2016年4月23日7時4分にNHK松山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた
22日午後6時半ごろ、今治市のI社で、建造中の6,300トンの輸送船の内部で塗装作業を行っていた塗装工の男性(34歳)が船内で倒れているのを、同じ作業をしていた男性が見つけた。
通報を受けた消防が駆けつけたところ、男性は、すでに心肺停止の状態だったということで、搬送先の今治市内の病院で死亡が確認された。
警察によると、男性は、もう1人の作業員の男性と2人で、船内で塗装作業をしていたという。
船内は、作業に使われた塗料に含まれているガスが充満している可能性があるということで、警察は、船内の状況を確認しながら、詳しい原因を調べることにしている。
出典
『造船所で塗装作業中の男性死亡』
http://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20160423/4790581.html
(2017年11月30日 修正1 ;追記)
2017年11月28日11時15分にNHK愛媛から、エアラインマスク?を使わせなかった容疑で現場責任者らが書類送検されたが社長は否定しているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
今治労基署は、新鮮な空気を得るために必要なマスクを男性に使用させなかったとして、27日、男性が勤めていた松山市に本社がある会社と現場責任者の書類を松山地検へ送った。
書類送検されたのは、松山市に本社がある船の塗装工事を請け負う会社の「H工業」と、38歳の男性の現場責任者。
同署によると、去年4月22日、今治市吉海町本庄の「I造船」の建造中の貨物船で、当時34歳の塗装工の男性が、周囲が鋼板で囲まれた区画内で床や天井などに吹き付け塗装を行っていたところ、その後、区画内で倒れているのが見つかり、死亡が確認された。
この事故について今治労基署は、男性が勤めていた「H工業」と現場責任者が、法令に基づき、ホースなどを通じて区画外から新鮮な空気を送り込み呼吸を保護するためのマスクを男性に使わせなければならなかったのに使わせなかったとして、きのう,書類を松山地検に送った。
これについて「H工業」の社長は、「従業員が亡くなったことについては責任を感じている。ただ、当時、マスクは使用させており、現場では最善の対応を取っていたと考えている。処分までに時間がかかりすぎて納得できない部分もあり、監督署の対応には不服がある」とコメントしている。
出典
『塗装工事請負会社を書類送検』
http://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20171128/3071961.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。