







2018年2月22日11時22分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
神戸市北区有馬町の資料館「神戸市立太閤の湯殿館」で21日夜、男性1人が救急搬送された事故で、警察は22日、意識不明になっていた同館職員、Nさん(男性、48歳)が死亡したと発表した。
現場では酸素濃度が低下していたといい、警察が死因などを調べている。
資料館は、市などで作る一般財団法人「神戸観光局」が運営。
警察や観光局によると、Nさんは隣接する「極楽寺」の関係者と共に、資料館1階の展示室に入り込んだ猫を捜していた。
豊臣秀吉ゆかりの「岩風呂遺構」(幅5m、奥行き5.5m)の底(深さ2m弱)にいた猫を捕まえようとして倒れたという。
その場で猫は死んだ。
観光局によると、Nさんは昨年2月から資料館で勤務し、健康面の問題はなかった。
遺構は土がむき出しで、水がたまることはあったが、近年は有毒ガスや温泉が出たことはないという。
資料館は、原因が分かるまでの間、休館する。
出典
『有馬温泉事故 男性職員1人死亡 現場の酸素濃度低下』
https://mainichi.jp/articles/20180222/k00/00e/040/319000c
2月22日20時30分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
有馬温泉観光協会などは22日、現地で会見を開き、同席した京都大の西村進名誉教授(物理地質学)が「地下から炭酸ガス(二酸化炭素)が噴出し、濃度が高まって酸欠で倒れた可能性が高い」との見方を示した。
協会によると、大気中の酸素濃度は21%程度だが、死亡したNさんが現場から搬出された際、13~14%に低下していた。
警察などによると、Nさんは資料館1階に展示されている「岩風呂遺構」の底(深さ1.7m)にいたネコを捕まえようとして倒れた。
西村名誉教授は、「現場は気温が低く、人の出入りも少ない状態で、二酸化炭素が滞留しやすい条件がそろっていた」と指摘。
ネコも死んでいたことから、「炭酸ガスが底にたまって酸素が欠乏し、窒息したのではないか」としている。
同温泉街は二酸化炭素を含む炭酸泉が多い。
出典
『高濃度の二酸化炭素滞留か 有馬・歴史資料館で職員死亡 専門家が指摘』
http://www.sankei.com/west/news/180222/wst1802220087-n1.html
2月22日11時39分に神戸新聞からは、下記趣旨の記事が現場の写真付きでネット配信されていた。
同館は、安土・桃山時代に豊臣秀吉が建設を命じたとされる岩風呂「湯山御殿」の遺構を紹介する神戸市立の施設。
遺構は1階の床下にあり、透明のアクリル板で囲われている。
清掃時などを除き、遺構内に人が立ち入ることはないという。
警察によると、新田さんは21日の営業が終了した午後7時35分ごろ、館内に入り込んだネコを捜していたところ、遺構内で動かなくなったネコを発見。
助け出そうと遺構に入り、すぐに倒れたという。
ネコも死んでいたという。
近くに住む男性は、「この施設で過去に事故は聞いたことがない。原因を究明して安心させてほしい」と顔をこわばらせた。
出典
『ネコ助けようとして酸素欠乏か 有馬の観光施設で男性死亡』
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201802/0011008124.shtml
2月22日15時51分にNHK兵庫からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月22日1時40分に読売新聞から、2月22日6時10分にNHK関西からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
施設は、有馬温泉に湯治に訪れた豊臣秀吉が造らせたとされる湯山御殿の湯殿跡で、1999年にオープン。
現地で出土した蒸し風呂、岩風呂の遺構や関連資料などが展示されている。
消防や警察によると、男性が倒れていたのは岩風呂の近くのくぼんだところで、酸素の濃度が低くなっていたという。
このため消防は、温泉から出た二酸化炭素がたまって、酸欠状態になっていたとみて調べている。
Nさんは、閉館後に近隣の人から「湯殿館に飼い猫が入った」と連絡を受け、施設内に入っていたという。
現場の岩風呂跡に一般の人は立ち入ることはできないが、Nさんは猫を助け出そうとして入ったという。
施設を管理する神戸観光局の山崎課長は、「現場は職員や工事関係者が普通に出入りしていて、危険な場所だという認識はなく、とても驚いている」と話していた。
温泉から出るガスに詳しい東京工業大学の野上健治教授は、「有馬温泉は二酸化炭素が含まれる『炭酸泉』が多くあり、温泉がわき出す際に二酸化炭素が分離し、ふだんから空気中に放出されている」と話している。
そのうえで、「屋外の開けた場所であれば、風などで拡散されるため影響はないが、屋内や周囲より低いくぼ地などでは風が通りにくく、二酸化炭素がたまりやすくなることがある。今後の対策に生かすためにも専用の機器を使って詳しい調査を行い、二酸化炭素がどこで発生し、どのようにたまったのかなど、経路を特定することが重要だ」と指摘している。
