







2019年1月6日12時1分にNHK四国から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午前2時20分ごろ、愛媛県四国中央市三島紙屋町にある大手製紙メーカー、「大王製紙」の三島工場から出火していると、通行人から消防に通報があった。
消防車16台が消火活動にあたり、火はおよそ5時間半後に消し止められたが、工場内の紙くずを細かくする破砕機が入った建物や紙の原料のパルプを運ぶベルトコンベヤーの一部が焼けた。
警察によると、工場は24時間稼働していて、出火当時も複数の従業員が作業をしていたが、現場から避難し、けが人はいなかった。
また、警察によると、出火したのは破砕機と見られ、警察が詳しい原因を調べている。
大王製紙によると、火事が起きた三島工場は、段ボールや包装に使われる板紙と呼ばれる紙などを生産している、大王製紙グループの最も大きい工場だという。
現場は四国中央市役所から北東に1kmほど離れた、製紙関連の工場や倉庫などが立ち並んだ地域。
出典
『大王製紙の工場で火事』
https://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20190106/0002895.html
1月6日12時16分にFNN PRIME(テレビ愛媛)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午前2時20分ごろ、四国中央市の大手製紙メーカー「大王製紙」の三島工場から「火が見える」と、通行人から消防に通報があった。
火はベルトコンベヤーなどを焼き、およそ5時間40分後に消し止められた。
出火当時、近くには従業員数人がいたが、避難して無事だった。
火は、工場にある、燃料として使う木などを粉砕する機械から出たとみられ、警察や消防がくわしい出火原因を調べている。
現場は、JR伊予三島駅から北東におよそ1.8kmの工場地帯で、近くの国道が通行止めになるなど、一時、騒然とした。
出典
『大手製紙会社で工場火災 5時間以上燃える』
https://www.fnn.jp/posts/00409110CX
1月6日付で愛媛新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
火は約3時間半後に鎮圧状態となり、けが人は出ていない。
警察によると、動力設備ヤード内にある、廃棄物燃料を砕く破砕機から火が出た。
出典
『大王製紙三島工場で火災 けが人なし』
https://www.ehime-np.co.jp/article/news201901060019
2019年1月5日18時52分に時事ドットコムから、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。
防犯効果が高いとされる自動車のスマートキーの電波を悪用して車を盗む「リレーアタック」という手口での盗難被害が増えている。
大阪市や東大阪市で、この手口で車を盗まれたり、盗まれそうになったりする被害が数件続いており、大阪府警は警戒を強めている。
スマートキーは、鍵から出る微弱な電波を車が受信し、ワンタッチでドアの開閉やエンジン始動ができる仕組み。
電波は1~1.5mしか届かず、それ以上離れれば解錠できないため、通常の鍵より防犯効果が高いと普及が進んでいる。
リレーアタックは、この微弱電波を特殊な機器で拾い、車の近くで待機する仲間の機器まで中継。
電波を受信させて車を動かし、乗り去るというもの。
防犯コンサルティングの「日本防犯設備」(東京都)によると、中国製などの機器が出回り、欧米を中心に被害が拡大。
国内でも、ここ1~2年、各地で被害が出始めた。
犯人グループは、車から離れた運転手を尾行して電波を拾うほか、玄関や窓から漏れる電波を使うこともあるため、家の車庫でも油断はできない。
東大阪市で自宅に止めていた高級車を盗まれそうになった男性のケースでは、防犯カメラに発信機などを抱えた不審な人物が撮影されていた。
被害を防ぐには、車を離れる際に不審者がいないか確認し、電波を傍受されないようにする必要がある。
同社の防犯設備士・北沢さんは、「電波を遮断するキーケースも市販されているし、自宅では鍵を電波を通さない金属缶に入れて保管することも有効だ」と呼び掛けている。
出典
『スマートキーの電波盗み解錠=車盗難「リレーアタック」-鍵管理に警戒を・大阪』
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019010500338&g=soc
1月10日15時0分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
最近の車に搭載されている電子キーの機能を悪用し、車を盗む新たな手口が出てきている。
電子キーでは、車にキーを近づけるだけで、キーからの微弱電波を感知した車のドアロックが解除され、エンジンもかけられる。
新手口はこれに目をつけ、キーと車が離れた場所にあっても、特殊な装置で電波を拾って車に中継し、数秒で作動させるという。
「リレーアタック」と呼ばれており、警察などが警戒を強める。
大阪府東大阪市で昨年9月の夜、民家の玄関前に立つ男がアンテナのついた装置を家に向けると、民家の車庫に止めてあった国産高級車のドアロックが解除された。
仲間の男がドアを開けて乗り込んだが、人が通りかかり、男らは逃走。
翌朝、家人が自宅の防犯カメラ映像で気付き、府警に届け出た。
この4か月前にも大阪市で似た事件があり、府警は、何者かがリレーアタックで家の中にあるキーの電波を車に送り、盗もうとしたとみて、窃盗未遂容疑で捜査している。
府警や自動車メーカーによると、キーを近づけるだけで簡単に車を動かせる機能は「スマートキー」とも呼ばれる。
国内では15年ほど前に導入され、多くの車種に使われている。
車から常時発信されている微弱電波をキーが受信すると、キーからも電波で特別な信号が車に送られ、正しいキーかどうか確認する仕組み。
正しいキーであれば、ドアに触れるとロックが解除され、車内のボタンを押すとエンジンが始動する。
車の電波は周囲1mぐらいにしか届かないという。
・・・・・
出典
『車を盗む新手口「リレーアタック」電子キー悪用』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190110-OYT1T50074.html
(2019年1月21日 修正1 ;追記)
2019年1月21日5時0分に朝日新聞からも、盗難事例の詳細など、同趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・・・
民家の駐車場に近づくマスク姿の男。
手にした何らかの機械は、体の前に抱えたリュックから伸びるコードとつながっている。
その機械を民家のほうに向けると、駐車中の高級車「レクサスLS500」のハザードランプが点滅した。
ドアが解錠された合図だ。
その光で、車のそばにいた仲間とみられる別の人物の影が浮かび上がる。
この間、わずか5秒ほど。
昨年9月、大阪府東大阪市の民家の防犯カメラがとらえた、リレーアタックの一部始終だ。
解錠したものの、2人組は逃走。
後日、所有者の男性(35)が確認したところ、エンジン始動ボタンを2度押した形跡があった。
しかし、何らかの理由でかからず、あきらめたとみられる。
男性は解錠されたことに、「こんなに簡単に……」と驚き、メーカーに対策を求めたいと訴える。
大阪府警によると、今月も茨木市で、リレーアタックによるとみられる事件が発生。
昨年5月にも守口市であったというが、捜査関係者は、「これ以前のものは聞いたことがない」と話す。
スマートキーは、車とキーが微弱電波を発信し合ってIDを照合。
キーを持っている人物がドアを開けたりエンジン始動ボタンを押せば、かかったりする仕組みだ。
リレーアタックは、これを悪用する。
「日本防犯設備協会」(東京)などによると、犯人は主に2人組で、車やスマートキーから出る電波を、遠くまで届くよう中継する特殊な機械で増幅し、2人の間で送受信。
車に「近くにスマートキーがある」と誤認させて解錠させ、エンジンをかけて乗り逃げする。
その後、何らかの方法でIDを書き換え、別のキーで操作できるようにして密売するとみられている。
