礎工事のため深さ4メートルほどの穴が掘られていたという。
男性が穴の底部で作業していた際、壁の土が崩れ、生き埋めになったとみられる。
周囲に非常線が張られ、特別高度救助隊の工作車など複数の車両が臨場。
消防隊員らがシャベルやショベルカーで土をかき出しつつ、クレーンで男性をつり上げ救出した。
現場を囲んだ隊員らが、穴の中に向けて男性に声をかける様子も見られた。
■顔周りに隙間 生還「奇跡的」
現場に駆け付けると、土から片手だけが出ていた。
高層マンション建設現場で男性作業員が生き埋めになった浜松市中心部の現場。
同市消防局隊員は慎重に土を掘り起こし、男性の体に自動体外式除細動器(AED)を装着するなど、適切な判断で男性の救命に尽くした。
大隊長として指揮した中消防署の河島消防司令長は、「顔の周りにわずかな隙間ができるなどの偶然も重なり、生還は奇跡的だ」と緊迫の活動を振り返った。
隊員たちは通報から約10分後に臨場した。
手の向きなどから男性の位置を予測しシャベルなどで掘り進めると、うめき声が聞こえた。
顔が土から出た時には事故発生後30分が経過。
顔に付着した泥を即座に落とし、呼吸の確保に努めた。
二次災害を防ぐため、掘削時に土砂が崩れないよう、現場周囲を木の板などで固めた。
クレーンでつり上げる際はAEDを胸部に装着し、心不全などを引き起こす「クラッシュ症候群」に備えた。
男性は土につぶされ、かがみ込むような体勢で埋められたとみられる。
河島さんは「(体の向きにより)顔の下にわずかな空間が残ったため呼吸できた」との見方を示す。土は水分を含んでいたが、体を押しつぶすほどの圧力ではなかったことも幸いした。「自分の経験からしても、生き埋めの状態から大きなけがなく救出できた、とても珍しいケース」と、安堵の表情を浮かべた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/768c36487b9bbc2e755d6132732fc4c14988f874
2024年8月20日20時1分にYAHOOニュース(信越放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午前、安曇野市でフォークリフトの下敷きになって死亡した男性の死因は、胸部圧迫による窒息死と判明しました。
事故があったのは安曇野市明科の市道で、午前8時ころ、「従業員がフォークリフトの下敷きになった」と同僚から消防に通報がありました。
フォークリフトは道路脇の田んぼに横転し、運転していた松本市の49歳の会社員の男性が下敷きになりました。
男性は意識不明の状態で安曇野市内の病院に搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。
現場の状況と検死の結果などから、死因は胸を強く打ったことによる窒息死だということです。
近くには道路から脱輪した状態の別の車があり、男性は、フォークリフトで引き上げようとバックしていたところ、操作を誤って横転し、その際に、運転席から投げ出されたとみられます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c47a733d3cb9fca0b394f00c7e74150aa7a7eef1
8月20日18時50分に中日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
安曇野署によると、フォークリフトは後退中に道路外に出て横転した。
https://www.chunichi.co.jp/article/946320
2024年8月20日13時11分にYAHOOニュース(南海放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後4時ごろ、今治市伯方町木浦の造船会社から「作業員が感電して意識と呼吸が無い」と消防に通報がありました。
倒れていたのは配管工の19歳の男性で、男性は今治市内の病院に搬送されました、が意識不明の重体です。
警察によりますと、男性は事故当時、屋外で別の作業員と電動工具を使ってパイプを研磨していたということです。
男性は雨で濡れた鉄板の上で作業していたということで、警察は男性が感電したとみて調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cc79406f0fde4252ca1ea5227ec3c88ad44a9d90
2024年8月18日7時0分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消防士を夢見て福岡市の消防学校に今春入学した男性(26)が7月、立ち泳ぎの訓練中に意識を失い、死亡した。
同種の訓練で生徒が意識を失ったり、死亡したりする重大事故は過去10年で少なくとも2件起きており、国は各都道府県や政令市に注意喚起の通達も出していた。