出典
『有馬温泉施設で職員死亡 酸欠か』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/2025444651.html
『秀吉ゆかりの湯殿跡、男性倒れ重体…ガス発生か』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180222-OYT1T50004.html?from=ycont_top_txt
『有馬温泉の施設で従業員倒れる』
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180222/5439431.html
(ブログ者コメント)
過去に温泉だった場所で、数10年、数100年ぶりにガスが出た模様。
この点、今年1月に3000年ぶりに噴火した本白根山の噴火と同じパターンだ。
2018年2月21日17時35分にテレビ朝日から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午前10時半すぎ、さいたま市桜区にある埼玉大学の研究棟で「実験中にダクトに火が回った」と119番通報があった。
消防などが駆け付けると、10階建ての研究棟の9階部分に煙が充満していた。
警察によると、研究員の男性(35)が1人で化学の実験をしていたところ、火が出てダクトに燃え移ったという。
ポンプ車など17台が出動して消火活動にあたり、火は約3時間半後に消し止められた。
この火事によるけが人はいなかった。
出典
『「実験中にダクトに火が回った」埼玉大学で火災』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000121374.html
2018年2月20日4時57分にNHK高知から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
高知市にある高知医療センターで、去年、食道がんの女性の手術中に医師が勘違いして、摘出する必要がなかった胃をすべて摘出する医療ミスがあったことがわかった。
高知医療センターによると、去年、食道がんの50代の女性の手術を行った際、本来は胃の一部だけを切り取る予定だったところを、執刀医が胃をすべて切り取るものと勘違いし、切る必要のない血管を切り離した。
結果として、女性は胃をすべて摘出せざるをえなくなったという。
センターによると、女性はすでに退院して自宅で療養しているということで、病院は今後も慎重に経過を観察するとしている。
この手術は5人の医師が担当していたが、医療センターは、当時は患部の場所ごとに2チームに分かれて同時に手術を行ったことで、力が分散した上、近くで見ていた若手の医師が執刀医に対して、本当に切ってよい血管か進言できなかったことなどがミスの原因だとしている。
そのうえでセンターは、同じような手術では、当面、複数のチームによる同時進行をしないことや、重要な血管を扱うときには執刀医と助手が声をかけながら確認を行うなどの再発防止策を講じるとしている。
出典
『手術中に勘違いで患者の胃を全摘』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kochi/20180220/8010001348.html
2月20日14時7分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
高知医療センター(高知市池)で昨年末、食道がんの患者の胃を誤って摘出してしまうミスがあり、運営する県・高知市病院企業団が19日、企業団議会で明らかにした。
医療センターによると、昨年末ごろ、食道がんにかかった県内在住の50代女性の食道を摘出する手術で、本来は胃を喉につなげるのに、腹部を執刀していた男性医師が摘出と勘違いし誤って胃の血管を切断。
血管の縫合も検討したが、血流が確保できない可能性があり、胃も摘出。
大腸を使って切除部分を補い、喉につなげたという。
女性は自宅療養中で、経過を観察するといい、補償の準備を進めている。
今回は喉と腹部を同時に別の医師が手術していたが、当面、同時に手術することをやめるという。
医療センターの吉川院長は、「患者さんやご家族におわびする。再発防止に努める」と話した。
出典
『高知医療センター 食道がん患者の胃を誤って摘出』
https://mainichi.jp/articles/20180220/k00/00e/040/217000c
2月20日15時58分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
センターによると、女性はがんの患部がある食道と胃の一部を取り除く手術を受けた。
手術は5人の医師が担当したが、医師の1人が「胃をすべて摘出する手術」と勘違いし、胃の一部を残すのに必要な血管を誤って切断した。
医師らはすぐにミスに気づいたが、胃はすべて摘出しないといけない状態になった。
