本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。 それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。 本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。 一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。 (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2011年10月18日付で、毎日新聞山口版から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
山陽小野田市のガス容器検査会社「S容器検査」で17日午前9時ごろ、爆発があった。
ガスボンベを再利用するため、塗装を乾燥させる部屋で作業中に爆発したとみられ、男性社員(26)が両ひざをすりむくけがをした。
警察は爆発の原因を調べている。
警察によると、同社はガスボンベの再利用のために検査し、塗装やバルブの取り付けをする会社。
当時、男性社員は同僚男性と2人で、屋内の検査場(約380m2)に設けられたプレハブ平屋(縦6.6m、横2.2m)の乾燥室内で、プロパンガスが抜かれ再塗装したボンベをバーナーで乾燥させたり、バルブの取り付け作業中だった。
ガスボンベは作業前、別の場所でガスを抜くという。
乾燥室内にはガスを抜いた一般家庭用の50kgガスボンベ約20本が置かれていた。
爆発の影響で窓ガラス5枚が割れ、鉄板製とコンクリート製の壁が損壊するなど被害がでた。
現場付近は工場が点在する場所。
出典URL■■■
(ブログ者コメント)
ボンベに残留していたガスあるいは蒸発した塗料溶剤が爆発したものと思われる。
着火源はガスバーナーだろうが、これは強力な着火源につき、可燃性ガス濃度が2~3%(一般的な可燃性ガスの爆発下限濃度)に達すれば、爆発し得る。
普段より乾燥室の気密性が高かったとか、いつもより多くのボンベを同時に乾燥させていたとか、そんな事情はなかったのだろうか?
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プロフィール Profile
HN:
魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。
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