救助のエキスパートである複数の消防士が見守る訓練で、なぜ事故は繰り返されたのか――。
■生かされなかった教訓
事故は7月9日、福岡市西区の市民プールで起きた。
市消防学校(早良区)の水難救助訓練があり、入校3カ月目の初任科生53人(18~29歳)が参加。
泳力に差がある生徒が同時に泳ぐと監視しにくいため、事前の自己申告や実際の泳ぎを見て5班に分け、飛び込みや溺れた人を抱えた想定での泳ぎ方などを訓練していた。
泳力に応じて、泳ぐ距離など、訓練の難度も変えていたという。
事故が起きたのは午後4時過ぎ、立ち泳ぎの訓練中だった。
深さ3・3メートルのプールで立ち泳ぎを5分間続けた後、プールサイドにつかまるなどして約2分間の休憩を挟み、再び1分間の立ち泳ぎを続ける内容。
監視役として水中にダイバー2人、水面に8人、プールサイドに8人の計18人の教員を配置していた。
ただ、他の訓練とは異なり、班分けはせずに52人(体調不良で1人不参加)が一斉に訓練を始めた。
市消防局によると、訓練終了を指示したところで、生徒の岡本さん(26)が沈んでいく様子にダイバーが気付いた。
すぐに水中から引き上げ、心臓マッサージを開始。
その後、岡本さんは救急搬送されたが、8日後に溺水による低酸素脳症で死亡が確認された。
なぜ、立ち泳ぎだけが生徒全員による一斉実施だったのか。
福岡市消防局は、当時は訓練時間を短縮させなければならない事情はなく、監視役の教員数などを考慮して実施したと説明。
岡本さんの泳力は5班のうち、下から2番目に位置するレベルと判断し、全く泳げないわけではなかったとした。
詳しい事故状況は「調査中」としたが、職員10人ほどでつくる検証委員会で訓練方法や生徒の班分けの判断が適切だったかなどを調べており、再発防止策をまとめる方針だという。
総務省消防庁によると、消防学校の訓練内容は各校の判断で決められている。
立ち泳ぎは必須ではないが、救助の際に溺れた人を見失わないことなどを目的に、訓練に盛り込む学校は全国に複数あるという。
ただ、立ち泳ぎの一斉訓練では、生徒の命にかかわる事故が過去にも繰り返されてきた。
静岡県消防学校では2014年、20代の男性2人が溺れ、一時意識不明となった。
山口県消防学校でも20年に、当時21歳だった男性が溺れて死亡した。
いずれの事故も初任科生の訓練で、50人前後で一斉に立ち泳ぎをしていた際に起きていた。
静岡県消防学校の事故について大学教授らがまとめた検証報告書によると、立ち泳ぎは複数の監視役がいても、溺れているかどうかの判断が難しいという。
顔を水面に常に出した状態で泳ぎ続けるのは体力を奪われるため、水中に潜ったり、再浮上して顔を出したりを繰り返すことがあるからだ。
報告書では、大勢いる生徒の安全をどう確保するか、監視者の役割分担が不明確だったことも事故原因の一つだと指摘した。
事故を教訓に、安全対策も見直された。
静岡県消防学校は現在も立ち泳ぎの訓練を継続するが、内容を一部変更。
生徒全員での一斉実施ではなく、ペアを組んだ学生がプールサイドから交互に監視するようにした。
山口県消防学校は事故後、立ち泳ぎを訓練から除外。
クロールや平泳ぎといった基本泳法を重視し、水難救助訓練に一度に参加する生徒数も30人までとした。
総務省消防庁は、山口県消防学校の事故後の20年7月13日、水難救助訓練の関連マニュアルを総点検することなどを求める通達を各都道府県や政令市に出した。
ただ、各校が実際にマニュアルを見直したかなどの追跡調査まではしておらず、水難救助訓練をする際の監視員の人数の基準も定めていないという。
福岡市消防局は毎日新聞の取材に対し、「通達後にマニュアルを再点検し、一部を改定したが、立ち泳ぎの訓練に変更はなかった」と回答した。
静岡大の村越真教授(リスク認知)は、「立ち泳ぎは相当な泳力が必要な上、水しぶきが上がり、1人で複数人を監視することが難しい。静岡県消防学校の事故を検証した際の報告書で生徒同士がペアを組んで監視する安全対策を提案したが、福岡の事故でこの教訓は生かされていなかった。事故情報や改善対策を共有する仕組みが必要だ」と話す。
https://mainichi.jp/articles/20240816/k00/00m/040/070000c
(ブログ者コメント)
2014年の静岡事例と2020年の山口事例は本ブログでも紹介スミ。
(山口事例は修正4と情報量が多い)
(2025年3月29日 修正1 ;追記)
2025年3月29日8時2分にYAHOOニュース(福岡放送)からは、死亡したのはヘリコプター整備士志望の男性だった、福岡市消防局では新規採用職員全員が半年ほど消防学校に入る、3月に事故報告書がまとめられた、訓練計画書には少なくとも数年間、責任者名が記載されていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同じような重大事故は全国で相次いでいて、再発防止策が提言されていました。
