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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20239291855分にYAHOOニュース(福島テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

<事故から一日 園は臨時休業>

928日、東北サファリパークでは、飼育員がライオンに襲われ、その後、死亡する事故が発生。

事故から一日、事故を受けて臨時休業となった園に、労働基準監督署が入り調査を行った。

<園の説明から見えた”違い”>

「ライオンの飼育」という安全管理に細心の注意が払われているはずの場所で、事故はどうしておきてしまったのか?

東北サファリパークの説明から、普段との状況の違いが見えてきた。

東北サファリパーク・熊久保B副社長:
「通常であれば、人間側の扉を開けて夜のエサをあげて扉を閉めて、動物側の扉を開けて動物が中に入ってくるという手順」

<通常の手順>

2017年に福島テレビが取材した映像に、事故がおきた檻と同じタイプものが撮影されていた。

東北サファリパークは、扉を開け閉めして飼育員と動物が接触しないよう対応してきたという。

エサやりや掃除を行う場合、ライオンを檻の外に出し、戻ってこないよう扉を閉め、それから飼育員の作業スペースとの間にある扉を開けて飼育員が檻の中に入り作業を行う。

作業を終えて飼育員が檻の外に出たら、作業スペースに通じる扉を閉めてから、ライオンを檻の中に入れるという手順。

<閉めるべき扉が開いたまま>

しかし事故があった日は、飼育員の作業スペースとの間にある扉が開いた状態のままライオンを檻の中に入れてしまい、檻の入口付近で加藤さんが襲われたという。

熊久保B副社長によると、「何かの手違いで閉まっていなかったか、閉めていなかった。開けた状態ではライオンが当然入ってくる。カメラで見ると、入ってきた瞬間に扉が閉まっていないことに本人が気付いたようだった。本人はすぐに閉めに行ったようだが、ライオンの方が速くて、そのまま中に」と状況を説明した。

<閉め忘れた可能性>

警察は、監視カメラの映像や従業員への聞き取りなどから、飼育員が扉を閉め忘れた可能性があると見て捜査を進めている。

熊久保B副社長は、「このような事故が二度とおこらないように、会社としても全力を挙げて、調査とそして今後の改善をしていきたい」と話した。

<原因究明が事故防止に>

29日の午後には、ライオンなどの飼育について許認可権を持つ福島県の動物愛護センターも現場に入り、施設に問題は無かったか確認を行った。

事故の再発防止へ、原因の解明が進められる。





https://news.yahoo.co.jp/articles/61b01b8dd4597731392ee8b248eae777fbee0aaa

 

101927分に毎日新聞からは、ライオンを檻7の扉から檻6に収納しようとしていたなど、下記趣旨の記事が檻ナンバー記載の解説図付きでネット配信されていた。

同園によると、928日午後322分、ライオン担当の加藤さんは八つあるオリのうち、「檻(おり)6」にエサを入れていた。

この時、何らかの理由で「檻6」の飼育員用の扉が閉められていなかった。

23分に隣の「檻7」の展示場側の扉からライオンを「檻6」に収容しようとした際、加藤さんは「檻6」の飼育員用の扉が開いていることに気が付き、閉めようとしたが、間に合わずに襲われた。

https://mainichi.jp/articles/20231001/k00/00m/040/036000c 

 

9301815分にYAHOOニュース(福島中央テレビ)からは、扉を閉め忘れたことに140秒後に気付いたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

サファリパークが発表した経過報告によりますと、加藤さんは午後3時22分にライオンの檻にエサを置き、ライオンと飼育員を隔てる扉を閉めずに別の檻に移りました。

その1分40秒後、開いたままになっていた扉に気付き、閉めに戻るとライオンに引きずり込まれたということです。

また他の飼育員が異変に気付きましたが、その檻に入ることができず、加藤さんとライオンを引き離すのに10分余りかかったこともわかりました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b907cc440782e3923d929ef08fc4f788bb46ddbc

 

930125分にYAHOOニュース(福島テレビ)からは、マニュアルに反し閉めたことの指さし確認をしていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

立ち入り調査をした福島県によると、施設のマニュアルでは飼育員側の鉄格子の扉が閉められていることを「指さし」で確認することが明記されていた。

警察では監視カメラの映像などから、加藤さんが扉を閉め忘れたうえ、安全確認をしていなかったとみて詳しく調べている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1049434b3b8d60fdb443a2056d1dda23105cdca4

 

929943分にYAHOOニュース(FNN PRIME;福島テレビ)からは、現場には監視役もいたが襲われるまで気付いていなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

当時は監視役として、別の従業員1人も飼育員の作業スペースにいたが、加藤さんが襲われて声をあげるまで異変に気付いていなかった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7c6e672486153f608ba4c710fb55bac128780fd5

 

9292146分にYAHOOニュース(朝日新聞)からは、別の飼育員と2人で誘導用の餌をやっていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

熊久保副社長によると、加藤さんは入社27年のベテラン飼育員。

ライオンなど猛獣の担当で、事故時は放し飼いのライオンを寝床のおりの中に入れる閉園作業の最中だった。

別の飼育員と2人で誘導用のえさをやっていたという。

監視カメラの映像には、おりの外にいた加藤さんが飼育員用の鉄格子の扉が開いていることに気づき、急いで閉めようとしたが間に合わず、ライオンにおりの中に引きずり込まれる様子が映っていたという。

