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『橋桁落下 2つのジャッキ崩落』
(4月23日19時13分 NHK神戸)
NEXCO西日本によると、橋桁の東側の部分はクレーンでつり下げられ、西側は橋脚の上の四隅に設置された4つのジャッキで支えられていたが、警察によると、このうち南側の2つが崩れ落ち、北側の2つは橋脚の上に残ったままになっていたという。
警察は、何らかの理由で橋桁がバランスを崩してジャッキとともに南側に倒れたと見て、事故の原因を調べている。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/2024787991.html?t=1461446208926
『重傷者7人に』
(4月24日付 毎日新聞東京版朝刊)
兵庫県警は、23日、これまで軽傷としていた男性作業員4人のうち3人(36〜68歳)は、詳しい診断の結果、重傷と判明したと発表した。
事故による死傷者は死亡2人、重傷7人、軽傷1人となった。
http://mainichi.jp/articles/20160424/ddm/041/040/168000c
『仮支え台の一部、支柱つぶれる 橋桁落下、業者事務所など捜索』
(4月24日21時9分 共同通信)
落下した橋桁西側を支えるジャッキ4基を載せた「ベント設備」と呼ばれる仮支え用の台の一部が、支柱ごと押しつぶされた状態になっていた
http://this.kiji.is/96769022291116033?c=39546741839462401
『75トン設備 十分固定されず』
(4月25日7時29分 NHK関西NEWS WEB)
セッティングビーム3基は、1基につき2か所をボルトで固定することになっていたが、当時は、あわせて6か所のうち、少なくとも3か所が固定されていない状態で橋桁に乗せられていたことが、関係者への取材で新たに分かった。
警察は、重い設備が不安定な状態で置かれていたことで橋桁のバランスが崩れた可能性がないか、調べることにしている。
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20160425/4822251.html
『橋桁落下 事故前にずれ認識…工事関係者が証言』
(4月27日17時51分 毎日新聞)
落下した橋桁の東端は門型クレーンでつられた状態で、西端はジャッキ4台と土台で支えていた。
関係者によると、東側の門型クレーンが約2cm沈んでいることが、事故前に現場の調査で判明。
西側の土台も、定位置より東方向に約18cmずれていることが分かった。
さらに、落下していない下り線の橋桁も東側が沈んでいたという。
工事関係者らは、地盤が沈下したとみて対応を協議したが、作業は進められた。
事故当時は周辺で約50人が作業し、死傷した10人は東西の橋桁の上や足場にいたという。
http://mainichi.jp/articles/20160427/k00/00e/040/235000c
『西側土台、強度不足か 工事関係者が指摘していた』
(4月28日13時30分 産経新聞west)
工事関係者が、落下した西側の橋桁を支える土台の強度不足を指摘していたことが、28日、分かった。
西日本高速道路などによると、鉄製の支柱を組み合わせた「ベント設備」と呼ばれる土台の上に4基のジャッキを乗せ、西側の橋桁を支えていた。
橋桁の落下に伴い南側のジャッキ2基が崩落し、土台の一部が支柱ごと押しつぶされた状態になっていた。
関係者によると、土台の強度を不安視していたとの証言があったという。
http://www.sankei.com/west/news/160428/wst1604280038-n1.html
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。