女性は、現在は退院し自宅で療養中だという。
センターによると、手術を担当した医師らに懲戒処分はなく、口頭で注意したという。
出典
『医師が勘違い、胃を全摘出 高知医療センター』
https://www.asahi.com/articles/ASL2N3517L2NPLPB001.html
2018年2月21日21時47分に東京新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月21日22時45分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
関西テレビ(大阪市)は21日、バラエティー番組「お笑いワイドショー マルコポロリ!」の収録で、タレントのほんこんさん(54)と、お笑いコンビ「大自然」の白井さん(30)が腹部にやけどをしたと発表した。
2人とも約2週間のけがで、仕事への支障はないという。
同社によると、20日午後、本社スタジオでの番組収録の中で科学実験を実施。
ほんこんさんの腹部に載せた断熱シート上で砂糖と重曹を燃やして化学反応を見る実験を行った際、加熱された砂がほんこんさんの腹部にかかった。
白井さんは、液体窒素を使ってアイスクリームを作る実験に参加。
収録後、左脇腹に異常を感じ、病院でやけどと診断された。
同社は、リハーサルを綿密にしていたというが、「改めて番組制作の管理指導を徹底したい」としている。
(共同)
出典
『ほんこんさんら腹にやけど 関西テレビの番組収録で』
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018022101002166.html
『関西テレビ 収録中にタレント2人やけど』
https://mainichi.jp/articles/20180222/k00/00m/040/129000c
2018年2月21日10時50分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午後2時ごろ、群馬県東吾妻町小泉のコンクリート製品製造・販売会社、Bコンクリート工業の工場で、同社社員のMさん(男性、58歳)が機械と柱の間に挟まれたと、作業員の男性(26)から119番通報があった。
Mさんは病院に搬送されたが、胸などを圧迫され死亡した。
警察によると、Mさんがコンクリート製品から鉄板を取り外すための機械を清掃していたところ、機械が作動し、挟まれたという。
警察は、機械が誤作動した可能性もあるとみて、原因を調べている。
出典
『機械が誤作動か 58歳男性、挟まれ死亡 群馬・東吾妻町』
http://www.sankei.com/affairs/news/180221/afr1802210020-n1.html
2018年2月20日19時0分に岩手放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日朝、岩手県花巻市で建設会社敷地内の簡易作業場が雪の重みで崩れ、中にいた70歳の男性が亡くなった。
亡くなったのは、花巻市高木のアルバイト・Kさん(男性、70歳)。
20日午前8時半ごろ、花巻市上根子にある建設会社の住宅資材の加工センターで、出勤した男性従業員が作業場が倒壊しているのを発見し、119番通報した。
その後、雪の下から心肺停止状態のKさんが発見され、病院に運ばれたが、およそ3時間後に死亡が確認された。
警察によると、作業場は木の柱にブルーシートがかけられただけの簡易的なもので、広さは4畳半ほど。
事故当時、Kさんは作業場でレンガを切断する作業をしていた。
屋根の上の雪は50cmほど積もっていて、隣の建物の屋根から雪が落ちたはずみで倒壊した可能性もあるという。
警察は、会社が安全管理を怠った疑いもあるとみて調べている。
出典
『雪の重みで作業場倒壊・男性死亡』
http://news.ibc.co.jp/item_32459.html
2月20日20時36分にNHK岩手からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午前8時半ごろ、花巻市上根子にある住宅メーカーの従業員から、「作業小屋が倒壊して、男性が倒れている」と消防に通報があった。
倒れていたのは、アルバイトのKさん(70)で、病院に運ばれたが、およそ3時間後に死亡が確認された。
死因は、顔を圧迫されたことによる窒息死だった。
警察によると、倒壊した作業小屋は高さ2mほどの木造平屋建てで、Kさんは当時、1人でレンガを切断する作業を行っていたという。
作業小屋のすぐ隣には、高さおよそ3mの資材置き場があり、その屋根におよそ50cmの積雪があったという。
このため警察は、雪の一部が作業小屋に滑り落ちてその重みで倒壊したとみて、詳しく調べている。
出典
『隣から雪落ち小屋倒壊か男性死亡』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/20180220/6040000145.html
ブログ者の近所で、電柱の横に新しい電柱が建てられ、その1~2週間後に高所作業車3台などが来て架線の切り替え工事を行っていた。