通常、電波が届く範囲は1m程度だが、東大阪市のケースでは、スマートキーと車は約10m離れていた。
所有者が自宅にいるときでさえ、車が盗まれるおそれがある。
ブログでリレーアタックについて警告していた自動車評論家の国沢光宏さんは、スマートキーは仕組み上、IDを読み取るのは困難だったとした上で、「防犯効果は絶大と言われたが、その仕組みが悪用された」と指摘する。
・・・・・
出典
『車のスマートキー、盲点 発信電波を中継「リレーアタック」盗 住宅内から受信、解錠に5秒』
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13857922.html?_requesturl=articles%2FDA3S13857922.html&rm=150
2019年1月5日13時16分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
昨年7月の西日本豪雨で被災した広島県で、医療機関の被災状況を共有する厚生労働省の広域災害救急医療情報システム「EMIS」(イーミス)への情報入力が当時の混乱で滞り、断水などの把握が遅れたことが、県などへの取材で分かった。
発生2日後でも各医療機関の入力率は約2割にとどまり、給水支援などが後手に回った。
国は、EMISで必要な情報を十分把握できなかったとして、入力の訓練強化や項目の追加などについて検討を始めた。
広島県によると、入力率は大雨特別警報が出た翌日の7日午前9時時点で、県内の全医療機関(診療所も含む)2015施設のうち19施設(1%未満)のみ。
警報直後に入力要請したが、8日午前9時でも426施設(21%)にとどまった。
12日になっても870施設(43%)で、半数に満たなかった。
各地で同時多発的に土砂崩れなどが発生し、患者搬送などへの対応に追われていたとみられる。
【水不足、最大5施設で透析できない状態に】
このため、関係機関への支援や調整を担う県や災害派遣医療チーム(DMAT)県調整本部では、断水して治療に支障が出ている医療機関や人工透析患者らの受け入れ先などの把握が難航。
主要な100施設以上に職員らが電話をかけ続け状況確認するなど、混乱した。
その間に給水車の手配が遅れ、道路寸断などの事情も加わり、水不足で最大5施設が透析できない状態に陥った。
集団で避難を検討した施設も複数あった。
内閣府の初動対応検証チームは、昨年11月、「水の充足状況の把握に時間を要し、断水地域の病院への適時適切な給水支援を行えなかった」と指摘。
県は、「入力率が低く、被災の全体像が不明で、判断にどうしても時間がかかった」として、災害後に広島市と福山市で入力研修を急遽、実施した。
被災地でも、岡山県では7月7日午後に、システムに登録する全336施設が入力し、8日未明に大雨特別警報が発令された愛媛県では同日午後に、全141施設で完了した。
全医療機関を入力対象とする広島に対し、他2県は対象を絞っているため、入力率の単純比較はできないが、愛媛では2015年から、毎月、141施設で一斉訓練を実施。
医療機関が入力できない場合は、管轄する保健所が代理入力するルールを作り、豪雨時も混乱はなかったという。
兵庫県では年に数回、EMISを使う訓練を実施。
また、台風で広範囲に停電した際、入力率が低い場合は県側が医療機関に事情を聴くなどして、大規模災害に備えている。
EMISに詳しい中山伸一・兵庫県災害医療センター長は、「システムがあっても、いざという時に使えなければ意味がない。南海トラフ巨大地震などに備え、医療機関は高い意識を持って入力訓練に取り組むべきだ」と話している。
【DMAT運用にも課題 「当日に応援要請していれば…」担当者悔やむ】
西日本豪雨の医療支援では、広域災害救急医療情報システム(EMIS)の入力に加え、災害派遣医療チーム(DMAT)の運用にも課題を残した。
広島県は2次災害を恐れ、県外からの応援要請を、大雨特別警報が出た昨年7月6日当日は見送り、2日後に一転、大量派遣を求めた。
広島市の安芸区エリアでDMATを取り仕切った県立広島病院救急科部長の多田医師(45)は、「当日に応援要請していれば、もっと多くの人を助けられたかもしれない」と悔しがる。
6日午後11時過ぎ、多田医師はDMATの活動拠点を置くため安芸消防署(広島県海田町)に到着。
救急要請の電話は鳴りやまず、ホワイトボードには「団地が流れた」などの情報が次々と書き込まれていた。
77人が死亡した2014年の広島土砂災害でも活動した多田医師は、それを上回る規模の災害と感じ、すぐに県庁のDMAT県調整本部に現状を伝え、県外からの派遣を要望。
さらに国のDMAT事務局にも、「負傷者は100人規模に上る見込み」と、直接、SOSのメールを送った。
しかし、県から「応援要請を見送る」との連絡があったのは、翌7日の午前9時前。
国の事務局からも、「県から要望がない」などと、取り合ってもらえなかったという。
その間、県内のチームが出動して、倒壊家屋に挟まった住民の治療にあたったが、ほかにも生き埋めなどの情報は多数寄せられていた。
多田医師は、「医療チームがもっといれば、違う現場にも出せた。安全が担保できないから誰も呼ばないでは、話が進まない」と訴える。
県は8日午前に、ようやく福岡や山口、島根各県に本格派遣を求めたが、到着した9日ごろには、既に負傷者がほとんどおらず、避難所での見回りなどが中心となった。
広島県の担当者は、「各地で道路が寸断するなどし、安全確保が難しいと判断した。今思えば、初めての応援要請で慎重になりすぎた面はあった」と振り返る。
国の要綱では、死者100人以上が見込まれる場合は、隣接する都道府県などに派遣要請するとの目安を示しているが、今回のような複数県にまたがる豪雨災害の想定はなかった。
派遣の調整を行う国の事務局も、「DMATは主に地震を想定しており、広域の豪雨は特殊な応用編だった」と、判断の難しさを認めた。
出典
『被災情報入力滞り、給水車手配遅れる 昨年の西日本豪雨』
https://mainichi.jp/articles/20190105/k00/00m/040/081000c
2019年1月6日9時57分に琉球新報から、下記趣旨の記事が写真や地図付きでネット配信されていた。
5日午後5時45分ごろ、沖縄市美里で、灯油を積んだ3トン級のタンクローリーが横転する事故があった。
警察や給油会社関係者などによると、タンクローリーは無人の状態で坂道の上から下へ約150mを走行し、民家の塀や駐車車両4台などに衝突した後、横転して停止した。
運転手の40代男性は、給油作業中に何らかの原因でタンクの上から転落し、膝にけがを負った。
横転した直後に灯油が漏れたため、警察は付近の住民に対し、一時、外出を控えることを求めたり、避難を呼び掛けたりした。
事故による引火はなかった。
警察が事故原因を詳しく調べている。
付近の住民などによると、横転して停止した直後のタンクローリーからは白煙が上がっていたために、消防が消火剤を散布して発火を抑えていたという。
タンクローリーは坂の上にある民家で灯油の給油をしていた。
運転手は道路にうつぶせで倒れており、住民に「(車が)流れた」と話したという。
事故現場は住宅街の中にあり、車の往来も多い場所だった。
【塀も粉々 衝撃大きく 住民、不安な夜に】
中学校や保育園に近く、普段は子どもや車の往来が多い沖縄市の住宅街で5日発生した無人走行のタンクローリー横転事故。
タンクローリーが通り過ぎた跡には、衝突して粉々になった民家のブロック塀やひしゃげた軽トラックなど生々しい傷跡が残り、衝撃の大きさを物語っていた。
タンクローリーからは白煙が上がり、現場周辺には灯油の臭いが漂っていた。
一歩間違えば大惨事につながる恐れもあった。
週末の夜に外出を控えるよう警告を受け、避難を強いられた周辺住民らは、不安や疲労をにじませていた。
「バーン」「ドーン」。
自宅2階で昼寝していた30代の公務員男性は、突然響く爆発音に目を覚ました。
ベランダから階下を見ると、運転手とみられる男性がうつぶせに倒れ、タンクローリーが坂道を下っていた。
公務員男性は一瞬、「ひき逃げか」と思ったが、タンクローリーは住宅の塀に乗り上げ、再び「バーン」という音とともに横転して停止するのを目撃した。
運転手の男性に話し掛けると、意識はあった。
公務員男性は、「子どもがひかれず、引火もしなくて良かった」と、事故当時自宅にいた小学生の子ども2人を見詰めながら安堵した。