【独自】水難救助の訓練中に溺死 少なくとも数年間にわたり計画書に責任者を明記せず 福岡市消防学校
しかし、福岡市消防局ではこれまでの訓練で事故が起きていなかったことを過信し、不十分な対策にとどまっていました。
福岡市消防学校の訓練経験者:
「立ち泳ぎの訓練をしている時は、きつくなって縁に行って休むは絶対に許されないから。」
「やっぱりかという感覚です。逆に今まで起こらなかったのが不思議だなと思うくらいきつかった。」
取材に応じたのは、福岡市消防学校の水難救助訓練を受けたことがある経験者たちです。
それぞれ言葉を選びながらも、怒りをにじませました。
白野記者 :
「現場はこちらの市民プールです。当時は、消防学校の生徒が訓練を行っていました。」
去年7月、福岡市西区の「総合西市民プール」で、福岡市消防学校の水難救助訓練が行われました。
訓練には消防学校に入校中の52人が参加していましたが、そのうち26歳の男性職員が溺れ、死亡しました。
男性職員はヘリコプターの整備士を志していたといいます。
福岡市消防局に採用されたすべての職員は、現場に配属される前に半年ほど消防学校に入ります。
人命救助のプロが見守る訓練中に、いったい何があったのでしょうか。
男性職員が参加していたのは、立ち泳ぎの訓練です。
現場となったプールの深さは3.3メートルで、足の届かないプールでした。
経験者たちはその訓練の厳しさを語りました。
福岡市消防学校の訓練経験者 :
「とりあえず、いいって言われるまでしろみたいな感じ。水の中で呼吸もできない、足もつかない、うまく体を動かせない状態でもやり切らないといけない訓練。」
「溺れそうな時は助けてくれないのですが、溺れたら助ける的な感じです。上がろうとするとプールサイドの溝のところで蹴り飛ばされるとか。」
事故が起きた時、どのくらい立ち泳ぎを続けるのか、参加者には明確に伝えられないまま訓練は始まりました。
福岡市消防局によりますと、苦しくなってプールの縁をつかんだ学校生たちに対し、教官は「訓練を続けるなら戻れ」と、水中に戻るよう強く促していました。
事故を受けて設置された第三者による調査検討委員会は、訓練の途中で誰かが立ち泳ぎをやめた場合、全員の訓練のやり直しにつながるため、学校生たちが訓練の中断を申し出にくい環境だった可能性を指摘しています。
死亡した男性職員は水中に沈んでいくところを救助されましたが、その後、命を落としました。
福岡市消防学校の訓練経験者 :
「福岡市消防局の消防学校は『日本一厳しい消防学校』って言われていて、そこにプライドというか誇りがあるんですよね。時代に合ってない訓練。だからといって訓練をしないとか質を下げてしまうことになると市民サービスの低下につながる。そこが本当に難しいと思っています。」
3月、事故の調査検討委員会が報告書をまとめたことを受けて、福岡市消防局は26日、初めてインタビュー取材に応じました。
福岡市消防局 職員課・永野課長 :
「かけがえのない命が失われてしまったことに対し、大変重く受け止めています。」
事故当時、福岡市消防局では52人の学校生が一斉に行う訓練に教官や指導員、ダイバーなど18人の監視員を配置していました。
立ち泳ぎ訓練の監視員は、4年前から5、6人増やしていたといいます。
これには、あるきっかけがありました。
2020年、山口県消防学校で、21歳だった男性の学校生が立ち泳ぎの訓練中に溺れ、死亡しました。
事故を調査した第三者などによる検討委員会は、立ち泳ぎの訓練で毎年、溺れかける学校生がいたとして、足の届かないプールで50人以上を一斉に泳がせていたことは問題だと指摘していました。
山口県の事故の検討委員会・杉浦委員長 :
「旧態依然とした教育体制があって、現実に即してないようなところも多々あったような感じがします。」
さらに再発防止策として、泳力に応じてグループ分けするなど参加人数を制限した上で、学校生が2人一組になり、お互いに見守る「バディ制度」を徹底することや、監視員を十分に配置することなどが提言されていました。
山口県での事故を受け、福岡市消防局は訓練中の監視員の人数を増やしましたが、そのほかの提言内容の多くは取り入れていませんでした。
永野課長 :
「これまで事故が起こってきていなかったのと、監視の人数を増強させていれば対処としてはしっかりやれるだろうという認識があったと思っています。」
Q今、その認識について ・・・。
永野課長 :
「そうですね。当然ながら調査検討委員会からも再発防止策として挙げられていますので、そういった認識不足を具体的な取り組みとして、バディ制度の導入や入水人数の制限をしっかりと整えていかないといけないと思っています。」
立ち泳ぎ訓練中の重大事故は2014年、静岡県消防学校でも起きていました。
この時は、20代の男性の学校生2人が溺れ、一時、意識不明となりました。
訓練中の死亡事故が起きるたび、国は都道府県や政令市に対し、訓練時の安全管理を徹し、事故防止に万全を期すよう求めています。