滅多に見ない光景なので近くに行き、上を見上げていると、監督らしき人が「ご迷惑をおかけします」と声をかけてきた。
そこで「何をしているのか」と聞くと、電柱が古くなったため建て替えているとのこと。
しかし、同じ時期に建てられた電柱が近所には沢山ある。
「何故、この電柱だけ建て替えるのか」と聞くと、「電柱の健全性を専門に見て回っている人がいて、建て替え時期を判断している」といった趣旨の答えが返ってきた。
外見上、そう劣化しているとは見えない電柱。
事故の未然防止のため、目立たないところで保守点検作業が地道に行われていることを改めて認識させられた事例として紹介する。
2018年2月19日11時2分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
日本車輸出のためニュージーランド(NZ)に入港した日本の自動車運搬船から害虫のクサギカメムシが見つかり、当局から強制退去を指示される事例が相次いでいる。
日本の海運会社は、NZ行きの船舶を対象に害虫の目視点検を始めた。
NZ北部オークランドに6日に入港した商船三井の船では、害虫の点検中に船内からクサギカメムシが見つかり、当局から領海外に出るよう求められた。
すでに車の一部は荷降ろし済みだったが、船に積み直して出港した。
船は1月中旬に日本を出発していた。
NZの自動車専門誌「オートカー」などによると、オークランド港では今月、日本の自動車運搬船4隻からクサギカメムシなどの害虫が見つかっている。
当局はいずれも荷降ろしを認めず、出港を命じた。
出典
『日本の車運搬船に害虫のカメムシ、荷降ろし拒否』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180219-OYT1T50040.html
(ブログ者コメント)
外来種の侵入防止には、これくらい厳しい検疫が必要なのだろう。
日本でも、同じように厳しく検疫?
ざっと調べてみたが、わからなかった。
一方、「NZ行きの船舶を対象に害虫の目視点検を始めた」という点も気にかかる。
NZだけが特段に厳しいということだろうか?
2018年2月20日付で信濃毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月20日16時48分に南信州新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午前10時25分ごろ、下伊那郡高森町上市田にある私有の墓地で、町立みつば保育園(同町牛牧)に通うYちゃん(4)が墓石の下敷きになったと同園の保育士から119番通報があった。
警察によると、Yちゃんは飯田市内の病院に運ばれたが、意識不明の重体。
墓石と土台の石は固定されていなかったといい、警察が原因を調べている。
警察によると、墓石の大きさは縦約80cm、横約40cm、厚さ約20cm。
発見当時は、あおむけに倒れたYちゃんの胸から右脚にかけて墓石が載っている状態だった。
町教委によると、Yちゃんら園児計46人は、この日、「園外保育」の一環で保育士4人が引率し、保育園から直線距離で約600m離れた町管理の多目的広場に出掛け、午前10時15分ごろに着いた。
墓地は広場に隣接している。
Yちゃんら、一部の園児が広場から離れたことに気付いた保育士はいなかった。
別の園児が墓石の下敷きになったYちゃんを見つけて保育士に伝え、駆け付けた保育士がYちゃんを救出、同10時28分ごろ119番通報した。
現場は、広場に隣接する、大人の背ほどの木々に囲まれた私有の墓地。
保育園は,以前にも何度か、この広場に園児を連れていったことがあり、広場に行く道路や広場の安全性は確認していたというが、町教委は「墓地の方までは、私有地のため、安全確認が不十分だった」(佐々木・町教委事務局長)とし、再発防止策を早急に取る考えを示した。
当面、町立の全4保育園で「園外保育」を見合わせるとしている。
出典
『墓石下敷き 園児重体 高森 園外保育 私有の墓地で』
http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20180220/KT180219FTI090021000.php
『倒れた墓石の下敷きに 園児が意識不明の重体』
2月23日20時22分に信州からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
意識不明の重体で病院で手当てを受けていた男の子が、23日午後、死亡した。
出典
『墓石の下敷き 4歳男児が死亡』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20180223/1010002229.html
(ブログ者コメント)
テレビの映像を見ると、墓地はだだっ広い広場からほんの少し離れた場所、こんもりと茂った灌木の中にある。
墓石の底部は凸凹しており、グラグラ状態で土台の上に乗っていたのかもしれない。
(2019年1月9日 修正1 ;追記)