タンクローリーは午後8時半までにレッカー車で移動され、現場は約3時間、交通が規制された。
近隣住民や給油会社関係者らは後片付けに追われた。
出典
『タンク車、灯油積み150メートル無人走行 沖縄市 坂道流れ横転』
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-857560.html
2019年1月6日17時39分にテレビ朝日からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後5時半すぎ、沖縄市で住宅に設置されたタンクに給油していたタンクローリーが急に動き出し、下り坂を約50mにわたって走行。
そして周辺の車や住宅の壁に衝突して横転した。
積み荷の灯油約1700ℓのうち1000ℓが流出したが、引火などはしなかった。
タンクローリーを運転していた男性(40)は車の上で作業をしていて、落下して左足の骨を折る重傷。
事故当時、運転席には誰も乗っていなかった。
警察は、ブレーキが掛かっていなかった可能性があるとみて、事故の原因を調べている。
出典
『“無人”タンクローリー横転 灯油1000リットル流出』
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000144603.html
2019年1月4日11時36分に山形新聞から下記趣旨の記事が、ホームタンクの下部からポリタンクに給油している写真付きでネット配信されていた。
県内で先月、灯油の流出事故が相次いだ。
いずれも原因は、ホームタンクの栓の閉め忘れの「うっかりミス」。
河川に流出した場合、自然環境や住民生活への影響も懸念される。
本県の最上川は東北地方の国管理の1級河川で、2017年まで4年連続で流出事故最多の“不名誉な状況”が続いており、国交省山形河川国道事務所は、「給油中は絶対に目を離さないでほしい」と呼び掛けている。
「ホームタンクから給油している途中、その場を離れた」。
先月中旬、山形市の住宅で490ℓ入りのタンクから約半分の灯油が流出する事故が発生した。
住人は給油していることを忘れ、戻ってみると灯油があふれていたという。
同事務所によると、県内では1~2月に流出事故が集中するという。
寒さが厳しく灯油の利用が増え、落雪で配管が破損することなども多い。
この中で懸念されるのが河川への流出。
最上川流域の事故は14年が89件、15年84件、16年75件、17年は105件で、いずれも東北地方の1級河川で最多となっている。
河川への油流出の影響は、水道水や農業用水に直結する。
流出が少量だったり、発見や通報が早い場合は、吸着マットで油膜を回収して影響の拡大を食い止め、流れ出ても大量の水で分解されるという。
しかし、規模が大きければ取水を制限することもあり、河川環境や住民生活に及ぼす影響は計り知れない。
県内での流出事故の約4割は、家庭用のホームタンクの栓を閉め忘れたことによるもの。
ヒーターやストーブ用のタンクへの給油中に、家事や除雪作業などでその場を離れたり、栓をしっかり閉めなかったりする「うっかりミス」が目立っている。
同事務所では、「事故防止は一にも二にも、給油中は絶対に離れない、目を離さないこと」と強調する。
一方、もしも漏れてしまった場合、すぐに最寄りの消防に通報することが必要だ。
事故の約半数は、早めの通報で影響が拡大する前に食い止められているという。
同事務所の担当者は、「ホームタンクなどの定期点検も重要。流出させてしまったり、河川などで油膜を見つけたりした場合は、ためらわず通報してほしい」としている。
出典
『灯油の給油中は離れないで! 県内で相次ぐ流出事故』
http://yamagata-np.jp/news/201901/04/kj_2019010400055.php
(ブログ者コメント)
〇ホームタンク使用経験のないブログ者は、掲載写真を見て
初めて、ホームタンクの使い方を知った。
これなら簡単にポリタンクに給油できそうだ。
ただ、裏を返せば、盗まれやすいということ。
実際、しばしば、盗まれたという報道に接することがある。
それゆえであろうか、ネット上には盗難防止グッズが多数売られていた。
思い返せば数10年前、ブログ者が住む市原市の有名餃子チェーン店でホームタンクから灯油が無くなったことがある。
その時は給油ミスということに落ち着いたようだが、今思うと盗難か?
北国でない市原市ゆえ、盗難ということには思い至らなかったのかもしれない。
〇ネットで調べたところ、ホームタンクからの灯油流出事故は北国を中心に多発しており、各地の消防や国交省河川国道事務所などから、流出注意の情報が数多く発信されている。
以下は一例。
(上越地域消防事務組合)
(国土交通省能代河川国道事務所 鷹巣出張所)
https://www.city.kitaakita.akita.jp/chiiki_wadai/2007/01/0123/touyu/tyui.htm
2019年1月4日11時21分に京都新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
建設残土を巡って、近年、一部の民間処分場で災害時に土砂が崩れ、民家に流れ込むなどの被害が各地で起きている。
背景には、処分場が少なく、事業者が土砂の持って行き場に困っている現状がある。
国や自治体は規制強化やリサイクルの促進など対策を進めるが、多くは未利用のまま処分されているのが実態だ。
国交省によると、2001~16年に全国で建設残土が崩落した事案は14件に上る。
09年には、広島県東広島市で民家に土砂が流入し、2人が死傷した。
14年には大阪府豊能町で土砂が車道に流れ、半年近く通行止めが続いた。
京都市伏見区小栗栖の大岩山では、山の南側斜面に積まれた残土が7月の西日本豪雨で崩落し、住宅街の約10m手前まで迫った。
市によると、市内の土木会社から昨年、「太陽光パネルを設置するので山頂付近を造成したい」と相談があった。
だが実際には、残土処分場として、大量の土砂を受け入れていた。
残土を持ち込んでいた京都市内の運送会社の男性社長(49)は、「依頼したその日のうちに運んでも受け入れてくれる、ありがたい存在だったが、後に問題があると分かり、使うのをやめた」と明かす。
搬入作業に当たった元従業員によると、処分料は10トントラック1台当たり8500円。
「6000~1万円」という相場の範囲内だが、他の処分場よりも少ない人員や重機で作業を行うことで利益を上げていたという。
残土処分場の数について明確なデータはないが、男性社長は、「常に処分場を探している状態。京都府内に処分場は足りない」と話す。
災害時の崩落防止や適切な処理のため、京都府を含む20都府県と約300市町村は、昨年8月までに、残土を受け入れる事業者に、事前許可や土質調査などを義務付ける土砂条例を制定している。
ただ、小規模事業所は許可が不要で、罰則は100万円以下の罰金にとどまるなど、実効性は高くない。
京都市のように、条例を定めていない自治体も多い。
国交省によると、12年度に国内で発生した建設残土、約1億4000万m3のうち、再利用されたのは36%で、残りの64%は未利用のまま処分された。
同省は、搬出、搬入双方の情報を集約しマッチングさせるためのホームページを15年に立ち上げたが、今年3月末までにマッチングが実現したのは14件(14万m3)のみ。
同省の担当者は、「時期や土質が合わないことが多い。まずは制度の周知を図りたい」としている。
◇仮置き場設置を
【建設残土に詳しい京都大の嘉門雅史名誉教授(環境地盤
工学)の話】
大阪万博の開催が決まったことで、人工島の夢洲が有力な残土の受入地となり、関西で数年間は処分に困らなくなる可能性が高い。
ただ、東京五輪に向けたインフラ整備に伴い、建設残土は全国的に増加傾向にある。
国のマッチング制度の活用を進めるには、残土の仮置き場を開設し、搬入・搬出双方の時間差や土質を調整する方法が考えられる。
課題は、誰が仮置き場を設置するかだ。
まずは、行政や事業者の間で再利用の意識向上に努めてほしい。
出典
『建設残土の崩落被害、各地で発生 処分場少なく、再利用も進まず』
https://this.kiji.is/453748181158085729?c=39546741839462401
※大岩山の事例は、下記記事参照。