ただ「地域によって体制も異なる」として、各自治体の消防が安全管理をマニュアルを見直したかどうかの追跡調査は行っていないということです。
安全管理や事故の防止に詳しい専門家は・・・。
元 九州大学特任教授・福岡幸二さん :
「過去にこういった死亡事故が発生している訓練に対しては(総務省)消防庁で共有すると。それを教訓として全国の消防学校が学ぶ。自分たちも同じような状況にあると分かったら、そこに書かれた改善策を取るということが必要。」
福岡市消防学校の訓練を巡っては、市の安全管理規程により「最高指揮者」や「安全主任」を置くことになっていますが、訓練計画書には少なくとも数年間にわたり責任者を記載していなかった、ずさんな対応も明らかになっています。
過酷な現場に立つ消防だからこそ、職員たちの安全をもっと大切にする組織に。
福岡市消防局は、事故の調査検討委員会が提言した再発防止策について検討を進めるとした上で、今後は安全を最優先とする訓練を目指すとしています。
※FBS福岡放送めんたいワイド2025年3月27日午後5時すぎ放送
https://news.yahoo.co.jp/articles/99cb7fcebe89ad18a3282fb2b432afbd969b1e91
3月28日10時34分にYAHOOニュース(rkb毎日)からは、訓練計画書に責任者名が記載されていなかったのは担当教官が指揮する役割を担っていたからなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
福岡市消防局は安全管理規定で、訓練には責任者にあたる最高指揮者や安全主任を置くことを定めていますが、少なくとも2020年度以降、訓練の計画書に明記されていなかったことが分かりました。
福岡市消防局は明記していなかった理由について「安全管理規定は消防隊を対象としていて、消防学校では担当教官が訓練を指揮する役割を担っているため」と説明。
その上で調査検討委員会が今月、福岡市消防局に提出した報告書を受け、再発防止策について「消防学校の体制に応じた安全管理規定等の策定を検討する」としています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4febf9c9959b7fe904157460053aaaca6afc33b0
2024年8月20日20時11分にYAHOOニュース(中京テレビ)から下記趣旨の記事が、複数枚の写真付きでネット配信されていた。
8月18日午前11時すぎ、福岡市早良区東入部で、中央線をはみ出した軽乗用車がバスと正面衝突する事故がありました。
この事故で5歳と7歳の姉妹が死亡。
警察によると、死因は事故の衝撃によるシートベルトの締め付けが考えられるとしています。
シートベルトをしていたにもかかわらず、なぜ幼い命は失われてしまったのでしょうか…。
今回の事故で軽乗用車に乗っていた3人のうち、後部座席の5歳と7歳の姉妹が、腹部に強い衝撃を受けるなどして死亡しました。
死因は、事故の衝撃によるシートベルトの締め付けとみられています。
亡くなった姉妹は、シートベルトをしていましたが、チャイルドシートは使っていませんでした。
実は、ここが生死を分けた大きなポイントとなった可能性があるのです。
6歳児のダミー人形を使い、ジュニア用チャイルドシートの“有り”“無し”で衝突した状態を検証した、国土交通省の実験を見てみましょう。
“無し”の場合、シートベルトが首を締め付けたり、衝撃で腹部に食い込み圧迫したりしているのが分かります。
一方、 “有り”の場合は、締め付けたり食い込んだりしていません。
チャイルドシートは、法律では6歳未満の子どもに使用が義務づけられていますが、JAFでは140センチに達するまでは使用を推奨するとしています。
文部科学省が公表している子どもの平均身長によると、JAFが推奨する身長140センチに達するのは、男の子で11歳、女の子で10歳となっていて、チャイルドシートの使用が法律で義務づけられている年齢と、安全にシートベルトが装着できる年齢は大きく離れていることがわかります。
子どもが6歳以上になっても、身長が140センチ程度になるまではジュニア用チャイルドシートが必要です。
そうしないと、命を守るためのシートベルトが逆に凶器となってしまう危険性があるのです。
子どもの体格は日々変わっていくので、今一度しっかりとチェックしておきましょう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/81f231c283aa7e989094162d997eb7ec5242c7d4
8月21日14時50分にYAHOOニュース(くるまのニュース)からは、シートベルトが体格に合っていないと3つの危険にさらされる、衝突安全性テストには身長150㎝のダミー人形が使われているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