2019年1月8日13時21分にNHK信州から、町が責任を認め賠償金を支払うなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故を受けて、町は弁護士を通じて男の子の両親と示談に向けた話し合いを続け、この結果、町側が保育園の活動中の事故であり、町に責任があることを認めていることや、両親に賠償金5700万円余りを支払う方針を固めたことなどから、示談が成立する見通しになったという。
これを受けて7日、町議会の臨時議会が開かれ、町が提出した賠償額を定めた議案について全会一致で可決された。
事故をめぐって町は去年4月、弁護士や専門家などによる検証委員会を設けて、事故の原因究明と再発防止策の検討が進められていて、町によると、今年度末までに報告書がまとまる見通しだという。
出典
『墓石倒れ園児死亡高森町が賠償へ』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20190108/1010007163.html
(2020年2月21日 修正2 ;追記)
2020年2月20日付で信濃毎日新聞からは、当初予定していた遊び場がぬかるんでいたため下見していない場所で遊ばせたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
飯田署は19日、業務上過失致死の疑いで、当時の園長と保育士4人の書類を地検飯田支部に送った。
送検容疑は、普段から園外保育活動での安全管理を怠り、当初予定していなかった場所に園児の活動範囲を広げて見守りをおろそかにしたなどの過失で、男児を死亡させた疑い。
同署によると、5人はおおむね容疑を認めている。
書類送検されたのは元園長のパート社員女性(45)、保育士男性(26)、いずれも元保育士の会社員女性(41)、契約社員女性(43)、アルバイト従業員女性(52)。
元園長は園外保育に同行しなかったが、普段から安全管理指導を怠り、事故時も事前の指導をしなかったと判断した。
町の第三者委員会の報告書によると、当日参加した園児は3〜5歳の46人。
当初園外保育をする予定だった遊び場がぬかるんでいたため、保育士たちは相談することなく近くの墓地周辺に広げた―と指摘し、当初予定した遊び場も「十分な下見を行ったとは言い難い」とした。
飯田署は、元園長ら2人の供述から、そもそも下見をしていなかった―としている。
町は責任を認め、男児の両親に損害賠償金を支払うことなどで示談が成立。
町教委は、町立保育園の安全管理マニュアルに、園外保育で新たな活動場所を選ぶ場合は、保育士全員が下見をして検討することなどを新たに盛った。
壬生照玄町長は19日、「やるべきことができていなかったと認識している」と話し、町長と教育長を減給処分とする条例案を町議会3月定例会に提出する方針を示した。
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20200220/KT200219FTI090024000.php
2月19日18時2分にNHK信州からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
町が去年公表した報告書には、保育士が現場の下見をしたと書かれていますが、警察は、実際には下見を行っていなかったとしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20200219/1010012503.html
(ブログ者コメント)
以下は、NHK映像の1コマ。
2018年2月18日18時30分にNHK山梨から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月18日18時25分に山梨放送からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午後2時15分ごろ、南アルプス市十日市場の自動車整備工場から煙が出ているのを近くの人が見つけて消防に通報した。
消防や地元の消防団などが出て消火にあたり、火はおよそ3時間後に消し止められたが、火元とみられる工場が半焼したほか、隣接する事務所と物置が全焼した。
警察によると、出火当時、工場では経営者の男性が1人で車の修理作業を行っていたという。
この火事でけがをした人はいなかった。
現場は南アルプス市役所から東におよそ500m離れた川沿いの住宅街。
警察は、経営者の男性が電動工具を使って修理作業をしていた際、火花が近くにあった段ボールに燃え移ったことが火事の原因とみて、詳しく調べている。
出典
『自動車整備工場で火事 けがなし』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20180218/1040001728.html
『県内火事相次ぐ』
http://www.ybs.jp/tv/wnews/news88812414.html
(ブログ者コメント)
火花が段ボールの上に乗っかったぐらいでは、焦げて煙が出こそすれ、燃え上がりはしないような気がする。