(2019年1月4日11時0分 京都新聞)
京都市は1月、市内の土木業者が山頂付近に大量の土砂を搬入している事実を把握。
宅地造成規制法に基づき、土地管理者である栃木県内の不動産管理会社に撤去を指示したが、管理会社側の対応は遅く、崩落を招いた。
10~11月、管理会社が緊急対策工事を実施。
市は、来年1月末に恒久対策案をまとめる方針。
残土の受け入れや崩落の責任を巡っては、管理会社が土木会社を相手に損害賠償を求めて京都地裁に提訴しており、現在、係争中。
出典
『大岩山残土崩落問題とは』
https://this.kiji.is/453744572595700833?c=39546741839462401
(2018年8月31日22時3分 朝日新聞)
京都市伏見区の大岩山(標高182m)で7月、西日本豪雨により大規模な土砂崩れがあり、ふもとの住宅から約10mまで土砂が押し寄せた。
山頂付近に無許可で投棄された建設残土に加え、その崩落を防ぐ工事用として業者が搬入した土砂も流された。
大雨で再び崩落することを心配する地元住民は、8月31日、工事の中止や早急な安全対策を京都市に申し入れた。
市や住民の説明では、7月5~7日の豪雨で、山の南側斜面が約400mにわたり崩れた。
土砂や樹木などが市有地内の農業用ため池(縦約27m、横約15m、深さ約4m)を埋め、民家の約10m手前まで迫った。
山頂付近の土地は、栃木県の不動産管理会社が管理する。
市は1月、現場付近に大量の建設残土が無許可で持ち込まれ、造成されていることを確認。
宅地造成等規制法に基づき、土砂の傾斜を30°以下に抑えるよう、管理会社に是正指導をした。
この無許可投棄について、管理会社は、京都市内の土木会社が無断で持ち込んだとして、この会社に損害賠償を求めて京都地裁に提訴しているが、土木会社は関与を否定している。
・・・・・
出典
『不法投棄の残土、西日本豪雨で崩落 民家に迫り「不安」』
https://www.asahi.com/articles/ASL804TRLL80PLZB00K.html
2019年1月5日12時0分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
静岡県裾野市須山のスキー場「F」で4日夜、リフトが緊急停止し、スキー客ら約80人が一時、宙づりとなったことが5日、スキー場への取材で分かった。
約35分後に全員が救助され、けが人はいなかった。
スキー場によると、4日午後8時5分ごろ、3線あるリフトのうちの1線で、4人乗りリフトに従業員が接触。
車輪からワイヤが外れ、安全装置が作動し、緊急停止した。
リフトは高い所で地上から約8mあった。
停止したまま、従業員がロープの付いた棒状の専用器具を使い、地上に降ろした。
部品交換と点検を終え、5日朝から運転を再開した。
(共同)
出典
『リフト停止、一時80人宙づり 静岡のスキー場』
https://mainichi.jp/articles/20190105/k00/00m/040/073000c
(ブログ者コメント)
車輪からワイヤが外れた?それともワイヤから車輪が外れた?
それはともかく、人が接触したぐらいで外れるものだろうか?
「部品交換と点検を終え・・・」と報じられている点から考えると、車輪に問題があったのかもしれない。
2019年1月5日2時52分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
札幌市の電算システムに4日朝、障害が発生。
市役所本庁舎や区役所、市税事務所など19の窓口で、ほぼ終日、住民票や印鑑登録、市税の各証明書の発行ができなくなった。
システムは同日午後7時半に復旧したが、この日は正月休み明けとあって、各区役所などの窓口は混乱した。
証明書発行は、区役所などに置かれた端末を操作すると、菊水分庁舎(白石区)の中央サーバーが稼働し、各区のプリンターが印刷する仕組み。
市は12月29、30日、発行に使う中央サーバーと区役所などの端末計約250台を更新し、直後の動作確認では正常に印刷できたという。
市戸籍住民課によると、障害は開庁時間の4日午前8時45分ごろから起きた。
市システム管理課が調べたところ、更新した中央サーバーに不具合があった。
マイナンバーカードを使い、コンビニで証明書の交付を受けられるサービスは別のサーバーを使っているため、支障はなかった。
出典
『札幌市がシステム障害で証明書発行停止 4日夜に復旧』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/264181
1月5日19時6分に北海道新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
住民票や印鑑証明の発行ができなくなった札幌市の4日の電算システム障害は、昨年末に入れ替えた運用ソフトの一部プログラムが誤作動したことが原因と分かった。
このプログラムを除去したことでシステムは正常に戻り、5日は中央区の地下鉄大通駅にある大通証明サービスコーナーで、通常通り、住民票や印鑑証明の発行手続きを行った。
市によると、市の電算システムは昨年12月29、30日に、機器と運用ソフトの入れ替えを行った。
ソフトには、システムに過剰な負荷がかかるとその負荷を自動軽減するプログラムが導入されており、4日午前8時45分の証明書発行手続き開始直後、このプログラムが誤って作動し、システム障害が起きた。
市は4日午後7時半までに、このプログラムを除去した。
市はソフト入れ替え後の30、31日と4日早朝に、各区窓口とシステムの中央サーバーを使って住民票発行などの手続きをテストしたが、その際はこのプログラムは作動しなかったという。
市は、このプログラムが4日午前に作動した原因を調べている。
大通証明サービスコーナーの土日曜の利用は午前9時~午後5時。
各区や出張所の窓口、市税事務所などの窓口は7日から通常通りの見通し。
出典
『プログラム誤作動が原因 札幌の電算システム障害』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/264303/
2019年1月3日22時19分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後4時5分ごろ、室蘭市仲町の新日鉄住金室蘭製鉄所内の製鋼工場で、作業中の同社関連会社社員・大野さん(男性、41歳)が積み荷に挟まれた。
大野さんは同5時10分ごろ、搬送先の病院で死亡した。
死因は胸部の圧迫とみられる。
警察によると、鉄くずの入った約5トンの積み荷をクレーンで運搬する作業中、大野さんは積み荷をつなぐワイヤの緩みを直そうとクレーンに近づいた。
その際、クレーンが揺れて、クレーンでつった積み荷と近くに置いてあった積み荷との間に挟まれたという。
出典
『積み荷に挟まれ男性死亡 新日鉄住金室蘭』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/263918/
1月4日6時22分にNHK北海道からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後4時すぎ、室蘭市仲町の「新日鉄住金室蘭製鉄所」で社員の大野さん(男性、41歳)が、大型クレーンが持ち上げた重さおよそ5トンの鉄くず入りの容器と地面に置かれていた容器の間に挟まれた。
大野さんは胸などを強く圧迫され、搬送先の病院で、その後、死亡が確認された。
現場では、当時、クレーンのメンテナンス作業が行われていて、警察によると、別の作業員がクレーンを操作し容器を持ち上げたところ、何らかの理由で容器が左右に揺れて、そばにいた大野さんが挟まれたという。
警察は、事故の経緯とともに、現場の安全管理に問題がなかったか、詳しく調べている。
出典
『工場でクレーン作業中に死亡事故』
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190104/0006803.html
(ブログ者コメント)
詳細不明だが、上記2情報から推察すると、同僚がワイヤーの緩みを直そうとしていることにクレーン運転士が気づかず、容器を吊り上げたところ、ワイヤーがしっかりかかっていなかったため容器が振れた・・・ということかもしれない。