クルマについているシートベルトは、子どもが使うことを想定して設計されていません。
5歳と7歳の体格では、それぞれの平均身長は5歳(女児)で約110cm、7歳で122cmです。
シートベルトは身長150cm以上で安全に使用できることが数々の試験で確認されているため、シートベルトだけでは到底、衝突の衝撃から子どもを守ることはできず、さらには凶器になる危険もあります。
子どもの体格に合っていない不適切な状態でシートベルトを使用して事故に遭った場合、以下の3つの状況で、死亡を含む悲しい結果になる可能性があります。
1.ベルトの間をすり抜けたり、そもそもベルト非着用によっての拘束力が得られず、衝突の衝撃で窓ガラスから車外に放出される。
2.腰ベルトがおなかを強く圧迫して内臓を損傷する。
3.肩ベルトが首にかかっていると、衝突の強い衝撃でベルトで頸動脈(首)を切断する。
今回の事故で女児2名が死亡したのは、2.の可能性が高いと考えられています。
なお、ベルトがおなかに掛かって5歳児が死亡した例は、背もたれやヘッドサポートがない座面だけのブースターシートで複数の前例があります。
着座姿勢やベルトのかかり方が不適切な状態で強い衝撃を受けると、腰ベルトがおなかに食い込んで内臓を圧迫。
シートベルトは、使い方を誤ると凶器になることもあるのです。
・・・
「シートベルトはどれくらいの体格で安全に使えるのか?」ということですが、・・・世間一般的には「140cm」が主流のようですが、実は140cmでの使用は完璧とは言えません。
なぜなら、世界の自動車メーカーは衝突安全性のテストをする際、身長150cm前後の成人ダミー(AF05型)を使って安全を確認しているからです。
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/29c4004c107a2a76627760f7f3026be8c72e8837
8月21日17時10分にYAHOOニュース(LASISA)からは、身長140㎝までチャイルドシート着用とは知らなかったというSNS投稿に対し4.9万の「いいね」がついたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
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JAF(日本自動車連盟)のウェブサイトでは、・・・「6歳から140cmに身長が達するまで」の期間にチャイルドシートを着用することを推奨しています。
サイト内では、116cmの子どもの画像を例に、身長が140cm未満でシートベルトをした場合、「肩ベルトが首にかかっています。腰ベルトも柔らかいおなかの位置に上がっています。この状態で大きな衝撃を受けると、首や内臓を損傷する危険があります」と説明しています。
SNSでは、「事件を見て改めてJAFのサイトを調べたら、身長140cmまでは本来チャイルドシートをしないと事故で腹部と首が締まるって…知らなかった……」という投稿に対し、 「140cm未満の小さい子にはシートベルトだけでは危険で、チャイルドシートが必要だったんだ」、「5歳ぐらいからはシートベルトで大丈夫だと思っちゃうよなぁ」、「140cmまでは必ずチャイルドシートを付けよう」 というコメントが寄せられていました。
今回の「知らなかった」とする投稿には4.9万いいねがついており、いつから大人と同じシートベルトを着用させてよいかの明確な基準が浸透してなかったことを裏付けています。
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【画像】「法律違反ではないけど…」これが《危険な理由》です!(9枚)
https://news.yahoo.co.jp/articles/78a97e8bda6d7b8ff60162d89d2adfac58bcca25
8月21日18時44分にYAHOOニュース(産経新聞)からは、JAFは身長推奨基準を140㎝から150㎝に引き上げるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
チャイルドシートを使わず、シートベルトをした子供が死傷する事故の増加を受け、日本自動車連盟(JAF)がチャイルドシートの使用を推奨する基準を見直すことが21日、わかった。
これまでチャイルドシートの使用は身長140センチ未満を推奨していたが、安全性を重視し、来年に150センチ未満に引き上げる。
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海外では身長150センチ未満の子供のチャイルドシート使用を義務付ける国もあり、日本自動車工業会も子供の交通事故による死傷者を減らすため、150センチまで児童用チャイルドシートの使用を推奨している。