扉は飼育員がロープを引っ張って手動で開閉する仕組みだった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a047fc8b1e96c475b32120ad477ed373b3615463

 

101117分に読売新聞からは、補助監視役の飼育員は獣舎の出入り口にいたなど、下記趣旨の記事が補助監視役などの位置関係解説図付きでネット配信されていた。

獣舎内にはライオンのおりが八つ並んでおり、加藤さんは奥から3番目のおりにえさを入れて通路に出た。

その際、通路とおりの間の落とし戸が閉まっていなかったのが、監視カメラの映像で確認できたという。

ライオンのいる展示スペースとおりの間の戸が開けられ、ライオンがおりに入った。

その後すぐ、加藤さんは落とし戸が閉まっていないと気づいたのか、問題のおりに近づいた。

その瞬間、ライオンに引きずり込まれ、おりの中で襲われた。

作業開始から3分ほどの間の出来事だった。

獣舎には加藤さんの作業を補助監視する飼育員もいたが、獣舎の出入り口付近におり、落とし戸が開いているのに気づいたのとほぼ同時に、加藤さんが襲われたという。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20230930-OYT1T50198/ 

 

929615分にYAHOOニュース(NEWSポストSEVEN)からは、東北サファリは那須サファリと運営会社が同じであり、同グループでの同種事故は5回目など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

実は過去に「東北サファリパーク」および同じ会社が運営する「那須サファリパーク」でも、同様の事故が複数回発生している。

動物専門学校の関係者が語る。

「『東北サファリパーク』さんは那須や岩手でもサファリパークを運営していますが、那須では1997年と2000年に飼育員がライオンに襲われ負傷する事故が発生しています。
また、直近ですと20221月に収容し忘れたトラが従業員3人を襲い、重傷を負わせる事故が起きています。
また『東北サファリ』では1989年に、同園の当時19歳の女性飼育員がトラに右腕を噛まれ、肘から先を食いちぎられる事故が発生しています。
今回の件で、同グループで起きた事故は5回目ということになります」

『那須サファリ』では、1997年の事故を教訓に「マニュアル」が制定されているが、2000年の事故でその「マニュアル」に基づく教育が徹底されていなかったことが発覚し、問題となっていた。

さらに2022年の事故では、再発防止のため現地調査にあたった「日本動物園水族館協会」によって、従業員らが業務マニュアルの手順にない時間外労働を強いられていたことも判明している。

前出の関係者が続ける。

「これまでのケースを見ると、同グループで起きた事故で被害にあった方の多くが10代や20代の若い飼育員たちです。
キャリアの浅い飼育員にじゅうぶんな安全教育を行わないまま、そして時間外労働を強いるなどの劣悪な労働環境なども事故が起きる本質的な要因になっているのではないかと、関係者のあいだでは指摘されてきました」  

地元紙記者は“同園ならでは”の事情を明かす。

「現在、『東北サファリ』は創業家の熊久保A氏が二代目社長として運営にあたっています。
ご自身はレーシングドライバーとしても有名な方で、『東北サファリ』の真横で『エビスサーキット』という自動車レース場も経営しています。
というのも、創業者である彼の父親が多角経営を進めた結果、事業を複数抱えており、熊久保A氏はそれらの多くを引き継ぎました。
彼は『サファリパーク』事業のほか、さまざまな施設のオーナーでもあるのです。
安全管理の点で、こうした運営体制にも問題点がなかったのか、再検証するタイミングなのかもしれません」

https://news.yahoo.co.jp/articles/0bb8e9a39e42320104c64f01a84df74e91547a26?page=1 

 

(ブログ者コメント)

本ブログでは2022年1月、那須サファリでの同種事故に関し、京都市動物園では過去の事故の反省からダブルチェックなどの対策をとっているという報道を紹介している。

https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/12219/ 

 

(2023年11月1日 修正1 ;追記)

20231029949分にYAHOOニュース(福島民報)からは、エサは格子の隙間から与える、落とし戸に色を塗って開閉状況を確認しやすくするなどの対策をとり、1028日に営業を再開したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

動物園「東北サファリパーク」は28日、営業を再開した。

同園によると、県に提出した再発防止計画で餌を格子の隙間から差し入れるようにするなど作業手順を改善した。

おりと飼育員通路の間にある落とし戸に色を塗って開閉の状況を確認しやすくした。

扉の開閉を確認するチェックシートを作り、従業員に確実に施錠するよう指導した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5610e1f11d8aec027aac1bef147c607667bcb0c6  

 

1029929分に読売新聞からは、再開前日には県動物愛護センターの調査を受けたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

施設では事故を受け、ライオンにえさをやる際には、おりの中に入らず、通路から鉄格子の隙間を通してえさを入れるように手順を見直した。

27日には県動物愛護センターが同施設を調査。

えさのやり方を実演してもらい、作業時間が大幅に増えるなどの問題が生じないかを確認した。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20231028-OYT1T50173/

 

  

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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