2019年1月4日8時15分に岐阜新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後2時20分ごろ、岐阜県下呂市馬瀬西村の空き地で、有害鳥獣駆除を終えた同所、パート従業員の男性(65)が散弾銃の弾抜き作業を行っていたところ、銃が暴発し、近くにいた同市馬瀬中切、職業不詳の男性(71)の腰に当たった。
男性は市内の病院に搬送されたが、約2時間後に死亡した。
警察によると、装填されていた弾を取り外そうとしたところ、撃鉄(撃発装置)が作動し、誤って1発を発射したらしい。
単発式で殺傷力の高いスラッグ弾だった。
2人はハンター仲間で、パート従業員の男性は銃の所持許可を得て3年11カ月。
職業不詳の男性は47年3カ月のベテランだった。
この日は朝から7、8人で同市馬瀬西村の山中に入り、市の許可を受けてニホンジカの有害鳥獣駆除に当たっていた。
警察は、業務上過失致死の疑いもあるとみて、事故当時の詳しい状況を調べている。
出典
『銃が暴発、男性死亡 鳥獣駆除ハンター仲間に当たる』
https://www.gifu-np.co.jp/news/20190104/20190104-103250.html
1月5日7時44分に岐阜新聞からは、事故対応として所属猟友会が下呂市内での今期の狩猟を中止したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岐阜県の下呂市猟友会の男性(71)が仲間の散弾銃の暴発で死亡する事故が同市馬瀬西村で3日に発生したことを受け、同会は4日から、同市内での県と市の許可捕獲(有害鳥獣駆除・個体数調整)と狩猟(銃猟・わな猟)を中止した。
中止期間は、狩猟期間が終わる3月15日まで。
同会は3日夜に同市内で緊急役員会を開いて中止を決定し、会員134人に通知した。
役員会には服部市長らも出席し、市は中止を了承した。
市は4日、県へ許可捕獲の中止を報告した。
斎藤会長(73)は、「会員の尊い命が失われ、事故の重大さから、直ちに許可捕獲などの中止を決めた。安全講習会を増やすなど再発防止に努める」と話した。
出典
『下呂市内での許可捕獲と狩猟中止 猟友会、男性の事故受け』
https://www.gifu-np.co.jp/news/20190105/20190105-103521.html
(2019年6月18日 修正1 ;追記)
2019年6月17日18時46分にNHK岐阜から、銃が手から滑った際に引き金に手がかかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
ことし1月、岐阜県下呂市で散弾銃を暴発させ、近くにいた男性を撃って死亡させたとして、警察は6月17日、地元の猟友会の66歳の男を業務上過失致死などの疑いで書類送検した。
書類送検されたのは下呂市に住むパート従業員で、地元の猟友会の会員の66歳の男。
警察の調べによると、男は、ことし1月、下呂市馬瀬西村の空き地で散弾銃を暴発させ、5mほど離れた所にいた同じく猟友会のメンバーの男性(71)の背中を撃って死亡させたとして、業務上過失致死の疑いが持たれている。
また、猟の最中、散弾銃を弾が入ったままの状態で助手席に乗せ車を運転したとして、銃刀法違反の疑いが持たれている。
銃の暴発は、男が猟を終え、銃から弾を抜く作業の際に起きていて、警察は、引き金を引けなくなるようにする安全装置を解除し、男性に気付かないまま男性の方向に銃口を向け作業をしていたことが事故につながったとして、17日付けで書類を岐阜地方検察庁高山支部に送った。
調べに対し、男は「銃がすべった際に引き金に手がかかり、誤射してしまった」と供述し、容疑を認めているという。
出典
『猟銃暴発死亡事故で男を書類送検』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/20190617/3080001886.html
(ブログ者コメント)
最近見たテレビ番組の1シーン。
猟友会の人が数人、別々の場所でシカを待ち構えていたところ、連絡をとりあっていた無線で、「シカは逃げたので、各自、銃から弾を抜いて移動してください」といった趣旨の連絡が入っていた。
これなど、銃刀法をよく守っているということだろう。
(2019年10月5日 修正2 ;追記)
2019年10月2日10時37分にNHK岐阜から、男が在宅起訴されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし1月、下呂市で散弾銃を暴発させ、近くにいた男性を撃って死亡させたとして書類送検された66歳の男について岐阜地方検察庁高山支部は10月1日までに業務上過失致死の罪で在宅のまま起訴しました。
在宅起訴されたのは下呂市に住むパート従業員の吉永被告(66)です。
起訴状などによりますと吉永被告はことし1月、下呂市馬瀬西村の自宅の隣の空き地で散弾銃を暴発させ、4メートルあまり離れた所にいた同じ猟友会のメンバーの岩口さん(71)を誤って撃って死亡させたとして、業務上過失致死の罪に問われています。
検察は岩口さんに気付かないまま岩口さんの方向に銃口を向け安全装置を解除した状態で弾を抜く作業をしていたことが事故につながったとして、吉永被告を10月1日までに在宅のまま起訴しました。
検察は吉永被告の認否を明らかにしていませんが、警察によりますと吉永被告は「銃がすべった際に引き金に手がかかり、誤射してしまった」と供述し、容疑を認めているということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/20191002/3080002571.html
2019年1月7日19時26分にNHK青森から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月2日の午後1時すぎ、八戸市売市にある市営の屋外スケート場、「長根スケートリンク」で、市内に住む60代の女性が後方から滑ってきた子どもとぶつかって転倒した。
女性は体調不良を訴えて市内の病院に運ばれたが、頭を強く打って、まもなく死亡した。
この日は、2人の監視員がスケートリンクを滑りながら巡回していたという。
八戸市は当時の対応に問題はなかったとしているが、女性が死亡したことを重くみて、接触事故への注意を呼びかける場内放送や掲示を増やすなどして、利用者への注意喚起を徹底していくとしている。
八戸市の「長根スケートリンク」は昭和44年にオープンした屋外スケート場で、老朽化に伴って来月末で営業を終了することが決まっている。
出典
『スケート場で衝突 女性死亡』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20190107/6080003511.html
1月7日21時36分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
青森県八戸市の長根公園にある屋外スケートリンクで今月2日、60代女性が滑走中に転倒し、その後死亡していたことが7日、わかった。
転倒と死亡の因果関係は不明だが、公園側は「安全にスケートができるように注意を喚起していく」としている。
公園の管理会社エスプロモによると、2日午後1時10分ごろ、来場していたスケート客から「頭を打った女性がいるので対応してほしい」と連絡があり、スタッフが女性を車いすで医務室に運んだ。
当初意識はあったが、その後容体が急変。
家族が救急車で病院へ搬送したが、その日のうちに死亡したという。
スタッフが見た時、女性はニット帽をかぶっていたが、ヘルメットは着用していなかった。
公園側はこの事故を受け、ヘルメット着用を呼びかける放送の回数を増やすなどの対応をとったという。
出典
『スケート中に転倒、60代女性が死亡 ヘルメット着けず』
https://www.asahi.com/articles/ASM1764Z1M17UBNB00J.html
(ブログ者コメント)
NHKの映像によれば、スケート場には「情報提供のお願い」という掲示板が設置されており、文中、「・・・女性と子供(性別不明)の接触・・・」と書かれている。
2019年1月1日19時8分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日正午過ぎ、大阪市此花区のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)で、宙づり式ジェットコースター「ザ・フライング・ダイナソー」から、部品のボルトが落下しているのが見つかった。
