2016年4月21日21時46分にTBS News iから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
新潟県の柏崎刈羽原発で21日午後、電気設備の蓄電池から希硫酸が吹き出し、消防隊が出動する騒ぎとなった。
放射性物質の漏洩はないという。
トラブルがあったのは、6号機、7号機の脇にある廃棄物処理建屋の地下1階で、21日午後1時50分ごろ、電気設備から煙が出ているとの通報があり、所員が消火活動にあたった。
東京電力によると、実際には煙ではなく、蓄電池の中に含まれる希硫酸が霧状に噴出したという。
このトラブルで、所員6人がのどに違和感を訴えたが、業務に復帰したという。
柏崎刈羽原発は、再稼働に向け、審査が進められている。
出典
『柏崎刈羽原発で蓄電池から希硫酸が噴出』
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2755771.html
4月21日17時42分にNHK新潟からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後2時すぎ、柏崎刈羽原発の6号機と7号機のタービン建屋の間にある「廃棄物処理建屋」という建物の地下1階で、歩いていた関連企業の作業員が電源盤から煙のようなものが出ていると通報した。
東京電力によると、電源盤は作業員が連絡を取り合うための通信設備の電源で、中にはバッテリーが入っているという。
この通報を受け、緊急事態に備えて消防車など8台が出動したが、詳しく調べた結果、バッテリーの中の液体が漏れ出ていたことが分かり、煙や火は確認されなかった。
放射性物質が外に漏れ出るなどの異常もなく、消防などでは、液体が霧状に漏れ出たのが煙のように見えたのではないかとしている。
柏崎刈羽原発を巡っては、重要なケーブルが不適切に敷設されていたほか、5号機で原子炉内の制御棒が勝手に動きだすなど、トラブルが相次いでいる。
出典
『柏崎刈羽原発の建物で煙』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/1034741771.html?t=1461276339408
(ブログ者コメント)
NHKの映像によれば、収納庫の中に、映されている範囲だけで2段3列にバッテリーが収納されている。
そのバッテリーには、23とか24とかの番号が記されているため、相当数のバッテリーが収納されているのかも。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。