(2013年2月13日 修正8 ;追記)
2013年2月5日18時56分にNHK山口から、この事故の損害額は140億円にのぼるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
三井化学は5日、爆発事故の影響額について発表し、去年6月に示していた額の1.5倍にあたる90億円に上るという見通しを明らかにした。
具体的には、
□プラントで製造していた製品の生産の減少や代替え品の調達などによる損失が85億円
□爆発事故で被害を受けたプラントの復旧や工場周辺の建物の補修費用などが55億円
で、事故の損害保険金50億円を差し引いても影響額は90億円に上るとしている。
同社によると、爆発のあったプラントは去年、再建を断念。残る28のプラントのうち、これまでに27のプラントが再稼働し、残り1つのプラントも、ことし半ばごろの再稼働を目指しているという。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/4065310311.html?t=1360099343766
(2013年7月27日 修正9 ;追記)
2013年7月24日付で朝日新聞山口東版(聞蔵)から、残る1つのプラントも再稼働したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
三井化学は23日、岩国大竹工場でサイメンプラントが再稼働したと発表した。
11日に動かし始め、順調に稼働していることを確認。
この再稼働で、事業撤退したレゾルシンプラントを除く、工場内の全プラントが稼働したという。
(2014年8月10日 修正10 ;追記)
2014年8月6日21時51分にNHK山口から、安易に緊急停止スイッチを解除したことが爆発につながったとして当時の現場責任者らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は、安全管理を怠って安易にプラントのスイッチを解除したことが爆発事故につながったとして、当時の現場責任者の男性ら2人を業務上過失致死傷などの疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、事故当時、現場責任者だった60歳の男性と工場のプラント管理を担当していた39歳の男性の2人。
これまでの調べで、工場内で電気系統の不具合が起き、すべてのプラントが緊急停止したあと、爆発したプラントだけ緊急停止が解除されたことが分かっている。
その後の捜査で、通常運転を行うことでプラントの冷却速度を早めようと作業員が緊急停止スイッチを手動で解除したものの、逆に温度が上昇してしまい、爆発した疑いが強まったという。
このため警察は、取り扱う化学物質の危険性を認識しながら、プラントの温度を調整するなどの安全管理を怠り、安易にスイッチを解除したことが爆発につながったとして、当時の現場責任者とプラントの管理担当者の2人を業務上過失致死傷などの疑いで書類送検した。
三井化学・岩国大竹工場は「厳粛に受け止め、2度と事故を起こさないよう安全の実績を積み重ねて信頼回復に努めていきたい」とコメントしている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/4063589611.html?t=1407368225591
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。