火花が段ボールの隙間に入り込み、そこで燻って・・・という可能性も考えられる。
2018年1月28日付の沖縄タイムス紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
27日午前9時40分ごろ、うるま市石川の沖縄電力の火力発電所で、クレーンで吊り下げ、海中に降下した鉄製の「角落とし」(重量約1.4トン)が、水中で作業をしていた潜水士の男性(34)に当たる事故があった。
警察によると男性は怪我を負い、本島中部の病院に搬送されたが、命に別状はないという。
「角落とし」は、海水の浸入を防ぐ仕掛け。
警察によると、事故当時、水中に2人の潜水士がいた。
怪我をした男性は、約6mの深さで、いくつか投下された「角落とし」の隙間に海水が浸入するのを防ぐため、ウエスと呼ばれる布を詰める作業をしていたという。
2018年2月17日13時11分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
地球温暖化対策として拡大が期待される再生可能エネルギーの発電コストが2010年からの7年間で大幅に下がり、世界平均で太陽光は73%、陸上の風力は23%下落したとの報告書を、国際再生可能エネルギー機関(IRENA)がまとめた。
20年までに太陽光のコストはさらに半減する可能性があり、一部の太陽光と陸上風力は、火力発電より安くなると予測。
アドナン・アミン事務局長は、「再生エネへの転換は、環境への配慮というだけでなく、今や経済的な選択だ」と指摘した。
10年時点の太陽光の発電コストは、世界平均で1KWh当たり36セント(約39円)だったが、17年には10セントに下落。
陸上風力は8セントから6セントになった。
技術の進展や入札制度の導入などによる価格競争の促進、参入企業の増加が要因という。
石炭や石油など温暖化をもたらす化石燃料を使った火力発電のコストは5~17セント(約5~18円)で、同機関は、「太陽光と陸上風力の下落傾向は続く。20年までに化石燃料のコストを下回るケースも出る」と予想する。
日本国内について経済産業省は、14年時点で太陽光の発電コストは24円、陸上風力は22円と試算。
設備利用率や耐用年数などによって変わり得るとした上で、「今の価格は14年時点より下がっているものの、世界平均よりも高い」と話す。
他国と比べ設備費や工事費が高いのが原因で、経産省は、競争の促進や保守点検の効率化などによる価格引き下げを目指す。
業界団体などは、30年に太陽光を7円、陸上風力を8~9円まで下げる目標を立てている。
(共同)
出典
『再生エネ 太陽光コスト7年で73%減 風力も23%下落』
https://mainichi.jp/articles/20180217/k00/00e/040/226000c
2018年2月17日9時17分にNHK茨城から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
原油を運ぶパイプラインを劣化させ事故につながるとして世界的に対策が課題になっている鉄を腐食させる細菌について、茨城県つくば市の研究機関などのグループは、特殊な酵素を出して鉄から電子を取り込む細菌の性質が腐食を進ませるという研究結果を発表した。
こうした仕組みの解明が、今後、腐食を抑える薬剤の開発などにつながると期待されている。
つくば市の物質・材料研究機構や東京大学などの研究グループによると、酸素がない場所を好む細菌は深海にある原油を運ぶためのパイプラインを劣化させ事故の原因になるとして、世界的に対策が課題になっているが、詳しい仕組みはわかっていなかった。
研究グループが、こうした細菌の一種を培養し電極に置いて調べたところ、細菌がこれまで知られていなかった特殊な酵素を出し、電子をエネルギー源として体内に取り込む性質があることがわかった。
深海では、細菌に電子を奪われた鉄が細菌が発生させる硫化水素などと反応しやすくなり、鉄の腐食が進むと考えられるという。
こうした仕組みの解明が、今後、腐食を抑える薬剤の開発などにつながると期待されている。
物質・材料研究機構の岡本章玄主任研究員は、「細菌が出す酵素が働かないようにすることで、鉄の腐食を抑えられる。環境への負荷やコストが削減できるよう、応用につなげたい」と話している。
出典
『鉄を腐食させる細菌の仕組み解明』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20180217/1070001759.html
2018年2月16日付で東京新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
マンションなどのベランダから子どもが転落する事故が後を絶たないとして、東京都の有識者会議は15日、手すりの高さを建築基準法で規定する110cm以上を確保し、さらに10cm上乗せするよう検討することなどを関係業界に求める安全対策の提言をまとめた。
都によると、ベランダから転落して救急搬送されるなどした12歳以下の子どもは、2007年4月からの10年間に都内を中心に延べ145人いて、2人が死亡した。