USJによると、コースターのレール部分からボルトが落ちるところを来園者が目撃。
スタッフが確認すると、長さ約10cmのボルト2本がコースターの下に設置された防護用ネットに引っかかっていた。
レール同士の接合部を補強するためのボルト28本の一部が破損して落ちたとみられるという。
落下を目撃した来園者からの指摘を受けて、コースターは運行を停止。
乗客や来園者にけがはなかった。
USJは、この日の閉園後に原因を調査したうえで、2日以降のコースターの運行を判断するという。
出典
『USJのコースター、ボルト2本が落下 けがなし』
https://www.asahi.com/articles/ASM1164R3M11PTIL11G.html
1月1日20時18分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
USJによると、落下したのはレール接続部を補強する28個のうちの2個で、本来の長さは約10cm。
発見された際、コースターは終点の直前だったため、緊急停止せず、通常通り停車。
その後の運転を見合わせた。
USJでは、12月31日から1月1日にかけて年越しイベントがあるなど、混雑していた。
(共同)
出典
『USJでボルト2個落下、けが人なし ジェットコースター運転休止』
https://mainichi.jp/articles/20190101/k00/00m/040/104000c
1月1日17時42分にテレビ朝日からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
2本のボルトはジェットコースターのレール同士を留めるためのものとみられ、いずれも途中で折れていたという。
USJによると、レールは多くの本数のボルトで留めているため、即座に事故が起きるような状況ではなかったということだが、直後に運転を取りやめ、現在も点検作業を続けている。
出典
『USJ 宙づりコースター休止 ボルト2本破損し落下か』
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000144330.html
※ページ数が増えるため、個別記事のURLは添付省略。
1.総括
〇産業安全面では、特に大きな事故はなかった。
〇一般の人の安全知識は、まだまだのレベルだと感じさせられた事故、情報があった。
12月16日発生
札幌市の店舗でスプレー缶120本を室内でガス抜き後、給湯器のスイッチを入れたため大爆発、ガス抜きした店長はスプレーが可燃性であることを知らなかった
12月30日報道
北海道の家電量販店でポータブル石油ストーブを購入した客の半数は換気が必要なことを知らなかった。
〇昨年に引き続き、国内の名だたる企業で安全に関するデータ改竄問題や不祥事が発覚した。
・KYB子会社が免振・制振ダンパーの検査データを改竄 (10月報道)
・日立化成で非常用蓄電池の検査データを改竄 (11月報道)
・JALとANAのパイロット多数が乗務前のアルコール検査を回避(12月報道)
・関西電気保安協会などで集合住宅の電気設備点検時にデータを改竄(12月報道)
〇産業安全以外の面では、自然災害の猛威が目立つ1年だった。
ちなみに、昨年の漢字は「災」だった。
・大阪北部地震 (6月)
・西日本豪雨 (7月)
・逆走台風12号による高波被害 (7月)
・胆振東部地震 (9月)
・台風21号による暴風被害 (9月)
2.2018年の事故・トラブルの傾向
〇北海道胆振東部地震時など、発電機を換気の悪い場所で使用していてCO中毒になった事例が目についた。
7月 5日 東京都で下水道管新設工事中
9月7~8日 胆振東部地震時に標津町、上富良野町、岩見沢市、根室市の民家で
9月15日 東京都の遊園地地下でコンクリート解体中
12月 3日 名古屋市で建物解体中
〇病院でCT検査結果を見逃した事例が数多く報道された。
6月 8日報道 千葉大学病院
6月26日報道 横浜市立大学附属病院
8月16日報道 兵庫県立がんセンター
8月30日報道 北九州市立医療センター
3.ブログ者の印象に残った『狭義』の産業事故
(日付は発生日)
7月 2日 若狭町の化学工場で半導体原料製造のため撹拌機に原料投入中、爆発が起こり2人死傷、住民10人搬送
7月 6日 西日本豪雨時、総社市のアルミ工場で停止中の炉に川からあふれた水が入って水蒸気爆発
7月26日 多摩市で建設中のビルの隙間から落ちた火花がウレタン断熱材に着火し、5人死亡40人負傷
8月 9日 旭川市の製紙工場で落下したコンクリート片が配管を壊し二酸化塩素が漏れて14人中毒
8月23日 桜川市の砕石場で爆薬庫からトラックに爆薬を積み込み中、爆発が起きて、庫も人も跡形なし
10月28日 山口県の大島大橋に大型外国貨物船が衝突し住民生活に大きな支障、航海士は深く考えず近道ルートを選択した
11月28日 吹田市のホームセンターで廃棄用ボタン電池を複数個、剥きだし状態で入れていたポリ袋から出火、建物が10時間燃え続ける
【番外】
10月21日 台湾で日本製車両の列車が脱線事故、現地でないとチェックできない安全システムのチェックが抜けていた
4.ブログ者の印象に残った『広義』の産業事故
(日付は発生日)
2月21日 神戸市の温泉遺構施設で普通に出入りする場所にいた猫を保護しようとして、窪みに充満していたCO2で酸欠死
4月14日 伊勢市で路線バスが停車時に石灯篭に接触し傘部が頭に当たった歩行者が死亡、再発防止のため石灯篭は全て撤去された
6月 8日 大阪北部地震時、登校中の女児が倒れてきた学校のブロック塀の下敷きになって死亡
8月12日 富田林署で弁護士との面会を終えた容疑者が管理体制の不備をつき、アクリル板を蹴破って逃走
8月30日 横浜市でバスが横断歩道上に停まったため、女児がバス後部から横断歩道を渡ろうとして、対向車にはねられて死亡
9月 4日 台風21号の強風で関西空港の連絡橋にタンカーが衝突し、空港機能がマヒ
9月 6日 北海道胆振東部地震時に北海道全域で停電(ブラックアウト)
9月 台風24号による塩害で鉄道などに広範囲な被害
(2/2へ続く)
(1/2から続く)
5.ブログ者の印象に残ったその他の情報&トピックス等
(日付はブログ掲載日)
1月19日 鈴鹿消防本部が渋滞学にヒントを得て平泳ぎスタイルで避難する方法を考案した
1月28日 首都圏で大雪予報のため早目に帰宅しようとした人たちが短時間に集中し、主要駅が大混乱
6月 2日 大阪市で通報を受け出動した救急隊が死んでいると判断した人が、実は生きていた
7月 8日 中国が廃プラ輸入を禁止したため、処理できない廃プラが急増している
7月22日 「香害」という名の新しい概念の公害が提唱されている
7月31日 佐久市の医師会が「子供は静かに溺れる」と注意喚起している
8月30日 JR西日本の新幹線トンネル内列車通過体験研修が問題になり、当該研修は中止になった
9月 6日 北海道ブラックアウト時、コンビニのセコマでは車から電源をとって営業を続けた
10月 1日 沖縄県でスピード違反常態化路線バスの情報を得た新聞記者が実乗車して記事を掲載、ダイヤが改正されることになった
6.読者の方とのコミュニケーション
〇2015年8月10日に掲載した大分空港ハサミ持ち込み事例に関し、読者の方から以下の提案をいただいた。
『添付されている経産省のPDFが読み取り不能。
復旧したが、後日、当該記事を見る人のため、掲載して
はいかが?』
読者の方からこのような提案をいただくことは、まことに
有難く、ただちに掲載した。
7.ブログ作成上の特記事項(変化点、工夫点、配慮点など)
〇文章だけではわかりにくい情報について、写真を添付し始めた。
〇過去に本ブログに掲載した記事を関連情報として紹介する際、従来はタイトルとURLを掲載していたが、手間がかかるしニーズも不明なため、そのスタイルは取り止め、関連情報があるということのみを紹介するスタイルに改めた。
〇ヒューマンエラーが関与したとみられる事例については、記事の末尾にキーワードとして「ヒューマンエラー」「人的エラー」と記入し始めた。
過去記事については、量が膨大なため、気づいた記事のみ追記するようにしている。
