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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2014331日付で毎日新聞東京版から、現場写真付きで下記趣旨の記事がネット配信されていた。

また、331356分に読売新聞からも、同趣旨の記事が解説図付きでネット配信されていた。

30日午前7時半ごろ、日本最南端の沖ノ鳥島の国交省関東地方整備局発注の港湾施設建設現場で鋼製の桟橋が転覆する事故があり、桟橋の上に乗っていた男性作業員16人が海に投げ出され、うち5人が死亡し2人が行方不明になった。9人は救助され、うち4人が軽傷を負った。
第3管区海上保安本部は何らかのトラブルで桟橋が傾いたとみて、業務上過失致死傷容疑を視野に原因を調べる一方、行方不明者の捜索を急いでいる。

同局によると、工事は五洋建設、新日鉄住金エンジニアリング、東亜建設工業の3社の共同企業体(JV)が請け負い、工期は昨年8月21日〜今年9月30日。
船舶係留施設を造成するもので、現地では30日午前2時半から作業を始め、台船に桟橋(長さ30、重さ500トン)を載せて運び、沖ノ鳥島のうち北小島の西約500の場所に設置する作業をしていた。

この際、設置現場から南に約500mの地点で台船の船体に注水して海面下に沈め、海面に浮かべた桟橋を引き船2隻を使って横に引き出すように動かし始めた直後に傾き始め、裏返しに転覆、上に乗って作業をしていた16人が海に投げ出された。

全員が救命胴衣を着けており、9人はすぐに救出されたが、死亡した5人が見つかったのはしばらくしてから。

運搬時、桟橋には脚部(長さ約47)が上に4本付いており、現地に沈めた後、脚部を地盤に打ち込み、逆に桟橋部を引き上げる仕組み。
工法は同局が考案してJVに発注した。

現場では波の高さが1以上、風速10以上になった場合、作業を中止する取り決めがあるが、この日は比較的穏やか。

同局の松永港湾空港部長は桟橋を海に浮かべた瞬間は問題はなかったが、引っ張る時に傾き始め、ものの数分で転覆した」「転覆対策は考えていたが、あり得ないことが起きた」と説明した

出典URL
http://mainichi.jp/shimen/news/20140331ddm001040186000c.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140331-OYT1T50001.html

 

 

201441730分には、毎日新聞から下記趣旨の記事が、イメージ図付きでネット配信されていた。

 

転覆した桟橋の表面積が、昨年8月に同じ工法で設置された港湾施設の一部「荷さばき施設」の半分しかなかったことが31日分かった。

船で引く際に桟橋と荷さばき施設の四隅にそれぞれ設置されていた脚の規模はほぼ同じだったことから、国交省関東地方整備局は、桟橋が小さくて重心が高くなったことが転覆につながった可能性もあるとみて、第三者による調査委員会を設置して原因を調べる。


同局によると、港湾施設は、縦に並んだ三つの桟橋の中央横に荷さばき施設がつながる構造。
各桟橋や荷さばき施設の四隅にそれぞれ4本の鋼製の脚を立てた状態で海底に沈め、脚を地盤に打ち込んで固定。その後、桟橋などを海面に引き上げる工法で建設が進められていた。

前回成功した工事は、長さ30m、幅40mの荷さばき施設(厚さ4.2m、重さ966トン)に、脚(長さ45m、重さ167トン、直径2m)を4本立てたが、今回は、長さ30m、幅20mの桟橋(厚さ5m、重さ700トン)に同規模の脚を立てた。

松永部長は30日の記者会見で、「既に1基目を据え付けていて、問題ないと確認して現地に入った」と説明していたが、同局は、桟橋の表面積が荷さばき施設の半分で重量も250トン以上軽かったことから、重心が高くなってバランスを崩した可能性もあるとしている。

出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20140401k0000m040172000c.html

 

 

2014421944分に共同通信からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

事業を請け負った五洋建設などの共同企業体が桟橋を海上でえい航する作業の実験をしていなかったことが、2日、国交省関東地方整備局への取材で分かった。
海保などは、安全管理に問題がなかったか、詳しく調べている。

 

整備局によると、共同企業体は3月、九州の海上で桟橋を浮かべる実験をしたが、えい航作業はしなかった.

 

出典URL

http://www.47news.jp/CN/201404/CN2014040201001528.html

 

 

2014431949分に毎日新聞から、下記趣旨の記事が掲載されていた。

 

亡くなった作業員5人の死因が溺死だったことが、3日、第3管区海上保安本部(横浜市)の司法解剖で分かった。
 

出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20140404k0000m040067000c.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

事前の実験で、なぜ浮いただけでヨシと判断したのか?

その理由が知りたいところだ。

 

 

 

 

(2014年4月23日 修正1 ;追記)

 

20144222003分に読売新聞から、最後の行方不明者が遺体で見つかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 (タイトルも修正した)

第3管区海上保安本部は22日、現場近くの海底で20日に発見された遺体は、最後まで行方不明となっていた2次下請け会社「山九」のNさん(64)と確認したと発表した。死因は溺死。

事故による死者は7人となった。

3管などは行方不明者の捜索を終了した。

 

出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/national/20140422-OYT1T50147.html

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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