半数近くが2~4歳児だった。
手すりの上を乗り越えて転落するケースが多かった。
提言では、同法や日本工業規格に基づき、手すりの高さを110cm以上、子どものすり抜け防止のため手すりの格子の隙間を11cm以下とする規定を守るよう要請した。
110cmだと、4歳児の多くがよじ登れたことが実験で明らかになり、安全性を高めるため、手すりの高さをさらに10cm伸ばした120cm以上、格子の隙間も2cm狭めた9cm以下とする検討も必要だとした。
子どもが足掛かりにして手すりを乗り越えないように、エアコンの室外機を手すりから60cm以上離して設置することも併せて求めた。
出典
『都有識者会議 転落防止へ提言 ベランダ手すり120センチ以上に』
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201802/CK2018021602000116.html
2月17日付で毎日新聞東京版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
子どもがベランダから転落する事故が相次いでいることを受け、都の有識者会議は15日、手すりの高さを110cm以上とし、足掛かりになるエアコンの室外機は離して置くといった事故防止策を業界などに求める提言をまとめた。
東京消防庁のデータによると、12歳以下のベランダ転落事故は2007年度以降に都内で126件発生し、死亡例も2件あった。
これに消費者庁などが実施する「医療機関ネットワーク事業」で収集した19件を加えて都が分析すると、年齢別では行動範囲が広がる2歳が最多で、3歳、4歳と続いた。
原因が分かっているものでは「手すりの上を越えた」が最も多く、足掛かりとなる物が置かれているケースが目立った。
提言は、建築基準法に準じて、ベランダの手すりの高さは110cm以上を確保するよう業界団体に求めた。
ただ、実験で、4歳になると形状次第で110cmではよじ登れるようになることが分かったとして、「安全性に配慮し、120cm以上も検討すること」とした。
手すりは足を掛けにくい形状にし、すり抜け防止のために隙間は11cm以下にすることや、エアコンの室外機は手すりから60cm以上離して置くことなども求めた。
保護者にも、踏み台になるものをベランダに置かず、窓の施錠を徹底するといった注意喚起が必要と指摘。
乳幼児健診やインターネットを活用した啓発を提唱した。
出典
『子どものベランダ転落防止へ 手すり高さ110センチ以上/踏み台など置かない 有識者会議が提言』
https://mainichi.jp/articles/20180217/ddl/k13/010/016000c
2018年2月16日18時5分にNHK関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午後2時すぎ、大阪・城東区森之宮の大阪市が管理する閉鎖中のゴミ焼却場から黒い煙が出ていると、消防に通報があった。
現場は大阪市中心部の大阪城公園の東側で、消防車など28台とヘリコプター、それに消防艇が出て消火にあたったが、一時、炎や黒い煙を噴き出して激しく燃えたことから、多くの人が集まって騒然とした。
火はおよそ2時間後にほぼ消し止められ、ガスを排出するためのダクト2本と集じん機が焼けたという。
けが人はいなかった。
大阪市によると、この焼却場は5年前から使われておらず、16日から解体工事が始まっていて、火が出た際にはダクトの切断作業を行っていたという。
警察によると、作業員が「解体工事中に火花が出て燃え移った」などと話しているということで、消防とともに詳しい原因を調べることにしている。
出典
『解体中のゴミ焼却場で火事』
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180216/5316192.html
2月16日19時51分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午後2時ごろ、大阪市城東区森之宮のごみ焼却施設「森之宮工場」(閉鎖)から出火。
市消防局によると、約2時間後にほぼ消し止められたが、集塵機などを焼いた。
大阪市施設管理課によると、施設は解体作業中で、直径約3mの鉄製ダクトをガスバーナーで切断していたところ、火花が出て集塵機に燃え移ったとみられる。
作業員らにけがはなかった。
出典
『解体作業中に出火 大阪市のごみ焼却工場跡地 けが人なし』
http://www.sankei.com/west/news/180216/wst1802160098-n1.html
2018年2月14日8時15分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
流氷が接岸中の北海道網走市などで、観光客が流氷に乗って遊んだり、氷の上で記念撮影したりする姿が相次いで目撃され、網走海保は「絶対に乗らないで」と呼びかけている。
啓発ポスターを英語版などを含めて作成。
13日から道の駅やJR駅などで掲示の依頼を始めた。