ただ、国内では団体によって推奨基準は統一されておらず、JAFの引き上げで基準統一の動きが広がる可能性がある。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2592a8c0e8d92d7687ab216bd0b9e888b1567113
2024年8月17日13時43分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午前、新千歳空港の国内線の搭乗エリア内の店舗が管理するはさみ1本を紛失するトラブルがあり、お盆のUターンラッシュに影響が出た。
空港を管理する北海道エアポート(HAP)によると、紛失があったのは、危険物の持ち込みが制限されている搭乗待合室の中にある店舗。
午前9時半ごろ、店舗側から連絡を受けた。
この影響で午前10時半には出発便の離陸がストップ。
制限エリア内の安全を確認するため、午前11時前にはエリア内にいた人が全員、エリア外に出された。
飛行機内で離陸を待っていた人も戻された。
空港側は、乗客がいない状態で安全点検「クリーンチェック」を実施。
搭乗待合室内を目視や手で触れて巡視した。
通常、オープン前に行っている作業で、この日の朝も実施していたという。
はさみは見つからなかったが、安全は確認されたという。
午後0時20分、乗客らの保安検査や再入場が始まった。
午後1時すぎ、運航が順次再開された。
17日の新千歳空港の出発便は200便ほど。
午後5時までに同空港発着の19便の欠航が決まるなど、多くの乗客に影響が出た。
はさみは本来、鎖での固定や金庫での管理など、店舗ごとに適切に保管することになっていた。
HAPは、紛失の原因を調べ、再発防止策を講じるとしている。
https://www.asahi.com/articles/ASS8K1GD7S8KIIPE003M.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n
8月19日22時25分に北海道新聞からは、翌日再点検時に店舗内で見つかった、鍵付き保管庫から取り出すシステムだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北海道エアポート(HAP、千歳)は19日、はさみが同じ店舗内で18日に見つかっていたことを発表した。
HAPによると、店舗の従業員が18日、店舗内を再点検した際にはさみを発見した。
ただ、詳しい状況については、「保安上の理由から明らかにできない」としている。
この店舗では、はさみを使用するたびに鍵付きの金属製保管庫から取り出すことになっていた。
HAPは紛失について、「店舗使用者による適切な使用方法、保管・管理体制が不十分だったために発生した」との見方を示した。
はさみが悪用された形跡は、現時点で確認されていない。
公表が発見から1日遅れになった理由については、発見した従業員への聞き取り調査や、見つかったはさみがなくなった物と同じかどうか確認するのに時間がかかったためだとした。
HAPは、「ハイジャック・テロ事件に結び付く事案であることを再認識し、空港関係者を含め管理意識の徹底を図っていく」とコメント。
その上で、お盆のUターンラッシュのピークに混乱を招いたことに「多大なご心配とご迷惑をおかけした」と謝罪した。
この店舗では17日午前9時半ごろ、同店舗の従業員が備品のはさみがなくなっていることに気付き、店舗内を探したが見つからないため、同10時前にHAPに報告した。
HAPは、17日に店舗内を探したがはさみが見つからなかった経緯などについて調査中という。
この問題を受け、17、18の両日で新千歳発着の36便が欠航したほか、201便で遅れが発生。
少なくとも約7200人に影響が出た。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1051852/
8月20日16時44分にYAHOOニュース(rkb)からは、紛失を正直に申し出たスタッフの勇気を称える人もいるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
音楽プロデューサーの松尾潔さんは8月19日に出演したRKBラジオ『田畑竜介Grooooow Up』で、同日北海道で開催されていた音楽イベントへの影響にも触れながら、「申し出たスタッフの勇気を称えたい」とコメントした。
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というのは、「やばい、無いぞ!」と思っても、僕の場合は弱いところがあるので、気づかないフリをすることも一瞬頭の中によぎるかもしれませんから。この数年、ビッグモーターをはじめとして、いろんな会社の隠蔽事件を見てきました。だから、こういうニュースを聞くと「ちゃんと勇気を持った方いるんだな」と、僕はまず思いました。
