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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2018529189分にNHK和歌山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

和歌山市では28日夕方から、広い範囲にわたって水道水が濁る被害が出た。


市では、配水池に誤って通常の量の3倍近くの水を送ったため、施設の底にたまったさびなどの堆積物が巻き上げられたことが原因とみられるとしている。


和歌山市によると、28日午後6時すぎから「水道水が濁っている」という連絡が市民から相次いだ。


市が調べたところ、濁り水が出たのは和歌山市南部の9つの地区で、いずれも秋葉山配水池から水道水を供給している地域だとわかった。


この配水池からは、3万5000世帯、8万2000人に水道が供給されているということで、市によると、これまでに320件の苦情が寄せられたという。


市では、水道管にたまった濁った水を取り除く作業を行っているほか、あわせて31台の給水車を5か所の医療施設などに出して、人工透析用の水の給水にあたっているという。


また、市内の8つの小学校では29日は給食の調理をとりやめ、パンと牛乳だけの食事にする措置をとったという。


市によると、28日午前、浄水場から配水池に水を送る際、誤って通常の3倍近くの水を送った影響で施設の底にたまったさびなどの堆積物が巻き上げられたことが、濁りの原因とみられるという。


市では、誤った操作が行われたことを把握していたが、濁り水の連絡を受けるまでは、水道への影響はないと判断していたという。


市では29日中の復旧を目指し、引き続き、作業にあたっている。

 


【住民“食事の支度が大変”】


和歌山市和歌浦東に住む78歳の女性によると、28日夜8時半ごろ、風呂にお湯をためたところ、お湯が、はちみつを薄めたような茶色に濁っていたという。
女性の78歳の夫は、「朝には濁りが収まったように見えたが、自治会長が水を飲まないようにと近所を回っていた。長引くようなら、食事の支度などが不便だ」と話していた。

 


【自治会長“早く広報を”】


和歌山市東高松で地元の地区の自治会長を務める佐藤さん(男性、69歳)によると、28日夜、自宅の風呂場の浴槽にお湯を張ろうとしたところ、水が茶色く濁っていたという。
驚いた佐藤さんが市に問い合わせたところ、「濁っているという連絡は受けているが、詳しいことはわからない」と話したという。


そして、29日朝、改めて市に問い合わせたところ、「念のために、飲むのは控えてください」と伝えられたという。
佐藤さんは、「こんなふうに水道の水が濁ったのは初めてだ。市は防災無線でも使って、もっと早く広報してほしかった」と話していた。

 

出典

水道水の濁り 誤操作が原因か

https://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/20180529/2040000071.html 

 

 

5291859分にわかやま新報からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

和歌山市企業局は、28日午後6時10分に同市塩屋の住民から「水道水が濁っている」と問い合わせを受け、9時ごろに透析治療を行う病院で受水槽を点検。

 

市ホームページや広報車で濁りの発生を周知した。

 

11時から濁水の排水作業を始め、29日午前6時ごろに配水池で水質基準を満たした状態となった。

 

現在も50人体制で排水作業と市民への対応を進めており、同局は、体への影響はないとしつつも、地区により水質状況は異なるため、大量摂取は控えてほしいとしている。

 

濁り水の原因は、28日午前10時に加納浄水場から遠隔操作で秋葉山配水池の流入弁を開いた際に通常より多く送水する誤操作があり、配水池の底にあったサビや塗装などの堆積物が巻き上げられたこととみている。

 

操作は、運転を委託している㈱Wエージェンシー(本社=東京都新宿区)和歌山営業所が行っており、人為的なミスとみている。

 

各地区では、市と大阪、奈良、県内市町村から給水車が駆け付けており、県立医科大学付属病院をはじめ、透析治療を行う病院などで給水作業を実施中。

同局は、29日中に排水作業を終え、復旧させたいとしている。

 

出典

『和市9地区で濁り水 堆積物巻上げ原因か』

http://www.wakayamashimpo.co.jp/2018/05/20180529_79369.html 

 

 

531845分に産経新聞westからは、30日に濁りはほぼなくなったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

市は30日、配水池からの濁りがなくなり、水道水の水質試験の結果、安全が確認されたと発表した。

一方、集合住宅などの受水槽の一部では濁りが残っている可能性もあり、使用時の注意を呼びかけている。

 

市は、同日早朝まで濁り水を放水する作業を続け、水質試験を行った全19カ所で安全を確認。

午後2時40分に市企業局のホームページで公表した。

 

市には28~30日、計約2100件の苦情が寄せられ、市は広報車や防災無線を利用して濁りがなくなったことを知らせるなど、対応に追われた。

 

出典

『水道の濁水ほぼなくなる 和歌山市、水質検査で安全確認』

https://www.sankei.com/west/news/180531/wst1805310019-n1.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

具体的にどのような誤操作だったのか調べてみたが、情報は見つからなかった。

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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