〇2014年4月ごろ以降の報道記事はアーカイブサイトで原文を閲覧可能ですが、下記メディアの記事についてはアーカイブ化できていないものがあります。
NHK NEWS WEB、産経新聞、中日新聞、
読売新聞(一部)
以上
2018年12月2日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9114/
(2019年1月7日 修正1 ;追記)
2018年12月31日9時30分に岐阜新聞から、木の伐採費用は中部電力と自治体とで分担するなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
今年9月、台風21号により多数の倒木が発生し、岐阜県内の延べ約22万戸が停電したことを受け、県と中部電力、市町村は来年度、停電につながりそうな道路沿いの木の事前伐採に乗り出す。
3年かけて、少なくとも2万~3万本を伐採する見通し。
北海道地震での全域停電(ブラックアウト)などでライフラインの保全に注目が集まる中、積極的な予防措置で県民生活を守る。
来年4月にも、ライフライン保全対策会議を設置し、伐採計画をまとめる。
伐採本数や費用は未定だが、3者が昨年度まで3年かけて行った雪害対策では、総額約1億4000万円で2万2000本を伐採。
今回の台風でも伐採箇所は被害が少なく、効果は立証済み。
県危機管理部は、「伐採が必要な場所は、より県内全域に広がる。(前回より)予算を上積みして対策に当たりたい」としている。
台風21号では、高山市や郡上市を中心に多数の倒木が発生し、電線や電柱に寄りかかる「かかり木」が3000本以上あったほか、200本以上の電柱が傾いたり倒れたりした。
復旧には最長で7日間を要した。
電力設備の被害のほか、上水道のポンプ停止による断水や携帯電話基地局の停止による通信障害などの二次被害、道路の寸断なども発生した。
中部電力は、「市町村レベルの連携は他県でも例があるが、県と連携してこれだけ大掛かりな事前伐採に取り組むのは全国的にも珍しい」としている。
今後、災害時に対策本部が設置される市町村役場や病院といった停電時に影響が大きい施設の周辺など、具体的な伐採場所を絞り込んでいく。
費用負担は中部電力が2分の1、市町村と県が4分の1ずつ。
出典
『停電防止へ事前伐採 県と中電、市町村、3年かけ約3万本見通し』
https://www.gifu-np.co.jp/news/20181231/20181231-102778.html
2018年12月31日11時0分に伊勢新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午後3時15分ごろ、三重県鈴鹿市名五栄町5丁目のSスターチ鈴鹿工場で、家畜用飼料の貯蔵タンクを清掃していた会社員の高村さん(男性、29歳)がタンク底部のスクリューコンベアに巻き込まれた。
現場にいた別の作業員が機械を止めて119番したが、高村さんは全身を強く打ち、その場で死亡が確認された。
警察によると、現場はトウモロコシを飼料に加工する過程の高さ10mを超える貯蔵用タンクで、底部には飼料をかき回すための金属製の棒2本がついたスクリューコンベアと呼ばれる機械が設置されていた。
同工場は前日から年末休業中で、高村さんら機械メンテナンスを扱う協力会社の社員2人と、同工場の従業員1人がタンク内を清掃。
従業員が機械を止めて作業するよう提案したが、高村さんは作動しながらの清掃を主張し、何らかの原因で下半身を機械に巻き込まれたとみられる。
警察は詳しい原因を調べている。
出典
『鈴鹿 機械に巻き込まれ男性死亡 飼料タンク清掃中』
https://this.kiji.is/452275474681578593?c=39546741839462401
(ブログ者コメント)
「工場の従業員が機械を止めて作業するよう提案した」という表現が気になった。
工場の規則として、機械を止めて清掃するようになっていなかったのだろうか?
そう決められていたなら、「提案」ではなく「指示」していたような気がするのだが・・・・。
あるいは、清掃作業のプロである協力会社の人の意見に従ってしまった・・・ということだろうか?
2018年12月31日10時20分に山形新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午後1時ごろ、山形市の蔵王温泉スキー場で停電が発生した。
一部リフトで利用客計89人がシートに座ったまま最大2時間半、救助を待った。
蔵王ロープウェイ山頂線蔵王地蔵山頂駅では観光客最大100人が麓に戻れず、同7時すぎまで足止めとなった。
けが人はなく、同8時35分ごろまでに停電は全面復旧した。
東北電力山形支店によると、停電したのは黒姫や大森などの各ゲレンデのリフトに加え、蔵王中央ロープウェイ(温泉駅~鳥兜(とりかぶと)駅)と蔵王ロープウェイの山麓線(蔵王山麓駅~樹氷高原駅)、山頂線(樹氷高原駅~蔵王地蔵山頂駅)。
横倉ゲレンデ付近の配電線に、雪の重みで押された枝が接触し、漏電したのが原因とみられる。
リフトに取り残された89人は、運営会社の社員らが救助ベルトの付いたポールを使って順次、ゲレンデに降ろした。
山麓線と山頂線を運行する蔵王ロープウェイによると、両線は予備のエンジンで最寄りの駅までゴンドラを移動させた。
駅で待った観光客らは雪上車で麓まで運んだという。
蔵王中央ロープウェイを運行する蔵王観光開発の話では、同線は運行時間の合間で、稼働中のゴンドラはなかった。
【不安、寒さに耐え救助待つ】
スキー場で突如止まったリフトとロープウエー。
利用者は寒さをこらえながら、救助を待った。
仙台市から友人4人と訪れた男子高校生(17)は、昼食を食べた後、名所の「横倉のカベ」に再挑戦しようとリフトに乗り、30mほど進んだところで急停止したという。
「しばらくアナウンスがなくて不安だった。風はなかったが、寒さがこたえた」。
30分ほどでスタッフが訪れ、ポールを使って雪面に降りた。
「初心者や外国人客は不安だったと思う。(救助に)慣れてないように思えたので、訓練をもっと深めてほしい」と話した。
東京都から観光で訪れた20代男性は、蔵王ロープウェイの山頂線で停電に遭った。
「吹雪で揺れるゴンドラ内で30分以上待った。怖かった」と振り返る。
予備エンジンで蔵王地蔵山頂駅に到着したものの、同駅では空調が止まっており、とても寒かったという。
しばらくして雪上車によるピストン輸送が始まり、男性は3時間ほど待った後、午後5時15分ごろに麓に向かった。
「スタッフからお菓子をもらったり声を掛けてもらったりして、不安はなかった」と話した。
出典
『蔵王温泉スキー場で停電、リフト上に一時89人 地蔵山頂駅では最大100人足止め』
http://yamagata-np.jp/news/201812/31/kj_2018123100636.php
12月31日1時19分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午後1時ごろ、山形県の蔵王温泉スキー場(山形市、同県上山市)で停電があり、リフトとロープウエーが止まった。
停電は約7時間半後に復旧。
スキー場関係者や地元消防によると、一時、計約90人のスキー客らが宙づりとなったが、けが人の搬送はなかった。
山形市内のスキー場で約80人、上山市側で約10人が宙づりとなった。
上山市側の「蔵王ライザワールド」によると、停電から10分程度で約10人をスキー場関係者らが救出した。
東北電力によると、山頂付近の枝が雪の重みで電線に接触して漏電し、停電したとみられるという。
(共同)
出典
『山形・蔵王のスキー場で停電 リフト停止し一時90人宙づり』
https://mainichi.jp/articles/20181231/k00/00m/040/018000c
12月31日0時10分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午後1時頃、山形市の蔵王温泉スキー場で、リフトやロープウェー計9基が停電のために停止した。
リフトに乗っていたスキー客約90人が、約1時間宙づり状態となった。
ロープウェーの利用客約160人も山頂などに一時取り残されたが、約6時間半後に全員救助され、けが人はいなかった。
停電は同日午後8時半過ぎに解消。