自分だったらこんなふうにできただろうかと。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/38f4e54f65d01edca0e13b498c7b3b0ba233a819
一方、8月21日19時18分にYAHOOニュース(女性自身)からは、紛失したこと自体を追及する人もいるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
お笑いコンビ「霜降り明星」の粗品(31)が8月19日、自身のYouTubeチャンネルを更新。
新千歳空港で17日、国内線の制限エリア内の店舗でハサミを紛失し、保安検査場が閉鎖されるなどして欠航便が相次いだトラブルについて私見を述べた。
・・・
粗品は動画内で一連の経緯を説明・・・
正直に紛失を申告した店員を評価する声が上がっていることを指摘。
・・・共感を示し、・・・拍手した。
しかし、その直後「ただぁ~!」と絶叫すると豹変。
・・・
なくすお前が悪いねんで、管理できてないところが悪いねんって」と持論を展開。
YouTubeのコメント欄では・・・などと粗品に共感する声が上がった。
一方で今回の紛失の申し出は、組織としてトラブルの発生は避けられない場合もあり、起こってしまったトラブルへの対処法としては最善だったとして粗品の考えに否定的な人もいた。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/ec5ca65929a8c9048338401f7d7994c6569548c7
(ブログ者コメント)
空港における「危険物」持ち込み管理の徹底度合いを示す一例として紹介する。
ちなみに、この報に接した際、ブログ者も松尾氏のコメントと同じようなことを考えていた。
2024年8月16日22時14分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大分県は16日、由布市の「旅館K」が運営する飲食店で今月発生し、客の一部からノロウイルスが検出された集団食中毒について、嘔吐などの症状を訴えた人が計458人に上ったと発表した。
重症者はおらず、いずれも既に快方に向かっている。
食事はせず、提供された湧水を飲用した客からもウイルスが検出され、県は湧水が汚染されていた可能性があるとみて調べている。
県によると、「K」の近くから湧き出ている水をポンプでくみ上げ、調理や持ち帰り用の水として利用しているという。
大分県によると、458人のうち年齢が確認できたのは325人で、1~78歳の男女だった。
少なくとも18の都府県から訪れていた。
県は13日、このうち5~9日に食事した東京都の高校生ら計28人が症状を訴えたと発表し、調査を進めていた。
「K」は13日から3日間の営業停止命令を受け、その後も営業を自粛している。
https://www.sankei.com/article/20240816-5HNO75VO5VKKBLFSCGFTSE2S4A/
8月16日21時4分に毎日新聞からは、定期的な水質検査を実施していなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県食品・生活衛生課によると、12日までの10日間に利用した506人のうち、1~78歳の325人を含む458人が下痢や嘔吐(おうと)、発熱の症状を訴えた。
旅館ではそうめんや地鶏焼きを提供しており、調理には炭酸が含まれる湧き水を使っていたという。
患者の中には、この水だけを飲んだ人も含まれていたことから、同課は湧き水がノロウイルスに汚染されていた可能性があるとみている。
同課によると、旅館では湧き水などの使用に当たって、食品衛生法が求めている定期的な水質検査を実施していなかったという。
店は原因究明などを終えるまで営業を自粛する。
https://mainichi.jp/articles/20240816/k00/00m/040/309000c
(ブログ者コメント)
〇今回の飲食店は山奥にあり、案内看板には「採水口あります」とか、沢山並んだ蛇口の写真などが掲示されていた。
〇調べたところ、ノロウイルスの感染源は動物ではなく、主として人間ならびにカキなどの二枚貝らしい。
ということは、人間が感染源?
〇どのような場所から湧き水をポンプアップし、一旦どこかに溜めているかなど、調べてみたが、情報は見つからなかった。
〇ちなみに、ブログ者が定期的に水を汲みに行っている久留里の湧き水は、動物などが接触しないよう、湧いている場所をボックス的なもので囲い、年に1回の水質検査証を掲示している。
また、「囲いの内部を清掃するため、××日は水汲みできません」という貼り紙を何回か見たことがある。


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。