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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20164211949分にNHK関西NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

「ニュースほっと関西」で4月21日(木)に放送したリポートです。

 

107人が死亡したJR福知山線の脱線事故から、4月25日で11年になります。
ニュースほっと関西では、21日から3回にわたって、鉄道の安全の課題や遺族の思いをお伝えしていきます。

事故の最大の原因は、運転ミスでした。

JR西日本は、人のミス=「ヒューマンエラー」を、罰によってなくそうとしてきましたが、その企業風土があだになったとも指摘されています。

JR西日本は、事故のあと、方針を180°転換。

今月から、「ヒューマンエラー」を懲戒処分の対象にしないという新たなルールを導入しました。

全国の鉄道会社で初めてのルールです。

 

出典

脱線事故11年 ヒューマンエラーは非懲戒JRが新ルール

http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20160421/4502671.html 

 

 

一方、20164241020分に読売新聞からは、JR西を含む鉄道事業者6社が、原則、ヒューマンエラーを懲戒処分の対象から外しているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

事故やトラブルなどを招いた運転士の人的ミスを、原則、懲戒処分の対象から外す鉄道事業者が全国で6社あることが、読売新聞社の調べでわかった。

 

JR福知山線脱線事故を起こしたJR西日本も、今年4月に導入。

処分を恐れず事故の危険因子を報告してもらう狙いがあり、国内の航空会社で常識となっている考え方が、鉄道にも広がりつつある。

 

今年3~4月に、JRと全国の都市圏で鉄道を運営する46社に対し、不注意などの人的ミスによる事故や誤操作などの考え方についてアンケートし、45社から回答を得た。

その結果、JR西を含む6社が「原則処分しない」とし、「(処分しないことを)検討課題としたい」も1社あった。

 

JR西以外は、2012年にJR貨物、14年にはJR北海道が導入。京王電鉄(東京)、つくばエクスプレスを運行する首都圏新都市鉄道(同)、新京成電鉄(千葉)も実施していた。

 

出典

鉄道6社、ミスは懲戒対象外事故など報告促す

http://www.yomiuri.co.jp/national/20160424-OYT1T50014.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

○NHKの番組中、社員対象の安全研修風景の映像に重ねる形で、「ミスの責任を追求しないかわりにミスを隠さず報告してもらうことで再発防止につなげる方針ということを伝えています。」というナレーションが流されていた。

 

○JR西が、このようなルールを採用した経緯などの詳細は、下記記事参照。

20151212日掲載

2015124日報道 JR西日本では、人的エラーで事故が起きても悪質などのケースを除き懲戒処分の対象から外す制度を来年4月から導入、現在、線引き基準作り中 (修正1) 

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5458/

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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