同海保によると、9日午前11時半頃、北見市常呂町の海岸で5~6人の男女が氷上に乗っていると通行人から通報があったほか、10日午後3時頃にも、網走市藻琴の海岸で「男性が1人、流氷に乗って遊んでいる」と消防署から連絡があった。
2件は、いずれも日本人だった。
同海保によると、流氷は風向きの変化で沖に流されたり、気温が比較的高い時には割れたりする。
氷が割れて落水すると非常に危険だという。
同海保の倉田次長は、「海水温が低いため、5分で命の危険がある。氷の下に入ってしまうと所在がわからず、救出も困難」と話す。
同海保は海保協会網走支部の協力で、英語や中国語版も含む計150部の啓発ポスターを用意して、斜里町から北見市常呂町までの管内で配布を始めた。
氷上の救出訓練の写真を使い「海に落ちたら助かりません!」と警告している。
出典
『危険な流氷上の記念撮影「落ちたら助からない」』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180213-OYT1T50101.html
(ブログ者コメント)
今からン10年前、ブログ者は網走の海岸まで流氷を見に行ったことがある。
その際、地元らしい人が流氷の上を歩いているのを見かけ、「乗っても大丈夫ですか?」と聞くと、「いや、分からん」との答え。
しかし、その人が数10mほど沖合まで歩いていくのを見て、これなら大丈夫だろうと勝手に判断し、5mほど沖合まで流氷の上を歩いたことがある。
氷はところどころ透明、かつ氷がキューキューと鳴るので不安になり、途中で引き返したが、今思うと無謀なことをしたものだ。
2018年2月15日20時37分にNHK山口から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午後3時前、防府市浜方の自動車部品メーカー「N装備工業」の工場で、従業員のIさん(男性、28歳)が部品をプレスする機械に下半身を挟まれているのを別の従業員が見つけ、消防に通報した。
Iさんは、事故の直後には意識があったが、出血が激しく、防府市内の病院で死亡した。
警察によると、Iさんはプレス機の金型を交換する作業を1人で行っていたという。
警察は事故の原因を調べるとともに、作業の手順など、安全管理の状況についても工場の関係者から詳しく事情を聞くことにしている。
出典
『プレス機に挟まれ男性死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/4065277821.html
2018年2月14日20時19分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午後1時55分ごろ、東京都中央区明石町の佃大橋の水道工事現場で、作業員の男性(38)が橋から転落する事故があった。
男性は全身を強く打ち、搬送先の病院で死亡が確認された。
警察が詳しい事故原因を調べている。
工事を発注した東京都水道局や警察によると、男性は当時、橋の下に布設された水道管の耐震工事の作業中だった。
水道管を覆うパネルの取り付け作業を行っていたところ、約6mの高さから橋を支える橋台付近に落下したという。
現場は地下鉄有楽町線新富町駅から東南東約600mの佃大橋の橋のたもと。
出典
『佃大橋の水道工事現場で作業員が落下し死亡 警視庁』
http://www.sankei.com/affairs/news/180214/afr1802140031-n1.html
2018年2月14日20時5分にNHK滋賀から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月14日19時22分にMBS NEWSからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午後1時半すぎ、JR草津駅の東海道線のホームに向かうエスカレーターで男性が転げ落ちた。
警察によると、下りのエスカレーターの下で草津市の100歳の男性が倒れていて、病院に搬送されたが、意識不明の重体だという。
駅の構内にあるカメラには、この男性が1人で手押し車を押したまま下りエスカレーターに乗ったあと、途中で前のめりに倒れる様子が記録されているということで、警察は、男性がバランスを崩して転落したとみて調べている。
手押し車はエスカレーターの段より大きく、前方がはみ出している状態だったという。
JRでは、車イスやベビーカーについてはエスカレーターを利用しないよう求めていて、手押し車についても、エスカレーターで利用する際は転倒などに気をつけるよう、注意を呼びかけている。
出典
『駅エスカレーターで男性転落重体』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/2065268071.html
『改札口からホームへの下りエスカレーターでて押し車押していた男性が転落』
http://www.mbs.jp/news/kansai/20180214/00000064.shtml


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。