スキー場への配電設備に異常が発生したのが原因で、東北電力が調べている。
蔵王温泉スキー場は、当時、スキー客やロープウェーを使って樹氷を見に訪れた観光客らでにぎわっていた。
このため、運営会社の職員10数人が手分けして救助に向かった。
リフトで宙づりになったスキー客にはロープを使ってリフトから降ろした。
出典
『リフト、停電で停止…90人が1時間宙づりに』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20181230-OYT1T50085.html?from=ycont_top_txt
2018年12月30日2時0分に神奈川新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午後4時10分ごろ、相模原市南区相模大野の小田急線相模大野駅で、小田急電鉄社員の男性(46)が約12m下の地下駐車場に転落し、搬送先の病院で死亡した。
警察が事故原因を調べている。
警察などによると、男性は高さ約4.4mのコンクリート塀の上で作業していたところ、何らかの弾みで転落。
直下には排気口(幅2.5m)があり、さらに約8m下の駐車場に落下した。
信号機の故障を想定した訓練のため、信号機柱近くの塀上で,運転士が的確に判断しているか確認していた。
出典
『作業中の転落事故で男性死亡 小田急電鉄、相模原大野駅で』
http://www.kanaloco.jp/article/380343
12月30日15時20分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午後4時10分ごろ、相模原市南区の小田急線相模大野駅構内で、信号機故障時の対応訓練をしていた小田急電鉄社員の高沢さん(男性、46歳)が排気口内に誤って転落し、病院で死亡が確認された。
警察によると、高沢さんは同僚と2人で、信号機を布で隠し電車を運行させる訓練を指導していた。
信号機の脇にある高さ約4.4mの塀から約12.5m落下した。
出典
『小田急社員が訓練中に転落死 相模大野駅』
https://www.sankei.com/affairs/news/181230/afr1812300009-n1.html
12月30日9時20分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
高沢さんは信号機の故障に備えた研修中で、高さ約4.4mのブロック塀に上って作業をしていたが、誤って地下3階に通じる排気口(深さ約8m)に転落した。
出典
『駅で研修中の係員、深さ8mの排気口に転落死』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20181229-OYT1T50095.html
2018年12月28日16時35分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
室内でのスプレー缶噴射が原因とみられる16日の札幌市豊平区の爆発事故を受け、環境省は28日までに、スプレー缶のガスを屋外で出し切るといった適切な処理方法を住民に周知するよう、全国の自治体に求める通知を出した。
環境省はこれまで、スプレー缶に穴を開けて廃棄する際に火災が起きるケースが相次いだことから、「穴開けをしない方が望ましい」との通知を出していたが、今回の事故をきっかけに、より安全な処理方法を広める必要があると判断した。
通知は27日付。
(1)最後まで使い切る
(2)缶を振って中身が残っていないか音で確認する
(3)火気がなく、風通しの良い屋外でガス抜きキャップを使って中身を出し切る
といった手順を要請。
缶に穴を開けずに処理することも求めている。
原田環境相は28日の定例記者会見で、「スプレー缶はあまりに身近なものだが、行政を通じて危険性を訴えたい」と述べた。
事故は不動産仲介「アパマンショップ平岸駅前店」の男性店長が店内で消臭スプレーを大量噴射した後、給湯器をつけたため起きたとみられ、爆風が周辺の建物などにも及び、50人超が負傷した。
〔共同〕
出典
『スプレー缶処理は屋外で 環境省、自治体に通知』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3951380028122018CR8000/
12月28日18時45分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
室内で消臭スプレー缶を噴射したことが原因とみられる札幌市の爆発事故を受け、環境省は28日、全国の都道府県に対し、スプレー缶廃棄時の適切な処理を住民に周知するよう求める通知を出したと発表した。
通知は27日付で、
〈1〉最後まで使い切る
〈2〉缶を振って中身が残っていないか確認する
〈3〉火気のない屋外でガス抜きキャップを使う
の周知を要請している。
また、廃棄時に缶に穴を開けるよう指導している自治体に対し、中身が残っていると開け方によっては火災の恐れがあるとして、穴開けしない処理方法の整備を求めた。
原田環境相は28日の閣議後記者会見で、「製造者団体とも連携し、事故のないように周知を徹底したい」と話した。
出典
『スプレー缶の適切処理「3つの周知」環境省要請』
https://www.yomiuri.co.jp/eco/20181228-OYT1T50081.html
2018年12月28日付で埼玉新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県は28日、鴻巣保健所が結核菌に感染した80代女性に対して6カ月ごとの受診を勧めることを忘れた結果、女性が今月17日に肺結核で死亡したと発表した。
県保健医療政策課によると、女性は2016年末ごろに結核患者と接触したとみられ、17年2月に接触者健診を受けた。
発病はしていなかったものの、結核菌に感染していることが判明。
医療機関を受診するよう勧めたが、女性の体調が悪く、受診できなかった。
本来は6カ月ごとにエックス線検査を行う経過観察をすることになるが、担当の保健師が失念して、手紙や電話による受診勧奨を一度もしなかった。
女性は今年10月にせきの症状が現れ、今月7日に体調が悪化して医療機関に救急搬送された。
鴻巣保健所では、接触者健診対象者のリストや病院に委託する場合の結核健診票を作成していなかったため、ほかの職員が健診の進捗状況を把握できない状態だったという。
同保健所は女性の家族に謝罪。
今後は、女性と接触した16人に対する健診を実施し、同保健所での健診管理体制の見直しを行う。
出典
『結核患者と接触の女性死亡 鴻巣保健所、受診の勧奨忘れる ほかの職員、
健診の進捗を把握できず』
http://www.saitama-np.co.jp/news/2018/12/29/02_.html
12月28日20時18分にNHK埼玉からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
埼玉県の保健所が去年、結核の検査で「陽性」と診断された80代の女性に対し、半年ごとに受けさせなければならない健康診断の連絡を怠り、女性が今月肺結核で死亡していたことが分かった。
県は保健所の不手際を認めて、女性の家族に謝罪した。
埼玉県によると、結核患者に接触した80代の女性が去年2月、結核の検査で「陽性」と診断され、埼玉県の鴻巣保健所は、この女性を半年ごとに健康診断を受けさせる経過観察の対象にした。
経過観察の対象になると、保健所は健康診断の時期が近づいたことを電話や手紙で通知しなければならないが、鴻巣保健所はこの連絡を怠り、女性は一度も健康診断を受けることがないまま、今月17日、肺結核で死亡した。
連絡を怠った原因について、県は、この女性を経過観察の対象者のリストに載せていなかったことなどをあげている。
県は、保健所の不手際を認めて女性の家族に謝罪するとともに、経過観察の対象者の管理体制を見直し、再発防止を図ることにしている。
出典
『保健所健診連絡怠り結核患者死亡』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/20181228/1100004374.html


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。